JP4504934B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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本発明は、ディスプレイを使用した車両用表示装置に関するものである。
従来、車両における各種表示を行うコンビネーションメータには、アナログ計器でそれまで表示していた情報を液晶ディスプレイ等によりデジタル表示するようにしたものがあるが(たとえば特許文献1,2)、それらは単に液晶ディスプレイ等における表示内容を適宜切り換えるだけのものであり、表示が平面的であることからメリハリに欠けるという側面があった。
そこで、本出願人は、液晶ディスプレイの表示面の前方にその表示面に沿ってレンズ付きのリング状表示仕切り部材を配置し、このリング状表示仕切り部材をモータ等の駆動源の駆動によって、液晶ディスプレイの表示面上を直線移動させ、液晶ディスプレイの表示面上の一部領域をリング状表示仕切り部材で囲むように表示面の前方から視認させる車両用表示装置を提案している。このようなリング状表示仕切り部材を備えることにより、液晶ディスプレイから浮き立たせて視認させることができ、立体性を高めてメリハリのある表示を実現することができる(例えば、特許文献3)。
特開昭62−58112号公報 特開平11−248490号公報 特開2005−241626号公報
しかしながら、前記のようにリング状表示仕切り部材にレンズを設けると、液晶ディスプレイからの表示光がレンズの小口に入射し、この小口による反射光が運転席側に向かうという現象が生じる。すなわち、リング状表示仕切り部材の内周のレンズの小口に液晶ディスプレイの表示が映り込んでしまい、意匠上の問題があった。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、ディスプレイの表示面の前方に表示仕切り部材とレンズを設けた車両用表示装置において、前記レンズの小口による表示への影響を無くして、見栄えの良い表示を行うことを課題とする。
請求項1の車両用表示装置は、ディスプレイの表示面の前方に、該表示面の表示の一部を囲む環状部材を配置し、該環状部材を移動機構で駆動することにより、前記環状部材を前記表示面に沿って移動させるように構成した車両用表示装置であって、前記環状部材の開口部にはレンズが取り付けられており、前記レンズの周囲部分の小口面が前記ディスプレイの表示面側の第1面との会合する角度が鋭角となるように傾斜した傾斜面として形成され、該傾斜面により、前記環状部材の開口部内の領域の前記表示面からの光を、運転席側のアイレンジの外側の領域に反射するようにしたことを特徴とする。
請求項2の車両用表示装置は、ディスプレイの表示面の前方に、該表示面の表示の一部を囲む環状部材を配置し、該環状部材を移動機構で駆動することにより、前記環状部材を前記表示面に沿って移動させるように構成した車両用表示装置であって、前記環状部材の開口部にはレンズが取り付けられており、前記レンズは、前記環状部材の開口部内に対応する透光性を有するレンズ部分と、該開口部外に対応する吸光性を有する光吸収部分とを有し、該レンズ部分を透光性の樹脂とするとともに、該光吸収部分を光吸収性を有する着色樹脂として、二色成型により当該レンズを構成したことを特徴とする。
請求項3の車両用表示装置は、請求項2に記載の車両用表示装置であって、前記光吸収部分の着色樹脂が暗色系であることを特徴とする。
請求項1の車両用表示装置において、ディスプレイの表示面の前方の環状部材に配設されたレンズにより、ディスプレイの一部の画像が拡大して表示され、あたかもこの拡大画像が他の画像部分より高くなって、環状部材の開口部の内側が独立した立体的表示面のように視認できる。さらに、ディスプレイの表示面からの光のうちレンズの周囲の傾斜面で反射した光は運転席側のアイレンジに向かわないので、このレンズの傾斜面すなわち小口に表示面が映り込むことがない。
請求項2の車両用表示装置において、請求項1と同様にレンズにより環状部材の開口部の内側が独立した立体的表示面のように視認できる。さらに、レンズのレンズ部分と光吸収部分とが二色成型により形成されているので、このレンズ部分と光吸収部分との境界(界面)は光学的な反射面とならず、ディスプレイの表示面からの光のうち境界に入射する光は、この境界を透過して光吸収部分に入射し、この光吸収部分で吸収される。したがって、このレンズの周囲部分から運転席側のアイレンジに向かう光がないので、レンズの周囲部分に表示面が映り込むことがない。
