JP4503050B2 - 単位床部材の取外支援機構 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物の床の一部に構成した着脱可能な単位床部材を取り外して床を開く際に、これを容易に行い得るように支援する単位床部材の取外支援機構に関する。
従来、建築物の床の一部に着脱可能な単位床部材を配した床構造の例としてはガラス床ユニットがある。
この種のガラス床ユニットは、その概要を述べれば、床の一部に四辺形に又は格子状に支持枠を配し、いずれの場合もその四辺形の区画の内側に嵌め込み状態に板状の床ガラスを配したものであり、該床ガラスの四辺は、該支持枠の各四辺形の区画内縁下部に構成した座部に載置状態にしたものである。床ガラスの下面から固定片を延長し、支持枠中に直接に又は何らかの部材を配して構成したスリットに該固定片を挿入し、該床ガラスの浮上を防止するように構成したもの(特許文献1)もあるが、そのような固定片を採用せず、床ガラスを、上方から、例えば、吸盤を用いて吸着しながら浮上させることができるように構成したものもある。
本発明は、このようなガラス床ユニットに関しては、上記固定片等の支持枠への固定手段を備えず、床ガラスを取外可能に構成したそれが適用対象となる。このようなガラス床ユニットは、その下方に照明手段を配置して床から室内を照明するとか、ガラス床直下に広告手段を構成するといった使用の仕方をすることが可能であり、このように用いる場合には、該照明手段や広告手段を利用する関係者が照明手段用のランプ類やポスターその他の広告手段の交換のために該床ガラスを取り外してこの部位を開ける必要がしばしば生じる。
このような場合に、前記のように、例えば、吸盤を使用して該ガラス床を浮上させる等の作業を行うのでは簡易とは云えない。特に床ガラスはそのサイズにもよるが、10数kg以上の重量を有することが多く、通常関係の業者でもなければ安全かつ容易に取り外すことはできない。しかし、前記のように、このようなガラス床ユニットを床からの照明や広告等に用いる場合は、これらの建物の使用者等のガラス床ユニットの利用者が簡単にその取り外しを行えることが希望される。
また、使用目的乃至用途により、前記ガラス床ユニットと同様の構成で、床材として、前記のような板ガラスではなく、種々の材質のパネル乃至プレート部材による単位床部材を採用することも可能であり、例えば、床下収納庫の蓋を該ガラス床ユニット型に構成することとし、そのガラス床に代えて、他の何らかの部材による単位床部材を採用した構成とすることもできる。
このような単位床部材も当然内部に収納品を納め又は取り出す際には、その単位床部材を取り外してその上部を開口する必要があるが、そのような作業は簡易に行われうる必要がある。以上の単位床部材が、木製又はプラスチック製等で軽量のものである場合は、開閉に殆ど問題は生じないが、これらが耐火のためや盗難防止等のために特別の構成となり、重量が増している場合には、前記ガラス床の場合と同様の問題が生じる。
特開2005−299306号公報
本発明は、建築物の床の一部に構成した着脱可能な単位床部材を取り外して床を開く際に、それらの単位床部材が大重量である等により、取り外しが容易でない場合に、これを容易に行い得るように支援する単位床部材の取外支援機構を提供することを解決の課題とする。
本発明の1は、床に構成した床面より低い四辺形の座部に嵌め込み載置状態に配された単位床部材の取外支援機構であって、前記座部に載置された前記単位床部材の一辺を押し上げるべく構成した押上機構と、前記単位床部材の押上対象である一辺に隣接する両側辺の該一辺と反対側の端部付近に、該両側辺に対応する座部の両側辺上を移動するために配した脚部材と、前記座部に載置状態となっている前記単位床部材の脚部材を収納する該座部に構成した収納凹部であって、該単位床部材の前記一辺方向に向かって上向傾斜する斜面を備えた収納凹部とで構成した単位床部材の取外支援機構において、
前記押上機構を、単位床部材の押上対象の一辺を前記座部に形成した開口部を通じて押し上げる押上部と、該押上部を昇降操作する昇降操作部とで構成し、
前記押上部を、単位床部材の前記押上対象の一辺に沿ってその下方に位置するローラ部材と、該ローラ部材を両端で支持する一対のブラケットを備えたローラ支持部材と、該ローラ支持部材を昇降自在に案内するガイド機構と、該ガイド機構に付設した、該ローラ支持部材を上昇方向に付勢するバネ部材と、該ローラ支持部材の下方に、その回動動作によりその作用点で該ローラ支持部材を押し上げるべく軸支した梃子部材と、で構成し、
前記昇降操作部を、前記梃子部材の作用点を上昇回動させるべくその力点に作用する線材であって、前記押上部を配した前記単位床部材の一辺側と隣接する一方の側辺の外部側まで延長した線材と、該線材の延長先に構成した線材の係止部と、該線材の延長先の上部に構成した床上面側への開閉自在な開口部と、で構成した単位床部材の取外支援機構である。
したがって本発明の1の単位床部材の取外支援機構によれば、該単位床部材を取り外して床の該当する部位を開こうとする場合は、前記押上機構を操作して単位床部材の押上対象の一辺を押し上げ、押し上げられた該単位床部材の該一辺付近を掴んで、若しくは、該一辺付近の上面に手を当て、該単位床部材を、該一辺側からこれと直交する方向に移動させるように押すと、該単位床部材は、その両側の反対側端部の脚部材がその構成に従って摺動しながら、若しくは転動しながら前記収納凹部から出て、座部の両側上を前記一辺側に向かって移動することになる。該単位床部材をその他辺(前記一辺と反対側の辺)が前記一辺が当初位置していた付近に位置するまで移動させると、該座部の内側は概ね単位床部材によるカバーが除去された状態となる。
通常は、以上のように単位床部材を動かすことで、該単位床部材に被覆されていたその下方の部位が開いた状態となるので、その内部の広告用のポスターを取り換えたり、照明用のランプを交換したり、収納しておいたものを取り出したり、或いは入れたり、若しくは、内部の目的物に対するその他の種々の操作を行うことが可能となる。
