JP3263369B2 - 機能ポール - Google Patents

機能ポール

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JP3263369B2
JP3263369B2 JP27043798A JP27043798A JP3263369B2 JP 3263369 B2 JP3263369 B2 JP 3263369B2 JP 27043798 A JP27043798 A JP 27043798A JP 27043798 A JP27043798 A JP 27043798A JP 3263369 B2 JP3263369 B2 JP 3263369B2
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一男 森田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として車庫や庭
等の屋外に立設されるものであって、給水機能や給電機
能を有する機能ポールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から車庫や庭等の屋外に立設される
給水機能を備えた機能ポールが特許第2604910号
公報や、特開平10−72952号公報により知られて
いる。この従来例にあっては、地面に立設されるポール
内に配管、給水栓等の給水部材や、配線、コンセント等
の給電部材を内装したもので、屋外において、水を使っ
たり、電気を使う上で便利なようになっている。
【0003】ところで、上記従来例にあっては、ポール
の内部に給水管と電線とを混在した状態で挿入してある
ので、給水管と電線とを分離して電線の保護をするため
にポール内に別途電線管を挿入して、この電線管に電線
を挿入するようにしている。したがって、従来にあって
は、ポールに別途電線管を挿入して取付ける作業をした
後に電線管に電線を挿通しなければならず、部材点数が
増えるとともに構造が複雑で組み込み作業も煩雑となる
ものである。また、従来にあっては、電線を地中から導
入するようにしており、このため、地中にも電線管を埋
設して電線を挿通する必要があり、この点でも部材点数
が増えるとともに施工が煩雑となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、ポール本体に給水管と電線と
を内装するに当って別部材の電線管を必要とせず、ま
た、外部からポール本体への電線の引き込みが簡単にで
きる機能ポールを提供することを課題とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る機能ポールは、地面に立設されるポール
本体19の内部に給水管1や電線11を配設すると共に
外方から利用し得るようにポール本体19内に給水管1
に接続する給水部や電線11に接続する給電部を設けた
機能ポール4において、中空筒状のポール本体19に軸
方向の全長にわたって開口部17が形成してあり、ポー
ル本体19の内部を軸方向に長く延びた仕切り片23に
より軸方向と平行に仕切って、上記開口部17に連通し
軸方向に延びる給水管用スペース25と、上記給水管
用スペース25の両側で軸方向に延びる電線配線スペー
ス24とを設け、電線配線スペース24内に電線11を
挿通し、給水栓2の接続部2aが上記開口部17を向く
ように給水管用スペース25に給水管1を挿入して成る
ことを特徴とするものである。このような構成とするこ
とで、ポール本体19内に給水管1と電線11とを別々
に軸方向に挿通することができて別途電線管を必要とし
ないものである。
【0006】また、ポール本体19の地表面近傍に電線
配線スペース24に連通する電線11引き込み口を設け
ることが好ましい。このような構成とすることで、地表
面付近においてポール本体19から電線11を電線配線
スペース24に導入することができるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0008】本発明の機能ポール4の主体を構成するポ
ール本体19は図1、図2に示すように、下部柱6と上
部柱7とで構成してあり、更に、下部柱6と上部柱7と
の間にポール継手22が介在されるものである。
【0009】上部柱7は図3(a)(b)に示すよう
に、内部を軸方向に長く延びた仕切り片23で仕切って
あって、上部柱7内部を電線配線スペース24と給水管
用スペース25とに仕切ってあり、給水管用スペース2
5の両側には被係合部10を構成する突片16が軸方向
の全長にわたって形成してある。また、上部柱7の上記
突片16と直交する方向の側面部には給水管用スペース
