JP4502027B2 - デジタルラジオ受信器 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルラジオ受信器に関する。
近年、デジタルラジオ放送(HD-RADIO)が米国で開始された。このようなデジタルラジオ放送では、例えば衛星を使用して、数10から100チャンネル以上の番組が同時に放送される。デジタルラジオ放送を受信するデジタルラジオ受信器では、従来のラジオ放送と同様に、ユーザーが所望するチャンネル選局してこれを利用することができる。また、衛星デジタルラジオ放送では、音楽データ等の情報とともに番組付加情報が送られる。番組付加情報には、当該番組のチャンネル番号及びチャンネル名の他に、例えば音楽を放送中のときは曲名、アーティスト名、タイトル(曲名)、カテゴリー、経過時間(曲の始めからの経過時間)などの情報が含まれている(例えば、特許文献1を参照)。
また、このようなデジタルラジオ放送を受信するデジタルラジオ受信器とハードディスクドライブ(HDD)とを一体として、受信に加えて音楽データ等の受信情報を記録するデジタルラジオ受信装置も提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特許第4014968号公報 特開2007−110244号公報
このようなハードディスクドライブを備えたデジタルラジオ受信装置では、音楽データ等を受信するとともにこれを記録できるという利便性があるが、装置の小型化を図る場合には、記録できる情報の量に制約があり、また、自由に情報を記録できるとすると著作権を害する場合もあった。
本発明は、係る課題を解決して、小型化されたデジタルラジオ受信器を提供する。
本発明のデジタルラジオ受信器は、デジタル音響情報とともに放送され前記デジタル音響情報の内容を特定する識別情報である曲情報を受信するデジタルラジオ受信器であって、前記曲情報を記憶する内部メモリーと、前記内部メモリーに記録されている前記曲情報にフラグを付す契機を設定する操作部と、前記内部メモリーに前記曲情報を記憶する処理を行う制御部と、を備えるものである。
本発明のデジタルラジオ受信器によれば、装置を小型化するとともに、所望の曲情報の取得を可能とするデジタルラジオ受信器を提供できる。
実施形態のデジタルラジオ受信器は、デジタル音響情報とともに放送されデジタル音響情報の内容を特定する識別情報である曲情報を受信するデジタルラジオ受信器である。このデジタルラジオ受信器は、曲情報を記憶する内部メモリーと、内部メモリーに記録されている曲情報にフラグを付す契機を設定する操作部と、内部メモリーに曲情報を記憶する処理を行う制御部と、を備える。
ここで、曲情報とは音響情報の内容を特定するために、音響情報に付加されて放送されるデジタル情報であり、曲情報のみでそれに対応する音響情報が特定されるものである。また、操作部は、受信周波数、音量、表示部に表示する内容、デコーディングの方法等の多岐に渡るデジタルラジオ受信器の動作状態を操作する。また、操作部は内部メモリーに記憶された曲情報にフラグを付す契機を設定するが、この契機の設定は、例えば、操作部に設けられている釦によって行うことができる。ここで、フラグを付すとは曲情報を記録する領域に配された、例えば、1ビットのフラグ領域に「1」を書き込むことを言いうものである。フラグを付した後(フラグ領域に「1」が書き込まれた後)には、この曲情報は重要であるとしてデジタルラジオ受信器の制御部は取り扱い、曲データを削除する種々の動作の一部の動作においては、フラグが付された曲情報の削除が禁止されることとなる。
内部メモリーは、曲情報、または、曲情報およびマイコンを有する場合の制御部が必要とするソフトウエアを格納するに十分な容量を最小限有しており、不揮発性メモリーで形成しても良く、内部メモリーに曲情報のみを記憶する場合には、電池でバックアップされた揮発性メモリーで形成しても良い。また、制御部は専用のデジタルハードウエアで構成しても良く、マイコン(CPU)、さらには、マイコンを動作させるためのソフトウエアを記憶させるメモリーを同一チップ内に配した1チップマイコンとして形成しても良い。
実施形態のデジタルラジオ受信器は、このような構成を有することによって、内部メモリーには比較的記憶容量が小さい曲情報のみを記憶するようにして、デジタルラジオ受信器の小型化を図ったものである。また、デジタルラジオ受信器には、ヘッドフォンを設けて、現在放送中の音響情報、例えば、音楽情報等をリアルタイムで聴取することもできる。この場合においても、デジタルラジオ受信器には音響情報そのものを記憶するようになされないので、ユーザーはリアルタイムで聴取する場合以外には音響情報を利用できず、これによってその音響情報に係る著作権を保護することができる。
そして、このようなデジタルラジオ受信器によって曲情報を取得した後は、この曲情報に基づき、音響情報ダウンロード装置を介して、音響情報そのものを得ることができる。
ここで、音響情報ダウンロード装置の形態としては、一般のパーソナルコンピューターを音響情報ダウンロード装置として使用するものであっても良く、また、専用のインターネット端末として音響情報ダウンロード装置を形成するものであっても良い。また、内部メモリーから音響情報ダウンロード装置に曲情報を移動するに際しては、直接に移動するようにしても良いが、外部装置を介在させて移動させるようにしても良い。外部装置は、内部メモリーに格納された曲情報を音響情報ダウンロード装置に移動させる媒体として機能するものであり、不揮発メモリー等の記憶媒体を有するものである。また、デジタルラジオ受信器から音響情報ダウンロード装置への曲情報の移動に際する情報通信の方法としては、相互に有線接続して、通信終了後に分離するものとしても良く、無線ラン等を用いて相互で情報を通信するものであっても良い。さらに、デジタルラジオ受信器から外部装置、外部装置から音響情報ダウンロード装置への曲情報の移動に際する情報通信の方法としては、相互に有線接続して、通信終了後に分離するものとしても良く、無線ラン等を用いて相互で情報を通信するものであっても良い。
