JP2000220173A - 給水給湯用分岐管ユニットおよびこれを用いた給水給湯システム - Google Patents

給水給湯用分岐管ユニットおよびこれを用いた給水給湯システム

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JP2000220173A
JP2000220173A JP11023615A JP2361599A JP2000220173A JP 2000220173 A JP2000220173 A JP 2000220173A JP 11023615 A JP11023615 A JP 11023615A JP 2361599 A JP2361599 A JP 2361599A JP 2000220173 A JP2000220173 A JP 2000220173A
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慎 臼井
Seishi Kunii
清史 国井
Nobukazu Mishima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管には、分岐管以外に、別途止水栓、スト
レーナ、逆止弁などを設ける必要も生じており、また、
配管内に残った水の凍結膨張を原因とする破裂を防ぐた
めなどに水抜きを設けることになっていた。工事はパイ
プ切断ねじ切り機を持ち込んで、接着やロー付けを行う
ため専門の知識や技能資格が必要とされていた。 【解決手段】 短管2の一方を内部への供給口4とし、
他方を水抜栓5で塞ぎ、供給口4に続いてストレーナ9
及び止水栓10を配し、短管2の胴部に複数の管口1
1、12を設けると共に、取り付けブラケット15を一
体に設け、供給口4及び管口11、12に差し込み式の
迅速継手の雌型ソケット3を、かつ、管口11には逆止
弁13を、管口12には迅速継手の雄型プラグ20を差
し込むことで開放する停止弁14を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、システムキッチ
ン、洗面所、浴室ユニット等に使用する設備機器への給
水・給湯用分岐管およびこれを用いた給水給湯システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6に示す通り、近時のシステムキッチ
ンSでは水槽に臨む湯水混合水栓Kや、トールキャビネ
ットT内には食器洗浄乾燥機Wを組み込むなど、給水と
給湯の配管を必須とする機器が組み込まれるのが通例と
なっている。図7はシステムキッチンのベースキャビネ
ット内における前記湯水混合水栓Kへの配管を示すもの
で、止水栓Pを経て給水管Cと給湯管Hの二つの配管が
上部の湯水混合水栓Kに通じている。図8は、同じくベ
ースキャビネットB内の食器洗浄乾燥機Wの配管を示す
もので、右側が給水管C、中央が排水管J、左側が給湯
管Hと合計三つの配管が食器洗浄乾燥機Wに通じてい
る。図6に示すような、湯水混合水栓Kと食器洗浄乾燥
機Wを備えたシステムキッチンでは、給水・給湯配管と
しては、少なくとも給湯器よりの配管二本、水道よりの
配管二本を、床及び又は壁の所定の位置に取り出し、そ
れらの配管と各機器に通じる配管とをキャビネット内で
繋げることになっていた。
【0003】現在、上述の配管作業は、有資格の配管業
者のみ行うことができ、新築時における工事作業手順は
次の通りである。まず、配管業者が、屋外に設置されて
いる量水器(ここまでは水道局の作業・責任)から給湯
器への接続配管及び、量水器及び給湯器から、設備図面
に指定されたキッチンの取り出し位置まで壁内や床下を
通した配管を行い、管端に止水栓P(図8に示す)を配
置しておく。配管材料は、硬質塩化ビニールライニング
鋼管、銅管、合成樹脂管など任意のものを用い、適宜途
中で分岐管、エルボ管を介することで、量水器からの水
を分岐させ、かつ屈曲させることになる。次に、システ
ムキッチンの施工業者(工務店等)が、システムキッチ
ンを搬入して各種キャビネット及び設備機器を床面や壁
