JP4505896B2 - 車両用油圧装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の油圧制御器を共通のバルブボデー内に備えた車両用油圧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧装置の一種に、複数の油圧制御器およびそれらに接続される油圧回路を共通のバルブボデー内に備えた車両用油圧装置がある。たとえば、車両用自動変速機の油圧制御回路、ブレーキ油圧制御回路などを構成する油圧装置がそれである。このような油圧装置は、溝状の複雑な油圧回路を一面に備えた複数の厚板状部材がその一面を塞ぐように重ねられて構成されたバルブボデー内に油圧制御回路が形成されるとともに、電磁開閉弁、リニヤソレノイド弁、調圧弁、切換弁(シフト弁)、アキュムレータ、シャトル弁、逆止弁などの油圧制御器が必要に応じてその油圧制御回路内に組み込まれている。たとえば、特開平5−157174号公報に記載されたものがそれである。
【0003】
上記油圧制御器は、通常、それに接続される油圧回路よりも大きな断面で上記バルブボデーの端面からそのバルブボデーの一面に平行な方向へ機械加工などにより形成されたシリンダボア内に、スプール弁子、球状弁子、アキュムピストンなどの作動部材が必要に応じてスプリングなどと共にそれぞれ摺動可能に嵌め入れられることにより構成される。また、上記シリンダボア内には、任意の内径の円筒状或いは有底円筒状のスリーブが嵌め入れられ、そのスリーブ内の小径ボア内に上記作動部材を摺動可能に嵌め入れることにより、各油圧制御器の作動容量或いは特性が任意に設定されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記油圧制御器はバルブボデーの端面から機械加工により形成されたシリンダボア内に設けられるので、端面から離れたバルブボデーの中央部に設けることができず、スペース効率が十分に得られないため、たとえば多くの油圧制御器を設けようとする場合には、油圧制御回路およびその中に組み込まれる油圧制御器を収容するバルブボデーから成る油圧装置の小型化に限界があった。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、バルブボデー内においてその端面から離れた位置でも油圧制御器を設けることができ、十分なスペース効率が得られて小型化が可能な車両用油圧装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、作動部材の作動により機能させられる複数個の油圧制御器(但し、ソレノイドバルブとアキュムレータとの組み合わせを除く)と、その複数個の油圧制御器を接続する油圧回路とを、バルブボデー内に備えた車両用油圧装置であって、(a) 前記バルブボデーの端面に開口するように該バルブボデー内に形成された共通のシリンダボアと、(b) その共通のシリンダボア内の空間をその長手方向において分割するために該共通のシリンダボア内に嵌め入れられ且つ固定され、分割された複数の空間内の油圧が相互に影響されないようにする隔壁と、(c) 前記共通のシリンダボア内において前記隔壁によって分割された複数の空間毎に前記複数個の油圧制御器を構成するために、該複数の空間にそれぞれ摺動可能に嵌め入れられた複数の作動部材とを、含み、(d) 前記隔壁の外周面には、溝内が大気圧とされた環状溝が円周方向に連続して形成されていることにある。
【0007】
【発明の効果】
このようにすれば、共通のシリンダボア内がその中に嵌め入れられ且つ固定された隔壁により長手方向において複数の空間に分割されることによりその分割された複数の空間内の油圧が相互に影響されないようにされ、その分割された複数の空間毎に複数の作動部材がそれぞれ嵌め入れられることから、バルブボデーの端面から離れた位置においても油圧制御器が設けられるので、たとえ多くの油圧制御機器をバルブボデー内に設ける場合でも、十分にスペース効率が得られて車両用油圧機器の小型化が可能となる。
【0008】
【発明の他の態様】
ここで、好適には、前記隔壁として機能する底壁を有する有底円筒状のスリーブが前記共通のシリンダボア内に嵌め入れられることにより、内径の異なる複数の空間が形成され、それら内径の異なる複数の空間には外径の異なる複数の作動部材が摺動可能に嵌め入れられたものである。このようにすれば、長手方向の断面積が一様である共通のシリンダボア内において、複数個の油圧機器の容量或いは特性が任意に設定され得る。
【0009】
【発明の好適な実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の油圧装置が適用された4輪駆動車両すなわち前後輪駆動車両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。この前後輪駆動車両は、前輪系を第1原動機を備えた第1駆動装置すなわち主駆動装置10にて駆動し、後輪系を第2原動機を備えた第2駆動装置すなわち副駆動装置12にて駆動する形式の車両である。
【0011】
