JP2007081689A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 A4サイズの送信画像データにヘッダ、あるいはフッタ情報を付加して送信した場合画像サイズはA4用紙に収まらなくなり、受信側装置で画像をプリント出力するとA4用紙2枚にまたがって出力されてしまう。
【解決手段】 画像をネットワーク経由で送信する場合に、送信プロトコルに合わせて最適なフォーム合成を行うことにより、受信側で定形用紙サイズに収まる画像を生成し、定型用紙に収まるようプリント出力可能とする。
【選択図】 図1

Description

紙原稿を読み取り、電話回線経由で遠隔地へ画像を送信する方法として従来よりファクシミリ(以下FAXと略記)が用いられている。FAXは画像送信中におけるエラー処理や再送方式の規約が広く認知され、また受信側の機器で画像欠けが発生しないように適切に変倍、あるいは解像度変換を行う機能が実現されている。
一方、近年複写機など画像処理装置のデジタル化、ネットワーク化に伴い、読み込んだ原稿画像をデジタルデータとして記憶装置に蓄積し、そのデータをネットワーク経由で遠隔地のホストやデータベースへ送信する機能を備える場合が増えている。このような機能はFAX同様に原稿を読み取った装置から遠隔地に画像を送信するという点で同じであるが、一般に公衆回線を経由するFAXよりも通信速度が速い場合が多く、またコンピュータ、ネットワークの世界の様々な通信規約(プロトコル)や画像形式(フォーマット)を使用することができる。そのため、より高画質な画像を、ユーザ環境に応じた最適な通信方法、データフォーマットを用いて画像送信することが可能であり、近年のデジタル複写機をはじめとする画像読取装置においては、FAXと並ぶ主要な画像送信機能となっている。
従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開平11−225168号公報
しかしながら、このようなFAXを用いない(すなわちG3/G4などのファクシミリ通信規約外の)画像送信機能においては、画像送信側の装置で送信元情報、日時などの付加情報、あるいはフォーム画像を合成した場合、元画像に付加画像データが単純に追加されている。そのため、たとえばA4サイズの送信画像データにヘッダ、あるいはフッタ情報を付加して送信した場合画像サイズはA4用紙に収まらなくなり、受信側装置で画像をプリント出力するとA4用紙2枚にまたがって出力されてしまう。
このような場合、FAXでは受信側の装置が自機のプリント能力に応じて、受信画像の変倍あるいは解像度変換を行うことによって、元画像を一枚の用紙でプリントできるようにしているため前述の問題は発生しない。このように、FAXを用いない画像送信機能において、画像合成を行って送信を行うと元画像よりも多くのページに渡ってプリント出力されてしまい出力結果の見栄えが悪くなる上に、余分な用紙をプリント出力して用紙が無駄となり、受信側ユーザの画像受信装置の運用コストが増加するという大きな欠点があった。この問題を回避するために、特許文献1では受信側装置で元画像とフォーム画像の合成を行い、定型サイズに合致させる構成が発明されているが、合成処理を受信側で行うと、画質が劣化しがちであるという問題があり、合成、変倍のような画像処理は基本的に画像データを生成する側、すなわち画像送信を行う場合は送信側で行うことが好ましい、という課題が解決されていなかった。
かかる課題を解決するための第一の手段は、
原稿画像を読み取る読み取り装置と、
前記読み取り装置で読み取られた画像データを蓄積する蓄積手段と、
前記蓄積手段に蓄積されている画像データと予め蓄積されている画像データを合成する合成手段と、
前記合成手段で合成された画像データを送信する手段を備えた画像処理装置において、
ユーザーの指定した送信先をプロトコル別に判別する判別手段と、
前記判別手段に応じて、前記予め蓄積されている画像データの定められた領域に、前記蓄積手段に蓄積されている画像データが欠けないように変倍または解像度変換を行い、該画像データを前記予め蓄積されている画像データの定められた領域に合成し送信する制御手段と、
から構成されることを特徴とした画像処理装置である。
さらに、第二の手段は、
ユーザから画像データが欠けないように変倍または解像度変換処理を実行するかどうかの指示を受け付ける入力手段と、
前記入力手段に入力されたユーザ指示に従って、変倍または解像度変換処理を実行するか否かを判断することを特徴とする、
請求項1に記載の画像処理装置である。
送信プロトコルに合わせて最適なフォーム合成を行うことにより、受信側で定形用紙サイズに収まる画像を生成し、受信側での無駄なプリント用紙出力を回避し、さらに見栄えを向上させることができる。
以下で本発明の装置及びその動作について詳細に説明する。
[ハードウェア]
全体構成
