JP4508495B2 - 赤外線検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線検出装置に関するもので、特に熱電対と赤外線吸収膜からなる検出領域の配置に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、物体の表面温度を非接触で検知する赤外線検出器としては、“IEEETRaNSaCTION ON ELECTRON DEVICE,VOL.ED−29,NO.1,JaNUaRY 1982”(pp14〜22)や、“IEEE TRaNSaCTION ON ELECTRON DEVICE,VOL.ED−33,NO.1,JaNUaRY 1986”(pp72〜79)に開示されているようなサーモパイル式の赤外線検出装置がある。
【0003】
この赤外線検出装置は、シリコン基板の裏面に相当する部分をエッチングで除去することによって形成されたメンブレン領域を備え、さらに、このメンブレン領域上に形成され温度差によって生じる起電力変化を測定する熱電対と、この熱電対上に形成され赤外線を吸収する赤外線吸収膜とで構成される検出領域を複数備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、メンブレン領域の周辺部は、メンブレン領域の中心部に比べてシリコン基板への熱伝導が大きいため、メンブレン領域の周辺部に設けられた赤外線吸収膜は、メンブレン領域の中心部に設けられた赤外線吸収膜に比べて温度が上昇しにくい。
【0005】
このため、メンブレン領域の周辺部と中心部とに一様のパターンで検出領域を形成すると、赤外線吸収膜が赤外線を吸収する際に、メンブレン領域の周辺部に設けられた検出領域と中心部に設けられた検出領域との間に感度差が生じてしまうという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑み、メンブレン領域の周辺部の検出領域と中心部の検出領域との間の感度差を低減することのできる赤外線検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の赤外線検出装置は、裏面に空洞部(2)が形成されることでメンブレン領域(3)が形成された基板(1)と、メンブレン領域(3)内に配置され、赤外線を吸収する赤外線吸収膜(7)と、赤外線吸収膜(7)からメンブレン領域(3)の外側の基板領域に渡って設けられ、赤外線吸収膜(7)における複数の温接点とメンブレン領域(3)の外側の基板領域における複数の冷接点とを有してなり、複数の温接点と複数の冷接点との温度差によって生じる起電力変化を測定する熱電対群(10)を備え、熱電対群(10)と赤外線吸収膜(7)とからなる検出領域(8)を複数有する赤外線検出装置において、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように構成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように構成されているため、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の起電力を大きくすることができる。
【0009】
それによって、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の感度低下を防ぐことができるため、複数の検出領域(8)の感度差を低減することができる。
【0010】
請求項2に記載の赤外線検出装置は、赤外線吸収膜(7)は、メンブレン領域(3)の中心側を中心としたマトリックス状に配置されており、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)の方が熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように、かつ、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心から対角線方向に配置される検出領域(8)の方が熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように構成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0014】
請求項に記載の赤外線検出装置は、裏面に空洞部(2)が形成されることでメンブレン領域(3)が形成された基板(1)と、メンブレン領域(3)内に配置され、赤外線を吸収する赤外線吸収膜(7)と、赤外線吸収膜(7)からメンブレン領域(3)の外側の基板領域に渡って設けられ、赤外線吸収膜(7)における温接点とメンブレン領域(3)の外側の基板領域における冷接点とを有してなり、温接点と冷接点との温度差によって生じる起電力変化を測定する熱電対(5)を備え、熱電対(5)と赤外線吸収膜(7)とからなる検出領域(8)を複数有する赤外線検出装置において、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように構成されていることを特徴としている。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように構成されているため、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の起電力を大きくすることができる。
