JP3356287B2 - 補聴器 - Google Patents

補聴器

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JP3356287B2
JP3356287B2 JP50643296A JP50643296A JP3356287B2 JP 3356287 B2 JP3356287 B2 JP 3356287B2 JP 50643296 A JP50643296 A JP 50643296A JP 50643296 A JP50643296 A JP 50643296A JP 3356287 B2 JP3356287 B2 JP 3356287B2
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ペーター・ヨアキム レンツ、
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R25/00Deaf-aid sets, i.e. electro-acoustic or electro-mechanical hearing aids; Electric tinnitus maskers providing an auditory perception
    • H04R25/45Prevention of acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback
    • H04R25/456Prevention of acoustic reaction, i.e. acoustic oscillatory feedback mechanically

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は補聴器に関するものであり、この例において
は、耳の外耳道および耳珠の間の過渡的部位付近に位置
する耳の外終端と、この外終端と内終端の間に延びた中
央部との各部に付設されこの耳の外耳に付けられる本体
と、この外終端におけるマイクロホンと、この内終端の
ラウドスピーカと、これらマイクロホンおよびラウドス
ピーカとの間にある電気供給器(電源)を伴う増幅器又
はこの補聴器本体の外部にあり増幅器に組み合わされた
デバイスのみならず、絶縁した接続必須要素をも有する
補聴器である。
聴力障害は増加する問題の1つとして在り、これは今
日において現実的にも驚異的なものである。音量レベル
が高い所で耳用のプロテクタを付けるべきであるような
人は、普段からいつも考慮すべき要求事項を有してい
る。しかしながらこのような各人はたびたびこの要求が
かなえられない場合が多い。近年、これらのたび重なる
考慮されるべき事項のうちの妥当な高さの音量レベルの
調査が実施されたが、ただしこれは、例えば予備校や地
域学校の低中等部での連続的な音量レベルであり、彼ら
の聴力障害にリスクを与えるような所での調査である。
このリスクに最も顕著に現れることは、障害者のみなら
ず一般人にとっても恐らく、耳用プロテクタを付けてい
ることは非常に奇妙なことでもある事実である。またこ
れはもちろん、高齢のために聴力をまったく失ったよう
な多数派の人々でも同様である。
聴覚障害の補助的手段としては、前世紀のいわゆる耳
トランペットから今日のような外耳に装着される電子プ
ラグの如き洗練された補助的手段まで、多くのデバイス
装置が開発されてきた。しかしながら、これら新旧のデ
バイスは、直接的に音を拾った後に増幅して外耳道の鼓
膜に向かっ伝えるだけのものであった。そしてこれはな
お、補聴器の利用者にはよく知られる多くの問題を含ん
でいる。
例えば、数人と共に食卓を囲んでディナーに出席する
ときに補聴器を装着している場合、陶食器に触れるナイ
フ、フォークおよびスプーンの音や、足の動きその他の
聞き取れない複数の音声の発生が「ノイズカーペット」
として与えられる。また、他のよく知られた問題点は、
そのデバイスの付近で突然起こる大きな音にあり、この
音は直接拾われて増幅されそして憂慮すべき苦痛をその