全体構成図を図5に示す。Controller Unit 2000は画像入力デバイスであるScanner2070や画像出力デバイスであるPrinter2095と接続し、一方ではLAN2011や公衆回線(WAN)2051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。 CPU2001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM2002はCPU2002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM2003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD2004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F2006は操作部(UI)2012とインターフェース部で、操作部2012に表示する画像データを操作部2012に対して出力する。また、操作部2012から本システム使用者が入力した情報を、CPU2001に伝える役割をする。Network2010はLAN2011に接続し、情報の入出力を行う。Modem2050は公衆回線2051に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス2007上に配置される。Image Bus I/F2005はシステムバス2007と画像データを高速で転送する画像バス2008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス2008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス2008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)2060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部2020は、画像入出力デバイスであるスキャナ2070やプリンタ2095とコントローラ2000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。スキャナ画像処理部2080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部2030は画像データの回転を行う。画像圧縮部2040は、多値画像データはJPEG、2値画像画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。
画像入出力デバイスを図6に示す。画像入力デバイスであるスキャナ部2070は、原稿となる紙上の画像を照明し、CCDラインセンサ(図示せず)を走査することで、ラスターイメージデータ2071として電気信号に変換する。原稿用紙は原稿フィーダ2072のトレイ2073にセットし、装置使用者が操作部2012から読み取り起動指示することにより、コントローラCPU2001がスキャナ2070に指示を与え(2071)、フィーダ2072は原稿用紙を1枚ずつフィードし原稿画像の読み取り動作を行う。
画像出力デバイスであるプリンタ部2095は、ラスターイメージデータ2096を用紙上の画像に変換する部分であり、その方式は感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に直接画像を印字するインクジェット方式等があるが、どの方式でも構わない。プリント動作の起動は、コントローラCPU2001からの指示2096によって開始する。プリンタ部2095には、異なる用紙サイズまたは異なる用紙向きを選択できるように複数の給紙段を持ち、それに対応した用紙カセット2101、2102、2103、2104がある。また、排紙トレイ2111は印字し終わった用紙を受けるものである。
操作部
操作部2012の構成を図7に示す。LCD表示部2013は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPU2001に伝える。スタートキー2014は原稿画像の読み取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー2014中央部には、緑と赤の2色LED2018があり、その色によってスタートキー2014が使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー2015は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー2016は、使用者のユーザーIDを入力する時に用いる。リセットキー2017は操作部からの設定を初期化する時に用いる。
スキャナ画像処理部
スキャナ画像処理部2080の構成を図8に示す。画像バスI/Fコントローラ2081は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2080内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。フィルタ処理部2082は、空間フィルタでコンボリューション演算を行う。編集部2083は、例えば入力画像データからマーカーペンで囲まれた閉領域を認識して、その閉領域内の画像データに対して、影つけ、網掛け、ネガポジ反転等の画像加工処理を行う。変倍処理部2084は、読み取り画像の解像度を変える場合にラスターイメージの主走査方向について補間演算を行い拡大、縮小を行う。副走査方向の変倍については、画像読み取りラインセンサ(図示せず)を走査する速度を変えることで行う。テーブル2085は、読み取った輝度データである画像データを濃度データに変換するために、行うテーブル変換である。2値化2086は、多値のグレースケール画像データを、誤差拡散処理やスクリーン処理によって2値化する。
処理が終了した画像データは、再び画像バスコントローラ2081を介して、画像バス上に転送される。
プリンタ画像処理部
