JP3129707B2 - 既製流し台の天板等に立設した分岐水栓 - Google Patents

既製流し台の天板等に立設した分岐水栓

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JP3129707B2
JP3129707B2 JP10358980A JP35898098A JP3129707B2 JP 3129707 B2 JP3129707 B2 JP 3129707B2 JP 10358980 A JP10358980 A JP 10358980A JP 35898098 A JP35898098 A JP 35898098A JP 3129707 B2 JP3129707 B2 JP 3129707B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所や喫茶店等に
設置ずみで使用中または使用前の既製の流し台の天板等
に立設した独立分岐水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、浄水器やアルカリイオン水生成
器等の水道水処理器や、洗濯機や食器洗器等の家電用水
使用機器は、既に配管されている水道管からの分岐管を
利用しているが、コンクリ−ト製集合住宅や一般のビル
では、水道管はコンクリ−ト壁や床に埋設されているの
で、建築後、この水道管に新規な分岐管を接続すること
はできない。
【0003】また、一般の住宅でも、建築後、水道管に
新規な分岐管を接続することは面倒であった。
【0004】そこで、本出願人は壁出しタイプ(壁付き
タイプともいう)の湯水混合水栓に、壁と湯水混合水栓
本体との間に、新規な分岐水栓を介在させることによ
り、分岐管を接続することに成功している(実公平7−
2753号公報参照)。
【0005】また、既製の流し台の天板上に立設した、
いわゆるデッキタイプ(台付タイプともいう)のシング
ルレバ−式湯水混合水栓に、当該湯水混合水栓本体を分
解して、分岐水栓用胴体を介在させることにより、分岐
管を接続することに成功している(例えば、実公平4−
44944号公報、実公平7−6218号公報、実用新
案登録第2546893号公報、特許第2660823
号公報、特開平10−169804号公報等参照)。
【0006】一方、既製流し台の天板上に浄水器用開閉
栓やその蛇口を、湯水混合水栓とは別に、それぞれ独立
して設けることは知られている(例えば、実開平1−1
60062号公報参照)。これについて述べる。
【0007】図4に示すように、既製流し台50は台所
等に設置され、所定の湯水混合水栓51がその後、天板
57を穿孔して取付けられる。
【0008】この既製流し台50に、更に例えば浄水器
52を特設しようとすれば、流し台50の収納室53の
扉54,54を開き、その仕切壁55に浄水器52を付
設する。
【0009】この浄水器52には、水道管(不図示)か
ら分岐した原水管55が接続されると共に、浄水管56
が接続されている。
【0010】この浄水管56は、流し台50の天板57
上に突設した独立した浄水用蛇口58に接続されてい
る。なお、浄水用蛇口58には開閉栓(不図示)が設け
られ、この開閉栓は、天板57に独立して突設した開閉
栓用ハンドル59によって開閉される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の本出願人の提案した分岐水栓の取付けは、単水
栓(例えば、実公平7−54365号公報参照)や、湯
水混合水栓を取外したり、分解したりするので、これら
の取外し作業や分解作業が、新品でない使用中の給水栓
について行われるだけに、困難な場合があったり、ま
た、これらの給水栓の取付位置に制約され、ひいては、
既製流し台の任意の位置に新規な分岐水栓を取付けるこ
とができず、その結果、流し台の近傍の簡素化を妨げた
り、各家庭等の好みの自由度を妨げる、という問題があ
った。
【0012】また、湯水混合水栓に、分岐水栓用胴体を
介在させて、浄水器用の分岐水栓を取付けた場合、湯水
混合水栓で熱湯を連続的に吐水させている途中で、分岐
