JP2019136947A - 先端部で字消しが可能な筆記具 - Google Patents
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Abstract
Description
尚、当該「発明を実施するための形態」記載の事項は、請求項記載の事項を限定するものではない。
先端の筆記部の周囲に字消し体を具備させた筆記具で、
当該筆記具により筆記した筆跡を、当該字消し体で擦ることにより、字消しすることができ、
筆記の際は、当該筆記具の先端に当該筆記部を突出させた状態を維持し、
字消しの際は、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端となるよう、変形させることができる構造を持つ、筆記具。
請求項1に記載の筆記具は、
シャープペンシルであり、当該字消し体は消しゴムである、筆記具。
請求項1に記載の筆記具は、
熱により変色するインクを使用したペンであり、当該字消し体は、当該インクにより筆記された筆跡を擦ることで摩擦熱を発生させ、当該筆跡を変色させることができる摩擦体である、筆記具。
請求項1から3のいずれかに記載の筆記具は、
当該筆記部を含んだ筆記ユニットが、軸筒の内部で前後方向に移動できる構造とし、
当該筆記ユニットを、直接的または他の部品を介し間接的に、当該軸筒に係止させることができる係止機構を有し、
筆記時には、当該係止機構により当該筆記ユニットと当該軸筒とを係止させることにより、当該筆記ユニットが筆記により当該筆記部から受ける後ろ向きの荷重を当該軸筒に伝達させ、当該筆記部が当該軸筒に対し相対的に後退することを阻止し、当該筆記具の先端に当該筆記部を突出させた状態を維持し、
字消し時には、当該係止機構による、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、当該筆記ユニットを当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項4に記載の筆記具は、
当該筆記ユニットを前方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する付勢部材を具備し、
当該軸筒の側面に、直接的または他の部品を介し間接的に当該係止機構の一部に接触可能な、サイドノックボタンを具備し、
当該サイドノックボタンの裏側と、当該筆記ユニット外周部の、いずれか一方に、後方への増分に対し軸芯から放射する方向の増分が対応する向きの傾斜を成す案内面を、もう一方に対偶を具有させ、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押すことにより、当該係止機構の一部を押圧し、これを変形または移動させ、当該係止機構の係合を係脱させ、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、
さらに当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該案内面と当該対偶を摺動させ、当該筆記ユニットを、当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項4に記載の筆記具は、
当該軸筒の側面に、前後方向のスリット状の開口部を有し、当該開口部を貫通して当該筆記ユニットに接続される、スライド操作部を具備し、
当該スライド操作部と当該軸筒との間に当該係止機構を備え、これにより、当該筆記ユニットと当該軸筒とを係止させ、
字消し時には、当該スライド操作部を押し込むことにより、当該係止機構の係合を係脱させ、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、そのまま当該スライド操作部を後方にスライドさせることにより、当該筆記ユニットを、当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項4に記載の筆記具は、
ノックされる度に、当該筆記ユニットを前進させて当該軸筒に係止させることと、係止を解除して後退させることとを、交互に行わせることにより、当該筆記ユニットを進退させ、当該筆記ユニットの先端の当該筆記部を、当該軸筒の先端部から出没させ、筆記可能な状態と、字消し可能な状態とを切り替えることができる、当該係止機構を兼ねたノック進退機構を備える、筆記具。
請求項7に記載の筆記具は、
当該軸筒内にて、当該軸筒に対し相対的に前後方向に移動可能な錘を備え、
