JP4516881B2 - ランドセル用ベルト保持具 - Google Patents
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Description
また、特許文献2および特許文献3に記載されているランドセル用ベルト保持具は、ベルトの上端部の間隔が体格に合わせて大きく拡げられたときにベルトが左右方向へ傾いて肩に当たるので、肩が痛くなるなどの不快感を与え、また、ベルトの角度変化が大きいので、安定した使用感を得ることができない。
(1)ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、前記ベルトホルダーを前記スライダーに対して前後方向へ回動自在に取り付け、前記ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けたことを特徴とする。
(2)ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、前記ベルトホルダーを前記スライダーに対して左右方向へ回動自在に取り付けたことを特徴とする。
(3)(2)に記載のランドセル用ベルト保持具において、前記ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けたことを特徴とする。
(4)ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、前記スライダーに対する前記ベルトホルダーの高さを調整する高さ調整機構を設けたことを特徴とする。
(5)ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、前記ベルトホルダーと、このベルトホルダーを前記スライダーに対して取り付ける部材とを、バックルの雄部材と雌部材とにしたことを特徴とする。
また、ベルトの上端部の間隔を、スライダーを移動させることによって調整し、スライダーの位置を固定することにより、ベルトの傾きを一定に固定することができ、ランドセルが背中に傾いて当たらなくなるので、使用感のよいものとなる。
そして、ベルトホルダーをスライダーに対して前後方向へ回動自在に取り付け、ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けたので、ベルトの上端部を前後方向の最適回動位置にロックすることができる。
また、ベルトホルダーをスライダーに対して左右方向へ回動自在に取り付けたので、使用者の体格に応じてスライダーを移動させてベルトの上端部の間隔を調整した後、ベルトの上端部の間隔が体格に合わせて微調整されても、そのときのベルトの回転角が小さく、ベルトの接触角度変化が小さいため、ベルトが肩に沿うかたちとなり、安定した使用感を得ることができる。
さらに、ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けたので、ベルトの上端部を左右方向の最適回動位置にロックすることができる。
そして、スライダーに対するベルトホルダーの高さを調整する高さ調整機構を設けたので、ベルトホルダーの高さを最適高さ位置に調整することができる。
さらに、ベルトホルダーと、このベルトホルダーをスライダーに対して取り付ける部材とを、バックルの雄部材と雌部材とにしたので、ベルトの着脱を容易に行うことができるとともに、ベルトの交換を容易に行うことができる。
なお、図1における背負いベルトは、上、下端部を除いた部分を省略してある。
そして、以下の説明における前後、左右、上下は、図2の正面図に対するものである。
そして、ベース本体12は、左右に細長く、上下端が平行している底部13と、この底部13の上下端から前側へ平行に起立させて折り曲げられた上壁部14、下壁部15と、底部13の左右方向の中央部分を除いた上、下壁部14,15から互いに接近するように底部13と平行に折り曲げられ、互いの間に左右へ延びるスライド溝16aを形成する前壁部16と、この前壁部16の設けられていない上壁部14の前端中央部分から上側へ折り曲げられて矩形状で突出し、中央部分に取付孔17aが設けられた取付片17とで構成されている。
なお、底部13には、前壁部16の設けられていない中央部分に中央取付孔13aが設けられ、前壁部16の左右に張り出した張出部分にそれぞれ端取付孔13bが設けられている。