人に与える場合もある。この補聴器の増幅器とラウドス
ピーカとはそれほど離間されないで近くに配設されてい
る場合は、この近代の補聴器においてはこのデバイスの
増幅が相対的に低いしきい値ではっきりと起こる際にフ
ィードバック雑音が生じる。これはまた、上述のような
フィードバック・リスクに起因する更なる問題であり、
被害が修正され得るレベルで設定されないことを包含す
るものとして更なる問題を生ずる。
補聴器としての例において、耳の外耳介と甲介に位置
して装着されるものとしては、米国特許4,069,400号に
マイクロホンの穴14に面して広がる部材が示されてい
る。また、米国特許3,983,336号には音声入力穴15が前
方に向かっている。さらにまた、スペクタクルフレーム
に敷置された前方指向のマイクロホンを有する補聴器が
提供されている。これらのデバイスは、音声を直接的に
拾うものなので、前述したいわゆる「ドローバック」か
らの被害をこうむる。
前述のこのような近年の米国特許明細書に例示された
タイプの補聴器は小さな寸法であり、プラグ形状のプラ
スチックシェル・アコモデーティング・マイクロホン
や、ラロドスピーカ、アンプ、フィルタ、可能ならばマ
イクロコンピュータおよび、電源から構成されている。
このプラグの寸法は、14 x 12mmである。このプラグ
の終端に面して広がる所に、このマイクロホンは耳管の
開口に面して隣接して設けられ、そして外部に指向され
ている。これは、直接音のみならず耳介により処理され
る音も当たり、結果として得られる音響図(サウンドピ
クチャ)を乱すこととなる。なお、次に示す明細書およ
び請求項における用語「直接音」は、音源から直接的に
出る音のみならず、その補聴器の付近における対象物、
例えば天井や床および家具から反射された音もさしてい
る。即ち、耳介により処理されなかったすべての音であ
るとする。
上述した種類の近年の補聴器は高価であると共に、あ
る場合においては、極く小さなコントロール部であるた
めに操作することが難しく、またこれが更に高価なもの
に作られている。このドローバックは、あえて補聴器を
装着しようとする多くの人にそれを課し、装着しようと
する代わりに、社会的および聴覚的障害者のその他の問
題に我慢できず、それを装着することを中止する人も多
い。
そこでこの発明は、音声認識に大きく寄与する耳介
(外耳)に受任することに基づくものである。しかし、
発見し得た限りにおいては、耳介(外耳)に関する調査
報告を得ることは難しく、耳介がある方向判別機能をも
つことをほとんど達成できておらず、それはまた恐らく
フィルタに類した機能であって、音声伝達パスを可変的
に遅延させるものである。調査者には耳介に興味をもた
ずに、恐らく次々に人が現れては代わることで調査が行
われたと思われる。しかしこれは生来から関係ないこと
は当然のことである。よって、耳介の各部位の詳細はそ
それぞれに個々の機能を有しており、各人の耳介の詳細
な形状は恐らくその耳介を有する個人の予め求められる
その自然な適応性に依存すると思われる。
本発明の1つの目的は、耳介を十分に利用する間に、
現在の補聴器の大きく広がるドラウバックの存在を解消
または軽減することにある。
また本発明の他の目的は、その耳介を十分に利用し
て、従来の補聴器にあった音声処理部を削除するか又
は、ともかく単純化することによって補聴器製造のコス
トを削減し、よって、使い捨ての補聴器をも製造し得る
ようにすることにある。
これらの目的は、マイクロホンがその外終端において
音声緩衝材に包まれ、外界から来る直接音がこのマイク
ロホンを稼動させないようにすることで達成され得る。
ただし、このマイクロホンから離間して対面するその入
口に少なくとも1つの入通路を有し、これはその内側に
向かっている。即ち、これは耳介にある部分の少なくと
も1つの外耳介が面する側である。
本発明の好適実施例において、マイクロホンは音声緩
衝材の包みによって入通路を除くその全体が囲まれてい
る。またこの入通路は、耳珠の内側を指向し、そして好
ましくは、このマイクロホンがここからある距離だけ離
