JP4502882B2 - 使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents

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本発明は、使い捨ておむつの製造方法に関する。
従来、長手方向一端部の両側部に一対のファスニングテープを有し、該ファスニングテープを長手方向他端部の外面に設けたランディンゾーンに止着して用いる使い捨ておむつ(以下、展開型おむつという)と、ウエスト開口部と一対のレッグ開口部とが予め形成されている使い捨ておむつ(以下、パンツ型おむつという)が広く知られている。
展開型おむつは、寝た状態で着脱することができ、また、テープの止着位置をずらしてフィット性の調整が可能で、製造コストが安い等の利点があるが、起立状態で装着することは困難である。他方、パンツ型おむつは、下着であるパンツやショーツと同様に着脱でき、起立状態で装着することが容易であるが、寝た状態で装着することは容易ではない。
また、特許文献1には、パンツ型の形態のまま着脱可能であるが、腹側に配される部分の両側部を開放可能とし、該両側部それぞれにファスニングテープを設けた使い捨ておむつが記載されている。
また、特許文献2には、パンツ型おむつにおける着用者の腹側に配される部分を、中央区域とその左右両側に位置する横区域とから構成し、横区域と中央区域とを、両者間に跨るようにそれらの外面に配したファスナーにより連結した使い捨ておむつが記載されている。
特表2002−532196号公報 特表2003−529399号公報
特許文献1の使い捨ておむつは、パンツ型の形態のまま装着した状態においても、おむつ外面にファスニングテープが露出している。成人用おむつにおいては、着用者が、できれば使用したくないと思っていても種々の事情により使用せざるを得ない場合が多く、使い捨ておむつであることが一目瞭然である使い捨ておむつ(止着テープが露出したおむつ)の使用は、着用者が不快に感じたり、精神的な負担を与える場合もある。従来の一般的なパンツ型おむつは、下着のパンツと同様に用いることができる上に、外観的にも比較的通常のパンツに似ているため、着用者が不快に感じたり、精神的な負担を感じにくいという利点があるが、特許文献1のおむつにおいては、そのような利点が損なわれている。
特許文献2の使い捨ておむつにおいては、中央区域とその左右両側の横区域とが、それらの外面側に配したファスナーにより連結されているため、ファスナーが意図せずに剥がれて、腹側に配される部分が開放されてしまう恐れがある。
従って、本発明の目的は、展開型おむつと同様にもパンツ型おむつと同様にも使用でき、しかも腹側に配される部分の意図しない開放が防止された使い捨ておむつを、効率的に製造することのできる使い捨ておむつの製造方法を提供することにある。
本発明は、吸収性コアを有する吸収性本体と、第1帯状部材及び第2帯状部材とを有し、前記第1帯状部材の一部が、前記吸収性本体の長手方向の一端部に固定され、前記第2帯状部材の一部が、該吸収性本体の長手方向の他端部に固定されており、前記第1帯状部材は、一対の破断誘導線に挟まれた中央部分と、該破断誘導線を介して該中央部分に連設された外方部とを有しており、該外方部の内面側に、止着部又は止着部を有するファスニングテープが配されている使い捨ておむつの製造方法であって、第1帯状部材連続体の片面側に、前記止着部又は止着部を有するファスニングテープを間欠的に配置する工程と、前記第1帯状部材連続体に間欠的に破断誘導線を形成する工程と、前記吸収性本体の両端部を、第1帯状部材連続体と、第2帯状部材連続体とに間欠的に固定する工程と、吸収性本体を長手方向に折り畳む工程と、前記両帯状部材連続体同士を部分的に接合する工程と、個々のおむつに切断する工程とを有する、使い捨ておむつの製造方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の使い捨ておむつの製造方法によれば、展開型おむつと同様にもパンツ型おむつと同様にも使用でき、しかも腹側に配される部分の意図しない開放が生じにくい使い捨ておむつを効率的に製造することができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
先ず、本発明の使い捨ておむつの製造方法において製造する使い捨ておむつの一例について説明する。
