JP4510936B2 - 同軸ケーブル用コネクタ及び同軸ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、同軸ケーブル用コネクタ及び同軸ケーブルに関するものである。
同軸ケーブルは、中心導体と、中心導体の外周を覆う内部絶縁層と、内部絶縁層の外周を覆って中心導体のシールド機能を持つ外部導体と、外部導体の外周を被覆する外部絶縁層とから構成されており、例えば、大容量の信号伝送用として広く使用されている。
この同軸ケーブルを機器等に接続する場合には、通常、同軸ケーブルの端部にコネクタを取り付け、このコネクタを機器等に設けられているコネクタ受け口に接続している。コネクタ受け口は、一種のコネクタであり、機器の表面に対して略直交する方向に延びて形成されて曲げることができない。また、一般的にはコネクタは、同軸ケーブルの長手方向に延びる略直線状に形成されて曲げることができないので、コネクタを介して同軸ケーブルをコネクタ受け口に接続した場合には、機器の表面から同軸ケーブルが長く突出する。コネクタ受け口の周りが狭い場合には、無理やり同軸ケーブルを曲げなければ同軸ケーブルをコネクタを介してコネクタ受け口に接続することができないこともあり、その結果、同軸ケーブルが損傷してしまうことが発生する。このため、コネクタ受け口の機器の表面に対する角度を変えられるコネクタ受け口が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特許文献1及び2に記載されているコネクタ受け口は、機器に取り付けられる略円筒状の取付筒と、同軸ケーブルのコネクタが取り付けられる略円筒状の接続筒と、取付筒及び接続筒を同一軸心上に位置させると共にこの状態から一定の方向に略90°まで例えば接続筒を回動させる回動子を有する受け口本体とを備えており、コネクタ受け口の機器の表面に対する角度を一定の方向に略90°まで変えることができる。
特開平9−102367号公報 特開平11−45762号公報
ところで、前述のコネクタ受け口は、同軸ケーブルの中心導体と電気的に接続されるリード線が取付筒内及び接続筒内に設けられているが、このリード線は取付筒内及び接続筒内の略同軸上に配置されている。すなわち、取付筒及び接続筒を同一軸心上に位置させた場合に、リード線は回転軸をまたぎ、取付筒及び接続筒の軸心上に位置されるように配置されている。このため、取付筒及び接続筒を同一軸心上に位置させた状態から例えば接続筒を90°回動させると、その回動に伴ってリード線がほぼ90°に屈曲する。接続筒が回動する毎にリード線が屈曲するが、この屈曲箇所は略同じ箇所である。リード線の導体としては通常極細撚り線が用いられているが、接続筒が回動する毎にリード線が略同じ箇所で屈曲すると、その屈曲する箇所のリード線の極細撚り線(導体)にのみ機械的ストレスが局所的に集中するので、極細撚り線(導体)が断線することがあり、耐久性が悪い。
そこで、本発明は、このような実情に鑑みなされたものであり、その目的は、耐久性に優れた同軸ケーブル用コネクタ及びそのコネクタを備えた同軸ケーブルを提供することにある。
前記の目的を達成するための本発明は、硬性を有するコンタンクトを有するコネクタ部が相互に回動可能に連結されていて、かつ、前記コンタンクト間が接続媒体を通じて電気的に接続されている同軸ケーブル用コネクタであって、
前記各コネクタ部の連結部分を通る接続媒体を、軟性を有するリード線としていて、
前記リード線は、前記各コネクタ部の回動軸上に位置する収容部内に螺旋状に収容されていて、当該連結部分を通るリード線の螺旋の中心軸を、前記コネクタ部の回動軸上としており、かつ、前記コネクタ部を相互に回動させた場合であっても撓んでいる長さとされていて、
さらに、前記コネクタ部が相互に回動されたときに前記リード線の螺旋部分の直径を略一定に保持するリード線収容部材を備える。
以上説明したように本発明の同軸ケーブル用コネクタ及び同軸ケーブルによれば、リード線がリード線収容部内に第1コネクタ部と第2コネクタ部とが回動したとき、リード線の略全体がその回動に伴って動くように収容されていることで、第1コネクタ部と第2コネクタ部との回動によるリード線への機械的ストレスがリード線の略全体で吸収されるので、回動によるリード線の断線をほとんどなくすことができ、耐久性に優れている。
以下、本発明の同軸ケーブル用コネクタ及び同軸ケーブルを添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す斜視図である。図2は本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す断面図である。図3は本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す分解斜視図である。