れている。
本発明は、以下にその更なる詳細が添付された図面を
参照しながら述べられており、これらの図面はその例と
して選ばれた数種の実施例を図示している。
本発明の好適な実施例については、次の添付する図面
を参照することで説明される。すなわち、 図1は、本発明に基づく補聴器を入れた右側の耳を示
し、この補聴器の外終端は図示のようにその入通路が部
分的にカットされていることを示す。
図2は、図1の右耳を正面から示し、このカットは本
発明に基づく補聴器の図示した耳珠の後ろに位置する。
図3は、本発明に基づく補聴器を横から見た拡大図を
示す。
図4は、上記の補聴器を更に変形した本発明による補
聴器を示す。
図1および図2によれば、外耳、即ち外側の耳は、耳
介(外耳)10および、外耳道(外耳管)11から構成され
ている。耳介10は、複数の部分を有し、ここでは、最も
重要な部分のみに注視するが、通例ではこれらは、耳介
(14)のリム(耳輪冠)に囲まれた耳輪13、耳垂(耳た
ぶ)12、耳珠14、対珠15および甲介(耳介の穴腔)16で
ある。なお、その他の残る部分はここでは列挙しない
が、それらは注視するには重要性を欠く部位である。
本発明は、図1〜図3に示されように、1つの補聴器
に基づくものであり、この販売市場および当業者にも可
能な補聴器であって次のような要素から構成されてい
る。すなわち、この補聴器は、耳の外耳道11および耳珠
14の間の過渡的部位の付近に位置する耳の外終端と、こ
の外終端と内終端の間に延びた中央部との各部に付設さ
れてこの耳の外耳11に付けられる本体21と、この外終端
におけるマイクロホン22と、この内終端のラウドスピー
カ23と、このマイクロホンおよびラウドスピーカとの間
に在る電源25(バッテリ)を伴う増幅器24か又は、この
補聴器の本体21の外部に在り電源を伴う増幅器に組み合
わされたデバイスと、他の異なる手段との間を絶縁して
接続する必須要素とを備えている補聴器である。
また、次のような使用の場合には、エレクトロアコー
スティック・トランスデューサに代わって明細書および
請求項において使っている用語「マイクロホン」および
「ラウドスピーカ」は、言語的見地からはいささか難し
い用語「アコーストエレクトリック」および「エレクト
ロアコースティック」を意味している。しかしながら、
前者は後者を広い意味で表わしており、今日知られてい
るデザインのマイクロホンやラウドスピーカを制限して
考慮されるものではない。
近年の補聴器においては、そのアンプ(増幅器)は複
数のフィルタおよび/またはマイクロコンピュータから
構成されている。この発明の発想は、アンプおよびフィ
ルタのため、それ自身が対応する器官(耳介)の状態を
代用するものであり、当明細書および請求項中の「アン
プリファイア(アンプと略称)」という用語であること
を理由として、特殊な信号処理が要求され得る。そして
請求項は、内耳により知覚される最適な可聴音を耳介と
の強力においてこのような信号処理を有した信号処理手
段を含んだものである。
この外終端における本体21はまた、電源25に対する接
続および非接続のための操作手段および、その増幅制御
のための操作手段をも有している。図面の大幅な単純化
のために、これらの操作手段は省略されている。これら
の手段の機能は、このエレクトロニクス分野の当業者に
はよく知られた、リモートコントロール技術により気付
かれるものでもある。例えばインフラ光手段または電
波。なお、バッテリ・スペースの蓋もまた図示されてい
ない。
このように、パーツ21〜25で成るこの補聴器は従来技
術であり、前述した米国特許4,069,400号に基づいた類
似のものであり、これは、このデバイスの外終端を隔て
る隔壁において、外側に開いて指向する1つの入口を有
し、マイクロホン22に続いている。なお、前記の壁は図
3の中の破線で示されている。
本発明の補聴器20は、例えば、上述された従来技術を
利用することで、マイクロホン22の入口の開口部を音緩
衝材の「カバー」26で包んで直接音が当たらないように