図1〜図5に示す使い捨ておむつ1は、成人用のおむつであり、図1及び図2に示されるように、吸収性コア23を具備する吸収性本体2と、互いに連結されて環状をなしている腹側帯状部材(第1帯状部材)3及び背側帯状部材(第2帯状部材)4とを有している。腹側帯状部材は、着用時に、着用者の腹側に配される帯状部材であり、背側帯状部材は、着用時に着用者の背側に配される帯状部材である。腹側帯状部材3と背側帯状部材4とは、着用者の側部に配されるおむつ両側部のそれぞれにおいて、ヒートシール、超音波シール、等の公知の接合手段により接合されている。これにより、環状のウエスト開口部11が形成されていると共に、おむつの両側部に一対のサイドシール部13が形成されている。本発明の使い捨ておむつは、本実施形態のおむつ1のように、第1及び第2帯状部材の何れを着用者の腹側に位置させるかが設計上決まっているものに限られず、着用時に、第1帯状部材と第2帯状部材の何れを腹側(又は背側)に位置させるかを着用者等が任意に選択できる使い捨ておむつであっても良い。また、第1帯状部材を着用者の背側に位置させることが設計上決まっているものであっても良い。
おむつ1における吸収性本体2は、図2に示すように、液透過性の表面シート21、液不透過性の裏面シート22、及びこれら両シート21,22間に介在された吸収性コア23を具備してなる。
吸収性本体2は、図2に示すように、平面視形状が長方形状であり、一方向に長い形状を有している。吸収性コア23は、各々長方形状の裏面シート22及び表面シート21により挟持・固定されている。吸収性コア23は、長方形の長辺それぞれの中央部付近を凹状に切り欠いた形状を有している。吸収性本体2の脚周りに配される部分には、吸収性本体2の長手方向に沿って弾性部材24が配されており、脚周りに対するフィット性が高められている。尚、吸収性本体2の長手方向の両側部には、一側縁部に弾性部材を有する立体ガード形成用シートを配する等により、一対の立体ガードを形成することが好ましい。
腹側帯状部材3は、胴回り方向を長手方向とする長方形状をなしており、その長手方向の中央部付近が、吸収性本体2の一端部2aの外面を覆っており、該一端部2aの外面を覆う部分の一部31が、該外面に接合されている。本明細書において、おむつや各部材について内面とは、そのそれぞれについて、おむつ着用時に、着用者の肌側に向けられる面であり、外面とは、そのそれぞれについて、おむつ着用時に、着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。
腹側帯状部材3は、吸収性本体2の一端部2aを覆う部分に、一対の破断誘導線33に挟まれた中央部分31を有し、中央部分31の左右両側に、それぞれ破断誘導線33を介して中央部分31に連設されている一組の外方部34,34を有している。
ここで、連設とは隣り合った関係であって、部分的にもしくは全体的に同一の部材からなっているものを言う。
おむつ1における腹側帯状部材3は、この中央部分31が、吸収性本体2の一端部2aの外面に、接着剤を介して剥離不能に接合されている。また、おむつ1における破断誘導線は、線状に形成されたミシン目であり、それぞれ、腹側帯状部材3の上下端間に亘って延びている。ここで、剥離不能とは、手で普通に引っ張る程度の力では、剥離しないことを意味する。
各ミシン目(破断誘導線)33は、図2に示すように、吸収性本体2の両側部に、外方部34と重なる部分26を形成する観点から、吸収性本体2の両側縁27の位置より内側(おむつ縦方向中央線CL側)に形成されていることが好ましい。吸収性本体2に外方部34と重なる部分26を形成することで、ファスニングテープ5を吸収性本体2と重ねて配置でき、それにより、ファスニングテープ5が着用者に接触して不快感や違和感を与えることを防止できる。また、ミシン目(破断誘導線)の下に剛性が比較的高い吸収性本体2が存在することによって、ミシン目(破断誘導線)の破断操作を容易に行うことができる。
ミシン目(破断誘導線)33同士間の間隔は、破断前のパンツの状態で装着する際のサイズ適応範囲を広く確保するために、ウエスト開口部の周長の20%以下、特に17%以下とすることが好ましい。なお、ウエスト開口部の周長を、胴周り方向の伸縮性をなくした状態で測定した長さである。
また、各ミシン目(破断誘導線)33は、破断誘導線33を破断した後に、ウエスト開口部の周長を破断前のパンツ型形態の時の周長よりも短く調整することを容易とする観点、及びファスニングテープの固定しやすさの観点から、おむつ縦方向中心線CLより外側に形成され、且つ、吸収性本体の両側縁より内側に形成されていることが好ましい。
不快感や違和感の防止及び破断誘導線破断後の周長の調節自由度の向上の観点から、ミシン目(破断誘導線)33と吸収性本体2の側縁27との間の距離L(図2参照)は、吸収性本体2の幅Wに対する割合が百分率で5〜35%であることが好ましく、10〜30%であることがより好ましい。具体的数値としては、前記距離Lは15〜90mm程度であることが好ましい。
また、おむつ1における中央部分31は、おむつ縦方向に長い長方形状を有しており、従って、左右のミシン目(破断誘導線)33は、図1に示すように、それぞれ、おむつ縦方向に沿って延びている。尚、破断誘導線33は、おむつ縦方向に対して傾斜していても良く、直線状のものに代えて、円弧状やサインカーブ状等の曲線状のものであってもよい。