このような手順で、音響情報の再生がなされるので、曲情報のみを音響情報ダウンロード装置に取得させれば、容易に、この曲情報が特定する音響情報を音響情報ダウンロード装置にダウンロードすることができる。また、この曲情報が特定する音響情報を、音響情報ダウンロード装置を介して上述した外部装置の機能とデジタルラジオ受信器の機能とを一体構造として携帯可能とするデジタルラジオ受信器に直接にダウンロードすることもできる。ここで、音響情報の提供者は、ダウンロードを許可するに際して課金をすることができるので、著作権の保護を図りながらユーザーに音楽等の音響情報を提供することができる。
以下において図面を参照して、実施形態のデジタルラジオ受信器および実施形態の音響情報の再生方法について詳細に説明をする。
図1は実施形態のデジタルラジオ受信器のブロック図である。デジタルラジオ受信器10は、デジタルラジオ受信部11、操作部12、表示部13、制御部として機能するマイコン14、内部メモリー15、外部装置接続コネクタ16、D/A変換部17を備えている。
デジタルラジオ受信部11は、デジタルラジオ受信部11に接続されたアンテナ21を介して電波を取り込み、例えば、アメリカで放送開始されているHD-RADIO等のデジタルラジオ放送を受信する。デジタルラジオ受信部11は、音響情報、例えば、音声信号だけではなく、音響情報に関する情報を含むデータの受信も可能である。音響情報に関する情報としては、例えば、放送されている音楽の曲名、アーティスト名、アルバム名、曲毎に一意に決められたID、提供者のインターネット接続情報等であり、これらも受信できるようになされている。また、アルバム名に替えて放送の番組名、さらに、広くは番組を特定するための番組情報が放送される場合もある。これらの音響情報に関する情報は曲情報(曲データ)とも称され、音響情報を特定する情報である。さらには、曲情報に加えて、放送局の局名、放送周波数、その他の放送に関する情報が放送される場合もあり、このような情報は放送を特定する情報であるので放送情報と称される。曲情報と放送情報の内容は、例えば、番組情報の一部が両方に含まれる等、一部重複する場合もあり得る。また、曲情報と放送情報とを合わせて関連情報と称される。
デジタルラジオ受信部11は、アンテナで受信した電波のうちで必要な電波のみを適切なレベルとするフロントエンド、フロントエンドからの信号(例えばODFM信号)を復調する復調部、復調部からの信号をデコードするデコード部を有している。デコード部では圧縮された音響情報をデコードするのみならず、付加情報(曲情報、番組情報等)もデコードし、マイコン14へ出力する。このマイコン14との通信ラインはマイコン14からデジタルラジオ受信部11をコントロールする信号も通信されるようになされることが多い。
操作部12は、デジタルラジオ受信器10を操作する部分であり、マン・マシーン・インターフェイスとして機能する。例えば、受信するラジオ受信局を変更したり、音量を操作したりできる。放送されている音楽が気にいった場合に操作部に配置された記録釦を押すことにより、曲情報を内部メモリーに蓄える事ができるようになされている。
表示部13は、デジタルラジオ受信器10の状態や受信したデータ等の表示を行う表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイとして形成されている。この液晶ディスプレイには、曲情報(例えば、音楽の曲名、アーティスト名、アルバム名(または、番組情報)、曲毎に一意に決められたID、提供者のインターネット接続情報等)、放送情報(例えば、放送局の局名、放送周波数、その他の放送に関する情報)、両者を含む関連情報の一部または全部を表示することができるのみならず、デジタルラジオ受信器10の状態、例えば、音量設定、音質設定、等を表示することができる。
マイコン14は、デジタルラジオ受信器10を制御するコントロール部として機能して、操作部12からの信号を受け付け、内部メモリー15を制御し、表示部13に表示し、外部装置接続コネクタ16にデータを送る。また、デジタルラジオ受信部11でデコードされた付加情報もマイコン14で受けて処理される。
内部メモリー15は受信されている曲の関連情報を記憶するのに用いる。また、マイコンの補助記憶装置としても機能し、デジタルラジオ受信器10を動作させるに必要なプログラムも格納されている。また補助記憶装置としての機能をマイコンに内蔵して、両者を合わせて1チップマイコンとして形成されている場合もある。
外部装置接続コネクタ16は、情報の移動の際に、外部装置30をデジタルラジオ受信器10に接続するためのコネクタである。外部装置30としては、種々の、形態が考えられ、少なくとも曲情報を記録することができるようになされている。外部装置30については、より詳しく後述する。
D/A変換部17は、デジタルラジオ受信部11でデコードされたデジタルの音響情報をアナログの音響情報に変換してヘッドフォン22に供給するためのものである。なお、実施形態のデジタルラジオ受信器10では、音響情報をユーザーが耳で聞きながら、必要な関連情報を内部メモリー15に格納するためにD/A変換部17とヘッドフォン22とは設けられているのであるから、音響情報をユーザーが耳で聞くことなく、必要な関連情報を内部メモリー15に格納する場合には必要とはされない。D/A変換部17とヘッドフォン22とが設けられている場合にはこの音響情報を頼りに必要な情報を内部メモリー15に格納することができる。また、D/A変換部17とヘッドフォン22とが設けられていない場合には、表示部13の液晶ディスプレイに表示された曲情報を頼りに必要な情報を内部メモリー15に格納することができる。
図2は、時系列として、どの様に音響情報と曲情報とが、電波を媒介として受信されるかを示す図である。音響情報を受信している時間の間に曲情報が挿入されており、音響情報がより長い時間受信されるのが一般的である。また、放送情報が送信される場合には、曲情報に併せて放送情報が送信される。つまり、時分割によって音響情報と曲情報とが放送される。
