JP4501616B2 - ファクシミリ装置およびそのファクシミリ通信方法 - Google Patents

ファクシミリ装置およびそのファクシミリ通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、ファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法に関し、特に、IP網を使用した通信を行うファクシミリ通信とを行うファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法に関する。
従来、ファクシミリ通信はPSTN(公衆交換電話網:例えば、アナログ網またはISDN)で行ってきたが、最近では、端末と交換局間は従来のPSTNを使用し、交換局からゲートウェイを通じてIPディジタル網(以後、IP網と称する)を使用するIP電話が普及していることから、IPディジタル網を介してファクシミリ通信を行うファクシミリ装置が登場している。
現状は、IP網を使用したファクシミリ通信といっても、アナログG3信号をディジタル変換した見なしファクシミリ(ITU−T勧告T.30)が主流である。しかし、今後ITU−T勧告T.38といったIP網専用のFAXプロトコルが標準として制定されたT.38対応ファクシミリ装置が増加すると考えられている。従って、IP電話対応ファクシミリ装置でもT.30対応ファクシミリ装置とT.38対応ファクシミリ装置とが混在するため、これら2つのFAXプロトコルを相手先に応じて使い分ける必要がある。
例えば、公衆網ファクシミリ規格に適合するように、ファクシミリパケットの送信制御を行なうようにしたファクシミリ装置、ファクシミリ通信方法及びファクシミリ通信プログラムがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−125152号公報
しかし、上記特許文献1に記載の技術では、PSTNからのデータとIPネットワークからのデータを相互に変換する機能付きのゲートウェイを経由せずに、データを直接送受信することは困難である。
そこで、本発明は、PSTNに比べ安価なIP網を利用するにあたり、ゲートウェイの能力に依存せず、相手先に応じたFAXプロトコルでファクシミリ通信が可能なファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、IP網と接続するIP網接続手段と、前記IP網を経由してデータをT.38プロトコルで通信する第1のファクシミリ通信手段と、前記データをアナログ信号に変換するアナログ信号変換手段と、前記アナログ信号変換手段でアナログ信号に変換したデータをディジタル信号に変換するディジタル信号変換手段と、前記ディジタル信号変換手段でディジタル信号に変換したデータを前記IP網を経由してT.30プロトコルで通信する第2のファクシミリ通信手段と、相手先の通信能力を判断する相手先通信能力判断手段と、前記相手先通信能力判断手段の判断に基づき、前記第1のファクシミリ通信手段による通信または前記第2のファクシミリ通信手段による通信を選択するファクシミリ通信選択手段とを具備し、前記第1のファクシミリ通信手段による通信と前記第2のファクシミリ通信手段による通信との少なくとも一方を利用した複数の通信の同時通信を実施するものであって、前記第1のファクシミリ通信手段による複数の通信の同時通信、又は前記第2のファクシミリ通信手段による複数の通信の同時通信を許可し、前記第1のファクシミリ通信手段による通信と前記第2のファクシミリ通信手段による通信との同時通信は規制することを特徴とする。
また、請求項2の発明は、相手先の通信能力を相手先通信能力判断手段により判断し、該判断に基づいてファクシミリ通信選択手段により、IP網接続手段によりIP網と接続し、該IP網を経由してデータをT.38プロトコルで通信する第1のファクシミリ通信と、アナログ信号変換手段によりデータをアナログ信号に変換し、該アナログ信号に変換したデータをディジタル信号変換手段によりディジタル信号に変換し、該変換したデータを前記IP網を経由してT.30プロトコルで通信する第2のファクシミリ通信とを選択して実施し、前記第1のファクシミリ通信と前記第2のファクシミリ通信との少なくとも一方を利用した複数の通信の同時通信を実施するものであって、前記第1のファクシミリ通信による複数の同時通信、又は前記第2のファクシミリ通信による複数の同時通信を許可し、前記第1のファクシミリ通信と前記第2のファクシミリ通信との同時通信は規制することを特徴とする。
本発明によれば、PSTNに比べ安価なIP網を利用するにあたり、ゲートウェイまたはVoIPアダプタ等の能力に依存せず、最適な通信を行うことが可能になるとともに、アナログ回線・IP網どちらにも対応が可能になるという効果を奏する。
以下、本発明に係るファクシミリ装置およびファクシミリ通信方法の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した複合機装置(以後、マルチファンクション装置と称する)1の構成例を示した図である。
