JP2002300341A - インターネットファクシミリ装置およびその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子メールをファクシミリ文書で転送する場
合、電子メールに含まれたファクシミリ通信機能の指示
に従って、ファクシミリ転送することができるインター
ネットファクシミリ装置および機能を提供する。 【解決手段】 オフランプゲートウェイ機能を有するイ
ンターネットファクシミリ装置２０１が電子メール化し
た文書２０１を受信し、電子メール化した文書２０１の
メールヘッダに転送時のファクシミリ通信機能を指示す
る情報が含まれている場合、指示されたファクシミリ通
信機能でファクシミリ文書２０３をファクシミリ機１０
８に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットフ
ァクシミリ装置およびその制御方法に関し、特に、イン
ターネットを介して受信した電子メールを転送先ファク
シミリ装置へ公衆電話網を介してファクシミリ転送する
ゲートウエイ機能を有するインターネットファクシミリ
装置およびその制御方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】最近、Ｌｏｃａｌ Ａｒｅａ Ｎｅｔｗ
ｏｒｋ（以下、これをＬＡＮという）及びインターネッ
トと接続してデータのやりとりを行う機能と公衆交換電
話網（以下、これをＰＳＴＮという）を介して通常のフ
ァクシミリメッセージ送受信を行う機能を有するインタ
ーネットファクシミリ装置が実用されている。

【０００３】この種のインターネットファクシミリ装置
においては、ｅ−ｍａｉｌ ＴｏＦａｘ Ｇａｔｅｗａ
ｙ機能、すなわち、インターネットから受信した電子メ
ールを画情報に変換して転送先ファクシミリ装置へ転送
するオフランプゲートウエイ機能が設けられている。

【０００４】このｅ−ｍａｉｌ Ｔｏ Ｆａｘ Ｇａｔ
ｅｗａｙ機能を利用すると、インターネットを介して遠
隔地間の画情報のやりとりを行うことが可能になるの
で、通信コストを大幅に削減することができ、インター
ネットファクシミリ機能を有していない相手端末に対し
て通信を行う場合にも有効な機能である。

【０００５】例えば、特開平８−２４２３２６号公報に
示されるファクシミリ型電子メール装置のように、電子
メールのイメージデータ中に文字コードで、ｅ−ｍａｉ
ｌＴｏ Ｆａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機能を指示する方法が
開示されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記特開平８
−２４２３２６号公報に開示された方法では、ｅ−ｍａ
ｉｌ Ｔｏ Ｆａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機能においては、
電子メールの送信元から転送先ファクシミリ装置に対す
るファクシミリ転送に関するファクシミリ通信機能を指
示することはできなかった。

【０００７】例えば、電子メールの送信元で、ファクシ
ミリ転送の通信モードとしてグループ４（以下、これを
Ｇ４という）を選択したくても、ｅ−ｍａｉｌ Ｔｏ
Ｆａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機能にグループ３（以下、これ
をＧ３という）が設定されている場合は、転送先ファク
シミリ装置に対するファクシミリ転送の通信モードをＧ
４で行うことはできなかった。

【０００８】また、電子メールの送信元から上記ファク
シミリ転送のモデムの変調速度を指示したくてもｅ−ｍ
ａｉｌ Ｔｏ Ｆａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機能に設定され
ているモデムの変調速度がこれと異なる場合は、上記指
示はできなかった。

【０００９】また、電子メールの送信元から用紙サイズ
指定、解像度指定、親展通信指定、時刻指定等のファク
シミリ通信機能の指示も同様にできなかった。

【００１０】そこで、本発明は、電子メールの送信元で
転送先ファクシミリ装置に対するファクシミリ転送にお
ける通信モードを指示することができるようにしたイン
ターネットファクシミリ装置およびその制御方法を提供
することを目的とする。

【００１１】また、本発明は、電子メールの送信元で転
送先ファクシミリ装置に対するファクシミリ転送におけ
る各種ファクシミリ通信機能を指示することができるよ
うにしたインターネットファクシミリ装置およびその制
御方法を提供することを目的とする。