本発明の同軸ケーブル用コネクタは、図1〜図3に示すように、機器に取り付けた同軸コネクタ受け口9の中心導体15に電気的に接続される第1中心コンタンクト5を有する第1コネクタ部3と第2中心コンタンクト6を有する第2コネクタ部4とが回動可能に取り付けられ、第1中心コンタクト5と第2中心コンタクト6とが第1コネクタ部3内及び第2コネクタ部4内を通るリード線7によって電気的に接続されている同軸ケーブル用コネクタであって、前記第1コネクタ部3と前記第2コネクタ部4とが回動する回動軸と略同軸上に中心が位置されるリード線収容部8が設けられ、該リード線収容部8内に、前記第1コネクタ部3から前記第2コネクタ部4に至る前記リード線7が螺旋状に収容されていることに特徴がある。本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、同軸ケーブル2と機器等のコネクタ受け口とを接続するものでもよいし、また、同軸ケーブル2同士を接続するものでもよい。また、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、同軸ケーブル2の端部に取り付けられるものでもよいし、また、同軸ケーブル2の端部に取りつけられたコネクタに取り付けられるものでもよい。本発明の形態では、同軸ケーブル2の端部に取り付けられる場合について説明する。すなわち、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とからなるが、例えば、第1コネクタ部3がコネクタ受け口9等に接続されるオス型のコネクタであり、第2コネクタ部4が同軸ケーブル2の端部に取り付けられるコネクタ基部である。
同軸ケーブル2は、一般に大容量の信号伝送用等として広く使用されているものであり、中心導体11(内部導体ともいうこともある。)と、中心導体11の外周を覆う内部絶縁層12と、内部絶縁層12の外周を覆って中心導体11のシールド機能を持つ外部導体13と、外部導体13の外周を被覆する外部絶縁層14とから構成されている。
第1コネクタ部3は、コネクタ受け口等に接続されるオス型のコネクタであり、例えば、図示するようにBNCコネクタである。第1コネクタ部3は、シェル21と、シェル21の外周に設けられた接続スリーブ24と、シェル21内に設けられた第1中心コンタクト5とから主に構成されている。
シェル21は、有底円筒体状の第1シェル22と、第1シェル22の底部に設けられた第2シェル23とからなる。第1シェル22及び第2シェル23は、ニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により有底円筒体状に形成されており、第1シェル22の周面の略中央部には、その径方向外方に延びるリング状のフランジ部25が設けられている。
第2シェル23は、ニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により形成され、第1シェル22の底部の略中央部に圧入され、嵌着され固定されている。第2シェル23は、断面矩形状であってその軸方向に延びて形成されている。第2シェル23には、一方の対向する面間を貫通する円形状の第1回動孔26が設けられている。この第1回動孔26の略中央部より一方の面側には、その周方向に第1回動孔26の径より小さな径の凸部(すなわち径方向内方に突出する凸部)27が設けられている。また、第2シェル23内には、第1シェル22の長手方向に延びる第1リード線収容孔28が設けられている。この第1リード線収容孔28の第1回動孔26側は、第1回動孔26の凸部27の箇所を貫通して第1回動孔26に連通されている。第1リード線収容孔28の他方は、第2シェル23を貫通して第1シェル22内に連通されている。
接続スリーブ24は、第1シェル22の外径より内径が大きな径の略円筒状であって軸方向の長さが第1シェル22と略同じ寸法に形成されている。接続スリーブ24は、略中央部より一方の端部(コネクタ1の先端部となる端部)までが小径部31として形成されていると共に、略中央部より他方の端部までが大径部32として形成され、かつ他方の端部にはフランジ33が設けられている。接続スリーブ24の小径部31は、第1シェル22の外径より大きな寸法であって第1シェル22のフランジ部25の外径より小さな寸法に形成されている。大径部32は、第1シェル22のフランジ部25の外径より若干大きな寸法に形成されている。すなわち、接続スリーブ24内の小径部31と大径部32との間には段差が設けられている。
接続スリーブ24の先端部から小径部31までには、略L字形溝、螺旋状溝34が設けられており、略L字形溝、螺旋状溝34は機器(図示せず)に取り付けた同軸コネクタ受け口9の外部導体16の外周に設けた突起17に嵌合し使用する。また、接続スリーブ24の大径部32の外表面には、ローレット加工されており、接続スリーブ24を容易に回転することができるようになっている。接続スリーブ24の大径部32内であって第1シェル22のフランジ部25と接続スリーブ24の段差との間には、ガスケット35が設けられている。また、接続スリーブ24の大径部32内であって接続スリーブ24のフランジ33と第1シェル22のフランジ部25との間には、ワッシャー36及び1又は2以上のウェーブワッシャー37が設けられている。接続スリーブ24のフランジ33の内径は、ワッシャー36の外径より若干小さな寸法にカシメによって形成されている。