水栓から浄水器の原水を取出すと、原水が加熱され、浄
水の味が落ちると、という苦情があった。
【0013】また、前記した図4で示す流し台50の天
板57上に浄水器用蛇口58を突設したものでは、浄水
器用蛇口58にはその取付け用の本体(不図示)を必要
とし、その本体下方にオネジを切り、収納室53側から
ナットで締付けて固定するので、この本体のオネジ径
が、通常、少なくとも22mmφ必要となり、通常のド
ル径(刃先および刃元が同一径のねじれ刃ドリルで、1
mmφから13mmφ迄取付けられるもの。以下、同
じ)の電気ドリルでなく、大径(刃元が刃先径より大と
なったテ−パドリルになっているもの)の電気ドリルを
用いることとなり、しかも、収納室53内に設けた特定
の浄水器52にしか利用できず、いわゆる分岐水栓の用
途の多様化ができない、という問題があった。
【0014】また、浄水器用蛇口58と開閉栓用ハンド
ル59とを、取付けるために、天板57には2つの穴を
穿設する必要がある、という問題もあった。
【0015】そこで本発明は、かかる問題点ないし苦情
を全面的に解決することを、すなわち、分岐水栓単体を
始めて天板等に立設することを、主たる目的とし、ひい
ては、分岐水栓の用途を多様化して、各種の用途の分岐
管を簡単に接続・変更できることを副たる目的とするも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、1)湯水混合水栓等
が設けられ、かつ、収納室をもつ既製流し台において、
該流し台の天板または作業台に独立して立設する分岐水
栓ヘッドに、その下面および上方側面にそれぞれ開口し
た逆L字水路を設け、該逆L字水路の横水路に分岐管を
水平状に接続すると共に、該逆L字水路の縦水路の開口
部に、水道用銅管と略同一大きさのネジ刻設パイプを接
続し、該ネジ刻設パイプを前記天板等に穿設した貫通孔
に挿通して、その下端側に前記収納室内で締付ナットを
螺合することにより、分岐水栓ヘッドを強固に立設し、
該ネジ刻設パイプの下端と、該収納室内に設けた水用ま
たは湯用管路とを、連通連結することにより、分岐水栓
の取付位置およびその用途を多様化とすると共に、天板
等に穿設した貫通孔を可及的に小口径化したことを特徴
とする既製流し台の天板等に立設した分岐水栓にあり、
また、2)湯水混合水栓等が設けられ、かつ、収納室を
もつ既製流し台において、該流し台の天板または作業台
に独立した小円柱状の金属製分岐水栓ヘッドを立設し、
該分岐水栓ヘッドに、その下面および上方円周面にそれ
ぞれ開口した逆L字水路を設け、該逆L字水路の横水路
の開口部に開閉栓および分岐管用接続部材を水平状に連
設し、該逆L字水路の縦水路の開口部に、水道用銅管と
略同一大きさのネジ刻設パイプを螺着し、該ネジ刻設パ
イプを前記天板等に穿設した貫通孔に挿通して、その下
端側を前記収納室に吊下し、該吊下部に締付ナットを天
板等を挟んで螺合して分岐水栓ヘッドを立設し、該ネジ
刻設パイプの下端と、該収納室内に設けた水用または湯
用管路とを、銅管またはメタルホ−ス等で連通連結する
ことにより、分岐水栓の取付位置および用途を多様化す
ると共に、天板等に穿設した貫通孔を可及的に小口径化
したことを特徴とする既製流し台の天板等に立設した分
岐水栓にある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明を、添付図面に示す実施の
形態例により詳細に述べる。図1は、本発明の第1の実
施の形態例の模式図であり、図2は第2の実施の形態例
の要部図、図3は図2の分解斜視図であって、図4との
同一部分はその説明および図示を省略するので、その共
通部分はこれを補足する必要がある。なお、図4の部材
を用いるときはカッコを付した符号を用いている。
【0018】本発明は、いわゆるシステムキッチン(広
さや使い勝手に応じ、既製の収納室、流し台、調理設備
および作業台などを組合せて一体化した台所)における
既製の流し台(50)に好都合に適用され、また、小型
の既製の流し台(50)単体にも好都合に適用される。
【0019】本発明の第1の実施の形態例の分岐水栓1