外方部34は、それぞれ、サイドシール部13側の端部寄りに、ウエスト部伸縮部35とウエスト部下伸縮部36とを有している。ウエスト部伸縮部35及びウエスト部下伸縮部36は、図5に示すように、2枚のシート37,38間に、胴回り方向に沿って弾性部材35a,36a(一方のみ図示)を伸長状態で固定して形成されており、何れも胴回り方向に伸縮する。
尚、ウエスト部伸縮部35は、腹側帯状部材3におけるウエスト開口部の開口端3aと吸収性コア4の腹側帯状部材3側の端縁の位置23aとの間の領域であるウエスト領域Aに形成されており、ウエスト部下伸縮部36は、着用状態において、ウエスト領域Aより下方で且つ腹側帯状部材3の下端位置より上方に位置するウエスト下領域Bに形成されている。
外方部34のサイドシール部13側とは反対側の端部には、図3〜図5に示すように、上下2段にファスニングテープ5,5が設けられている。
ファスニングテープ5は、テープ基材51の片面に、機械的面ファスナーのオス部材を固定して止着部52を形成してなる。テープ基材51は、例えば、不織布や樹脂フィルム、あるいはこれらの積層体等から構成することができる。止着部52は、後述する機械的面ファスナーのメス部材に対して着脱自在に止着可能である。テープ基材51は、一端側が外方部34に剥離不能に接合され、止着部52を片面に有する他端側が、外方部34の端縁34aから外方に向かって延出可能になされている。
図1に示すように、破断誘導線破断前のパンツ型形態のおむつにおけるファスニングテープ5は、図3に示すファスニングテープや図4の上側に示すファスニングテープのように、外方部34の内面側に折り畳まれており、その状態で、外方部34の内面と吸収性本体2の外面との間に収納されている。収納状態におけるファスニングテープ5は、その止着部52が、外方部34の内面側表面に接着固定された機械的面ファスナーのメス部材55に仮着されている。
尚、図4には、外方部34の内面側に折り畳まれ且つ止着部52が外方部34の内面に仮着された状態のファスニングテープ5と、止着部52をメス部材55から剥離し、外方部34の端縁34aから外方に向かって延出するように展開した状態のファスニングテープ5とを示してある。
おむつ1における背側帯状部材4は、弾性部材を伸張させた状態においては胴回り方向の長さ及びおむつ縦方向の長さが腹側帯状部材3と略同じである帯状部分41と、帯状部分41に一体的に連設された太股被覆部42とを有している。
背側帯状部材4のおむつ縦方向における、ウエスト開口部の開口端3bと吸収性コア4の腹側帯状部材3側の端縁の位置23bとの間の領域であるウエスト領域A1には、背側ウエスト部伸縮部45が形成されている。背側帯状部材4におけるウエスト領域A1より下方で且つ帯状部分41の下端位置より上方に位置するウエスト下領域B1には、背側ウエスト部下伸縮部46が形成されている。背側ウエスト部伸縮部45及び背側ウエスト部下伸縮部46は、2枚のシート間に、胴回り方向に沿って弾性部材45a,46aを伸長状態で固定して形成されており、何れも胴回り方向に伸縮する。
太股被覆部42は、脚周りに沿うように湾曲した縁部を有し、該縁部に沿って弾性部材47が配されている。太股被覆部42は、レッグ開口部12の外側に位置して太股回りを被覆するが、弾性部材47の収縮により、太股回りを一層良好に被覆する。
背側帯状部材4は、図2に示すように、吸収性本体2の他端部2b側に重ねて配置されており、吸収性本体2と重なっている部分の略全域において、吸収性本体2に剥離不能に固定されている。
おむつ1は、図1に示すようなパンツ型の形態のまま、着脱することができる。パンツ型の形態での着脱は、従来のパンツ型おむつと同様の使用方法である。このように、パンツ型おむつと同様に使用できることは、高齢者や障害者等が自分で着脱したり、起立状態で着脱したり(させたり)することができるので好ましい。
おむつ1は、図3に示すように、ミシン目33を破断することにより、展開型おむつと同様にして使用することもできる。即ち、ミシン目33の破断により、中央部分31と両側の外方部34とが分離され、その結果、図4に示すように、外方部34を中央部分31から独立して操作でき、また、手で引っ張ることにより、ファスニングテープ5を、分離により生じた端縁34aから延出するように展開でき、更に止着部52も露出する。この状態において、従来の展開型おむつと同様に使用することができる。展開型おむつと同様にして使用する場合には、着用者の胴回りの寸法等に応じて、止着部52の止着する位置を適宜に調整することができる。おむつ1においては、腹側帯状部材33の中央部分31の外面に、機械的ファスナーのメス部材56が貼り付けられており、ファスニングテープ5の止着部52を、このメス部材56に止着する。