【００１２】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１の発明は、公衆電話網とインターネットと
に接続され、インターネットを介して受信した電子メー
ルを転送先ファクシミリ装置へ公衆電話網を介してファ
クシミリ転送するゲートウエイ機能を有するインターネ
ットファクシミリ装置において、前記電子メールに所望
のファクシミリ通信機能を指示する指示情報が含まれて
いるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により
前記指示情報が含まれていると判定された場合は該指示
情報を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出した指
示情報が指示するファクシミリ通信機能を用いて前記転
送先ファクシミリ装置へのファクシミリ転送を行う通信
制御手段とを具備することを特徴とする。

【００１３】また、請求項２の発明は、請求項１の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送の通
信モードのグループ指示を含むことを特徴とする。

【００１４】また、請求項３の発明は、請求項１の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送のモ
デムの変調速度指示を含むことを特徴とする。

【００１５】また、請求項４の発明は、請求項１の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送の用
紙サイズ指定、解像度指定、親展通信指定、時刻指定の
少なくとも１つを含むことを特徴とする。

【００１６】また、請求項５の発明は、請求項１の発明
において、前記判定手段により前記指示情報が含まれて
いないと判定された場合に前記インターネットファクシ
ミリ装置における通信モードの実装状況を確認する確認
手段を更に具備し、前記確認手段により前記インターネ
ットファクシミリ装置がグループ４を実装していると確
認された場合は、グループ４で該相手先ファクシミリ装
置に対してファクシミリ転送を行い、前記確認手段によ
り前記インターネットファクシミリ装置がグループ４を
実装していないと確認された場合は、グループ３で該相
手先ファクシミリ装置に対してファクシミリ転送を行う
ことを特徴とする。

【００１７】また、請求項６の発明は、公衆電話網とイ
ンターネットとに接続され、インターネットを介して受
信した電子メールを転送先ファクシミリ装置へ公衆電話
網を介してファクシミリ転送するゲートウエイ機能を有
するインターネットファクシミリ装置の制御方法におい
て、前記電子メールに所望のファクシミリ通信機能を指
示する指示情報が含まれているか否かを判定し、該判定
により前記指示情報が含まれていると判定された場合は
該指示情報を抽出し、該抽出した指示情報が指示するフ
ァクシミリ通信機能を用いて前記転送先ファクシミリ装
置へのファクシミリ転送を行うことを特徴とする。

【００１８】また、請求項７の発明は、請求項６の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送の通
信モードのグループ指示を含むことを特徴とする。

【００１９】また、請求項８の発明は、請求項６の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送のモ
デムの変調速度指示を含むことを特徴とする。

【００２０】また、請求項９の発明は、請求項６の発明
において、前記指示情報は、前記ファクシミリ転送の用
紙サイズ指定、解像度指定、親展通信指定、時刻指定の
少なくとも１つを含むことを特徴とする。

【００２１】また、請求項１０の発明は、請求項６の発
明において、前記判定手段により前記指示情報が含まれ
ていないと判定された場合は前記インターネットファク
シミリ装置における通信モードの実装状況を確認し、該
確認により前記インターネットファクシミリ装置がグル
ープ４を実装していると確認された場合は、グループ４
で該相手先ファクシミリ装置に対してファクシミリ転送
を行い、該確認により前記インターネットファクシミリ
装置がグループ４を実装していないと確認された場合
は、グループ３で該相手先ファクシミリ装置に対してフ
ァクシミリ転送を行うことを特徴とする。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる実施の形態
について添付図面を参照して詳細に説明する。

【００２３】図１は、本発明に係わるインターネットフ
ァクシミリ装置を含む通信システムの構成を示す図であ
る。

【００２４】図１に示すように、インターネットファク
シミリ装置１０５を含む通信システムはＬＡＮ１０１、
ルータ１０２、ＬＡＮ１０１にネットワーク端末として
接続されたメールサーバ１０３、ＰＣ（パーソナルコン
ピュータ）１０４、インターネットファクシミリ装置１
０５から構成されている。

