JP4516573B2 - 側面ボタンを備えている筆記用具 - Google Patents

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Description

本発明は、筆記用具に関し、特に、後端部と、筆記先端が貫通して突き出すことが可能な開口を備えている前端部との間を長さ方向の軸線に沿って延びている筒状のボディと、半径方向外向きの少なくとも1つの作動面とボディの内部に配置されている少なくとも1つの第1のカムとを有している側面ボタンと、長さ方向の軸線に対して傾斜している第1の傾斜部分を少なくとも有し、ボディ内を長さ方向に可動な可動部材を有している筆記先端前進機構と、を有し、側面のボタンは、第1のカムが第1の傾斜部分に面している休止位置にとどまることが可能であり、かつボディの内部に向かう第1の傾斜運動が可能であり、該運動の間第1のカムが第1の傾斜部分と相互作用して可動部材が第1の運動を行うシャープペンシルに関するが、シャープペンシルには限定されない。
たとえば米国特許出願公開明細書第3883253号に記載されているような、筆記先端を前進させる側面ボタンを備えている筆記用具は、筆記先端を前進させる、つまり突き出す必要があるときに、使用者が筆記用具を自分の手の中で筆記位置に維持するという利点がある。この形式の筆記用具では、側面ボタンを作動させるためには使用者が自分の人差し指をボディに沿って動かすことがせいぜい必要なだけである。これは、芯が消耗すると芯前進機構を定期的に作動させることが必要なシャープペンシルでは特に有利である。
しかし、上記従来技術の側面ボタンには、前進機構を長さ方向に比較的わずかにしか移動させることができないという欠点がある。具体的には、前進機構の傾斜部分に対するボタンのカムの作動ストロークが管状のボディの内径に制限されており、その結果、ボディの直径を過度に大きくすることなく、かつボタンに作用する圧力が許容可能に維持されるように傾斜部分の適切な傾斜を維持しながら相当のストロークを得ることができない。さらに、管状のボディの中央にたとえば芯格納室などの筒が存在するため、側面ボタンはボディの外側に突き出し、そのため筆記用具を握るのがやっかいで、筆記用具を握り替えないで側面ボタンを作動させることがより困難になることがある。
本発明の目的は、特に、可動部材の前向きのストロークが、芯を前進させる役割を持つ第1の部分と、ボディの前端部に可動に取り付けられている芯案内先端を突き出す第2の部分とを備えているシャープペンシルの場合に、筆記先端を長さ方向により大きく動かすことができる側面ボタンと前進機構とを備えた筆記用具を提案することによって、前述の欠点を軽減することである。
そのため、本発明の対象は、側面ボタンが第1のカムから長さ方向に離れている第2のカムを少なくとも有しており、可動部材が、少なくとも1つの第2の傾斜部分に隣接している、長さ方向の軸線に実質的に平行な支持部分を有しており、第2のカムは前記側面ボタンの第1の傾斜運動の間は支持部分に載り、側面ボタンは、ボディの内部へと向かう第2の傾斜運動が可能であり、該運動の間第2のカムが第2の傾斜部分と相互作用し可動部材が第2の運動を行うこと特徴とする前述の種類の筆記用具である。
この構成のおかげで、前進機構の可動部材を、ボディの内部に向かう2つの傾斜運動を行わせる1つの側面ボタンを使用して運動させることができる。これらの傾斜運動の各々の可動部材に対する作用は、従来技術の側面ボタンによって得られる作用と実質的に同じであり、その結果、可動部材に同一方向の第1と第2の運動を行わせることによって、筆記先端の長さ方向の運動を実質的に2倍にするか、側面ボタンアセンブリの半径方向内向きの運動を半分に減らして、したがってボディから突き出ているこのボタンの部分を小さくすることができる。
この2重の傾斜運動は使用者が側面ボタンの作動面の概ね中央に1回圧力を作用させることによって行うことが可能であり、したがって使用者が実質的に感知できない場合があることに注目されるべきであろう。具体的には、側面ボタンは、第1の傾斜部分に面している第1のカムの配置と第2のカムが載っている可動部材の支持部分の存在とによって、半径方向の圧力の作用で休止位置から第1の傾斜運動を行い、それからボタンは、第1の傾斜運動の終了時に第2のカムが第2の傾斜部分に面していることによって、実質的に自動的に第2の傾斜運動を行う。
しかし、作動面は、例えば、可動部材に作用が異なる第1と第2の運動をさせるか、可動部材に反対方向の第1と第2の運動をさせるように、その長さ方向の両端部の一方で押され、それから他方で押されることを意図としていることが考えられる。
