JPS5825205Y2 - シユンカンキユウトウキ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は瞬間給湯器に関し、従来特に先止め式の瞬間
給湯器の配管は専門工事業者に依頼することか゛多く、
従って工事費用もかさむものであり、又工事は既存の家
の壁面に配管用の穴を貫通させるので工事時間も長くか
かる欠点を有した。

この考案はこの点に着目し、下接続金具を壁面表面に打
込んだブツシュに取付け、この下接続金具の入口に給湯
器本体から延長する可撓管を接続すると共に下接続金具
の送口には上接続金具の吐出口下方を螺合して連通し、
更に上接続金具の吐出口上方には蛇口を螺合し且つ上接
続金具の吐出口側方には他の蛇口に給湯する可撓管を接
続することにより、配管工事を専門工事業者に依頼する
ことなく安価となり、又壁面に配管用の穴を貫通させる
こともなくして一般家庭の使用者が容易に工事を行え、
しかも給湯を複数の場所に自由に延長又は設置できるよ
うにした事を特徴とするものである。

次に図面に示すこの考案一実施例について説明すれば、
１は給湯器本体で罐体２と燃焼バーナ（図示せず）を内
装している。

３は罐体２の入水側に水道等に連結し給水バルブ４にて
給水又は給水停止され且つ給水バルブ４より罐体２側方
向に備え人罐する水圧を０．６ｋｇ／ｃｍ２にセットし
である減圧弁５と、該減圧弁５より罐体２側に開き圧０
．９５ ｋｇ／Ｃｍ２閉さ圧０．８ｋｇ／ｃｍ２に調整
された主安全弁６と、更に分岐する送水管７と排水弁８
を備えドレーン抜管９とを備え硬質耐蝕材から成る入水
管で、全体をユニット化し罐体２の給水側に少なくとも
２個は有する取付口１０に着脱自在にニップル等で取付
ける。

前記複数個の取付口１０は一方に入水管３が取付けられ
た時他方は閉口され給湯本体１の据付条件に応じて入水
管３を左右又は前後の取付口１０に自在に取付けられる
ように設けている。

１１は開き圧０．９５ ｋｇ／ｃｍ２閉さ圧０．８ｋｇ
／ｃｍ２に調整された副安全弁１２を備え方向性が可変
の出湯管で罐体２の給湯側に取付けている。

１３は出湯管１１の接続口１４に一方を接続し乍ら延長
する可撓管。

１９は壁面表面に着脱自在に取付けられた後方に鍔状の
取付部１５を形成し該取付部１５を壁面表面に締結する
締付部材１６、及び側方に開口し乍ら突出する入口１７
、及び前方内側に螺子を切り凹状で且つ入口１７と連通
する送口１８を有し内部がほぼ土字状の丁接続金具。

前記下接続金具１つを壁面表面に取付けるに際しては、
壁面表面に小径で一定深さの穴を穿ち該穴に螺子を切っ
たブツシュ１９′を打込み、締付部材１６をブツシュ１
９′に螺子込み下接続金具１９を取付けるもので、従っ
て壁面がセメント質のものでも大きな貫通穴を設けずし
て取付けられるものである。

又下接続金具１９の送口１８には台所又は洗面所又は風
呂場等の使用個所に設けた蛇口２０を直接接続するか、
又湯の使用個所が複数個の場合罐体２側の下接続金具１
９から次の蛇口２０に湯を供給する為、送口１８には下
部外周及び上部内周に螺子を切ったほぼＴ字状で少なく
とも２個の吐出口２２．２３を有した上接続金具２４を
螺合している。

前記により上接続金具２４の一方の吐出口２２には蛇口
２０を螺合し、更に他方の吐出口２３と次の使用個所に
取付けた下接続金具１９の送口１８との間に順次使用個
所に取付ける。

２５は下接続管１９と上接続管２４の螺金時妄りに回転
することを防止する作用と、父上接続金具２４の方向性
可変作用させる部材。

２６は漏防止パツキン。

２７は入水管３の一端に一方を接続し乍ら延長し給湯用
の可撓管１３と共に蛇口２０のうちの１個又は複数個に
水を供給する給水用の可撓管で、水単独又は湯水混合が
得られるようにしている。