第1中心コンタクト5は、金メッキ処理をした黄銅等の導電性材料により形成された棒状のコネクタ端子である。第1中心コンタクト5は、第1シェル22内に略同軸上に配置されている。第1中心コンタクト5と第1シェル22との間には絶縁体38が設けられている。絶縁体38は、四フッ化エチレンやポリアセタール樹脂等の絶縁材料により略円筒体状に形成され、この絶縁体38に第1中心コンタクト5が第1シェル22内の略同軸上に支持されていると共に第1シェル22と絶縁されている。
第2コネクタ部4は、同軸ケーブル2の端部に取り付けられるコネクタ基部である。第2コネクタ部4は、同軸ケーブル2の端部に取り付けられる同軸ケーブル取付部41と、第1コネクタ部3が互いに可動可能に取り付けられる回動部60と、同軸ケーブル取付部41内に設けられた第2中心コンタクト6とから主に構成されている。
同軸ケーブル取付部41は、ニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により有底筒体状に形成されている。同軸ケーブル取付部41は、略中央部より先端部までがフェルール取付部42として形成されている。フェルール取付部42は、同軸ケーブル取付部41の略中央部より底部までのコンタクト取付部43の径より大きな径に形成されている。フェルール取付部42には、同軸ケーブル2を取り付けるためのフェルール44が固定されている。同軸ケーブル取付部41のコンタクト取付部43には、円筒体状の四フッ化エチレンやポリアセタール樹脂製の絶縁体45が固定されている。この絶縁体の先端部は、第2中心コンタクト6に挿入し接続する第3中心コンタクト46を案内する絶縁体テーパ部45aが設けられている。同軸ケーブル2の中心導体11に圧着接続される第3中心コンタクト46は、金メッキ処理などをした黄銅材、バネ性のリン青銅、もしくはベリリューム銅等の導電性材料により形成されており、同軸ケーブル2を取り付けたとき、同軸ケーブル2の中心導体11が第2中心コンタクト6に電気的に接続される。なお、図3中、符号47は同軸ケーブル2の中心導体11に圧着接続した第3中心コンタクト46が第2中心コンタクト6と確実に電気的に接続させるメスコンタクト部分を示し、符号48は、同軸ケーブル2の外部導体13と絶縁体12との間にフェルール44を差し込んだ後に略六角筒形状にカシメて同軸ケーブルの外部導体を固定するためのカシメリングを示す。
絶縁体45の後端部(同軸ケーブル取付部41の底部)側の側端部には、第2中心コンタクト6を取り付けるための第2中心コンタクト孔50が設けられている。また、同軸ケーブル取付部41の底部近傍の側部には、同軸ケーブル取付部41の長手方向に対して略直交する方向に延び、コンタクト取付部43に連通する円形の第2中心コンタクト取付孔51が設けられている。この第2中心コンタクト取付孔51と絶縁体45の第2中心コンタクト孔50が連通されることにより、略L字状の第2中心コンタクト6が第2中心コンタクト取付孔51及び第2中心コンタクト孔50を介して絶縁体45に取り付けられ固定されている。
第2中心コンタクト6は、金メッキ処理をした黄銅等の導電性材料により略L字状に形成されている。第2中心コンタクト6の一方の直線部(第1直線部)6aは、第2中心コンタクト取付孔51及び絶縁体45の第2中心コンタクト孔50を介して絶縁体45内にその略同軸上に取り付けられる(固定される)寸法であって、第2中心コンタクト6が絶縁体45に取り付けられたとき、端部が第3中心コンタクト46に電気的に接続される寸法に形成されている。第2中心コンタクト6の他方の直線部(第2直線部)6bは、第2中心コンタクト取付孔51の略中央部(第2中心コンタクト取付孔51の軸方向の長さの略中央部)に位置される寸法に形成されている。第2中心コンタクト6の第2直線部6bと第2中心コンタクト取付孔51との間には、円筒体状の四フッ化エチレンやポリアセタール樹脂製の絶縁体49が設けられており、この絶縁体49によって第2直線部6bが第2中心コンタクト取付孔51内の略同軸上に位置されている。
回動部60は、同軸ケーブル取付部41の底部に一体的にニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により形成されている。回動部60は、例えば、対向する一対の回動片61、62からなり、これら回動片61、62と同軸ケーブル取付部41の底部とにより略コ字状に形成されている。一方の回動片(第1回動片)61は、第2中心コンタクト取付孔51の開口部近傍に同軸ケーブル取付部41の長手方向に延びて形成されている。他方の回動片(第2回動片)62は、第1回動片61と対向する位置(第2中心コンタクト取付孔51と反対側の位置)に同軸ケーブル取付部41の長手方向に延びて形成されている。
一対の回動片61、62の間隔は、前記の第2シェル23の高さ(第1回動孔26の軸方向の長さ)より少し大きな寸法に形成されている。一対の回動片61、62には、第2回動孔63及び第3回動孔64が設けられている。第2回動孔63及び第3回動孔64は、同軸ケーブル取付部41の軸と直交する方向に延びる同軸上に形成されていると共に、第2シェル23の第1回動孔26の径と略同じ径に形成されている。