図3は、図2に示す音響情報と曲情報との関係をより詳細に説明する図であり、図3(A)に望ましい音響情報と曲情報との関係を示し、図3(B)に現実の音響情報と曲情報との関係を示す。望ましい音響情報と曲情報との関係では、音響情報と曲情報とが必ず一対一に対応しており、音響情報に隣接(音響情報の直前または直後の予め定める一方)して配置される曲情報は必ずその音響情報に対応するものである。しかしながら、音響情報と曲情報とは同時に生成されるものではなく、別の時刻に生成された情報を事後において合成するものであるから、その関係を時系列情報として完全に同期することは著しく困難である。その結果、図3(A)に示す、理想形態ではなく、図3(B)に示すように、音響情報と曲情報とが関連性なく時系列配置される場合が生じ得る。
図3(B)を参照して、より具体的に説明をする。ここで、例えば、音響情報1が第1のミュージシャンの演奏による楽曲であり、曲情報1がこの音響情報1に付随する曲情報であり、音響情報2が第2のミュージシャンの演奏による楽曲であり、曲情報2がこの音響情報2に付随する曲情報であるとする。この場合に音響情報1に事後的に音響情報1を図3(A)に示すような理想状態で付加することには困難が伴う場合が多い。その理由は、ライブ演奏の場合には放送を行いながら、付加情報としての曲情報を付加する場合も多く、この場合には精度高く、両者の時間を合わせる時間的な余裕がなく、例えば、10秒程度の時間ずれが生じる場合もあるからである。
図3(B)に示すような時系列として放送が送信される場合に、放送をデコードして音響情報を再生して聴取しながら曲情報を補足して、この曲情報を記憶する場合には、その音響情報に対応しない曲情報をユーザーが得てしまう恐れがある。
また、別の例としては、所謂、フェードイン効果、フェードアウト効果を発揮する場合には、2つの音響情報が入り交じり再生されるので、所望の音響情報に対応した曲情報を取得たいと思っても誤った曲情報を得てしまい、所望の曲情報を得る機会を逸してしまう場合もあり得る。さらには、上述した音響情報と曲情報との間の時間ずれと、上述したフェードイン効果、フェードアウト効果が伴う場合には、音響情報と曲情報とが3以上に渡り一致しない場合が容易に生じ得る。以上述べた事態を回避するための具体的な実施形態を以下に説明する。
(第1の実施形態)
図4は上述したデジタルラジオ受信器10がどのように動作して、所望の曲情報を得るかについて具体的に示す第1の実施形態のフローチャートである。このフローチャートは、マイコン14で行う処理を中心に説明するものである。
電源ONとされた後、
ステップST100では、現在放送されている曲(music)に付随した曲情報を受信する。より具体的には、デジタルラジオ受信部11で受信した後、マイコン14によって曲情報(例えば、曲名、アーティスト名、曲ID、提供者のインターネット接続情報等)をデコードする。そして、曲情報が更新される毎に、ステップST101に処理は移動する。
ステップST101では、内部メモリー15内に同じ曲情報が有るか否かを判断する。
既に内部メモリー15に記憶されている曲情報を複数回、重複して記憶すると記憶容量を無駄に消費するからである。
判断結果が否定(No)である場合には処理はステップST102へ移動し、判断結果が肯定(Yes)である場合には処理はステップST105へ移動する。
ステップST102では、内部メモリー15内に記憶された曲情報の内、フラグ無し(フラグに「0」が書かれている曲情報)の記憶された曲情報がN曲(N個)であるか否かを判断する。ここでNは内部メモリー15に記憶できるフラグなしの曲情報の最大の数であり、この数は操作部13から設定することができるようになされている。また、操作部13の操作によって、フラグ無し曲情報の最大記憶可能数以外にも、フラグ無し曲情報とフラグ付き曲情報(フラグに「1」が書かれた曲情報)とを合わせた曲情報の最大記憶可能数を適宜な数Mに設定することもできるようになされている。
図5はフラグについての説明をするための概念図である。フラグは、内部メモリー15内に順次記憶される曲情報がユーザーにとって有益か否かをユーザーが決定し、有益と決定された場合には、内部メモリー15の各曲情報のフラグ(フラグビット)は「1」とされ、有益ではないと決定された場合には「0」が書かれており、または、有益性が未定の場合には、内部メモリー15の各曲情報のフラグはデフォルト状態の「0」が維持されるものである。内部メモリー15は、時間的により早く内部メモリー15に記憶された曲情報ほど、より小さなアドレス値で指定されるメモリーに格納されている。
すなわち、ステップST102では、内部メモリー15内に記憶された曲情報の内でフラグの値が「0」のメモリーの個数がNで有るか否かを判断するものである。ここで、Nは正の整数であり、Nの大きさはユーザーが予め定める値である。Nの数を所定値とすることによって、必要とされる内部メモリー15の数に上限を定め、無用な内部メモリー15の容量の増加を防いでいる。
ステップST102での判断結果が、Noである場合には、内部メモリー15に未だ格納可能な容量が残されている場合であり、処理はステップST104へ移る。一方、ステップST102での判断結果が、Yesである場合には、内部メモリー15にはフラグを付さない曲情報については格納可能な容量が残されていない場合であり、処理はステップST103へ移る。
ステップST103では、内部メモリー15内に記憶されている曲情報の内で一番古いフラグ無し(フラグの値が「0」)の曲情報を削除する。
ここで、一番古いとは、最も早い時間に記憶されたという意味であり、これは、内部メモリー15のアドレス値が最も小さいという意味で有る。例えば、図5で、最小アドレスに記憶された曲情報1のフラグが「0」であれば、曲情報1が削除される。そして、内部メモリー15のアドレスは、順に詰められ、曲情報1の格納場所には曲情報2が替わって記憶され、曲情報2の格納場所には曲情報3が替わって記憶され、同様にして、順次メモリーの内容(曲情報)が移動され、先頭からN番目のアドレスで指定されるメモリーに記憶された曲情報は、N−1番目のアドレスで指定されるメモリーに記憶された曲情報に書き換えられる。ここで、上述したメモリーの内容を置き換える処理は、要は、曲情報の内で一番古いフラグ無しの曲情報を特定できるようにするための処理の一例であり、この目的を達成する処理であれば、別の処理でも良く、例えば、ポインタの書き換え等の他の処理であっても良い。