した補聴器を得ることはできる。補聴器20の外装のハウ
ジングは、薄いプラスチック材で通常に制作され、カバ
ー26は、この補聴器の外側に面して所望により広げられ
るべきである。図1に示されたように、直接音が中に漏
れなようにするため、アンプを内包するデバイス部分の
へりを超えて拡張されてもよい。ただしこれについても
図示されてはいない。しかし、前記カバー26は、耳介10
によって拾われ処理された音波をマイクロホン22に伝達
するための1本の入通路27を有している。図1によれ
ば、前記入通路27は、耳珠14の内部に面する側に直接的
に向かっている、即ち、この外耳道に面する側。簡単な
テストにおいてこの耳珠14の内部はこの接続における良
好な機能を提供することが証明されている。ただしこの
構造は、耳介10の他の部分、例えば対珠15の機能的充実
度は何ら妨げないものである。また、入通路27を1つ以
上に変更することも可能であり、例えば、耳珠14にまっ
すぐ向かうものや、対珠15にまっすぐ向かうものでもよ
い。
この通路27の最も簡単なものは気体通路であり、この
終端はマイクロホン22から離間して対面し、その内側面
からは僅かな距離に置かれている。すなわち、外耳道11
の入口の開口に面した側、例えば耳珠14である。必要で
あれば、この入通路27は丁度の寸法のもの、即ち、その
形状が断面寸法および長さは互いに合致するものでもよ
い。そうすれば、耳介の接続部からは最も良好な可聴音
振動が得られる。また、2つの入通路27があれば、耳珠
14や対珠15またはその他の耳介10の部分に直接的に向か
い、互いの関係においてそれらが合致するようになる必
要がある。1つ又は複数の通路は、例えば、アコーステ
ィクス(音響学)で既に知られているような外側に向か
って広がったマイクロホン22でもよい。カバー26は、外
耳の部分と所望の拡張部分との間で通常音をそれほど妨
げないような寸法をもっていればよい。
また、音緩衝材はどんな材質から成るものでもよく、
従来の音響学におけるよく知られているものや、その目
的、即ち、音声の緩衝材としてのものでありまた、補聴
器の操作調整のために必要とされる強さを有するものが
よい。数種類の材料、例えば、準硬質プラスチック構成
物およびその他の好適な素材からテストされた。カバー
26はまた、数層から成るものでもよい。例えば、外装の
硬質プラスチック材や、内装のソフト素材である。
補聴器20の外耳道11への挿入に際しては、音緩衝材の
カバー26は、この補聴器20がこの外耳道の中にしっかり
置かれるようなある構造を有している。例えば、図示さ
れた破線で示す人差し指と親指の指先のための2つの窪
み28、29である。また、補聴器の外装にアクセスするた
めのバッテリ・カバー、このカバー26もこの補聴器20に
鋲止め又は螺設されてもよい。
図4は、将来的なものとして在るであろうと思われる
補聴器の実施例を図示している。補聴器4は主に3つの
パーツで構成されている。例えば、外部に広がって対面
するマイクロホン部41、ラウドスピーカ42、前記の各パ
ーツにつながる中央部材43である。
ラウドスピーカ部42は、中央部43と分離された部分で
あるか、又は図示のようにこの中央部43と共に連結され
たものでもよい。ラウドスピーカ部42は1つのラウドス
ピーカを伴うチャンバを有し、これは、図示しないワッ
クスフィルタでカバーされた出口開口部45を提供してい
る。上記マイクのフィードバックの削減のために、この
ラウドスピーカ部42は弾性的または屈曲容易なもので中
央部43と接続されていてもよい。
中央部材43は、バッテリで駆動されるアンプ45と、マ
イクロホン部41とラウドスピーカ部42に続く部材とを含
んでいる。この中央部43は実質的に外に向かう開口通路
(不図示)を有し、これはアンプ46の延長して成り、前
記通路は例えば、このアンプ上に設けられた増幅制御手
段の操作のためにスクリュドライバが挿入できるような
ものである。この中央部43の形状は、硬質又は軟質プラ
スチックまたは伸縮自在な素材により形成されてもよ
く、また、円錐形、屈曲した螺旋形により成形されてい