当該筆記具を、把持して前後方向に振ることにより、当該錘により当該ノック進退機構がノックされ、当該筆記ユニットを進退させ、当該筆記部を、当該筆記具の先端部から出没させ、筆記可能な状態と、字消し可能な状態とを切り替えることができる、筆記具。
請求項8に記載の筆記具は、
当該筆記ユニットを後方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する、付勢部材を具備し、
当該ノック進退機構が、
当該軸筒内面の突出部の前方の側面により形成された、一方向の斜面と前後方向の面とを交互に連続配置させた、円筒状かつ鋸歯状のカムであり、その谷部は一つおきに前後方向の溝部を有する、軸筒内面カムと、
外周に突条を具有する回転子であり、当該突条は、後端部が、当該軸筒内面カムの当該鋸歯状のカムの当該斜面と摺接可能な同一方向の傾斜面を成し、また、当該溝部に嵌合可能である、回転子と、
先端部に円環状に山部と谷部とを交互に連続配置させて成る王冠状のカムを具有し、当該軸筒との間に前後方向の案内と対偶とから成る摺接部を有し当該摺接部により当該軸筒に対し相対的に回転を拘束された、ノック体であり、当該ノック体に当接または衝突した錘または当該錘に連接する部材により作用される、当該錘の慣性力及び運動により、前方に押し込まれることで、当該王冠状のカムを当該回転子の当該突条後端部の当該傾斜面に当接させ、当該回転子を、軸芯を回転軸として当該軸筒に対し相対的に回転させる、ノック体とから成る、筆記具。
請求項1から3のいずれかに記載の筆記具は、当該軸筒先端部の、当該筆記部の周囲となる部分に、少なくとも当該字消し体を含む字消し体ユニットを備え、
字消し時には、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し、先端側に移動させることにより、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項10に記載の筆記具は、
当該字消し体ユニットを後方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する付勢部材を具備し、
当該軸筒の側面にサイドノックボタンを備え、
当該サイドノックボタンの裏側と、当該字消し体ユニットの、いずれか一方に、前方への増分に対し軸芯から放射する方向の増分が対応する向きの傾斜を成す案内面を、もう一方に対偶を具有させ、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該案内面と当該対偶を摺動させ、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項10に記載の筆記具は、
当該軸筒の側面に、前後方向のスリット状の開口部を有し、当該開口部を貫通して当該字消し体ユニットに接続される、スライド操作部を具備し、
字消し時には、当該スライド操作部を前方にスライドさせることにより、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項5に記載の筆記具は、請求項11に記載の筆記具であり、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該軸筒と当該筆記ユニットとの係止を解除して、当該筆記ユニットを当該軸筒に対し相対的に後退させ、同時に、当該字消し体ユニットを当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。
請求項2、または、4から13までのいずれかに記載の筆記具は、シャープペンシルであり、当該字消し体が、回転を与えることで繰り出される、ねじによる繰り出し機構を介して取り付けられた消しゴムである、シャープペンシル。
尚、従来のサイドノック式シャープペンシルは、サイドノックボタンを押し込むことにより芯の繰り出しや押し戻しの操作を行うことができるが、当該実施例によるシャープペンシルは、サイドノックボタンの押し込みにより消しゴムを使用可能な状態にし、芯の繰り出しや押し戻しの操作は一般的なシャープペンシルと同様に後部のボタンをノックすることにより行う。
尚、サイドノックボタン109は、軸筒106の半径方向内向きに姿勢を崩さず並行に押し込めるよう、その側面や、当該側面と向かい合う、軸筒106の当該ボタンを貫通させる開口部の側面に、嵌合し摺接し合う姿勢制御用ガイドを設けるとより良い。
