JP4508269B2 - 清掃装置及びこれを用いた帯電装置、画像形成組立体並びに画像形成装置 - Google Patents
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Description
また、清掃部材として、移動方向側に掻き取り部材を、移動方向反対側に拭き取り部材を並べて設けることで清掃能力を高めるようにしたものが既に提供されている(特許文献3参照)。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る清掃装置において、前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすように各清掃部材の位置関係を調整する清掃位置調整機構を備えたことを特徴とする清掃装置である。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る清掃装置において、清掃移動機構は、線材接離機構により線材に前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が接触した状態で、線材の長さ方向に沿って往復移動するものであることを特徴とする清掃装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る清掃装置において、清掃位置調整機構が、線材の長さ方向に沿った清掃部材の移動方向に応じて隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置である。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る清掃装置において、清掃位置調整機構が、線材の長さ方向に沿った清掃部材の移動方向に応じて中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させ、隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置である。
請求項6に係る発明は、請求項4又は5に係る清掃装置において、清掃位置調整機構は、線材接離機構により線材から前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が離間した状態で、隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置である。
請求項7に係る発明は、請求項5又は6に係る清掃装置において、線材接離機構が、線材に対して中間清掃部材が接離するように前記中間清掃部材が揺動支点を中心に揺動させられ且つ前記揺動支点が線材の長さ方向に沿って移動自在に構成される揺動部材を有し、清掃位置調整機構が前記揺動部材の揺動支点の位置を変更することで両側清掃部材に対する中間清掃部材の相対位置を変更することを特徴とする清掃装置である。
つまり、一対の両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔の大小関係を規定することで、清掃部材と線材との接触面での圧力に差を与え、清掃部材の移動方向側での接触圧を移動方向反対側に比べて大きく設定することができる。このため、接触圧の大きい清掃部材部分で線材の汚れを掻き出し、接触圧の小さい清掃部材部分で掻き出された汚れを拭き取ることができ、線材に対して付着力の強い汚れを有効に清掃することができる。
請求項2に係る発明によれば、一対の両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔の大小関係を容易に調整することができる。
請求項3に係る発明によれば、一方向移動清掃型に比べて、線材に対する清掃部材の清掃性能をより良好に保つことができる。
請求項4に係る発明によれば、往復移動清掃型において清掃部材の移動方向が逆になったとしても、隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔の大小関係を所定の関係に保つことができる。
請求項5に係る発明によれば、両側清掃部材間間隔を変えることなく、各清掃部材の清掃位置を容易に調整することができる。
請求項7に係る発明によれば、線材接離機構の一要素である揺動部材を利用し、清掃位置調整機構を簡単に構築することができる。
請求項8に係る発明によれば、清掃部材の移動方向によらず、帯電用線材に対する清掃部材の移動姿勢を安定させることができ、かつ、清掃部材の清掃位置を工夫することで清掃部材による掻き出し、拭き取り動作を効率的に実現することができる。このため、清掃装置による清掃性能を良好に保つことが可能な帯電装置を容易に構築することができる。
請求項9に係る発明によれば、清掃性能の良好な帯電装置が含まれる画像形成組立体を容易に構築することができる。
請求項10に係る発明によれば、清掃性能の良好な帯電装置が含まれる画像形成装置を容易に構築することができる。
◎実施の形態の概要
図1(a)(b)は本発明を具現化する実施の形態に係る画像形成装置の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、作像材料にて潜像を可視像化した像が保持される像保持体15と、この像保持体15を帯電する帯電装置10とを備えている。
そして、像保持体15は感光体、誘電体を問わず、また、その形態もドラム状、ベルト状を問わないし、画像形成装置による作像画像(単色画像、複数色画像)に応じて単一、複数のいずれでもよい。
また、帯電装置10は、像保持体15に対向して開口する帯電容器12と、この帯電容器12内に配設される帯電用線材11と、この帯電用線材11を清掃する清掃装置1とを備えている。
ここで、帯電装置10としては、帯電性の均一性をより良好に保つには、帯電容器12の開口部に格子状電極13を設けることが好ましい。
尚、この種の画像形成装置において、帯電装置10は画像形成装置本体に対して着脱を可能としてもよいし、あるいは、例えば像保持体15や他の装置(例えば像保持体15の清掃装置)と共に画像形成装置本体に対して着脱を可能とした画像形成組立体(例えばプロセスカートリッジ)として構成されていてもよい。
また、線材接離機構3としては、清掃部材2a〜2cのうち少なくともいずれか一つを移動可能にすればよいが、帯電用線材11に対し一対の両側清掃部材2a,2b及び中間清掃部材2cを接触又は離間することを要する。
更に、清掃移動機構4としては、線材接離機構3により帯電用線材11に接触した清掃部材2を帯電用線材11の長さ方向に沿って移動させるものであればよく、移動量や移動方向については適宜選定可能である。
例えば一方向についてだけ帯電用線材11に対して清掃部材2を接触移動させ、反対方向については帯電用線材11から清掃部材2を離間させて戻すようにしてもよいし、勿論帯電用線材11に対して清掃部材2を接触した状態で往復移動させてもよい。
更にまた、一対の両側清掃部材2a,2bと中間清掃部材2cとの間の帯電用線材11の長さ方向に沿った間隔については、各清掃部材2a〜2cが帯電用線材11に接触移動する際にA<Bを満たせばよい。