以上の単位床部材を更に取り外す必要があれば、これを掴んで持ち上げ、他の場所に移動させることも可能である。取付状態では、単位床部材は、四辺形の座部に嵌め込み載置状態になっているので、これをその辺で掴むことも不可能であるが、少なくともその一辺が上昇してしまうと、その側辺等を掴むことも容易になり、前記のように、両側辺等を掴んで持ち上げ、自由な位置に移動させることも可能になるものである。
その後、単位床部材を原位置に復帰させる場合は、原則として、以上と逆の操作を行えばよい。該単位床部材が一端側に移動させてあるだけの場合は、逆方向に移動させ、前記脚部材を前記座部に構成してある収納凹部に落ち込ませる。こうした上で、或いはその前に予め押上機構の押上作用を解除しておく。そうすると、該単位床部材は、一方で、その脚部材が収納凹部に落ち込み収納状態となり、他方で、押し上げられていた一辺側も下降することになるので、その四辺のいずれの部位も座部上に確実に載置状態となり、その上面を水平に保持することができる。
単位床部材を座部から完全に取り外して他の場所に移動しておいた場合は、これを復帰させ、直接、四辺形の座部に嵌め込み状態に載置させても良い。前記のように、このとき押上機構の押上作用を解除し、或いは予め解除しておけば、該単位床部材の向きを元通りにして座部上に嵌め込み載置すれば、一方で、その脚部材は収納凹部に納まり、他方で、載置時に押上状態になる辺もその重量で下降し、該単位床部材はその上面を水平状態とすることができる。
なお、以上の単位床部材は、座部に載置されている状態でもロックされているものではないが、該単位床部材の下方に高価な又は重要な物品等が収納されたり、配置されたりする場合には、該単位床部材を容易に取り外すことができないように、ロック機構によってロックするようにすることも可能である。
更に本発明のの単位床部材の取外支援機構によれば、前記押上機構を、前記のように構成したため、以下に述べるように使用して、以下に述べるような効果を得ることができる。
まず、前記単位床部材を取り外す場合は、まず昇降操作部側の開口部を開け、前記線材の端部を掴んでこれを所定の長さだけ引出すこととする。該線材の途中を前記係止部に係止させて上記所定の長さの引き出し状態を保持させる。以上のように、該線材を所定の長さだけ引き出すと、これに伴い、前記梃子部材の力点が所定方向に引っ張られ、該梃子部材はその作用点を上昇させるべく回動することになる。
こうして該梃子部材の作用点は回動上昇してその上方のローラ支持部材を押し上げ、その両端のブラケットで支持されたローラ部材を押し上げることになる。該ローラ部材は、前記したように、単位床部材の押上対象の一辺の下方に位置しているため、これに伴って該単位床部材の該一辺を押し上げることになる。なお、該ローラ部材等の上昇は、座部に形成した開口部を通じて行われる。
前記梃子部材の回動量は、前記線材の引出し長さを適切に定めることで同様に適切に設定され、その作用点の回動による上昇量が適切に定められ、前記単位床部材の一辺が適切な高さまで押し上げられることになる。前記のように、前記線材は前記係止部でその引き出し長さ状態に係止保持され、該単位床部材の前記一辺の押し上げ状態もそのまま保持されることになる。
なお、該単位床部材の一辺の押し上げ高さは、該一辺付近の下面が若干床面を上回る程度とするのが適当である。
前記線材を引っ張って前記梃子部材を回動させ、前記ローラ部材を介して前記単位床部材の一辺を押し上げる際は、前記ガイド機構に付設したバネ部材が、常時、該ローラ部材を支持するローラ支持部材を上昇方向に付勢しているので、該バネ部材の弾力性を適切に設定しておくことで、比較的小さな力で、該線材を、所定長さだけ引き出すことが可能になる。前記梃子部材もその回動用の軸の作用点側の腕の長さと力点側の腕の長さとを適切に設定することで同様に線材を引く力を弱くて済むようにすることができる。
こうして単位床部材の一辺を押し上げた後は、先に述べたのと同様にして、該単位床部材を動かして閉じていたその上部を開き、必要な種々の作業を自由に行うことができる。
その後、単位床部材を原位置に復帰させる場合は、原則として、開けたときと逆の操作を行えばよい。該単位床部材が一端側に移動させてあるだけの場合は、逆方向に移動させ、前記脚部材を前記座部に構成してある収納凹部に落ち込ませることにする。なお、その前後の時点で、前記線材の途中の前記係止部に係止してある部分を外し、押上部の下降動作を許容するようにしておく。そうすると、単位床部材は、その脚部材が収納凹部に落ち込み収納状態となり、他方、同時に押し上げられていた一辺側もその重量により下降することとなる。しかして単位床部材はその四辺のいずれの部位も座部上に確実に載置状態となり、その上面を水平に保持することができる。
単位床部材を座部から完全に取り外して他の場所に移動しておいた場合は、これを復帰させ、直接、四辺形の座部に嵌め込み状態に載置させても良い。前記のように、この場合も、この時点の前後で線材の途中の係止部に係止してあった部位を外すこととすれば、該単位床部材の向きを元通りにして座部上に嵌め込み載置するだけで、一方で、その脚部材は収納凹部に納まり、他方で、嵌め込み時に押上状態になる該単位床部材の一辺も下降し、その上面全体を水平状態にすることができる。
なお、以上において、前記座部を、四辺形の支持枠の内縁下部に沿って内側に張出状態に構成することとすれば、座部を床面より低い位置に適切に構成し得、該座部の上に前記単位床部材を嵌め込み状態に載置することができることになる。そのため、該単位床部材は、前記押上機構で前記一辺を押し上げなければ、これが無用に座部から外れたりすることはない。
また前記単位床部材を、以上において、その上面が床の上面に一致する高さになるように、前記座部上に配することとすれば、該単位床部材の座部上へのはめ込み載置状態では、その上面が床の上面に一致し、他の床との段差が生じない。
更にまた、以上において、前記単位床部材を、四辺を縁保護部材で被覆保護した板ガラスで構成することとすれば、例えば、該単位床部材を取り外した際に、ガラスによる床であっても、縁が保護されているために丈夫で扱い易いものとなる。