面に取り付け施工する。その際、施工業者は前記配管の
管端をキャビネット内部に臨ませるために、必要に応じ
てベースキャビネットの背板や床板に穴開け加工等を行
う。そこでの接続配管は図7で示す湯水混合水栓Kの下
方の配管が鋼管であれば、管体の切断、ねじ切り、パイ
プレンチでのねじ込みをなし、銅管、合成樹脂管であれ
ばロー付けあるいは接着してシールを行っている。
【0004】一方、すでに購入して設置してあるシステ
ムキッチンに、新たに食器洗浄乾燥機Wをベースキャビ
ネット内に組み入れたり、カウンタートップに設置する
場合がある。このときも有資格の配管業者が行うが、当
然、食器洗浄乾燥機Wに供給する給水と給湯用の配管が
必要となる。しかし、多くの現場では既設の配管には取
り出し口がないため、湯水混合水栓Kへの給水管、給湯
管を図11に示すような分岐管Aを介在させて食器洗浄
乾燥機W等に繋ぐことになる。このときには、量水器及
びベースキャビネット内の止水栓を閉め、給水管及び給
湯管を切断して、その間に分岐管を入れて繋ぐようにし
ていた。必要に応じて分岐延長した先に止水栓を設ける
ようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の接
続配管では、分岐管や止水栓を介在させるために、パイ
プ切断ねじ切り機等の道具を持ち込んで工事を行い、繋
ぐために接着やロー付けを行う等、複雑かつ手間取る工
事となり専門の知識や技能、資格が必要とされた。また
前述のように、配管業者はキッチンの床や壁面への取り
出し配管を行った後、ベースキャビネット内等への配管
のために現場に赴く必要があり作業効率が悪かった。配
管するには、分岐管以外に、別途、止水栓P(図9)、
ストレーナ(図示せず)、逆止弁R(図10)などを設
ける必要も生じていた。また、配管内に残った水の凍結
膨張を原因とする破裂を防ぐためや修理のため適所に水
抜きを設けることになっていた。これらの繋ぎ作業を含
む配管工事は、ベースキャビネット背面の狭い配管スペ
ースや、ベースキャビネット内に潜り込んで行うことに
なるので、安定した作業姿勢を取るのは難しく作業能率
が上がらず、不注意などでベースキャビネットの扉に傷
を付けたりすることもあった。
【0006】近時のように、給水に加えて給湯用の配管
をベースキャビネット内に納めることになると、給水管
C、給湯管Hのみならず、多数の分岐管A、エルボ管を
もって配管を廻らせ、かつ止水栓P、逆止弁R等も配置
されることで内部が錯綜繁雑化して見苦しい状態となっ
ていた。従来の分岐管Aは図11に示す通り、湯水を分
岐する単純な構造で、止水、水抜き、フィルター、逆流
防止や簡易接続の機能を有するものではなく、分岐に伴
う配管工事が複雑になっていた。そして、システムキッ
チンのベースキャビネット内に予め取り付けることによ
って、将来の給水給湯を必要とする機器を導入した場合
に好都合な、配管上合理的な機能を集約した分岐管は提
供されていなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明はこのような課
題を解決するために開発されたのもので、システムキッ
チン、洗面化粧台、浴室ユニットに代表される給水給湯
が必要とされる設備機器への配管に用いるのに好適な給
水給湯用分岐管ユニットおよびこれを用いた給水給湯シ
ステムを提供しようとするものである。請求項1の給水
給湯用分岐管ユニットの発明は、短管の一方を内部への
供給口とし、他方を水抜栓で塞ぎ、供給口に続いて直交
するストレーナ及び止水栓を配し、短管の胴部に複数の
管口を設けると共に、取り付けブラケットを一体に設け
たことを特徴とする。請求項2の給水給湯用分岐管ユニ
ットの発明は、上記構成に加えて、供給口及び管口に差
し込み式の迅速継手の一方を配し、かつ、管口には逆止
弁、あるいは、管口に差し込むことにより開放する停止
弁を任意選択して設けたことを特徴とするものである。
請求項3の給水給湯用分岐管ユニットの発明は、請求項
1又は請求項2記載の接続ユニットを一対とし、給水と
給湯に別途用いるようにしたものである。請求項4の給