さらに、図1Cに示すように、ガイドを円錐形などとし、サイドノックボタン109を3個設置すると、筆記時は、親指、人差し指、中指の3本の指を、これらのボタンの間となる位置にそれぞれ添えて当該シャープペンシルを把持して筆記でき、字消し時には、指の腹などで捻るように当該シャープペンシルを僅かに回転させるだけで、親指、人差し指、中指の3本の指で3方向からボタンを押し込める状態に移行できる。また、サイドノックボタン109を3箇所設置することにより、2個設置した場合よりもさらにガイドのスライド動作を大きく付勢できるようになるため、結果的にそれぞれのサイドノックボタン109の必要な押し込み量をさらに小さなものとすることができ、当該シャープペンシルを、さらに使いやすいものとすることができる。
消しゴムユニット203は、およそ実施例1で示した消しゴムユニット103と同様の構造とするが、消しゴムユニット203は、側面に消しゴムホルダー205と接続された、弾性素材によるスライド操作部209を具有し、軸筒206の先端付近の側面のスリット状の開口部211を貫通し、軸筒206の外部に露出させている。スライド操作部209を指で前方にスライドさせると、消しゴムユニット203を前進させることができ、消しゴムユニット203が保持する消しゴム204を、筆記部201に対し、相対的に、より先端側に位置させることにより、字消し可能な状態にさせることができる。その状態から、スライド操作部209を指で後方にスライドさせると、再び筆記可能な状態に戻すことができる。
スライド操作部209は、係止爪210を有し、一定以上の荷重で押し込まれた場合に、軸筒206の開口部211側面付近に設けられた係止用連続凹凸208に嵌合させる構造としているため、字消し時は、指によりスライド操作部209を前方にスライドさせ、そのまま軸筒206の内部方向に押し込むことで、消しゴムユニット203は係止され、消しゴム204が後方に押し戻されずに字消しを行うことができる。
尚、係止爪210の先端は、開口部211を貫通しており、字消しの際、上記のようにスライド操作部209を押し込んだ状態の時に消しゴム204側面を押止する構造とすることで、当該消しゴム204を回転させずに字消しができるものとなる。
上記により回転子307を回転させた後、ノックボタン314を押し込む力を緩めたり、錘311の衝突によるノック体310の押し込みが終了し、ノック体310がばね303により押し戻されて後退すると、後端をノック体先端カム316の谷部に係合させていた突条306は、後端部の傾斜面が軸筒内面カム308の傾斜面に接触し、ノック体先端カム316の谷部との係合を解かれ、当該後端部の傾斜面を軸筒内面カム308の傾斜面と摺接させながらさらに回転し、軸筒内面カム308の谷部に係合する。
上述のように、軸筒内面カム308の谷には、一つおきに軸筒内面カム縦溝309が刻まれているため、突条306が係合する谷部に軸筒内面カム縦溝309が接続しているときは、突条306が当該軸筒内面カム縦溝309に嵌合し、回転子307は軸筒内面カム縦溝309に接続しない谷部に位置する時よりも後方に位置することとなり、リフィル304が後退して筆記部301が軸筒313先端より没入しており、軸筒先端の摩擦体302により字消し作業が可能な状態となっている(図3D)。
これに対し、突条306が、軸筒内面カム308の、軸筒内面カム縦溝309に接続しない谷部に係合する時は、筆記部301を軸筒313先端より突出させた状態でリフィル304を間接的に軸筒313に係止させており、筆記可能の状態となっている(図3A)。
この状態からノックボタン314を摘んで回転させることにより、ノックボタン係止突起317を、ノックボタン係止溝山部320を乗り越えさせ、ノックボタン係止溝318の奥側の、当該ペン後端側の谷部に係合させ、ノックボタン314を係止させることができ、持ち運びに適した状態にすることができる。この状態でノックボタン314に対し、押し込む荷重が作用しても、ノックボタン係止溝ガイド319の、ノックボタン係止溝318内に面した傾斜面に遮られ、ノックボタン係止突起317は、当該傾斜面の谷部(当該ペンの先端側でありノックボタン係止溝318の奥側)に誘導され係合し、当該荷重の作用が無くなると、再び上記の、ノックボタン係止溝318の奥側の、当該ペン後端側の谷部に移動し、係合する。このように、ノックボタン314は、上記の係止状態とすることで、一定以上押し込まれることを防止し、当該ペンは筆記部301を先端部に格納した状態を維持することができる。
尚、ノックボタン係止溝318は、複数設け、軸筒313後端部内面に繰り返し連続させて配置すると、前後方向の深さを小さくすることができ、ノックボタン314の係止時の、ノックボタン314への物体等の接触による押し込みのストロークを小さなものとできる。