本発明の好ましい実施態様では、1つまたは他の以下の構成を使用することもできる
−ボディは当たり部分を有しており、第1のカムは、側面ボタンと可動部材との間の摩擦を制限するために、側面ボタンが第2の傾斜運動をしている間にボディの当たり部分に接触する少なくとも1つの接触点を有している。
−可動部材の傾斜部分の少なくとも一方は、半径方向に計ったときに管状のボディの内部空間に実質的に等しい高さを有している。
−側面ボタンは第1および第2のカムの位置にそれぞれ第1および第2のU字状の断面を有しており、第1および第2の断面のU字の両分岐部の端部がそれぞれ第1および第2のカムを構成している。
−可動部材の第1の傾斜部分はボディの前端部に位置しており、第2の傾斜部分は後端部に位置している。
−前進機構は、可動部材をボディの後端部に向けて押しやる弾性部材を有しており、第1および第2の傾斜部分の傾斜は、第1および第2の運動がボディの前端部に向かって行われるようなものになっている。
−筆記先端は芯であり、前進機構は可動部材に接続されている芯締め付けチャックを有している。
−チャックはチャックと可動部材とをボディの後端部に向けて押しやる少なくとも1つの弾性部材の作用によって閉じた状態に維持される。
−可動部材は少なくとも1本の芯が貫通可能な中央ダクトを有しており、第1および第2の傾斜部分はそれぞれ中央ダクトの各側に位置している傾斜表面の第1の対と第2の対によって形成されている。
−芯格納室が可動部材に固定され、かつ後部ボタンによって芯を前進させることができるように、ボディの後端部から露出している後部ボタンを備えている後端部まで延びている。
−芯案内先端が引き込み位置と突き出し位置との間でボディの前端部内に摺動して入るように取り付けられており、可動部材の前記第1の運動はチャックを前進させて開くのに適しており、可動部材の第2の運動は芯案内先端を突き出し位置に押すのに適している。
本発明のその他の特徴と利点は、添付図面を参照して非限定的な例として示している以下の説明から明らかになるであろう。
さまざまな図において、同じ参照番号は同じまたは同様な部材を指している。
図1は、長さ方向の軸線Xに沿って前端部2aと後端部2bとの間を延びている管状のボディ2を有しているシャープペンシル1を示している。
本実施形態では、ボディ2は筒3と、ボディ2の前端部に配置されている先端4とによって構成されている。
先端4は、その前端部に、先端4の孔4aの中を自由に摺動するように取り付けられている芯案内先端5が貫通する開口を有している。芯案内先端5は、芯が折れるのを防ぐように芯6の出現に伴って出現する。芯の摩耗が芯案内先端の端部にまで達すると、芯案内先端が用紙に接触し、芯の端部を露出させ継続して筆記できるように後退運動を行う。
側面ボタン7が、管状のボディ2の半径方向の壁に形成され、長さ方向の軸線Xに沿って延びている長方形の窓8を貫通して取り付けられている。側面ボタン7は、半径方向外向きの作動表面9を有している。
側面ボタン7は、側面ボタンの前端部の位置に作動表面9に対向するように配置されている第1のカムの対11を有している。図5でわかるように、ボタンの前端部7aはU字形の断面を有しており、U字の基部は作動表面9を構成しており、U字の両分岐部分は管状のボディの内側に向けて延び、かつ第1のカムの対11の各々を構成するように端部の前部が丸みを帯びた形状の2つの翼部13を構成している。
側面ボタンの後端部7bもU字形の断面を有している。前端部7aと同様に、U字形の後部断面の両分岐部分は2つの翼部14を構成しており、これらの翼部の内側の端部は各々第2のカムの対12を構成している丸みを帯びた部分を前端部7aの側に有している。
第1のカムの対11は、第2のカムの対12から側面ボタン7の作動面9の長さ方向の長さに近い距離だけ軸線Xに沿って離れていることがわかるであろう。
両翼部13の外側の面の端部は、半径方向外向きに突き出している第1の突片15(図5参照)を有している。後ろの両翼部14の内側の端部はボディ2の後端部2bに向けて突き出している第2の突片16を有している。第1の突片15と第2の突片16とは、窓8の内側の周辺部と相互作用して、側面ボタン7が管状のボディ2から完全に外に出てしまうのを防止している。
管状のボディ2の内部には、可動部材20と、チャック30と、スリーブ40と、締め付けリング18と、可動部材20とスリーブ40との間に配置されているばね19とを有している前進機構が配置されている。