水給湯用分岐管ユニットは、請求項3記載の給水給湯用
分岐管ユニットを取り付けブラケットを介して板材に取
り付け、このユニットを覆うカバーを設けたことを特徴
とするものである。請求項5の給水給湯用分岐管ユニッ
トは、請求項4記載の給水給湯用分岐管ユニットであっ
て、カバーに電源用の接続コンセントを設けるようにし
たものである。
【0008】請求項6記載の発明はシステムキッチン等
の厨房家具に関するもので、請求項4又は請求項5記載
の給水給湯用分岐管ユニットをベースキャビネット内部
に配置するようにしたものである。請求項7記載の発明
は給水給湯システムに関するもので、請求項3、請求項
4又は請求項5記載の給水給湯用分岐管ユニットをベー
スキャビネット内部あるいは壁面に取り付けるように
し、量水器からの給水配管及び給水配管から分岐して給
湯器を経ての給湯配管を床下あるいは壁面内の配管ボッ
クスに纏めるようにし、配管ボックスからの給水ホース
及び給湯ホースの両端を差し込み式の迅速継手の一方と
し、給水給湯用分岐管ユニットから湯水混合水栓や食器
洗浄機等の電気機器までの給水ホース及び給湯ホースの
少なくとも管口側の継手を差し込み式の迅速継手の一方
として容易に繋げるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に即
してこの発明について説明する。図1は、この発明に係
る給水給湯用分岐管ユニット1をシステムキッチンのベ
ースキャビネットBの背板内側に一対二つ取り付けるよ
うにしたものを示す。図2は、この給水給湯用分岐管ユ
ニット1の斜視図で、図3、図4は断面図、図5は板材
に取り付け、カバーを被せた状態を示す斜視図である。
給水給湯用分岐管ユニット1の基本的な構造の概略は、
短管2の一方を湯水の供給口4とし、その内部は迅速継
手(この明細書中では簡単に着脱できる継手をいう)の
一方の雌型ソケット3を設けた構造としてある。短管2
の他の一方には水抜栓5を設けて水路を塞いでいる。供
給口4に続く水路は隔壁6をもって蛇行させ、かつ、蛇
行する水路には開口からストレーナ9を、開口8から止
水栓10を順次配し取り付けている。短管2の胴部には
水路を分岐させる二つの管口11、12を設け、双方の
管口11、12内部には迅速継手の一方の雌型ソケット
3、3を設ける構造としている。更に、管口11の水路
には逆止弁13を、管口12の水路には雄型プラグ20
の管体20aを差し込むことで開放する停止弁14を設
けている。また、短管2には取り付けブラケット15が
一体に設けられている。
【0010】雌型ソケット3は、本体3aに外嵌したO
リング3bを介して水密に供給口4にねじ込み取り付け
るもので、内部には一対のOリング3b、3bを配置し
て雄型プラグ20の管体20aに密着するようにしてあ
る。水抜栓5は、外嵌してねじ込むソケット5aとソケ
ット5a内にねじ込む先端に傾斜面をもった棒体を一体
として備えた水抜管5bを組み合わせてなる。ソケット
5aはパッキング5cを介して短管2にねじ込み、水抜
管5bは常態では傾斜面に埋め込んだOリング5dをも
って水密に塞ぐものである。露出する水抜管5bの外周
はローレット加工を施して摘み易くなっており、ここを
手指で緩めるとOリング5dが離れ、貫通穴5eを通し
て水抜きができるようになっている。5fは馬蹄形の止
め輪で、水抜管5bを緩めたときの抜け落ちを防ぐため
に嵌め込んだものである。
【0011】ストレーナ9は、開口7の内周にねじ込む
ガイドナット9a及び筒状メッシュの本体9bとからな
るもので、ガイドナット9aはOリング9cをもって水
密に本体9bを保持する。本体9bを清掃する場合は緩
めて外す。本体9bは隔壁6の通孔6aに当接するよう
に配置され、湯水は本体9bによりごみが除去されるこ
とになる。止水栓10は、隔壁6の通孔6bを開閉する
パッキングをナットで止めたコマ10aと、開口8にね
じ込みかつコマ10aを嵌め込んだ弁棒10bからな
り、パッキング受け10cを弁棒10bに嵌め、パッキ
ング10dをキャップナット10eで押えるようにした
ものである。弁棒10bの先端はマイナスネジが切って