請求項3の車両用表示装置によれば、請求項2と同様な作用効果が得られるとともに、光吸収部分の暗色系によりレンズの周囲部分が目立たない。
請求項1の車両用表示装置によれば、ディスプレイの表示面の前方に表示仕切り部材とレンズを設けた車両用表示装置において、レンズにより環状部材の開口部の内側が独立した立体的表示面のように視認でき、斬新な表示を得ることができるとともに、レンズの小口にディスプレイの表示面が映り込むことがなく、見栄えの良い表示を行うことができる。
請求項2の車両用表示装置によれば、請求項1と同様に、レンズにより環状部材の開口部の内側が独立した立体的表示面のように視認でき、斬新な表示を得ることができるとともに、レンズの小口にディスプレイの表示面が映り込むことがなく、見栄えの良い表示を行うことができる。
請求項3の車両用表示装置によれば、請求項2の効果に加えて、さらにレンズの周囲部分が目立たなくなる。
次に、本発明に係る車両用表示装置の実施の形態について図面を参照して説明する。図1および図2は本発明に係る車両用表示装置の実施の形態を示す正面図、図3は同車両用表示装置の内部構造を示す透視図、図4は図3における底面図、図5は図3における左側面図である。
図1において、車両用表示装置1は、その正面の中央に、フルグラフィックメータ50が配置されている。また、このフルグラフィックメータ50の左右には、それぞれ、ウォーニング表示部91,92が配置されている。
フルグラフィックメータ50は、ディスプレイとしてのLCD(液晶ディスプレイ)51と、LCD51の表示画面の一部を覆う見返し板52と、LCD51および見返し板52の前面に配置された表示仕切り機構53とを含む。LCD51は、ほぼ長方形の表示画面を有するが、表示画面の一部がほぼ長円状の開口部を有する見返し板52で覆われることにより、ほぼ長円状の画面形状になっている。LCD51の表示画面には、車両の状態を示す種々の情報の画像を表示することができる。
ほぼ長円状の表示画面のほぼ中央には、表示仕切り機構53が配置されている。表示仕切り機構53は、不透明なプラスチック材料から形成され、中央に円形の開口部を有するリング状表示仕切り部材54と、開口部に嵌合されたレンズ55とを含む。レンズ55は、凸型、平板型あるいは凹型等のいずれの形状のものでも良いが、ここでは凸型レンズを用いている。リング状表示仕切り部材54には、ほぼ等間隔に12個のLED発光部81a〜81lが設けられている。
見返し板52で隠されている領域を除く、LCD51の表示画面における全表示領域の一部であるリング状表示仕切り部材54の開口部で囲まれたLCD51の表示領域には、車両の走行状態の計測量を示す略円形の文字板に相当する表示意匠56の画像が表示される。この表示意匠56はエンジン回転数を指示するためのタコメータであり、その外周付近にタコメータ用目盛が表示される。また、エンジンをかけた時の実際のエンジン回転数計測量に対応して回転してタコメータ用目盛を指示する指針57も表示される。表示意匠56と指針57の表示は、アナログ指示計器を構成する。
表示意匠56の中央付近には、タコメータ以外の他の情報表示を行う副表示領域58が設けられている。副表示領域58には、たとえば、車両の走行速度をデジタル表示するスピードメータを表示するスピードメータ表示領域59と、車両の走行距離をデジタル表示するオド/トリップメータを表示するオド/トリップメータ表示領域61とが設けられている。
リング状表示仕切り部材54の左側の外周と見返し板52とで囲まれたLCD51の表示画面には、たとえば、エンジンオイルの油圧を指示する油圧計を表示する油圧計表示領域62と、エンジンオイルの油温を指示する油温計を表示する油温計表示領域63が設けられている。
また、リング状表示仕切り部材54の右側の外周と見返し板52とで囲まれたLCD51の表示画面には、たとえば、ガソリン等の燃料残量を指示する燃料計を表示する燃料計表示領域64と、冷却水の温度を指示する水温計を表示する水温計表示領域65とが設けられている。