おむつ1は、このように、パンツ型の形態のまま下着のパンツと同様に上げ下げして着脱することができるとともに、展開型おむつと同様にも使用することができ、例えば、寝た状態においても起立状態においても容易に着脱することができる。
また、中央部分31と外方部34とがミシン目33を介して連設されているため、意図的にミシン目33を破断させない限り、意図しない両者の分離が生じにくい。
また、ミシン目33の破断前においては、外観的にも比較的通常のパンツに似ているため、着用者に、不快感や精神的な負担を感じさせにくい。
更に、止着部52が外方部34の内面に止着されているので、ミシン目破断後であっても、ファスニングテープ5を意図的に展開する前においては、止着部52が肌に当たることはない。そのため、止着部52が肌に当たることによる着用者に痛みや不快感を防止することができる。
おむつ1においては、図4に示すように、吸収性本体2における、外方部34と重なる部分26の外面に、外方部34に着脱自在に止着可能な本体側止着部71,72が設けられている。尚、図4中、符号5’,5’は、パンツ型の形態のおむつにおいて、それぞれファスニングテープ5に対向する部位である。
また、おむつ1における背側帯状部材4には、背側帯状部材4の幅方向の略全幅に亘るように、上述した背側ウエスト伸縮部45及び背側ウエスト部下伸縮部46が形成されているが、吸収性コア4と重なる領域は非弾性部であることが好ましい。更に好ましくは、吸収性コアの両側縁延長線で挟まれる領域の少なくとも一部が非弾性部あり、最も好ましくは、前記挟まれる領域の全てが非弾性部である。これにより、展開型おむつと同様にして使用する際に、寝具や床の上におむつを広げたときに、着用者の臀部から背中を載せるべき部分の幅が狭くなることを防止でき、おむつを装着を容易に行うことができる。
非弾性部としては、欠落部又は弾性伸縮性が発現されないようになされた部分が挙げられる。欠落部とは、弾性部材が配されていない部分を意味し、非伸縮部は、弾性部材は配されているが、断片化されていたり、隣接するシートに接合されていなかったり、熱処理等で弾性が消失していたりして、弾性部材が、実質的におむつを収縮させることができなくなっている部分をいう。
止着部52及び本体側止着部71,72に用いる機械的面ファスナーのオス部材としては、それぞれ、例えば、その表面に多数の錨形や鉤形のオス型係合部材が配されたものを用いることができ、メス部材55,56としては、前記オス型係合部材が係合可能なループを多数表面に有し、オス部材を押しつけることにより、オス部材を止着可能なものを用いることができる。機械的ファスナーのオス部材及びメス部材としては、公知の機械的ファスナー、例えば「マジックテープ(登録商標)」(クラレ社製)、「クイックロン(登録商標)」(YKK社製)、「マジクロス(登録商標)」(カネボウベルタッチ社製)等におけるオス部材及びメス部材を用いることができる。吸収性本体2の外面や外方部の内面を、機械的ファスナーのオス部材と直接係合可能な材料、例えば係合性に富む不織布から構成することにより、これを機械的面ファスナーのメス部材として用いることもできる。他の構成材料としては、使い捨ておむつ等において従来用いられている各種の材料を特に制限な用いることができる。例えば、各部の弾性部材の形成素材としては、天然ゴム、合成ゴム等の各種のものを用いることができ、それぞれの形態としては糸状、帯状、フィルム状等の各種のものを用いることができる。肌に接触する部位に使用するシート材は、肌触りの良い材料、例えば、不織布や布等であることが好ましい。吸収性コアとしては、例えば、解繊パルプや捲縮性アセテートトウ等の繊維からなる繊維集合体や、繊維集合体に吸水性ポリマーを保持させてなるものが好ましい。
次に、本発明の使い捨ておむつの製造方法の一実施形態について、上述したおむつ1を製造する場合を例にして説明する。
本実施形態においては、(1)止着部配置体の製造工程、(2)腹側帯状部材連続体の製造工程、(3)吸収性本体の配置固定工程、及び(4)腹側帯状部材連続体と背側帯状部材連続体との連結及びおむつ連続体の切断工程を経て、おむつ1を製造する。
(1)止着部配置体の製造工程
本工程は、ファスニングテープの止着部が何れの面にも露出しない止着部配置体を製造する工程であり、通常、腹側帯状部材連続体(第1帯状部材連続体)の製造工程の前に行う。
本工程においては、図6(a)に示すように、連続搬送されるテープ基材の原反51’上に、機械的面ファスナーのオス部材の帯状体52’を供給して接合し、更に、オス部材の帯状体52’の両側それぞれに、第3帯状部材、好ましくは機械的面ファスナーのメス部材の帯状体55’を供給して、一部を前記テープ基材の原反51’の側縁部に重ねるようにして、接合し、止着部複合体とする。