また、カバー18には、ベース本体12の中央取付孔13aに対応する部分に、方形の中央窓19が設けられ、この中央窓19の左右両側に、ベース本体12の各スライド溝16aに対応して左右へ延びる長孔20が設けられ、ベース本体12の各端取付孔13bに対応する部分に、貫通孔21が設けられている。
そして、フック23は、タッピングねじなどの取付ねじ26によってベース本体12の取付片17に取り付けられる。
そして、各スペーサー28には、スライダー32が当接する挿入部28aの面に、摩擦抵抗を少なくする目的で、左右方向(スライダー32の摺動方向)へ延びる複数の溝29が設けられ、ベース本体12の端取付孔13bに対応する差込孔30がはみ出し部28bに設けられている。
なお、一対のスペーサー28は、左右対称に構成されている。
そして、各スライダー32の脚部35の一方には、後述するピニオンギア40に上側または下側で噛み合う歯36aを左右方向に有するラック部36が左右方向へ設けられている。
なお、一対のスライダー32は、同じ構造で、180度回転させたものである。
そして、押し釦47は、合成樹脂で成形され、カバー18の中央窓19へ挿入される押圧部47aと、この押圧部47aの左右後端から後側へ延びる弾性片47bと、この各弾性片47bの外側に設けられ、カバー18の後端に当接する係合突起47cとで構成されている。
なお、板ばね45およびストッパープレート46は、組み立てた状態で、ベース本体12の上壁部14と下壁部15とによって回動を阻止される。
そして、ベルトホルダー49のベルト保持部50の部分に、背負いベルト4の上端部4aを、例えば、鋲で取り付けるための取付孔51が設けられている。
このベルトホルダー49は、軸部74が取付孔52およびスライダー32のリング部34へ挿入され、この軸部74の一端に、ベルトホルダー49の一側に当接する頭部75が設けられ、軸部74の他端部に、ベルトホルダー49の他側に当接するEリングと呼ばれる金属製の止め輪85を係止させる係止溝76が設けられた金属製の取付ピン73によって取り付けられる。
なお、一対のベルトホルダー49は、左右対称に構成されている。
まず、カラー39の下側小径部39aを、板ばね45の孔45aへ挿入した(嵌め込んだ)後、ベース本体12の底部13の中央取付孔13aへ挿入する(嵌め込む)。
そして、ストッパープレート46の孔46a内へカラー39の中央大径部39cを挿入した後、上側中径部39bを孔40aに挿入して(嵌め込んで)ピニオンギア40を中央大径部39cの上側に位置させる。
次に、孔40aの上側から孔40a、挿通孔39dへとビス41の軸部を挿入し、底部13の下側へ突出したビス41の軸部にナット42を螺合させ、締め付けることにより、板ばね45、カラー39、ストッパープレート46およびピニオンギア40を底部13(ベース本体12)に固定する(図4参照)。
このようにして板ばね45、カラー39、ストッパープレート46およびピニオンギア40を底部13(ベース本体12)に固定すると、板ばね45は少し圧縮され、復元力でストッパープレート46をピニオンギア40へ押し付ける。
このようにして各ラック部36の歯36aをピニオンギア40に噛み合わせると、スライダー32の基部33がスライド溝16aに入り、スライド溝16aの前側にリング部34が突出する。
そして、ストッパープレート46を押し下げる力を取り除くと、ストッパープレート46が板ばね45の復元力で浮上し、突条部46bが各ラック部36の歯36に噛み合い、スライダー32はロックされ、左右方向への移動を阻止される(図4参照)。
そして、取付ピン73の軸部74を取付孔52、リング部34へ挿通し、ベルトホルダー49から突出した軸部74に設けられている係止溝76に止め輪85を係合させ、取付ピン73がベルトホルダー49から抜けるのを阻止する(図4、図6参照)。
なお、ビス41も、ランドセル本体2の内側に突出した部分にワッシャーを通した後にナットを螺合させることにより、ランドセル本体2に固定する。
そして、各係合突起47cが中央窓19の内縁を乗り越えると、弾性片47bがストッパープレート46を押し込み、自身の弾性で復帰することにより、係合突起47cが中央窓19の内縁後端と対向し、係合する状態になる(図6参照)。