ステップST104では、内部メモリー15に曲情報を格納する。
すなわち、ステップST102において、内部メモリー15に空き容量があると判断された場合には、既に記憶済みのメモリーに対応するアドレスの次のアドレスが指定するメモリーに最新の曲情報が記憶され、ステップST103において、N番目のアドレスで指定されるメモリーの内容が削除された場合には、N番目のアドレスで指定されるメモリーに最新の曲情報が記憶される。その後、処理はステップST105へ移動する。ここで、削除されるメモリーを指定するアドレスは、上述したメモリーの内容を置き換える処理に対応して、上述したアドレスとは異なる場合もあり得る。要は、ステップST104での処理は、空き領域を確保して曲情報を格納する処理であるので、この目定を達することができれば、処理の具体的な内容はこれに限られるものではない。
ステップST105では、操作部12の記録釦が押されたか否かを判断する。ここで、記録釦とは、このボタンを押すことによって、内部メモリー15に記録された曲情報のフラグを「1」とする契機を与える信号をマイコン14に送るための釦である。
ステップST105での判断結果がYesの場合には、処理はステップST106へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST107へ移る。
ステップST106では、内部メモリー15内の曲情報のすべてにフラグを付加する(フラグの値を「1」とする)。その後、処理は、ステップST107へ移る。
ステップST107では、外部装置30が接続されているか否かを判断する。
外部装置30が接続されているか否かの判断は、種々の手法で行うことができ、例えば、外部装置30に接続を確認するためのコマンドを送出し、それに対する応答が外部装置30から戻って来るか否かを検出するようにしても良く、例えば、外部装置接続コネクタ16の近傍にプッシュスイッチを設け、そのプッシュスイッチが外部装置30によって押されることによって、外部装置30が接続されていることを確認することもできる。
ステップST107での判断結果がYesの場合には、処理はステップST108へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST100へ移る。外部装置が接続されている場合は、直接外部装置に送る事が出来るが、接続されていない場合は転送できないので、内部メモリー15に外部装置30が接続されるまで、記憶させておく必要があるからである。
ステップST108では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを外部装置30に転送する。
ステップST108での処理が終了後に処理はステップST109へ移る。
ステップST109では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを削除する。外部装置30にフラグが「1」の曲情報は既に転送され、内部メモリー15に記憶しておく意味がなく、内部メモリー15に新たな曲情報を記憶できるように空き容量を確保するためである。削除の動作は、今回、記憶内容(曲情報)が削除されたアドレスの最先頭アドレスを見つけ出し、今回、曲情報が削除されたアドレスに順に、後ろのアドレスに記憶された曲情報を詰める作業を行うことである。これは、フラグが「0」とされた曲情報がない場合には、実質的には、内部メモリー15の記憶内容をすべて空にして、再び、内部メモリー15の先頭番地からの記憶を可能とすることと等価である。ステップST109における具体的な処理は、上述した具体的な処理に限らず、内部メモリー15のフラグ付き曲情報のすべてを削除する処理と等価な処理であれば、どのような処理であっても良い。
ステップST107で、外部装置30が接続されている場合には、必要に応じて、マイコン14は外部装置30と情報のやり取り(ベリファイ動作)をして、記録釦が押されフラグが「1」である曲情報の転送が行われたことを確認する特別の表示、例えば、表示部13の液晶表示の画面にチェックマークを付加する表示、または、液晶表示の画面の色を変える表示等を行うことができる。
ステップST107で、転送される曲情報の数は1からMまでの数であり、図6にフラグとフラグが「1」とされる曲情報の数についての例を示すが、例えば、図6(A)に示すように、フラグが「1」とされた曲情報の数が1である場合には転送される曲情報の数は1であり、図6(B)に示すように、フラグが「1」とされた曲情報の数が3である場合には転送される曲情報の数は3であり、図6(C)に示すように、フラグが「1」とされた曲情報の数がMである場合には転送される曲情報の数はMである。ここで、転送される曲情報はフラグが「1」となっていることが条件であるので、最大N個のフラグ付かない曲情報についても、最終処理の段階までにフラグ付き曲情報とされた場合には、M個にN個も含まれることとなる。なお、操作部12からの操作によってフラグが付かない曲情報をフラグが付いた曲情報に修正し、また、フラグが付いた曲情報をフラグが付かない曲情報に修正する様にしてもよい。
上述の実施形態では、転送する曲情報にはフラグ「1」を付すようにしたが、フラグ「1」を付すことなく、外部装置30に転送するためのバッファ領域を内部メモリー15に設け、このバッファ領域にすべてのフラグ「1」に対応する曲情報を一旦記憶して、外部装置30が接続された後の適宜なタイミングでバッファ領域に保存された曲情報をすべて外部装置30に転送するようにしても良い。
(第2の実施形態)
図7に示すフローチャートを参照して、別の実施形態である第2の実施形態の説明をする。別の実施形態のステップST207からステップST211までの処理は、第1の実施形態のステップST105からステップST109までの処理と同様であるので、この部分の処理については簡単に説明をするに留める。