の概要を述べる。この既製流し台(50)の天板57上
に小円柱状の金属製分岐水栓ヘッド(必ずしも、円柱で
なく、また、金属製でなくてエンプラでも可であるが、
金属製小円柱が最も好ましい)2が独立して立設されて
おり、この分岐水栓ヘッド2は、システムキッチンであ
れば、作業台上の片隅にも立設できるものである。
【0020】この分岐水栓ヘッド2には、ツマミ型開閉
栓(指先でつまんで約90°軽快に回転させて、開閉を
行うセラミックディスク弁をいう。勿論、ボ−ル型コッ
クやケレップ付水栓でもよいが、ツマミ型開閉栓であれ
ば、手前または先方に回転できるので、載置物等の邪魔
にならず都合がよい。)3を水平方向に突設し、このツ
マミ型開閉栓3に更にワンタッチ式分岐ジョィント(分
岐管を抜き差しするだけで、接続・取外しができる接続
部材をいう)(不図示)を接続する分岐管用接続部材4
を水平状に直結している。そして、これらが組付けられ
た軸長は、約100mmになるので、特に場所をとらな
い。
【0021】したがって、この分岐水栓1は分岐水栓ヘ
ッド2、開閉栓3および分岐管用接続部材4とからコン
パクトに、分岐管取付容易に、かつ、小貫通孔7も一つ
ですむよう構成されている。
【0022】また、この分岐水栓ヘッド2には、収納室
(53)内で水道用銅管5が接続され、この水道用銅管
5は収納室(53)の奥壁面に突出している水用または
湯用アングル形止水栓(入口と出口の流路が直角になっ
た弁箱の形式の止水栓をいう)(必ずしも、特定のアン
グル形止水栓でなく、一般的に水または湯の管路に接続
してもよい。)6,6に接続されている。勿論、銅管5
はメタルホ−スやポリブデンチュ−ブであってもよい。
【0023】したがって、この分岐水栓1を用いて、食
器洗器等に水道水を使用する場合、既製流し台(50)
の天板(厚さ約32mm)57または作業台に、通常寸
法径の電気ドリル(穿孔機)により小貫通孔7を一気に
簡単に穿孔する。また、水用または湯用のアングル形止
水栓6に銅管(外径8mmφ)5の基端部を接続する。
【0024】一方、分岐水栓ヘッド2に、この銅管5の
先端部12を接続した金属製のネジ刻設パイプ(以下、
単にネジパイプという)14を螺着するが、このとき、
このネジパイプ14を前記小貫通孔7に下方から挿入し
て分岐水栓ヘッド2に螺合してから、このネジパイプ1
4の収納室(53)の吊下部に収納室(53)内から締
付ナット17を螺合して、天板57を、締付ナット17
と分岐水栓ヘッド2とで挟んで締付ける。
【0025】このようにして分岐水栓ヘッド2は天板5
7上に立設することができる。
【0026】そこで、この分岐水栓ヘッド2の分岐管用
接続部材4に分岐管用ホ−ス(不図示)を接続すれば、
水道水が食器洗器等に利用することができる。
【0027】したがって、この分岐水栓1によると、収
納室(53)内において銅管5の配管が可能な限り、既
製の天板57または作業台の任意の所に、分岐水栓ヘッ
ド2を立設できるので、流し台(50)上で、特に低姿
勢で配管する分岐管がユ−ザにとって自由になって利便
性を発揮し、また、この分岐管が食器洗器や浄水器用原
水管用等のずれにも接続可能となって、四季を問わず使
用できる。
【0028】しかも、独立した小円柱状の金属製分岐水
栓ヘッド2を立設したので、見映えを良くし、その上、
分岐水栓ヘッド2自体の吊下部にに締付ナット17を螺
合するための貫通孔でなく、銅管5が内嵌できる大きさ
の、つまり銅管5と略同一大きさの小径のネジパイプ1
4を挿通する小貫通孔7であるため、その穿孔には通常
の電気ドリルによる1回の穿孔作業ですみ、その立設作
業が簡便となる。
【0029】次に、この第1の実施の形態例の分岐水栓
1の詳細を述べる。
【0030】先ず、分岐水栓ヘッド2について述べる。
【0031】この分岐水栓ヘッド2は、高さ約50m
m、外径30mmφの小円柱状の青銅製(金属製)であ
って、その下面および上方円周面(上方外面)で開口し
た逆L字状水路8を穿設し、この逆L字縦の水路8には
2つのOリング20を嵌める溝と、その下方にネジパイ