この状態で押圧部47aを押す力を取り除くと、ストッパープレート46が板ばね45の復元力で復帰し、突条部46bが各ラック部36の歯36aに噛み合い、また、各係合突起47cが中央窓19の内縁後端に係合して押し釦47が中央窓19から抜けるのを阻止する(図4参照)。
まず、図6に示すように、押し釦47を板ばね45の付勢力に抗して押し込み、ストッパープレート46の突条部46bがスライダー32の歯36aに噛み合うのを解除した後、背負いベルト4またはベルトホルダー49の一方を持って動かしたい方向、例えば、背負いベルト4の上端部4aの間隔を拡げたい場合は、ベルトホルダー49が互いに離れる方向へ、逆に、背負いベルト4の上端部4aの間隔を狭めたい場合は、ベルトホルダー49が互いに接近する方向へ所望の位置まで移動させる。
したがって、両スライダー32はピニオンギア40を中心にして左右対称に移動するので、背負いベルト4の上端部4aの間隔を所望の間隔にすることができる。
なお、上端部4aの間隔は、スライド溝16aおよび長孔20を移動するスライダー32の基部33が長孔20の外側端部20a(図3参照)に当接することによって最大間隔となり、また、スライド溝16aおよび長孔20を移動するスライダー32の基部33が長孔20の内側端部20b(図3参照)に当接することによって最小間隔となる。
また、背負いベルト4の上端部4aの間隔を、スライダー32を移動させることによって調整し、スライダー32の位置を固定することにより、背負いベルト4の傾きを一定に固定することができ、安定した使用感のよいものとなる。
74aは扁平部を示し、取付ピン73を構成する軸部74の頭部75と反対側端にIカット状に設けられている。
そして、扁平部74aの軸部74の周面に近い部分に、係止溝76が設けられている。
78は付勢部材としてコイルスプリングを示し、取付ピン73の軸部74が挿通され、取付ピン73をベルトホルダー49から抜け出るように頭部75を付勢するものである。
そして、円柱部83には、取付ピン73の扁平部74aが挿通される扁平な挿通孔83aが設けられるとともに、この挿通孔83aの中心を中心とした円周上に、係止部材81の係止突起81bが係合する係合溝83bが等角度間隔で複数設けられている。
まず、カバー18の長孔20から突出した、スライダー32の基部33の一部およびリング部34に係止部材81を被せ、さらにベルトホルダー49を被せることにより、リング部34、取付孔81a、取付孔51,52Aを同一直線上に位置させる。
そして、取付ピン73の軸部74をコイルスプリング78に挿通した後、軸部74を取付孔52、取付孔81a、リング部34、取付孔52Aへ挿通する。
さらに、ベルトホルダー49から突出した軸部74の扁平部74aを係合部材82の挿通孔83aへ挿通し、円柱部83を円形孔52aに嵌合させ、係合突起部84を係止孔52bに嵌合させるとともに、係止突起81bを係合溝83bに係合させた後、係止溝76に止め輪85を係合させ、取付ピン73がベルトホルダー49から抜けるのを阻止する。
なお、他の部分の取付は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
まず、図8の状態において、取付ピン73の頭部75をコイルスプリング78の付勢力に抗して押し込むことにより、軸部74が右側へ移動して係合部材82を右側へ移動させる。
このようにして係合部材82を右側へ移動させると、係止部材81の係止突起81bと係合部材82の係合溝83bとの係合が解除できるので、ベルトホルダー49を取付ピン73に対して前後方向の所望の位置へ回動させることができる。
このようにして係止突起81bが係合溝83b内に入ると、係止突起81bが係合部材82の回動を阻止してロックするので、ベルトホルダー49は前後方向への回動を阻止され、ロックされる。
62は釦を示し、ベルトホルダー49の挿入穴53内へ係止段部53aの間から挿入される挿入平板部63と、この挿入平板部63の両側面に設けられ、係止段部53aに係合する取付係合突起65とで構成されている。
そして、挿入平板部63には、挿入穴53内へ挿入されるとき、挿通孔54の間を通過する部分に、後述する小径柱91が入るU溝が63aが設けられている。
そして、平板部89には、取付ねじ93でスライダー32の天板部34Aに取り付けるための取付孔89aが設けられている。
また、支持柱90は、断面円形の小径柱91と、この小径部91の頂部に小径部91と同心、かつ、小径柱91よりも大径で、ベルトホルダー49の挿通孔54へ隙間なく挿通可能な天板部92とで構成されている。