25に連通する開口部17が軸方向の全長にわたって形
成してあり、開口部17の両縁部には係止部38が設け
てある。また、上部柱7には図3(b)に示すように軸
方向を向いたねじ孔26が設けてある。更に、上部柱7
の下端部の側面部には電線配線スペース24と連通する
電線引き込み口27が設けてある。
【0010】下部柱6は中空筒状をしていて側面部に開
口部17´を形成し、この開口部17´は少なくとも下
部柱6の上端部が開口するようになっている(添付図面
に示す実施形態では下部柱6の軸方向の全長にわたって
開口部17´を形成してあり、開口部17´の両縁部に
は係止部38´が設けてある)。ここで、添付図面に示
す実施形態では、図3(c)に示すように、下部柱6は
上部柱7と同じ断面形状のものを用いてあり、これによ
り上部柱7と下部柱6とを同一の金型を用いて押出し成
型したものを用いることができるものである。したがっ
て、下部柱6には前述の上部柱7の仕切り片23、電線
配線スペース24、給水管用スペース25、被係合部1
0を構成する突片16にそれぞれ対応する仕切り片23
´、電線配線スペース24´、給水管用スペース25
´、ねじ孔26´、被係合部10を構成する突片16´
が設けてある。なお、添付図面に示す実施形態では後述
のように下部柱6には給水管1は挿入するので給水管用
スペース25´は使用するが、電線11は挿入しないの
で電線配線スペース24´は使用しない。
【0011】ポール継手22は図4に示すように、継手
本体28の外周部の上下方向の中央部に外鍔部29が設
けてあり、外鍔部29には上下に開口する電線貫通孔部
30とねじ挿入孔31とが設けてある。また、継手本体
28には上下方向に貫通する給水管貫通孔部32が設け
てあり、更に、継手本体28の上部は上部柱7の給水管
用スペース25を被嵌するための上嵌め込み部33とな
り、継手本体28の下部は下部柱6の給水管用スペース
25´を被嵌するための下嵌め込み部34となってお
り、上記上嵌め込み部33及び下嵌め込み部34の外周
部には上下方向にわたって突片嵌め込み用凹所35が設
けてある。継手本体28の上部外壁部にはねじ具36が
回転自在に取付けてあり、ねじ具36の上部外壁部の凹
み37にねじ具36の頭部が収納してある。
【0012】上記ポール継手22は給水管1に被嵌して
取付けられるものであり、図5のようにポール継手22
を給水管1に被嵌した状態でねじ具36を締め付けてね
じ具36の先端を給水管1に圧接することで固定してあ
る。ここで、給水管1の上端部には給水部を構成する給
水栓2が取付けられ、また、下端部には側方に突出する
接続部21が取付けられるが、上記ポール継手22を給
水管1に被嵌する場合には給水栓2又は接続部21の少
なくとも一方を取り付ける前に給水管1の端部から被嵌
するものである。給水管1のポール継手22よりも下方
の部位には外周に凍結防止用被覆材37が覆設してあ
る。また、給水管1のポール継手22から給水栓2まで
の間の外周部には支持具8が軸方向にわたって取付けて
ある。支持具8は、給水管1の周囲に当接する断面略半
円状をした当接部14aと当接部14aの両縁部から張
り出すフランジ部14bとを有する一対の支持部材14
からなり、対向する一対のフランジ部14bがねじ42
により締結してある。この対向する一対のフランジ部1
4bが係合部9を構成している。
【0013】上記のようにポール継手22を給水管1に
被嵌して取付けた状態で、図6→図7のようにして給水
管1の下部に下部柱6を軸方向から被嵌するものであ
る。この場合、下部柱6の一側方に開口した開口部17
´は少なくとも上端が上方に開口しているので、給水管
1の下端部に側方に接続部21を突出してあっても、こ
の側方に突出した接続部21は開口部17´の上開口か
ら開口部17´内に差し込むことができて、接続部21
に邪魔されること無く、スムーズに下部柱6を給水管1
の下部に被嵌することができ且つ開口部17´から接続
部21を側方に突出させることができるものである。下
部柱6の上端部は給水管用スペース25´部分において
継手本体28の下部の下嵌め込み部34に嵌めこまれる
共に下部柱6の上端面が外鍔部29の下面に当接され
る。この状態で外鍔部29に設けたねじ挿入孔31から
ねじ39を挿入してねじ孔26´に螺挿することで、下
部柱6にポール継手22を固定し、これによりポール継
手22に固定されている給水管1が下部柱6に固定して
支持されることになる。この状態で、電線配線スペース
24´が電線貫通孔部30に連通するものである。ま
た、給水管用スペース25´に給水管1の下部が挿入さ
れた状態となる。
【0014】次に、図8→図9、図10に示すようにし