【００２５】メールサーバ１０３は各ネットワーク端末
のＰＣ１０４、インターネットファクシミリ装置１０５
にとってのＰＯＰ（Ｐｏｓｔ Ｏｆｆｉｃｅ Ｐｒｏｔ
ｏｃｏｌ）サーバとして、各ネットワーク端末からの要
求に応じて電子メール受信および蓄積している該ネット
ワーク端末宛ての電子メールを配信し、該ネットワーク
端末から送信された電子メールを中継して宛先に配信す
る。

【００２６】また、ＬＡＮ１０１はルータ１０２を介し
てインターネット１０６へ接続され、他のＬＡＮ等に接
続されているホスト装置間で様々なデータのやりとりが
可能である。

【００２７】インターネットファクシミリ装置１０５は
ＰＳＴＮ１０７と接続し、ファクシミリ装置１０８とフ
ァクシミリ画情報の送受信が可能である。

【００２８】図２は、本発明に係わるインタネットファ
クシミリ装置が有するｅ−ｍａｉｌＴｏ Ｆａｘ Ｇａ
ｔｅｗａｙ機能のシステム構成を示す図である。

【００２９】ｅ−ｍａｉｌ Ｔｏ Ｆａｘ Ｇａｔｅｗ
ａｙ機能とは、図２に示すように、オフランプゲートウ
ェイ機能を有するインターネットファクシミリ装置２０
１がインターネット１０６を経由して届く電子メール化
された文書２０２を受信し、ファクシミリ装置１０８へ
のゲートウェイ指示が付いている際には、電子メール化
した文書２０２をファクシミリ文書２０３に変換して、
ファクシミリ装置１０８に転送することである。

【００３０】ここで、図２において、オフランプゲート
ウェイ機能を有するインターネットファクシミリ装置２
０１が受信した電子メールをファクシミリ装置１０８に
ファクシミリ転送する時、ファクシミリ転送時のファク
シミリ通信機能の指示情報が電子メールに添付されてい
れば、オフランプゲートウェイ機能を有するインターネ
ットファクシミリ装置２０１はファクシミリ装置１０８
に指示されたファクシミリ通信機能で転送することがで
きる。

【００３１】図３は、本発明に係わるインターネットフ
ァクシミリ装置が受信した電子メールのメールヘッダに
ファクシミリ転送時の通信モードのグループ指示を設定
した内容例である。

【００３２】図３（ａ）は、ファクシミリ転送時の通信
モードをＧ３に指示された場合の内容例を示す図で、同
様に図３（ｂ）はＧ４、図３（ｃ）は国際通信の場合の
内容例を示す図である。

【００３３】図３（ａ）が示すように、メールヘッダは
Ｄａｔｅ（電子メールの送信時刻）、Ｆｒｏｍ（電子メ
ールの発信者）、Ｔｏ（電子メールの宛先）、Ｃｃ（電
子メールのコピーの宛先）、Ｓｕｂｊｅｃｔ（電子メー
ルの題名および付加的情報）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ等で
構成されている。ここでＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭはファクシ
ミリ転送時のファクシミリ通信機能の指示情報を添付す
るフィールドである。

【００３４】ＩＴＵ−Ｔ勧告Ｔ．３７で定義されるＳＭ
ＴＰ技術に基づくオフランプゲートウェイ機能を有する
インターネットファクシミリ装置では、ファクシミリ転
送先に発呼する仕組みはＲＦＣ２３０４に規定されてい
て、図３（ａ）の実施例のように、Ｔｏフィールドに
「ＦＡＸ＝０１２３４５６７＠ｘｙ．ｃｏｍ」が添付さ
れている場合、「０１２３４５６７」が転送先ファクシ
ミリ装置のＦＡＸ番号を示している。