一対の回動片61、62間には、第2回動孔63及び第3回動孔64と第1回動孔26とが略同軸上になるように第2シェル23が配置されている。第3回動孔64には、一端部が第1回動孔26内に位置される第1回動軸66が圧入されている。第1回動軸66は、ニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により略円柱状に形成されている。第1回動軸66は、第3回動孔64に圧入され得る径に形成されている。また、第1回動軸66は、第3回動孔64に圧入されたとき、一端部が第1回動孔26内の凸部27を形成する壁面に当接すると共に、他端部が第2回動片62の外表面と略同じ平面となる長さに形成されていることが好ましい。
また、第1回動孔26の凸部27より第1回動片61側には、中空回動軸68が圧入されている。中空回動軸68は、ニッケル処理した黄銅又は亜鉛ダイカスト等の導電性材料により略円筒体状に形成されている。中空回動軸68は、第1回動孔26の凸部27より第1回動片61側に圧入され得る径に形成されている。また、中空回動軸68は、第1回動孔26に圧入されたとき、一端部が第1回動孔26内の凸部27を形成する壁面に当接すると共に、他端部が後述するリード線収容凹部72の底部と略同一面上に位置される長さに形成されていることが好ましい。
これらの第1回動軸66及び中空回転軸68によって第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが互いに回動可能に取り付けられていることになる。この第1コネクタ部3と第2コネクタ部4との回動範囲は、第2シェル23の形状及び長さ(第1シェル22から延びる方向の長さ)、並びに一対の回動片61、62の形状及び長さ(第2コネクタ部4の軸方向の長さ)によって任意に決められ、図示例では、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させた状態から例えば第2コネクタ部4を固定した状態で第1コネクタ部3を両方向に90°以上に回動するように第2シェル23及び一対の回動片61、62が形成されていることが好ましい。また、第1コネクタ部3及び第2コネクタ部4は、互いに回動可能に取り付けて第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させたとき、第1中心コンタクト5と第2中心コンタクト6の第1直線部6a及び第3中心コンタクト46とが略同一直線上になるように形成されていることが好ましい。
また、第2回動片62と第2シェル23との間であって第1回動軸66の外周には、ウェーブワッシャー67が1個か2個設けられている。また、第1回動片61と第2シェル23との間であって中空回転軸68の外周には、ウェーブワッシャー69が1個か2個設けられている。これらのウェーブワッシャー67、69によって、略一定の回転トルクが一対の回動片61、62と第2シェル23とに作用して第1コネクタ部3と第2コネクタ部4との互いの位置が保持されるようになっており、常時第1のコネクタ部3と第2コネクタ部4の外部導体とが導通するようにしてある。すなわち、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを回動させてその回動を止めると、その回動を止めた状態に第1コネクタ部3と第2コネクタ部4との角度が保持されるようになっている。なお、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4との角度の保持をウェーブワッシャーを用いて行うようにしたが、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4との角度の保持を行うことができれば他の手段で行うようにしてもよい。
また、第1回動孔26に中空回動軸68を圧入して第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを互いに回動可能に取り付けたとき、その中空回動軸68内(第2シェル23の第1回動孔26及び第1回動片61の第2回動孔63の一部)及び中空回転軸68が位置されていない第2回動孔63によりリード線収容部8が構成されている。また、第1回動片61の外表面(第2回動片62とは反対側の表面)には、第2中心コンタクト取付孔51及び第2回動孔63を含む長円状の凹部71が設けられている。この凹部71には、さらに第2中心コンタクト取付孔51と第2回動孔63とを連通させるリード線収容凹部72が同軸ケーブル取付部41の長手方向に延びて形成されている。これらのリード線収容部8及びリード線収容凹部72に第1中心コンタクト5と第2中心コンタクト6と電気的に接続するリード線7が収容されている。
リード線7は、第1中心コンタクト5と第2中心コンタクト6とを電気的に接続できればどのようなものでもよく、例えば、工業用ロボットアーム等に設けられているリード線を用いることができる。リード線7としては、例えば、中心導体を絶縁材料で被覆したもの等が挙げられる。リード線7の中心導体としては、錫メッキ処理をした電気用銅線、無酸素銅線等の可撓性を有するものが好ましく、具体的には例えば、0.08mmの極細線を40本撚りあわせたもの、0.05mmの極細線を102本撚りあわせたもの、0.05mmの極細線を153本撚りあわせたもの等が挙げられる。絶縁材料としては、四フッ化エチレンなどのフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体)や特に柔らかい多孔質フッ素樹脂等が挙げられ、この絶縁材料を0.2mm〜0.3mmの厚さで中心導体上に被覆することが好ましい。