てもよい。また好ましくは、伸張される方向に僅かに曲
がりやすいように作られている。
また、マイクロホン部41は、上述した概要の如く多数
の有用性を含むように設計されている。マイクロホン47
の配置構成は、耳介によって処理された音声のみをこの
マイク47に到達するように前述した如くに構成され、如
何なる有害な直接音も排除し又は少なくとも最小化す
る。フィルタやマイクロコンピュータもまたこれらと共
に通常使用され得る。よって、苦痛を引き起すようなう
るさい大きな音声は同様にして削減され、そしてマイク
ロホンとラウドスピーカとの間のフィードバックも結果
的に削減される。なお、このマイクロホン部41は交換可
能である。
上記に指摘した如く、入通路27,48の最も簡単な実施
例は空気が満たされたものである。即ち、大気中と流通
し、そして好ましくは、例えば耳珠の内側から離間した
ものである。しかし、他の音声伝達素材を前記通路に満
したものも考えられる。またそれは、例えば耳珠14の内
側に対し隣接して成る。前記素材の内終端は適当な磁界
内に在り、アンプを経由し電子工学分野で既に公知の電
子要素または機械要素によって、その拾われた振動をラ
ウドスピーカ23に伝達する。なお、この様な音声伝達素
材は、硬質または液体またはガス状のものでもよい。そ
してこれは内側部材と外側部材の間に包囲されて入れら
れる。前記外側部材は、例えば耳珠14の振動を感知し、
一方、前記内側部材は適宜な手段を介してマイクロホン
を稼動させる。図3および図4に基づく1本の通路の代
わりには、断面積の更に小さい複数の平行した通路が、
それぞれ振動伝達材を含み、カバー26とエルボウ30との
間の外側にマイクロホン22に対応して配置されてもよ
い。
図1および図4によれば、通路27,48は、直接音に対
するマイクロホン22,47の保護のために考慮された十分
な長さを有している。またこの長さは、そのマイクロホ
ンに耳介10で処理されたその音が達しない程度に短縮さ
れてもよい。必要ならば、ラウドスピーカ23,44とマイ
クロホン22,47との間のフィードバックが軽減されても
よい。
このように本発明のためには多くの測定が行われた。
8x8mの大きさの居間においての使用では、リファレンス
となるステレオセットの形態を成す音源から作られた音
が使われ、ここでは、20Hz〜20kHzの20の周波数帯のコ
ンパクトディスクや、ホワイトノイズおよびピンクノイ
ズがそれぞれ再生された。従来のエアータイプの補聴器
がその中身を空にされて使われ、高級なマイクロホン、
即ち、Pearl Mikrofonlaboaratorium AB、Astorp、Sw
eden、モデル番号ET−5000Sおよび寸法0.5mm x 2.7mmが
固定された。また前記マイクロホンは、その従来の補聴
器が置かれた所、即ち、外耳介に接してdB単位で増幅測
定する器官を有した耳道の入口にある甲介に据え付けら
れた。このマイクは例えば、開口構造のマイクを伴うシ
リーズAであり、直接音および耳介で処理された音を拾
うためのものである。またシリーズBは、耳珠の内側に
直接的に向かっている通路以外に囲まれて成るマイクロ
ホンであり(図1に示されたものに近似する)、耳介に
よって処理された音のみをマイクロホンに到達させるも
のである。
この測定では、研究所内での記録が作られなかった故
に、何らの数値またはその基底の上からの曲がりについ
ては与えられていない。よって、厳密な科学的考慮はで
きない。耳介により処理された音のみを、最低周波数
(125Hz以下)および最高周波数(12kHz以上)の音を除
いて処理するように配設されている場合には驚くような
高い測定値が得られた。全開放型のマイクロホン(A)
がより高い値を提供すると思われてきたが、この場合で
はそうではなかった。
特殊なテストにおいては、経験的な目的でここでは特
殊マイクを伴う補聴器を装着した耳が音源方向(0度)
に対して前述されたように直接的に向けて置かれ、そし
て、この音源から90度の角度に変えられ、そして最後に
270度に変えられた。そしてホワイトノイズとピンクノ