【００３５】図３（ａ）、（ｂ）、（ｃ）が示すよう
に、メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドにＧ
３が添付されていると、オフランプゲートウェイ機能を
有するインターネットファクシミリ装置２０１は転送時
の通信モードをＧ３で発呼し、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィ
ールドにＧ４が添付されている場合、転送時の通信モー
ドをＧ４で発呼し、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドにＩ
ＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬが添付されている場合は国際
通信の使用の指示なので、転送時の通信モードをＧ３で
発呼する。

【００３６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに転送時における通信モードのグループ指示が添付
されている場合のオフランプゲートウェイの動作手順に
ついて図４のフローチャートを参照して説明する。

【００３７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ４０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ４０２）、通信モードの指示が
あるか否か確認する（ステップ４０３）。

【００３８】通信モードの指示がある場合（ステップ４
０３でＹＥＳ）、通信モードの指示がＧ４か否か確認す
る（ステップ４０４）。

【００３９】Ｇ４通信モードの指示でなかった場合（ス
テップ４０４でＮＯ）、Ｇ３通信モードで発呼し（ステ
ップ４０５）、ファクシミリ送信を行い（ステップ４０
６）、処理手順を終了する。

【００４０】また、通信モードの指示がない場合（ステ
ップ４０３でＮＯ）とＧ４通信モードの指示だった場合
（ステップ４０４でＹＥＳ）、自機がＧ４を実装してい
るか否か確認する（ステップ４０７）。

【００４１】自機がＧ４を実装していない場合（ステッ
プ４０７でＮＯ）、Ｇ３通信モードで発呼し（ステップ
４０５）、ファクシミリ送信を行い（ステップ４０
６）、処理手順を終了する。

【００４２】自機がＧ４を実装している場合（ステップ
４０７でＹＥＳ）、Ｇ４通信モードで発呼し（ステップ
４０８）、ファクシミリ送信を行い（ステップ４０
６）、処理手順を終了する。

【００４３】上記フローチャートで説明したように、通
信モードの指示がない電子メールを受信した場合、本発
明におけるインターネットファクシミリ装置は自機のＧ
４の実装状況を確認し、自機がＧ４を実装していれば、
Ｇ４通信モードで発呼する。

【００４４】また、上記フローチャートでは、通信モー
ドの指示をＧ３、Ｇ４の選択にして説明しているが、本
発明におけるインターネットファクシミリ装置では、通
信モードの指示をモデム変調速度指示にすることができ
る。

【００４５】また、本発明におけるインターネットファ
クシミリ装置は、メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフ
ィールドに、転送時における通信モードの指示情報以外
にも、様々な機能の指示情報を添付することができる。

【００４６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに転送時の発信する回線の指示情報が添付されてい
る場合のオフランプゲートウェイの動作手順について図
５のフローチャートを参照して説明する。

【００４７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ５０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ５０２）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ
フィールドに発信する回線の指示（ｐｏｒｔ＝が添付）
があるか否か確認する（ステップ５０３）。

【００４８】発信する回線の指示がある場合（ステップ
５０３でＹＥＳ）、指示された回線で発信し（ステップ
５０４）、ファクシミリ送信を行い（ステップ５０
５）、処理手順を終了する。

【００４９】また、発信する回線の指示がない場合（ス
テップ５０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い（ステ
ップ５０５）、処理手順を終了する。

【００５０】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｐｏｒｔ＝ｐｓｔｎ０ｉｎが添付している場合には、Ｐ
ＳＴＮ回線Ｎｏ．０の内線ポートで発信し、ｐｏｒｔ＝
ｐｓｔｎ０ｅｘが添付している場合には、ＰＳＴＮ回線
Ｎｏ．０の外線ポートで発信し、ｐｏｒｔ＝ｉｓｄｎ０
ｂ１が添付している場合には、ＩＳＤＮ回線Ｎｏ．０の
Ｂ１チャネルで発信することになる。

【００５１】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドにファクシミリ送信用原稿作成時の解像度の指示情
報が添付されている場合のオフランプゲートウェイの動
作手順について図６のフローチャートを参照して説明す
る。