図1に示すように、マルチファンクション装置1はマルチファンクションコントロール部2とプリンタモジュール部3とスキャナモジュール部4とファクシミリモジュール部5とを具備して構成され、プリンタモジュール部3、スキャナモジュール部4およびファクシミリモジュール部5は、インターフェース(以後、I/Fと称する)6によってマルチファンクションコントロール部2と接続されている。
マルチファンクションコントロール部2は、プリンタモジュール部3・プリンタモジュール部4・ファクシミリモジュール部5の各モジュール部を効率良く制御する。具体的には、制御用のCPU7と、CPU7の動作プログラムを記憶するROM8/RAM9と、入出力用データを格納するデータ蓄積用メモリ10と、IP網に接続するためのLANインターフェースであるLAN IF基板11と、ユーザからの各モジュール部に対する設定(例えば、ファクシミリ通信の種類、同時ファクシミリ通信の有効/無効等)等を受け付ける設定部12と、を具備して構成され、これらはシステムバス13によって相互に接続している。
プリンタモジュール部3は、マルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ10に蓄積されたデータを用紙に印刷する。
スキャナモジュール部4は、原稿を光学的に読み取り、読み取ったデータはマルチファンクションコントロール部2のデータ蓄積用メモリ10に蓄積する。
ファクシミリモジュール部5は、ファクシミリモジュール部5を制御するCPU14と、CPU14の動作プログラムを記憶するROM15/RAM16と、PSTN経由のデータの送受信を行う網制御部17と、PSTN経由で受信したデータの復号化、スキャナモジュール部4で読み取ったデータの符号化、およびデータの解像度変換を行うCodec/解像度変換部18と、Codec/解像度変換部18で符号化したデータをPSTNを介してファクシミリ送信するFAX Modem19と、FAX Modem19の出力信号(音声信号)のディジタル化を行うPCM Codec20とを具備して構成され、これらはシステムバス21によって相互に接続している。
マルチファンクション装置1は、IP網経由のファクシミリ通信を行う際に、ファクシミリモジュール部5のCPU14が機能として有する相手先通信能力判断手段により相手先の通信能力を判断し、相手先通信能力判断手段の判断に基づいてファクシミリモジュール部5のCPU14が機能として有するファクシミリ通信選択手段によりファクシミリ通信を自動的に選択する。具体的には、マルチファンクション装置1からT.38通信を行う際に、相手先から受信する能力宣言を確認し、相手先がT.38通信の能力を有していると判断した場合はT.38通信を行い、相手先がT.30通信の能力しか有していないと判断した場合はT.30通信を行う。
次に、マルチファンクション装置1が行うIP網経由のファクシミリ送信の処理手順について図2に示すフローチャートを参照して説明する。
原稿をスキャンし(ステップS201)、スキャンデータからT.38通信用のデータを作成し(ステップS202)、作成したデータをデータ蓄積用メモリに蓄積し(ステップS203)、相手先に接続し(ステップS204)、相手先から応答があると(ステップS205でYES)、相手先から送信された相手能力宣言を受信し(ステップS206)、受信した相手能力宣言に基づいて相手先のT.38通信能力の有無を判断する(ステップS207)。
相手先にT.38通信能力が有ると判断した場合(ステップS207でYES)、T.38通信を開始し(ステップS208)、ファクシミリ送信の処理手順を終了する。
相手先にT.38通信能力が無いと判断した場合(ステップS207でNO)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS209)、FAX Modemの出力信号をディジタル化し(ステップS210)、IP網経由のT.30通信を開始し(ステップS211)、ファクシミリ送信の処理手順を終了する。
更に、LAN IF基板11若しくは網制御部17を取り外し可能な子基板で製作し、オプション化する場合、これらの基板のどちらか若しくは両方取り付けられた時に取り付けられたインターフェースに応じてIP網若しくはPSTNの接続が可能である。
次に、起動開始時にマルチファンクション装置1が行う接続認識の処理手順について図3に示すフローチャートを参照して説明する。
起動を開始し(ステップS301)、基板取付確認を開始する(ステップS302)。
網制御部が取り付けられていることを確認した場合(ステップS303でYES)、PSTN接続を認識し(ステップS304)、ステップS305に進む。なお、網制御部が取り付けられていないことを確認した場合(ステップS303でNO)、ステップS305に進む。
LAN IF基板が取り付けられていることを確認した場合(ステップS305でYES)、IP網接続を認識し(ステップS306)、ステップS307に進む。なお、LAN IF基板が取り付けられていないことを確認した場合(ステップS305でNO)、ステップS307に進む。
ファクシミリ通信可能なインターフェースの設定を完了し(ステップS307)、起動を完了し(ステップS308)、接続認識の処理手順を終了する。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は同時に複数のファクシミリ通信を行うことが可能である。