まず、カバー18の長孔20から突出したスライダー32の基部33Aの一部および天板部34Aにベース88を、支持柱90を前側へ向けて取付ねじ93を用いて取り付ける。
そして、支持柱90をベルトホルダー49の挿通孔54へ挿通して平板部89をベルトホルダー49に当接させる。
このようにして平板部89をベルトホルダー49に当接させると、ベルトホルダー49の前面と天板部92の前面とが同一面を形成する状態になる。
そして、図10に示すように、取付係合突起65が係止段部53aを乗り越えて係止段部53aに係合することにより、釦62が挿入穴53から抜けるのを阻止する。
なお、他の部分の取付は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
上記のようにしてベース88にベルトホルダー49を釦62で取り付けると、ベルトホルダー49および釦62はベース88の小径柱91を中心にして回動できるので、ベルトホルダー49を左右方向へ回動させることができる。
そして、挿入平板部63には、鍵穴63bと、この鍵穴63bを形成する上下に延びた矩形孔の底(上側)に位置し、ベース88を構成する小径柱91に設けられている係止溝91aに係合する係合突部64とが設けられている。
まず、カバー18の長孔20から突出した、スライダー32の基部33Aの一部および天板部34Aにベース88を、支持柱90を前側へ向けて取付ねじ93を用いて取り付ける。
そして、ベルトホルダー49の挿入穴53内へコイルスプリング71を挿入した後、釦62の鍵穴63b底側から係止段部53aの間へ挿入平板部63を圧入させると、取付係合突起65が係止段部53aを乗り越えて係止段部53aに係合することにより、釦62が挿入穴53から抜けるのを阻止する。
このようにして釦62を挿入し、取付係合突起65を係止段部53aに係合させると、コイルスプリング71で釦62が付勢されることにより、釦62の一部が挿入穴53から突出する。
そして、釦62を押し込んでいた力を取り除くと、コイルスプリング71で釦62が付勢されて挿入穴53から突出する方向へ移動することにより、小径柱91が鍵穴63bの矩形孔に入り、挿入平板部63の前面が天板部92の後面に当接するとともに、係合突部64が小径柱91の係止溝91aに係合し、支持柱90が取付孔54から抜けるのを阻止する。
なお、他の部分の取付は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
上記のようにして組み立てた状態において、釦62をコイルスプリング71の付勢力に抗して押し込むことにより、係合突部64が上側へ移動して小径柱91の係止溝91aから抜け出る。
したがって、ベルトホルダー49および釦62を、支持柱90を中心にして左右方向へ回動させることができる。
なお、ベルトホルダー49および釦62を支持柱90を中心にして左右方向へ回動させることのできる状態においては、挿通孔54と、鍵穴63bを形成する円形孔とは重ならず、支持柱90がベルトホルダー49から抜け出ない状態になっている。
このようにして係止突部64が係止溝91a内に入ると、小径柱91が釦62の回動を阻止してロックするので、ベルトホルダー49は左右方向への回動を阻止され、ロックされるとともに、釦62の挿入穴53からの突出が停止する。
そして、スライド溝55は、下向きに開放した矩形状の挿通穴55aと、この挿通穴55aの幅よりも狭く、挿通穴55aの中央に上下方向に位置して挿通穴55aを後側へ開放させる開放孔55bとで構成されている。
なお、取付孔52は、挿入孔56を左右方向へ貫通する状態で設けられている。
そして、平板状部68には、取付ピン73の軸部74が挿通される取付孔68aと、後述するコイルスプリング71Aの端部を収容する収容凹部68bとが設けられている。
71Aは付勢部材としてのコイルスプリングを示し、押し釦67を所定方向へ回動するように付勢するものである。
上記したベース96は、平板部97と、この平板部97の一面に設けられ、ベルトホルダー49の開放孔55bへ挿入される支持部98と、この支持部98の平板部97と反対側に設けられ、ベルトホルダー49の挿通穴55aへ挿入される挿入天板部99とで構成されている。
そして、平板部97には、取付ねじ100で、図示を省略したスライダーの天板部に取り付けるための取付孔97aが設けられている。
