JP3485299B2 - 補聴装置 - Google Patents

補聴装置

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JP3485299B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/04Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception comprising pocket amplifiers

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  • Headphones And Earphones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は補聴装置に関し、特
に老人性難聴者を対象とする補聴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年老齢人口が急速に増加しており、老
人介護の問題の解消は社会的に急務となってきている。
これらの要介護者の中には、老人性難聴であるものも多
く、介護者の問いかけ、指示等が伝わりにくいという問
題がある。介護者の問いかけ、指示等が十分伝わらない
と、例えば、薬の服用時間、服用量を徹底させることす
らも困難となる。このような問題を解消するために、要
介護者に対して、補聴器を貸し出して使用させることが
考えられている。勿論、介護の際の貸与に限らず、老人
性難聴用の補聴器は広く販売されている。
【0003】補聴器のタイプを大別すると、マイクロホ
ンや音量調整機構を組み込んだケースを耳に掛ける耳掛
け型、マイクロホンや音量調整機構をカプセル内に収納
し、このカプセルを耳穴内に挿入するようにした挿耳
型、胸ポケットに収まる大きさのボックス状ケース内に
マイクロホンや音量調整機構を組み込んだ箱型がある。
【0004】本発明に係る補聴装置は上記した各タイプ
の補聴器とはその外観及び使用形態において異なるもの
であるが、箱型補聴器に近いと思われるので、従来の箱
型補聴器を図7に基づいて説明する。
【0005】従来の箱型補聴器は、胸ポケットに入る寸
法の薄型ケース100内に各種機能部材を組み込むとと
もに、胸ポケットに入れた場合に胸ポケットから露出、
若しくは操作しやすい位置にくる上端面101に、電源
スイッチ102、外部音声を取り込むためのマイクロホ
ン音孔103及び音量調整用ダイヤル104を設け、一
側面に音質切り替えスイッチ105、密閉型イヤホン用
のレセプタクル106及びテレビやラジオの音声を聞く
ための外部入力用のレセプタクル107を設けている。
【0006】また、同様の箱型補聴器についての提案
が、例えば特開平6−233390号公報になされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の補聴器にあって
は、密閉型イヤホンか開放型イヤホンのいずれか一方の
みしか使用できない構造になっている。ここで、密閉型
イヤホンとはJIS C5512(1986)でいうと
ころの外装型イヤホンであり、外耳道を密閉するための
耳せんを備えるマグネチックタイプのイヤホンを指し、
開放型イヤホンとは、携帯用テープレコーダー等に使用
されるオープンエアー型、則ち外耳道を密閉しない構造
を備えるダイナミックタイプのイヤホンを指す(例え
ば、株式会社ソニー製のMDR−E837MM)。
【0008】両者は一長一短があり、密閉型イヤホンは
低音域の音を十分な利得で電気音響変換するが、密閉構
造であるので、コモリ音が幾分増大する傾向にあり、ま
た、気温が高い状況に置いては、外耳道内部に湿気がこ
もりやすい状況になる。一方、開放型イヤホンは低音域
の利得は小さいが、コモリ音はほとんど無くすことがで
き、湿気は籠りにくくなる。
【0009】ここで、コモリ音とは以下のような音を言
う。即ち、発話者の発した音声は、外部空間に放射され
る一方、骨伝導により発話者自身の外耳道に伝播する。
これにより外耳道壁が振動し、耳栓等により閉塞された
外耳道空間に発話者の発した音声を二次的に発生させ
る。この二次的に発生した音声をコモリ音という。
【0010】上述したように、密閉型イヤホンと開放型
イヤホンは一長一短があるにも拘らず、従来にあっては
一方のみのレセプタクルしかなく、例えば、密閉型イヤ
ホンしか使えない場合には、長時間使用しづらく、特に
外気温が高い状況下では、密閉した外耳道内も汗ばむの
で補聴器装用者の不快感も増大する。また、要介護者は
ベッドに横たわった状態で長時間、テレビ、ラジオ等の
視聴覚機器を楽しむことも多く、このようなときには、