て給水管1の上部に上部柱7を被嵌する。この場合、上
部柱7の電線配線スペース24内にはあらかじめ電線の
ような電線11を挿通しておく。上部柱7は突片16を
給水管1に取付けた支持具8の対向する一対のフランジ
部14b間に挿入した状態で軸方向に上部柱7をスライ
ドさせ、上部柱7が外鍔部29の上面部に当接した状態
で、開口部17からドライバなどの操作冶具を挿入して
ねじ42を締め付けることでフランジ部14bにより突
片16を挟持して上部柱7を支持具8を介して給水管1
に取付ける(つまり、上部柱7を給水管1に取付けた支
持具8により支持する)ものである。ここで、給水管1
は上部柱7の給水管用スペース25に挿入され、給水管
1の上端部に設けた給水栓2の接続部2aが開口部17
を向くものである。
【0015】この時、電線11が挿通された電線クラン
プ部材43を電線引き込み口27に嵌め込んで取付け、
電線クランプ部材43に設けたねじ43aを締め付けて
電線11を固定するものである。またこの段階で、上部
柱7に設けたアース端子と下部柱6に設けたアース端子
とを図11に示すようにアース線44により接続する。
【0016】次に、図12に示すように、給水管1の上
端部に設けている給水栓2の上端部に設けた栓軸にレバ
ー45をねじ45aにより取付ける。また、前方が開口
した給水用ボックス46を開口部17から差し込み、給
水用ボックス46の背面部に設けた孔46bに上記レバ
ー45及び給水栓2の接続部2aを挿通し、図13のよ
うに接続部2aに口金部2bをナット2cを利用して取
付けるものであり、この場合、ナット2cを締め付ける
ことで、給水用ボックス46も同時に給水栓2に取付け
られる。このように、給水用ボックス46を取付けるこ
とで開口部17側から見て給水栓2が給水用ボックス4
6により覆い隠されて、凍結防止効果が期待できるもの
である。また、この段階で、給水管1の上部と上部柱7
の給水管用スペース25との間には断熱材48が充填さ
れて、給水管1の凍結防止を図るようになっている。
【0017】給水用ボックス46の前端上部にはヒンジ
部49aを介して給水ボックス用扉49が回動自在に取
付けてあり、給水用ボックス46の前方の開口部を上記
給水ボックス用扉49により開閉自在となっている。し
たがって、給水ボックス用扉49を閉じた場合には給水
ボックス用扉49と上記給水用ボックス46とで2重に
覆われていっそう給水栓2部分の凍結防止効果を図るこ
とができると共に雨水等の浸入を防止できるものであ
る。
【0018】次に、給電部を構成するコンセント12を
上部柱7に取付けるのであるが、この場合、まず、図1
4に示すように、取付け具18にコンセント12を任意
の取付け手段(例えば係止手段による取付け、ねじによ
る取付け等)で取付けてコンセントユニット51を組み
立て形成する。次に、図14(c)に示すように接続電
線52をコンセント12に接続する。取付け具18は両
端部の上下に二股状となった挟持片18aが設けてあ
り、この二股状の挟持片18aはねじ12aを締め付け
ることで、挟持片18a間の幅が狭まり、ねじ12aを
緩めることで挟持片18a間の距離が広げることができ
るようになっている。
【0019】そして、図15(a)のように、上部柱7
の上端開口からコンセントユニット51を差し込むので
あるが、この時図15(b)に示すように、挟持片18
a間に突片16が挿入されるように差し込むものであ
り、図16(a)に示すように、所定位置までコンセン
トユニット51を差し込んだ状態で、図16(b)に示
すようにねじ12aを締め付けて挟持片18aにより突
片16を締め付けることでコンセントユニット51を上
部柱7に取付けるものである。上記のようにコンセント
ユニット51を取付けた場合、コンセント12の前面部
の栓刃差し込み孔が開口部17に対向するように取付け
るものである。
【0020】次に、図17→図18に示すように、前方
が開口した給電用ボックス53を開口部17から差し込
んで、ねじ53aにより給電用ボックス53をコンセン
トユニット51に取付ける。給電用ボックス53の背面
部にはコンセント12前面部をはめ込むための孔53b
が形成してあって、コンセント12の前面部の栓刃差し
込み孔を設けた部分が孔53bに嵌め込まれる。給電用
ボックス53前端上部にはヒンジ部54aを介して給電
ボックス用扉54が回動自在に取付けてあり、給電用ボ
ックス53の前方の開口部を上記給電ボックス用扉54
により開閉自在としている。したがって、給電ボックス
用扉54を閉じた場合には給電ボックス用扉54により
コンセント12の前面が隠されて防水効果が優れてお
り、しかも給電用ボックス53の存在によりコンセント