プリンタ画像処理部2090の構成を図9に示す。画像バスI/Fコントローラ2091は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、スキャナ画像処理部2090内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。解像度変換部2092は、Network2011あるいは公衆回線2051から来た画像データを、プリンタ2095の解像度に変換するための解像度変換を行う。スムージング処理部2093は、解像度変換後の画像データのジャギー(斜め線等の白黒境界部に現れる画像のがさつき)を滑らかにする処理を行う。
画像圧縮部
画像圧縮部2040の構成を図10に示す。画像バスI./Fコントローラ2041は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働き、入力バッファ2042・出力バッファ2045とのデータのやりとりを行うためのタイミング制御及び、画像圧縮部2043に対するモード設定などの制御を行う。以下に画像圧縮処理部の処理手順を示す。
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に画像圧縮制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像圧縮部2043に対して画像圧縮に必要な設定(たとえばMMR圧縮・JBIG伸長等の)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2041はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。受け取った画像データは入力バッファ2042に一時格納され、画像圧縮部2043の画像データ要求に応じて一定のスピードで画像を転送する。この際、入力バッファは画像バスI/Fコントローラ2041と、画像圧縮部2043両者の間で、画像データを転送できるかどうかを判断し、画像バス2008からの画像データの読み込み及び、画像圧縮部2043への画像の書き込みが不可能である場合は、データの転送を行わないような制御を行う(以後このような制御をハンドシェークと呼称する)。画像圧縮部2043は受け取った画像データを、一旦RAM2044に格納する。これは画像圧縮を行う際には行う画像圧縮処理の種類によって、数ライン分のデータを要するためであり、最初の1ライン分の圧縮を行うためには数ライン分の画像データを用意してからでないと画像圧縮が行えないためである。画像圧縮を施された画像データは直ちに出力バッファ2045に送られる。出力バッファ2045では、画像バスI/Fコントローラ2041及び画像圧縮部2043とのハンドシェークを行い、画像データを画像バスI/Fコントローラ2041に転送する。画像バスI/Fコントローラ2041では転送された圧縮(もしくは伸長)された画像データをRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。こうした一連の処理は、CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)、もしくはこの画像圧縮部から停止要求が出るまで(圧縮及び伸長時のエラー発生時等)繰り返される。
画像回転部
画像回転部2030の構成を図12に示す。画像バスI/Fコントローラ2031は、画像バス2008と接続し、そのバスシーケンスを制御する働き、画像回転部2032にモード等を設定する制御及び、画像回転部2032に画像データを転送するためのタイミング制御を行う。以下に画像回転部の処理手順を示す。
画像バス2008を介して、CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2031に画像回転制御のための設定を行う。この設定により画像バスI/Fコントローラ2041は画像回転部2032に対して画像回転に必要な設定(たとえば画像サイズや回転方向・角度等)を行う。必要な設定を行った後に、再度CPU2001から画像バスI/Fコントローラ2041に対して画像データ転送の許可を行う。この許可に従い、画像バスI/Fコントローラ2031はRAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスから画像データの転送を開始する。尚、ここでは32bitをそのサイズとし回転を行う画像サイズを32×32(bit)とし、又、画像バス2008上に画像データを転送させる際に32bitを単位とする画像転送を行うものとする(扱う画像は2値を想定する)。
上述のように、32×32(bit)の画像を得るためには、上述の単位データ転送を32回行う必要があり、且つ不連続なアドレスから画像データを転送する必要がある。(図13参照)
不連続アドレッシングにより転送された画像データは、読み出し時に所望の角度に回転されているように、RAM2033に書き込まれる。例えば、90度反時計方向回転であれば、最初に転送された32bitの画像データを、図14のようにY方向に書き込んでいく。読み出し時にX方向に読み出すことで、画像が回転される。
32×32(bit)の画像回転(RAM2033への書き込み)が完了した後、画像回転部2032はRAM2033から上述した読み出し方法で画像データを読み出し、画像バスI/Fコントローラ2031に画像を転送する。
回転処理された画像データを受け取った画像バスI/Fコントローラ2031は、連続アドレッシングを以て、 RAM2002もしくは画像バス2008上の各デバイスにデータを転送する。