【００５２】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ６０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ６０２）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ
フィールドに解像度の指示（ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ＝が
添付）があるか否か確認する（ステップ６０３）。

【００５３】解像度の指示がある場合（ステップ６０３
でＹＥＳ）、指示された解像度でファクシミリ送信用原
稿を作成し（ステップ６０４）、ファクシミリ送信を行
い（ステップ６０５）、処理手順を終了する。

【００５４】また、解像度の指示がない場合（ステップ
６０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い（ステップ６
０５）、処理手順を終了する。

【００５５】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ＝ｓｔｄが添付している場合に
は、標準の解像度でファクシミリ送信用原稿を作成し、
ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ＝ｆｉｎｅが添付している場合に
は、高画質の解像度でファクシミリ送信用原稿を作成
し、ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ＝ｓｕｐｅｒｆｉｎｅが添付
している場合には、高画質の解像度でファクシミリ送信
用原稿を作成することになる。

【００５６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドにファクシミリ送信用原稿作成時の紙サイズの指示
情報が添付されている場合のオフランプの動作手順につ
いて図７のフローチャートを参照して説明する。

【００５７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ７０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ７０２）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ
フィールドに解像度の指示（ｐａｐｅｒ＝が添付）があ
るか否か確認する（ステップ７０３）。

【００５８】紙サイズの指示がある場合（ステップ７０
３でＹＥＳ）、指示された紙サイズでファクシミリ送信
用原稿を作成し（ステップ７０４）、ファクシミリ送信
を行い（ステップ７０５）、処理手順を終了する。

【００５９】また、紙サイズの指示がない場合（ステッ
プ７０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い（ステップ
７０５）、処理手順を終了する。

【００６０】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｐａｐｅｒ＝Ａ４が添付している場合には、Ａ４サイズ
でファクシミリ送信用原稿を作成し、ｐａｐｅｒ＝Ｂ４
が添付している場合には、Ｂ４サイズでファクシミリ送
信用原稿を作成し、ｐａｐｅｒ＝Ａ３が添付している場
合には、Ａ３サイズでファクシミリ送信用原稿を作成す
ることになる。

【００６１】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドにファクシミリ送信用原稿作成時の符号化方式の指
示情報が添付されている場合のオフランプゲートウェイ
の動作手順について図８のフローチャートを参照して説
明する。

【００６２】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ８０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ８０２）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ
フィールドに符号化方式の指示（ｃｏｄｉｎｇ＝が添
付）があるか否か確認する（ステップ８０３）。

【００６３】符号化方式の指示がある場合（ステップ８
０３でＹＥＳ）、指示された符号化方式でファクシミリ
送信用原稿を作成し（ステップ８０４）、ファクシミリ
送信を行い（ステップ８０５）、処理手順を終了する。

【００６４】また、符号化方式の指示がない場合（ステ
ップ８０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い（ステッ
プ８０５）、処理手順を終了する。

【００６５】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｃｏｄｉｎｇ＝ＭＨが添付している場合には、ＭＨ符号
化でファクシミリ送信用原稿を作成し、ｃｏｄｉｎｇ＝
ＭＲが添付している場合には、ＭＲ符号化でファクシミ
リ送信用原稿を作成することになる。

【００６６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに転送時における送信優先度の指示情報が添付され
ている場合のオフランプゲートウェイの動作手順につい
て図９のフローチャートを参照して説明する。

【００６７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ９０１）、ＳＭ
ＴＰを受信し（ステップ９０２）、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭ
フィールドに送信優先度の指示（ｐｒｉｏｒｉｔｙ＝が
添付）があるか否か確認する（ステップ９０３）。

【００６８】送信優先度の指示がある場合（ステップ９
０３でＹＥＳ）、指示された送信優先度で処理し（ステ
ップ９０４）、ファクシミリ送信を行い（ステップ９０
５）、処理手順を終了する。

【００６９】また、送信優先度の指示がない場合（ステ
ップ９０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い（ステッ
プ９０５）、処理手順を終了する。