可動部材20は、管状のボディ2内を長さ方向の軸線Xに沿って摺動するように取り付けられている。本実施形態では、可動部材20は、可動部材の前端部20aを形成している前部片21と、前部片21に取り付けられている主片22とを有している。主片22は、可動部材の前端部20aに位置し、以降で詳細に説明する前部と、芯格納室を形成している中空の後部22bとを有している。しかし、芯格納室を可動部材20に取り付けられている独立した部品で形成することも完全に可能である。
チャック30は、図示の例示的な実施形態では可動部材の前片21の中を所定の長さにわたって摺動するように取り付けられている管状部分31と、芯6を動かないようにする締め付けリング18と既知の方法で相互作用するヘッド32とを有している。
スリーブ40は、ボディ2内を摺動して、チャック30に対して運動するように取り付けられている。スリーブは、休止位置ではばね19によって先端4と締め付けリング18とに押し当てて保持されている。
可動部材20の主片22の前部は、互いに同一で、可動部材の前端20aに配置されている第1の傾斜部分の対23を有している。第1の傾斜部分の対23はそれぞれ、芯が格納室からチャック30に向けて通過できるように中央ダクト24の各側に配置されている。第1の傾斜部分23の各々は、長さ方向の軸線Xに対して傾斜している直線状の表面を有している。
図示の実施形態では、第1の傾斜部分の対23は、ボディ2の後部に向かう方向を向いている。
したがって、側面ボタン7に圧力が作用すると、第1のカムの対11は第1の傾斜部分の対23と相互作用して、図1と2とに示している休止位置から可動部材20の前端2aに向かう運動を発生させる。
長さ方向の軸線Xに平行な支持部分25は、可動部材20の面上に側面ボタン7に対向して形成されている。図5によりわかりやすく示しているように、支持部分25は、側面ボタンが休止位置にあるときに、側面ボタン7の第2のカムの対12を支持部分25上に載せることができるように、ダクト24の各側を延び、かつ長さ方向に配置されている。
第2の傾斜部分26の対が、支持部分25の後端部のすぐ後に続いている。第2の傾斜部分の対はそれぞれ、芯格納室の各側に配置されており、第1の傾斜部分の対23と同様に長さ方向の軸線に対して傾斜している。
第2の傾斜部分の対26は、側面ボタンが第1の傾斜運動をして図3に示している位置にある時に、第2のカムの対12が第2の傾斜部分の対26に対向するように、長さ方向に第1の傾斜部分の対23から離れている。
シャープペンシルのボディ2は、長さ方向の軸線Xに平行で、ボディの窓8に対向している表面を有している当たり部分27を有している。第1のカムの対11は、側面ボタン7が第1の傾斜運動をしたときに当たり部分27に接触する接触点を形成している、突き出ているボス28によって後方に延びている。
当たり部分27の前端部は、休止位置でばね19の作用によって可動部材の半径方向外側の肩部29が接触する半径方向内側の周縁を形成している。このように当たり部分27は可動部材20の後退を制限するために使用されている。
可動部材の後端部20b、つまり本実施形態では芯格納室を形成している部分22bの後端部には、ボディの後端部2bを貫通して突き出している部材46が取り付けられている。部材46は、ボディの後端部2bを貫通して摺動する管状部分と、締結部分と、消しゴム47が内部に取り付けられている円筒状凹部とを有している。部材46と消しゴム47とは可動部材20を前向きに運動させるのに使用される後部ボタンを構成している。
上記のシャープペンシルの動作を図2から4を参照して以下で説明する。
図2に示している休止位置では、可動部材20は、可動部材の前端部20aに圧力を作用させるばね19の作用によって当たり部分27に接触するように引き込まれている。この休止位置では、側面ボタン7の第1のカムの対11は第1の傾斜部分の対23に接触しており、第2のカムの対12は可動部材の支持部分25に載っている。しかし、特に側面ボタン7が弾性部材によって外向きに押されている場合は、第1のカムの対11と第2のカムの対12とは、第1の傾斜部分の対23と支持部分25とに面しているだけでもよいことが理解されるであろう。
使用者は、図2に示している休止位置から、人差し指で圧力を作動表面9の概ね中心に作用させる。第2のカムの対12は支持部分25に載っているので、側面ボタン7はボディ2の内側に向かう第1の傾斜運動を行い、ボタンの前端部7aは窓8を通り抜ける。第1のカムの対11は第1の傾斜部分の対23と相互作用し、そのため、側面ボタンの第1の傾斜運動は、可動部材20の長さ方向の前向きの第1の運動に変換される。この第1の運動によって、可動部材の前片21内のチャックの管状部分31の「後退ストローク」と呼ばれる摺動隙間がなくなり、したがって前端部20aがチャックの周縁に接触して、それから、可動部材20はチャック30に第1の前向きの運動を行わせる。