こうした一連の処理は、 CPU2001からの処理要求が無くなるまで(必要なページ数の処理が終わったとき)繰り返される。
デバイスI/F部
デバイスI/F部2020の構成を図11に示す。画像バスI/Fコントローラ2021は、画像バス2008と接続し、そのバスアクセスシーケンスを制御する働きと、デバイスI/F部2020内の各デバイスの制御及びタイミングを発生させる。また、外部のスキャナ2070及びプリンタ2095への制御信号を発生させる。スキャンバッファ2022は、スキャナ2070から送られてくる画像データを一時保存し、画像バス2008に同期させて画像データを出力する。シリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023は、スキャンバッファ2022に保存された画像データを順番に並べて、あるいは分解して、画像バス2008に転送できる画像データのデータ幅に変換する。パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024は、画像バス2008から転送された画像データを分解して、あるいは順番に並べて、プリントバッファ2025に保存できる画像データのデータ幅に変換する。プリントバッファ2025は、画像バス2008から送られてくる画像データを一時保存し、プリンタ2095に同期させて画像データを出力する。
画像スキャン時の処理手順を以下に示す。スキャナ2070から送られてくる画像データをスキャナ2070から送られてくるタイミング信号に同期させて、スキャンバッファ2022に保存する。そして、画像バス2008がPCIバスの場合には、バッファ内に画像データが32ビット以上入ったときに、画像データを先入れ先出しで32ビット分、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、32ビットの画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、バッファからシリアルパラレル・パラレルシリアル変換2023に送り、シリアル画像データに変換し、画像バスI/Fコントローラ2021を通して画像バス2008上に転送する。
画像プリント時の処理手順を以下に示す。画像バス2008がPCIバスの場合には、画像バスから送られてくる32ビットの画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに分解し、プリントバッファ2025に保存する。また、画像バス2008がIEEE1394の場合には、画像バスからおくられてくるシリアル画像データを画像バスI/Fコントローラで受け取り、パラレルシリアル・シリアルパラレル変換2024に送り、プリンタ2095の入力データビット数の画像データに変換し、プリントバッファ2025に保存する。そして、プリンタ2095から送られてくるタイミング信号に同期させて、バッファ内の画像データを先入れ先出しで、プリンタ2095に送る。
[ソフトウェア]
システム全体
本発明のネットワークシステム全体の構成図を図3に示す。1001は本発明の装置で、後述するスキャナとプリンタから構成され、スキャナから読み込んだ画像をローカルエリアネットワーク1010(以下LAN)に流したり、LANから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。また、スキャナから読んだ画像を図示しないFAX送信手段により、PSTNまたはISDN(1030)に送信したり、PSTNまたはISDNから受信した画像をプリンタによりプリントアウトできる。1002は、データベースサーバで、本発明の装置1001により読み込んだ2値画像及び多値画像をデータベースとして管理する。1003は、データベースサーバ1002のデータベースクライアントで、データベース1002に保存されている画像データを閲覧/検索等できる。1004は、電子メールサーバで、本発明の装置1001により読み取った画像を電子メールの添付として受け取ることができる。1005は、電子メールのクライアントで、電子メールサーバ1004の受け取ったメールを受信し閲覧したり、電子メールを送信したり、可能である。1006がHTML文書をLANに提供するWWWサーバで、本発明の装置1001によりWWWサーバで提供されるHTML文書をプリントアウトできる。1007は、ルータでLAN1010をインターネット/イントラネット1012と連結する。インターネット/イントラネットに、前述したデータベースサーバ(1002)、WWWサーバ(1006)、電子メールサーバ(1004)、本発明の装置(1001)と同様の装置が、それぞれ1020、1021、1022、1023として連結している。またネットワーク上から本発明の装置を含む各種機器に記録されている各種履歴情報を収集可能なように、履歴情報収集ホスト(1050)が接続されている。
一方、本発明の装置1001は、PSTNまたはISDN(1030)を介して、FAX装置1031と送受信可能になっている。また、LAN上にプリンタ1040も連結されており、本発明の装置1001により読み取った画像をプリントアウト可能なように構成されている。
ソフトウェアブロック全体構成
図4は、本発明を実施した複合機のソフトウエアブロック図である。
1501はUI即ちユーザインターフェイスを司るものであり、オペレータが本複合機の各種操作・設定を行う際、機器との仲介を行うモジュールである。本モジュールは、オペレータの操作に従い、後述の各種モジュールに入力情報を転送し処理の依頼、或いはデータの設定等を行う。