ここで、例えば清掃方向が決まった一方向であれば、各清掃部材2a〜2c間の間隔を一義的に設定したものでよく、各清掃部材2a〜2cが決まった清掃方向に沿って移動するときのみ帯電用線材11に当接して接触移動し、A<Bを満たせばよい。この場合、各清掃部材2a〜2cが清掃方向と反対方向に戻る際には各清掃部材2a〜2cが帯電用線材11から離間して非接触移動するようにすればよい。
また、清掃方向が往復の二方向である場合には、各清掃部材2a〜2c間の間隔を各清掃部材2a〜2cの移動方向に応じて変更可能にすればよい。
本態様においては、各清掃部材2a〜2cが帯電用線材11に接触移動する際にA<Bを満たすように各清掃部材2a〜2cの位置関係を調整する清掃位置調整機構5を備えるようにすればよい。
また、清掃装置1の構成を簡略化にするには、両側清掃部材2a,2b及び中間清掃部材2cを共通の構成にすることが好ましい。
更に、清掃移動機構4の好ましい態様として、清掃部材2による清掃性能をより良好に保つという観点からすれば、線材接離機構3により帯電用線材11に各清掃部材2(2a〜2c)が接触した状態で、帯電用線材11の長さ方向に沿って往復移動する態様(往復移動清掃型)が挙げられる。
この場合、清掃部材2による移動方向が変わる場合には、帯電用線材11に対して接触状態のままでもよいが、清掃部材2の損傷を極力抑えるという観点からすれば、清掃部材2による移動方向が変わる場合に、帯電用線材11から清掃部材2を一時的に離間させた後に再接触させるようにすることが好ましい。
往復移動清掃型にあっては、清掃部材2の移動方向が逆になると、A<Bを満たすには、隣接する清掃部材2間の帯電用線材11の長さ方向に沿った間隔の大小関係を逆の関係にすることが必要である。
ここで、清掃部材2間の間隔を変更するには、中間清掃部材2cと両側清掃部材2a,2bとの相対位置関係を変更するように中間清掃部材2c又は両側清掃部材2a,2bのいずれかを帯電用線材11の長さ方向に沿って移動させるようにすればよい。
更に、清掃位置調整機構5の間隔変更時期の好ましい態様として、清掃部材2が不必要に摩耗することを抑制するという観点からすれば、線材接離機構3により帯電用線材11から全ての清掃部材2が離間した状態で、隣接する清掃部材2間の帯電用線材11の長さ方向に沿った間隔を変更するものが挙げられる。
更にまた、往復移動清掃型における清掃位置調整機構5のうち、中間清掃部材2c移動型の代表的態様としては、線材接離機構3が、帯電用線材11に対して中間清掃部材2cが接離するように前記中間清掃部材2cが揺動支点を中心に揺動させられ且つ前記揺動支点が帯電用線材11の長さ方向に沿って移動自在に構成される揺動部材を有し、清掃位置調整機構5が前記揺動部材の揺動支点の位置を変更することで両側清掃部材2a,2bに対する中間清掃部材2cの相対位置を変更するものが挙げられる。
本態様としては、線材接離機構3の構成要素である揺動部材の揺動支点の位置を帯電用線材11の長さ方向に沿って移動させるように、前記揺動支点の軸受部に長孔を設け、この長孔にて前記揺動支点の移動範囲を規制するようにすればよい。
更に、帯電装置10が被帯電体としての像保持体15の上方に配置される態様において、清掃装置1の清掃物による汚れを有効に防止するという観点からすれば、清掃装置1の清掃移動機構4は、両側清掃部材2a,2b及び中間清掃部材2cの下方にこれらを覆うように設けられ且つ全ての清掃部材2と共に移動可能な清掃受け部材を備えていることが好ましい。
更にまた、帯電装置10の清掃装置1として、帯電装置10による帯電性能を良好に保つという観点からすれば、帯電容器12の帯電可能領域から外れた帯電用線材11の長手方向端部寄りに非清掃時の清掃装置1が待機可能な清掃待機室を有し、清掃時に清掃待機室から清掃装置1を移動させることが好ましい。
今、図2(a)に示す態様では、例えば中間清掃部材2cが線材接離機構3(図1参照)にて移動し、両側清掃部材2a,2bが支持部材6に固定配置されており、両側清掃部材2a,2b及び中間清掃部材2cが帯電用線材11に接触又は離間し、全ての清掃部材2(2a〜2c)が帯電用線材11に接触した状態で、矢印で示す往路方向及び復路方向に移動するものと仮定する。
ここで、図2(b)に示すように、全ての清掃部材2(2a〜2c)が矢印で示す往路方向に移動すると、中間清掃部材2cを挟んで往路方向側に位置する両側清掃部材2aでは、図3(a)に示すように、両側清掃部材2aの移動に伴って帯電用線材11が相対的に移動することになり、両側清掃部材2aには、両側清掃部材2aから中間清掃部材2cに向かう帯電用線材11の動作方向に向かって作用力F(−Fx1,−Fy1)が働き、両側清掃部材2aは支持部材6の中央固定点である清掃部材固定点を中心に帯電用線材11から逃げる方向に傾く。
一方、中間清掃部材2cを挟んで往路方向の反対側に位置する両側清掃部材2bでは、図3(a)に示すように、両側清掃部材2bの移動に伴って帯電用線材11が相対的に移動することになり、両側清掃部材2bには、中間清掃部材2cから両側清掃部材2bに向かう帯電用線材11の動作方向に向かって作用力F(−Fx2,Fy2)が働き、両側清掃部材2bは支持部材6の中央固定点である清掃部材固定点を中心に帯電用線材11に押し当たる方向に傾く。
一方、中間清掃部材2cを挟んで復路方向の反対側に位置する両側清掃部材2aでは、図3(b)に示すように、両側清掃部材2aの移動に伴って帯電用線材11が相対的に移動することになり、両側清掃部材2aには、中間清掃部材2cから両側清掃部材2aに向かう帯電用線材11の動作方向に向かって作用力F(Fx1,Fy1)が働き、両側清掃部材2aは支持部材6の中央固定点である清掃部材固定点を中心に帯電用線材11に押し当たる方向に傾く。
このように、清掃部材2の移動方向が往路方向と復路方向とでは、両側清掃部材2a,2bの傾きが逆になるが、両側清掃部材2a,2bの両者にて帯電用線材11を清掃する力は加算されて同じになる。このため、清掃部材2の移動方向が異なるとしても、両側清掃部材2a,2b及び中間清掃部材2cによる清掃力は略等しいものに保たれるため、清掃部材2の移動方向の違いに起因して、清掃部材2による清掃力が極端に低下するという事態は抑えられる。
この比較の形態にあっては、帯電用線材211を挟むように2つの清掃部材201,202を配置し、図示外の線材接離機構及び清掃移動機構にて例えば清掃部材202を接離自在に配置すると共に、図示外の支持部材に前記他方の清掃部材201を固定配置し、2つの清掃部材201,202が帯電用線材211に接触した状態で、矢印で示す往路方向及び復路方向に移動するものと仮定する。
ここで、図4(b)に示すように、2つの清掃部材201,202が矢印で示す往路方向に移動すると、往路方向の反対側に位置する清掃部材202では、図5(a)に示すように、清掃部材202の移動に伴って帯電用線材211が相対的に移動することになり、清掃部材202には、一方の清掃部材201から他方の清掃部材202に向かう帯電用線材211の動作方向に向かって作用力F(−Fx,Fy)が働き、清掃部材202は当該清掃部材202の固定点を中心に帯電用線材211に押し当たり、帯電用線材211から離間する方向に角度θ1で傾く。
このように、比較の形態にあっては、清掃部材201,202の移動方向が往路方向と復路方向とで、帯電用線材211に対する清掃部材202の傾きが異なるため、往路方向と復路方向とで清掃部材202による清掃力に差が発生し、清掃部材201,202の移動方向によっては清掃力が不足する懸念が生ずる。
