JP2006189080A - 分岐管継手 - Google Patents

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Hajime Naito
一 内藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

【課題】 補強材を用いる必要が無く、また、製品重量の増加を抑制しつつ、優れた耐圧強度を有する分岐管継手を提供する。
【解決手段】 本管2に分岐管3が設けられた分岐管継手1において、本管2又は分岐管3の管軸4に直交し少なくとも分岐点5を含む断面における内面形状が略楕円形状6であり、前記略楕円形状6の短軸方向7は分岐点5の方向である。
【選択図】 図1

Description

本発明は分岐管継手に関し、優れた耐圧強度を有し特に流体輸送に好適な分岐管継手に関する。
従来、流体輸送分野において、例えば図2に示すような、本管2に分岐管3が設けられた分岐管継手1が用いられているが、このような分岐管継手においては、耐圧強度を向上するために、分岐部を繊維強化プラスチックス(FRP)などの材料で補強したり、例えば特許文献1に記載のように、ノルボルネン系樹脂(DCPD)で補強するなどの方法が採られていた。
しかし、上記の方法では、製造工程が増加し煩雑になるという問題に加えて、分岐管本体と補強材との界面に応力集中が生じて必ずしも理論強度が発揮されず、耐圧強度が不十分になることがあった。
また、上記の問題を解決するために、分岐管継手本体の管の肉厚を厚くする方法が考えられるが、この場合には、製品重量が増加するという問題があり、実用的ではなかった。
特開平10−339395号公報
本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、補強材を用いる必要が無く、また、製品重量の増加を抑制しつつ、優れた耐圧強度を有する分岐管継手を提供することにある。
請求項1記載の分岐管継手は、本管に分岐管が設けられた分岐管継手において、本管又は分岐管の管軸に直交し少なくとも分岐点を含む断面における内面形状が略楕円形状であり、前記略楕円形状の短軸方向は分岐点の方向であることを特徴とする。
請求項2記載の分岐管継手は、請求項1記載の分岐管継手であって、楕円形状のアスペクト比が0.5〜0.95であることを特徴とする。
請求項3記載の分岐管継手は、請求項1又は2記載の分岐管継手であって、本管又は分岐管の差し口部における管軸に直交する断面の外面形状が円形であることを特徴とする。
請求項4記載の分岐管継手は、請求項1〜3の何れか1項記載の分岐管継手であって、分岐管の分岐角度が鋭角であることを特徴とする。
本発明の分岐管継手は、本管又は分岐管の管軸に直交し少なくとも分岐点を含む断面における内面形状が略楕円形状であり、前記略楕円形状の短軸方向は分岐点の方向であるので、応力集中が特に著しい分岐部の肉厚が厚くなり、他の部分の肉厚を薄くすることができるため、製品重量の増加を抑制しつつも優れた耐圧強度を有する分岐管継手を提供することができ、このため、必ずしも補強材を用いる必要のない分岐管継手を提供することができる。
上記分岐管継手において、楕円形状のアスペクト比が0.5〜0.95である場合には、上記効果は更に確実なものとなる。
更に、本管又は分岐管の管軸に直交する差し口部の断面における外面形状が円形である場合には、他の管と接続する際の差し口部における嵌合精度が向上し、上記効果は更に確実なものとなる。
また、上記において、分岐管の分岐角度が鋭角である場合には、分岐部における応力集中が過大になることを防止し、上記効果は更に顕著なものとなる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ説明する。尚、本発明でいう分岐点とは、本管と分岐管が接合する内径の任意の一点のことをいう。
本発明の分岐管継手は、図1に示すように、本管2に分岐管3が設けられた分岐管継手1において、本管2又は分岐管3の管軸4,4に直交し分岐点5を含む断面A−A,及び/又は断面B−Bにおける内面形状が略楕円形状6となっている。
また、前記略楕円形状6は、その短軸方向7が分岐点5の方向であり、図示するように分岐点側に扁平の形状となっている。
上記のような分岐管継手1は、流体輸送時の内圧に対して、通常、分岐点5近傍に最も応力集中が生じやすくなるが、上記のように構成されることで、分岐点5近傍の肉厚が厚くなり、楕円形状による応力集中の低減効果と共に、厚肉化による材料強度の向上効果が加わって、極めて優れた耐圧強度を発揮することが可能となると推定される。