1502はAddress-Book即ちデータの送付先、通信先等を管理するデータベースモジュールである。Address-Bookの内容は、UI1501からの操作によりデータの追加、削除、取得が行われ、オペレータの操作により後述の各モジュールにデータの送付・通信先情報を与えるものとして使用されるものである。
1503はWeb-Serverモジュールであり、図外のWebクライアントからの要求により、本複合機の管理情報を通知するために使用される。管理情報は、後述のControll-API1518を介して読み取られ、後述のHTTP1512、TCP/IP1516、Network−Driver1517を介してWebクライアントに通知される。
1504はUniversal-Send即ち、データの配信を司るモジュールであり、UI1501によりオペレータに指示されたデータを、同様に指示された通信(出力)先に配布するものである。また、オペレータにより、本機器のスキャナ機能を使用し配布データの生成が指示された場合は、後述のControll-API1518を介して機器を動作させ、データの生成を行う。
1505はUniversal-Send1504内で出力先にプリンタが指定された際に実行されるモジュールである。
1506はUniversal-Send1504内で通信先にE-mailアドレスが指定された際に実行されるモジュールである。
1507はUniversal-Send1504内で出力先にデータベースが指定された際に実行されるモジュールである。
1508はUniversal-Send1504内で出力先に本機器と同様の複合機が指定された際に実行されるモジュールである。
1509はRemote-Copy-Scanモジュールであり、本複合機のスキャナ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を出力先とし、本複合機単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。
1510はRemote-Copy-Printモジュールであり、本複合機のプリンタ機能を使用し、ネットワーク等で接続された他の複合機を入力先とし、本複合機単体で実現しているCopy機能と同等の処理を行うモジュールである。
1511はWeb-Pull-Print即ちインターネットまたはイントラネット上の各種ホームページの情報を読み出し、印刷するモジュールである。
1512は本複合機がHTTPにより通信する際に使用されるモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述のWeb-Server1503、Web-Pull-Print1511モジュールに通信を提供するものである。
1513はlprモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のプリンタモジュール1505に通信を提供するものである。
1514はSMTPモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のE-mailモジュール1506に通信を提供するものである。
1515はSLM即ちSalutation-Managerモジュールであり、後述のTCP/IP1516モジュールにより前述のUniversal-Send1504内のデータベースモジュール1517、DPモジュール1518、及びRemote-Copy-Scan1509モジュール、Remote-Copy-Print1510モジュールに通信を提供するものである。
1516はTCP/IP通信モジュールであり、前述の各種モジュールに後述のNetwork-Driverによりネットワーク通信を提供するものである。
1517はネットワークドライバであり、ネットワークに物理的に接続される部分を制御するものである。
1518はControll-APIであり、Universal-Send1504等の上流モジュールに対し、後述のJob-Manager1519等の下流モジュールとのインターフェイスを提供するものであり、上流、及び下流のモジュール間の依存関係を軽減しそれぞれの流用性を高めるものである。
1519はJob-Managerであり、前述の各種モジュールよりControll-API1518を介して指示される処理を解釈し、後述の各モジュールに指示を与えるものである。また、本モジュールは、本複合機内で実行されるハード的な処理を一元管理するものである。
1520はCODEC-Managerであり、Job-Manager1519が指示する処理の中でデータの各種圧縮・伸長を管理・制御するものである。
1521はFBE-Encoderであり、Job-Manager1519、Scan-Manager1524により実行されるスキャン処理により読み込まれたデータをFBEフォーマットにより圧縮するものである。
1522はJPEG-CODECであり、Job-Manager1519、Scan-Manager1524により実行されるスキャン処理、及びPrint-Manager1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのJPEG圧縮及び印刷データのJPEG展開処理を行うものである。
1523はMMR-CODECであり、Job-Manager1519、Scan-Manager1524により実行されるスキャン処理、及びPrint-Manager1526により実行される印刷処理において、読み込まれたデータのMMR圧縮及び印刷データのMMR伸長処理を行うものである。