本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら実施例に基づいて説明する。
この実施例の単位床部材の取外支援機構は、ガラス床ユニットに適用したものであり、このガラス床ユニットは、図1及び図3に示すように、床の一部に四辺形に支分支持枠1、1…を配して支持枠を構成し、この支持枠の各支分支持枠1、1…の座部2に嵌め込み載置状態に床ガラス(単位床部材)3を配して構成したものであり、この実施例の単位床部材の取外支援機構は、以上のガラス床ユニットに於ける床ガラス3の取り外しを支援する床ガラスの取外支援機構として構成したものである。
この取外支援機構は、図3〜図11に示すように、前記座部2に載置された前記床ガラス3の一辺(前辺)を押し上げるための押上機構と、該床ガラス3の両側辺の後端(前辺に隣接する両側辺の該前辺と反対側の端部)付近に配した摺動脚(脚部材)3a、3aと、前記座部2への載置状態時の床ガラス3の摺動脚3a、3aを収納する収納凹部2a、2aとで構成したものである。
前記座部2は、図1〜図3に示すように、四辺形に構成した支持枠の内縁に構成したものである。
該支持枠は、図1(a)及び図3(a)に示すように、アルミニウム合金製の長尺の支分支持枠1、1…を、この実施例では、平面から見て正方形の辺に沿って配し、相互に端部で結合して構成したものである。このような支分支持枠1は、図1(b)、図2(a)、(b)及び図3(b)に示すように、断面がほぼ長方形の主枠部1aと従枠部1bとからなり、該主枠部1aは支分支持枠1の上部外側に位置する外枠を構成し、該従枠部1bは該主枠部1aの内側下部に位置しその上面が前記座部2となる内枠を構成している。該主枠部1aと該従枠部1bとは以上の関係で一体に構成してある。
より詳細には、前記主枠部1aは、特に図2(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、その上面及び下面から背後側に延長状態に張り出した床抑え鍔1a1及び固定鍔1a2を備え、その前面側上部には、同図に示すように、床ガラス3の縁保護部材3bの直立面に弾力的に当接する弾性当接材4の配置用の上部段差部1a3と該上部段差部1a3の直立部に横向きに配した該弾性当接材4の結合用の丸溝1a4とを形成してある。なお、該弾性当接材4は、合成ゴム製の長尺部材であり、図2(a)、(b)及び図6(a)、(b)に示すように、帯板部と、その背後側中央に沿って伸びる円柱状結合部と、帯板部の上部から床ガラス3側に向かって部分円弧状に下降する当接部とで構成したものである。
前記従枠部1bは、図1(b)、図2(a)、(b)及び図12(a)、(b)、(c)に示すように、その上面が座部2になるが、該座部2には、この実施例では、設置された前記床ガラス3の両側辺の後端に対応する部位に各々前記摺動脚3aを収納するための収納凹部2aを構成する。該収納凹部2a、2aは、特に図12(a)、(b)、(c)に示すように、前記床ガラス3の前辺に対応する側に向かって上向き傾斜となる斜面2a1を備えた構成とする。
なお、支持枠は、前記したように、以上の支分支持枠1、1…を平面から見て正方形の辺に沿って配し、相互に端部で結合した構成とするものであるが、各支分支持枠1の両端はそれぞれ45度の角度に切断した上で、相互を接合する。90度の角度で接続する相互間には、このときL型の接続部材を相互の主枠部1a、1aの隣接する部位に挿入してその接続を確かなものとする。
前記床ガラス3は、この実施例では、図1(b)、図2(a)、(b)、図3(b)、図6(a)、(b)及び図12(a)、(b)、(c)に示すように、二枚のガラス板を中間膜で接合固着して構成した合わせガラスを採用したものであり、その四辺の縁には、前記したように、縁保護部材3bが配してある。該縁保護部材3bは、アルミニウム合金製の部材であり、同図に示すように、該床ガラス3の下面を支持する下面部、該下面部の外端から直立する外端直立部からなる断面L型を基本とする長尺部材で、その外端直立部の上端から外方に向けた小鍔を備えたものである。
なお、該縁保護部材3bの下面部はその上に配した合成ゴム製の帯材を介して床ガラス3の縁部下面と接合し、外端直立部は、床ガラス3の外端面との間に、下方には弾性目地材3cを、上方には目地材3dを、それぞれ充填し、それらを介して接続してある。該縁保護部材3bの下面部の裏面には、更に図示していない合成ゴム製の緩衝帯材が接合固定してあり、前記座部2には、該緩衝帯材を介してその上に載る状態となる。縁保護部材3bは、図面上では、座部2に載置状態の場合にも、該座部2との間に隙間が空いて見えるが、これは作図上の都合に過ぎず、実際には、該縁保護部材3bは、以上のように図示しない緩衝帯材を介して該座部2に接触状態になっている。
前記押上機構は、この実施例では、図3(a)、(b)、図4及び図7(a)に示すように、前記床ガラス3の前辺を前記座部2に形成した開口部2bを通じて押し上げる押上部5と、該押上部5を昇降操作する昇降操作部6とで構成したものである。
前記押上部5は、この実施例では、図3(a)、(b)、図4、図5(a)、(b)、(c)及び図7(a)、(b)、(c)に示すように、床ガラス3の前辺に沿ってその下方に位置するローラ部材5aと、該ローラ部材5aを両端で支持する一対のブラケット5b1、5b1を備えたローラ支持部材5bと、該ローラ支持部材5bを昇降自在に案内する一対の案内棒5c1、5c1を備えたガイド機構5cと、該ガイド機構5cの案内棒5c1、5c1に付設した、該ローラ支持部材5bを上昇方向に付勢するコイルバネ(バネ部材)5d、5dと、該ローラ支持部材5bの下方に、その回動動作によりその作用点の作用点用ローラ5e1で該ローラ支持部材5bを押し上げるべく軸支した梃子部材5eとで構成したものである。
前記ローラ部材5aは、図3(a)、(b)、図4、図5(a)、図6(a)、(b)、図7(a)及び図8(a)、(b)に示すように、軸部材5a1と該軸部材5a1に回転自在に外装したローラ5a2とで構成したものであり、該軸部材5a1の両端は、前記したように、ローラ支持部材5bの両端のブラケット5b1、5b1で支持される。該ローラ5a2としては、この実施例では、プラスチックで構成したものを採用した。