ありドライバー等で回転させてコマ10aを移動させ開
閉できるようになっている。必要に応じて閉めて止める
ことになる。
【0012】止水栓10に近く分岐突出する管口11に
は前述と同様な雌型ソケット3をねじ込んで、管口11
内には逆止弁13を配置してある。この逆止弁13は、
短管2の開口に臨むパッキング13a、短管2の開口か
ら外れないようにスライドする案内バネ13bをナット
13cで止めたコマ13dと、雌型ソケット3の内周面
にねじ込んで繋げるコマガイド13e及びコマ13dと
コマガイド13eの間に介在させパッキング13aを開
口に押圧させるコイルスプリング13fからなるもので
ある。常態では湯水の圧力でコイルスプリング13fに
抗して湯水は連通するが、湯水混合水栓K等から湯水が
逆流すると逆止弁13により阻止されることになる。次
の管口12にも基本的構造は同じ雌型ソケット3をねじ
込んである。この雌型ソケット3内には停止弁14を内
蔵するようにしてある。すなわち、雌型ソケット3の本
体3aを延長して、管口12から内部に入り込むねじ込
み筒3cを設け、この内部に停止弁14を内装するよう
にしてある。停止弁14は、ねじ込み筒3cの内部に設
けた段部3dに臨み開閉するパッキングをナットで止め
たコマ14aと、ねじ込み筒3cの先端開口内にねじ止
めしたガイド板14b及びガイド板14bとコマ14a
の間に介在させるコイルスプリング14cからなるもの
である。コイルスプリング14cにより常態ではコマ1
4aのパッキングが段部3dに圧接し塞ぐようになって
いる。図3に示すように、雄型プラグ20の差し込む管
体20aがナットを押圧することで連通するようにして
ある。この停止弁14によれば、当初用いないときは閉
鎖しておき、必要に応じて機器を増設する場合に簡単に
接続することができる。そこで、当初より管口12を管
口11と同様な構造とし、逆止弁を設けるようにしても
よい。また、二つの管口11、12としたもので説明し
たが、三以上の管口を設けるようにすることもできる。
【0013】開口7、8と反対位置には取り付けブラケ
ット15を一体に設けてある。15aは取り付け用の通
孔である。図示の例では供給口4、管口11、12に雌
型ソケット3を設け、ここに差し込み繋ぐ雄型プラグ2
0を給水ホース41、給湯ホース42の先端に設けて迅
速継手としたが、雌雄を変えてもよい。但し、雄型プラ
グ20の管体20a先端で押圧して連通するようにした
停止弁14を採用する場合は、管口12には雌型ソケッ
ト3を設けるようにすることが望ましい。20bは雄型
プラグ20に設けた馬蹄形のクリップで、雄型プラグ2
0と雌型ソケット3に跨がり掛止するものである。
【0014】図5は、給水、給湯のために2本の給水給
湯用分岐管ユニット1、1を板材16に止めねじ(図示
せず)で固定し、さらに、供給口4、管口11、12等
のための窓穴を穿ったカバー17を板材16に止めねじ
にて取り付けるようにしたものである。カバー17の中
央開口は、給水ホース41や給湯ホース42を導き入れ
るためのもので、図示しないが、カバー17の左側面に
も管口11、12に臨むように開口を設けてある。この
カバー17にはコンセント18を設けるようにしてあ
る。
【0015】図1は板材16に一対の給水給湯用分岐管
ユニット1を取り付け、それをベースキャビネットBの
背板に取り付けるたものである。量水器から直接導かれ
る給水配管31、及び給水配管から給湯器を経て導かれ
る給湯配管32及び排水配管33の管端を床下の配管接
続ユニット30に纏めるようにし、配管接続ユニット3
0からの給水ホース41及び給湯ホース42の両端を差
し込み式の迅速継手の雄型プラグ20として、給水配管
31、給湯配管32と供給口4、4に繋げるようにして
いる。湯水混合水栓Kからの給水ホース41、給湯ホー
ス42の管端を差し込み式の迅速継手の雄型プラグ20
として管口11、11の雌型ソケット3に繋げるように
したものである。停止弁14を備えた管口12、12か
ら、給水用とした分岐管ユニット1では浄水器、清水器
あるいはもう一方の給水栓などに繋げるようにし、給湯