12の接続電線52との接続部分等が隠されて、雨水等
がこの接続部分等に浸入するのを防止している。給電ボ
ックス用扉54には図1に示すように柔弾性を有する柔
弾性片部54cが設けてあり、柔弾性片部54cの下縁
から上方にコード導出用スリット54dが形成してある
(このコード導出用スリット54dは給電ボックス用扉
54の下端から上方に切り欠いてある)。コード導出用
スリット54dは弾性片部54bの切断縁同士が当接又
は近接していて外部から内部に水が入らないようになっ
ている。そして、コンセント12に外部の電気コードの
プラグ(図示せず)を差し込んで電源コードを外部に導
出する際に上記コード導出用スリット54dに電源コー
ドを挿通することで、給電ボックス用扉54を閉じた状
態で電源コードを外部に導出することができ、また、こ
の場合、柔弾性片部54cが電源コードに弾接して隙間
を閉じ、外部から内部に雨水が浸入しないようにしてい
る。
【0021】次に、図19→図20に示すように、上部
柱7の上端部に電気回り収納ボックス55を取付ける。
電気回り収納ボックス55は有底筒状をしており、底部
55aに設けたねじ挿通孔からねじ55dを挿入して上
部柱7のねじ孔26に螺合することで電気回り収納ボッ
クス55を上部柱7の上端部に取付けるものである。電
気回りボックス55の底部55a両側には通線用孔部5
5bが設けてあり、上部柱7の電線配線スペース24の
上端開口と連通するものである。また、底部55aには
更に両通線用孔部55b間に電線挿通孔55cが設けて
あり、上部柱7のコンセントユニット51を内装した部
分に開口している。
【0022】上記電気回り収納ボックス55内には図2
1に示すような分岐接続部56を構成する差し込みコネ
クタ56aが配設されるものであり、電線配線スペース
24に挿通した電線11を電線配線用孔部55bから収
納ボックス55内に導入して分岐接続部56を構成する
差し込みコネクタ56aに接続してある。また、コンセ
ント12に接続した接続電線52を電線挿通孔55cか
ら収納ボックス55内に導入し、この接続電線52を分
岐接続部56を構成する差し込みコネクタ56aに接続
するものである。更に、分岐接続部56を構成する差し
込みコネクタ56aには上記コンセント12以外の別の
負荷回路に接続するための接続用コード57が接続して
ある。添付図面に示す実施形態においては、別の負荷回
路としては照明器具58、照明器具点灯用センサ59で
あり、接続用コード57からセンサ用コード57aが分
岐接続してある。照明器具点灯用センサ59は電気回り
ボックス55の側面部に形成した孔に嵌め込んで取付け
てあり、この照明器具点灯用センサ59は人体検知セン
サーや光検知センサーであって、人を検知したりあるい
は暗くなると照明器具58側に通電するようになってい
る。
【0023】照明器具58は図22に示すように、基台
58aに設けたソケット部58bにクリプトン電球のよ
うな電球58cを取付けて主体が構成してあり、接続用
コード57は基台58aに設けた端子に接続される。基
台58aは電気回り収納ボックス55の内面部に突設形
成した受け部55eに載置され、図23に示すように、
ねじ58kにより受け部55eに取付けられるものであ
る。ここで、電球58cは電気回り収納ボックス55よ
りも上方に突出して位置する。基台58aには更に遮熱
板58dに上部を固着した線状をした支持脚58eの下
端部をねじ58fにより取付けるものであり、電球58
cの上方位置に遮熱板58dが配置される。図24に示
すように、基台58aの外周部には雄ねじ部58gが設
けてあり、基台58aの外周部と電気回り収納ボックス
55の内面との間には隙間が形成してあり、この隙間に
下方が開口した照明グローブ58hの下部の内面に形成
した雌ねじ部58iが螺合される。この場合、照明グロ
ーブ58hの雌ねじ部58iを形成した部分の上部の段
部と電気回り収納ボックス55との間にパッキン58j
を介在して水密性を確保するようになっている。
【0024】また、下部柱6の開口部17´の接続部2
1より上方の部位は側部カバー40により着脱自在に閉
塞される。側部カバー40は両端部に被係止部41を有
しており、被係止部41を開口部17´の係止部38´
に係止することで側部カバー40を取付けるものであ
る。
【0025】また、上部柱7の開口部17の扉を取付け
てない部分には図25に示すように側部カバー40を着
脱自在に取付けて開口部17を閉塞するものである。側
部カバー40は両端部に被係止部41を有しており、被
係止部41を開口部17の係止部38に係止することで
側部カバー40を取付けるものである。
【0026】上記のように機能ポール4に給水管1、給