リード線7(の中心導体)の一端部は、第1中心コンタクト5に圧接接続や半田付け等により電気的に接続されていると共に、他端部は、第2中心コンタクト6の第2直線部6bの端部に圧接接続や半田付け等により電気的に接続されている。このリード線7が、第1リード線収容孔28、リード線収容部8及びリード線収容凹部72に収容されている。
リード線7は、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、リード線7の略1箇所で屈曲や捩れが起こらないようにリード線7の略全体がその回動に伴って動くようにリード線収容部8内に収容されている。リード線7は、リード線収容部内にリード線収容部の軸の長さより長い寸法で収容されていることが好ましい。リード線7のリード線収容部8内への収容状態は、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、その回動に伴ってリード線7の略全体が動くならば特に限定されず、例えば、螺旋状であっても略S字状であってもよいが、螺旋状であることが好ましい。このリード線7の螺旋形状は、特に限定されないが、リード線収容部8の軸と螺旋の中心軸とが略同じ位置にすることが好ましい。リード線7の螺旋形状としては、例えば、第1コネクタ部3と第2コネクタ部とを直線上に位置させたとき、1回転半から2回転半巻きであることが好ましい。
また、リード線収容部8内には、リード線7の一部を螺旋の中心軸がリード線収容部8の軸と略一致させるように案内するリード線収容部材80が設けられていることが好ましい。リード線収容部材80は、リード線7の一部を螺旋の中心軸がリード線収容部8の軸と略一致させるように案内することができればどのように形成されていてもよい。
リード線収容部材80は、四フッ化エチレンやポリアセタール樹脂等の絶縁材料により略T字状に形成されているが、電気特性を調整する為に導体を用いてもよい。すなわち、リード線収容部材80は、例えば傘部81と傘部81の中央部に直線上に延びる案内部82とから断面略T字状に形成されている。傘部81の径は、第1回動片61の第2回動孔63の径より若干小さな寸法に形成されている。傘部81の周面は、案内部方向にリード線収容凹部72の高さと略同じ寸法に延出されている。また、傘部81の周面の一部には、リード線7が通る切欠部83が設けられている。
案内部82は、実質的にリード線7を螺旋状に案内するものであり、その径は特に限定されないが、回動による螺旋の内径の変化がリード線収容部材80を使用しないときの変化と比べ半分ほどになるような太さで、傘部81側より徐々に細くなるように形成されていることが好ましい。また、案内部82の長さは、特に限定されないが、リード線収容部8の略半分以下の長さに形成されていることが好ましい。また、このリード線収容部材80の誘電率によって電気特性が変わるので、必要な特性が出るように選択することが好ましい。このリード線収容部材80は、第1回動片61の第2回動孔63に案内部82から挿入されて傘部81の延出した周面の端部が中空回転軸68の端面に当接した状態で取り付けられている。また、リード線7は第1リード線収容孔28及びリード線収容凹部72内においても、略中空の中心部付近に収容されていることが好ましい。
リード線7がリード線収容部8及びリード線収容凹部72に収容されていると共に、リード線収容部材80がリード線収容部8内に収容された凹部71には、蓋85が取り付けられている。蓋85は、アルミやニッケルメッキ処理をした黄銅板もしくは亜鉛ダイカストの等の導電性材料により凹部71より若干大きな長円状に形成されており、凹部71に嵌合されるように取り付けられている。この取り付けられた蓋85及びリード線収容凹部72によってリード線第2収容孔90が形成される。すなわち、リード線7は、導電性材料により覆われていることになる。
次に、本発明の同軸ケーブル用コネクタの作用を説明する。
第2コネクタ部4を同軸ケーブル2の端部に取り付ける。この取り付けは、同軸ケーブル2の外部導体13と外部絶縁層14との間にフェルール44を差し込んだ後に同軸ケーブル2の外部導体13を専用工具を用いて略六角形状にカシメリング48をカシメることによって行われる。このとき、同軸ケーブル2の中心導体11は、第3中心コンタクト46、第2中心コンタクト6、リード線7を介して電気的に第1中心コンタクト5に接続される。また、同軸ケーブル2の外部導体13は、フェルール44、同軸ケーブル取付部41、コンタクト取り付け部43、蓋85、回動部60、ウエーブワッシャー67及び69、中空回動軸68、第1回動軸66、第2シェル23を介して電気的に第1シェル22に接続される。
同軸ケーブル用コネクタ1の第1コネクタ部3を機器等に取り付けた同軸コネクタ受け口9に突き合せてそのコネクタ受け口に嵌合することにより、同軸ケーブル2を同軸ケーブル用コネクタ1を介して機器等に電気的に接続することができる。このとき、コネクタ受け口の周りが狭い場合には、第2コネクタ部4と第1コネクタ部3とを予め回動させておいてから第1コネクタ部3をコネクタ受け口に嵌合するようにしてもよいし、第1コネクタ部3をコネクタ受け口に嵌合してから第2コネクタ部4を第1コネクタ部3に対して所定の角度回動するようにしてもよい。