上記主駆動装置10は、空気および燃料の混合気が燃焼させられることにより作動させられる内燃機関であるエンジン14と、電気モータおよび発電機として選択的に機能するモータジェネレータ(以下、MGという)16と、ダブルピニオン型の遊星歯車装置18と、変速比が連続的に変化させられる無段変速機20とを同心に備えている。上記エンジン14は第1原動機すなわち主原動機として機能している。上記エンジン14は、その吸気配管の吸入空気量を制御するスロットル弁の開度θTHを変化させるためにそのスロットル弁を駆動するスロットルアクチュエータ21を備えている。
【0012】
上記遊星歯車装置18は、機械的に力を合成し或いは分配する合成分配機構であって、共通の軸心まわりに独立して回転可能に設けられた3つの回転要素、すなわち上記エンジン14にダンパ装置22を介して連結されたサンギヤ24と、第1クラッチC1を介して無段変速機20の入力軸26に連結され且つ上記MG16の出力軸が連結されたキャリヤ28と、第2クラッチC2を介して無段変速機20の入力軸26に連結され且つブレーキB1を介して非回転部材たとえばハウジング30に連結されるリングギヤ32とを備えている。上記キャリヤ28は、サンギヤ24およびリングギヤ32とかみ合い且つ相互にかみ合う1対のピニオン(遊星歯車)34および36を、それらの自転可能に支持している。上記第1クラッチC1、第2クラッチC2、ブレーキB1は、いずれも互いに重ねられた複数枚の摩擦板が油圧アクチュエータによって押圧されることにより係合させられたり、その押圧解除により解放されたりする油圧式摩擦係合装置である。
【0013】
上記遊星歯車装置18とそのキャリヤ28に連結されたMG16は、エンジン14の作動状態すなわちサンギヤ24の回転状態においてMG16の発電量を逐次増加させることすなわちMG16の回転駆動トルクである反力が逐次大きくなるようにキャリヤ28に発生させられることにより、リングギヤ32の回転数を滑らかに増加させて車両の滑らかな発進加速を可能とする電気トルコン(ETC)装置を構成している。このとき、遊星歯車装置18のギヤ比ρ(サンギヤ24の歯数/リングギヤ32の歯数)がたとえば一般的な値である0.5とすると、リングギヤ32のトルク:キャリヤ28のトルク:サンギヤ24のトルク=1/ρ:(1−ρ)/ρ:1の関係から、エンジン14のトルクが1/ρ倍たとえば2倍に増幅されて無段変速機20へ伝達されるので、トルク増幅モードと称される。
【0014】
また、上記無段変速機20は、入力軸26および出力軸38にそれぞれ設けられた有効径が可変の1対の可変プーリ40および42と、それら1対の可変プーリ40および42に巻き掛けられた無端環状の伝動ベルト44とを備えている。それら1対の可変プーリ40および42は、入力軸26および出力軸38にそれぞれ固定された固定回転体46および48と、その固定回転体46および48との間にV溝を形成するように入力軸26および出力軸38に対して軸心方向に移動可能且つ軸心まわりに相対回転不能に取付られた可動回転体50および52と、それら可動回転体50および52に推力を付与して可変プーリ40および42の掛かり径すなわち有効径を変化させることにより変速比γ(=入力軸回転速度/出力軸回転速度)を変更する1対の油圧シリンダ54および56とを備えている。
【0015】
上記無段変速機20の出力軸38から出力されたトルクは、減速装置58、差動歯車装置60、および1対の車軸62、64を介して1対の前輪66、68へ伝達されるようになっている。本実施例では、前輪66、68の舵角を変更する操舵装置が省略されている。
【0016】
前記副駆動装置12は、第2原動機すなわち副原動機として機能するリヤモータジェネレータ(以下、RMGという)70を備え、そのRMG70から出力されたトルクは、減速装置72、差動歯車装置74、および1対の車軸76、78を介して1対の後輪80、82へ伝達されるようになっている。
【0017】
図2は、前記主駆動装置10の遊星歯車装置18を種々の作動モードに切り換えるための油圧制御回路の要部を簡単に示す図である。運転者によりP、R、N、D、Bの各レンジ位置へ操作されるシフトレバー90に機械的に連結されたマニアル弁92は、シャトル弁93を利用しつつ、シフトレバー90の操作に応答して、Dレンジ、Bレンジ、Rレンジにおいて第1クラッチC1の係合圧を調圧する第1調圧弁94へ図示しないオイルポンプから出力された元圧を供給し、Dレンジ、BレンジにおいてクラッチC2の係合圧を調圧する第2調圧弁95へ元圧を供給し、Nレンジ、Pレンジ、RレンジにおいてブレーキB1の係合圧を調圧する第3調圧弁96へ元圧を供給する。上記第2調圧弁95、第3調圧弁96は、図示しないハイブリッド制御装置によって駆動されるリニヤソレイド弁97からの出力信号に従って第2クラッチC2およびブレーキB1の係合圧を制御し、第1調圧弁94は、ハイブリッド制御装置によってデューティー駆動される三方弁である電磁開閉弁98からの出力信号に従って第1クラッチC1の係合圧を制御する。なお、上記第1クラッチC1および第2クラッチC2には、それらの係合圧の上昇を滑らかとするための第1アキュムレータ100および第2アキュムレータ102がそれぞれ接続されている。