電源ONとされた後、
ステップST200では、現在放送されている曲(music)に付随した曲情報と番組情報とを受信する。より具体的には、デジタルラジオ受信部11で受信した後、マイコン14によって曲情報(例えば、曲名、アーティスト名、曲ID、提供者のインターネット接続情報等)をデコードする。また、番組情報も同様にマイコン14によってデコードする。ここで、番組情報も曲情報と同様に放送局から音響情報とともに送信される情報である。番組情報の内容としては、少なくとも番組名を含んでいる(例えば、「今週のヒットチャート」等)。また、番組情報としては、さらに、番組提供スポンサー名、番組の司会者の名前、番組編集方針等のメッセージを含ませることができる。そして、曲情報が更新される毎に、ステップST201に処理は移動する。
ステップST201では、内部メモリー15内に同じ曲情報が有るか否かを判断する。
既に内部メモリー15に記憶されている曲情報を複数回、重複して記憶すると記憶容量を無駄に消費するからである。判断結果がNoである場合には処理はステップST202へ移動し、判断結果がYesである場合には処理はステップST207へ移動する。
ステップST202では、番組情報をデコードした結果を元にして、番組の内容が変化したか否かを判断する。
ステップST202での判断結果が、Yesである場合には、処理はステップST203へ移動し、ステップST202での判断結果が、Noである場合には、処理はステップST204へ移動する。
ステップST203では、内部メモリー15内のフラグ無し情報(フラグが「0」である情報)をすべて削除する。
ステップST203における処理は逆の見方をすれば、内部メモリー15内のフラグ付きの情報(フラグが「1」である情報)は削除しない処理である。
すなわち、それまでに蓄えていた、それ以前の番組の曲情報でフラグが「0」である曲情報のすべてを削除して、その空いたアドレスの記憶内容は順によりアドレス番号が大きいアドレスの曲情報に置き換えられ、先頭番地から順に内部メモリー15のメモリーには曲情報が格納される。これによって、ユーザーが興味を有さない番組の曲情報を削除して内部メモリー15の空き容量を増やすことができる。その後、処理はステップST204へ移動する。
ステップST204では、内部メモリー15が一杯(FULL)か否かを判断する。ここで、内部メモリー15がFULLであるとは、内部メモリー15の予め定めた記憶容量のすべてに曲情報が格納されている状態をいうものである。
そして、ステップST204での判断結果が、Yesである場合には、処理はステップST205へ移動し、ステップST204での判断結果が、Noである場合には、処理はステップST206へ移動する。
ステップST205では、内部メモリー15に記憶されている曲情報の内で一番古いフラグ無し(フラグが「0」)である曲情報を削除する。ここで、一番古いフラグ無し曲情報は、内部メモリー15のアドレスの内で最も先頭に位置する曲情報のフラグが「0」の曲情報が記憶されたアドレスの記憶内容であるので、簡単に特定することができる。また、一番古いフラグ無し曲情報を削除した後には、この一番古いフラグ無し曲情報が格納されたアドレスの次のアドレスに記憶された曲情報が置き換えられる。このようにして、順次、曲情報の並び替えがなされ、曲情報の記憶領域として確保された複数個のアドレスの最後の番号のアドレスが空にされる。
ステップST206では、内部メモリー15の記憶された最後のアドレスの次のアドレスにステップST200で取得された曲情報が記憶される。ステップST205を経由して、ステップST206に至った場合には、ステップST200で取得された曲情報は、最後の番号のアドレスに記憶される。そして、処理はステップST207へ移る。
ステップST207では、操作部12の記録釦が押されたか否かを判断する。
ステップST207での判断結果がYesの場合には、処理はステップST208へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST209へ移る。
ステップST208では、内部メモリー15内の曲情報のすべてにフラグを付加する(フラグの値を「1」とする)。その後、処理は、ステップST209へ移る。
ステップST209では、外部装置30が接続されているか否かを判断する。ステップST209での判断結果がYesの場合には、処理はステップST210へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST200へ移る。
ステップST210では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを外部装置30に転送する。
ステップST210での処理が終了後に処理はステップST211へ移る。
ステップST211では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを削除する。
上述の実施形態では、転送する曲情報にはフラグ「1」を付すようにしたが、第1の実施形態の変形例と同様にフラグ「1」を付すことなく、外部装置30に転送するためのバッファ領域を内部メモリー15に設け、このバッファ領域にすべてのフラグ「1」に対応する曲情報を一旦記憶して、外部装置30が接続された後の適宜なタイミングでバッファ領域に保存された曲情報をすべて外部装置30に転送するようにしても良い。
(第3の実施形態)
図8に示すフローチャートを参照して、さらに別の実施形態である第3の実施形態の説明をする。第3の実施形態のステップST305からステップST309までの処理は、第1の実施形態のステップST105からステップST109までの処理と同様であるので、この部分の処理については簡単に説明をするに留める。
電源ONとされた後、