このとき、移動方向側に位置する両側清掃部材2aと中間清掃部材2cとの間の帯電用線材11の長手方向に対する傾斜角をθa、移動方向反対側に位置する両側清掃部材2bと中間清掃部材2cとの間の帯電用線材11の長手方向に対する傾斜角をθbとすれば、θa>θbの大小関係が生ずる。
このため、接触圧の大きい清掃部材2(2a,2c)部分で帯電用線材11の汚れが掻き出され、接触圧の小さい清掃部材2(2b,2c)部分で掻き出された汚れが拭き取られることになり、帯電用線材11に対して付着力の強い汚れが有効に清掃される。
つまり、本実施の形態に係る清掃装置1は、3つの清掃部材2a〜2cと帯電用線材11との接触部に対し、帯電用線材11の汚れの掻き出し作用と汚れの拭き取り作用とに機能を分離することで、帯電用線材11の汚れの清掃性能をより向上させるようにしたものである。
この状態においては、清掃部材2a〜2cが帯電用線材11に沿って移動していく際に帯電用線材11の所定部位には接触圧の小さい清掃部材2(2a,2c)部分が先に接触した後、接触圧の大きい清掃部材2(2b,2c)部分が後から接触することになるため、実質的には接触圧の大きい清掃部材2(2b,2c)部分で汚れの掻き取り作用が主として行われるに過ぎず、接触圧の小さい清掃部材2(2a,2c)部分が帯電用線材11に対する清掃性能に直接的に寄与しない懸念がある。
◎実施の形態1
−画像形成装置の全体構成−
図7は本発明が適用される画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
同図において、画像形成装置は、所定方向に回転する像保持体としての感光体21と、この感光体21を帯電する帯電装置22と、帯電された感光体21上に静電潜像を書き込む潜像書込装置としての露光装置と、感光体21上の静電潜像を現像剤にて可視像化する現像装置23と、感光体21上の現像剤による可視像を図示外の記録材又は中間転写体に転写する転写装置24と、感光体21上に残留する現像剤による可視像を清掃する像清掃装置25とを備えている。
ここで、現像装置23としては、一成分現像方式、二成分現像方式を問わず適宜選定して差し支えないが、本実施の形態では、二成分現像方式の態様(例えば二成分現像剤が収容される現像容器231に現像ロール232を配設し、この現像容器231内には現像剤を撹拌しながら搬送する撹拌搬送部材233を配設し、撹拌搬送部材233にて撹拌搬送された現像剤を例えば現像剤補給ロール234を用いて現像ロール232に供給し、層厚規制部材235にて現像ロール232上の現像剤層厚を規制し、感光体21に対向する現像域に現像剤を供給する態様)が用いられている。
また、転写装置24としては、感光体21上の可視像を記録材又は中間転写体に転写する機能部材を備えたものであれば、図示した転写ロールを用いた態様に限られるものではなく、放電ワイヤを用いた態様であってもよい。尚、本実施の形態において、転写装置24として、放電ワイヤを用いた態様を採用した場合には、帯電装置22として放電ワイヤを用いた態様の構成を利用するようにしてもよい。
更に、像清掃装置25としては、感光体21上の残留現像剤を清掃するものであれば適宜選定して差し支えないが、本実施の形態では、例えば清掃容器251に板状の清掃ブレード252及び清掃ブラシ253を配設し、清掃容器251内には回収した残留現像剤を均す均し搬送部材254を配設したものが用いられる。
特に、本実施の形態では、図7ないし図9に示すように、感光体21、帯電装置22及び像清掃装置25は像保持体ユニット30として一ユニット化されている。
そして、帯電装置22は、感光体21の上方にギャップにて非接触配置され、当該感光体21の軸方向に沿って延び且つ放電を遮断する素材にて感光体21側に開口する断面略E字状に形成される帯電容器41と、この帯電容器41の長さ方向に沿って設けられる帯電用線材としての放電ワイヤ42と、前記感光体21に対して所定寸法g離間するように
帯電容器41の開口部に設けられて感光体21の帯電電位を調整する格子状電極43とを備えている。
ここで、帯電容器41は、複数の放電ワイヤ42を収容するために断面略E字状に形成されているが、例えば一本の放電ワイヤ42を収容する態様では断面略U字状に形成するようにすればよい。また、放電ワイヤ42は、帯電容器41の長手方向両端に設けられた絶縁部材間に、少なくとも一方側に張力付勢用の弾性ばね(図示せず)を介在させて張架されており、図示外の放電用バイアス電源が接続されている。この放電ワイヤ42の本数は少なくとも1本でよいが、複数設けるようにしてもよく、本実施の形態では一対設けられている。
また、放電ワイヤ42としては、例えばタングステン、カーボンタングステン、金メッキタングステンなどにてワイヤ径30μmから40μmのものが使用されており、その引っ張り力は30〜80gf(0.29〜0.78N)程度に設定されている。
更に、本実施の形態では、帯電装置22は、図8ないし図11に示すように、放電ワイヤ42を定期的に清掃する清掃装置50を備えている。
本実施の形態において、帯電容器41は、感光体21の軸方向における最大画像形成領域よりも長く形成されており、その一端側には非清掃時に清掃装置50が待機可能な清掃待機室(図示せず)が確保されている。
ここで、清掃装置50は、放電ワイヤ42を清掃する清掃具51と、この清掃具51を帯電容器41の長手方向に沿って移動させる清掃移動機構110とを備えている。
本実施の形態において、清掃具51は、帯電容器41の長手方向に沿って移動可能な可動台52を有し、この可動台52に放電ワイヤ42の長さ方向に沿って離間配置される3つの清掃パッド60(60a〜60c)を設けたものである。
可動台52は、図12に示すように、帯電容器41の長手方向に沿って摺動可能な略逆U字枠形状からなる支持枠53を有し、この支持枠53には、各清掃パッド60(60a〜60c)の下方側を覆う清掃受け部材54を設けると共に、帯電容器41の頂部に形成された長手方向に沿って延びる案内溝411(図9参照)から帯電容器41外部に突出し且つ摺動可能に嵌まる一対の突出腕55を設け、この突出腕55の先端側には内部に雌ねじ部(後述する清掃移動機構110の一要素)が形成された駆動伝達筒56を設けると共に、突出腕55の両側には支持枠53の頂部との間に空間が確保されるように一対の案内板57を突出配置し、支持枠53の頂部と前記案内板57との間に帯電容器41の頂部が摺動自在に配置するようにしたものである。
そして、支持枠53の頂部及び案内板57の一部には可動台52の移動方向に延びる案内突条58が設けられ、この案内突条58のみが帯電容器41の頂部に接触することで可動台52と帯電容器41との間の接触抵抗を低減する構成が採用されている。
尚、符号59は支持枠53と清掃受け部材54とを止め具にて固定するための取付孔である。
また、本実施の形態では、清掃受け部材54上には放電ワイヤ42の感光体21側面に接触可能な一対の両側清掃パッド60a,60bが固定配置されており、一方、放電ワイヤ42を挟む方向の他方側で且つ放電ワイヤ42の長さ方向に対して両側清掃パッド60a,60bの中間には中間清掃パッド60cが線材接離機構70及び清掃位置調整機構90(図10参照)を介して支持枠53に移動可能に配置されている。