例えば、スキャンデータをパケットデータとして直接IP網経由でファクシミリ通信を行うT.38通信中に、T.38通信では未使用のFAX Modem19を使用してPSTN経由のファクシミリ通信(以後、PSTN経由のT.30通信と称する)若しくはIP網経由のファクシミリ通信(以後、IP網経由のT.30通信と称する)を行うことが可能であり、PSTN経由のT.30通信中若しくはIP網経由のT.30通信中にT.38通信を行うことが可能である。
なお、IP網での遅延・ジッタ等の影響を避けるため、T.38通信中にIP網経由のT.30通信を同時に行うこと、およびIP網経由のT.30通信中にT.38通信を同時に行うことを規制する構成も適用可能である。
また、同時通信でメモリまたは画像処理が遅くなる場合は、同報等同一画情報をファクシミリ送信するように限定する構成も適用可能である。
次に、マルチファンクション装置1が行う複数のファクシミリ通信の処理手順について図4に示すフローチャートを参照して説明する。
ファクシミリ通信中にT.38通信のファクシミリ送信若しくはファクシミリ受信の指示を受け付けると(ステップS401)、現在のファクシミリ通信の種類を確認する(ステップS402)。
現在、T.38通信中である場合(ステップS403でYES)、T.38通信が終了するまで待機し(ステップS404)、T.38通信が終了すると(ステップS405でYES)、ステップS409に進む。
現在、T.38通信中ではなく(ステップS403でNO)、IP網経由のT.30通信中である場合(ステップS406でYES)、IP網経由のT.30通信が終了するまで待機し(ステップS407)、IP網経由のT.30通信が終了すると(ステップS408でYES)、ステップS409に進む。
現在、T.38通信中ではなく(ステップS403でNO)、IP網経由のT.30通信中ではない場合(ステップS406でNO)、ステップS409に進む。
T.38通信を開始し(ステップS409)、同時ファクシミリ通信の処理手順を終了する。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は、T.38通信とPSTN経由のT.30通信とを同時に行うことが可能である。なお、通信スピード、処理能力等に応じて同時動作可能な通信数を制限する構成も適用可能である。
次に、マルチファンクション装置1が行うPSTN経由のT.30通信の処理手順について図5に示すフローチャートを参照して説明する。
PSTN経由のT.30通信のファクシミリ送信若しくはファクシミリ受信の指示を受け付けると(ステップS501)、現在ファクシミリ通信中であるか否か確認する(ステップS502)。
現在ファクシミリ通信中ではないことを確認した場合(ステップS502でNO)、ステップS506に進む。
現在ファクシミリ通信中であることを確認した場合(ステップS502でYES)、そのファクシミリ通信がT.38通信であるか否か確認する(ステップS503)。
ファクシミリ通信がT.38通信であると確認した場合(ステップS503でYES)、ステップS506に進む。
ファクシミリ通信がT.38通信ではないと確認した場合(ステップS503でNO)、ファクシミリ通信が終了するまで待機し(ステップS504)、ファクシミリ通信が終了すると(ステップS505でYES)、ステップS506に進む。
PSTN経由のT.30通信を開始し(ステップS506)、PSTN経由のT.30通信の処理手順を終了する。
次に、マルチファンクション装置1が行うT.38通信の処理手順について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
T.38通信のファクシミリ送信若しくはファクシミリ受信の指示を受け付けると(ステップS601)、現在ファクシミリ通信中であるか否か確認する(ステップS602)。
現在ファクシミリ通信中ではないことを確認した場合(ステップS602でNO)、ステップS606に進む。
現在ファクシミリ通信中であることを確認した場合(ステップS602でYES)、そのファクシミリ通信がPSTN経由のT.30通信であるか否か確認する(ステップS603)。
ファクシミリ通信がPSTN経由のT.30通信であると確認した場合(ステップS603でYES)、ステップS606に進む。
ファクシミリ通信がPSTN経由のT.30通信ではないと確認した場合(ステップS603でNO)、ファクシミリ通信が終了するまで待機し(ステップS604)、ファクシミリ通信が終了すると(ステップS605でYES)、ステップS606に進む。
T.38通信を開始し(ステップS606)、T.38通信の処理手順を終了する。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は、複数のIP網経由のT.30通信を同時に行うことが可能である。なお、通信スピード、処理能力等に応じて同時動作可能な通信数を制限する構成も適用可能である。
次に、マルチファンクション装置1が行う複数のIP網経由のT.30通信の同時通信の処理手順について図7に示すフローチャートを参照して説明する。
IP網経由のT.30通信のファクシミリ送信若しくはファクシミリ受信の指示を受け付けると(ステップS701)、現在ファクシミリ通信中であるか否か確認する(ステップS702)。