【0018】
ところで、上記油圧回路やそれに用いられる油圧制御器は、たとえば図3および図4に一部を示すバルブボデー108内に設けられている。このバルブボデー108は、溝状の複雑な油圧回路が一面に形成された厚板状部材がその一面を塞ぐように相互に重ねられて構成されたものであり、上記図3および図4のバルブボデー108は、その厚板状部材のうちの厚み方向の端に位置するものである。このバルブボデー108内には、複数個の油圧制御器を設けるためのシリンダボアが形成されている。図3は、前記2個の第1アキュムレータ100および第2アキュムレータ102を構成するためにバルブボデー108の側端面110に開口するようにその側端面110から機械加工により軸心方向に同じ径(断面形状)で形成された第1シリンダボア112の軸心を通過する断面を示し、図4は、前記シャトル弁93および調圧弁114を構成するために、同様にバルブボデー108の側端面110に開口するようにその側端面110から機械加工により形成された第2シリンダボア116の軸心を通過する断面を示している。
【0019】
図3において、第1シリンダボア112内の長手方向の中央位置には、厚肉円板状の隔壁118が嵌め入れられ、且つその隔壁118の軸心に直交する方向に貫通するノックピン120によりその隔壁118が固定されている。この隔壁118により、第1シリンダボア112内の空間が2つの空間すなわち2つの油室122および124に分割されている。一方の油室122には、第1アキュムレータ100のピストン126が摺動可能に嵌合されるとともに、そのピストン126を元位置へ向かって付勢するリターンスプリング128が収容されている。また、他方の油室124内には、第2アキュムレータ102のピストン130が摺動可能に嵌合されるとともに、そのピストン130を元位置へ向かって付勢するリターンスプリング132が収容されている。すなわち、共通の第1シリンダボア112内において隔壁118によって分割された一対の空間すなわち2つの油室122および124毎に、第1アキュムレータ100および第2アキュムレータ102を構成するピストン126および130が摺動可能に嵌め入れられている。本実施例では、それらピストン126および130が油圧制御器である第1アキュムレータ100および第2アキュムレータ102を作動させる作動部材に対応している。
【0020】
ピストン126のリターンスプリング128側およびピストン130のリターンスプリング132側を大気圧とするために、連通孔134および136が、バルブボデー108の外側面に形成されている。バルブボデー108の内側面すなわち重ね合わせ面に形成された油路138および140は、第1アキュムレータ100および第2アキュムレータ102を第1クラッチC1および第2クラッチC2にそれぞれ接続するためのものである。また、隔壁118の外周面であって厚み方向の中間位置には、溝内が大気圧とされた環状溝142が円周方向に連続して形成されており、油室122と油室124との間で相互の油圧が影響されないようになっている。なお、前記第1シリンダボア112の開口部には、キー144によってバルブボデー108に固定されたプラグ146が液密に嵌め入れられることにより第1シリンダボア112内がシールされている。
【0021】
図4において、第2シリンダボア116の開口部側には、隔壁として機能する底壁146を有する有底円筒状のスリーブ148が液密に嵌め入れられることにより、2つの空間が形成されている。開口部側の空間には、円筒状のシャトル弁スリーブ150が嵌め入れられることにより、小径油室152および大径油室154が第2シリンダボア116内の長手方向において順次形成されている。なお、上記シャトル弁スリーブ150の開口部には、キー156によってバルブボデー108に固定されたプラグ158が液密に嵌め入れられており、シャトル弁スリーブ150の開口が封止されて第2シリンダボア116内がシールされている。
【0022】
上記隔壁として機能する底壁146によって分割された内径の異なる2つの空間すなわち小径油室152および大径油室154には、シャトル弁93を構成する球状弁子160および調圧弁114を構成するスプール弁子162がそれぞれ摺動可能に嵌め入れられている。上記シャトル弁93は、第1調圧弁94に連通する油路164を、マニアル弁92のDBポートに連通する油路166とマニアル弁92のRポートに連通する油路168とのうちの高圧側に択一的に連通させるように球状弁子160が作動させられる。また、上記調圧弁114は、スプール弁子162を閉弁側へ付勢するリターンスプリング170とスプール弁子162を開弁側へ付勢する推力を発生させるフィードバック油室172とを備えており、そのリターンスプリング170の付勢力とフィードバック油室172の推力とが平衡するようにスプール弁子162が作動させられて図示しないオイルポンプから油路174を介して圧送された作動油が油路176へリリーフさせられることにより、たとえばリニヤソレニイド弁97および電磁開閉弁98の元圧を一定値に調圧するものである。