前記ローラ支持部材5bは、図4、図5(a)、図6(a)、(b)、図7(a)及び図8(a)、(b)に示すように、上部開口の長方形箱形をなし、前記したように、その両端にテーパ状に立ち上がるブラケット5b1、5b1を備えたものである。
前記ガイド機構5cは、図3(b)、図4、図5(b)、(c)、図6(a)、図7(a)、(b)、(c)及び図8(b)に示すように、一対の案内棒5c1、5c1と、これらを各々昇降自在に支持する支持外筒5c2、5c2とで構成したものであり、該一対の案内棒5c1、5c1の上端は、各々前記ローラ支持部材5bの下部両端付近に結合し、該各支持外筒5c2、5c2は、その上部から周方向に張り出した鍔部で、上部支持箱7の底板部に固設する。
前記支持枠の内、前記床ガラス3の前辺に対応する支分支持枠1の従枠部1bに於ける上板部、即ち、座部2には、図3、図4及び図7(a)に示すように、その中央部に開口部2bを形成し、該開口部2bの周縁に前記上部支持箱7の上端の折り返し部を固定し、該上部支持箱7を該開口部2bから垂下させた状態とする。
こうして前記ガイド機構5cの一対の案内棒5c1、5c1で昇降自在に支持されたローラ支持部材5bは、これが支持するローラ部材5aと共に、該開口部2bを通じて座部2の上方まで上昇し又は下降することができることになる。
なお、前記コイルバネ5d、5dは、図4、図5(b)、図6(a)、図7(a)、(b)及び図8(b)に示すように、各々前記ガイド機構5cの案内棒5c1、5c1に外装させつつ、前記ローラ支持部材5bの下面と各支持外筒5c2、5c2の上端との間に介在させる。これらのコイルバネ5d、5dは圧縮コイルバネであるが、該二つのコイルバネ5d、5dの合計のバネ荷重は、これを前記床ガラス3の重量の1/2を若干下回る程度に設定しておくものとする。こうして該床ガラス3の前辺に、該部位を押し上げるために必要な押し上げ荷重を若干下回る程度の押し上げ荷重を常時加えておき、実際に押し上げる際には、前記昇降操作部6によって加えるべき押し上げのための荷重を少なくて済むようにしてある。
前記梃子部材5eは、図3(b)、図4、図5(b)、(c)、図6(b)、図7(a)、(b)、(c)及び図8(a)に示すように、所定間隔を空けて配した二枚のほぼ三角形の板材で構成し、その短い斜辺と底辺との作る頂点を作用点とし、二つの斜辺が作る頂点を支点とし、更に長い斜辺と底辺との作る頂点を力点とする。該梃子部材5eを構成する以上の二枚の板材には、前記作用点となる頂点に作用点用ローラ5e1を介在させてこれを回転自在に軸着し、前記支点となる頂点に支点用軸5e2を配して、該梃子部材5eを前記上部支持箱7に回転自在に取り付け、前記力点となる頂点に力点用ローラ5e3を介在させてこれを回転自在に軸着する。
該梃子部材5eは、特に図3(b)及び図4に示すように、前記ローラ支持部材5bを押し上げていない状態で、前記短い斜辺が水平状態になり、この状態で該ローラ支持部材5bの下面に接した状態になるように、前記支点用軸5e2を前記上部支持箱7に取り付ける。またこの実施例では、図4に示すように、支持枠の内側から見て、右側に作用点用ローラ5e1が、左側に支点用軸5e2が、そして下方に力点用ローラ5e3が、それぞれ位置するように配置してある。従って力点用ローラ5e3が右側に引かれると、該梃子部材5eは反時計回りに回動し、作用点用ローラ5e1が上昇して、ローラ支持部材5bを押し上げることになる。
なお、前記作用点用ローラ5e1は、図5(b)、(c)及び図7(b)、(c)に示すように、その周面が平坦に構成され、前記ローラ支持部材5bの下面に広い面(長い線)で当接できるようになっている。また前記力点用ローラ5e3は、図4、図5(c)、図6(b)、図7(a)、(c)、図8(a)及び図9(a)、(b)に示すように、その周面中央に凹部が形成され、前記昇降操作部6の後記操作ワイヤ(線材)6aを容易に外れることなく掛け渡すことができるようになっている。
なおまた、前記梃子部材5e及び前記ガイド機構5cは、高さ方向に関して、前記支分支持枠1の従枠部1bの内部に収まり得ないサイズであるので、該支分支持枠1の従枠部1bの下面にも上部の開口部2bと同様のサイズの下部開口部2cが開口してあり、それぞれの下部はこの下部開口部2cから下方に垂下するようになっている。もっとも図4及び図7等に示すように、それぞれの露出した部分をカバーする下部支持箱8が該従枠部1bの下部には配してある。
前記昇降操作部6は、図3(a)、(b)、図4及び図7(a)に示すように、内端を上部支持箱7の底部に結合し、前記梃子部材5eの、下部支持箱8内に位置する力点用ローラ5e3に掛け渡し、次いでこの位置の支分支持枠1の従枠部1b内に引き込み、この中をその端部方向に延長し、更にその端部では、3(a)及び図9(a)、(b)に示すように、床ガラス3の側辺に対応する辺の支分支持枠1の主枠部1a内に引き込み、図3(a)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、その操作端(外端)を該主枠部1aの中央付近に配してある係止片(係止部)6bに着脱自在に係止する前記操作ワイヤ6aを主たる構成要素として構成したものである。
該操作ワイヤ6aの前記内端は、図3(b)、図4及び図7(a)に示すように、この実施例では、前記梃子部材5eを支持枠の内側(床ガラス3の直下側)から見て、上部支持箱7の底部の内、右側に位置する部位に固設したものである。また、前記操作ワイヤ6aを配した支分支持枠1の従枠部1b内及びこれに隣接するその側方の支分支持枠1の主枠部1a内には、図3(a)、図4及び図7(a)に示すように、その間に連続するガイドホース9が配してあり、該操作ワイヤ6aは、該ガイドホース9の中を通じて前記範囲内に配してあるものである。
該ガイドホース9の内端は、図4及び図7(a)に示すように、床ガラス3の前辺に対応する支分支持枠1の従枠部1b中で、前記下部支持箱8の方を向いた開口状態で固定したノズル9aに連通状態で接続してあり、外端は、図10(a)、(b)に示すように、該支分支持枠1に隣接する側方の支分支持枠1の主枠部1a内で、前記係止片6bの方向を向いた開口状態で固定したノズル9bに連通状態で接続してあるものである。