【0016】
それによって、赤外線吸収膜(7)がメンブレン領域(3)のうちメンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の感度低下を防ぐことができるため、複数の検出領域(8)の感度差を低減することができる。
【0017】
請求項に記載の赤外線検出装置は、赤外線吸収膜(7)は、メンブレン領域(3)の中心側を中心としたマトリックス状に配置されており、複数の検出領域(8)は、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)の方が赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように、かつ、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)に比べて、赤外線吸収膜(7)がマトリックス状の中心から対角線方向に配置される検出領域(8)の方が赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように構成されていることを特徴としている。
【0018】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明と同様の効果を得ることができる。なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
【0024】
(第1実施形態)
尚、本発明における赤外線検出装置は、例えば、車輛用のエアコン制御における車室内温度測定に用いられる。
【0025】
図1には、本実施形態の赤外線検出装置の概略断面構造を示す。また、図2には、本実施形態の赤外線検出装置の概略平面構造を示す。尚、この図2は図1におけるa矢視図である。
【0026】
まず、図1に示されるように、単結晶シリコンからなるシリコン基板1には、その裏面に相当する部分を選択的にエッチングすることによって空洞部2が形成されており、それによって、メンブレン領域3が形成されている。
【0027】
また、シリコン基板1の上には、熱酸化処理によってシリコン酸化膜4が形成されており、このシリコン酸化膜4の上には、ポリシリコン5aとアルミ配線5bとが所望のパターンに形成され、これらポリシリコン5aとアルミ配線5bによって熱電対5が構成されている。
【0028】
また、シリコン酸化膜4と熱電対5を覆うようにパッシベーション膜6(シリコン窒化膜など)が形成され、さらに、このパッシベーション膜6を介して、熱電対5の上に赤外線吸収膜7が複数形成されている。
【0029】
ここで、熱電対5と赤外線吸収膜7の配置について、図2を用いて説明する。
【0030】
まず、この図2に示されるように、シリコン基板1には、平面構造が矩形状のメンブレン領域3が形成されており、さらに、このメンブレン領域3内には、矩形状の赤外線吸収膜7が等間隔で縦横3列のマトリックス状に9つ形成されている。
【0031】
また、赤外線吸収膜7からメンブレン領域3の外側の基板領域に渡って、ポリシリコン5aとアルミ配線5bとが交互に配置されるとともに、直列状に接続されて熱電対5が形成されている。
【0032】
また、ポリシリコン5aとアルミ配線5bからなる熱電対5は直列状に複数形成されており、それにより熱電対群10を形成している。
【0033】
このような熱電対5は、9つの赤外線吸収膜7の下部に各々独立に設けられており、これら熱電対5と赤外線吸収膜7とで検出領域8を形成している。尚、本実施形態では、9つの検出領域8を形成している。
【0034】
また、赤外線吸収膜7の下でポリシリコン5aとアルミ配線5bとが接合した部分が温接点であり、メンブレン領域3の外側の基板領域でポリシリコン5aとアルミ配線5bとが接合した部分が冷接点である。
【0035】
尚、熱電対群10の終端には各々アルミパッド9が形成されており、このアルミパッド9とアルミ配線5bとが電気的に接続されていることにより、検出領域9で検出した赤外線温度を外部に伝えることができるようになっている。
【0036】
ここで、図2の一部拡大図である図3の矢印に示されるように、メンブレン領域3内において、中心部の検出領域8aと隣り合う検出領域8bは、シリコン基板1へ熱が逃げる経路が一方向であるのに対し、中心部の検出領域8aから対角線方向に設けられた検出領域8cは、シリコン基板1へ熱が逃げる経路が二方向であるため、シリコン基板1へ熱が最も逃げやすい。
【0037】
尚、中心部の検出領域8aは、その周辺部に設けられた検出領域8b、8cに比べて、シリコン基板1への距離が遠くなるように設けられているため、それによって、シリコン基板1へ熱が逃げにくくなっている。
【0038】
また、上記シリコン基板1へ最も熱が逃げやすいというのは、検出領域がシリコン基板1と対向する領域が最も多いということである。また、図3は熱電対5を省略した状態を図示している。
【0039】
そこで、本実施形態では、図2及び図3に示されるように、マトリックス状に9つ形成された検出領域8のうち、中心部の検出領域8aには熱電対5が2堆、中心部の検出領域8aと隣り合う検出領域8bには熱電対5が3堆、中心部の検出領域8aから対角線方向に設けられた検出領域8cには熱電対5が4堆というように、メンブレン領域3の周辺部に行くほど熱電対5の数が多くなるように配置している。