チャックのこの第1の運動中に、リング18は芯の上に締め付けられたチャックのヘッド32を保持し、芯も同時に運動させる。
芯6は、芯案内先端5を貫通して摺動するが、芯案内先端5と開口4aとの間の摩擦力が芯案内先端5と芯6との間の摩擦力よりも大きいために芯案内先端が開口4a内で動かないことがある。図3からわかるように、芯6は次に芯案内先端から現れる。
側面ボタン7の第1の傾斜運動の終わりに、図3に示しているように、リング18が先端4の後端部に接触し、第1のカムの対11の突起しているボス28がボディの当たり部分27上に載る。
第2のカムの対12は、第1の傾斜運動の終わりに、支持部分25の第1の傾斜運動中の前向きの運動によって、第2の傾斜部分の対26に面していることが分かるであろう。使用者が作動表面9に圧力を作用させたままにすると、当たり部分27に接触している、突き出ているボス28によって形成されている支持点を中心とする、側面ボタン7の第2の傾斜運動が必然的に得られる。
この第2の傾斜運動の間に、第2のカムの対12は第2の傾斜部分の対26と相互作用して、可動部材20は第2の前向きの運動を行う。リング18はチャックのヘッド32を解放し、ヘッド32は開いて、芯案内先端5に当たって止まる。芯案内先端は前方に摺動し、芯6は、可動部材の第2の運動中はチャックに締め付けられていなくても芯案内先端5によって芯6に作用する摩擦力によって、前向きの運動を継続する。
ボス28がボディ2の当たり部分27上に載っているため、第2の傾斜運動の間は第2のカムの対12だけが可動部材に接触していることがわかるであろう。これは、側面ボタン7と可動部材20との間の摩擦力を制限するために使用され、その結果、第2の傾斜運動のために側面ボタンに作用させる圧力を大きく増大させる必要がない。
側面ボタン7の第2の傾斜運動の終わりに、シャープペンシルは、それ自体がシャープペンシルの先端4の開口から現れる芯案内先端5の前端部から芯6が現れる図4に示している状態にある。
使用者が側面ボタンの作動面9への圧力を解除すると、ばね19が可動部材20を図4に示している位置から後方に押し、その結果側面ボタン7が側面ボタンの第1および第2のカムの対(11、12)上の第1および第2の傾斜部分の対(23、26)の作用によって休止位置に戻る。可動部材のこの後退運動の間に、チャック30も後退運動をするが、チャックのヘッド32はこの運動の実質的に全長にわたって開いたままであり、そのため芯は後退運動を実質的に行わない。したがって、使用者が側面ボタン7を放すと、図4に示しているように、側面ボタン7は休止位置に戻り、チャックは再び芯6を締め付け、芯6と芯案内先端5は使用位置にとどまる。
この使用位置から、芯をさらに突き出すには、側面ボタン7の第1の傾斜運動だけを制御するだけで十分であることが理解されるであろう。そのため、芯のさらに突き出すのを制御するためには、側面ボタンを完全に押す必要はなく、芯をさらに突き出すことはボタンの作動面9の前端部にだけ圧力を作用させるだけで素早く正確に制御することができる。
部材46が可動部材20に剛に連結がされているため、部材46と消しゴム47とで構成されている後部ボタンを作動させることによって、芯を芯案内先端から突き出すことも可能である。
勿論、本実施形態は決して限定的なものではなく、本発明の範囲を逸脱することなくある部材を省略してもよい。たとえば、芯案内先端5、可動スリーブ20、および可動部材の前部23のチャックの端部の摺動アセンブリは、側面ボタンの2重傾斜運動のおかげで、可動部材の前向きの運動量をさらに増加させるためには必要ない。
さらに、前述の例示的な実施形態は、シャープペンシルに適用されているが、側面ボタンと可動部材とを備えた同様の機構は、ボールペンなどの他の種類の筆記用具に適用できることが当業者には明らかになるであろう。
ボールペンの突き出し制御の場合、たとえば、側面ボタンの第1の傾斜運動が先端を突き出させ、第2の傾斜運動がボールの付いた先端を後退させるように、可動部材の前後の傾斜部分は互いに逆方向に傾斜していてもよいことは考えられる。この場合、本発明の範囲を逸脱することなく可動部材をその第1の運動の後に可動部材を掛け止めする機構を備えることもできる。
本発明のボタンと前進機構を有し、側面ボタンが休止位置にあるシャープペンシルの長さ方向の断面図である。 図1に示しているシャープペンシルの前部の拡大図である。 側面ボタンが第1の傾斜運動を行った、図2と同様の図である。 側面ボタンが第2の傾斜運動を行った、図2と同様の図である。 図1に示している側面ボタンと前進機構との斜視図である。