プ用メネジ10とが形成されている。
【0032】また、逆L字横の水路8にはジョィント用
メネジ11が刻設されている。
【0033】この逆L字縦の水路8には、少なくとも銅
管5の先端部12が挿入されて接続している。
【0034】また、逆L字横の水路8には、ごみ取り網
体をもつ分岐管用ユニオンナット(本明細書では、ユニ
オンナットとはナットを回転させると、これに螺合して
いる管体が螺進退して接離するナットをいう)13が低
い位置で螺着されている。
【0035】また、逆L字縦の水路8のネジパイプ用メ
ネジ10には、ネジパイプ14における大径ネジ部15
が螺合している。
【0036】また、このネジパイプ14における小径ネ
ジ部(ネジ外径12mmφまたは13mmφ)16に
は、締付ナット17をツバ広座金18を天板57の裏面
に当接させて螺合し、天板57を分岐水栓ヘッド2と締
付ナット17とで挟んで締付けている。
【0037】このネジパイプ14の内径は上下方向同一
径になっていて、銅管5がゆるく嵌挿し、この銅管5の
先端部12はネジパイプ14から突出している。
【0038】この銅管5の先端部12の途中に、ツバ1
9をネジパイプ14を圧縮して成形し、このツバ19を
大径ネジ部15の先端で押圧して、挿入された銅管5の
抜止めしている。
【0039】この銅管5のツバ部19より先端部12に
は、逆L字縦の水路8との間に2つのOリング20,2
0を介在させて封水している。
【0040】以上のような分岐水栓ヘッド2によれば、
既製流し台(50)の天板57に小貫通孔7を穿設し、
この小貫通孔7に、銅管5の先端部12が嵌挿している
ネジパイプ14を天板57の下面から挿入する。
【0041】次いで、分岐水栓ヘッド2の外径より小径
のド−ナツ状のゴムパッキン21をネジパイプ14に外
嵌して天板57に載置した後、このネジパイプ14の大
径ネジ部15を分岐水栓ヘッド2のネジパイプ用メネジ
10に螺合して、ツバ19を大径ネジ部15の先端で分
岐水栓ヘッド2側へ押圧して抜止めする。
【0042】一方、収納室(53)において、天板57
の下面から吊下しているネジパイプ14の小径ネジ部1
6に嵌合しているツバ広座金18を、天板57の下面に
押圧して締付ナット17を螺合すると、分岐水栓ヘッド
2の天板57に強固に立設できる。
【0043】勿論、この分岐水栓ヘッド2には開閉栓3
や分岐管用接続部材14が取付けられている。
【0044】次に、銅管5の基端部に固着された銅管用
ジョィント22について述べる。
【0045】この銅管用ジョィント22は、外周にオネ
ジを刻設し、かつ、銅管5の基端部が挿入されてストッ
パで当接している継手本体23と、この継手本体23の
一端側で螺合して、押圧片24をネジ込み押圧する袋ナ
ット25と、から構成している。
【0046】また、この押圧片24は、クサビ状の押圧
部と、銅管50の基端部外面を掴持する噛込部とで構成
している。
【0047】したがって、袋ナット25を螺進させると
押圧片24が銅管5の外面を強固に掴持する。
【0048】また、この継手本体23の他端側のオネジ
は、ツマミ型開閉栓26のメネジ27を螺合するように
なっている。
【0049】このツマミ型開閉栓26は、前記ツマミ型
開閉栓3と同一構造になっていて、1対のセラミックデ
ィスク28,28をツマミハンドル29により相対摺動
回転させると開閉できるようになっており、その入口側
にポペット式逆止弁30を設けていて、全体としてきわ
めてコンパクトで、かつ、インライン形として好都合な
開閉栓を構成している。
【0050】この逆止弁30のオネジ31がアングル形
止水栓6の分岐部32に螺合して分岐している。
【0051】次に、ツマミ型開閉栓3と分岐管用接続部
材4について述べる。
【0052】このツマミ型開閉栓3(詳細は例えば、特
許第2660823号公報参照)は、分岐水栓ヘッド2
の逆L字横の水路8のジョィント用メネジ11に螺着さ
れている分岐管用ユニオンナット13に螺合するので、
ツマミ型開閉栓3は分岐水栓用ヘッド2に取付けられ
る。
【0053】この分岐管用ユニオンナット13は、ナッ
ト取付基部33とナット34とから構成され、ナット取