できるだけ自然に近い状態で快適に音を聞き取る環境を
整えることが望ましい。逆に開放型イヤホンしか使えな
い場合には、ハウリングが生じる虞れがある。特に重度
の老人性難聴者の場合には音量を大きくする傾向にあ
り、音量が大きくなると必然的にマイクロホンに入る漏
れ音も多くなり、ハウリングが生じやすくなる。
【0011】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、老人性難聴者、特に老人性難聴である要介護者
又は介護者がより快適に装用できる補聴装置を提案しよ
うとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、外部音を検出するマイクロホンと、このマイク
ロホンの出力を補聴処理する補聴処理部と、この補聴処
理部の出力を増幅する第1及び第2の増幅器を内蔵し、
この第1の増幅器の出力を外部に出力するための開放型
イヤホン用レセプタクルと第2の増幅器の出力を外部に
出力するための密閉型イヤホン用レセプタクルが形成さ
れた補聴装置本体と、前記開放型イヤホン用レセプタク
ルに挿入されるプラグを備えた開放型イヤホンと、前記
密閉型イヤホン用レセプタクルに挿入されるプラグを備
えた密閉型イヤホンと、前記開放型イヤホンのプラグ及
び密閉型イヤホンのプラグのうち、いずれか一方を前記
補聴処理部の負荷とするための重複接続防止手段を設け
ようにした。このような構成とすることで、要介護者
の難聴度、雰囲気の騒音レベル、使用状況等に合わせ適
切なイヤホンを選択することができる。
【0013】上記補聴装置において、マイクロホンと補
聴処理部と第1の増幅器と開放型イヤホンからなる系の
音響利得と、マイクロホンと補聴処理部と第2の増幅器
密閉型イヤホンからなる系の音響利得とが略同一とな
るようにすることが好ましい。このような構成とするこ
とで、密閉型イヤホンと開放型イヤホンとを切り替えた
場合でも、一定の音量が保証される。
【0014】また、上記補聴装置において、開放型イヤ
ホンのプラグ及び密閉型イヤホンのプラグの形状を、一
方のプラグをそれに対応するレセプタクルに挿入した状
態で、他方のプラグをそれに対応するレセプタクルに挿
入できない形状にすることが好ましい。開放型イヤホン
及び密閉型イヤホンのプラグの双方を同時にレセプタク
ルに差込むことができるようにすると、最大出力音圧が
低下し、また2系統を同時に使用するとアンプ等で無駄
な電力を消費することになるが、前記した構成とするこ
とで、斯かる不利を抑えられる。
【0015】また、補聴装置として外部入力端子を備
え、補聴処理部でマイクロホンの出力に加え、前記外部
入力端子から得られる出力をも補聴処理するようにして
もよい。このような構成にすることで、更に使用しやす
くなる。
【0016】更に、外部入力端子を備えた場合には、補
聴処理部はマイクロホンの出力と外部入力端子から得ら
れる出力のうち何れか一方を選択して補聴処理すること
が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る補聴装置
を正面から見た全体斜視図、図2は同補聴装置を裏面か
ら見た全体斜視図、図3は図1の要部拡大図であり、補
聴装置は本体ケース1の形状全体を扁平で長尺なボック
ス状とし、その略半分(図では下半分)を把持部1aと
し、残りの部分を操作部1b(図では上半分)としてい
る。
【0018】把持部1aについては、その下縁部の形状
は全体に丸みを持たせ、片手で握った場合に角が手のひ
らに当たって痛くないようにし、また、把持部1aの下
部中央には壁に掛ける場合等に使用する貫通穴2が形成
されている。この貫通穴2に紐を通して首に吊るすこと
もできる。
【0019】また、把持部1aと操作部1bの境界付近
には、電源スイッチ3を設けている。この電源スイッチ
3については、補聴器本体ケース1の側面に設けてもよ
い。
【0020】また、操作部1bの正面部にはマイクロホ
ン音孔4と音量調整用摘み5を設けている。マイクロホ
ン音孔4については円孔とせずスリット状とし、補聴器
本体ケース1の正面から上端面にかけて形成してもよ
い。音量調整用摘み5については長手方向の寸法が、操
作部の正面の幅の1/2以上とし、操作性を向上してい
る。
【0021】尚、音量調整用摘み5の形状については、
前記したようにダイヤル状、四角いボタン状等任意であ
るが、ダイヤル状の場合は直径が操作部の正面の幅の1
/2以上となるようにし、プッシュ式の四角いボタン状
の場合には長辺が操作部の正面の幅の1/2以上となる
ようにする。
【0022】また、前記音量調整用摘み5の色を補聴器
本体ケース1と異なる色にすることで、操作性を向上す