1524はScan-Managerであり、Job-Manager1519が指示するスキャン処理を管理・制御するものである。
1525はSCSIドライバであり、Scan-Manager1524と本複合機が内部的に接続しているスキャナ部との通信を行うものである。
1526はPrint-Managerであり、Job-Manager1519が指示する印刷処理を管理・制御するものである。
1527はEngine-I/Fドライバであり、Print-Manager1526と印刷部とのI/Fを提供するものである。
1528は装置で発生した各種事象をバックアップメモリに記録する、LogManagerである。LogManager 1528は、機器が動作した種別と動作内容の履歴、あるいは紙詰まりや装置の故障やらエラーの履歴などの履歴を事象が発生するたびに記録し、その履歴バックアップデータの管理、あるいは読み出し書き込みの制御を行う。
アプリケーション
以下、本発明の組み込みアプリケーションの実施の形態について図面を用いて説明する。
図21は、本発明の配信に関する組み込みアプリケーションブロックを表すものである。
4050は、前記3000で説明した本発明の操作部アプリケーションを示すブロックである。
4100は、リモートコピーアプリケーションの送信側を示すブロック図である。
4150は、同報配信の送信側を示すブロック図である。
4200は、Web Pull Printモジュールを示すブロック図である。
4250は、Web Serverモジュールを示すブロック図である。
4300は、リモートコピーの受信側(プリント側)を示すブロック図である。
4350は、同報配信で送信されてきたイメージを汎用のプリンタで受信・プリントするブロック図である。
4400は、リモートプリントの受信側(プリント側)を示すブロック図である。
4450は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のNotes Serverで受信・格納するブロック図である。
4500は、同報配信で送信されてきたイメージを2値のイメージを受信・格納するブロック図である。
4550は、同報配信で送信されてきたイメージを公知のMail Serverで受信・格納するブロック図である。
4600は、同報配信で送信されてきたイメージを多値のイメージを受信・格納するブロック図である。
4650は、情報コンテンツを含んだ、公知のWeb Serverを示す図である。
4700は、本発明のWeb Serverなどにアクセスする公知のWeb Browserを示す図である。
以下、それぞれのブロックに照らし合わせながら、アプリケーション群の説明を詳細に行う。
User Interface アプリケーション
4050ブロックに示したUser Interface(以下、UI)の詳細は、前記したとおりであるが、ここでは、4051のAddress Bookについて説明する。このAddress Bookは、本発明の機器内の不揮発性の記憶装置(不揮発性メモリやハードディスクなど)に保存されており、この中には、ネットワークに接続された機器の特徴が記載されている。例えば、以下に列挙するようなものが含まれている。
機器の正式名やエイリアス名
機器のネットワークアドレス
機器の処理可能なネットワークプロトコル
機器の処理可能なドキュメントフォーマット
機器の処理可能な圧縮タイプ
機器の処理可能なイメージ解像度
プリンター機器の場合の給紙可能な紙サイズ、給紙段情報
サーバー(コンピューター)機器の場合のドキュメントを格納可能なフォルダ名
以下に説明する各アプリケーションは、上記Address Book4051に記載された情報により配信先の特徴を判別することが可能となる。
また、このAddress Bookは、編集可能であると共に、ネットワーク内のサーバーコンピュータなどに保存されているものをダウンロードして使用する、または、直接参照することも可能である。
リモートコピーアプリケーション
リモートコピーアプリケーションは、配信先に指定された機器の処理可能な解像度情報を前記Address Book4051より判別し、それに従い、スキャナにより読みとった画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLM4103に通して、ネットワーク上のプリンター機器に送信する。SLM4103とは、詳細には説明しないが、公知のSalutation Manager(または、Smart Link Manager)と呼ばれる機器制御情報などを含んだネットワークプロトコルの一種である。
同報配信アプリケーション
同報配信アプリケーションは、前記リモートコピーアプリケーションと違い、一度の画像走査で複数の配信宛先に画像を送信する事が可能である。また、配信先もプリンター機器にとどまらず、いわゆるサーバーコンピューターにも直接配信可能である。
以下、配信先に従って純に説明する。
配信先の機器が公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPD(Line Printer Daemon)、プリンタ制御コマンドとして公知のLIPS(登録商標)を処理可能だとAddress Book4051より判別した場合、同様にAddress Book4051より判別した画像解像度に従って画像読み取りを行い、画像自体は、本実施例では、公知のFBE(First Binari Encoding)を用いて圧縮し、さらにLIPS(登録商標)コード化して、公知のネットワークプリンタプロトコルであるLPRで相手機器に送信する。