このように、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、第1中心コンタクト5と第2中心コンタクト6とを電気的に接続するリード線7がリード線収容部8内に例えば螺旋状に収容されているので、リード線7(導体)が断線することがほとんどない。
すなわち、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、リード線収容部8内の螺旋状のリード線7の略全体がその回動に伴って動く。例えば、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させてから第2コネクタ部4を固定した状態で第1コネクタ部3を左周りに略90度回動させると、リード線の螺旋が左巻きに形成されている場合には、リード線7の巻数が1/4回転多くなると共に、螺旋状のリード線7の略全体が動いてリード線7の螺旋の直径が小さくなる。第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させてから第2コネクタ部4を固定した状態で第1コネクタ部3を右周りに略90度回動させると、リード線7の螺旋が左巻きに形成されている場合には、リード線7の巻数が1/4回転少なくなると共に、螺旋状のリード線7の略全体が動いてリード線の螺旋の直径が大きくなる。
このように、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、リード線収容部8内の螺旋状のリード線7の略全体がその回動に伴って動くので、リード線7が局所的に屈曲したり捩れたりしてリード線7の局所に機械的ストレスが集中することがない。その結果、リード線7の略全体に機械的ストレスが作用してリード線7の略全体で機械的ストレスが吸収されることになる。
また、第1リード線収容孔28、リード線収容部8及び第2リード線収容孔90はクランク状に配置されており、リード線7は、リード線収容部8の軸と略直交する方向に延びる第1リード線収容孔28からリード線収容部8内を螺旋状に通り、リード線収容部8の軸と略直交する方向に延びる第2リード線収容孔90内に至るので、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動したとき、リード線収容部8内の螺旋状のリード線7の略全体が確実に動き易くなる。その結果、確実にリード線7の略全体に機械的ストレスが作用してリード線7の略全体で機械的ストレスが吸収されることになる。
従って、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが繰り返し回動してもリード線7(導体)が断線することがほとんどなくなる。また、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1では、リード線7は接点がないのでノイズの心配もいらない。すなわち、リード線が局所的に屈曲したり捩れたりする箇所に接点を設ければ、リード線7に機械的ストレスが集中することはないが、接点部分でノイズが発生しやすく、もし仮に接点部分として中心導体の回動部分に確実な接触子を設けたとしても、耐久性のある小型で略同軸形状を保ったものを作ることは難しい。これに対して、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1では、リード線7は接点がないのでそのノイズの心配もいらない。
また、リード線7は、外部から閉塞された第1リード線収容孔28、リード線収容部8及び第2リード線収容孔90に収容され、これらの第1リード線収容孔28、リード線収容部8及び第2リード線収容孔90を形成する第1コネクタ部3及び第2コネクタ部4が同軸ケーブル2の外部導体13に電気的に接続されているので、リード線7が実質的に外部導体13に電気的に覆われている。。すなわち、リード線7が電気的にシールドされるので、電波漏れを抑制することができると共にノイズ等の影響を受けることがない。従って、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、リード線7の全てを完全に実質的に外部導体で覆う構造に形成されているので、電波漏洩が−80dB以下の高周波同軸コネクタとすることができ、EMI(Electromagnetic
Interference)特性の優れた性能を備えたものとなる。
また、回動によって螺旋の直径が変化し、リード線収容部8との距離が変わるが、回動軸内壁とリード線7の螺旋状の第1リード線収容孔28の第1回動孔26側に位置する部分7aは導電性の第1回動軸66との距離がほぼ一定であり、かつリード線収容部8にリード線収容部材80を用いることで、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが互いに回動したとき、リード線収容部内8の螺旋状のリード線7は略全体で中空回動軸68の内壁及び第1回動軸66の中空回動軸68側の面との距離が一定に保て、インピーダンスを略一定に保持することができる。特に、リード線収容部8の軸とリード線7の螺旋の中心軸とが略同じ位置にするようにリード線7がリード線収容部8に収容されていると、インピーダンスをより確実に略一定に保持することができ、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1を高周波コネクタとして用いることができる。