そして、カッターロールとアンビルロールとからなるローラーカッター80やレーザーカッター等の公知の切断手段により、左右の外方部に配されるファスニングテープが流れ方向に交互に形成されるように、この複合体の中央部を切断する。そして、その複合体を、一方の外方体に配されるファスニングテープを有する帯状体50Aと他方の外方体に配されるファスニングテープを有する帯状体50Bとに分割し、そのそれぞれにおけるファスニングテープ部分を、折り曲げてメス部材の帯状体55’上に止着する。そして、それらの帯状体を、所定の長さに切断することにより、止着部配置体50,50が得られる。ファスニングテープ部分の折り曲げは、遅くとも後述する第1帯状部材に固定する工程よりも前に折り曲げる事が好ましく、より好ましくは、50a、50bに分割する際、もしくは分割直後に折り曲げる事が製造中のトラブルを回避する上で好ましい。
(2)腹側帯状部材連続体の製造工程
本工程においては、腹側帯状部材が胴回り方向に多数連なった構成の腹側帯状部材連続体84を製造する。本実施形態においては、図6(b)に示すように、2本の帯状シート37’,38’の間に、複数本の弾性部材36’を供給して伸張状態で固定する。弾性部材36’は、おむつ1において弾性部材35a及び36aとなる。弾性部材36’の固定は、シート37’、38’の一方または両方に、接着剤塗工装置81により、間欠的に接着剤を塗工し、弾性部材が固定された接着剤塗工部と弾性部材が配されているが固定されていない接着剤非塗工部とが流れ方向に交互に形成された帯状部材82を得る。そして、その帯状部材82の弾性部材36’を、弾性部材の切断手段83により、接着剤非塗工部において切断する。この切断は、シート37’38’をなるべく損傷しない方法を各種公知の方法から選択して用いることが好ましい。弾性部材36’の切断は、例えば、弾性部材切断用の凸部が形成された加圧部が周方向に間欠的に形成されたカッターロールと、周面全体又は前記加圧部に対応する部分が平坦な受けロールとの間で、帯状部材82の接着剤非塗工部を加圧することにより行うことができる。カッターロールの弾性部材切断用の凸部は、カッターロールの軸長方向又はそれにやや傾斜させた方向に連続的に延びていても良いし、ロールの軸長方向及び周方向に多数の凸部が分散して存在していても良い。後者の例は、帯状部材82を構成するシート37’、38’に対して損傷を与えにくいという利点を有する。弾性部材36’の切断により、接着剤非塗工部は非弾性部となる。これにより、弾性部材36’が配されていない領域84’が長手方向に間欠的に形成された腹側帯状部材連続体84が得られる。
そして、腹側帯状部材連続体84の一方の面に、止着部配置体50,50を、図示の如く、所定の間隔で供給して順次固定すると共に、腹側帯状部材連続体84の他方の面に、所定の長さに切断された機械的ファスナーのメス部材56を供給して順次固定する。止着部配置体50の配置位置は、左右の配置体50間における各配置体50の近傍に、上述した、弾性部材36’が配されていない領域84’を位置させる。そして、各配置体50の近傍の該領域84’に、ミシン目加工を施してミシン目33を形成する。このようにして、腹側部連続体3’が得られる。尚、図6(b)中、85は、ミシン目33又は他の破断誘導線を入れる位置を示す。
このように、弾性部材36’が配されていない領域84’にミシン目(破断誘導線)33を入れることで、破断の際に弾性材が邪魔をすることがないため破断がしやすくなる。
腹側帯状部材連続体の製造工程における、帯状部材82形成時の接着剤の塗工、弾性部材36’の切断による領域84’の形成、止着部配置体50の配置及びミシン目33又はこれに代わる破断誘導線の形成は、図9及び図10に示すような態様で行うこともできる。図9及び図10に示す態様においては、ミシン目33又はこれに代わる破断誘導線(ミシン目33等ともいう)を形成する部位に、切断した弾性部材の断片や弾性部材の弛緩した切断端部等が存在して、おむつのミシン目を破断する際に、その断片や切断端部が障害となることを防止することができる。
図9に示す態様においては、シート37’、38’の一方または両方に対する接着剤の間欠塗布のパターンを制御して、おむつの一対の外方部それぞれに対応する部位に流れ方向の長さが長い接着剤塗工部101,101が形成されると共に、おむつの中央部分の中央部に対応する部位に、隣接する接着剤非塗工部102,102の流れ方向の長さより充分に幅の狭い細幅の接着剤塗工部103が形成された帯状部材82を得る〔図9(a)〕。
次いで、図9(b)に示すように、その帯状部材82の接着剤非塗工部102,102それぞれにおける、それぞれの外側に位置する接着剤塗工部101寄りの部位104において、前述と同様な方法により弾性部材36’を切断する。
この弾性部材36’の切断の際には、細幅の接着剤塗工部103に弾性部材36’が固定されていることによって、切断された弾性部材は、図9(c)に示すように、その中央部を中心にして、その両側が中央部に寄るように収縮する。これにより、切断した弾性部材の断片や弾性部材の弛緩した切断端部等が存在しない領域84’を確実に形成することができる。