尚、図13において、可動台52の下部には格子状電極43を清掃するための清掃パッド44が必要に応じて設けられている。
また、本実施の形態において、清掃パッド60(60a〜60c)は放電ワイヤ42を清掃可能であれば適宜選定して差し支えないが、清掃性を考慮して例えば以下のように全て同様に構成されている。
つまり、清掃パッド60は、図10(b)に示すように、例えばスポンジ、フェルト、発泡樹脂などのように多孔質で柔軟性を有する弾性基材61を有し、この弾性基材61上には表面に凹凸加工が施された不織布63を接着剤62を介して貼り付け、更に、不織布63の表面に粉体層64を設け、この粉体層64にはアルミナ、カーボンランダム、ダイヤモンドなどの如く研磨機能を有する研磨剤65を、例えば接着剤62に混入して塗布したり、あるいは、不織布63の表面に接着剤62を塗布して研磨剤65を散布し、その上に接着剤62を薄く塗布するようにしたものである。
尚、不織布とは繊維を接着したもの、あるいは、繊維をからめたものを広く含むものである。
そして、本実施の形態では、線材接離機構70は、図10(a)ないし図15に示すように、支持枠53の側壁に揺動軸71を中心として揺動可能な揺動アーム72を設け、この揺動アーム72の揺動自由端に設けられた固定受部73に前記中間清掃パッド60cを固定配置すると共に、中間清掃パッド60cが放電ワイヤ42と非接触な退避位置と放電ワイヤ42に接触する清掃位置との間で移動可能とし、更に、中間清掃パッド60cの清掃位置側に向けて揺動アーム72を中間清掃パッド60cを付勢ばね75(図12,図13参照)にて押圧付勢するようにしたものである。尚、揺動アーム72は図示外のストッパにて前記清掃位置にて停止するようになっている。
この線材接離機構70は、付勢ばね75の付勢力にて揺動アーム72を揺動させることにより中間清掃パッド60cを清掃位置に設定し、この中間清掃パッド60cに対応する放電ワイヤ42部分を下方に押し下げ、これに伴って、両側清掃パッド60a,60bに対応する放電ワイヤ42部分を前記両側清掃パッド60a,60bに接触配置するようにしたものである。
特に、k/dについては、0.2〜0.7の範囲で設定することが好ましい。
ここで、0.2未満であると、放電ワイヤ42に対する清掃パッド60a〜60cによる接触圧が不足し、0.7を超えると、前記接触圧が大き過ぎて清掃パッド60a〜60cの損傷を早める懸念があることによる。この点については、後述する実施例にて裏付けられる。
本実施の形態では、各清掃パッド60(60a〜60c)の寸法や配設位置関係については夫々個別に設定しても差し支えないが、清掃具51の移動方向の違いによる清掃性の差異を極力少なく抑えるという観点からすれば、各清掃パッド60(60a〜60c)として同じ構成とし、かつ、清掃具51の往路、復路での移動方向に対する各清掃パッド60a〜60cの配設位置関係を同様に設定することが好ましい。
この退避機構80は、図15ないし図18に示すように、揺動アーム72の下部には揺動軸71から離間するにつれて斜め下方に傾斜する第1の傾斜案内面81及び揺動軸71から離間するにつれて斜め上方に傾斜する第2の傾斜案内面82を形成すると共に、各傾斜案内面81,82の下方端に曲面状の引っ掛かり段部83を形成し、また、帯電容器41の両端部側には前記傾斜案内面81,82に対向した部位に退避用突起85,86を設け、図17(a)(b)に示すように、前記傾斜案内面81,82に退避用突起85,86を衝合させ、前記揺動アーム72を付勢ばね75の付勢方向に抗して押し上げるものである。
尚、傾斜案内面81,82のレイアウトは適宜選定して差し支えなく、引っ掛かり段部83は傾斜案内面81,82のレイアウトに応じて別々に設けてもよいし、共用するようにしてもよい。
本実施の形態では、前記退避用突起85,86の先端は曲面部85a,86aとして形成されており、前記傾斜案内面81,82に衝合した後に傾斜案内面81,82に沿って少ない接触抵抗にて移動し、前記引っ掛かり段部83を乗り越えて引っ掛かり段部83に引っ掛かるようになっている。
一方、清掃具51が初期位置から帯電容器41の長手方向に沿って移動し始めると、図18に実線、仮想線で示すように、清掃具51が移動するにつれて、退避用突起85による揺動アーム72の位置拘束がなくなり、付勢ばね75の付勢力によって揺動アーム72が押し下げられ、中間清掃パッド60cが退避位置から清掃位置へ設定される。このため、放電ワイヤ42は各清掃パッド60(60a〜60c)に接触配置される。
更に、清掃具51が帯電容器41の初期位置とは反対側の端部に到達すると、図16に示すように、揺動アーム72の傾斜案内面82と退避用突起86との間で上述したのと同様な動作が行われ、中間清掃パッド60cが一旦退避位置に移動した後、再び清掃位置へと移動するようになっている。
また、本実施の形態では、図10(a)に示すように、清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置を清掃具51の移動方向に応じて可変調整する清掃位置調整機構90が設けられている。
この清掃位置調整機構90は、放電ワイヤ42の長手方向に沿って線材接離機構70の揺動アーム72の位置を移動させることで両側清掃パッド60a,60bに対する中間清掃パッド60cの相対位置関係を可変設定するものである。
本実施の形態では、清掃位置調整機構90は、移動方向側に位置する両側清掃パッド60aと中間清掃パッド60cとの間の放電ワイヤ42の長さ方向に沿った間隔をA(図25,図26参照)、移動方向反対側に位置する両側清掃パッド60bと中間清掃パッド60cとの放電ワイヤ42の長さ方向に沿った間隔をB(図25,図26参照)とすれば、全ての清掃パッド60が放電ワイヤ42に接触移動する際にA<Bを満たすように清掃パッド60の配設位置を可変設定するものである。
この場合において、清掃具51の移動方向が往路、復路の場合で、A,Bの具体的数値が異なっていてもよいが、清掃具51の移動方向による清掃性能を均一にするという観点からすれば、清掃具51の移動方向に拘わらず、A,Bの寸法を一律に設定することが好ましい。
より具体的に説明すると、長孔91は、図15に示すように、長手方向両端部に揺動アーム72の揺動軸71の端部が揺動可能に嵌合する一対の揺動軸受部92を形成すると共に、この揺動軸受部92間に揺動軸受部92の径寸法より小さい寸法幅の移動用スリット93を形成するようにしたものである。尚、図15中sは一対の揺動軸受部92間の中心距離を示す。
また、本実施の形態では、揺動アーム72の揺動軸71の端部は、図15に示すように、非円柱形状のカット軸94として構成されており、このカット軸94は円柱部94aに対し平行なカット部94bを形成したもので、このカット軸94のカット部94b間の寸法が前記移動用スリット93の幅寸法に対応して設定されている。そして、中間清掃パッド60cが清掃位置に位置する際にはカット軸94のカット部94bが非水平配置された状態でカット軸94が揺動軸受部92に位置決めされ、一方、中間清掃パッド60cが退避位置に位置する際にはカット軸94のカット部94bが水平配置された状態で移動用スリット93に沿って移動可能になっている。