すなわち、高周波コネクタは、高周波におけるインピーダンスの取り扱いが最も重要であり、周波数が高く広い周波数帯域に渡ってインピーダンスを一定に保つことが要求される。インピーダンスを一定に保つことで、伝送される高周波信号は反射する量が少なく、結果として伝送損失が少なくなる。インピーダンスを一定に保つには伝送線路のインダクタンスとキャパシタンスの比率を一定に保つことがよい。
本発明の同軸ケーブル用コネクタ1の等価回路は、例えば図4に示すように、単位長さ当たりのインダクタンスと、単位長さ当たりのキャパシタンスの繰り返しからなっており、インピーダンス特性がよいコネクタにするには、螺旋形状のインダクタンスに見合ったキャパシタンスを持たせ、常に一定であることが要求される。すなわち、図4中のAに示す部分が、リード線が螺旋状になっている部分であり、螺旋状部分のインダクタンス値はリード線の長さが一定であれば、回動によって螺旋の径が変わっても同じであることが知られており、そこで回動によってもこの螺旋状の部分の「静電容量(キャパシタンス)をほぼ一定に保てれば、全体としてインピーダンスを一定に保つことができる。
図5(a)(比較例)及び図5(b)はリード線収容部8の中の螺旋状のリード線7の様子を示したもので、略1回転半の螺旋状にリード線7を巻き、第1コネクタ3のリード線収容孔28が右、中、左と回転した時、の螺旋の位置を示しており、図5(a)およ(b)に記号Cで示した物はリード線と外部導体との「静電容量(キャパシタンス)を示しており、リード線7の一端7a側は第1リード線収容孔28に至り、他端は第2リード線収容孔90に至る。本発明の構造を用いれば、図5(a)、(b)に示すように中空回動軸68の内壁68a及び第1回動軸66の中空回動軸68側の面66aとの距離がほぼ一定に保て、特に図5(b)はリード線収容部8にリード線収容部材80を用いることで、更に中空回動軸68の内壁68a及び第1回動軸66の中空回動軸68側の面66aとの距離がほぼ一定に保てる。
従って、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動してもリード線7の螺旋の直径がわずかに変わるだけであり、この螺旋状の部分の「静電容量(キャパシタンス)をほぼ一定に保つことができる。その結果、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動してもインピーダンスをほぼ一定に保つことができ、高周波コネクタとして十分に用いることができる。
また、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1は、リード線収容部材80を設けることにより、更に高い周波数まで反射特性が良いコネクタにすることができる。すなわち、リード線収容部材80を設けることにより、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが回動しても、リード線7の螺旋の軸をリード線収容部8の軸と略一致させることができると共にリード線7の螺旋形状を維持することができるので、回動によるインピーダンスを含めた高周波伝送特性の変化を抑えられる。
具体的例として、リード線7として、0.08mmの極細の錫メッキ電気用銅線を40本撚りあわせた中心導体上に、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、通称ETFE(Ethylene
Tetra−fluoroethylene)を0.2mmの厚さで被覆したリード線長約33mmの物を用い、第1中心コネタクト5に片端を圧着接続し、直径が2mmのリード線第1収容孔28から、コネクタ回転軸と同軸上のリード線収容部8として軸長約10mm、直径4.5mmにおいて第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させた状態でリード線収容部8内にリード線7を内径が約1.5mmの螺旋状に2巻き半巻いて、さらに幅2mmのリード線収容凹部72を通り、第2コンタクト6に半田付けにて接続した。
以上のような構成にすることで、特性インピーダンスが75Ωで低周波から1GHzまで反射特性としてVSWRが1.2以下となる第1コネクタ部と第2コネクタ部が回動する同軸ケーブル用コネクタ1となり、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とが略直線状態から左右ともに90度まで屈曲させたことを1回とし、10,000回以上屈曲させても異常なく、利便性がある、高周波特性の劣化もない同軸ケーブル用コネクタとすることができた。