配信先の機器が前記SLMで通信可能で、サーバー機器の場合、Address Book4051より、サーバーアドレス、サーバー内のフォルダの指定を判別し、リモートコピーアプリケーションと同様に、スキャナにより読みとった画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
また、本実施例の機器では、相手機器であるサーバーが公知のJPEG圧縮された多値画像を処理可能だと判別した場合、前記の2値画像と同様に多値読み取りした画像を公知のJPEG圧縮を用いて、やはり公知のJFIF化し、SLMを通して、ネットワーク上のサーバー機器の特定のフォルダに格納する事が可能である。
配信先の機器が公知のE-Mailサーバーである場合、Address Book4051に記載されたメールアドレスを判別し、スキャナにより読みとった画像2値画像を公知のMMR圧縮を用いて圧縮し、それを公知のTIFF(Tagged Image File Format)し、公知のSMTP(Simple Mail Transfer Protcol)4153を使用して、E-Mailサーバーに送信する。その後の配信は、Mail Server4550に従って実行される。
Web Pull Print アプリケーション
Web Pull Printアプリケーションは、本実施例と直接関係しないので、説明は省略する。
Web Server アプリケーション
Web Serverアプリケーションは、本実施例と直接関係しないので、説明は省略する。
操作部概要
操作部の構成を図15に示す。LCD表示部(3001)は、LCD上にタッチパネルシートが貼られており、システムの操作画面を表示するとともに、表示してあるキーが押されるとその位置情報をコントローラCPUに伝える。スタートキー(3002)は原稿画像の読取り動作を開始する時などに用いる。スタートキー中央部には、緑と赤の2色LEDがあり、その色によってスタートキーが使える状態にあるかどうかを示す。ストップキー(3003)は稼働中の動作を止める働きをする。IDキー(3004)は使用者のユーザーIDを入力するときに用いる。リセットキー(3005)は操作部からの設定を初期化するときに用いる。
以下で操作部の各画面について詳細に説明する。
操作画面
本発明の装置が提供する機能は、Copy/ Send/ Retrieve/ Tasks/ Management/ Configurationの6つの大きなカテゴリーに分かれており、これらは操作画面(図16)上の上部に表示される6つのメインタブ(COPY/SEND/RETREIVE/TASKS/MGMT/CONFIG)(3011〜3016)に対応している。これらのメインタブを押すことにより、各カテゴリーの画面への切り替えが行われる。他カテゴリーへの切り換えが許可されない場合は、メインタブの表示色が変わり、メインタブを押しても反応しない。
Copyは自機が有するスキャナとプリンタを使用して通常のドキュメント複写を行う機能と、自機が有するスキャナとネットワークで接続されたプリンタを使用してドキュメントの複写を行う機能(リモートコピー)を含む。Sendは自機が有するスキャナに置かれたドキュメントを、電子メール、リモートプリンタ、ファックス、ファイル転送(FTP)およびデータベースに転送する機能であり、宛先を複数指定することが可能である。Retrieveは外部にあるドキュメントを取得し、自機が有するプリンタで印刷する機能である。ドキュメントの取得手段としてWWW、電子メール、ファイル転送およびファックスの使用が可能である。Tasksはファックスやインターネットプリントなどの外部から送られるドキュメントを自動処理し、定期的にRetrieveを行うためのタスクの生成、管理を行う。Managementはジョブ・アドレス帳・ブックマーク・ドキュメント・アカウント情報などの管理を行う。Configurationでは自機に関しての設定(ネットワーク、時計など)を行う。
以下、これらの機能設定を行う方法をLCD画面表示の例を使用して説明する。
COPY画面
COPY画面表示時にスタートボタンを押すと、スキャナが動作し、選択されているプリンタから画面上に表示されている各設定パラメータに応じた複写物が出力される。コピー機能の詳細は本発明と関係しないため説明を省略する。
SEND画面
Send画面表示時にスタートボタンが押されると、スキャナが動作し、読取った画像データを設定された宛先に指定された送信方法で送信する処理が開始される。
SENDメイン画面(図17)は、宛先表示領域(3202)、詳細宛先数表示領域(3203)、宛先スクロールボタン(3204)、アドレスブックボタン(3208) 、Newボタン(3209)、Editボタン(3210)、Deleteボタン(3211)、Subject入力領域(3205)、Message入力領域(3206)、File Name入力領域(3207)、Cover pageチェックボタン(3212)、Put Into HDチェックボタン(3213) 、Print Outチェックボタン(3214) 、Scan Settingボタン(3215)から構成される。リセットを含む初期化時には図18に示すように、宛先表示領域には1つの宛先も表示されず、操作説明画面が表示される。