【００７０】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｐｒｉｏｒｉｔｙ＝Ｈが添付している場合には、高い優
先度でファクシミリ送信を行い、ｐｒｉｏｒｉｔｙ＝Ｍ
が添付している場合には、中の優先度でファクシミリ送
信を行い、ｐｒｉｏｒｉｔｙ＝Ｌが添付している場合に
は、低い優先度でファクシミリ送信を行うことになる。

【００７１】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに転送された送信先の出力部数の指示情報が添付さ
れている場合のオフランプゲートウェイの動作手順につ
いて図１０のフローチャートを参照して説明する。

【００７２】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ１００１）、Ｓ
ＭＴＰを受信し（ステップ１００２）、Ｘ−ＦＡＸ−Ｃ
ＯＭフィールドに送信先の出力部数の指示（ｃｏｐｙ＝
が添付）があるか否か確認する（ステップ１００３）。

【００７３】送信先の出力部数の指示がある場合（ステ
ップ１００３でＹＥＳ）、ファクシミリ送信を行い（ス
テップ１００４）、転送された送信先で指示された部数
を出力し（ステップ１００５）、処理手順を終了する。

【００７４】また、送信先の出力部数の指示がない場合
（ステップ１００３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い
（ステップ１００４）、処理手順を終了する。

【００７５】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｃｏｐｙ＝Ｎが添付している場合には、送信先で転送さ
れた文書がＮ部出力される。

【００７６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに送信先に転送を開始する時刻の指示情報が添付さ
れている場合のオフランプゲートウェイの動作手順につ
いて図１１のフローチャートを参照して説明する。

【００７７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ１１０１）、Ｓ
ＭＴＰを受信し（ステップ１１０２）、Ｘ−ＦＡＸ−Ｃ
ＯＭフィールドに送信先に転送を開始する時刻の指示
（ｃａｌｌｉｎｇ−ｔｉｍｅ＝が添付）があるか否か確
認する（ステップ１１０３）。

【００７８】送信先に転送を開始する時刻の指示がある
場合（ステップ１１０３でＹＥＳ）、指示された時刻で
ファクシミリ送信を行い（ステップ１１０４）、処理手
順を終了する。

【００７９】また、送信先に転送を開始する時刻の指示
がない場合（ステップ１１０３でＮＯ）、ファクシミリ
送信を行い（ステップ１１０５）、処理手順を終了す
る。

【００８０】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｃａｌｌｉｎｇ−ｔｉｍｅ＝ＨＨＭＭが添付している場
合には、ＨＨ時ＭＭ分に転送を開始する。

【００８１】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに転送時の同報方式の指示情報が添付されている場
合のオフランプゲートウェイの動作手順について図１２
のフローチャートを参照して説明する。

【００８２】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ１２０１）、Ｓ
ＭＴＰを受信し（ステップ１２０２）、Ｘ−ＦＡＸ−Ｃ
ＯＭフィールドに転送時の同報方式の指示（ｂｒｏａｄ
ｃａｓｔ＝が添付）があるか否か確認する（ステップ１
２０３）。

【００８３】転送時の同報方式の指示がある場合（ステ
ップ１２０３でＹＥＳ）、指示された同報方式でファク
シミリ送信を行い（ステップ１２０４）、処理手順を終
了する。

【００８４】また、転送時の同報方式の指示がない場合
（ステップ１２０３でＮＯ）、ファクシミリ送信を行い
（ステップ１２０５）、処理手順を終了する。

【００８５】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｂｒｏａｄｃａｓｔ＝ｓｉｍｕｌｃａｓｔが添付してい
る場合には、一斉同報で送信し、ｂｒｏａｄｃａｓｔ＝
ｓｅｑｕｅｎｃｅが添付している場合には、順次同報で
送信することになる。

【００８６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィー
ルドに送信先で出力する時に表紙として付加するシート
の指示情報が添付されている場合のオフランプゲートウ
ェイの動作手順について図１３のフローチャートを参照
して説明する。

