JP4516197B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子写真画像形成装置では、印字データを受けて、それを画像データに展開し、まず、レーザ等の光束を感光体に照射して電荷による像、所謂潜像を形成し、しかる後に現像器により着色粒子(トナー)を選択付着させ顕像化し、画像を形成する。一方、ローラ等の搬送手段により、用紙等の媒体を感光体まで搬送し、感光体に形成した画像を転写する。そして、定着器により画像を用紙に定着させることにより、印刷(印字)するものである。このような電子写真画像形成装置では、安定した印字動作を行うために通常、印字品質を保証する用紙を規定している。そのため、ユーザは装置によって規定された用紙を準備することが必要になり、容易に入手できる場合には問題ないがそうでない場合には、印字品質の低下を覚悟しなくてはならない。また、場合によっては印字品質の低下だけではなく、用紙がドラムに巻き付くような所謂、紙ジャム現象が派生することもある。従って、従来これら規定された以外の用紙を使う場合には、なるべく用紙の搬送経路が直線となるように手差しのトレーから用紙を供給し印刷動作を行うようにしているが、これとて前述のドラムへの巻き付きなどは解決できるものではない。また例え規定された用紙であっても用紙の保管状態や周囲の環境の変化などを考えると、必ずしも用紙が想定した挙動どおりにならないこともある。このほかにも印字に使われる用紙としては、所謂コピー用紙と称する普通紙のほかにOHP用紙,ラベル用紙,封筒,葉書等電子写真画像形成装置には多様な用紙が使われることが考えられる。このように用紙の厚み,剛性,用紙の巻きぐせ(カール)の付き具合などがさまざまに異なる媒体が使われることが考えられるため、装置として幅広い紙の種類に対応できるようにすることが必要になった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は定着器の定着ローラへの用紙巻き付きを防止する機構を持った電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明では、定着器の用紙排出側に用紙ガイドを設け、定着ローラに巻き付く方向に動く用紙の挙動を規制する構成とした。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図1により説明する。
【0006】
印字装置本体25は現像器1〜現像器4,光学ユニット5,帯電器8,感光ベルト22,転写ドラム21,給紙ローラ10,レジストローラ12,転写ローラ13,除電器15,定着器19,排紙ローラ18、及び給紙カセット6を、主たる構成部品としている。また、その制御ブロック図を図2に示す。制御ブロックは印字装置本体制御部100と反転送紙装置制御部101の、大きく2つのブロックになっている。印字装置本体制御部100はホストとの間で、データのやりとりをするI/F部,露光,現像,定着部,動力源であるモータ,ソレノイドの駆動部,操作・表示部,給紙制御部,幾つかの検知器等を制御するシーケンス制御部と用紙反転制御部から構成されている。また、反転送紙装置制御部101は動力源であるモータ,ソレノイドの駆動部,幾つかの検知器等から構成され、用紙反転制御部の信号により作動する。
【0007】
印字装置25の動作について説明する。
【0008】
ここには示していないホストからの印字開始信号により、帯電器8は感光ベルト22を一様に帯電する。光学ユニット5はホストから送られて来る印字データによって、感光ベルト22の上に潜像を描く。描かれた潜像は、現像器1〜現像器4の何れか一つにより現像され、感光ベルト22の上に現像器の中の着色粒子(トナー)を塗布する。感光ベルト22はここには示さない駆動源によって回転し、転写ドラム21の上に、感光ベルト22上の着色粒子(トナー)を転写する。感光ベルト22はイレーズランプ160によって除電され、感光ベルト22上に残った、余剰の着色粒子(トナー)はベルトクリーナ23によって除去され、再び、帯電器8により帯電される。カラー印字の場合には、現像器を切り替えながら、この工程を複数回くり返す。転写ドラム21上には、単色、または複数色の着色粒子(トナー)による可視像が形成され、所望の転写が終了する時点、或は事前に、用紙カセット6から、用紙27が給紙ローラ10により引き出され、レジストローラ12のところで待機する。検知器161で用紙を検出した後、所定の時間をおいて給紙ローラ10は停止する。転写ドラム21上に形成した可視像の位置が、用紙上への転写位置と合致するタイミングを見計らって、レジストローラ12の所に待機していた用紙は再び搬送を開始し、転写ローラ13の所で可視像を用紙側に転写する。除電器15により、用紙は転写ドラム21より剥離し、定着器19により、着色粒子(トナー)が用紙27に定着され、排紙トレー28に排出される。また、転写ドラム21の上に残った余剰の着色粒子(トナー)は、ドラムクリーナ20により除去される。図3は本発明の一実施例を示す、定着器の断面図である。定着器19は加圧ローラ19a,定着ローラ19b,クリーニングローラc,剥離爪19d,用紙ガイド19e,ガイド182,オイルボトル181,オイル受け皿178を主たる部品として構成されている。