また、ノックボタン314とノック筒312を、ノック筒312とノック体310を、それぞれねじ接合などにより接合することで、上記の係止状態の間、当該ペンに加えられた振動により錘311がノック体310を押し込むことも防止できる。
102 筆記ユニット
103 消しゴムユニット
104 消しゴム
105 消しゴムホルダー
106 軸筒
107 前部ばね
108 前部ガイド
109 サイドノックボタン
110 後部ガイド
111 ガイド係止爪
112 谷部
113 バックアップ部
114 後部ばね
115 芯タンク
116 ノックボタン
201 筆記部
202 筆記ユニット
203 消しゴムユニット
204 消しゴム
205 消しゴムホルダー
206 軸筒
207 芯タンク
208 係止用連続凹凸
209 スライド操作部
210 係止爪
211 開口部
301 筆記部
302 摩擦体
303 ばね
304 リフィル
305 係合突起
306 突条
307 回転子
308 軸筒内面カム
309 軸筒内面カム縦溝
310 ノック体
311 錘
312 ノック筒
313 軸筒
314 ノックボタン
315 ノック体回転止め突起
316 ノック体先端カム
317 ノックボタン係止突起
318 ノックボタン係止溝
319 ノックボタン係止溝ガイド
320 ノックボタン係止溝山部
Claims (14)
- 先端の筆記部の周囲に字消し体を具備させた筆記具で、
当該筆記具により筆記した筆跡を、当該字消し体で擦ることにより、字消しすることができ、
筆記の際は、当該筆記具の先端に当該筆記部を突出させた状態を維持し、
字消しの際は、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端となるよう、変形させることができる構造を持つ、筆記具。 - 請求項1に記載の筆記具は、
シャープペンシルであり、当該字消し体は消しゴムである、筆記具。 - 請求項1に記載の筆記具は、
熱により変色するインクを使用したペンであり、当該字消し体は、当該インクにより筆記された筆跡を擦ることで摩擦熱を発生させ、当該筆跡を変色させることができる摩擦体である、筆記具。 - 請求項1から3のいずれかに記載の筆記具は、
当該筆記部を含んだ筆記ユニットが、軸筒の内部で前後方向に移動できる構造とし、
当該筆記ユニットを、直接的または他の部品を介し間接的に、当該軸筒に係止させることができる係止機構を有し、
筆記時には、当該係止機構により当該筆記ユニットと当該軸筒とを係止させることにより、当該筆記ユニットが筆記により当該筆記部から受ける後ろ向きの荷重を当該軸筒に伝達させ、当該筆記部が当該軸筒に対し相対的に後退することを阻止し、当該筆記具の先端に当該筆記部を突出させた状態を維持し、
字消し時には、当該係止機構による、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、当該筆記ユニットを当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項4に記載の筆記具は、
当該筆記ユニットを前方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する付勢部材を具備し、
当該軸筒の側面に、直接的または他の部品を介し間接的に当該係止機構の一部に接触可能な、サイドノックボタンを具備し、
当該サイドノックボタンの裏側と、当該筆記ユニット外周部の、いずれか一方に、後方への増分に対し軸芯から放射する方向の増分が対応する向きの傾斜を成す案内面を、もう一方に対偶を具有させ、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押すことにより、当該係止機構の一部を押圧し、これを変形または移動させ、当該係止機構の係合を係脱させ、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、
さらに当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該案内面と当該対偶を摺動させ、当該筆記ユニットを、当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項4に記載の筆記具は、
当該軸筒の側面に、前後方向のスリット状の開口部を有し、当該開口部を貫通して当該筆記ユニットに接続される、スライド操作部を具備し、
当該スライド操作部と当該軸筒との間に当該係止機構を備え、これにより、当該筆記ユニットと当該軸筒とを係止させ、