ステップST300では、現在放送されている曲(music)に付随した曲情報を受信する。より具体的には、デジタルラジオ受信部11で受信した後、マイコン14によって曲情報(例えば、曲名、アーティスト名、曲ID、提供者のインターネット接続情報等)をデコードする。そして、曲情報が更新される毎に、ステップST301に処理は移動する。
ステップST301では、内部メモリー15内に同じ曲情報が有るか否かを判断する。
判断結果がNoである場合には処理はステップST302へ移動し、判断結果がYesである場合には処理はステップST305へ移動する。
ステップST302では、内部メモリー15が一杯(FULL)か否かを判断する。
そして、ステップST302での判断結果が、Yesである場合には、処理はステップST303へ移動し、ステップST302での判断結果が、Noである場合には、処理はステップST304へ移動する。
ステップST303では、内部メモリー15に記憶されている曲情報の内で一番古いフラグ無し(フラグが「0」)である曲情報を削除する。ここで、一番古いフラグ無し曲情報は、内部メモリー15のアドレスの内で最も先頭に位置する曲情報のフラグが「0」の曲情報が記憶されたアドレスの記憶内容であるので、簡単に特定することができる。また、一番古いフラグ無し曲情報を削除した後には、この一番古いフラグ無し曲情報が格納されたアドレスの次のアドレスに記憶された曲情報が置き換えられる。このようにして、順次、曲情報の並び替えがなされ、曲情報の記憶領域として確保された複数個のアドレスの最後の番号のアドレスが空にされる。
ステップST304では、内部メモリー15の記憶された最後のアドレスの次のアドレスにステップST300で取得された曲情報が記憶される。ステップST303を経由して、ステップST304に至った場合には、ステップST300で取得された曲情報は、最後の番号のアドレスに記憶される。そして、処理はステップST305へ移る。
ステップST305では、操作部12の記録釦が押されたか否かを判断する。
ステップST305での判断結果がYesの場合には、処理はステップST306へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST307へ移る。
ステップST306では、内部メモリー15内の曲情報のすべてにフラグを付加する(フラグの値を「1」とする)。その後、処理は、ステップST307へ移る。
ステップST307では、外部装置30が接続されているか否かを判断する。ステップST307での判断結果がYesの場合には、処理はステップST308へ移り、判断結果がNoの場合には、処理は、ステップST300へ移る。
ステップST308では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを外部装置30に転送する。
ステップST308での処理が終了後に処理はステップST309へ移る。
ステップST309では、内部メモリー15のフラグ付き曲情報(フラグが「1」である曲情報)のすべてを削除する。
上述の実施形態では、転送する曲情報にはフラグ「1」を付すようにしたが、第1の実施形態の変形例と同様にフラグ「1」を付すことなく、外部装置30に転送するためのバッファ領域を内部メモリー15に設け、このバッファ領域にすべてのフラグ「1」に対応する曲情報を一旦記憶して、外部装置30が接続された後の適宜なタイミングでバッファ領域に保存された曲情報をすべて外部装置30に転送するようにしても良い。
第1の実施形態では、ステップST102でフラグ無し曲情報の数がN曲で有るか否かを判断するようにしたが、この場合における数Nの値はユーザーが適宜に設定することができるようにしても良く、また、第2の実施形態のステップST204、第3の実施形態のステップST302で判断する内部メモリーがFULL(記憶可能容量のすべてに記憶がされている一杯の状態)であるかの判断におけるFULLの状態の容量は適宜にユーザーが定めるようにしても良い。この場合において、この容量の設定は、ユーザーが操作部12を操作することによって行うことができる。
外部装置30について説明をする。外部装置30としては、種々の態様が考えられる。外部装置30は可搬性を考慮して、単に、曲情報のみを記憶する機能(メモリー機能)のみを有する曲情報記録のための不揮発性記憶装置として小型化を図ることができる。
図9は、実施形態の音響情報の再生方法、すなわち、デジタルラジオ受信器10で取得した曲情報をどのようにして用いるかについて説明をするための図である。図9に記載された外部装置30とパーソナルコンピューター(PC)40とPCモニター50と外部装置30(図1にも記載されている)とで音響情報ダウンロード装置を構成している。図9を参照して、外部装置30に記憶された曲情報をどのように使用するかについて、説明をする。
パーソナルコンピューター40はインターネットと接続されている。また、パーソナルコンピューター40は、液晶等で形成されたPCモニター50が接続されている。また、パーソナルコンピューター40は、外部装置インターフェイスを介して外部装置30の着脱が可能とされている。なお、パーソナルコンピューター40とPCモニター50とは一体として構成される音響情報ダウンロード装置であっても良い。
パーソナルコンピューター40の外部装置インターフェイスに外部装置30が挿入されると、パーソナルコンピューター40は、挿入されたことを検出して音響情報ダウンロードのプログラムを立ち上げ、または、手動操作によって音響情報ダウンロードのプログラムを立ち上げ、所定の手続きに従って、曲情報によって特定されるデジタル音響情報をパーソナルコンピューター40にダウンロードする。このデジタル音響情報は原則的には放送され、デジタルラジオ受信器10によって曲情報が取得されたデジタル音響情報と同じものである。また、外部装置が携帯情報記録再生端末装置として構成されている場合には携帯情報記録再生端末装置が、パーソナルコンピューター40を介して音響情報をダウンロードする。