【0040】
それによって、メンブレン領域3の周辺部に配置された検出領域8b、特に検出領域8cの起電力を大きくすることができるため、メンブレン領域3の周辺部の検出領域8b、8cの感度低下を防ぐことができ、メンブレン領域3の周辺部の検出領域8b、8cと中心部の検出領域8aとの間の感度差を低減することができる。
【0041】
尚、中心部の検出領域8aから対角線方向に設けられた検出領域8cとは、メンブレン領域3内の隅部に設けられた検出領域のことであり、また、中心部の検出領域8aと隣り合う検出領域8bとは、前記隅部に設けられた検出領域に挟まれた位置に設けられた検出領域のことである。
【0042】
ここで、本実施形態の赤外線検出装置の製造工程について、図1を用いて簡単に説明する。
【0043】
まず、この図1に示されるように、シリコン基板1の一方の面に、熱酸化処理によってシリコン酸化膜4(若しくは、シリコン窒化膜でもよい)を形成する。
【0044】
続いて、このシリコン酸化膜4の上に、異なるゼーベック効果を持つ2種類の導体または半導体材料によって、所望のパターンに熱電対5を形成する。尚、本実施形態では、N型のポリシリコン5aとアルミ配線5bを用いて熱電対5を形成している。
【0045】
続いて、この熱電対5の上にパッシベーション膜6を形成し、ボンディングワイヤを接続する部分のパッシベーション膜6を除去する。
【0046】
続いて、KOH(水酸化カリウム)などのエッチング液を用いて、シリコン基板1の裏面から異方性エッチングを行い空洞2を開口し、それによって、メンブレン領域3を形成する。
【0047】
続いて、パッシベーション膜6を介して、異方性エッチングにより形成されたメンブレン領域3の上に、金を微粒子にした金黒を用いて、赤外線吸収膜7を蒸着により形成する。尚、本実施形態では、メンブレン領域3の上に9つの赤外線吸収膜7を形成している。
【0048】
続いて、シリコン基板1をダイシングなどにより、個々の半導体センサチップに切り分け、切り分けられた半導体センサチップをステム(図示せず)に銀ペーストなどの接着剤により接着する。
【0049】
最後に、ボンディングワイヤを用いて、ステムに設けられたピンと電気的に接続し、キャップ(図示せず)を付けてシール溶接をすることにより、赤外線検出装置が完成となる。
【0050】
(第2実施形態)
図4に本発明の第2実施形態に係る赤外線検出装置の平面構造を示す。
【0051】
本実施形態の赤外線検出装置の構成は、上記第1実施形態とほぼ同様であるため、第1実施形態と同等な構成については同様の符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
【0052】
本実施形態では、図4に示されるように、マトリックス状に9つ形成された検出領域8のうち、中心部の検出領域8aにおける赤外線吸収膜7の面積が最も小さく、中心部の検出領域8aと隣り合う検出領域8bにおける赤外線吸収膜7の面積が次に小さく、中心部の検出領域8aから対角線方向に設けられた検出領域8cにおける赤外線吸収膜7の面積が最も大きいというように、メンブレン領域3の周辺部に行くほど赤外線吸収膜7の面積を大きくしている。
【0053】
それによって、上記第1実施形態のように熱電対5の数を調整することなく、メンブレン領域3の周辺部に配置された検出領域8b、特に検出領域8cの起電力を大きくすることができるため、メンブレン領域3の周辺部の検出領域8b、8cの感度低下を防ぐことができ、メンブレン領域3の周辺部の検出領域8b、8cと中心部の検出領域8aとの間の感度差を低減することができる。
【0054】
(他の実施形態)
また、熱電対5の配置上の制約や赤外線吸収膜7の面積及び膜厚上の制約がある場合などは、上記第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせてもよい。
【0055】
つまり、第1実施形態のように、メンブレン領域3の周辺部に行くほど熱電対5の数が多くなるように配置しつつ、第2実施形態のように、メンブレン領域3の周辺部に行くほど赤外線吸収膜7の面積を大きくした構成としてもよい。それによって、上記両実施形態の効果を発揮することができる。
【0056】
尚、本発明は、上記各実施形態に限られるものではなく、様々な態様に適用可能である。
【0057】
例えば、上記各実施形態では、シリコン基板1上に形成された熱電対5の材料として、N型のポリシリコン3とアルミ配線4を用いたが、これに限られるものではなく、他の導体または半導体材料でも良い。
【0058】
また、上記第1実施形態では、メンブレン領域3の上に形成された検出領域8のうち、中心部の検出領域8aには熱電対5が2堆、中心部の検出領域8aと隣り合う検出領域8bには熱電対5が3堆、中心部の検出領域8aから対角線方向に設けられた検出領域8cには熱電対5が4堆というように配置されているが、これに限られるものではなく、他の配置パターンでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る赤外線検出装置の概略断面構造を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る赤外線検出装置の概略平面構造を示す図である。尚、図1におけるa矢視図である。