イズが音源からそれぞれ発信された。
この補聴器およびこのマイクは、音源から離れた状態
で直線的な方向(180度)を指向し、測定された値は同
じであったが、本発明に基づき配置された補聴器によれ
ば、得られる他のすべての角度においてはその測定値よ
りも2〜5dBほど高かった。
上記の測定は本発明の目的のすべてではないが、この
測定から明らかなことは、この接続においては耳介が1
つの増幅機能を有することである。これはまた、理解す
る範囲においては本発明に最初に有効に利用されるもの
であり、補聴器の良好な機能化を認識するためのもので
もある。
上記の測定は、耳介で処理された音のみを拾う1つの
マイクロホンに係わるものであり、全体的に外に開口さ
れたマイクロホンよりも、重要な音域において、強力な
信号を供給してくれる。私見では、耳介が1つのフィル
タとしての機能を発揮していると思われ、これは、(も
し、フィルタとマイクロコンピュータがアンプに接続さ
れている場合であっても、但しこれは本発明の目的では
ないが、)マイクロプロセッサを不要にするものであ
る。本発明による補聴器は、1つのマイクロホンと、バ
ッテリを伴った1つのアンプと、1つのラウドスピーカ
のみならずそれらのケースを具備しているものである。
これらパーツは高価ではなく、多数が用意されている。
よってこれは、補聴器40を極めて安く製造することを可
能にし、またその究極は、使い捨て可能なデバイスを可
能にする。交換可能なマイクロホン部41を備えた図4に
よる補聴器40の場合は、内部のバッテリが消耗されたと
き又は、病理学的な理由からその人が他のマイクロホン
を必要とするときには、そのマイクロホン部は交換でき
る。
以上、本発明についてこのように記述すると共に、図
面にはこの発明のアイデアを描写するために簡単に図示
してきた。よって、実際には多くの実施例も可能であ
る。「カバー」26およびマイクロホン部の形状は、都合
の悪い影響がない範囲であれば変形されてもよい。ま
た、これらの部位は、前述したように、主要なプラスチ
ックないし天然又は合成ゴムなどの多くの異なる素材か
ら組み立てられ製造されている。図に示されたマイクロ
ホンに対する入通路27,48は、相対的に狭くて外部に向
かって広い通路である。1つの実施例(不図示)におい
ては、外耳道11へのほぼ正しい角度の平面に沿った一本
のスロットとしてその通路が形成されていた。即ち、図
3中の破線に平行に、そしてこのマイクロホン41と中央
部43の間に隣接した図4中の実線に対して平行に形成さ
れている。約1.5mmの前記平面に対し正しい角度で設け
られ、1例では、カバー26およびマイクロホン部41の円
周の1/4のラウンドが施され、他の部分においては、こ
れらのパーツのおよそ全円周にラウンドが施されてい
る。第1の場合は、スロットの入口は、耳珠14および対
珠15両者の内側に向かっていた。また第2の場合は、耳
介の甲介の更に大きな円周部分に向かっていた。また最
後に、実施例は補聴器の外側に対面する側(図3中の破
線)が平行でかつ外に広がって成るディスク状のカバー
として記載されてもよく、これは好ましくは薄いスペー
サのような1つ又は一組の手段によってこの補聴器に接
続されているものである。これによってスロットの両方
は強度的にも満足でき、そして「自振動」が生じる傾向
をも驚くほどの高い程度で軽減することができる。
なお、特にカバー26とマイクロホン部41の組合せ構造
および入通路27,48の形状は、高い程度に変更してもよ
く、図面に示されたものに制限されるものではない。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】補聴器は、耳の外耳道(11)および耳珠
    (14)の間の過渡的部位の付近に位置する耳の外終端
    と、この外終端と内終端の間に延びた中央部との各部に
    付設されてこの耳の外耳(11)に付けられる本体(21)
    と、この外終端におけるマイクロホン(22,47)と、こ
    の内終端のラウドスピーカ(23,44)と、前記マイクロ