なお、該ガイドホース9の内端を結合するノズル9aは、図3(b)、図4及び図7(a)に示すように、前記支分支持枠1の従枠部1bにL型取付具11aを介して取り付ける。該L型取付具11aは、その水平部を該従枠部1bの側面に固設し、その直立部に該ノズル9aを固設する。該ノズル9aは、一個のナットを螺合した状態で、これを該L型取付具11aの直立部の取付孔に挿入し、更に先端側からもう一つのナットを螺合し、予め螺合してあるナットと後から螺合したナットとで該直立部を挟持するように締め付け、該直立部に固定する。
またガイドホース9の外端を結合するノズル9bは、図3(a)、図9(b)、図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、前記側方の支分支持枠1の主枠部1aにL型取付具11bを介して取り付ける。該L型取付具11bは、その水平部を該主枠部1aの底面に固設し、その直立部に該ノズル9bを固設する。該ノズル9bは、前記ノズル9aと同様に、一個のナットを予め螺合した状態で、これを該L型取付具11bの直立部の取付孔に挿入し、更に先端側からもう一つのナットを螺合し、予め螺合してあるナットと後から螺合したナットとで該直立部を挟持するように締め付け、該直立部に固定する。
更に前記操作ワイヤ6aの操作端の所定寸法だけ手前の位置には係止球6cを固定しておき、図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、該操作ワイヤ6aを引き出さない状態では、該係止球6cが、前記ガイドホース9の外端のノズル9bの先端に当接係止状態となり、該操作ワイヤ6aがそれ以上引き込まれないようになっている。
前記係止片6bは、図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、前記ノズル9bの延長方向の前方に配した門型部材10の上に固設したL型の部材であり、特に図10(a)に示すように、その直立部にスリット6bsを形成したものである。なお該門型部材10は、図9、図10(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、該係止片6bの下方の部位に該操作ワイヤ6aの延長方向と直交する向きの案内ローラ10aを備えており、更に該門型部材10の天板部には、該案内ローラ10aの直上から該操作ワイヤ6aの延長方向末端までの部位に切欠開口部が形成してある。
なお、該門型部材10は、当然、前記L型取付具11bを取り付けた支分支持枠1の主枠部1aに、該L型取付具11bと後述する間隔で取り付ける。該門型部材10は、図9(a)、図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、その両脚部を該主枠部1aの両側部に接する状態に配する。該両脚部の一方は、一側の下部途中から内側に張り出している小鍔部1a5上に載せ、他方は、他側から断面L型に突き出しているL型座1a6の水平部上に載せて配するものである。
特に図9(a)に示すように、主枠部1aには、L型座1a6を備えた側部には、上方から逆L型の垂下板1a7が備えられ、これが、以上の取り付け状態で、該門型部材10の天板部に密に当接し、小鍔部1a5及びL型座1a6と共に、該門型部材10の上下方向への動きを完全に規制している。主枠部1aの長さ方向への動きは、前記案内ローラ10aの軸部10a1が、その一端を該主枠部1aのL型座1a6を配した側部に圧接し、小鍔部1a5を配した側部中間の開口から露出した他端を該側部の外側に配した板材10bで圧接することで固定している。該板材10bは、該側部の外面に固定してある。
前記ノズル9bから出た前記操作ワイヤ6aは、該門型部材10の下方を通過し、前記案内ローラ10aで向きを変えて上方に引き出され、前記床ガラス3を押し上げない通常の状態では、その操作端が、前記係止片6bの前方(該操作ワイヤ6aの延長方向側)に位置している。この状態は、特別の手段を講じなくても概ね維持されるが、該操作ワイヤ6aの所定寸法だけ手前に配した係止球6cが前記ノズル9bに係止することによってより確実に維持される。
この状態から、該操作ワイヤ6aを順次引き出して、図11(b)に示すように、前記係止球6cを該係止片6bの上方まで引き上げ、次いで、該操作ワイヤ6aを該係止片6bの後方側に折り返し、該係止球6cの直下の部分を該係止片6bのスリット6bsに挿入し、該操作ワイヤ6aに加えている引っ張り力を緩めれば、該係止球6cが該係止片6bに当接して係止することになる。
この状態で、後述するように、前記床ガラス3の前辺が必要なだけ押し上げられるようになっており、以上のように該係止球6cを該係止片6bに係止することで、この状態が維持されるようになっている。なお、前記ノズル9bと係止片6bの間に位置する操作ワイヤ6aの長さは、以上から理解されるように、前記床ガラス3を押し上げるために該操作ワイヤ6aを引き出す必要のある寸法に一致させてあり、該操作ワイヤ6aの操作端と前記係止球6cとの間の寸法である前記所定寸法もその寸法である。
前記係止片6bを配した支分支持枠1の主枠部1aには、図9(a)、図10(a)、(b)及び図11(a)、(b)、(c)に示すように、その天板部に開口部1a8を形成し、図示しない蓋体で該開口部1a8を開閉自在に閉じる。該開口部1a8は、同図に示すように、前記係止片6bの直立部をほぼ中心とするその前後の範囲に対応させて天板部に開口したものである。云うまでもなく、前記操作ワイヤ6aの引き出しや、係止片6bからこれを外して引き戻しをする際に、該開口部1a8を開ける。
なお、この実施例では、適用対象のガラス床ユニットの支持枠は、図1(b)、図2(a)、(b)、図6(a)、(b)、図8(a)、(b)及び図12(a)、(b)、(c)に示すように、建築物の床構造の一部である根太12に固設するようになっている。根太12は、平面から見て正方形の支持枠の寸法に合わせて対応する寸法の正方形に構成してあり、同図に示すように、各辺ではその内面に、各支分支持枠1の従枠部1bの外面を当接させ、その上面の切欠部には主枠部1aを載せ、該主枠部1aの固定鍔1a2のビス孔を通じてビス13をねじ込んで固定してあるものである。