字消し時には、当該スライド操作部を押し込むことにより、当該係止機構の係合を係脱させ、当該筆記ユニットと当該軸筒との係止を解除させ、そのまま当該スライド操作部を後方にスライドさせることにより、当該筆記ユニットを、当該軸筒に対し相対的に後退させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項4に記載の筆記具は、
ノックされる度に、当該筆記ユニットを前進させて当該軸筒に係止させることと、係止を解除して後退させることとを、交互に行わせることにより、当該筆記ユニットを進退させ、当該筆記ユニットの先端の当該筆記部を、当該軸筒の先端部から出没させ、筆記可能な状態と、字消し可能な状態とを切り替えることができる、当該係止機構を兼ねたノック進退機構を備える、筆記具。 - 請求項7に記載の筆記具は、
当該軸筒内にて、当該軸筒に対し相対的に前後方向に移動可能な錘を備え、
当該筆記具を、把持して前後方向に振ることにより、当該錘により当該ノック進退機構がノックされ、当該筆記ユニットを進退させ、当該筆記部を、当該筆記具の先端部から出没させ、筆記可能な状態と、字消し可能な状態とを切り替えることができる、筆記具。 - 請求項8に記載の筆記具は、
当該筆記ユニットを後方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する、付勢部材を具備し、
当該ノック進退機構が、
当該軸筒内面の突出部の前方の側面により形成された、一方向の斜面と前後方向の面とを交互に連続配置させた、円筒状かつ鋸歯状のカムであり、その谷部は一つおきに前後方向の溝部を有する、軸筒内面カムと、
外周に突条を具有する回転子であり、当該突条は、後端部が、当該軸筒内面カムの当該鋸歯状のカムの当該斜面と摺接可能な同一方向の傾斜面を成し、また、当該溝部に嵌合可能である、回転子と、
先端部に円環状に山部と谷部とを交互に連続配置させて成る王冠状のカムを具有し、当該軸筒との間に前後方向の案内と対偶とから成る摺接部を有し当該摺接部により当該軸筒に対し相対的に回転を拘束された、ノック体であり、当該ノック体に当接または衝突した錘または当該錘に連接する部材により作用される、当該錘の慣性力及び運動により、前方に押し込まれることで、当該王冠状のカムを当該回転子の当該突条後端部の当該傾斜面に当接させ、当該回転子を、軸芯を回転軸として当該軸筒に対し相対的に回転させる、ノック体とから成る、筆記具。 - 請求項1から3のいずれかに記載の筆記具は、当該軸筒先端部の、当該筆記部の周囲となる部分に、少なくとも当該字消し体を含む字消し体ユニットを備え、
字消し時には、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し、先端側に移動させることにより、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項10に記載の筆記具は、
当該字消し体ユニットを後方へ付勢させ、当該軸筒に反力を伝達する付勢部材を具備し、
当該軸筒の側面にサイドノックボタンを備え、
当該サイドノックボタンの裏側と、当該字消し体ユニットの、いずれか一方に、前方への増分に対し軸芯から放射する方向の増分が対応する向きの傾斜を成す案内面を、もう一方に対偶を具有させ、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該案内面と当該対偶を摺動させ、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項10に記載の筆記具は、
当該軸筒の側面に、前後方向のスリット状の開口部を有し、当該開口部を貫通して当該字消し体ユニットに接続される、スライド操作部を具備し、
字消し時には、当該スライド操作部を前方にスライドさせることにより、当該字消し体ユニットを、当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項5に記載の筆記具は、請求項11に記載の筆記具であり、
字消し時には、当該サイドノックボタンを押し込むことにより、当該軸筒と当該筆記ユニットとの係止を解除して、当該筆記ユニットを当該軸筒に対し相対的に後退させ、同時に、当該字消し体ユニットを当該軸筒に対し相対的に前進させ、当該字消し体の先端部を、相対的に、当該筆記部より前方に位置させ、当該筆記具の最先端とすることができる、筆記具。 - 請求項2、または、4から13までのいずれかに記載の筆記具は、シャープペンシルであり、当該字消し体が、回転を与えることで繰り出される、ねじによる繰り出し機構を介して取り付けられた消しゴムである、シャープペンシル。
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