特に、本実施の形態では、位置変更用突起101,102は、中間清掃パッド60cが退避位置にいる条件下で可動台52の支持枠53から夫々寸法s1,s2(図22,図23参照)だけ突出配置されており、位置規制壁103,104に衝合することで揺動アーム72を移動範囲sだけ移動させるようになっている。
更に、清掃移動機構110は、図11〜図14に示すように、可動台52の支持枠53の駆動伝達筒56内に雌ねじ部111を形成する一方、前記帯電容器41の長手方向に沿ってボールねじ軸112を配設し、前記雌ねじ部111にボールねじ軸112をねじ込み、ボールねじ軸112を駆動モータ113(図20参照)にて回転させ、清掃具51の可動台52を移動させるようにしたものである。
そして、清掃装置50の制御系としては例えば図20に示す態様が採用されている。
同図において、符号120は例えば清掃装置50による清掃処理プログラムを内蔵するマイクロコンピュータなどから構成される制御装置であり、また、121,122は清掃装置50の清掃具51が初期位置及び帯電容器41の初期位置とは反対側の端部に到達したことを検知する位置センサであり、例えばリミットスイッチなどが用いられる。
本実施の形態では、図20に示すように、制御装置120は画像形成回数をカウントし、画像形成回数が所定回数に到達する毎に清掃処理プログラムを実行し、初期位置に位置する清掃具51を往路方向に向かって移動させ、帯電容器41の初期位置とは反対側に到達した段階で位置センサ122からの検知信号に基づいて清掃具51を復路方向に移動させ、清掃具51が初期位置に戻った時点で位置センサ121からの検知信号に基づいて清掃具51の移動を停止させ、画像形成回数をリセットするようにしている。
尚、清掃処理プログラムの実行タイミングについては、所定の画像形成回数に限られるものではなく、予め決められた時間サイクル毎、あるいは、ユーザーの意思操作に応じて行うなど適宜選定して差し支えない。
また、清掃装置50の各清掃パッド60(60a〜60c)は、図21(a)に示すように、初期位置では放電ワイヤ42と非接触であるため、清掃パッド60に放電ワイヤ42による食い込み痕が残存するということはない。
一方、清掃処理プログラム実行時には、制御装置120からの制御信号に基づいて清掃移動機構110が初期位置から清掃具51を往路方向に移動させる。
すると、図21(b)に示すように、清掃装置50の中間清掃パッド60cが清掃位置に移動し、これに伴って、両側清掃パッド60a,60b及び中間清掃パッド60cが放電ワイヤ42に接触配置され、放電ワイヤ42を挟んだ状態で移動していく。
また、3つの清掃パッド60(60a〜60c)にて放電ワイヤ42を清掃しているため、例えば2つの清掃パッドを使用する場合に比べて清掃面積が広くなり、その分、清掃具51による清掃性能を高くすることが可能である。
この場合、例えば中間清掃パッド60cの食い込み量を小さく設定した場合には、清掃パッド60の拭き取り性能が弱くなるが、清掃具51による清掃面積を拡大しているため、両者の調整により、清掃具51の清掃能力を適正範囲に設定し易くなる。
更に、本実施の形態では、清掃具51は帯電容器41の初期位置とは反対側端部に到達すると、制御装置120からの制御信号に従って清掃移動機構110は清掃具51を復路方向へ移動させながら放電ワイヤ42を清掃する。
このとき、図2、図3にて説明したように、清掃具51による清掃力は、清掃具51の往路方向、復路方向で略同様であることから、清掃具51による清掃性は清掃具51の移動方向に拘わらず略一定に働く。
更に、本実施の形態では、清掃具51が帯電容器41の初期位置とは反対側端部に到達すると、清掃パッド60(60a〜60c)が一旦放電ワイヤ42から離間した状態で清掃具51の移動方向が復路方向に切り替わり、再び清掃パッド60を放電ワイヤ42に接触配置する。
このため、本実施の形態では、清掃具51が往路方向から復路方向に切り替わる際に、清掃パッド60に放電ワイヤ42が局部的に食い込むことはなくなり、その分、清掃パッド60の寿命を延ばすことが可能である。
本実施の形態では、清掃装置50は、清掃具51が往路方向に移動する際には、図25に示すように、移動方向側に位置する両側清掃パッド60aと中間清掃パッド60cとの間隔A及び移動方向反対側に位置する両側清掃パッド60bと中間清掃パッド60cとの間隔Bの関係がA<Bを満たすように各清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置が調整される。
一方、清掃装置50は、清掃具51が復路方向に移動する際には、図26に示すように、移動方向側に位置する両側清掃パッド60bと中間清掃パッド60cとの間隔A及び移動方向反対側に位置する両側清掃パッド60aと中間清掃パッド60cとの間隔Bの関係がA<Bを満たすように各清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置が調整される。
このため、清掃具51が往路方向、復路方向のいずれの方向にあっても、各清掃パッド60(60a〜60c)と放電ワイヤ42との接触面での圧力に差が与えられる。具体的には、移動方向側に位置する両側清掃パッド60a又は60bと放電ワイヤ42との接触圧が移動方向反対側に位置する両側清掃パッド60b又は60aと放電ワイヤ42との接触圧に比べて大きく設定される。更に、中間清掃パッド60cについても、移動方向側部分と放電ワイヤ42との接触圧が移動方向反対側部分と放電ワイヤ42との接触圧よりも大きく設定される。
このため、接触圧の大きい清掃パッド60(60a又は60b,60c)部分で帯電用線材11の汚れが掻き出され、接触圧の小さい清掃パッド60(60b又は60a,60c)部分で掻き出された汚れが拭き取られることになり、放電ワイヤ42に対して付着力の強い汚れが有効に清掃される。
今、図18に示すように、清掃具51が復路方向に移動し、初期位置の近傍に到達しているものと仮定する。
このとき、図26に示すように、揺動アーム72の揺動軸71(カット軸94に相当)は清掃位置調整機構90の長孔91の一方の揺動軸受部92(具体的には92a)に嵌合している。
この状態において、図18に示すように、清掃具51が初期位置に向かって移動すると、中間清掃パッド60cの揺動アーム72の傾斜案内面81に退避用突起85が衝合し、図18に仮想線で示す状態から実線で示す状態に変化し、退避用突起85が傾斜案内面81の引っ掛かり段部83を乗り越えた位置で中間清掃パッド60cが退避位置に移動する。
このとき、揺動アーム72の姿勢変化に伴って揺動軸71であるカット軸94のカット部94bが水平配置され、長孔91の移動用スリット93に対して移動可能な状態に至る。
この後、清掃具51が更に初期位置に向かって移動すると、図18に示すように、位置変更機構100の位置変更用突起101が位置規制壁103に到達する。
この段階で、更に清掃具51が移動すると、図22及び図23に示すように、例えば可動台52の端部が位置規制壁103に到達するまで、揺動アーム72が図23中矢印m1で示す方向に移動し、揺動アーム72の揺動軸71が長孔91の他方の揺動軸受部92(具体的には92b)に位置決めされる。
この後、清掃具51が往路方向に移動し始めると、線材接離機構70の退避機構80による揺動アーム72の位置拘束が解除されることから、揺動アーム72が傾斜姿勢から略水平な姿勢に戻り、中間清掃パッド60cが退避位置から清掃位置に設定される。