用とした分岐管ユニット1では食器洗浄乾燥機W等への
給湯に用いることになる。
【0016】配管接続ユニット30に電線をも含ませる
ようにすれば、そこからカバー17のコンセント18に
繋げれば、食器洗浄乾燥機W等への配線がベースキャビ
ネットB内で容易に行えることになる。また、配管接続
ユニット30にガス管も設けるようにしてガスコンロ、
ガスキャビネットへの供給も容易にすることができる。
図示の例ではベースキャビネットBに給水給湯用分岐管
ユニット1を取り付けるようにしたが、ベースキャビネ
ットBの背面に配管スペースがある場合には建物の壁面
内に取り付けるようにすることもできる。洗面所でも同
様である。浴室ユニットでは、浴槽と洗い場への給水、
給湯に用いることになるが、給水給湯用分岐管ユニット
1、1は内壁面に取り付け常態では隠される点検口によ
って点検可能としておくことも考えられる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明に係る給水給湯用分岐管
ユニットでは、ストレーナや止水栓はこのユニット中に
備えているので、改めて配置する作業が不要となったの
である。また、水抜栓も備えるようにしたので、湯水混
合水栓や食器洗浄乾燥機等の設備機器側の配管中に水抜
栓を備える必要がなく、寒冷地仕様及び一般仕様の共通
化を図ることができたのである。加えて、壁面への取り
付けブラケットを一体に備えるようにしたので別途取付
金具を必要とせず取り付け作業が簡易化できたのであ
る。請求項2の発明は、上記構成に加えて、供給口及び
管口に差し込み式の迅速継手の一方を配し、かつ、管口
には逆止弁、あるいは、管口に差し込むことにより開放
する停止弁を任意選択して設けたことを特徴とするもの
である。そこで、配管材料として剛性を備えた鋼管や合
成樹脂管である必要はなく、可撓性を備えた合成樹脂
管、具体的にはポリブテン管、架橋ポリエチレン管、ゴ
ムホース管を採用することができのである。また、供給
口及び管口には差し込み式の迅速継手の一方を配置した
ので、接続作業がワンタッチで簡単に行えることにな
る。また、管口の一方には差し込むことで開放する停止
弁を設けるようにすれば、当初は分岐管を必要とせずと
も、この分岐管ユニットを組み込んでおけば、後で必要
に応じて簡単に配管接続が行えることになる。
【0018】請求項4の発明では、請求項3記載の給水
給湯用分岐管ユニットを取り付けブラケットを介して板
材に取り付け、給水給湯用分岐管ユニットを覆うカバー
を設けたので、接続箇所を隠して体裁をととのえるよう
にできるのである。請求項5の発明では、請求項4記載
の給水給湯用分岐管ユニットであって、カバーに電源用
の接続コンセントを設け、家庭用電気製品への給電をも
なし得るようにしたので、ガスコンロ、照明等への給電
をキャビネット内で行うことができるのである。
【0019】請求項6は、請求項4又は請求項5記載の
給水給湯用分岐管ユニットをベースキャビネット内部に
配置するようにしたので、給水管、給湯管を合理的に配
管することができ、併せて内部に配線する場合の接続コ
ンセントも配置できたのである。請求項7の発明は、上
述の給水給湯用分岐管ユニットを用いると共に、給水配
管及び給湯配管を配管ボックスにまとめるようにし、給
水ホース及び給湯ホースに差し込み式の迅速継手を用い
ることで、若干の研修を受けた人でも簡単に接続施工が
可能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る給水給湯用分岐管ユニットをシ
ステムキッチンのベースキャビネット内の背板に取り付
けたものを示す。
【図2】この発明に係る給水給湯用分岐管ユニットの斜
視図である。
【図3】この発明に係る給水給湯用分岐管ユニットの断
面図である。
【図4】この発明に係る給水給湯用分岐管ユニットの断
面図である。
【図5】板材に取り付け、カバーを被せた状態を示す斜
視図である。
【図6】システムキッチンの一部を示す斜視図である。
【図7】ベースキャビネット内での湯水混合水栓への配
管を示す斜視図である。