また各辺の主枠部1aの床抑え鍔1a1は、図1(b)、図2(a)、(b)、図6(a)、(b)、図8(a)、(b)及び図12(a)、(b)、(c)に示すように、このガラス床ユニットを囲む床材14の端部を上方から抑える状態となっている。
したがってこの実施例の単位床部材の取外支援機構によれば、床ガラス3を取り外して床の該床ガラス3を配した部位を開こうとする場合は、まず押上機構を操作して、該床ガラス3の前辺を所定高さまで押し上げる。
対象の床ガラス3の側辺の支分支持枠1の主枠部1aに開口した開口部1a8を前記蓋体を操作して開け、図11(a)に示すように、係止球6cがノズル9bの先端に当接係止状態となっている操作ワイヤ6aの操作端(外端)を掴み、これを、図11(b)に示すように、前記係止球6cが前記係止片6bの若干上方に位置するまで引き出し、この後、該操作ワイヤ6aの該係止球6c直下の部位を該係止片6bのスリット6bsに進入させながら前記ノズル9b側に折り返し、該操作ワイヤ6aに加えていた引っ張り力を緩めると、図11(c)に示すように、該係止球6cが該係止片6bに当接係止状態となる。こうして操作ワイヤ6aは所定の引き出し状態が維持されることになる。
操作ワイヤ6aの係止球6cが、図11(a)に示すように、ノズル9bの先端に当接係止している状態では、前記押上部5の梃子部材5eは、図4に示すように、その短い斜辺が水平状態となっており、作用点用ローラ5e1は最下降状態のローラ支持部材5bの下面に当接している状態となっている。床ガラス3は、台座2上に載置状態となっており、図4及び図12(a)に示すように、その上面は水平であり、かつ周囲の床面と同一高さを維持している。
この状態から、前記のように、昇降操作部6の操作ワイヤ6aを引き出すと、図7(a)に示すように、力点用ローラ5e3が引かれて、床ガラス3の下方側(支持枠の内側)から見て、梃子部材5eが支点用軸5e2を中心として反時計回りに回動し、作用点用ローラ5e1が前記ローラ支持部材5bを押し上げることになる。これによってローラ部材5aが押し上げられ、このローラ部材5aによって、同図及び図12(b)に示すように、床ガラス3の前辺が押し上げられることになる。これは、操作ワイヤ6aを所定長さ引き出し、前記のように、係止球6cを係止片6bに係止した段階での床ガラス3の押し上げ状態である。
以上の床ガラス3の前辺の押し上げは、図12(b)に示すように、該前辺の下面が床面を若干越える高さまで行うものである。
またこの段階までの押し上げは、前記ガイド機構5cによって安定した上昇動作が行えるように案内され、かつその案内棒5c1、5c1に外装したコイルバネ5d、5dの所定のバネ荷重の弾性によって補助され、比較的小さな力で操作ワイヤ6aを引くことで行い得られる。更に、梃子部材5eの支点用軸5e2と力点用ローラ5e1との間の長さが、支点用軸5e2と作用点用ローラ5e1との間の長さより長く構成されていること、並びに力点用ローラ5e1が、前記したように、動滑車として作用すること、の二つにより、この面でも操作ワイヤ6aを引く力は一層軽減される。
この後は、前記床ガラス3の押し上げられた前辺付近を掴んで、若しくは、該前辺付近の上面に手を当て、該床ガラス3を、図12(c)に示すように、該前辺側から該辺に直交する方向(矢印aの方向)に移動させ、該部位を開けることができる。このように床ガラス3を移動させると、同図に示すように、該床ガラス3の両側後部の摺動脚3a、3aが収納凹部2a、2aから斜面2a1、2a1をスライド上昇して該当する座部2上に載ることになり、そのまま両側の座部2上をスライド移動することになる。該床ガラス3は同方向にスムーズに移動できることになる。
こうして該床ガラス3は、その後辺が、初めにその前辺の位置していたところまで移動すれば、該床ガラス3で覆われていた部位はほぼ完全に開くことになる。
このように該床ガラス3を取り外してしまえば、目的に応じて、その内部の広告用のポスターを取り換えたり、照明用のランプを交換したり、収納しておいたものを取り出したり、或いは入れたり、若しくは、内部の目的物に対するその他の種々の操作を行うことが可能となる。
以上の床ガラス3を更に取り外す必要があれば、これを掴んで持ち上げ、他の場所に移動させることも可能である。取付状態では、床ガラス3は、四辺形の支持枠の内側に嵌め込み状態になっているため、これをその辺で掴むことも不可能であるが、少なくともその前辺が押し上げられてしまえば、その側辺等を掴むことも容易になり、前記のように、両側辺等を掴んで持ち上げ、自由な位置に移動させることも可能になる。
前記床ガラス3を元の位置に復帰させる場合は、原則として、以上と逆の操作を行えばよい。該床ガラス3が一端側に移動させてあるだけの場合は、逆方向にスライド移動させ、前記摺動脚3a、3aを前記座部2に構成してある収納凹部2a、2aに滑り込ませることにする。こうして床ガラス3は、その摺動脚3a、3aが収納凹部2a、2aに落ち込み収納状態となる。この時点で前記操作ワイヤ6aをその操作端側で若干引っ張って前記係止片6bから前記係止球6cを外すと、前記押上部5のローラ部材5a等は、載っている床ガラス3の重量で下降し、該床ガラス3は四辺の全てが座部2上に載置状態となり、その上面が周囲の床面と一致する高さの水平なガラス床面に復帰する。
床ガラス3を座部2から完全に取り外して他の場所に移動しておいた場合は、これを復帰させ、直接、四辺形の座部2に嵌め込み状態に載置させても良い。前記のようにして、操作ワイヤ6aの係止球6cを係止片6bから外した上で、該床ガラス3の向きを元通りにして座部2上に嵌め込み載置すれば、その摺動脚3a、3aは収納凹部2a、2a中に納まり、前記押上部5のローラ部材5a等は、床ガラスの重量で下降するため、該床ガラス3は、前記のスライド移動させた場合と同様に、その上面を周囲の床面と一致する高さで水平状態にすることができる。