この状態において、揺動アーム72の揺動軸71(カット軸94に相当)はカット部94bが傾斜配置されていることから、前記揺動軸71は長孔91の他方の揺動軸受部92(92b)に位置決めされる。
このとき、揺動アーム72の姿勢変化に伴って揺動軸71であるカット軸94のカット部94bが水平配置され、長孔91の移動用スリット93に対して移動可能な状態に至る。
更に、本実施の形態では、清掃位置調整機構90の位置変更機構100(位置変更用突起102,位置規制壁104)は、退避位置に退避した中間清掃パッド60cの揺動アーム72の配設位置を図24の矢印m2方向に移動させ、長孔91の一方の揺動軸受部92(具体的には92b)に揺動アーム72の揺動軸71を移動設定する。
この後、清掃具51が復路方向に移動し始めると、線材接離機構70の退避機構80による揺動アーム72の位置拘束が解除されることから、揺動アーム72が傾斜姿勢から略水平な姿勢に戻り、中間清掃パッド60cが退避位置から清掃位置に設定される。
この状態において、揺動アーム72の揺動軸71(カット軸94に相当)はカット部94bが傾斜配置されていることから、前記揺動軸71は長孔91の一方の揺動軸受部92(92b)に位置決めされる。
図27(a)(b)は本発明が適用された帯電装置に用いられる清掃装置の実施の形態2の概要を示す。
同図において、清掃装置50は、実施の形態1と同様に、放電ワイヤ42を清掃する清掃具51として、可動台52と共に移動可能で且つ放電ワイヤ42の長さ方向に沿って離間配置され3つの清掃パッド60(60a〜60c)を備えたものであるが、実施の形態1と異なり、可動台52内において、放電ワイヤ42の感光体21側に一対の両側清掃パッド60a,60bを線材接離機構70を介して配設すると共に、放電ワイヤ42を挟む方向の他方側で且つ放電ワイヤ42の長さ方向に対して両側清掃パッド60a,60bの略中央には中間清掃パッド60cを固定的に配設したものである。
ここで、可動台52の基本的構成は、実施の形態1と略同様に、帯電容器41の長手方向に沿って摺動可能な支持枠53を有し、この支持枠53には各清掃パッド60(60a〜60c)の下方側を覆う清掃受け部材54を設けたものである。尚、実施の形態1と同様の構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
本実施の形態において、線材接離機構70は、特に図27及び図28に示すように、清掃受け部材54の両側壁に揺動アーム140の一端に設けた回転支持軸141を回転可能に支持すると共に、この揺動アーム140の回転支持軸141には付勢ばね142を巻回させ且つこの付勢ばね142にて揺動アーム140を清掃受け部材54の底壁から離間する押上方向に付勢するようにしたものである。尚、揺動アーム140の回転支持軸141寄りに位置規制片143が突出形成されており、この位置規制片143がストッパ144に当接することで位置規制片143が揺動アーム140の押上位置が規制されるようになっている。
更に、本実施の形態では、揺動アーム140の揺動自由端側表面には例えば断面半円状の支持台150が設けられ、この支持台150に揺動支持プレート160が揺動自在に支持されている。
また、本実施の形態において、線材接離機構70は、清掃装置50が初期位置HP(図29参照)に位置する際に、放電ワイヤ42から両側清掃パッド60a,60bが離間させられて退避位置に移動する退避機構170を備えている。
この退避機構170は、揺動アーム140の一部に傾斜案内面171,172を形成し、この傾斜案内面171,172に対向した部位に退避用突起173,174を設け、前記傾斜案内面171又は172に退避用突起173又は174を衝合させ、前記揺動アーム140を付勢ばね142の付勢方向に抗して押し下げるものである。
この清掃位置調整機構180は、移動方向側に位置する両側清掃パッド60aと中間清掃パッド60cとの間の放電ワイヤ42の長さ方向に沿った間隔をA、移動方向反対側に位置する両側清掃パッド60bと中間清掃パッド60cとの放電ワイヤ42の長さ方向に沿った間隔をBとすれば、全ての清掃パッド60が放電ワイヤ42に接触移動する際にA<Bを満たすように清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置を可変設定するものである(図27,図29参照)。
本実施の形態において、清掃位置調整機構180は、図28に示すように、可動テーブル130の移動方向両端に位置変更用突起181,182を設け、帯電容器41の長手方向両端部には前記位置変更用突起181,182に対向して位置規制壁183,184を設けたものである。
本実施の形態では、位置変更用突起181,182は、可動台52の支持枠53から外部に突出配置されており、可動テーブル130は、位置規制壁183,184に可動台52の両端部が当接するまで位置変更用突起181,182を介して所定の移動範囲で移動するようになっている。尚、符号185,186は可動テーブル130の移動範囲を規制するためのストッパである。
今、図29αに示すように、清掃装置50が初期位置HPに位置していると仮定すると、線材接離機構70は、退避機構170(傾斜案内面171)が両側清掃パッド60a,60bを放電ワイヤ42から離間した退避位置に移動させる。
また、清掃位置調整機構180は、初期位置HPにおいて清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置をA<Bになるように調整する。
尚、本実施の形態では、初期位置HPに位置する清掃装置50は例えば実施の形態1と同様なタイミングにて定期的に放電ワイヤ42を清掃する。
つまり、図示外の制御装置からの制御信号に基づいて、図示外の清掃移動機構(実施の形態1の清掃移動機構110参照)は、清掃装置50を初期位置HPから往路方向(I方向)に移動した後、復路方向(II方向)へと移動するサイクルを所定回数繰り返した後、初期位置HPへと戻る。
この状態において、両側清掃パッド60a,60bが放電ワイヤ42の感光体21側面を、中間清掃パッド60cがその反対側面を拭き取る。
特に、本実施の形態では、図29βに示すように、両側清掃パッド60a,60bは揺動支持プレート160にて揺動中心位置を揺動支点として揺動自在であるため、清掃装置50が往路方向に移動する際には、両側清掃パッド60a,60bは放電ワイヤ42の傾斜姿勢に追従して往路方向に向かって斜め上方に傾斜した姿勢になり、放電ワイヤ42を清掃する。
この状態において、両側清掃パッド60a,60bの放電ワイヤ42への食い込み量を小さく設定した場合でも、各清掃パッド60による清掃性は良好に確保される。このため、仮に放電ワイヤ42を小径化したとしても、各清掃パッド60の放電ワイヤ42への食い込み圧(押し当て圧)を小さくすることが可能になり、清掃パッド60の長寿命化を図ることができる。
次いで、図29に示すように、清掃装置50が往路方向の終端まで移動すると、復路方向へ移動を開始する。
このとき、清掃位置調整機構180は、清掃パッド60(60a〜60c)の配設位置についてA<Bを満たすように調整する。