    ホンおよび前記ラウドスピーカとの間に在る電気供給器
    (電源)(25)を伴う増幅器(24)か又は、この補聴器
    の本体(21)の外部に在り電源を伴う増幅器に組み合わ
    されたデバイスと、他の異なる手段との間を絶縁して接
    続する必須要素と、を具備して成る補聴器であって、 マイクロホン(22,47)はこの外終端において、直接音
    が外界から来ないように音緩衝材(26)で包み込まれ、
    前記マイクロホンを稼動するが、このマイクロホンは、
    少なくとも1つの入通路(27,42)が与えられ、ここに
    は音声又は振動伝達媒体と入口を含み、この入口はマイ
    クロホン(22,47)から離間して、内側、即ち少なくと
    も耳介(10)の一部である耳道(11)に面する側に向か
    って成ることを特徴とする補聴器。
  2. 【請求項2】マイクロホン(22,47)の入通路(27,48)
    における前記振動伝達媒体は、気体であり、前記入通路
    の入口は、前記耳介(14)の内部側から少ない距離の位
    置に在ることを特徴とする、請求項1に記載の補聴器。
  3. 【請求項3】入通路(27,48)は、音緩衝材(26)の1
    つのスロット形状部材中にあり、前記スロットの入口
    は、耳珠(14)および対珠(15)の少なくとも内側に直
    接的に向かっていることを特徴とする、請求項1に記載
    の補聴器。
  4. 【請求項4】この補聴器の外端部(42)は、マイクロホ
    ン部(41)により形成されて成り、耳介(10)に向かっ
    て成る入通路(48)を除いて包囲されているマイクロホ
    ン(47)が入っていることを特徴とする、請求項1に記
    載の補聴器。
  5. 【請求項5】マイクロホン部(41)は、枢軸的に好適に
    は中央部(43)に接続されていることを特徴とする、請
    求項3に記載の補聴器。
  6. 【請求項6】マイクロホン部(41)は、中央部(43)の
    上に中心をはずして搭載されていることを特徴とする、
    請求項2または3に記載の補聴器。
  7. 【請求項7】マイクロホン部(43)は、伸縮自在または
    曲がりやすく中央部(43)に接続されていることを特徴
    とする、請求項3〜5に記載の補聴器。
  8. 【請求項8】ラウドスピーカー(44)は、中央部(43)
    の内側に面した終端に接続された伸縮自在または曲がり
    やすい分離された部位に置かれていることを特徴とす
    る、請求項3〜6の何れかに記載の補聴器。
  9. 【請求項9】入通路(27,48)の形状、長さおよび断面
    寸法は、外耳の部分からの音声および振動の受けが最大
    になるようにそれぞれが適合されていることを特徴とす
    る、請求項1かたは2に記載の補聴器。
  10. 【請求項10】マイクロホン(22,47)は、弾性的また
    は曲がりやすい材質素材の包みの中に固定されて成り、
    前記の包みは、音緩衝材(26)およびマイクロホン部
    (41)の中に固定され、マイクロホン(22,47)と接し
    た1つの開口部を有していることを特徴とする、請求項
    1〜9の何れかの1つに記載の補聴器。
  11. 【請求項11】マイクロホン(22,47)の入通路(27,4
    8)の中の音声または振動伝達媒体は、固体または液体
    または気体で成る素材であり、外皮の間に包まれて成
    り、外終端およびこの外皮のそれぞれは、隣接した前記
    素材または耳介部分に接して、耳珠(14)の内側に帰属
    して成り、この素材内の終端は、磁気的、電気的または
    機械的にマイクロホン(22,47)と組み合わせられてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の補聴器。
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