さらに車両用表示装置1は、表示仕切り機構53をLCD51のほぼ長円形状の表示画面の長軸方向に移動することができるように構成されている。図2は、表示仕切り機構53をLCD51のほぼ長円状の画面のほぼ中央から右端に移動させた状態を示している。表示仕切り機構53の移動に同期して、表示意匠56の表示も画面中央から右端に移動し、移動停止時に、移動前と同様にリング状表示仕切り部材54で囲まれて表示される。
次に、表示仕切り機構53の移動を行わせる移動機構の構成について説明する。図3〜図5は、それぞれ、移動機構を説明するための車両用表示装置の正面透視図、底面透視図および左側面透視図である。移動機構67は、見返し板52の裏側であってかつLCD51の上部および底部でリング状表示仕切り部材54の裏面上下部分が結合された両端部を有し、LCD51の裏面側にかけて折り曲げられて延在する枠体68と、LCD51が取り付けられた基板83の裏面に配置された駆動源であるモータ69と、モータ69の駆動力を枠体68に伝える伝達装置70とを含む。
また、移動機構67は、LCD51の上部において枠体68の一部を支持する第1支持部71と、車両用表示装置1のハウジングにほぼ長円状表示画面の長軸方向に平行になるように取り付けられ、第1支持部71がスライド可能に遊嵌されたシャフト72と、基板83の裏面側にほぼ長円状表示画面の長軸方向に平行に配置されたレール部材73と、枠体68に固定され、レール部材73をガイドするガイド溝が形成された第2支持部74も含む。
伝達装置70は、モータ69の回転軸に固定された歯車70aと、歯車70aにかみ合う歯車70bと、歯車70bの回転がベルト70cで伝えられるピニオン歯車70dと、枠体68に固定され、ピニオン歯車70dの回転運動を長軸方向と平行な直線運動に変換するラック70eとを含む。
この車両用表示装置1のフルグラフィックメータ50を制御する制御部は、マイクロコンピュータ(CPU)とその周辺回路で構成されており、各種センサからの信号に基づいて表示用の画像データを生成してLCD51における表示の制御を行うとともに、移動指示スイッチの操作を検出して、リング状表示仕切り部材54の移動及び停止の制御を行う。また、リング状表示仕切り部材54に内蔵されるLED発光部81a〜81lの点灯制御を行う。
モータ69はステッパモータであり、制御部の制御でモータドライバにより駆動される。モータ69の回転運動は、伝達装置70の歯車70a、歯車70bおよびベルト70cを介してピニオン歯車70dに伝達され、ピニオン歯車70dの回転運動がラック70eによって直線運動に変換され、枠体68が直線的に移動する。このとき、枠体68は、シャフト72に遊嵌された第1支持部71と、レール部材73をガイドするガイド溝を有する第2支持部74とで支持されているので、LCD51の長円形状の表示画面の長軸方向へ、すなわち図1における右方向へ移動する。この枠体68の移動に伴い、表示仕切り機構53のリング状表示仕切り部材54は、同様に、LCD51の表示画面の画面中央から右方向に移動する。
一方、リング状表示仕切り部材54の移動と同期して、表示意匠56および指針57の表示は、画面中央から右方向に移動する。また、表示意匠56および指針57の表示の移動開始に先立って、油圧計表示領域62、油温計表示領域63、燃料計表示領域64および水温計表示領域65の各表示は消去される。表示意匠56および指針57の表示の移動は、連続的に視認可能な速度で行われ、移動中、表示意匠56および指針57の表示が、常にリング状表示仕切り部材54の開口部の内周で取り囲まれた状態として視認されるようになっている。
リング状表示仕切り部材54の移動停止時には、表示意匠56および指針57の表示が、リング状表示仕切り部材54の開口部の内周で取り囲まれた状態のままとして視認される。また、リング状表示仕切り部材54の移動停止時、リング状表示仕切り部材54の移動により空いた、表示意匠56が表示されていた第1の表示領域と、油圧計表示領域62および油温計表示領域63が消去された領域とを含む表示領域には、これらの車両関連情報以外の車両関連情報、たとえば、図2に示すようにエンジンオイル残量(OIL LEVEL)、ブレーキ液残量(BRAKE FLUID)、冷却水残量(COOLANT)、排気温度(EXH−TEMP)、吸気温度(INT−TEMP)、ウォッシャ液残量(WASHER)等のバー表示66が表示される。