るようにしてもよい。
【0023】また、音量調整用摘み5が回動する部分に
沿って、音量レベルを示す突起6を複数設けている。こ
れら突起6…は音量レベルに応じてその大きさが順次大
きくなるようにしている。
【0024】一方、補聴器本体ケース1の側面には、音
質切り替えスイッチ7、密閉型イヤホン用のレセプタク
ル8及び開放型イヤホン用のレセプタクル9を設けてい
る。レセプタクル8に差し込まれる密閉型イヤホン10
のプラグ11は2ピンタイプとされ、ピンの太さをそれ
ぞれ異ならせることで、一方向のみに差し込み可能とし
ている。そしてプラグ11の形状として一端部を伸ばす
ことで、正しい方向に差し込んだときに当該一端部が開
放型イヤホン用のレセプタクル9にかかるようにしてい
る。
【0025】上記したように、密閉型イヤホンのプラグ
11をレセプタクル8に差し込んだときに、プラグ11
の一部が開放型イヤホン用のレセプタクル9にかかるこ
とで、開放型イヤホン12のプラグ13をレセプタクル
9に差し込むことができなくなる。
【0026】また、開放型イヤホン12のプラグ13を
先にレセプタクル9に差し込んでいる場合には、プラグ
11がプラグ13に当たり、プラグ11をレセプタクル
8に差し込むことができなくなる。このように、いずれ
か一方のみしか差し込むことができないようにすること
で、最大出力音圧が低下することなく、しかも電池寿命
も長くなる。
【0027】また、図2に示すように、補聴器本体ケー
ス1の上端面には外部入力端子用のレセプタクル24が
設けられ、補聴器本体ケース1の裏面には補聴器本体ケ
ース1を机などに置いた際の振動音をマイクロホンで拾
うのを軽減する振動吸収部材25を取り付けている。
尚、実施態様にあっては、本体ケース1の形状として、
偏平で長尺なボックス形状のものを示したが、これに限
定されるものではない。
【0028】一方、図4は補聴装置のブロック線図であ
り、補聴装置本体1内には、外部音を検出するマイクロ
ホン14、外部の視聴覚機器と接続するための外部入力
端子15、マイクロホン14と外部入力端子15からの
出力を補聴器装用者の聴力損失に適合するように補聴処
理する補聴処理部16、補聴処理部16の出力を増幅す
る増幅器22と増幅器23、及びこれらを駆動する電池
(図示せず)が内蔵されている。
【0029】補聴処理部16は、マイクロホン14と外
部入力端子15からの出力を補聴処理する補聴回路17
と補聴回路17の出力を5段階に減衰させるアッテネー
タ18、アッテネータ18の減衰出力を選択する音量切
換器19、音量切換器19の選択した出力を増幅する増
幅器20、増幅器20の出力の音質を調整する音質調整
21からなる。増幅器22は音質調整器21の出力を
増幅し、開放型イヤホン12は増幅器22の出力を電気
音響変換する。また、増幅器23は音質調整器21の出
力を増幅し、密閉型イヤホン10は増幅器23の出力を
電気音響変換する。
【0030】増幅器22の利得と増幅器23の利得は、
開放型イヤホン12と密閉型イヤホン10の変換利得が
異なるので、これに合わせて差を持たせてある。則ち、
増幅器22の利得と開放型イヤホン12の利得を足した
ものと、増幅器23の利得と密閉型イヤホン10の利得
を足したものは同一になるように調整してある。従っ
て、マイクロホン14に所定の音圧を加えておいて、音
量切換器19をアッテネータ18の如何なるポジション
18a、18b、18c、18d、18eに設定しても
密閉型イヤホン10によって外耳道内に得られる音圧と
開放型イヤホン12によって外耳道内に得られる音圧は
等しくなる。
【0031】アッテネータ17は、補聴装置装用者の所
望する音量が密閉型イヤホン12又は開放型イヤホン1
0から得られるように補聴処理部16の利得を変更する
ためのものである。
【0032】音量切換器19は、音量調整用摘み5を回
動操作することにより、アッテネータ18の出力端子1
8a〜18eのいずれかと、増幅器20の入力とを接続
する。音量調整用摘み5を時計方向から反時計方向に回
動させることにより、アッテネータ18の出力端子18
a〜18eに順次接続され、密閉型イヤホン10、開放
型イヤホン12からはこれに応じた音量の補聴音が出力
される。
【0033】音質調整器21は、増幅器20の出力を処
理して低音域をカットして高音域を強調した音、又は低
音域を強調した音を出力するものである。これらの切り
替えは補聴装置本体の側面に設けた音質切換スイッチ7
によってなされる。
【0034】以上に説明した補聴装置は、電気音響変換
器として、補聴装置本体1と分離可能な密閉型イヤホン
10と、補聴装置本体1と分離可能な開放型イヤホン1
2を備えているので、軽度の老人性難聴者はその時の好