ダウンロードは具体的には、例えば、以下の手順で行なわれる。外部装置30に記憶された曲情報の一覧が、PCモニター50に表示される。ユーザーはこの曲情報の中で、自己がダウンロードしたい音響情報に該当する曲情報だけにチェックマークを入れる等してダウンロードする対象を明示する。その後、インターネットを介してこれらの情報を該当する音響情報提供者のサーバーに送信することを許可する表示(ソフトスイッチ)をクリックする。
パーソナルコンピューター40は曲情報または関連情報に含まれるインターネット接続先のアドレスを頼りに所定の接続先、すなわち、音響情報提供者と接続して。該当する音響情報のダウンロードの申し込みをする。これに対して、音響情報提供者(音響情報提供者のサーバー)はユーザーに対して、著作権に基づき課金をする場合には、その料金及びその引き落とし方法等をパーソナルコンピューター40に送り返す。また、このときに、関連情報にユーザーが受信した放送局の局名、受信の日時を含めるようにしておき、音響情報提供者のサーバーにユーザーが受信した放送局の局名、受信の日時、さらには、番組名を記憶するようにして、これらの情報を市場調査の目的で音響情報提供者が用いるようにすることもできる。
ユーザーが課金を了承する場合には、その旨を音響情報提供者に通知するためのPCモニター50に表示されたソフトスイッチをクリックして、パーソナルコンピューター40の記憶装置に音響情報のダウンロードが開始される。また、外部装置が携帯情報記録再生端末装置として構成されている場合には携帯情報記録再生端末装置にパーソナルコンピューター40を介して、直接に音響情報をダウンロードするようにしても良い。
このようにして、ユーザーは、放送をデジタルラジオ受信器10によって受信した曲情報を、ユーザーの所望の契機で記録釦を押して曲情報を内部メモリー15に格納し、内部メモリー15に格納された曲情報を音響情報ダウンロード装置として機能するパーソナルコンピューター(PC)40に移動し、パーソナルコンピューター40は、曲情報に含まれるデジタル音響情報の提供者とインターネットで接続するためのインターネット接続情報に基づいてインターネット回線を介してデジタル音響情報の提供者のサーバーと通信してサーバーから曲情報によって特定されるデジタル音響情報をダウンロードすることができる。
また、ユーザーは、パーソナルコンピューター40にダウンロードした音響情報をパーソナルコンピューター40に接続されたオーディオ装置によって再生して楽しむことができる。また、パーソナルコンピューター40から接続される携帯情報記録再生端末装置に音響情報をダウンロードした後に、携帯情報記録再生端末装置によって音響情報を再生して楽しむことができる。また、パーソナルコンピューター40を介して、直接に音響情報を携帯情報記録再生端末装置にダウンロードするようにした場合には、その携帯情報記録再生端末装置をパーソナルコンピューター40から切り離して、携帯しながら、再生して楽しむことができる。
図10は、実施形態の変形例のデジタルラジオ受信器101のブロック図を示すものである。デジタルラジオ受信器101は上述したデジタルラジオ受信器10の有する各部に加えて、さらに、無線ラン(LAN)18を備えるものである。また、このようなデジタルラジオ受信器101に対応して、外部装置301にも同様に無線ラン31が備えられている。このような構成を有することによって、外部装置接続コネクタ16を有さない構成を採用しても、デジタルラジオ受信器101は外部装置301と通信をすることが可能となる。
デジタルラジオ受信器101の操作部12の記録釦が押されるごとに、それを認識したマイコン14は、デジタルラジオ受信部11から送出される曲情報を検出して、無線ラン18を介して外部装置301の無線ラン31に対してその曲情報を送出する。
無線ラン31は、当該音響情報を識別可能とするメタ情報(Token)として機能する曲情報を外部装置301の内部の不揮発メモリー(例えば、EEPROM)に記憶する。このようにして、例えば、ヘッドフォン22で音楽等を聴きながら曲情報を外部装置301に順次記録することができる。
ここで、外部装置301は、メタ情報の容量が外部装置301の内部の不揮発メモリーに記憶できる限度に近づいた場合、あるいは、不揮発メモリーに記憶できる限度を超えた場合には、デジタルラジオ受信器101に対して、外部装置301をパーソナルコンピューター40に装着して、外部装置301をパーソナルコンピューター40に接続して、それらの曲情報を移動させ、外部装置301の内部の不揮発メモリーの空き容量を増やすように警告をすることができる。この警告は、ヘッドフォン22に対する音声等を用いた音響信号として聴覚に訴えるようにしても良く、あるいは、表示部13に対する液晶表示等で視覚に訴えるようにしても良い。
また、デジタルラジオ受信器10、または、デジタルラジオ受信器101のいずれかと、外部装置30、または、外部装置301のいずれかを組み合わせた複合機能を有する製品をデジタルラジオ受信器として構成することもできる。この場合においては、上述したデジタルラジオ受信器10、または、デジタルラジオ受信器101の機能を有するとともに、外部装置30、または、外部装置301の機能を有する製品とすることができ、デジタルラジオ受信器としてラジオ放送を受信するとともに、曲情報、関連情報を蓄え、既に蓄えられた音響情報をデジタルラジオ受信器に設けられたヘッドフォンを介して聴くことができるものである。
また、外部装置30に替えて外部装置301を用い、パーソナルコンピューター40にも無線ランを供えるようにして、両者間の通信が電波を媒介として行われるようにして、両者の接続の手間を省くようにすることもできる。
また、外部装置は、上述したように、不揮発メモリーを内蔵するとともに、音響情報ダウンロード装置を介して曲情報が指定する音響情報をダウンロードするための音響情報ダウンロードインターフェイス装置、ダウンロードされた音響情報を記憶する音響情報記録装置、さらには、記憶された音響情報をデコードし、D/A変換し、最終的にはヘッドフォン等で音響信号をユーザーが聞き得るようにする音響情報再生装置を一体として含んだ携帯情報記録再生端末装置としての形態とするようにしても良いものである。