そして、図29γに示すように、両側清掃パッド60a,60bは揺動支持プレート160にて揺動中心位置を揺動支点として揺動自在であるため、清掃装置50が復路方向に移動する際には、両側清掃パッド60a,60bは放電ワイヤ42の傾斜姿勢に追従して復路方向に向かって斜め上方に傾斜した姿勢になり、放電ワイヤ42を清掃する。
このため、往路方向と同様に、清掃パッド60(60a〜60c)による清掃性は良好に保たれる。
実施の形態1で用いられる帯電装置22の清掃装置50を実施例1とし、清掃具51を往路方向、復路方向に移動させたときのワイヤ引っ張り力を測定したところ、図30に示す結果が得られた。但し、本実施例及び以下の実施例では、清掃パッドの配設位置としてA=Bとし、3つの清掃パッドを対称配置した態様の性能について調べたものである。
図30の実施条件は以下の通りである。
・放電ワイヤ:
素材:タングステン線
ワイヤ径:40μm
・清掃パッド(図10(a)参照):
幅寸法w: 4mm
厚さh: 1mm
間隔d: 1mm
食い込み量k: 1mm
往路方向及び復路方向移動速度: 21.5mm/sec.
また、比較例1は実施例1の清掃パッド60bを取り外し、清掃パッド60a,60cの2つの清掃パッド(実施例1と同様な構成)を用い、以下に示す条件にて実施したところ、図31に示す結果が得られた。
図31の実施条件は以下の通りである。
・放電ワイヤ:
素材:タングステン線
ワイヤ径:40μm
幅寸法w: 4mm
厚さh: 1mm
間隔d: 1mm
食い込み量k: 1.6mm
往路方向及び復路方向移動速度: 21.5mm/sec.
図30によれば、実施例1では、ワイヤ引っ張り力が清掃具51の移動方向によらず略同一であることが理解される。
これに対して、図31によれば、比較例1では、ワイヤ引っ張り力が清掃具の移動方向によって異なり、特に、復路方向ではワイヤ引っ張り力が往路方向に比べて小さくなり、その分、清掃具による清掃力が不足する懸念がある。
実施の形態1で用いられる帯電装置22の清掃装置50を実施例2とし、食い込み量/パッド間隔(k/d)とワイヤ引っ張り力との関係を調べた。尚、実施例2の実施条件は実施例1と略同様であり、また、比較例1と同様の構成の比較例2を用い、実施例2と同様な試験を行った。
結果を図32に示す。
同図によれば、実施例2では、k/dが0.2〜0.7の範囲であればワイヤ引っ張り力が30〜80gf(0.29〜0.78N)であり、清掃具51による清掃性能は良好に保たれることが確認された。
尚、実施例2の他に、他の素材を用いたものについて実施例2と同様な試験を行ったところ、図32と略同様な傾向が見られた。
一方、比較例2では、k/dを0.9以上に大きくすることでワイヤ引っ張り力30〜60gf(0.29〜0.59N)であり、清掃に十分なワイヤ引っ張り力を得るのに食い込み量を大きくするか、清掃パッド間の間隔を小さくするなど設計上面倒になることが理解される。
実施の形態1で用いられる帯電装置22の清掃装置50を実施例3とし、清掃具51による清掃回数(往復一回を1回と計数)と放電不均一性(帯電装置22による長手方向における帯電性のばらつきに相当)との関係を調べた。
尚、実施例3の実施条件は実施例1と略同様であり、また、比較例1と同様の構成の比較例3を用い、実施例3と同様な試験を行った。
結果を図33に示す。
同図によれば、実施例3では、清掃回数が1000回に至るまで放電不均一性は10%程度に抑えられたが、比較例3では、清掃回数が100回を超える当たりから放電不均一性が直ちに増加する傾向が見られた。
尚、図33の変化傾向を見ると、比較例3に比べて実施例3が清掃具51の寿命の点で9〜10倍程度良好であることが理解される。
比較例4(比較例1と同様)において、清掃パッド食い込み量とワイヤ引っ張り力とを調べたところ、図34に示す結果が得られた。
また、比較例4において、清掃パッド食い込み量と放電電流不均一性とを調べたところ、図35に示す結果が得られた。
比較例4において、この図34、図35に基づいてワイヤ引っ張り力と放電電流不均一性との関係を調べたところ、図36に示す結果が得られた。
これらによれば、比較例4では放電電流不均一性を15%以下に抑えるにはワイヤ引っ張り力は20gf以上必要であることが理解された。
よって、実施例4(実施例1と略同様)においても、ワイヤ引っ張り力としては20gf以上確保することが必要であると理解される。
比較例5(比較例1と略同様)において、放電ワイヤのワイヤ径30μmと、放電ワイヤのワイヤ径40μmとで、清掃パッド食い込み量を変え、清掃パッドに切れが生ずるか否かにつき清掃パッドの清掃回数を調べたところ、図37に示す結果が得られた。
図37によれば、比較例5において、ワイヤ径が40μmの場合、清掃パッド食い込み量が1.6mmの場合では、清掃回数が720回程度まで清掃パッドは切れないが、ワイヤ径が30μmに細くなると、清掃パッド食い込み量が1.6mmの場合では、清掃回数が90回程度で清掃パッドに切れが見られることが理解される。
つまり、比較例5では、ワイヤ径が40μmの場合、清掃パッド食い込み量が1.3mm以下であれば清掃回数が1000回維持可能であるが、ワイヤ径が30μmの場合には、清掃パッド食い込み量が1.0mm以下でなければ1000回以上維持することができないことが理解される。
この点、実施例5(実施例1と略同様)によれば、放電ワイヤ42のワイヤ径を30μmに細く、かつ、清掃パッド食い込み量を1.0mm以下に設定することが可能になり、本態様にて、清掃具51による清掃能力が良好に保たれることが理解される。
実施の形態2で用いられる帯電装置22の清掃装置50を実施例6とし、清掃具51による清掃回数(往復一回を1回と計数)と筋グレード(清掃装置50の清掃パッドに形成される食い込み痕の現れ状態グレードに相当)との関係を調べた。
尚、実施例6の実施条件は実施例1と略同様であり、また、比較例1と同様の構成の比較例6を用い、実施例6と同様な試験を行った。
結果を図38に示す。尚、図38において、筋グレードは1以下では良好(食い込み痕が目視できない程度)であることを示す。
同図によれば、実施例6では、清掃回数が700回に至るまで筋グレードは良好10%であることが理解されるが、比較例6では、清掃回数が400回を超える当たりから筋グレードが悪化する傾向が見られた。
尚、図38の変化傾向を見ると、比較例6に比べて実施例6が清掃具51の寿命の点で1.5倍程度良好であることが理解される。
Claims (10)
- 線材の長さ方向に対して所定の間隔をもって配置される一対の両側清掃部材と、
線材を介して前記一対の両側清掃部材の反対側に位置し且つ線材の長さ方向に対して前記両側清掃部材の中間位置に配置される中間清掃部材と、
前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材の少なくともいずれか一つを移動可能とし、線材に対し前記両側清掃部材及び前記中間清掃部材を接触、離間する線材接離機構と、
線材接離機構により前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触する状態で前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させる清掃移動機構とを備え、