現在ファクシミリ通信中ではないことを確認した場合(ステップS702でNO)、ステップS706に進む。
現在ファクシミリ通信中であることを確認した場合(ステップS702でYES)、そのファクシミリ通信がIP網経由のT.30通信であるか否か確認する(ステップS703)。
ファクシミリ通信がIP網経由のT.30通信であると確認した場合(ステップS703でYES)、ステップS706に進む。
ファクシミリ通信がIP網経由のT.30通信ではないと確認した場合(ステップS703でNO)、ファクシミリ通信が終了するまで待機し(ステップS704)、ファクシミリ通信が終了すると(ステップS705でYES)、ステップS706に進む。
IP網経由のT.30通信を開始し(ステップS706)、IP網経由のT.30通信の同時通信の処理手順を終了する。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は複数のT.38通信を同時に行うことが可能である。なお、通信スピード、処理能力等に応じて同時動作可能な通信数を制限する構成も適用可能である。
次に、マルチファンクション装置が行う複数のT.38通信の同時通信の処理手順について図8に示すフローチャートを参照して説明する。
T.38通信のファクシミリ送信若しくはファクシミリ受信の指示を受け付けると(ステップS801)、現在ファクシミリ通信中であるか否か確認する(ステップS802)。
現在ファクシミリ通信中ではないことを確認した場合(ステップS802でNO)、ステップS806に進む。
現在ファクシミリ通信中であることを確認した場合(ステップS802でYES)、そのファクシミリ通信がT.38通信であるか否か確認する(ステップS803)。
ファクシミリ通信がT.38通信であると確認した場合(ステップS803でYES)、ステップS806に進む。
ファクシミリ通信がT.38通信ではないと確認した場合(ステップS803でNO)、ファクシミリ通信が終了するまで待機し(ステップS804)、ファクシミリ通信が終了すると(ステップS805でYES)、ステップS806に進む。
T.38通信を開始し(ステップS806)、T.38通信の同時通信の処理手順を終了する。
図9は、モデムユニット部22を増設したマルチファンクション装置1の構成例を示した図である。
図9に示すように、モデムユニット部22を増設することで、マルチファンクション装置1は2つのPSTN経由のT.30通信を同時に行うことが可能になる。なお、モデムユニット部22のCodec/解像度変換部18、RAM16をファクシミリモジュール部5と共有することで、パフォーマンスとのトレードで更に安価で提供することも可能である。
図10は、第2のファクシミリモジュール部24を増設したマルチファンクション装置1の構成例を示した図である。
図10に示すように、PSTN接続の複数回線接続能力を有する第2のファクシミリモジュール部24を接続し、第1のファクシミリモジュール部23をIP網に接続できるように設定し、第2のファクシミリモジュール部24をPSTNにのみ接続できるように設定する。従って、PSTNを経由して複数電話番号を使用するセンターファクシミリ装置として利用する場合は、第2のファクシミリモジュール部24を利用する。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は、ファクシミリモジュール部5のCPU14が機能として有する使用回線判断手段により使用回線(IP網経由/PSTN経由)を判断し、使用回線判断手段の判断に基づいて自動でIP網経由/PSTN経由のファクシミリ通信を行う。
次に、マルチファンクション装置1が使用回線の判断に基づいて行うファクシミリ送信の処理手順について図11に示すフローチャートを参照して説明する。
原稿をスキャンし(ステップS1101)、スキャンデータをデータ蓄積用メモリに蓄積し(ステップS1102)、使用回線を判断する(ステップS1103)。
IP網経由のファクシミリ通信を行うと判断した場合(ステップS1103でYES)、スキャンデータからT.38通信用のデータを作成し(ステップS1104)、相手先に接続し(ステップS1105)、相手先から応答があると(ステップS1106でYES)、相手先から送信された相手能力宣言を受信し(ステップS1107)、受信した相手能力宣言に基づいて相手先のT.38通信能力の有無を判断する(ステップS1108)。
相手先にT.38通信能力が有ると判断した場合(ステップS1108でYES)、T.38通信を開始し(ステップS1109)、ファクシミリ送信の処理手順を終了する。
相手先にT.38通信能力が無いと判断した場合(ステップS1108でNO)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1110)、FAX Modemの出力信号をディジタル化し(ステップS1111)、IP網経由のT.30通信を開始し(ステップS1112)、ファクシミリ送信の処理手順を終了する。
PSTN経由のファクシミリ通信を行うと判断した場合(ステップS1103でNO)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1113)、PSTN経由のT.30通信を開始し(ステップS1114)、ファクシミリ送信の処理手順を終了する。