みに応じて、2種のイヤホン10,12を使い分けるこ
とができる。例えば軽度の老人性難聴者にあっては、低
音域の音量が欲しいときには密閉型イヤホン10を使用
し、こもり音を不快に感じるとき又は外耳道に通気のあ
る状態で使用するときには開放型イヤホン12を装用で
きる。また、老人性難聴の度合いが高く、開放型イヤホ
ン12を使用するとハウリングが生ずるような装用者
は、密閉型イヤホン10を使用できる。
【0035】また、マイクロホン14と補聴処理部16
増幅器23と密閉型イヤホン10で構成される系の音
響利得と、マイクロホン14と補聴処理部16と増幅器
22と開放型イヤホン12で構成される系の音響利得と
を略同一としている。これにより、その時の状況に応じ
てイヤホンを変更しても、音量調整をしなおす必要がな
い。
【0036】さらに、密閉型イヤホン10と開放型イヤ
ホン12の両方を補聴装置本体1に同時に接続すると、
いたずらに電池を消耗したり、最大出力音圧が低下する
という不都合がある。しかし、この補聴装置は密閉型イ
ヤホン10と開放型イヤホン12を同時に接続できない
構成にしているので、これらの不都合を効果的に防止す
る。
【0037】さらに、マイクロホン14の他に外部入力
端子15を備えており、補聴処理部16は、マイクロホ
ン14の出力と外部入力端子15から得られる出力を同
時に補聴処理して増幅器22と増幅器23に出力するの
で、外部入力端子にテレビ、ラジオ等の視聴覚機器から
得られる音声信号のラインを接続しておけば、補聴器装
用者は、視聴覚機器から得られる音声信号と共に、マイ
クロホンが集音する外部の音声信号も聴取することがで
きる。
【0038】図5は別実施態様に係る補聴装置ブロック
線図であり、前記した実施態様にあっては、密閉型イヤ
ホンのプラグ11と開放型イヤホンのプラグ13のいず
れか一方のみをその形状を工夫することで、同時に夫々
のレセプタクル8,9に差込むことができないようにし
て、最大出力音圧が低下することなく、しかも電池寿命
も長くなるようにしたが、図5に示すように、2回路2
接点の連動スイッチを設け、何れかのイヤホンを択一す
る構成としてもよい。
【0039】図6は更なる別実施態様に係る補聴装置の
ブロック線図であり、この実施態様にあっては、外部音
を検出するマイクロホン14、外部の視聴覚機器と接続
するための外部入力端子15、マイクロホン14と外部
入力端子15からの出力を補聴器装用者の聴力損失に適
合するように補聴処理する補聴処理部16、補聴処理部
16の出力を増幅する増幅器22と増幅器23、及び入
力切換スイッチ30を備えている。入力切換スイッチ3
0は、マイクロホン14の出力と外部入力端子15から
の出力のうち、何れか一方を補聴処理部16と接続する
ものである。なお、図6において図4と同一部材につい
ては同一符号を付し説明を省略する。
【0040】図6に示す別実施態様にあっては、入力切
換スイッチ30を備えているので、補聴装置装用者は、
外部の音を聴取するときは、入力切換スイッチ30をマ
イクロホン14の出力端子と接続できる。また、外部の
視聴覚機器と接続するときは、入力切換スイッチ30を
外部接続端子15と接続できる。
【0041】また、視聴覚機器の音声を楽しむ場合、周
囲の音が邪魔になることもある。このようなとき、入力
切換スイッチ30を視聴覚機器の音声信号を聞き取る位
置に接続しておけば、視聴覚機器の音声のみを楽しむこ
とができる。外部音を聞き取る場合、老人性難聴が進ん
でいれば、ハウリングを防止するために、密閉型イヤホ
ン10を使用せざるを得ないが、視聴覚機器の音声を楽
しむ場合、ハウリングは生じないので、装用感に優れた
開放型イヤホン12を使用することができる。
【0042】なお、上述の実施の形態においては、密閉
型イヤホン10の耳栓として外耳道を密閉する形式のも
のを使用したが、装用者の聴力損失の程度によっては、
耳栓に外耳道内と外部とを連通する連通孔を設けた、い
わゆるベント付耳栓としてもよい。
【0043】
【発明の効果】以上に説明したように本発明に係る補聴
装置によれば、開放型イヤホンと密閉型イヤホンのいず
れも使用できるようにしたため、要介護者の難聴度、雰
囲気の騒音レベル、使用状況等に合わせ適切な使用がで
きる。例えば、軽度の老人性難聴者は開放型イヤホンと
密閉型イヤホンから好みのイヤホンを使用して補聴装置
を装用できる。
【0044】また、開放型イヤホン及び密閉型イヤホン
のいずれを使用しても音響利得が略同一となるようにし
たため、音量調整を行わずにイヤホンを切り替えても違
和感を生じない。
【0045】また、一方のイヤホンを使用しているとき
は他方のイヤホンを使用できないようにすることで、最