移動方向側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔をA、移動方向反対側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との線材の長さ方向に沿った間隔をBとすれば、前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすことを特徴とする清掃装置。 - 請求項1記載の清掃装置において、
前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすように各清掃部材の位置関係を調整する清掃位置調整機構を備えたことを特徴とする清掃装置。 - 請求項2記載の清掃装置において、
清掃移動機構は、線材接離機構により線材に前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が接触した状態で、線材の長さ方向に沿って往復移動するものであることを特徴とする清掃装置。 - 請求項3記載の清掃装置において、
清掃位置調整機構は、線材の長さ方向に沿った清掃部材の移動方向に応じて隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置。 - 請求項4記載の清掃装置において、
清掃位置調整機構は、線材の長さ方向に沿った清掃部材の移動方向に応じて中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させ、隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置。 - 請求項4又は5記載の清掃装置において、
清掃位置調整機構は、線材接離機構により線材から前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が離間した状態で、隣接する清掃部材間の線材の長さ方向に沿った間隔を変更するものであることを特徴とする清掃装置。 - 請求項5又は6記載の清掃装置において、
線材接離機構は、線材に対して中間清掃部材が接離するように前記中間清掃部材が揺動支点を中心に揺動させられ且つ前記揺動支点が線材の長さ方向に沿って移動自在に構成される揺動部材を有し、
清掃位置調整機構は前記揺動部材の揺動支点の位置を変更することで両側清掃部材に対する中間清掃部材の相対位置を変更することを特徴とする清掃装置。 - 被帯電体に対向して開口する帯電容器と、この帯電容器内に配設される帯電用線材と、この帯電用線材を清掃する清掃装置とを備えた帯電装置であって、
前記清掃装置は、線材の長さ方向に対して所定の間隔をもって配置される一対の両側清掃部材と、
線材を介して前記一対の両側清掃部材の反対側に位置し且つ線材の長さ方向に対して前記両側清掃部材の中間位置に配置される中間清掃部材と、
前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材の少なくともいずれか一つを移動可能とし、線材に対し前記両側清掃部材及び前記中間清掃部材を接触、離間する線材接離機構と、
線材接離機構により前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触する状態で前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させる清掃移動機構とを備え、
移動方向側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔をA、移動方向反対側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との線材の長さ方向に沿った間隔をBとすれば、前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすことを特徴とする帯電装置。 - 作像材料にて潜像を可視像化した像が保持される像保持体と、この像保持体を帯電する帯電装置とを含み、画像形成装置本体に対して着脱可能に設けられる画像形成組立体であって、
前記帯電装置は、像保持体に対向して開口する帯電容器と、この帯電容器内に配設される帯電用線材と、この帯電用線材を清掃する清掃装置とを備え、
前記清掃装置は、線材の長さ方向に対して所定の間隔をもって配置される一対の両側清掃部材と、
線材を介して前記一対の両側清掃部材の反対側に位置し且つ線材の長さ方向に対して前記両側清掃部材の中間位置に配置される中間清掃部材と、
前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材の少なくともいずれか一つを移動可能とし、線材に対し前記両側清掃部材及び前記中間清掃部材を接触、離間する線材接離機構と、
線材接離機構により前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触する状態で前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させる清掃移動機構とを備え、
移動方向側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔をA、移動方向反対側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との線材の長さ方向に沿った間隔をBとすれば、前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすことを特徴とする画像形成組立体。 - 作像材料にて潜像を可視像化した像が保持される像保持体と、この像保持体を帯電する帯電装置とを備えた画像形成装置であって、
前記帯電装置は、像保持体に対向して開口する帯電容器と、この帯電容器内に配設される帯電用線材と、この帯電用線材を清掃する清掃装置とを備え、
前記清掃装置は、線材の長さ方向に対して所定の間隔をもって配置される一対の両側清掃部材と、
線材を介して前記一対の両側清掃部材の反対側に位置し且つ線材の長さ方向に対して前記両側清掃部材の中間位置に配置される中間清掃部材と、
前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材の少なくともいずれか一つを移動可能とし、線材に対し前記両側清掃部材及び前記中間清掃部材を接触、離間する線材接離機構と、
線材接離機構により前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触する状態で前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材を線材の長さ方向に沿って移動させる清掃移動機構とを備え、
移動方向側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との間の線材の長さ方向に沿った間隔をA、移動方向反対側に位置する両側清掃部材と中間清掃部材との線材の長さ方向に沿った間隔をBとすれば、前記一対の両側清掃部材及び前記中間清掃部材が線材に接触移動する際にA<Bを満たすことを特徴とする画像形成装置。
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