上記において、略楕円形状6の部分の幅は、図1に示すように、少なくとも分岐点5を含む断面A−A及び/又は断面B−Bから差し口8の方向における幅d(以下、「楕円部幅」ともいう)において、楕円部幅dが5〜100mmであることが好ましい。楕円部幅dが5mmに満たない場合は耐圧強度向上の効果が不十分になることがあり、楕円部幅dが100mmを超える場合は重量が大きくなりすぎることがある。
また、上記楕円形状6のアスペクト比は0.5〜0.95であることが好ましい。アスペクト比が0.5に満たない場合は扁平度合いが大きくなりすぎて管路の流体抵抗が大きくなりすぎることがあ、り、0.95を超える場合は扁平度合いが小さすぎて耐圧強度が不十分になることがある。尚、ここでアスペクト比とは楕円の短径と長径の比(短径/長径)である。
本発明において、分岐管継手1の内面及び外面は、管軸方向に直交する全ての断面において略楕円形状であってもよいが、差し口部8の外面形状及び/又は内面形状が円形であると、管路施工時に他の管と差し口部で接合する際の嵌合精度が向上する点で好ましい。嵌合精度が向上することで、接合部の耐圧強度を確実にすることができる。
一般に分岐管継手において、図1に示すようにその分岐角度αが鋭角の場合には、その分岐部(図1に示す分岐点5の近傍)に応力集中が過大になりやすいが、本発明においては、分岐角度αが鋭角の場合には特に応力集中を緩和する効果が大きくなり、製品重量の増加を抑制しつつ耐圧強度を向上する効果がより確実に発揮される。尚、ここで鋭角とは90度を超えない角度を意味する。好ましくは5〜75度である。
上記分岐管継手の本管及び/又は分岐管の材質としては、特に限定されず、例えば、鉄、アルミニウム等の金属類、若しくは、ポリエチレン系樹脂、繊維強化プラスチックス(FRP)、塩化ビニル系樹脂などの合成樹脂などが挙げられるが、合成樹脂の場合は本発明の効果がより顕著である。
以下、本発明の詳細を実施例に基づいて説明する。
尚、本発明は下記実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
図1に示すようなポリエチレン(弾性率1GPa、ポアソン比0.35)製の分岐管継手1(呼称口径:150φ、分岐角度α:45度)において、本管2及び分岐管3の管軸4に直交する断面における全ての内面形状が、短軸方向7が分岐点5の方向となるアスペクト比0.7の楕円形状であり、短軸方向における肉厚が30mm、長軸方向における肉厚が20mmである分岐管継手を作製した。
(実施例2)
図1に示す本管2及び分岐管3における楕円部幅dを30mmとし、差し口部8部分のの内面形状及び外面形状を肉厚20mmの円形としたこと以外は実施例1と同様の分岐管継手を作製した。
(比較例1)
全ての内面形状を円形とし肉厚を20mmとしたこと以外は実施例1と同様の分岐管継手を作製した。
(比較例2)
全ての内面形状を円形とし肉厚を30mmとしたこと以外は実施例1と同様の分岐管継手を作製した。
上記の実施例及び比較例について分岐管継手の重量及び以下の評価を行った。評価結果は表1に示した。
(破壊水圧試験)
本管及び分岐管の差し口部を鉄製フランジ(弾性率210GPa、ポアソン比0.29)で封止し、本管側の一方の差し口部より水を注入すると共に水圧ポンプを用いて加圧し分岐管継手が破壊する水圧を求めた。
Figure 2006189080
表1より明らかなように、本発明の分岐管継手においては重量を増加することなく優れた水圧強度を発揮することが判明した。
分岐管継手の一例を説明する模式断面図である。 従来の分岐管継手を示す模式斜視図である。
符号の説明
1 分岐管継手
2 本管
3 分岐管
4 管軸
5 分岐点
6 楕円形状
7 短軸方向
8 差し口部

Claims (4)

  1. 本管に分岐管が設けられた分岐管継手において、本管又は分岐管の管軸に直交し少なくとも分岐点を含む断面における内面形状が略楕円形状であり、前記略楕円形状の短軸方向は分岐点の方向であることを特徴とする分岐管継手。
  2. 楕円形状のアスペクト比が0.5〜0.95であることを特徴とする請求項1記載の分岐管継手。
  3. 本管又は分岐管の差し口部における管軸に直交する断面の外面形状が円形であることを特徴とする請求項1又は2記載の分岐管継手。
  4. 分岐管の分岐角度が鋭角であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の分岐管継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2466964A (en) * 2009-01-16 2010-07-21 Vector Int Ltd Insert for a conduit

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