なお、ファクシミリ通信時における使用回線判断手段の使用回線の判断は、例えば、ダイヤルの「0000」の有無に基づく判断(この場合、「0000」有りがPSTN経由、「0000」無しがIP網経由と判断)、ダイヤルの「050」の有無に基づく判断(この場合、「050」無しがPSTN経由、「050」有りがIP網経由と判断)、短縮登録に基づく判断等がある。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は、T.30通信が設定された際に、ファクシミリモジュール部5のCPU14が使用回線(IP網経由/PSTN経由)を判断し、その判断に基づいて自動でIP網経由/PSTN経由のT.30通信を行う。
次に、マルチファンクション装置1が使用回線の判断に基づいて行うT.30通信の処理手順について図12に示すフローチャートを参照して説明する。
T.30通信が設定され(ステップS1201)、原稿をスキャンし(ステップS1202)、スキャンデータをデータ蓄積用メモリに蓄積し(ステップS1203)、使用回線を判断する(ステップS1204)。
IP網経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1204でYES)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1205)、FAX Modemの出力信号をディジタル化し(ステップS1206)、IP網経由のT.30通信を開始し(ステップS1207)、T.30通信の処理手順を終了する。
PSTN経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1204でNO)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1208)、PSTN経由のT.30通信を開始し(ステップS1209)、T.30通信の処理手順を終了する。
なお、ファクシミリ通信時における使用回線判断手段の使用回線の判断は、例えば、ダイヤルの「0000」の有無に基づく判断(この場合、「0000」有りがPSTN経由、「0000」無しがIP網経由と判断)、ダイヤルの「050」の有無に基づく判断(この場合、「050」無しがPSTN経由、「050」有りがIP網経由と判断)、短縮登録に基づく判断等がある。
更に、本発明を適用したマルチファンクション装置1は、ファクシミリ通信が正常に終了しなかった場合、予め設定した切替設定条件に従って、ファクシミリ通信の種類を切り替えて再通信することが可能である。なお、切替設定条件とは、リトライ回数設定、選択回線限定設定、優先順位設定のいずれか、若しくはそれらの組み合わせである。
次に、マルチファンクション装置1が行うファクシミリ通信の処理手順について図13に示すフローチャートを参照して説明する。
原稿をスキャンし(ステップS1301)、スキャンデータからT.38通信用のデータを作成し(ステップS1302)、作成したデータをデータ蓄積用メモリに蓄積し(ステップS1303)、相手先に接続し(ステップS1304)、相手先から応答があると(ステップS1305でYES)、相手先から送信された相手能力宣言を受信し(ステップS1306)、受信した相手能力宣言に基づいて相手先のT.38通信能力の有無を判断する(ステップS1307)。
相手先にT.38通信能力が有ると判断した場合(ステップS1307でYES)、T.38通信を開始し(ステップS1308)、ステップS1315に進む。
相手先にT.38通信能力が無いと判断した場合(ステップS1307でNO)、使用回線を判断する(ステップS1309)。
IP網経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1309でYES)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1310)、FAX Modemの出力信号をディジタル化し(ステップS1311)、IP網経由のT.30通信を開始し(ステップS1312)、ステップS1315に進む。
PSTN経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1309でNO)、スキャンデータをFAX Modemに渡し(ステップS1313)、PSTN経由のT.30通信を開始し(ステップS1314)、ステップS1315に進む。
ファクシミリ通信が正常に終了しない場合(ステップS1315でNO)、T.38通信を行うと判断した場合(ステップS1316でYES)、ステップS1308に戻り、T.38通信を行わないと判断した場合(ステップS1316でNO)、ステップS1317に進む。
IP網経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1317でYES)、ステップS1310に戻り、PSTN経由のT.30通信を行うと判断した場合(ステップS1317でNO)、ステップS1313に戻る。
ファクシミリ通信が正常に終了した場合(ステップS1315でYES)、ファクシミリ通信の処理手順を終了する。