そして、好ましくは図9(d)に示すように、弾性部材36’を切断した箇所に重ねるように止着部配置体50を間欠配置する。次いで前記止着部配置体50の近傍の前記領域84’にミシン目33等を形成する。止着部配置体50を、弾性部材36’を切断した箇所に重ねて配置することで、シート37’、38’が弾性部材36’の切断時に損傷していたとしても、それによる強度不足等の問題を解消することができる。また、見栄えの悪い弾性部材36’の弛緩した切断端部等を隠すこともできる。
図10に示す態様については、図9に示す態様とは異なる点のみについて説明する。図10には、帯状部材82を、おむつとされたときにおむつ外面側に向けられる面側から見た状態が示されている。
図10に示す態様においては、図10(a)に示すように、弾性部材36’を切断する前の帯状部材82上に止着部配置体50を載置する。そして、図10(b)に示すように、止着部配置体50と重なる部位106において、弾性部材36’を切断する。この切断の際には、帯状部材82における止着部配置体50を載置していない面側に前述したカッターロールを配置し、帯状部材82における止着部配置体50を載置した面側に前述した受けロールを配置し、これら両ロール間で帯状部材82を加圧することが好ましい。
この実施態様においても、図9に示す態様と同様に、細幅な接着剤塗工部103を形成してあるため、図10(c)に示すように、切断した弾性部材の断片や弾性部材の弛緩した切断端部等が存在しない領域84’が確実に形成される。また、止着部配置体50と重なる部位106において、弾性部材36’を切断することにより、切断によるシート37’、38’に対する衝撃を和らげ、シート37’、38’に対する損傷を最小限に抑える事ができる。
腹側帯状部材連続体の製造工程における接着剤の塗工は、図9及び図10に示すように、前記接着剤を塗工するシート37’の長手方向に、外方部に配される第1の接着剤塗工部101と、接着剤非塗工部102と、該シートの流れ方向の長さが第1の接着剤塗工部101より短い第2の接着剤塗工部103と、接着剤非塗工部102とがこの順番に周期的に形成されるように接着剤を塗工することが好ましく、特に弾性部材36’の切断を、両接着剤非塗工部102,102それぞれにおける、前記第1の接着剤塗工部101,101に近接した部分で行うことが弾性部材の弛緩した切断端部がミシン目を破断する際の障害となることを防止する点から好ましい。
ここで前記「近接した部分」とは、前記部位104から第1の接着剤塗工部101までの距離(A)の方が前記部位104から第2の接着剤塗工部103までの距離(B)よりも短い、好ましくはA×2<B、より好ましくはA×4<B、最も好ましくはA×8<Bである部分のことを言う。
また第1の接着剤塗工部101の流れ方向の長さ(C)は第2の接着剤塗工部103の流れ方向の長さ(D)よりも長く、好ましくはC>D×2、より好ましくはC>D×4、最も好ましくはC>D×8である。
尚、第2の接着剤塗工部103を設けるのに代えて、ヒートシールや超音波シール等の接合方法によるシート37’,38’同士の接合部を、シート27’の長手方向の長さが第1の接着剤塗工部101より短くなるように形成しても良い。
(3)吸収性本体の配置固定工程(吸収性本体の両端部を固定する工程)
本工程においては、吸収性本体2を、腹側帯状部材連続体3’と、該腹側帯状部材連続体とは別に形成した背側帯状部材連続体4’との間に間欠的に配置し、前記吸収性本体4の両端部を、腹側帯状部材連続体3’における止着部配置体50を配置した面側と、背側帯状部材連続体4’の片面側とに固定する。背側帯状部材連続体4’は、腹側帯状部材連続体3’と同様にして、2枚のシート間に弾性部材を伸張状態で固定して得られる。背側帯状部材連続体4’における弾性部材は、その流れ方向に連続的に固定されていても良いし、吸収性コア4と重なる部分においては配されず、または、断片化若しくは非弾性化されていても良い。
吸収性本体2は、表面シート、吸収体及び裏面シートを公知の手法により積層して一体化することで得られる。吸収性本体2は、その長手方向に多数が連続的に連なった構成の連続体を製造し、それを個々の吸収性本体2の寸法に切断し、必要に応じて、図7に示すように、水平方向に90度回転したり、または、その幅方向に多数が連続的に連なった構成の連続体を製造し、それを個々の吸収性本体の寸法に切断し、腹側帯状部材連続体3’と背側帯状部材連続体4’とに固定する。