付基部33がジョィント用メネジ11に螺合し、ナット
34はナット取付基部33に外嵌して抜止め、かつ、回
転自在に取付けられている。
【0054】そして、このナット34が、ツマミ型開閉
栓3に設けたポペット式逆止弁35のオネジ36に螺合
している。
【0055】また、ツマミ型開閉栓3の他端には、ワン
タッチ式(ジョィントストッパ38に当る迄、挿入する
だけで接続可能となるもの)の分岐管ジョィント(不図
示であるが、ホ−スの先端に固着されている)が接続す
る分岐管用接続部材4が直結されている。
【0056】この分岐管用接続部材4は差込部37とジ
ョィントストッパ38とが一体的に構成している。した
がって、分岐管接続作業用スペ−スを必要としない。
【0057】次に、本発明の第2の実施の形態例の分岐
水栓1Aについて述べる。
【0058】この分岐水栓1Aは、前記の分岐水栓1よ
りネジパイプ39を簡素化すると共に、銅管5の接続ば
かりでなく、メタルホ−ス(可撓性を有する金属製のパ
イプをいう)(不図示)の接続もでき、施工現場や用意
する部品に自由度を与えるものである。なお、共通部分
は図示を省略するので、図1を補充する必要がある。
【0059】図2および図3において、この分岐水栓1
Aを用いて、水道水を使用する場合、既製流し台(5
0)の天板57に、通常寸法径の電気ドリルにより小貫
通孔7(前記分岐水栓1に用いる小貫通孔7より小径で
も可であるが、ドリル径により決められる)を穿孔す
る。
【0060】また、アングル形止水栓6に銅管5または
メタルホ−スの基端部を接続する。この銅管5等の先端
部12を接続したネジパイプ39を、前記小貫通孔7に
下方から挿入して、分岐水栓ヘッド2Aに螺合する。
【0061】そして、天板57を、この分岐水栓ヘッド
2Aと、収納室(53)内に吊下しているネジパイプ3
9に螺合した締付ナット17Aとにより挟んで締付け
る。このようにして、分岐水栓ヘッド2Aは天板57上
に立設することができる。
【0062】そこで、この分岐水栓ヘッド2Aの分岐管
用接続部材4に分岐管(ホ−ス)を接続すれば、水道水
または湯が取出せる。
【0063】この第2の実施の形態例の分岐水栓1Aの
詳細を述べる。
【0064】この分岐水栓ヘッド2Aは、金属製小円柱
体であって、その下面および上方円周面で開口した逆L
字状水路8Aを穿設し、この逆L字縦の水路8Aの下方
にネジパイプ用メネジ(10)が刻設され、また、逆L
字横の水路8Aにはジョィント用メネジ11が刻設され
ている。
【0065】このネジパイプ用メネジ(10)には、ネ
ジパイプ(前記のようにパイプの外周にオネジが刻設さ
れたパイプをいう。このオネジは全長に刻設されてなく
てもよい)39の先端部が螺合して接続され、逆L字横
の水路8には、分岐水栓用ユニットナット13が螺着さ
れている。
【0066】このネジパイプ39の上下中間より上方の
位置に周溝44が形成され、分岐水栓ヘッド2Aの外径
より小径のド−ナツ状ゴムパッキン21の内径が弾力に
抗して嵌合して、パッキンの機能を果たすと共に分岐水
栓ヘッド2Aとネジパイプ39との封水機能を果たして
おり、また、分岐水栓ヘッド2Aの立設により見えなく
なる。
【0067】また、このネジパイプ39が小貫通孔7か
ら吊下した部分に、締付ナット17Aを螺合して天板5
7を締付け、分岐水栓1Aを強固に立設している。
【0068】この締付ナット17Aより更に下方に突出
しているネジパイプ39の下端に、外周にオネジ40を
刻設した袋ナット41を螺合している。
【0069】この袋ナット41には、ネジパイプ39の
下端が、銅管のツバを介して、当接するストッパ42を
形成し、このストッパ42の内周に連通孔を設けて水道
水または湯を導くようにしている。
【0070】また、この袋ナット41のオネジ40に6
角の面トリを形成してスパナ掛けを可能とし、スパナに
より袋ナット41をネジパイプ39に螺合するようにし
ている。
【0071】そして、この袋ナット41とネジパイプ3
9の下端との間に、Oリング43で封水する、銅管5の
先端部途中に設けたツバ(不図示であるが、図1の19
