JP4508609B2 - ベーク装置、及びベーク方法 - Google Patents
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Description
ベルト搬送手段は、オーブン内のシート基材の搬送に用いられ、テフロン(登録商標)メッシュベルト等からなるベルトと、ベルトをかける複数のローラからなる。ベルトの材質に関しては、金属(クロムメッキ処理)、ガラス繊維、テフロン(登録商標)メッシュ等がある。金属ベルトは表面の平滑性、熱伝導率特性に優れているが、搬送するプラスチック基材が加熱されると金属ベルトに対して粘着する問題があった。また、ガラス繊維ベルトは、ガラス繊維の織り目が加熱されたプラスチック基材に転写される問題があった。これらの問題に対して、テフロン(登録商標)メッシュベルトはプラスチック基材に対して、粘着性や織り目の転写性が無く、かつ加熱されることによって熱膨張するプラスチック基材を、搬送方向の前後に適度に滑らす機能を発現することを発見し、本発明としたのである。複数のローラが同じ方向に回転することで、ベルトは一定方向に移動する。ベルト搬送手段は、シート材基材をオーブンの加熱領域に搬入して一定速度で搬送し、続いて冷却領域を一定速度で搬送した後、オーブンから外に搬出する。
図1は、本実施の形態の係るベーク装置1の構成を示す図である。
(1−1.ベーク装置1の構成)
ベーク装置1は、巻出しローラ19、第1ニップローラ対23、カバーフィルム巻取りローラ21、センサ15、コントローラ17、オーブン5、第2ニップローラ対25、水洗槽11、乾燥槽13、第3ニップローラ対27、カバーフィルム巻出しローラ31、巻取りローラ33等から構成される。
次に、積層原反3について説明する。図3は、図1の巻出しローラ19から巻き出す、位置Y1における積層原反3を示す図である。また、図4は、位置Y2における積層原反3を示す図である。
図5は、センサ15の構成を示す図である。本実施の形態のベーク装置1では、積層原反3がオーブン5に入る前に、意図的にたるみ39ができるように、第1ニップローラ対23の搬送速度を調整する。センサ15は、たるみ39の量dxを検出して、コントローラ17に送る機能を有する。尚、コントローラ17はたるみ39の量dxにより、第1ニップローラ対23の搬送速度を制御する。ここでは、積層原反3がオーブン5に入る前のたるみ39の量を検出するようにしたが、オーブン5から出た後のたるみ41の量を検出するようにしてもよい。
次に、図6により、本実施の形態のベーク装置1におけるベーク処理手順を説明する。連続シート状基材51にブラックマトリクス53が形成・露光・現像され、カバーフィルム35でコーティングされた積層原反3(図3に示す)を、ベーク装置1にロール状で供給する。まず、巻出しローラ19が回転して、積層原反3を方向Aに巻き出す(ステップ1001)。
このように、本実施の形態では、オーブン5に入る前に意図的に積層原反3に一定範囲のたるみ39を生じさせて、オーブン5内を搬送する積層原反3の張力をカットオフするので、張力が原因となる積層原反3の寸法精度の低下を防止する効果がある。
別の実施例として、積層原反3に意図的にたるみ39、41を生じさせなくても、第1ニップローラ対23、第2ニップローラ対25、及びベルト45の搬送速度を調整することによって、オーブン5内を搬送される積層原反3に張力がかからないように調整してもよい。
また、ニップローラ対の構造は、上下の2つのローラ対という構成に限らず、3つ以上のローラで構成されるものであってもよい。
3………積層原反
5………オーブン
7………加熱ゾーン
9………冷却ゾーン
11………水洗槽
13………乾燥槽
15………センサ
17………コントローラ
19………巻出しローラ
21………カバーフィルム巻取りローラ
23………第1ニップローラ対
25………第2ニップローラ対
27………第3ニップローラ対
29−1、29−2………ローラ
31………カバーフィルム巻出しローラ
33………巻取りローラ
35、37………カバーフィルム
39、41………たるみ
43………隔壁
45………ベルト
47………外気
51………連続シート状基材
53………ブラックマトリクス
57−1、57−2………光電管
59………赤色CF
61………青色CF
63………緑色CF
Claims (9)
- 感光性樹脂組成物層を積層したシート状基材を搬送し、前記シート状基材を用いてカラーフィルタを製造するベーク装置であって、
前記シート状基材を加熱するオーブンと、
前記オーブン内で、前記シート状基材をベルト上に載せてベルト搬送させるベルト搬送手段と、
