JP4504599B2 - 吻合用補助具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、気管、食道、腸管等の管状組織の吻合を行うのに用いられる吻合用補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切断された管状組織の吻合は、縫合針と糸により行われている。例えば、病巣部が管状組織にある場合、その病巣部を含む管状組織の一部を切除し、残った正常な管状組織のそれぞれの切断端部の複数箇所に支持糸を縫合し、相対向する切断端部同士を接近させ、支持糸を人手で引っ張り上げて、切断端部同士を接触させて仮保持し、この仮保持状態で、切断端部同士の接触させた部分を主治医が縫合する手法が取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の手法では、縫合中、切断された管状組織同士が接触するように人手で支持糸を継続して引っ張っている必要があり、多くの人手が必要で手間と時間がかかる。また、支持糸を縫合する作業は容易ではない。そのため、患者のみならず、術者にとっても非常に負担がかかるという課題がある。
【0004】
また、人手で仮保持した状態での縫合作業は、熟練を要し、医師の技術の差によって患者に与える負担が異なるという課題もある。
【0005】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、術者や患者へ与える負担を軽減し、管状組織の吻合を行うことができるようにするための新規な吻合用補助具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、切断された管状組織を吻合するのに用いられる吻合用補助具であって、
それぞれ吻合するべき2つの管状組織に挿入可能となった第1筒状体及び第2筒状体とからなり、該第1筒状体及び第2筒状体は、その略軸線方向で互いに連結するべく互いに係合可能となった第1係合部と第2係合部とをそれぞれ有し、
第1筒状体と第2筒状体との互いに連結を維持した状態での軸線方向の相対位置に応じて、前記第1係合部と第2係合部とは相対回転が許容される状態と、相対回転が規制される状態とに切り替えられることを特徴とする。
【0007】
この吻合用補助具は使用時に、まず第1筒状体と第2筒状体とを分離して、各筒状体を、切断された2つの管状組織の切断端部から各管状組織内へと挿入する。筒状体を挿入した後、第1筒状体の第1係合部と第2筒状体の第2係合部とを係合して、第1筒状体と第2筒状体とを軸線方向に連結すると、切断された管状組織同士が仮保持される。この状態で、管状組織の切断端部同士を縫合することにより、2つの管状組織同士をつなぎ合わせることができる。第1筒状体の第1係合部と第2筒状体の第2係合部とを係合するだけで仮保持できるため、その作業が簡単になり、術者及び患者に与える負担を軽減することができる。
【0008】
前記第1筒状体及び第2筒状体は、挿入するべき管状組織の内径とほぼ同等のまたは内径よりも大きい若しくは小さい外径に設定することができる。特に、筒状体の外径が管状組織の内径とほぼ同等または大きい外径となっている場合には、その筒状体が挿入された管状組織の部分で、管状組織は張力により引き延ばされた状態となり、筒状体が通過した切断端部では張力から解放されて撓んだ状態となる。この撓んだ部分同士を互いに重なり合わせることにより、簡単に且つ迅速縫合することができるようになる。従って、術者及び患者に与える負担を一層軽減することができる。医者の熟練を要さないので、患者に負担を与えることもない。
また、2つの筒状体を係合した際に、第1筒状体と第2筒状体との周方向の整合がとれていない場合には、第1筒状体と第2筒状体との間の軸線方向の相対位置を調整して、第1係合部が第2係合部と相対回転が許容される状態にして、第1筒状体と第2筒状体との周方向の整合をとることができる。各筒状体を挿入した管状組織がそれぞれ互いに離反しようとする方向に付勢されているために、係合後の通常状態では、第1筒状体と第2筒状体とは軸線方向に自由度はなく、第1係合部と第2係合部との相対回転を規制するようにできる。このような構造として、例えば、第1係合部を、第1筒状体の周面に形成された係止面と該係止面上に形成された歯とし、第2係合部を、第2筒状体の周面に凹部と凸部とが周方向に交互に刻設されたローレットとし、前記係止面をローレットの凸部の反第1筒状体側端部に当接可能とし、前記歯をローレットの凹部に噛合い可能とする構成を採用することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記第1筒状体に、第2筒状体の内側へと延びる延長部が設けられ、該延長部に前記第1係合部が設けられ、第2筒状体の内側面に前記第2係合部が設けられることを特徴とする。第1係合部と第2係合部との係合が、第2筒状体の内側で行われるために、挿入するべき管状組織に影響を与えることなく、確実に係合を行うことができる。好ましくは、延長部を弾性片で構成するとよい。