なお、リング状表示仕切り部材54の移動停止後、再び移動指示スイッチが操作されると、モータ69の逆回転および各表示領域の表示の復帰により、図1に示す移動前の状態に復帰する。
このように、表示意匠56および指針57は、リング状表示仕切り部材54で取り囲まれると共に、凸レンズであるレンズ55で拡大されるので、LCD51の表示画面における一部の画像が拡大して表示され、あたかもこの拡大画像が他の画像部分より高くなって、独立した立体的表示面のように視認でき、斬新な表示を得ることができる。
図4及び図5に示すように、レンズ55の周囲部分の小口面55Aは傾斜面となっている。図6はレンズ55及び小口面55Aの作用を説明する図、図7はレンズ55の斜視図であり、図6(A) は代表的な光の進路を示す図、図6(B) は臨界的な光の進路を示す図である。同図は車両用表示装置1の上から見た状態であり、図の左側が運転席側である。なお、図6(A) においてレンズは平板型レンズとして説明する。51AはLCD51の表示面である。また、一点鎖線で図示した従来のレンズ55′はその小口面55A′がレンズ55′の表示面51A側の第1面551′及び運転席側の第2面552′に対して直角な面となっている。一方、実線で図示した実施の形態のレンズ55は小口面55Aが第1面551との会合する角度θが鋭角となるように傾斜した傾斜面となっている。
いま、表示面51A上の点Pから第1面551,551′を透過して小口面55A,55A′の点Qで反射する光線Lを考えると、その反射光は、従来のレンズ55′の小口面55A′では図の一点鎖線の矢印のように反射し、実施の形態のレンズ55の小口面55Aでは図の実線の矢印のように反射する。それぞれの反射光は第2面552′,552を透過して運転席側に向かう。そして、表示面51Aにおいて点Pよりもレンズ中心側の表示光は、この反射光L,LLよりもレンズ中心側に向かう。すなわち、この点Pよりも中心側の表示の反射光は図に斜線示したように反射光L,LLよりレンズ中心側の領域で視認される。すなわち、この領域から見るとその表示が小口面55A,55A′に映り込んで見える。以下、この斜線で示した領域を「映り込み領域」という。
いま、点Pをレンズの外側に移動していくとすると、運転席側に向かう反射光L,LLは図6(A) において次第に水平になるが、実施の形態のレンズ55による反射光Lの方が従来のレンズ55′による反射光LLよりも常にレンズ中心側に向く。したがって、実施の形態のレンズ55についての映り込み領域は、従来のレンズ55′についての映り込み領域よりもレンズ中心側になる。
ここで、図6の例では、小口面55Aの前後方向の中心の点Qで反射する光の例について説明したが、映り込み領域が最も広くなる場合は、図8(A) に示したようにレンズ小口面55Aの第2面552の近傍で反射した光L′の内側が映り込み領域となる場合である。この場合でも、小口面55Aの傾斜により、実施例のレンズ55の方が従来のレンズ55′に比べて映り込み領域はレンズ中心側になる。また、図8(B) に示すように、レンズ55の小口面55Aと平行となるような臨界的な光でも、小口面55Aが傾斜しているので、第2面552における屈折により光線L′はレンズ中心側に向かう。なお、従来の場合には図8(B) において水平方向になる。
図9はレンズ55における映り込み領域とアイレンジEとの関係を説明する図であり、図9(A) は平面図、図9(B) は側面図である。なお、アイレンジEは左右の目に対応して2つ図示してあり、各アイレンジは回転楕円体である。この図9における映り込み領域は、図8(B) に示した光線L′で決まる映り込み領域を示している。映り込み領域は、レンズ55の周囲部分からレンズ中心側に形成され、また、レンズ55は円形であるので、この映り込み領域の内側の領域は、レンズ55側に頂点を有する略円錐形状をしている。そして、この映り込み領域の内側の領域にアイレンジEが配置するように光学的条件が設定されている。
したがって、アイレンジEから車両用表示装置1を見込むとき、レンズ55の小口面55Aに表示が映り込んで見えることがない。