以下に、図13及び図14を参照しながら、前記開口部1a8に着脱自在に取り付ける蓋部材15及びその着脱自在な取付構造の一例を説明する。
前記蓋部材15は、図13(a)〜(d)に示すように、平面から見て円形の金属で構成した部材であり、上面は中央に向かって球面状に膨らみ、中央を通る操作溝15aが形成してある。周側には高さ方向中間部より若干上部から最下部まで切り欠いた二つの挿入用切欠部15b、15bが形成してある。これらの挿入用切欠部15b、15bは、平面又は底面から見て平行になるように形成してあり、かつ前記操作溝15aとも平行になっている。また周側には上側面が該挿入用切欠部15b、15bの上部下向面と一致し、該挿入用切欠部15b、15bから連続する係止溝15c、15cが形成してある。
またこの蓋部材15は、その底面中央から上面の操作溝15aまで上下貫通する結合孔15dが開口してあり、前記操作ワイヤ6aの操作端(外端)を下面側からこれに挿入できるようになっている。該蓋部材15の周側には、該結合孔15dを若干越える深さの雌ねじ15eが開口形成してあり、該雌ねじ15eに固定ネジ16をねじ込むことで、前記結合孔15dに挿入した操作ワイヤ6aを該結合孔15d中に固定することができるようになっている。
他方、この例では、前記昇降操作部6の係止片6bの直上(支分支持枠1の主枠部1aの天板)に開口する開口部1a8は、図13(a)、(e)に示すように、以上の蓋部材15を後記スリーブ17を介して装着するのに適する寸法の円形口に形成する。また図13(f)、(g)及び図14(a)、(b)に示すように、該開口部1a8には、上記スリーブ17を取り付ける。該スリーブ17は、同図に示すように、金属の円筒状部材で、上端に周方向に小さく張り出した取付用の鍔17aを備え、かつ該鍔17aの、前記主枠部1aの天板の厚み分だけ下方に二つのスリット17b、17bを対面する周方向の位置関係で形成してある。
該スリーブ17は、図13(e)、(f)及び図14(a)、(b)に示すように、前記主枠部1aの天板の開口部1a8に上方から装入して取り付ける。該スリーブ17は、長さを適切に設定しておくことにより、同図に示すように、その上端の鍔17aが該開口部1a8の周縁に当接するまで挿入すると、その下端が前記係止片6aの水平部正面に当接した状態となる。
また前記二つのスリット17b、17bも前記主枠部1aの天板の直下に位置することになる。このスリット17b、17bには、図13(f)及び図14(a)、(b)に示すように、結合片18、18をそれぞれ挿入し、その後部を該主枠部1aの天板に固定する。該結合片18、18の挿入深さは、前記蓋部材15を該開口部1a8のスリーブ17に、前記挿入用切欠部15b、15bの部分で該結合片18、18との干渉を回避しながら挿入可能であり、該蓋部材15を、該結合片18、18が該挿入用切欠部15b、15bの上部下向面に当接するまで挿入した上で、その軸心を中心に回転させた場合に、該結合片18、18が前記係止溝15c、15cに挿入状態となって、その抜け止めとなり得る寸法とする。なお、この状態で、該蓋部材15はその下端が前記係止片6bの上端に当接する高さ寸法になっている。
該蓋部材15は、その結合孔15dに、図13(f)に示すように、下方から前記操作ワイヤ6aの操作端(外端)を挿入し、前記雌ねじ15eに固定ネジ16をねじ込んで、該操作ワイヤ6aの操作端を該結合孔15d中に固定しておくものとする。
従ってこの蓋部材15は、前記昇降操作部6の係止片6bの上部の開口部1a8を開閉自在に閉じることができる。該蓋部材15の挿入用切欠部15b、15bを、該開口部1a8に配したスリーブ17のスリット17b、17bから内部に突出させてある結合片18、18に対応させた上で、該開口部1a8中に挿入すると、該蓋部材15は、該結合片18、18の干渉を受けずに該開口部1a8に挿入することができる。この実施例では、操作ワイヤ6aの末端の長さに若干の余裕(2cm程度)を持たせたため、該蓋部材15を該開口部1a8に挿入する際には、該操作ワイヤ6aの弾力的な反発がある。従って該開口部1a8への挿入は押し込むようにして行うことになる。
該蓋部材15は、その下端が前記係止片6bの上端に当接することで挿入深さが規制される。この段階で左右いずれかに90度回転させると、図13(f)に示すように、前記スリット17b、17bから突出している結合片18、18が前記係止溝15c、15cに係合し、該蓋部材15を抜け止め状態となる。
該蓋部材15及び前記開口部1a8の周縁付近にそれぞれ何らかの印を付けておけば、該蓋部材15の挿入時の角度及び係合時の角度を容易に知り得て好都合である。
該開口部1a8を開ける場合は、以上と逆の手順によるのは云うまでもない。蓋部材15を90度回転させてその係止溝15c、15cから前記結合片18、18を抜け出させると、この実施例では、前記のように、若干余裕のある操作ワイヤ6aの弾力で該蓋部材15が押し上げられ、該開口部1a8から浮き上がった状態となり、該蓋部材15は掴み易くなる。以上の蓋部材15の回転操作は、その上面の操作溝15aに硬貨等を挿入して容易に行うことができる。この後は、この蓋部材15を掴んで引き出せば、操作ワイヤ6aを引き出すことができることになる。従って操作ワイヤ6aの引き出しが容易にできることになる。
該操作ワイヤ6aを、図14(a)に示すように、その途中の係止球6cが係止片6b付近に至るまで引き出せば、前記床ガラス3の前辺は、前記し、図12(b)等に示すように、所定高さに押し上げられ、前記したように操作して、図14(b)に示すように、該操作ワイヤ6aの係止球6cを該係止片6bに係止させれば、該床ガラス3の以上の押上状態が維持されることになる。押上状態を終了させる場合は、前記したようにして該係止球6cを該係止片6bから外し、蓋部材15を引いている力を弱めればよい。床ガラス3の前辺はその重量で前記ローラ部材5a等を押し下げることになる。また該係止球6cは、前記ガイドホース9の外端側のノズル9bに当接状態となる。
この後は、前記したようにして、若干余裕のある長さの操作ワイヤ6aを押し込みながら蓋部材15を前記開口部1a8に挿入し、結合固定する。