のようなもの)を挟んで、これを接続するようにしてい
る。
【0072】また、メタルホ−スであれば、この袋ナッ
ト41のオネジ40に螺合してカバ−する他の袋ナット
(不図示)でもって、メタルホ−スの先端に設けた外フ
ランジを挟んで、これを接続する。
【0073】なお、ネジパイプ39の上下端にはOリン
グ43,43を設けてネジパイプ39の封水をしてい
る。
【0074】
【発明の効果】本発明によると、分岐水栓ヘッドを、設
置ずみで使用中または使用前の流し台の天板または作業
台に載置して、その下面にネジ刻設パイプを取付けて立
設したので、収納室における水または湯の連通連結する
配管が可能な限り、分岐水栓を天板や作業台の任意の所
に立設することができ、ユ−ザの好みや当該台所のスペ
−ス制約にも良好に対応できるばかりでなく、分岐水栓
の用途の多様化にも資することができる。
【0075】その上、ネジ刻設パイプを挿入するだけの
貫通孔を天板等にあけるので、場所をとらず、穿孔作
業、ひいては、取付作業がきわめて容易にすることがで
き、見映えも良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例の模式図である。
【図2】第2の実施の形態例の要部図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】従来例である。
【符号の説明】
1,1A…分岐水栓、2,2A…分岐水栓ヘッド、5…
銅管、6…アングル形止水栓、7…小貫通孔、8,8A
…水路、14,39…ネジパイプ、17,17A…締付
ナット、57……板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/042 E03C 1/02 E03C 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯水混合水栓等が設けられ、かつ、収納
    室をもつ既製流し台において、 該流し台の天板または作業台に独立して立設する分岐水
    栓ヘッドに、その下面および上方側面にそれぞれ開口し
    た逆L字水路を設け、該逆L字水路の横水路に分岐管を
    水平状に接続すると共に、該逆L字水路の縦水路の開口
    部に、水道用銅管と略同一大きさのネジ刻設パイプを接
    続し、該ネジ刻設パイプを前記天板等に穿設した貫通孔
    に挿通して、その下端側に前記収納室内で締付ナットを
    螺合することにより、分岐水栓ヘッドを強固に立設し、
    該ネジ刻設パイプの下端と、該収納室内に設けた水用ま
    たは湯用管路とを、連通連結することにより、分岐水栓
    の取付位置およびその用途を多様化とすると共に、天板
    等に穿設した貫通孔を可及的に小口径化したことを特徴
    とする既製流し台の天板等に立設した分岐水栓。
  2. 【請求項2】 湯水混合水栓等が設けられ、かつ、収納
    室をもつ既製流し台において、 該流し台の天板または作業台に独立した小円柱状の金属
    製分岐水栓ヘッドを立設し、該分岐水栓ヘッドに、その
    下面および上方円周面にそれぞれ開口した逆L字水路を
    設け、該逆L字水路の横水路の開口部に開閉栓および分
    岐管用接続部材を水平状に連設し、該逆L字水路の縦水
    路の開口部に、水道用銅管と略同一大きさのネジ刻設パ
    イプを螺着し、該ネジ刻設パイプを前記天板等に穿設し
    た貫通孔に挿通して、その下端側を前記収納室に吊下
    し、該吊下部に締付ナットを天板等を挟んで螺合して分
    岐水栓ヘッドを立設し、該ネジ刻設パイプの下端と、該
    収納室内に設けた水用または湯用管路とを、銅管または
    メタルホ−ス等で連通連結することにより、分岐水栓の
    取付位置および用途を多様化すると共に、天板等に穿設
    した貫通孔を可及的に小口径化したことを特徴とする既
    製流し台の天板等に立設した分岐水栓。
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