前記シート状基材の搬送方向において、前記オーブンの前および後であって、前記ベルト搬送手段の前および後に配置され、前記シート状基材を搬送するニップローラ対と、
を具備し、
前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段の間には、前記シート状基材のたるみが形成されることを特徴とするベーク装置。 - 感光性樹脂組成物層を積層したシート状基材を搬送し、前記シート状基材を用いてカラーフィルタを製造するベーク装置であって、
前記シート状基材を加熱するオーブンと、
前記オーブン内で、前記シート状基材をベルト上に載せてベルト搬送させるベルト搬送手段と、
前記シート状基材の搬送方向において、前記オーブンの前および後であって、前記ベルト搬送手段の前および後に配置され、前記シート状基材を搬送するニップローラ対と、
前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段との間に配置され、前記シート状基材のたるみ量を検出するセンサと、
を具備し、
前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段の間には、前記シート状基材のたるみが形成され、
前記センサで検出するたるみ量が定められた範囲になるように、前記ニップローラ対又は前記ベルト搬送手段で前記シート状基材を搬送させることを特徴とするベーク装置。 - 前記オーブンは、加熱領域と冷却領域を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のベーク装置。
- 前記シート状基材が、前記オーブンを通過後、前記シート状基材を水洗処理、続いて乾燥処理する手段を更に具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のベーク装置。
- 前記シート状基材は、ブラックマトリクス、又はブラックマトリクスと他の少なくとも1層の露光現像されたカラーフィルタ層を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のベーク装置。
- 感光性樹脂組成物層を積層したシート状基材を搬送し、前記シート状基材を用いてカラーフィルタを製造するベーク方法において、
前記シート状基材を加熱するオーブン内では、前記シート状基材をベルト上に載せて搬送させるとともに、前記シート状基材の搬送方向において、前記オーブンの前および後であって、前記ベルト搬送手段の前および後に配置されるニップローラ対で、前記シート状基材を挟んで搬送させ、前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段の間には、前記シート状基材のたるみを形成することを特徴とするベーク方法。 - 感光性樹脂組成物層を積層したシート状基材を搬送し、前記シート状基材を用いてカラーフィルタを製造するベーク方法において、
前記シート状基材を加熱するオーブン内では、前記シート状基材をベルト上に載せて搬送させるとともに、前記シート状基材の搬送方向において、前記オーブンの前および後であって、前記ベルト搬送手段の前および後に配置されるニップローラ対で、前記シート状基材を挟んで搬送し、
前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段の間には、前記シート状基材のたるみを形成し、
前記ニップローラ対と前記ベルト搬送手段との間に生じる、前記シート状基材のたるみ量をセンサで検出し、
前記センサで検出するたるみ量が定められた範囲になるように、前記ニップローラ対又は前記ベルトの搬送速度で前記シート状基材を搬送させることを特徴とするベーク方法。 - 前記シート状基材が、前記オーブンを通過後、前記シート状基材を水洗処理、続いて乾燥処理することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のベーク方法。
- 前記シート状基材は、ブラックマトリクス、又はブラックマトリクスと他の少なくとも1層の露光現像されたカラーフィルタ層を有することを特徴とする請求項6または請求項7に記載のベーク方法。
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- 2003-11-14 JP JP2003384783A patent/JP4508609B2/ja not_active Expired - Fee Related
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