本実施形態においては、腹側帯状部材連続体3’のメス部材56を固定してある部分のメス部材とは反対側の面と、吸収性本体2の裏面シート3側の面に対して、接着剤86により剥離不能に接合している。但し、ヒートシール、超音波シール、等の公知の接合手段により、剥離不能に接合する。こともでき、また、剥離可能に接合することもできる。また、背側帯状部材連続体4’と吸収性本体2とを、接着剤87や介して固定している。背側帯状部材連続体4’と吸収性本体2との他の固定方法としては、吸収性本体2の周縁部のみにおいて、両者を接合したり、吸収性本体2の幅方向の中央部のみ又は両端部のみで両者を接合することもできる。また、接着剤に代えて、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段により剥離不能に接合する。なお、これら接合は全面での接合であっても良く、あるいは、周辺部のみの接合であってもよく、あるいは多数のドット、格子状、スパイラル状等による部分的な接合であっても良い。好ましくは、ホットメルトによる接合が加工上好ましい。
本実施形態においては、本工程において、図7に示す如く、予め、吸収性本体2における、腹側帯状部材連続体3’の外方部と重なる部分に、本体側止着部71を形成しておき、吸収性本体2を腹側帯状部材連続体3’に固定するのと同時に本体側止着部71を、腹側帯状部材連続体3’の外方部に止着している。
このような本体側止着部71,72を設けることによって、おむつの製造過程において、外方部34が中央部分31から分離することや吸収性本体2におれやずれが生じることを防止することができると共に、おむつを装着する際、あるいはおむつ着用中にも、吸収性本体2におれやずれが生じることを防止することができる。また、外方部34の意図しない開放をより効果的に防止することができる。
また、本工程又はその後の工程においては、吸収性本体2と、腹側帯状部材連続体3’の外方部との間を、接着剤、ヒートシール、超音波シール等により、使い捨ておむつ使用時に剥離可能な程度に接合することが好ましい。外方部34と吸収性本体2の外方部34と重なる部分との間を、剥離可能に固定しておくことで、おむつ製造過程において、外方部34が中央部分31から分離することや、吸収性本体2におれやずれが生じることを防止することができると共に、おむつを装着する際、あるいはおむつ着用中の吸収性本体2のおれやずれを防止することができる。剥離可能な接合とは、部分的な接合としては、互いの材料同士が容易に分離することができる程度の接着であって、剥がした時に剥がされた材料が実質的に破壊しない状態にある接合のことをいう。また、剥離可能な接合には、ヒートシール、超音波シール、接着剤等を用いた部分的な接合が好ましい。
(4)腹側帯状部材連続体と背側帯状部材連続体との連結及びおむつ連続体の切断工程
本工程は、製造の最終段階であり、図8に示すように、吸収性本体2を長手方向に折り畳んで、腹側帯状部材連続体3’と背側帯状部材連続体4’とを重ね、次いで、サイドシール部13を間欠的に形成した後、最後にサイドシール13部において、この連続体を切断しておむつ1を得る。
おむつ1は、このようにして、効率的に製造することができる。
以上、本発明の使い捨ておむつの製造方法について一例を示して説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更が可能である。
例えば、ファスニングテープ5は、各外方部34に一個のみ設けても良い。また、中央部分31は、吸収性本体2の外面に剥離可能に固定しても良い。この場合、中央部分31の剥離後に露出する表面は、ファスニングテープ5を着脱可能に止着可能な材料からなることが好ましい。
また、上記おむつ1においては、腹側帯状部材3と背側帯状部材4とは、おむつの両側部それぞれにおいて接合されていたが、腹側帯状部材3と背側帯状部材4とを連続する帯状物として製造し、その帯状物の一方の端部と他方の端部とを、おむつの一方の側部あるいは他の部位で連結してウエスト開口部が形成されていても良い。また、背側帯状部材4は、その一部を吸収性本体2が代替していても良い。
また、止着部52及び本体側止着部71,72として、機械的面ファスナーに代えて、粘着剤を塗工して形成した粘着部を設けることもできる。本体側止着部71,72は、何れか一方のみを設けてもよく、両者を省略することもできる。
本発明における使い捨ておむつは、成人用に適しているが、幼児用であっても良い。
また、ファスニングテープは、止着部52を外方部34の内面に止着した構成としたが、止着させない構成とすることもできる。また、ファスニングテープに代えて、外方部の内面側に、吸収性本体側に向けてオス部材からなる止着部を設けても良い。
また、破断誘導線としては、ミシン目に代えて、細い線状に熱加工して、フィルム化して線に沿って破り易くする線等を設けることもできる。