また、挿入天板部99の前面には、押し釦67の係合突条69が係合できるように左右方向へ伸び、上下方向へ等間隔に複数の係止溝99aが設けられている。
まず、カバー18の長孔20から突出した、図示を省略したスライダーの天板部にベース96を、挿入天板部99を前側へ向けて取付ねじ100を用いて取り付ける。
そして、ベルトホルダー49の挿入孔56内の受け部57にコイルスプリング71Aの一端を位置させた後、係合突条69を下側の後側へ突出させた状態で挿入孔56内へ挿入し、収容凹部68bにコイルスプリング71Aの他端を収容させた平板状部68でコイルスプリング71Aを圧縮させ、ベルトホルダー49の前面と平板状部68の前面とが同一面になる状態にする。
この状態で、平板状部68(押し釦67)を押し込んでいた力を取り除くと、押し釦67はコイルスプリング71Aの付勢力で取付ピン73を中心にして回動するが、平板状部68が挿入孔56の縁に当接することにより、回動を阻止される。
そして、挿入天板部99を挿通穴55aに嵌合させるとともに、支持部98を開放孔55bに嵌合させてベース96をベルトホルダー49側へ押し込み、平板状部68を回動させていた力を取り除くと、コイルスプリング71Aの付勢力によって押し釦67が反対側へ回動し、係合突条69が係止溝99aに係合するので、ベース96がベルトホルダー49から抜けるのを阻止される。
なお、他の部分の取付は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
上記のようにして組み立てた状態において、押し釦67をコイルスプリング71Aの付勢力に抗して押し込むことにより、係合突部64が係止溝99aから抜け出るので、ベース96に対してベルトホルダー49を上下動させることができる。
そして、ベース96に対してベルトホルダー49を上下動させて所望の高さ位置にした後、押し釦67を回動させていた力を解除すると、コイルスプリング71Aの付勢力によって押し釦67が反対側へ回動し、係合突条69が係止溝99aに係合するので、ベルトホルダー49をその位置に固定できる。
そして、ベルトホルダー49には、回動端の片側先端に係合円柱部60aが設けられた弾性片60を有する挿入部59が設けられている。
102はバックルの雌部材を示し、図示を省略したスライダーの天板部に取付ねじ106で取り付けるための取付孔103と、ベルトホルダー49に挿入部59を回動可能に挿入できる挿入溝104と、この挿入溝104へ挿入部59を挿入した状態で係合円柱部60aが係合する円形の係止孔105とが設けられている。
まず、カバー18の長孔20から突出した、図示を省略したスライダーの天板部に雌部材102を被せ、取付ねじ106を用いて雌部材102をスライダーの天板部に取り付ける。
そして、雌部材102の挿入溝104内へベルトホルダー49の挿入部59を挿入すると、弾性片60が撓むことによって係合円柱部60aが挿入溝104内へ入るので、挿入部59を挿入溝104内へ挿入することができる。
なお、他の部分の取付は、第1実施例と同様になるので、説明を省略する。
上記のようにして組み立てると、円柱状の係合円柱部60aが円形の係止孔105に係合するので、ベルトホルダー49を雌部材102に対し、係合円柱部60aを中心にして左右方向へ回動させることができる。
そして、雌部材102からベルトホルダー49を取り外すときは、弾性片60の付勢力に抗して係合円柱部60aを挿入溝104内へ押し込みながらベルトホルダー49を雌部材102から引き抜く方へ引っ張ると、係合円柱部60aが挿入溝104内へ入り込むので、ベルトホルダー49を雌部材102から取り外すことができる。
また、雌部材102に対してベルトホルダー49を左右方向へ回動自在に取り付けたので、使用者の体格に応じてスライダーを移動させて背負いベルト4の上端部4aの間隔を調整した後、背負いベルト4の上端部4aの間隔が体格に合わせて微調整されても、そのときの背負いベルト4の回転角が小さく、背負いベルト4の接触角度変化が小さいため、背負いベルト4が肩に沿うかたちとなり、安定した使用感を得ることができる。
2 ランドセル本体
2a 背負い面
2b 底部
3 ランドセル用ベルト保持具
4 背負いベルト
4a 上端部
4b 下端部
11 ベース
12 ベース本体
13 底部
13a 中央取付孔
13b 端取付孔
14 上壁部