また他の実施例として、リード線7として、0.05mmの極細の錫メッキ電気用銅線を51本撚り、さらにこの撚りあわせたものをさらに3束撚り合わせ、153本とした中心導体上に、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体、通称ETFEを0.25mmの厚さで被覆したリード線長約27mmの物を用い、第1中心コネタクト5に片端を圧着接続し、直径が2mmのリード線第1収容孔28から、コネクタ回転軸と同軸上のリード線収容部8として軸長約10mm、直径4.5mmにおいて第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを略直線上に位置させた状態でリード線収容部8内にリード線7を内径が約2.5mmの螺旋状に1巻き半巻いて、さらに幅2mmのリード線収容凹部72を通り、第2コンタクト6に半田付けにて接続し、前記リード線7の螺旋部分のリード線収容凹部72側に案内部82の径が約2.3mmのリード線収容部材80を差し込んだ。
以上のような構成にしたときは、特性インピーダンスが50Ωで低周波から2GHzまで反射特性としてVSWRが1.2以下となる第1コネクタ部と第2コネクタ部が回動する同軸ケーブル用コネクタ1となり、前記実施例と同様に10,000回以上屈曲させても異常ない、利便性がある、高周波特性の劣化もない同軸ケーブル用コネクタとすることができた。
本実施の形態では、第1コネクタ部3をBNCプラグコネクタとし、第2コネクタ部4をフェルール44、カシメリング48などの寸法を各種の太さの同軸ケーブル2に合うようにし接続するコネクタ基部として説明したが、これに限定されず、第1コネクタ部3をレセプタクルコネクタに変更することも可能であり、またN型プラグコネクタやテレビ用(通称F型)プラグコネクタとすることも可能である。また、第2コネクタ部4をBNCプラグコネクタ、レセプタクルコネクタ、N型プラグコネクタ、テレビ用(通称F型)プラグコネクタもしくはレセプタクルコネクタ等としてもよい。また、第1コネクタ部3と第2コネクタ部4を回動境界面で切り分け樹脂成形によって金属を覆う事で、見てくれの良い、ソフトな仕上げにすることも可能である。
また、本発明の同軸ケーブル用コネクタの第1コネクタ部3をレセプタクルコネクタとし、第2コネクタ部4を機器の筐体と一体的に作り、リード線7を直接または第2中心コンタクト6を介して、機器内部の回路に接続してもよい。
また、本実施の形態では、第1コネクタ部3の第2シェル23を第2コネクタ部4の一対の回動片間に位置させて第1コネクタ部3と第2コネクタ部4とを回動可能にしたが、これに限定されず、例えば、図6に示すように、第1コネクタ部101の一側面の一部と第2コネクタ部102の一側面の一部とを面接触させて第1コネクタ部101と第2コネクタ部102とを回動可能にするようにした同軸ケーブル用コネクタ100としてもよい。
また、本発明の同軸ケーブル用コネクタ1を同軸ケーブル2の両端または片端部に取り付けることにより、耐久性に優れ、電波漏れを抑制でき、かつ、インピーダンスを略一定に保持することができる本発明の同軸ケーブルが得られる。
本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す斜視図である。 本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す断面図である。 本発明の同軸ケーブル用コネクタの一例を示す分解斜視図である。 本発明の同軸ケーブル用コネクタの等価回路を示す図である。 (a)は本発明のリード線収容部内にリード線が収容された状態を示す図である。(b)は本発明のリード線収容部内にリード線が収容され、リード線案内部材を取り付けた状態を示す図である。 本発明の同軸ケーブル用コネクタの他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1 同軸ケーブル用コネクタ
2 同軸ケーブル
3 第1コネクタ部
4 第2コネクタ部
5 第1中心コンタンクト
6 第2中心コンタンクト
7 リード線
8 リード線収容部
9 同軸コネクタ受け口
11 中心導体
28 第1リード線収容孔
80 リード線案内部材
90 第2リード線収容孔

Claims (2)

  1. 硬性を有するコンタンクトを有するコネクタ部が相互に回動可能に連結されていて、かつ、前記コンタンクト間が接続媒体を通じて電気的に接続されている同軸ケーブル用コネクタであって、
    前記各コネクタ部の連結部分を通る接続媒体を、軟性を有するリード線としていて、
    前記リード線は、前記各コネクタ部の回動軸上に位置する収容部内に螺旋状に収容されていて、当該連結部分を通るリード線の螺旋の中心軸を、前記コネクタ部の回動軸上としており、かつ、前記コネクタ部を相互に回動させた場合であっても撓んでいる長さとされていて、
    さらに、前記コネクタ部が相互に回動されたときに前記リード線の螺旋部分の直径を略一定に保持するリード線収容部材を備える同軸ケーブル用コネクタ。
  2. 請求項1に記載の同軸ケーブル用コネクタが取り付けられていることを特徴とする同軸ケーブル。
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