JP4516339B2 - 合成樹脂製合流部構造及び該合成樹脂製合流部構造を用いた合成樹脂製継手 - Google Patents
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Description
製合流部構造で、特に、大型チーズ継手に用いて好適な合成樹脂製合流部構造に関するも
のである。
等参照)。
主管1の側面に、直交するように、分岐管2が接続されている。
は、配管3,4の各端部3a,4aを各々当接させて、挿入量を規定するストッパ段部1
b,2bが各々形成されている。
のストッパ段部の高さ方向寸法H1,H2の3倍以上の長さ(通常は、1倍〜2.5倍)
を有して、各々形成されている。
に示すように、主管1と、分岐管2とが接続された部分に、主管1の横幅方向Wに応力が
係り、二点鎖線にしめすように、略楕円形状となる変形を、前記大きな長さ方向寸法L1
,L2を有することにより強度アップされた前記ストッパ段部1b,2bが抑制する。
部に、引張り力が作用して発生する応力を低減出来、疲労破壊が起こる可能性を減少させ
ることが出来る。
分岐管2とで共用される共用側壁部の剛性を向上させることにより、上記の主管1と分岐
管2との交差部が楕円形状に変形することを緩和するものも知られている(例えば、特許
文献2等参照)。
面側の前記ストッパ段部1b,2bの長さ方向寸法L1,L2を大きく設定すると、流体
の流通に必要とされる一定の管路径Dを確保するため、長さL1,L2の増大分、この合
成樹脂製継手5全体の長さL及び高さHが、増大してしまう。
aの径寸法が、250〜300mmともなる大型の合成樹脂製継手5では、原材料費が増
大すると共に、より大型の射出成型機を用いる必要も生じて、製造コストが増大してしま
うといった問題があった。
壁部の剛性を向上させることにより、変形を緩和するものでも、同様に、原材料費が増大
すると共に、大型の射出成型機を用いる必要も生じて、製造コストが増大してしまうとい
った問題があった。
いる部分の応力が集中しやすい肩状部6の部分を重点的に、外側面側から増肉補強するこ
とが考えられる。
、この場合R28)で、増肉補強部7を設けると、図20に示されるような主管1の左,
右側面部1c近傍では、薄肉となってしまう。
全体の重量の増大を抑制することが出来る合成樹脂製合流部構造及び該合成樹脂製合流部
構造を用いた合成樹脂製継手を提供することを課題としている。
機を用いる必要が無く、製造コストの増大を抑制出来る。
構造を説明する。
脂製継手を説明するものである。
態では、合成樹脂製継手10の主管11の上側面に、直交するように、分岐管12が接続
されている。
省略の奥側には、接続される配管の各端部を各々当接させて、挿入量を規定するストッパ
段部が各々形成されている。
奥側には、接続される配管の端部を当接させて、挿入量を規定するストッパ段部が形成さ
れている。
90度大曲円筒部材13,13の外表面形状を用いて構成されている。
ち、曲がり方向内側の管壁14が、カーブに沿った中心線CSで、内側半分のみ切り離し
、図8中(b)に示すように、接続される肩状部6に用いられている。
管11の側面の管軸中心線Sよりも分岐管12側までに渡る部分に増肉部15が形成され
ている。
材13,13を反対方向に向けて曲折させた際に、カーブに沿った中心線CS,CS及び
主管11の中心線Sとの間に形成される凹状の凹み部を平面となるように埋める側面増肉
部16が、側面視略三角形形状を呈するように増肉されて構成されている。
する主管11の底面部11dの管壁の厚みの1.5倍以上となるように構成されている。
。
ー受口11aに、図8中(c)に示すような、前記90度大曲円筒部材13の外表面形状
のうち、曲がり方向内側の管壁14を、カーブに沿った中心線CSで、内側半分のみ切り
離し、図8中(b)に示すように、主管11と分岐管12とが接続される肩状部6に当て
はめる。
うに分岐管12とを一旦、合成すると共に、分岐管12との接続部分の外表面形状のうち
、図8中(f)に示すように、この分岐管12の右側半分を消去する。
1の中心線Sとの間に形成される凹状の凹み部を平面となるように埋める側面増肉部16
を追加して、増肉すると共に、図8中(h)に示すように、前記テーパー受口12aの右
側半分を消去する。
り、合成すれば、図8中(i)に示すような合成樹脂製継手10が得られる。
接続される分岐管12が接続される接続部分の外表面形状として、90度大曲円筒部材1
3,13の外表面形状のうち、曲がり方向内側の管壁14の外表面形状が用いられて、前