なお、図14に示すように、それぞれのモジュールに同一の接続構造(例えば、接続ユニット受け側25、接続ユニット差込側26)を設けることで、アナログFAX機、IP−FAX機を容易に複数回線増設可能とすることができる。
本発明を適用した複合機装置1の構成例を示した図である。 マルチファンクション装置1が行うIP網経由のファクシミリ送信の処理手順を示すフローチャートである。 起動開始時にマルチファンクション装置1が行う接続認識の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が行う複数のファクシミリ通信の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が行うPSTN経由のT.30通信の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が行うT.38通信の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が行う複数のIP網経由のT.30通信の同時通信を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置が行う複数のT.38通信の同時通信の処理手順を示すフローチャートである。 モデムユニット部22を増設したマルチファンクション装置1の構成例を示した図である。 第2のファクシミリモジュール部24を増設したマルチファンクション装置1の構成例を示した図である。 マルチファンクション装置1が使用回線の判断に基づいて行うファクシミリ送信の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が使用回線の判断に基づいて行うT.30通信の処理手順を示すフローチャートである。 マルチファンクション装置1が行うファクシミリ通信の処理手順を示すフローチャートである。 同一の接続構成で各ユニットが接続されたマルチファンクション装置1の構成例を示した図である。
符号の説明
1 マルチファンクション装置
2 マルチファンクションコントロール部
3 プリンタモジュール部
4 スキャナモジュール部
5 ファクシミリモジュール部
6 I/F
7 CPU
8 ROM
9 RAM
10 データ蓄積用メモリ
11 LAN IF基板
12 設定部
13 システムバス
14 CPU
15 ROM
16 RAM
17 網制御部
18 FAX Modem
19 Codec/解像度変換部
20 PCM Codec
21 システムバス
22 モデムユニット部
23 第1のファクシミリモジュール部
24 第2のファクシミリモジュール部
25 接続ユニット受け側
26 接続ユニット差込側

Claims (2)

  1. IP網と接続するIP網接続手段と、
    前記IP網を経由してデータをT.38プロトコルで通信する第1のファクシミリ通信手段と、
    前記データをアナログ信号に変換するアナログ信号変換手段と、
    前記アナログ信号変換手段でアナログ信号に変換したデータをディジタル信号に変換するディジタル信号変換手段と、
    前記ディジタル信号変換手段でディジタル信号に変換したデータを前記IP網を経由してT.30プロトコルで通信する第2のファクシミリ通信手段と、
    相手先の通信能力を判断する相手先通信能力判断手段と、
    前記相手先通信能力判断手段の判断に基づき、前記第1のファクシミリ通信手段による通信または前記第2のファクシミリ通信手段による通信を選択するファクシミリ通信選択手段と
    を具備し、
    前記第1のファクシミリ通信手段による通信と前記第2のファクシミリ通信手段による通信との少なくとも一方を利用した複数の通信の同時通信を実施するものであって、
    前記第1のファクシミリ通信手段による複数の通信の同時通信、又は前記第2のファクシミリ通信手段による複数の通信の同時通信を許可し、前記第1のファクシミリ通信手段による通信と前記第2のファクシミリ通信手段による通信との同時通信は規制する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 相手先の通信能力を相手先通信能力判断手段により判断し、該判断に基づいてファクシミリ通信選択手段により、IP網接続手段によりIP網と接続し、該IP網を経由してデータをT.38プロトコルで通信する第1のファクシミリ通信と、アナログ信号変換手段によりデータをアナログ信号に変換し、該アナログ信号に変換したデータをディジタル信号変換手段によりディジタル信号に変換し、該変換したデータを前記IP網を経由してT.30プロトコルで通信する第2のファクシミリ通信とを選択して実施し、前記第1のファクシミリ通信と前記第2のファクシミリ通信との少なくとも一方を利用した複数の通信の同時通信を実施するものであって、前記第1のファクシミリ通信による複数の同時通信、又は前記第2のファクシミリ通信による複数の同時通信を許可し、前記第1のファクシミリ通信と前記第2のファクシミリ通信との同時通信は規制することを特徴とするファクシミリ装置のファクシミリ通信方法。
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