さらに、外部装置は、上述するような携帯情報記録再生端末装置として構成するのみならず、携帯情報記録再生端末装置の有する機能とデジタルラジオ受信器10の有する機能とをすべて併せ持つ、デジタルラジオ受信器として構成するようにしても良いものである。この場合には、外部装置30のような媒介物を介することなく、デジタルラジオ受信器から直接に音響情報ダウンロード装置に対して曲情報を移動させることができる。
図11は、どのように表示部13に曲情報が表示されるかについて示す図である。図11(A)は、表示部13に設けられた液晶の画面に表れる1行表示の例を示すものである。左側から順に記録日時(12/AUG/07が該当)、曲名(AAAAAAAAが該当)、アーティスト名(BBBBBBBが該当)、番組名(VVVVが該当)の各々の曲情報を示すものである。図11(B)は、表示部13に設けられた液晶の画面に表れるリスト表示の例を示すものである。左側から順に一の曲情報である、記録日時(12/AUG/07が該当)、曲名(AAAAAAAAが該当)、アーティスト名(BBBBBBBが該当)の曲情報の各々を示し、縦方向の2行目に別の曲情報である、記録日時(10/AUG/07が該当)、曲名(CCCCCCCCが該当)、アーティスト名(DDDDDDDが該当)、番組名(VVVVが該当)の曲情報の各々を示し、同様にして3行目に、記録日時(20/JUL/07が該当)、曲名(EEEEEEEEが該当)、アーティスト名(FFFFFFFが該当)、番組名(VVVVが該当)の曲情報の各々を示し、同様にして4行目に、記録日時(15/JUL/07が該当)、曲名(GGGGGGGGが該当)、アーティスト名(HHHHHHHが該当)、番組名(VVVVが該当)の曲情報の各々を示し、同様にして5行目に、記録日時(15/JUL/07が該当)、曲名(IIIIIIIIが該当)、アーティスト名(JJJJJJJが該当)、番組名(VVVVが該当)の曲情報の各々を示すものである。
この表示部に表示される情報によって、ユーザーは音響情報を聴取すること無く、したがって、ヘッドフォン22、D/A変換部17を備えないデジタルラジオ受信器によっても、表示部に表示された情報のみを頼りにして、曲情報を得ることができる。そして、この曲情報から所望の音響情報を事後的に得ることができる。具体的な曲情報の取得の方法は、上述した第1の実施形態ないし第3の実施形態と同様であるが、第1の実施形態ないし第3の実施形態において記録釦をユーザーが操作する場合にヘッドフォン22からの聴覚情報(音響信号)ではなく、表示部13に表示される視覚情報によってユーザーが記録釦を押すタイミングを知ることができる。ここで、上述したように、音響情報と曲情報との間の時間ずれと、上述したフェードイン効果、フェードアウト効果が伴う場合には、音響情報と曲情報とが3以上に渡り一致しない場合が容易に生じ得るために、曲情報(番組情報も含む)を格納するメモリーの数は3以上とするのが望ましい。
デジタルラジオ受信器のブロック図である。 音響情報と曲情報との配列を時系列として示す図である。 図2に示す音響情報と曲情報との関係をより詳細に説明する図である。 デジタルラジオ受信器の動作を示すフローチャートである。 フラグについての説明をするための概念図である。 フラグとフラグが「1」とされる曲情報の数についての例を示す図である。 デジタルラジオ受信器の動作を示す別のフローチャートである。 デジタルラジオ受信器の動作を示すさらに別のフローチャートである。 音響情報の再生方法を説明するための図である。 別のデジタルラジオ受信器のブロック図である。 表示部に設けられた液晶の画面に表れる表示の例を示す図である。
符号の説明
10、101 デジタルラジオ受信器、11 デジタルラジオ受信部、12 操作部、13 表示部、14 マイコン(制御部)、15 内部メモリー、16 外部装置接続コネクタ、17 変換部、18 無線ラン、21 アンテナ、22 ヘッドフォン、30、301 外部装置、31 無線ラン、40 パーソナルコンピューター(音響情報ダウンロード装置)、50 PCモニター

Claims (5)

  1. デジタル音響情報とともに放送され前記デジタル音響情報の内容を特定する識別情報である曲情報を受信するデジタルラジオ受信器であって、
    前記デジタル音響情報と前記曲情報のうちで、前記曲情報のみを記憶する内部メモリーと、
    前記内部メモリー前記曲情報が配される領域にフラグを書きこむための操作部と
    前記内部メモリーの前記曲情報が配される領域記憶された前記曲情報処理を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記曲情報にフラグを有する場合には、該曲情報が配されている領域から該曲情報の削除をする制御をせず、
    前記内部メモリーに記憶することができる、曲情報の数、又は、フラグの無い曲情報の数が予め定める最大数を越える場合には、前記曲情報が配される領域からフラグの無い曲情報の削除をする制御をして、さらに、フラグを有する曲情報の記録を可能とし、
    該デジタルラジオ受信器に対して分離可能とされる外部機器が、該デジタルラジオ受信器に接続されている場合には、前記フラグを有する曲情報を該デジタルラジオ受信器から該外部機器に転送し、
    前記曲情報を該デジタルラジオ受信器から前記外部機器に転送した後に前記フラグを有する曲情報を削除する、
    デジタルラジオ受信器。
  2. 前記内部メモリーに記憶される曲情報の数が3以上である請求項1に記載のデジタルラジオ受信器。
  3. 前記内部メモリーに記憶する曲情報の最大数を前記操作部から設定する、請求項1に記載のデジタルラジオ受信器。
  4. さらに、前記外部装置に電波を介して接続して、前記内部メモリーに記憶された前記曲情報を外部装置に送出するための無線ランを備える請求項1に記載のデジタルラジオ受信器。
  5. 前記制御部は
    前記曲情報のフラグの有り無し、を書き換える制御をする、請求項1に記載のデジタルラジオ受信器。
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