水栓2等の給水部材3、電線11、コンセント12等の
給電部材13を装備した後、機能ポール4を地面上に建
柱するものである。建柱に当っては以下のようにして行
う。
【0027】まず、地面を掘削してポール挿入孔60を
形成する。そして図26(a)に示すように、ポール挿
入孔60の底に小石61を敷き固め、次に、上記の機能
ポール4を小石61の上に建て、ポール挿入孔60の上
下方向の略半分程度(接続部21よりもやや下まで)土
62を埋め戻す。
【0028】一方、地面に溝64を掘削して水道管20
を配置し、水道管20の端部を機能ポールの下部柱6の
側部開口から側方に突出している接続部21に接続す
る。その後、図26(b)に示すように、ポール挿入孔
60の上部及び溝64に土62を埋め戻す。これにより
機能ポール4の下部の下部柱6が地中5に埋設されて機
能ポール4が建柱されるものである。上記水道管20の
他端部は散水栓(図示せず)に接続されるものである。
ところで、上記のように機能ポール4の下部柱6を地中
5に埋設して建柱した場合、図27に示すように、ポー
ル継手22の外鍔部29が地面と同レベルかあるいは地
面よりもやや上方に位置するように施工するものであ
る。そして、上部柱7の下端部の電線引き込み口27に
取付けた電線クランプ部材43により固定された状態で
上部柱7より外に引き出された電線11の端部にはプラ
グ(図示せず)が設けてあって、このプラグを建物等の
外壁に取付けた防水コンセント(図示せず)に接続する
ものである。上記施工において、溝64、ポール挿入孔
60を掘削し、溝64先に水道管20を配設した後に、
機能ポール4をポール挿入孔60に挿入して接続部21
を水道管20の端部に接続し、その後、小石、土を埋め
戻すようにしてもよいものである。
【0029】しかして、上記のようにして地面に建柱し
た機能ポール4は以下のようにして使用する。すなわ
ち、洗車や庭に散水する際には給水ボックス用扉49を
開いて給水栓2に接続した給水用ボックス46内に位置
する口金部2bにホース(図示せず)の端部を接続し、
給水用ボックス46内に位置するレバー45を操作する
ことで給水用ボックス46の背方に位置する給水栓2を
開操作してホースから水を出して、洗車や庭の散水等を
することができるものである。水を使用しない場合には
レバー45を操作して給水栓2を閉じ、口金部2bから
ホースを外し、給水ボックス用扉49を閉じるものであ
る。
【0030】また、車庫や庭等で電気を使う際には給電
ボックス用扉54を開いて電気コードのプラグ(図示せ
ず)を給電用ボックス53内に露出しているコンセント
12の栓刃挿入口に差し込むものである。電気を使用し
ない場合には電気コードのプラグを抜き取り、給電ボッ
クス用扉54を閉じるものである。
【0031】また、照明器具点灯用センサ59は人を検
知したり、あるいは暗くなると電球58cを点灯し、人
が離れたり、あるいは明るくなると電球58cを消灯す
るものである。
【0032】ところで、本発明において上記のようにし
て地面に建柱した機能ポール4は、地上において露出し
ている上部柱7が損傷する場合があるが、このような場
合には照明グローブ58hを外し、基台58aを外し、
分岐接続部56部分における電線の接続を外し、側部カ
バー40を外して上部柱7と支持具8とを取付けている
ねじ42を緩め、上部柱7を引き上げることで下部柱
6、給水管1を残したまま上部柱7を取り外すことがで
き、新しいのと交換するには上記と逆の順序で上部柱7
を上方から差し込んで開口部17からねじ42を操作し
て締め付けることで簡単に上部柱7を取付けることがで
きる。また、照明グローブ58hや電気回り収納ボック
ス55等が損傷した場合や電球58cを交換する場合に
は、上部柱7を外すことなく、照明グローブ58hや電
気回り収納ボックス55を取り外すことができる。ま
た、コンセント12、電線11、給水栓2等の保守、点
検、修理等に当っては上記のように上部柱7を外して行
うことができるものである。
【0033】
【発明の効果】上記の請求項1記載の本発明にあって
は、地面に立設されるポール本体の内部に給水管や電線
を配設すると共に外方から利用し得るようにポール本体
内に給水管に接続する給水部や電線に接続する給電部を
設けた機能ポールにおいて、中空筒状のポール本体に軸
方向の全長にわたって開口部が形成してあり、ポール本
体の内部を軸方向に長く延びた仕切り片により軸方向に
平行に仕切って、上記開口部に連通して軸方向に延びる
給水管用スペースと、上記給水管用スペースの両側で
方向に延びる電線配線スペースとを設け、電線配線スペ
ース内に電線を挿通し、給水栓の接続部が上記開口部を
向くように給水管用スペースに給水管を挿入してあるの