(a)は実施例の単位床部材の取外支援機構を適用したガラス床ユニットの概略平面図、(b)は(a)のA−A線断面図。 (a)は図1(b)の右端部分の上下を反転させた拡大図、(b)は図1(b)の左端部分の上下を反転させた拡大図。 (a)は実施例の単位床部材の取外支援機構を適用した、床ガラスを省略した状態のガラス床ユニットの概略平面図、(b)は(a)の床ガラスを省略しない状態のB−B線断面説明図。 床ガラスの下方側から見た押上部の説明図。 (a)は押上部の平面説明図、(b)は図4のC−C線断面説明図、(c)は図4のD−D線断面説明図。 (a)は図4のE−E線断面説明図、(b)は図4のF−F線断面説明図。 (a)は床ガラスの下方側から見た押上部の押上動作時の説明図、(b)は(a)のG−G線断面説明図、(c)は(a)のH−H線断面説明図。 (a)は図7(a)のI−I線断面説明図、(b)は図7(a)のJ−J線断面説明図。 (a)は、昇降操作部の操作ワイヤの経路及び係止片付近の説明図、(b)は昇降操作部の操作ワイヤ及び外端側のノズル付近の説明図。 (a)は昇降操作部のノズル及び係止片付近の平面説明図、(b)は昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図。 (a)は操作ワイヤを引き出していない状態の昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図、(b)は操作ワイヤを引き出した状態の昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図、(c)は操作ワイヤの係止球を係止片に係止させた状態の昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図。 (a)は床ガラスが座部に載置された状態のガラス床ユニットの断面説明図、(b)は床ガラスの前辺が押し上げられた状態のガラス床ユニットの断面説明図、(c)は床ガラスが若干スライド移動させられその摺動脚が収納凹部から出た状態のガラス床ユニットの断面説明図。 (a)は蓋部材を開口部に挿入固定した状態の平面説明図、(b)は蓋部材の底面説明図、(c)は(a)の蓋部材のK−K線断面説明図、(d)は蓋部材の(c)とは直交する方向の部分断面説明図、(e)は開口部とその付近の内部の機構を示した平面説明図、(f)は床ガラスの下方側から見た蓋部材を挿入固定した開口部付近の説明図、(g)は操作ワイヤの延長前方側から見た蓋部材を挿入固定した開口部付近の断面説明図。 (a)は操作ワイヤを引き出した状態の昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図、(b)は操作ワイヤの係止球を係止片に係止させた状態の昇降操作部のノズル及び係止片付近の側面説明図。
符号の説明
1 支分支持枠
1a 主枠部
1a1 床抑え鍔
1a2 固定鍔
1a3 上部段差部
1a4 丸溝
1a5 小鍔部
1a6 L型座
1a7 垂下板
1a8 係止片を配した主枠部天板部の開口部
1b 従枠部
2 座部
2a 収納凹部
2a1 斜面
2b 座部に開口した開口部
2c 下部開口部
3 床ガラス(単位床部材)
3a 摺動脚(脚部材)
3b 縁保護部材
3c 弾性目地材
3d 目地材
4 弾性当接材
5 押上部
5a ローラ部材
5a1 軸部材
5a2 ローラ
5b ローラ支持部材
5b1 ブラケット
5c ガイド機構
5c1 案内棒
5c2 支持外筒
5d コイルバネ(バネ部材)
5e 梃子部材
5e1 作用点用ローラ
5e2 支点用軸
5e3 力点用ローラ
6 昇降操作部
6a 操作ワイヤ(線材)
6b 係止片(係止部)
6bs スリット
6c 係止球
7 上部支持箱
8 下部支持箱
9 ガイドホース
9a ガイドホース内端を接続するノズル
9b ガイドホース外端を接続するノズル
10 門型部材
10a 案内ローラ
10a1 軸部
10b 板材
11a ガイドホース内端を接続するノズルを固定するL型取付具
11b ガイドホース外端を接続するノズルを固定するL型取付具
12 根太
13 ビス
14 床材
15 蓋部材
15a 操作溝
15b 挿入用切欠部
15c 係止溝
15d 結合孔
15e 雌ねじ
16 固定ネジ
17 スリーブ
17a 鍔
17b スリット
18 結合片

Claims (1)

  1. 床に構成した床面より低い四辺形の座部に嵌め込み載置状態に配された単位床部材の取外支援機構であって、前記座部に載置された前記単位床部材の一辺を押し上げるべく構成した押上機構と、前記単位床部材の押上対象である一辺に隣接する両側辺の該一辺と反対側の端部付近に、該両側辺に対応する座部の両側辺上を移動するために配した脚部材と、前記座部に載置状態となっている前記単位床部材の脚部材を収納する該座部に構成した収納凹部であって、該単位床部材の前記一辺方向に向かって上向傾斜する斜面を備えた収納凹部とで構成した単位床部材の取外支援機構において、
    前記押上機構を、単位床部材の押上対象の一辺を前記座部に形成した開口部を通じて押し上げる押上部と、該押上部を昇降操作する昇降操作部とで構成し、
    前記押上部を、単位床部材の前記押上対象の一辺に沿ってその下方に位置するローラ部材と、該ローラ部材を両端で支持する一対のブラケットを備えたローラ支持部材と、該ローラ支持部材を昇降自在に案内するガイド機構と、該ガイド機構に付設した、該ローラ支持部材を上昇方向に付勢するバネ部材と、該ローラ支持部材の下方に、その回動動作によりその作用点で該ローラ支持部材を押し上げるべく軸支した梃子部材と、で構成し、
    前記昇降操作部を、前記梃子部材の作用点を上昇回動させるべくその力点に作用する線材であって、前記押上部を配した前記単位床部材の一辺側と隣接する一方の側辺の外部側まで延長した線材と、該線材の延長先に構成した線材の係止部と、該線材の延長先の上部に構成した床上面側への開閉自在な開口部と、で構成した単位床部材の取外支援機構。
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