なお、実施の形態のレンズ55は、屈折率が1.492のPMMAで形成した凸レンズであり、第2面552は曲率半径が400mmで運転席側に凸面となる形状である。また、小口面55Aは、図6(A) に示した角度θについて90°−θの値が略5°程度となるように形成されている。
また、以上の実施の形態ではレンズ55は凸レンズである場合について説明したが、平板型であっても、その厚み及び屈折率により、表示は浮かび上がって見える。
図10は他の実施の形態のレンズ10を示す図であり、この実施の形態のレンズ10は前記実施の形態のレンズ55と同様な透明な樹脂のレンズ部分11と、その周囲に形成された暗色系の光吸収部分12とで構成されている。この光吸収部分12はレンズ部分11と同じ樹脂に暗色系(例えば黒)の色素を混合したものであり、レンズ部分11と光吸収部分12は2色成型により一体に形成されている。
すなわち、レンズ部分11と光吸収部分12は同じ樹脂を基材としているので、屈折率が同じであり、このレンズ部分11と光吸収部分12との境界は光学的に反射面とならない。このため、表示面からこの境界に入射する光はこの境界を透過し、光吸収部分12内で吸収される。したがって、前記実施の形態と同様にアイレンジEから車両用表示装置1を見込むとき、レンズ10の周囲(小口面に相当する部分)に表示が映り込んで見えることがない。なお、光吸収部分12の色は黒色が適しているが、光を吸収する暗色系の色であればよい。
なお、この実施の形態のレンズ10は、光吸収部分12においてその周囲にフランジ部12aを形成するようにしている。さらに、このフランジ部12aにはネジ孔12bが形成されている。そして、このフランジ部12aを前記リング状表示仕切り部材54の裏面に当接し、ネジ孔12bでネジ止めすることにより、このレンズ10がリング状表示仕切り部材54に固定される。
本発明の最良の形態に係る車両用表示装置の正面図である。 図1の車両用表示装置における表示仕切り機構の移動後の状態を示す正面図である。 移動機構を説明するための正面透視図である。 移動機構を説明するための底面透視図である。 移動機構を説明するための左側面透視図である。 実施の形態におけるレンズ及び小口面の作用を説明する図である。 レンズの斜視図である。 小口面の第2面の近傍で反射した光と映り込み領域との関係、及び臨界的な光の場合を説明する図である。 レンズにおける映り込み領域とアイレンジとの関係を説明する図である。 他の実施の形態のレンズの斜視図である。
符号の説明
10 レンズ
11 レンズ部分
12 光吸収部分
50 フルグラフィックメータ
51 LCD(ディスプレイ)
53 表示仕切り機構
54 リング状表示仕切り部材
55 レンズ
55A 小口面
E アイレンジ

Claims (3)

  1. ディスプレイの表示面の前方に、該表示面の表示の一部を囲む環状部材を配置し、該環状部材を移動機構で駆動することにより、前記環状部材を前記表示面に沿って移動させるように構成した車両用表示装置であって、
    前記環状部材の開口部にはレンズが取り付けられており、
    前記レンズの周囲部分の小口面が前記ディスプレイの表示面側の第1面との会合する角度が鋭角となるように傾斜した傾斜面として形成され、該傾斜面により、前記環状部材の開口部内の領域の前記表示面からの光を、運転席側のアイレンジの外側の領域に反射するようにしたことを特徴とする車両用表示装置。
  2. ディスプレイの表示面の前方に、該表示面の表示の一部を囲む環状部材を配置し、該環状部材を移動機構で駆動することにより、前記環状部材を前記表示面に沿って移動させるように構成した車両用表示装置であって、
    前記環状部材の開口部にはレンズが取り付けられており、
    前記レンズは、前記環状部材の開口部内に対応する透光性を有するレンズ部分と、該開口部外に対応する吸光性を有する光吸収部分とを有し、
    該レンズ部分を透光性の樹脂とするとともに、該光吸収部分を光吸収性を有する着色樹脂として、二色成型により当該レンズを構成したことを特徴とする車両用表示装置。
  3. 請求項2に記載の車両用表示装置であって、
    前記光吸収部分の着色樹脂が暗色系であることを特徴とする車両用表示装置。
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