で、ポール本体内に給水管と電線とを軸方向に区分けし
た状態で別々に軸方向に挿通することができて別途電線
管を必要とせず、この結果、部材点数が少なくなると共
に配線、配管作業が簡略化できるものである。
【0034】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、ポール本体の地
表面近傍に電線配線スペースに連通する電線引き込み口
を設けてあるので、電線を地中に埋設することなく地表
面付近から簡単に電線配線スペース内に引き込むことが
できて、施工性、メンテナンス性が向上するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の機能ポールの正面図である。
【図2】同上の側面図である。
【図3】(a)は上部柱の平面図であり、(b)は同上
の一部破断した側面図であり、(c)は下部柱の平面図
である。
【図4】ポール継手を示し、(a)は平面断面図であ
り、(b)は正面図であり、(c)は側面図であり、
(d)は下面図である。
【図5】(a)は給水管にポール継手を取付けた状態の
側面断面図であり、(b)は平面図であり、(c)は平
面断面図である。
【図6】給水管に下部柱を取付けている途中の状態の側
面断面図である。
【図7】給水管に下部柱を取付けた状態の正面図であ
る。
【図8】給水管に上部柱を取付けている途中の状態の正
面図である。
【図9】給水管に上部柱を取付けた状態の正面図であ
る。
【図10】支持具を介して上部柱に給水管を取付けた状
態の平面図である。
【図11】同上のアース線を取付けた状態の背面図であ
る。
【図12】(a)は給水用ボックスを取付けている途中
の状態の側面断面図であり、(b)は平面断面図であ
る。
【図13】(a)は給水用ボックスを取付けた状態の側
面断面図であり、(b)は平面断面図である。
【図14】(a)はコンセントをコンセント取付け金具
に取付ける状態を示す分解図であり、(b)はコンセン
トをコンセント取付け金具に取付けて形成したコンセン
トユニットの正面図であり、(c)は側面図であり、
(d)は接続電線をコンセントに接続する説明図であ
る。
【図15】(a)はコンセントユニットを上部柱に取付
けている途中の状態の正面図であり、(b)は平面図で
ある。
【図16】(a)はコンセントユニットを上部柱に取付
けた状態の正面図であり、(b)は平面図である。
【図17】給電用ボックスを取付けている途中の状態の
断面図である。
【図18】給電用ボックスを取付けた状態の断面図であ
る。
【図19】電気回り収納ボックスを取付けている途中の
状態の断面図である。
【図20】(a)は電気回り収納ボックスを取付けた状
態の断面図であり、(b)は平面図である。
【図21】同上の分岐接続部への電線の接続の説明図で
ある。
【図22】照明器具の基台の取付けを示す分解断面図で
ある。
【図23】(a)は基台を取付けた状態の断面図であ
り、(b)は平面図である。
【図24】照明グローブの取付けを示す分解断面図であ
る。
【図25】側部カバーの取付けを説明する断面図であ
る。
【図26】(a)(b)は機能ポールを建柱して水道管
と接続する順序を示す説明図である。
【図27】機能ポールを建柱した状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 給水管 2 給水栓 4 機能ポール 11 電線 19 ポール本体 24 電線配線スペース 25 給水管用スペース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地面に立設されるポール本体の内部に給
    水管や電線を配設すると共に外方から利用し得るように
    ポール本体内に給水管に接続する給水部や電線に接続す
    る給電部を設けた機能ポールにおいて、中空筒状のポー
    ル本体に軸方向の全長にわたって開口部が形成してあ
    り、ポール本体の内部を軸方向に長く延びた仕切り片に
    より軸方向に平行に仕切って、上記開口部に連通して
    方向に延びる給水管用スペースと、上記給水管用スペー
    スの両側で軸方向に延びる電線配線スペースとを設け、
    電線配線スペース内に電線を挿通し、給水栓の接続部が
    上記開口部を向くように給水管用スペースに給水管を挿
    入して成ることを特徴とする機能ポール。
  2. 【請求項2】 ポール本体の地表面近傍に電線配線スペ
    ースに連通する電線引き込み口を設けて成ることを特徴
    とする請求項1記載の機能ポール。
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