【0023】
上述のように、本実施例によれば、共通のシリンダボア112或いは116内が、その中に嵌め入れられ且つ固定された隔壁118或いは底壁146により長手方向において2つの空間すなわち油室122および124或いは152および154に分割され、その分割された複数の空間毎に2つのピストン126および130或いは球状弁子160或いはスプール弁子162がそれぞれ嵌め入れられられることから、バルブホデー108の側端面110から離れた位置においても油圧制御器が設けられるので、たとえ多くの油圧制御機器をバルブボデー108内に設ける場合でも、十分にスペース効率が得られて車両用油圧機器の小型化が可能となる。
【0024】
また、図4の例によれば、隔壁として機能する底壁146を有する有底円筒状のスリーブ148が共通のシリンダボア112或いは116内に嵌め入れられることにより、内径の異なる2つの油室152および154が形成され、それら内径の異なる油室152および154には外径の異なる球状弁子160およびスプール弁子162が摺動可能にそれぞれ嵌め入れられたものであるので、長手方向の断面積が一様である共通のシリンダボア112或いは116内において、複数個の油圧機器の容量或いは特性が任意に設定され得る。
【0025】
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて説明したが、本発明は他の態様においても適用される。
【0026】
たとえば、前述の実施例のバルブボデー108に形成された共通のシリンダボア112或いは116内には、第1アキュムレータ100、第2アキュムレータ102、シャトル弁93、調圧弁114が設けられていたが、逆止弁、切換弁などの他の油圧制御器が設けられてもよい。
【0027】
また、前述の実施例のバルブボデー108は、ハイブリッド車両の遊星歯車装置18を制御するための油圧装置に適用されたものであったが、前記無段変速機20を制御するための油圧装置や、複数の遊星歯車装置を備えた有段式自動変速機を制御するための油圧装置などに適用されてもよい。
【0028】
また、前述の実施例のバルブボデー108に形成された共通のシリンダボア112或いは116内が2分割されていたが、3以上に分割されても差し支えない。
【0029】
また、前述の図4の実施例において、第2シリンダボア116の開口部内には、1個の有底円筒状のスリーブ148が嵌め入れられるとともにそのスリーブ148内には円筒状のシャトル弁スリーブ150が嵌め入れられていたが、そのシャトル弁スリーブ150は必要に応じて除去されてもよく、また、油室154内にも有底円筒状のスリーブが嵌め入れられてもよい。
【0030】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の油圧装置により制御される4輪駆動車両の動力伝達装置の構成を説明する骨子図である。
【図2】図1の遊星歯車装置を制御する油圧制御回路の要部を説明する図である。
【図3】図2の油圧制御回路を構成するバルブボデーの要部を拡大して示す断面図であって、共通のシリンダボア内に設けられた2つのアキュムレータの構成を説明する図である。
【図4】図2の油圧制御回路を構成するバルブボデーの要部を拡大して示す断面図であって、共通のシリンダボア内に設けられたシャトル弁および調圧弁の構成を説明する図である。
【符号の説明】
93:シャトル弁(油圧制御器)
100:第1アキュムレータ(油圧制御器)
102:第2アキュムレータ(油圧制御器)
114:調圧弁(油圧制御器)
108:バルブボデー
110:側端面
112:第1シリンダボア、116:第2シリンダボア(共通のシリンダボア)
118:隔壁
122、124:油室(空間)
126、130:ピストン(作動部材)
138、140:油路(油圧回路)
146:底壁(隔壁)
152:小径油室、154:大径油室(空間)
160:球状弁子、162:スプール弁子(作動部材)
164、166、168、174、176:油路(油圧回路)
Claims (1)
- 作動部材の作動により機能させられる複数個の油圧制御器(但し、ソレノイドバルブとアキュムレータとの組み合わせを除く)と、該複数個の油圧制御器を接続する油圧回路とを、バルブボデー内に備えた車両用油圧装置であって、
前記バルブボデーの端面に開口するように該バルブボデー内に形成された共通のシリンダボアと、
該共通のシリンダボア内の空間をその長手方向において分割するために該共通のシリンダボア内に嵌め入れられ且つ固定され、分割された複数の空間内の油圧が相互に影響されないようにする隔壁と、
前記共通のシリンダボア内において前記隔壁によって分割された複数の空間毎に前記複数個の油圧制御器を構成するために、該複数の空間にそれぞれ摺動可能に嵌め入れられた複数の作動部材とを、含み、
前記隔壁の外周面には、溝内が大気圧とされた環状溝が円周方向に連続して形成されていることを特徴とする車両用油圧装置。
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