大出力音圧が低下を招くことなく、電池の消費も抑えら
れる。
【0046】また、外部入力端子を接続可能とし、補聴
処理部でマイクロホンの出力に加え、外部入力端子から
得られる出力をも補聴処理せしめることで、視聴覚機器
を高音質で楽しみつつ、外部音も聞き取ることができ
る。
【0047】更に、補聴処理部がマイクロホンの出力と
外部入力端子から得られる出力のうち何れか一方を選択
して補聴処理するようにすれば、重度の老人性難聴者で
あっても視聴覚機器の音声を聞き取る場合には、装用感
のよい開放型イヤホンを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る補聴装置を正面から見た全体斜視
【図2】同補聴装置を裏面から見た全体斜視図
【図3】図1の要部拡大図
【図4】本発明に係る補聴装置のブロック線図
【図5】別実施態様に係る補聴装置ブロック線図
【図6】別実施態様に係る補聴装置ブロック線図
【図7】従来の箱型補聴器の斜視図
【符号の説明】
1…補聴装置の本体ケース、1a…把持部、1b…操作
部、2…貫通穴、3…電源スイッチ、4…マイクロホン
音孔、5…音量調整用摘み、6…音量レベルを示す突
起、7…音質切り替えスイッチ、8…密閉型イヤホン用
のレセプタクル、9…開放型イヤホン用のレセプタク
ル、10…密閉型イヤホン、11…密閉型イヤホン用の
プラグ、12…開放型イヤホン、13…開放型イヤホン
のプラグ、14…マイクロホン、15…外部入力端子、
16…補聴処理部、17…補聴回路、18…アッテネー
タ、19…音量切換器、20,22,23…増幅器、2
1…音質調整器、30…入力切換スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−172696(JP,A) 特開 平2−203698(JP,A) 実開 平5−85190(JP,U) 実開 平6−81193(JP,U) 実開 昭55−51012(JP,U) 実開 昭58−104078(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部音を検出するマイクロホンと、この
    マイクロホンの出力を補聴処理する補聴処理部と、この
    補聴処理部の出力を増幅する第1及び第2の増幅器を内
    蔵し、この第1の増幅器の出力を外部に出力するための
    開放型イヤホン用レセプタクルと第2の増幅器の出力を
    外部に出力するための密閉型イヤホン用レセプタクルが
    形成された補聴装置本体と、前記開放型イヤホン用レセ
    プタクルに挿入されるプラグを備えた開放型イヤホン
    と、前記密閉型イヤホン用レセプタクルに挿入されるプ
    ラグを備えた密閉型イヤホンと、前記開放型イヤホンの
    プラグ及び密閉型イヤホンのプラグのうち、いずれか一
    方を前記補聴処理部の負荷とするための重複接続防止手
    段を設けたことを特徴とする補聴装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の補聴装置において、前
    記マイクロホンと補聴処理部と第1の増幅器と開放型イ
    ヤホンからなる系の音響利得と、前記マイクロホンと補
    聴処理部と第2の増幅器と密閉型イヤホンからなる系の
    音響利得とが略同一となるように第1の増幅器及び/又
    は第2の増幅器の利得を調整したことを特徴とする補聴
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の補聴装置において、前
    記開放型イヤホンのプラグ及び密閉型イヤホンのプラグ
    の形状は、一方のプラグをそれに対応するレセプタクル
    に挿入した状態で、他方のプラグをそれに対応するレセ
    プタクルに挿入できない形状にしたことを特徴とする補
    聴装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項に記載の補聴装置
    において、この補聴装置は外部入力端子を備え、補聴処
    理部でマイクロホンの出力に加え、前記外部入力端子か
    ら得られる出力をも補聴処理することを特徴とする補聴
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項に記載の補聴装置において、前
    記補聴処理部はマイクロホンの出力と外部入力端子から
    得られる出力のうち何れか一方を選択して補聴処理する
    ことを特徴とする補聴装置。
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