【００８７】オフランプゲートウェイは電子メールの受
信を待機している状態にあり（ステップ１３０１）、Ｓ
ＭＴＰを受信し（ステップ１３０２）、Ｘ−ＦＡＸ−Ｃ
ＯＭフィールドに表紙として付加するシートの指示（ｃ
ｏｖｅｒ＝が添付）があるか否か確認する（ステップ１
３０３）。

【００８８】表紙として付加するシートの指示がある場
合（ステップ１３０３でＹＥＳ）、指示された送信シー
トを付加し（ステップ１３０４）、ファクシミリ送信を
行い（ステップ１３０５）、処理手順を終了する。

【００８９】また、表紙として付加するシートの指示が
ない場合（ステップ１３０３でＮＯ）、ファクシミリ送
信を行い（ステップ１３０５）、処理手順を終了する。

【００９０】例えば、Ｘ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールドに
ｃｏｖｅｒ＝Ｎが添付している場合には、識別番号Ｎの
表紙を付加して送信することになる。

【００９１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ｅ−ｍａｉｌ Ｔｏ Ｆａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機能にお
いて、電子メールのメールヘッダにファクシミリ通信機
能を指示する情報を添付し、電子メールからファクシミ
リ文書に転送するインターネットファクシミリ装置が添
付した情報を読み取り、指示されたファクシミリ通信機
能でファクシミリ転送することで、従来使用できなかっ
たＧ４を通信モードとしてファクシミリ転送することが
できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係わるインターネットファクシミリ装
置を含む通信システムの構成を示す図である。

【図２】本発明に係わるインタネットファクシミリ装置
が有するｅ−ｍａｉｌ ＴｏＦａｘ Ｇａｔｅｗａｙ機
能のシステム構成を示す図である。

【図３】本発明に係わるインターネットファクシミリ装
置が受信した電子メールのメールヘッダにファクシミリ
転送時の通信モードのグループ指示を設定した内容例で
ある。

【図４】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
に転送時における通信モードのグループ指示情報が添付
されている場合のオフランプゲートウェイの動作手順を
示すフローチャートである。

【図５】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
に転送時における発信する回線の指示情報が添付されて
いる場合のオフランプゲートウェイの動作手順を示すフ
ローチャートである。

【図６】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
にファクシミリ送信用原稿作成時の解像度の指示情報が
添付されている場合のオフランプゲートウェイの動作手
順を示すフローチャートである。

【図７】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
にファクシミリ送信用原稿作成時の紙サイズを指示する
情報が添付されている場合のオフランプゲートウェイの
動作手順を示すフローチャートである。

【図８】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
にファクシミリ送信用原稿作成時の符号化方式の指示情
報が添付されている場合のオフランプゲートウェイの動
作手順を示すフローチャートである。

【図９】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィールド
に転送時における送信優先度の指示情報が添付されてい
る場合のオフランプゲートウェイの動作手順を示すフロ
ーチャートである。

【図１０】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィール
ドに転送された送信先の出力部数の指示情報が添付され
ている場合のオフランプゲートウェイの動作手順を示す
フローチャートである。

【図１１】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィール
ドに送信先に転送を開始する時刻の指示情報が添付され
ている場合のオフランプゲートウェイの動作手順を示す
フローチャートである。

【図１２】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィール
ドに転送時の同報方式の指示情報が添付されている場合
のオフランプゲートウェイの動作手順を示すフローチャ
ートである。

【図１３】メールヘッダのＸ−ＦＡＸ−ＣＯＭフィール
ドに送信先で出力する時に表紙として付加するシートの
指示情報が添付されている場合のオフランプゲートウェ
イの動作手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１０１ ＬＡＮ １０２ ルータ １０３ メールサーバ １０４ ＰＣ １０５ インターネットファクシミリ装置 １０６ インターネット １０７ ＰＳＴＮ １０８ ファクシミリ装置 ２０１ オフランプゲートウェイ機能を有するインタ
ーネットファクシミリ装置 ２０２ 電子メール化した文書 ２０３ ファクシミリ文書