図1は、本発明の一実施形態において製造する使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1のおむつを、中央部分と外方部とを分離して展開した状態を裏面シート側から見た状態を示す展開平面図である。但し、便宜上、中央部分を腹側帯状部材の当初の位置に再度固定した状態を示してある。 図3は、破断誘導線を、腹側帯状部材の下方から上方にむかって破断する様子を示す図である。 図4は、破断誘導線を破断して、外方部を開放した状態を示す図である。 図5は、図6のII−II線模式断面図である。 図6は、図1に示す使い捨ておむつの製造過程を示す図であり、止着部配置体の製造工程及び腹側帯状部材連続体の製造工程を示す図である。 図7は、図1に示す使い捨ておむつの製造過程を示す図であり、吸収性本体の配置固定工程を示す図である。 図8は、図1に示す使い捨ておむつの製造過程を示す図であり、腹側帯状部材連続体と背側帯状部材連続体との連結及びおむつ連続体の切断工程を示す図である。 図9は、腹側帯状部材連続体の製造工程の一態様を説明する工程図である。 図10は、腹側帯状部材連続体の製造工程の他の一態様を説明する工程図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ
2 吸収性本体
3 腹側帯状部材(第1帯状部材)
31 中央部分
33 ミシン目(破断誘導線)
34 外方部
4 背側帯状部材(第2帯状部材)
5 ファスニングテープ
3’ 腹側帯状部材連続体
4’ 背側帯状部材連続体
50 止着部配置体

Claims (4)

  1. 吸収性コアを有する吸収性本体と、第1帯状部材及び第2帯状部材とを有し、前記第1帯状部材の一部が、前記吸収性本体の長手方向の一端部に固定され、前記第2帯状部材の一部が、該吸収性本体の長手方向の他端部に固定されており、前記第1帯状部材は、一対の破断誘導線に挟まれた中央部分と、該破断誘導線を介して該中央部分に連設された外方部とを有しており、機械的面ファスナーのオス部材からなる止着部を有するファスニングテープが前記外方部の内面側に配されている使い捨ておむつの製造方法であって、
    連続搬送されるテープ基材の原反上に、機械的面ファスナーのオス部材の帯状体を供給して接合し、該帯状体の両側それぞれに第3帯状部材を供給しそれぞれの一部を前記テープ基材の原反の側縁部に重ねるように接合し、得られた複合体を切断して、前記テープ基材における前記オス部材を有する面側が、所定長さに切断された第3帯状部材と向き合う状態となされている止着部配置体を製造する工程と、
    前記止着部配置体を間欠的に配置して、第1帯状部材連続体の片面側に、前記止着部を有するファスニングテープを間欠的に配置する工程と、
    前記止着部配置体を配置し固定した後に、前記第1帯状部材連続体に間欠的に破断誘導線を形成する工程と、
    前記吸収性本体の両端部を、第1帯状部材連続体と、第2帯状部材連続体とに間欠的に固定する工程と、
    吸収性本体を長手方向に折り畳む工程と、
    前記両帯状部材連続体同士を部分的に接合する工程と、
    個々のおむつに切断する工程とを有しており、
    更に、前記第1帯状部材連続体に、長手方向に沿って弾性部材を配する工程と、前記弾性部材を間欠的に非弾性化して、非弾性部を形成するのと同時又は形成後、非弾性部に前記破断誘導線を形成する工程を有しており、
    前記第1帯状部材連続体は複数のシートからなり、該シートのうちの1以上のシートに長手方向に間欠的に接着剤を塗工する工程と、前記第1帯状部材連続体に配する弾性部材を、前記接着剤を介して前記複数のシートに対して間欠的に固定する工程と、前記弾性部材を前記接着剤の非塗工部で切断する工程とを有する使い捨ておむつの製造方法。
  2. 前記長手方向に間欠的に接着剤を塗工する工程において、前記接着剤を塗工する前記シートの長手方向に、前記外方部に配される第1の接着剤塗工部と、接着剤非塗工部と、該シートの長手方向の長さが第1の接着剤塗工部より短い第2の接着剤塗工部と、接着剤非塗工部とがこの順番に周期的に形成されるように前記接着剤を塗工し、前記弾性部材の切断を、前記両接着剤非塗工部それぞれにおける、前記第1の接着剤塗工部に近接した部分で行う請求項記載の使い捨ておむつの製造方法。
  3. 前記吸収性本体の両端部を、前記第1帯状部材連続体と前記第2帯状部材連続体とに間欠的に固定する工程の前に、前記吸収性本体における、前記第1帯状部材の外方部に重なる部分に、本体側止着部を配する工程を有し、前記吸収性本体の両端部を前記第1帯状部材連続体と前記第2帯状部材連続体との間に間欠的に固定するのと同時に、前記本体側止着部を前記外方部に止着する請求項1又は2記載の使い捨ておむつの製造方法。
  4. 前記吸収性本体の両端部を、前記第1帯状部材連続体と前記第2帯状部材連続体とに間欠的に固定する工程と同時に又はその後の工程において、前記吸収性本体と、前記第1帯状部材連続体の外方部との間を、接着剤、ヒートシール又は超音波シールにより、使い捨ておむつ使用時に剥離可能な程度に接合する工程を有する請求項1〜何れか記載の使い捨ておむつの製造方法。
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