15 下壁部
16 前壁部
16a スライド溝
17 取付片
17a 取付孔
18 カバー
19 中央窓
20 長孔
20a 外側端部
20b 内側端部
21 貫通孔
23 フック
24 挿入穴
25 挿通孔
26 取付ねじ
28 スペーサー
28a 挿入部
28b はみ出し部
28c 突き当て面
29 溝
30 差込孔
32 スライダー
33 基部
33A 基部
34 リング部
34A 天板部
34a 取付孔
35 脚部
36 ラック部
36a 歯
38 連結機構
39 カラー
39a 下側小径部
39b 上側中径部
39c 中央大径部
39d 挿通孔
40 ピニオンギア
40a 孔
41 ビス
42 ナット
44 スライダーロック機構
45 板ばね
45a 孔
45b 当接部
46 ストッパープレート
46a 孔
46b 突条部
47 押し釦
47a 押圧部
47b 弾性片
47c 係合突起
49 ベルトホルダー
50 ベルト保持部
51 取付孔
52 取付孔
52A 取付孔
52a 円形孔
52b 係止孔
53 挿入穴
53a 係止段部
54 挿通孔
55 スライド溝
55a 挿通穴
55b 開放孔
56 挿入孔
57 受け部
59 挿入部
60 弾性片
60a 係合円柱部
62 釦
63 挿入平板部
63a U溝
63b 鍵穴
64 係合突部
65 取付係合突起
67 押し釦
68 平板状部
68a 取付孔
68b 収容凹部
69 係合突条
71 コイルスプリング(付勢部材)
71A コイルスプリング(付勢部材)
73 取付ピン
74 軸部
74a 扁平部
75 頭部
76 係止溝
78 コイルスプリング(付勢部材)
80 前後方向回動ロック機構
81 係止部材
81a 取付孔
81b 係止突起
82 係合部材
83 円柱部
83a 挿通孔
83b 係合溝
84 係合突起部
85 止め輪
87 左右方向回動ロック機構
88 ベース
89 平板部
89a 取付孔
90 支持柱
91 小径柱
91a 係止溝
92 天板部
93 取付ねじ
95 高さ調整機構
96 ベース
97 平板部
97a 取付孔
98 支持部
99 挿入天板部
99a 係止溝
100 取付ねじ
102 雌部材
103 取付孔
104 挿入溝
105 係止孔
106 取付ねじ
111 取付鋲
Claims (5)
- ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、
前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、
前記ベルトホルダーを前記スライダーに対して前後方向へ回動自在に取り付け、
前記ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けた、
ことを特徴とするランドセル用ベルト保持具。 - ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、
前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、
前記ベルトホルダーを前記スライダーに対して左右方向へ回動自在に取り付けた、
ことを特徴とするランドセル用ベルト保持具。 - 請求項2に記載のランドセル用ベルト保持具において、
前記ベルトホルダーを回動位置にロックするロック機構を設けた、
ことを特徴とするランドセル用ベルト保持具。 - ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、
前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、
前記スライダーに対する前記ベルトホルダーの高さを調整する高さ調整機構を設けた、
ことを特徴とするランドセル用ベルト保持具。 - ベースに対してスライダーをスライドさせることにより、ベルトの上端部の間隔を調節するランドセル用ベルト保持具において、
前記スライダーから上方へ延び、上向きに開口したベルト保持部を有するベルトホルダーを設け、
前記ベルトホルダーと、このベルトホルダーを前記スライダーに対して取り付ける部材とを、バックルの雄部材と雌部材とにした、
ことを特徴とするランドセル用ベルト保持具。
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