【図8】ベースキャビネット内での食器洗浄乾燥機への
配管を示す斜視図である。
【図9】湯水混合水栓への配管を示す斜視図である。
【図10】湯水混合水栓への配管例を示す正面図であ
る。
【図11】分岐管の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
B ベースキャビネット 1 給水給湯用分岐管ユニット 2 短管 3 雌型ソケット 3a 本体 3b Oリング 4 供給口 5 水抜栓 6 隔壁 6a、6b 通孔 7、8 開口 9 ストレーナ 10 止水栓 11、12 管口 13 逆止弁 14 停止弁 15 取り付けブラケット 16 板材 17 カバー 18 コンセント 20 雄型プラグ 20a 管体 20b クリップ 30 配管接続ユニット 31 給水配管 32 給湯配管 33 排水配管 41 給水ホース 42 給湯ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 国井 清史 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内 (72)発明者 三島 信和 岐阜県山県郡美山町富永194 ミズタニバ ルブ工業株式会社内 Fターム(参考) 2D060 AA01 AB03 AC03 AC05 3H019 BA44 BB08 DA10 JA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 短管の一方を内部への供給口とし、他方
    を水抜栓で塞ぎ、供給口に続いてストレーナ及び止水栓
    を配し、短管の胴部に複数の管口を設けると共に、取り
    付けブラケットを一体に設けたことを特徴とする給水給
    湯用分岐管ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給水給湯用分岐管ユニッ
    トにおいて、供給口及び管口に差し込み式の迅速継手の
    一方を配し、かつ、管口には逆止弁、あるいは、管口に
    差し込むことにより開放する停止弁を任意選択して設け
    たことを特徴とするもの。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の給水給湯用
    分岐管ユニットを一対とし、給水と給湯に用いるように
    したことを特徴とするもの。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の給水給湯用分岐管ユニッ
    トを取り付けブラケットを介して板材に取り付け、給水
    給湯用分岐管ユニットを覆うカバーを設けたことを特徴
    とする給水給湯用分岐管ユニット。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の給水給湯用分岐管ユニッ
    トであって、カバーに電源用の接続コンセントを設ける
    ようにしたことを特徴とするもの。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5記載の給水給湯用
    分岐管ユニットをベースキャビネット内部に配置するよ
    うにしたことを特徴とする厨房家具。
  7. 【請求項7】 請求項3、請求項4又は請求項5記載の
    給水給湯用分岐管ユニットをベースキャビネット内部あ
    るいは壁面に取り付けるようにし、量水器からの給水配
    管及び給水配管から分岐して給湯器を経ての給湯配管を
    床下あるいは壁面内の配管ボックスに纏めるようにし、
    配管ボックスからの給水ホース及び給湯ホースの両端を
    差し込み式の迅速継手の一方とし、給水給湯用分岐管ユ
    ニットから湯水混合水栓や食器洗浄機等の電気機器まで
    の給水ホース及び給湯ホースの少なくとも管口側の継手
    を差し込み式の迅速継手の一方として容易に繋げるよう
    にしたことを特徴とする給水給湯システム。
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