２８は入水管３の主安全弁６が開き圧０．９５ｋｇ／ｃ
ｍ２以上になって作動した時水をドレーン抜管９に自動
的に排水するドレーン抜用の可撓管で、主安全弁６とド
レーン抜管９間に接続する。

２９は給湯管１１の副安全弁１２が開き圧０．９５ｋｇ
／ｃｍ２以上になって作動した時湯をドレーン抜管９に
自動的に排水するドレーン抜用の可撓管で、主安全弁６
をドレーン抜管９間に接続する。

２９は給湯管１１の副安全弁１２が開き圧０．９５ｋｇ
／ｃｍ２以上になって作動した時湯をドレーン抜管９に
自動的に排水するドレーン抜用の可撓管で、副安全弁１
２とドレーン抜管９間に接続する。

３０は入水管３と既存の水道の蛇口３１との間を可撓管
３２を介して締結する締結金具で、接続管３３の開口部
内に該開口部の高さより稍高い中空のパツキン３４を挿
入し、該パツキン３４の中空内に蛇口３１の吐出口３５
を挿入し着脱自在に螺合栓３６を上方から締結すること
によりパツキン３４が圧縮され接続管３３の開口部と吐
出口３５の外方を密接する。

以上の如くこの考案は構成するものであり、次に作動に
ついて説明すれば、燃焼バーナを燃焼させることにより
、成体２内の水は湯コントロール装置（図示せず）にコ
ントロールされ適度な湯温度を保っている。

次に台所又は洗面所又は風呂場等に湯が必要な場合必要
に応じて各蛇口２０を開口すれば自由に湯又は湯水混合
が得られるものである。

即ち、蛇口２０を開口することにより離体２の湯は可撓
管１３及び下接続金具１９の入口１７及び送口１８及び
上接続金具２４の吐出口２２を経て蛇口２０より吐出さ
れるものであり、更に上接続金具２４の吐出口２３から
可撓管１３を介して次の蛇口２０に給湯される。

要するにこの考案は、連通ずる入口と送口を有した下接
続金具の取付部を壁面表面に打込んだブツシュに取付部
材を介して取付け、該下接続金具の入口に給湯器本体か
ら延長する可撓管を接続すると共に送口には上接続金具
の吐出口下方を螺合して連通し、更に上接続金具の吐出
口上方には蛇口を螺合し且つ上接続金具の吐出口側方に
は他の蛇口に給湯する可撓管を接続したものであるから
、従来の如く蛇口を保持する為に壁面に大きな配管用の
穴を貫通させる必要が全くなくなり工事自体が簡便とな
る。

又これによって専門工事業者でなくても一般家庭の使用
者でも容易に配管出来且つその据付工事費は必要なくな
りきわめて安価となる。

又可撓管と蛇口は簡単に接続金具に保持され且つ自由に
据付条件に応じて配管出来配管自体に無理させることも
ない。

又下接続金具と上接続金具を取付条件に応じて適当に選
定し組合わせることにより好みの複数の場所に自由に延
長又は設置でき湯が得られることも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案一実施例の配管正面図、第２図は同要
部拡大断面図、第３図は離体に給水する既存の蛇口と可
撓管の接続個所の拡大断面図、第４図は第２図の解体斜
面図。 １・・・・・・給湯本体、２・・・・・・離体、１３・
・・・・・給湯用の可撓管、１９・・・・・・下接続金
具、２０・・・・・・蛇口、２４・・・・・・上接続金
具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 連通ずる人口と送口を有した下接続金具の取付部を壁面
   表面に打込んだブツシュに取付部材を介して取付け、該
   下接続金具の人口に給湯器本体がら延長する可撓管を接
   続すると共に送口には上接続金具の吐出口下方を螺合し
   て連通し、更に上接続金具の吐出口上方には蛇口を螺合
   し且つ上接続金具の吐出口側方には他の蛇口に給湯する
   可撓管を接続して成る瞬間給湯器。