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C062 AA02 AA29 AC43 AC58 AE16 AF00 AF06 AF10 BA00 BC03 5C075 AB90 CA05 CA08 CA14 CD13 CD25 5K101 KK01 KK02 SS07

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 公衆電話網とインターネットとに接続さ
   れ、インターネットを介して受信した電子メールを転送
   先ファクシミリ装置へ公衆電話網を介してファクシミリ
   転送するゲートウエイ機能を有するインターネットファ
   クシミリ装置において、 前記電子メールに所望のファクシミリ通信機能を指示す
   る指示情報が含まれているか否かを判定する判定手段
   と、 前記判定手段により前記指示情報が含まれていると判定
   された場合は該指示情報を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出した指示情報が指示するファクシミ
   リ通信機能を用いて前記転送先ファクシミリ装置へのフ
   ァクシミリ転送を行う通信制御手段とを具備することを
   特徴とするインターネットファクシミリ装置。
2. 【請求項２】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   の通信モードのグループ指示を含むことを特徴とする請
   求項１記載のインターネットファクシミリ装置。
3. 【請求項３】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   のモデムの変調速度指示を含むことを特徴とする請求項
   １記載のインターネットファクシミリ装置。
4. 【請求項４】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   の用紙サイズ指定、解像度指定、親展通信指定、時刻指
   定の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１記
   載のインターネットファクシミリ装置。
5. 【請求項５】 前記判定手段により前記指示情報が含ま
   れていないと判定された場合に前記インターネットファ
   クシミリ装置における通信モードの実装状況を確認する
   確認手段を更に具備し、 前記確認手段により前記インターネットファクシミリ装
   置がグループ４を実装していると確認された場合は、グ
   ループ４で該相手先ファクシミリ装置に対してファクシ
   ミリ転送を行い、 前記確認手段により前記インターネットファクシミリ装
   置がグループ４を実装していないと確認された場合は、
   グループ３で該相手先ファクシミリ装置に対してファク
   シミリ転送を行うことを特徴とする請求項１記載のイン
   ターネットファクシミリ装置。
6. 【請求項６】 公衆電話網とインターネットとに接続さ
   れ、インターネットを介して受信した電子メールを転送
   先ファクシミリ装置へ公衆電話網を介してファクシミリ
   転送するゲートウエイ機能を有するインターネットファ
   クシミリ装置の制御方法において、 前記電子メールに所望のファクシミリ通信機能を指示す
   る指示情報が含まれているか否かを判定し、 該判定により前記指示情報が含まれていると判定された
   場合は該指示情報を抽出し、 該抽出した指示情報が指示するファクシミリ通信機能を
   用いて前記転送先ファクシミリ装置へのファクシミリ転
   送を行うことを特徴とするインターネットファクシミリ
   装置の制御方法。
7. 【請求項７】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   の通信モードのグループ指示を含むことを特徴とする請
   求項６記載のインターネットファクシミリ装置の制御方
   法。
8. 【請求項８】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   のモデムの変調速度指示を含むことを特徴とする請求項
   ６記載のインターネットファクシミリ装置の制御方法。
9. 【請求項９】 前記指示情報は、前記ファクシミリ転送
   の用紙サイズ指定、解像度指定、親展通信指定、時刻指
   定の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項６記
   載のインターネットファクシミリ装置の制御方法。
10. 【請求項１０】 前記判定手段により前記指示情報が含
    まれていないと判定された場合は前記インターネットフ
    ァクシミリ装置における通信モードの実装状況を確認
    し、 該確認により前記インターネットファクシミリ装置がグ
    ループ４を実装していると確認された場合は、グループ
    ４で該相手先ファクシミリ装置に対してファクシミリ転
    送を行い、 該確認により前記インターネットファクシミリ装置がグ
    ループ４を実装していないと確認された場合は、グルー
    プ３で該相手先ファクシミリ装置に対してファクシミリ
    転送を行うことを特徴とする請求項６記載のインターネ
    ットファクシミリ装置の制御方法。