【0011】
また、請求項記載の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記第1筒状体及び第2筒状体の少なくとも一方の部材が、軸線方向に連結される複数の筒体から構成され、その複数の筒体の少なくとも一つの連結部分では、隣接する筒体同士が屈曲可能に連結されることを特徴とする。これにより、軸線方向に連結された第1筒状体と第2筒状体は、屈曲可能な筒体の連結部分において、屈曲することができるので、吻合後に、第1筒状体及び第2筒状体を管状組織の中を通して抜き出す場合に、管状組織の屈曲部分も円滑に通過することができるようになる。
【0012】
また、上記構成において任意には、前記第1筒状体及び第2筒状体の少なくとも一方の管状組織挿入側端部の外周面が、端部に向かうに従って先細りとなったテーパー形状となるようにすることもできる。これにより、各筒状体を、管状組織の切断端部から挿入容易なものとすることができる。
【0013】
さらに、上記構成において任意には、前記第1筒状体及び第2筒状体のそれぞれの連結側端部の外周面が、端部に向かうに従って先細りとなったテーパー形状となるようにすることもできる。これにより、第1筒状体と第2筒状体とを連結したときの吻合用補助具の軸線方向中央部に凹部が形成されるために、吻合用の針を通すことが容易になる。
【0014】
さらに、任意には、前記第1筒状体及び第2筒状体の少なくとも一方の部材を軸線方向に連結される複数の筒体から構成し、前記複数の筒体のうちの少なくとも一部を、屈曲可能な材質で構成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。尚、以下の実施形態は本発明を限定するものではない。
【0016】
図1は本発明に係る吻合用補助具の全体図であり、この吻合用補助具10は、主に、第1筒状体12及び第2筒状体20とから構成される。第1筒状体12及び第2筒状体20は一体部品で構成することとしてもよいが、この実施形態では、図2に示したように、連結筒14と、該連結筒14に一体的に連結される基筒16とから構成され、また、第2筒状体20も、被連結筒22と、基筒16とから構成される。
【0017】
基筒16は、2つの先端リング16aと、連結端リング16bと、これら2つの該リング16a、16bを連結する複数本(図示の例では4本)のアーム16cとから構成される。先端リング16aの方が連結端リング16bよりも外径が小さくなっており、よって、基筒16は、その先端が先細りしたテーパー形状となっている。また、アーム16cは、その外周面が側方から見て凹状になっている。リング16bの外周面には、連結筒14または被連結筒22と係合する複数の係合突起16d(第1連結部)が周方向に離間されて形成されている。一方、連結筒14及び被連結筒22には、対応する位置に、複数の係合受け部14a、22aが形成されている。
【0018】
図3に示すように、連結筒14の本体14bは、基筒16が連結される側と反対側の方向に向かうに従って漸次外径が小さくなったテーパー形状外輪郭を有しており、その本体14bの基筒16が連結される側と反対側の端部からは、軸線方向に延び、周方向に互いに離間した複数本(図の例では2本)の弾性片14c(延長部)が延設されている。そして、弾性片14cの外周側面には係合鉤部14d(第1係合部)が形成されている。図5に示すように、係合鉤部14dは、詳細には係合面14d1と、係合面14d1の面上から突出し、三角錐の形状をなした歯部14d2とから構成される。また、図3(b)に示すように、本体14bの基筒16が連結される側と反対側の端部には、小さな窪み14e(インジケータ)が形成されて、この窪み14eは、連結筒14に連結された基筒16のアーム16cの周方向位置と整合している。
【0019】
図4に示すように、被連結筒22の本体22bも、基筒16が連結される側と反対側の方向に向かうに従って漸次外径が小さくなったテーパー形状外輪郭を有しており、その本体22bの基筒16が連結される側と反対側の端部には、小さな窪み22e(インジケータ)が形成されて、この窪み14eは、連結筒14に連結された基筒16のアーム16cの周方向位置と整合している。
【0020】