【図3】図2の一部拡大図を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る赤外線検出装置の概略平面構造を示す図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、
2…空洞、
3…メンブレン領域、
4…シリコン酸化膜、
5…熱電対、
5a…ポリシリコン、
5b…アルミ配線、
6…パッシベーション膜、
7…赤外線吸収膜、
8、8a、8b、8c…検出領域、
9…アルミパッド、
10…熱電対群。

Claims (4)

  1. 裏面に空洞部(2)が形成されることでメンブレン領域(3)が形成された基板(1)と、
    前記メンブレン領域(3)内に配置され、赤外線を吸収する赤外線吸収膜(7)と、
    前記赤外線吸収膜(7)から前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域に渡って設けられ、前記赤外線吸収膜(7)における複数の温接点と前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域における複数の冷接点とを有してなり、前記複数の温接点と前記複数の冷接点との温度差によって生じる起電力変化を測定する熱電対群(10)を備え
    前記熱電対群(10)と前記赤外線吸収膜(7)とからなる検出領域(8)を複数有する赤外線検出装置において、
    前記複数の検出領域(8)は、前記赤外線吸収膜(7)が前記メンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記メンブレン領域(3)のうち前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が前記熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように構成されていることを特徴とする赤外線検出装置。
  2. 前記赤外線吸収膜(7)は、前記メンブレン領域(3)の中心側を中心としたマトリックス状に配置されており、
    前記複数の検出領域(8)は、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)の方が前記熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように、かつ、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心から対角線方向に配置される検出領域(8)の方が前記熱電対群(10)の温接点および冷接点が多く配置されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の赤外線検出装置。
  3. 裏面に空洞部(2)が形成されることでメンブレン領域(3)が形成された基板(1)と、
    前記メンブレン領域(3)内に配置され、赤外線を吸収する赤外線吸収膜(7)と、
    前記赤外線吸収膜(7)から前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域に渡って設けられ、前記赤外線吸収膜(7)における温接点と前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域における冷接点とを有してなり、前記温接点と前記冷接点との温度差によって生じる起電力変化を測定する熱電対(5)とを備え、
    前記熱電対(5)と前記赤外線吸収膜(7)とからなる検出領域(8)を複数有する赤外線検出装置において、
    前記複数の検出領域(8)は、前記赤外線吸収膜(7)が前記メンブレン領域(3)のうち中心側に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記メンブレン領域(3)のうち前記メンブレン領域(3)の外側の基板領域側に配置される検出領域(8)の方が前記赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように構成されていることを特徴とする赤外線検出装置。
  4. 前記赤外線吸収膜(7)は、前記メンブレン領域(3)の中心側を中心としたマトリックス状に配置されており、
    前記複数の検出領域(8)は、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)の方が前記赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように、かつ、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心に隣り合う位置に配置される検出領域(8)に比べて、前記赤外線吸収膜(7)が前記マトリックス状の中心から対角線方向に配置される検出領域(8)の方が前記赤外線吸収膜(7)の面積が大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の赤外線検出装置。
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