Claims (11)

  1. 後端部と、筆記先端が貫通して突き出すことが可能な開口を備えている前端部(2a)との間を長さ方向の軸線(X)に沿って延びている管状のボディ(2)と、半径方向外向きの少なくとも1つの作動面(9)と前記ボディの内部に配置されている少なくとも1つの第1のカム(11)とを有している側面ボタン(7)と、前記長さ方向の軸線に対して傾いている第1の傾斜部分(23)を少なくとも有し、前記ボディ内を長さ方向に可動な可動部材(20)を有している筆記先端前進機構と、を有し、前記側面ボタン(7)は、前記第1のカムが前記第1の傾斜部分に面している休止位置にとどまることが可能であり、かつ、前記ボディの内部に向かう第1の傾斜運動が可能であり、該運動の間前記第1のカムが前記第1の傾斜部分と相互作用して前記可動部材が第1の運動を行う、筆記具において、
    前記側面ボタン(7)は、前記第1のカム(11)から長さ方向に離れている第2のカム(12)を少なくとも有しており、前記可動部材(20)は、少なくとも1つの第2の傾斜部分(26)に隣接している、前記長さ方向の軸線に実質的に平行な支持部分(25)を有しており、前記第2のカム(12)は、前記側面ボタンが前記第1の傾斜運動を行っている間前記支持部分に載り、かつ前記第1の傾斜運動の終了時には前記第2の傾斜部分に面し、それから前記側面ボタンは、前記ボディの内部へ向かう第2の傾斜運動が可能であり、該運動の間前記第2のカム(12)が前記第2の傾斜部分(26)と相互作用し前記可動部材が第2の運動を行うことを特徴とする筆記用具。
  2. 前記ボディは当たり部分(27)を有し、前記第1のカムは前記側面ボタンが前記第2の傾斜運動をしている間に前記ボディの前記当たり部分に接触する少なくとも1つの接触点(28)を有している、請求項1に記載の筆記用具。
  3. 前記可動部材の前記傾斜部分(23、26)の少なくとも一方は、半径方向に計ったときに前記管状のボディの内部空間に実質的に等しい高さを有している、請求項1または2に記載の筆記用具。
  4. 前記側面ボタン(7)は前記第1のカムと前記第2のカムの位置にそれぞれ第1および第2のU字状の断面を有しており、前記第1および第2の断面のU字の両分岐部の端部がそれぞれ前記第1および第2のカム(11、12)を構成している、請求項1から3のいずれか1項に記載の筆記用具。
  5. 前記可動部材の前記第1の傾斜部分(23)は前記ボディの前記前端部(2a)に位置しており、前記第2の傾斜部分(26)は前記後端部(2b)に位置している、請求項1から4のいずれか1項に記載の筆記用具。
  6. 前記前進機構は、前記可動部材(20)を前記ボディの前記後端部に向けて押しやる弾性部材(19)を有し、前記第1および第2の傾斜部分(23、26)の傾斜は、前記第1および第2の運動が前記ボディの前記前端部に向かって行われるようなものとなっている、請求項1から5のいずれか1項に記載の筆記用具。
  7. 前記筆記先端は芯(6)であり、前記前進機構は前記可動部材(20)に接続されている芯締め付けチャック(30)を有している、請求項6に記載の筆記用具。
  8. 前記チャック(30)は前記チャックと前記可動部材(20)とを前記ボディの前記後端部に向けて押しやる少なくとも1つの弾性部材(19)の作用によって閉じた状態に保たれる、請求項7に記載の筆記用具。
  9. 前記可動部材は少なくとも1本の芯が貫通可能な中央ダクト(24)を有しており、前記第1および第2の傾斜部分(23、26)はそれぞれ前記中央ダクトの各側に位置している傾斜表面の第1および第2の対によって形成されている、請求項7または8に記載の筆記用具。
  10. 芯格納室(22b)が前記可動部材(20)に固定され、かつ前記ボディの前記後端部から露出している後部ボタン(46、47)を備えている後端部まで延びている、請求項7から9のいずれか1項に記載の筆記用具。
  11. 芯案内先端(5)が、引き込み位置と突き出し位置との間で前記ボディの前記前端部内に摺動して入るように取り付けられており、前記可動部材(20)の前記第1の運動は前記チャック(30)を前進させて開くのに適しており、前記可動部材の前記第2の運動は前記芯案内先端(5)を前記突き出し位置へと押しやるのに適している、請求項7から10のいずれか1項に記載の筆記用具。
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