被連結筒22の本体22bの内周面には、ローレット22c(第2係合部)が刻設されている。ローレット22cは、凸部22c1と凹部22c2とが周方向に交互に形成されてなり、凸部22c1は、被連結筒22の基筒16に連結される側の方に向かって高くなるように形成されている。そして、第1筒状体12と第2筒状体20とが連結された状態において、第1筒状体12の連結筒14の係合鉤部14dと、ローレット22cとが係合する。詳細には、ローレット22cの凸部22c1の基筒16側の下端段部に、前記係合鉤部14dの係合面14d1が当接可能となり、ローレット22cの凹部22c2に前記係合鉤部14dの歯部14d2が噛合い可能となっている。
【0021】
また、被連結筒22の本体22bの内周面の、基筒16が連結される側と反対側の端部22dは、端部に向かうに従って内径が広がる小さなテーパー形状となっている(図2参照)。
【0022】
以上のように構成される吻合用補助具10において、図6ないし図10に基づき作用を説明する。図6は、気管吻合の場合を例にとっており、気管の中で病巣部等T3が除去されると、切断された管状組織T1,T2が残る。
【0023】
次いで、第2筒状体20の基筒16のリング16aに、抜去糸24の一端を連結する。抜去糸24の他端は、切断された管状組織T1の中へ挿入して(図7)、例えば、管状組織がこの例のように気管などの場合には、口から導出させる。
【0024】
次いで、管状組織T1,T2のそれぞれの切断端部から、第1筒状体12及び第2筒状体20をそれぞれの基筒16を先頭にして挿入する(図8、図9)。ここで、第1筒状体12の基筒16の先端部、即ち挿入先頭部、及び第2筒状体20の基筒16の先端部、即ち、挿入先頭部はテーパー形状となっているために、その挿入は容易に行うことができる。こうして、第1筒状体12及び第2筒状体20を先端端部から挿入した後、基筒16のアーム16cをそれぞれ管状組織T1,T2に固定糸で縫合して、仮止めを行う。このときに、基筒16は管状組織内にあるためそのアーム16cを直接目視することはできないが、連結筒14及び被連結筒22に形成された窪み14e、22eを目安に、吻合用の糸付き針Nを通してアーム16cと、筒状組織T1,T2との仮止めを行う(図9)。
【0025】
第1筒状体12及び第2筒状体20が挿入された管状組織T1,T2の部分は張力により引き伸ばされた状態となり、逆に、第1筒状体12及び第2筒状体20が通過した切断端部は、張力から解放されて、撓んだ状態となる。
【0026】
次に、第1筒状体12及び第2筒状体20を互いに接近させて、第1筒状体12の連結筒14の弾性片14cを第2筒状体20内へと挿入して、連結筒14の弾性片14cの係合鉤部14dを第2筒状体20の被連結筒22のローレット22cに係合させる。このとき、弾性片14cの係合鉤部14dは、ローレット22cの凸部22c1と干渉するが、弾性片14cがその可撓性により内径方向に撓むことで、ローレット22cを通過し、そして、その係合鉤部14dの係合面14d1がローレット22cの凸部22c1の下端段部に当接する。また、歯部14d2は、ローレット22cのいずれかの凹部22c2に噛合う。管状組織T1,T2は、それぞれ互いに離反しようとする方向に付勢されているために、係合後の通常状態では、係合鉤部14dの係合面14d1とローレット22cの凸部22c1の下端段部との間の当接は確保されて、係合状態が維持される。
【0027】
この係合を行った際に、第1筒状体12と第2筒状体20との互いの周方向位置が整合していない場合がある。これは、第1筒状体12及び第2筒状体20をそれぞれ管状組織T1,T2に挿入する際に、整合を意識せずに挿入したり、筒状体がねじれを受けて、自転していることがあるからである。この場合には、第1筒状体12の弾性片14cを第2筒状体20のさらに奥へと挿入する。このために、第1筒状体12と第2筒状体20には、軸線方向に若干の遊び(図2のL)が設けられている。弾性片14cをさらに奥へと押し込むと、歯部14d2がローレット22cの凹部22c2から抜け出て、係合鉤部14dとローレット22cとの噛み合いが解除されるために、第1筒状体12と第2筒状体20とは相対回転が可能となる。こうして、第1筒状体12を第2筒状体20に対して相対回転することによって、第1筒状体12と第2筒状体20との周方向位置の整合をとった後、第1筒状体12の弾性片14cの押し込みを停止すると、管状組織T1,T2同士が互いに離反しようとする力によって、第1筒状体12と第2筒状体20とには互いに離反する方向に動き、係合鉤部14dの係合面14d1がローレット22cの突部22c1の下端段部に当接すると共に、係合鉤部14dの歯部14d2がローレット22cの別の凹部22c2に噛合い、第1筒状体12と第2筒状体20とは再び係合する。尚、係合後であっても、第2筒状体20の被連結筒22の内周面に形成されたテーパー面22dによって、第1筒状体12と第2筒状体20との間には遊びが形成されており、この遊び分だけ第1筒状体10が第2筒状体20に対して首振可能(屈曲可能)となっている。