オイルボトル181及びオイル受け皿178は最近の技術によればオイルを含浸したロール紙によるものや、着色粒子(トナー)にオイル成分を含ませたものなどがあり、所謂オイルレス化の傾向にあるため、必ずしも必要なものではなくなりつつある。ガイド182に沿って搬送された未定着の着色粒子(トナー)が付着した用紙は加圧ローラ19aと定着ローラ19bにより加圧,加熱され着色粒子(トナー)は溶融して用紙に固着する。定着ローラ19bと加圧ローラ19aの間を抜けてきた用紙は図4に示すように溶融した着色粒子(トナー)の影響も受けて定着ローラ19b側にカールするようになり、用紙27の剛性によっては図4に示すように定着ローラ19bに巻き付く程に変形する。図5では定着後の用紙変形を用紙ガイド19eにより定着ローラ19bとクリーニングローラ19c側に巻き込まれることを防止しているため、定着後の用紙27は用紙ガイド19eに沿って定着器19外に搬出される。図6は用紙ガイド19eの断面図である。用紙ガイド19eはステンレス・アルミ等の金属部材19fとプラスチック等の耐熱性樹脂19gの二重構造で構成されており、定着ローラ19bの近傍に取り付けられている。耐熱性樹脂19gは定着ローラ19eに接触することなく略0.5mm程度の隙間を設けて取り付けられている。図7は用紙ガイド19eと定着ローラ19bの斜視図である。金属部材19fに設けられた突起部19hが定着ローラ19bの表面に当接し、定着ガイド19gが定着ローラ19bとの間隙を保つようになる。金属部材19fにはその両端部に支持体接合部が設けられ、定着器19の筐体によって挟持される。耐熱性樹脂19gは図8に示すようにその中央部に凹部30を設け、熱変形による定着器19と耐熱性樹脂19gの接触を回避している。
【0009】
【発明の効果】
本発明によれば、定着器の用紙排出側に用紙ガイドを備えた電子写真画像形成装置において、用紙の種類によらず用紙の定着ローラへの巻き付きが防止でき、用紙の搬送を正常に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、用紙ガイドを付けた場合の印字装置の断面図。
【図2】本発明の一実施例を示す、印字装置の制御ブロック図。
【図3】本発明の一実施例を示す、定着器の断面図。
【図4】従来例における定着ローラへの用紙巻き付きを示す断面図。
【図5】本発明における用紙ガイドによる用紙剥離を示す断面図。
【図6】本発明の一実施例を示す、用紙ガイドの断面図。
【図7】本発明の一実施例を示す、用紙ガイドと定着ローラの斜視図。
【図8】本発明の一実施例を示す、用紙ガイドの一実施例。
【符号の説明】
1…現像器1、2…現像器2、3…現像器3、4…現像器4、5…光学ユニット、6…給紙カセットa、8…帯電器、10…給紙ローラa、12…レジストローラ、13…転写ローラ、15…除電器、18…排紙ローラ、19…定着器、19a…加圧ローラ、19b…定着ローラ、19c…クリーニングローラ、19d…剥離爪、19e,179…用紙ガイド、19f,179a…用紙ガイドA、19g,179b…用紙ガイドB、19h…突起部、19i…支持体接合部、20…ドラムクリーナ、21…転写ドラム、22…感光ベルト、23…ベルトクリーナ、25…印字装置本体、27…用紙a、28…排紙トレー、100…印字装置本体制御部、101…反転送紙装置制御部、160…イレーズランプ、161…検知器、178…オイル受け皿、180…支持板、181…オイルボトル、182…ガイド。
Claims (1)
- 用紙を格納する用紙カセットと、画像が形成される転写体と、前記用紙を前記転写体に搬送する搬送手段と、前記用紙の転写画像を定着する定着器とを有する電子写真画像形成装置において、前記定着器の用紙排出側の定着ローラ近傍に用紙ガイドを設け、前記用紙ガイドは、前記定着ローラの軸方向に沿って金属と樹脂の二重構造で構成され、前記樹脂で構成された部分は、前記定着ローラに接触することなく間隔を設けて取り付けられるとともに、前記定着ローラの軸方向でかつ該定着ローラに対向する中央部に凹部が設けられ、前記金属の部材は、前記定着ローラの両端部に当接することにより前記定着ローラと前記樹脂で構成された部分の前記間隔を保つ突起部が設けられるとともに、該金属の部材の両端部に支持体接合部が設けられ、前記用紙ガイドは、前記支持体接合部で前記定着器の筐体に支持されることを特徴とする電子写真画像形成装置。
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JPH06295140A (ja) * | 1993-04-09 | 1994-10-21 | Canon Inc | 温度測定器及び画像形成装置における記録材案内部材並びに定着装置 |
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2000
- 2000-08-31 JP JP2000268378A patent/JP4516197B2/ja not_active Expired - Fee Related
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