記主管11と分岐管12とが、接続されるように構成されている。
よりも分岐管12側までに渡る部分で、図4中二点鎖線で示すように、増肉部15による
増肉が行われて、応力が集中しやすい部分が、有効に補強される。
力変動に対する充分な剛性を得られる。
上昇が抑制される。
1dの管壁の厚みの1.5倍以上とされているので、全体として、原材料の必要量が減少
し、重量の増大を抑制出来る。
接続部分の外表面形状のうち、肩状部6から主管11の側面の管軸中心線Sよりも分岐管
12側までに渡る部分の増肉が行われて、有効に補強される。
労破壊を、防止出来る。
0度大曲円筒部材の外表面形状とされているので、バランスのとれた増肉により、軽量化
を図ることができる。
出成型機を用いる必要が無く、製造コストの増大を抑制出来る。
0を、また、図12乃至図14は、比較例として、同じ曲率半径(例えば、この場合R2
8)で、徐々になだらかに繋がるように、増肉補強部7を設ける合成樹脂製継手30を示
すものである。
一符号を付して説明する。
ー受口11a,11a及び12a(内径寸法=約300mm)が用いられる大型のものが
示されている。
20との対比を行いながら、増肉部15について説明すると、図10に示すように、図9
中E−E線に沿った断面では、肩状部6と、主管11の中心線Sとの略中間の位置でも、
比較例の合成樹脂製継手30の図13に示される図12中G−G線に沿った断面よりも厚
肉となるように、増肉部15が形成されていることが分かる。
11の中心線Sに近接した位置でも、比較例の合成樹脂製継手30の図14に示される図
12中H−H線に沿った断面よりも厚肉となるように、増肉部15が形成されていること
が分かる。
、90度大曲円筒部材の外表面形状の一部である管壁14を用いて構成されているので、
バランスのとれた増肉により、軽量化を図ることができる。
大型の合成樹脂製継手20では、応力があまり作用しない底面部11dの厚みT2を薄く
設定する等、原材料費の増大を抑制し、しかも、大型の特殊な射出成型機を用いる必要無
く、製造コストの増大を抑制出来る。
するような流体の通過では、最も変形の大きい部分での変形量が減少して、しかも、応力
も抑制されていることが分かる。
する。
実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる
。
継手20を用いて説明してきたが、特にこれに限らず、小型の合成樹脂製継手であっても
よい。
、底面部11d以外でも、応力があまり作用しない部分を薄肉としても、前記接続部分が
、90度大曲円筒部材13の外表面形状のうち、曲がり方向内側の管壁14を用いること
により、原材料費の増大を抑制し、しかも、大型の特殊な射出成型機を用いる必要無く、
製造コストの増大を抑制出来る。
手10,20を用いて、説明してきたが、特にこれに限らず、配管同士が、直接接続され
る部分に用いる等、主管の側面に、直交するように分岐管が接続される接続部分を有する
ものであるならば、どのような合成樹脂製合流部構造に適用しても良いことは当然である
。
10,20 合成樹脂製継手
11 主管
11d 底面部
12 分岐管
13 90度大曲円筒部材
14 管壁
15 増肉部
16 側面増肉部
Claims (3)
- 主管の側面に直交するように接続される分岐管が接続される合成樹脂製合流部構造において、
前記主管と分岐管との接続部分の外表面形状を、90度大曲円筒部材の外表面形状とすると共に、
前記90度大曲円筒部材の外表面形状における曲がり方向内側の管壁を用いて、前記主管と分岐管との接続部分の外表面形状の肩状部から主管側面の管軸中心線よりも分岐管側までに渡る部分に増肉部が形成され、
前記2本の90度大曲円筒部材を反対方向に向けて曲折させた際のカーブに沿った中心線及び主管の中心線との間に形成される凹状の凹み部を平面となるように埋めて、側面視略三角形形状を呈するように増肉される側面増肉部が形成されている
ことを特徴とする合成樹脂製合流部構造。 - 前記増肉部の管壁の厚みを、主管底面部の管壁の厚みの1.5倍以上としたことを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製合流部構造。
- 前記主管及び分岐管の各端部には、配管を接続する受口部を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の合成樹脂製合流部構造を用いた合成樹脂製継手。
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