【0028】
こうして、第1筒状体12と第2筒状体20とが結合した状態で、切断された管状組織T1,T2同士は仮保持される。結合した吻合用補助具10には、第1筒状体12の連結筒14と、第2筒状体20の被連結筒22のそれぞれの本体14b、22bのテーパー形状によって、その軸線方向中央部に凹面が形成される。この凹面付近において、前記撓んだ状態となった管状組織T1,T2の切断端部同士が互いに重なり合うため、凹面を利用して吻合用の糸付き針を通してこの重なり合った部分を縫合することで、切断された管状組織T1,T2同士をつなぎ合わせることができる(図10)。
【0029】
縫合後、仮止めに用いた固定糸を切断して取り除き、抜去糸24の他端を引っ張り、第1筒状体12と第2筒状体20とを連結状態で移動させて、体外へと取り出す。こうして、吻合作業が終了する。
【0030】
この吻合用補助具10を用いることで、仮保持作業及び縫合作業が簡単になり、手術に要する時間が大幅に短縮される。また、縫合するべき部位が撓んだ状態で互いに重なり合うために、その縫合作業が簡単になる。従って、患者及び術者の負担を非常に軽減することができる。以上の作業中において、第1筒状体10と第2筒状体20とは、軸方向に遊びがあり、また、第1筒状体10と第2筒状体20とは、屈曲可能となっているために、吻合用補助具10は適宜、適当な姿勢をとって、対応することができる。
【0031】
尚、この実施形態で一体部品として説明した部品を複数の部品で構成することも勿論可能である。第1筒状体12または第2筒状体20の少なくとも一方を、軸線方向に連結される複数の筒体で構成することも可能である。そして、筒体の少なくとも一つの連結部分を屈曲可能に連結するか、または少なくとも一つの筒体を、屈曲可能な材質で構成すると良い。これにより、第1筒状体12と第2筒状体20とが連結した状態で、屈曲可能な筒体の連結部分または筒体において吻合用補助具10は屈曲することができるので、吻合後に、第1筒状体12及び第2筒状体20を管状組織の中を通して抜き出す場合に、管状組織の屈曲部分も円滑に通過することができるようになる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、第1筒状体の第1係合部と第2筒状体の第2係合部とを係合するだけで切断された管状組織同士の仮保持ができるため、仮保持作業及び縫合作業が簡単になり、手術に要する手間と時間が大幅に短縮される。よって、患者及び術者の負担を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による吻合用補助具の全体図である。
【図2】吻合用補助具の縦断面図である。
【図3】第1筒状体の(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図4】第2筒状体の(a)は正面図、(b)は(a)の4b−4b線に沿って見た端面図である。
【図5】第1筒状体の弾性片の係合鉤部の拡大斜視図である。
【図6】管状組織を切除した状態を表す斜視図である。
【図7】吻合の手順を表す説明図である。
【図8】吻合の手順を表す説明図である。
【図9】吻合の手順を表す説明図である。
【図10】吻合の手順を表す説明図である。
【符号の説明】
10 吻合用補助具
12 第1筒状体
14c 弾性片(延長部)
14d 係合鉤部(第1係合部)
20 第2筒状体
22c ローレット(第2係合部)

Claims (3)

  1. 切断された管状組織を吻合するのに用いられる吻合用補助具であって、
    それぞれ吻合するべき2つの管状組織に挿入可能となった第1筒状体及び第2筒状体とからなり、該第1筒状体及び第2筒状体は、その略軸線方向で互いに連結するべく互いに係合可能となった第1係合部と第2係合部とをそれぞれ有し、
    第1筒状体と第2筒状体との互いに連結を維持した状態での軸線方向の相対位置に応じて、前記第1係合部と第2係合部とは相対回転が許容される状態と、相対回転が規制される状態とに切り替えられることを特徴とする吻合用補助具。
  2. 前記第1筒状体には、第2筒状体の内側へと延びる延長部が設けられ、該延長部に前記第1係合部が設けられ、第2筒状体の内側面に前記第2係合部が設けられることを特徴とする請求項1に記載の吻合用補助具。
  3. 前記第1筒状体及び第2筒状体の少なくとも一方の部材は、軸線方向に連結される複数の筒体から構成され、その複数の筒体の少なくとも一つの連結部分では、隣接する筒体同士が屈曲可能に連結されることを特徴とする請求項1または2に記載の吻合用補助具。
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