宛先表示領域(3202)には入力された宛先の一覧が表示される。入力は順次末尾に追加される。詳細宛先数表示領域(3203)には現在設定されている宛先数が表示される。
宛先表示領域からある宛先を選択した後、Deleteボタン(3211)を押すと、選択されていた宛先が削除される。
Subject入力領域(3205)、Message入力領域(3206)、File Name入力領域(3207)を押すと、フルキーボードが表示され、それぞれの入力が可能になる。
アドレスブックサブ画面
Address Bookボタン(3208)を押すと、アドレスブックサブ画面(図19)が表示される。アドレス帳表示領域(3221)で選択マーク(3232)を付けられた宛先は、OKボタン(3231)を押すことにより、SENDメイン画面の宛先表示領域(3202)に追加される。アドレス帳の表示はソート項目設定ボタン(3224〜3226)を押すことによりクラス別、名前昇順、名前降順にソートされる。項目選択件数表示領域(3227)には選択マークの付けられた項目数を表示する。
OKボタン(3231)またはキャンセルボタン(3230)が押されると、アドレスブックサブ画面はクローズされ、SENDメイン画面が表示される。
アドレス帳の中の1つの項目を選択した状態でDetailボタン(3229)を押すと、Detailサブ画面(図20)が表示される。Detailサブ画面には選択された項目の情報としてアドレス帳から得られるすべての情報が表示される。
(画像送信時の詳細な説明)
続いて、画像送信における送信側、受信側双方での構成について、図22、図23、図1、およびフローチャート図2を用いて従来のFAX方式と比較しつつ説明する。
図22は従来のFAX方式によってA4用紙サイズの画像101と、送信日時および発信人名称からなる送信フォーム(この場合は画像の頭に付加するため、ヘッダとも呼ばれる)102を合成し、送信する場合の構成図である。送信側のFAX装置では、原稿画像を読み取り画像データ101をまず装置内に格納する。合成するヘッダ種別は、ユーザによって設定された画像送信設定情報に基づいて選択され、ここでは102のように発信日時、および発信人名称から構成されている。つづいて、指定された送信先への画像データ送信を行うが、FAX方式ではG3/G4などの国際規約で定められた通信方式によって、送信側と受信側の装置が自動的に相互の機器の能力情報や回線速度、送信しようとしている画像に関する、画像サイズ、解像度などの情報を交換し、最適な通信方法を選択する。図22においては、送信側装置で画像101と画像フォーム102を合成して送信し、受信側装置では画像110を受信している。ここで、受信した画像110は、画像フォームが付加されたことで、受信したその状態ではA4サイズに収まらない画像サイズとなっているが、受信側装置では送信側装置との情報交換によって受信した元画像サイズがA4用紙サイズであることを知り、画像縮小、あるいは解像度変換をおこなうことで、120のようにA4の定型用紙に収まるプリント出力結果を得ることが可能であった。
しかしながら、FAX方式のように送信側、受信側装置間で送信画像に関する情報を予め相互に交換した上で画像送信、プリント出力を行う構成はFAX以外のネットワークプロトコル(FTP、SMPT、など)を用いて実現されているデジタル複写機での画像送信機能では行われていない。そのため、図23に示すように、A4定型サイズの画像201にたいして、画像フォームのヘッダ202を付加して送信すると、受信側装置では該画像が画像フォーム合成によってA4サイズに収まらない画像サイズであることを判別できず、受信画像をプリント出力すると210のようにA4用紙2枚に渡って出力されてしまっていた。そのため、プリント出力時の見栄えが悪くなるのみならず、受信側装置で余分な用紙を消費するという問題があった。
そこで、本発明の装置では、画像送信時に用いる送信プロトコル種別によって、画像フォームの合成方法を適切に選択することで上記問題を解決するものである。この場合、図22に示したように送信プロトコルとしてFAX方式が選択された場合、G3/G4通信プロトコルに基づいて送信、受信側の双方の装置が画像情報、機器能力情報を交換し、受信側で出力用紙サイズに合わせた変倍、あるいは解像度変換が行われるため、とくにフォーム合成方式の自動選択は行わず、ユーザ設定に基づいて画像送信を行う。
FAX方式以外の送信プロトコルの場合、前述のとおり受信側では受信画像に関する詳細情報が通知されないため、送信側で画像と画像フォームを合成する時点で定型用紙サイズに画像が収まるよう処理を行う必要がある。図1に本発明の装置での送信処理の構成を示す。A4サイズの画像301に、画像フォーム302が付加されるのは図22、図23で説明した場合と同じであるが、この場合送信側の装置ではフォーム合成後の画像が、元画像サイズであるA4定型サイズに収まるよう、元画像を縮小してフォーム画像302を付加するスペースを確保し、画像合成を行い、送信画像310を生成する。つづいて送信側装置は画像310を受信側装置に送信する。画像送信の時点ですでに合成後画像はA4定型サイズとなっているため、受信側装置で受信画像をプリント出力した場合も受信側装置で特別な画像処理を施さなくとも、330のようにA4用紙に収まる出力結果が得られるのである。
なお、フォーム画像の合成方法としては図1に示したように元画像を縮小する方法の他、画像の一部にフォームを上書きする方式もあるが、この場合も送信側装置で定型用紙に収まるよう画像のフォーム合成を行う点では同一である。
さらに、上記のように送信側装置で定型用紙サイズへ収まるような画像合成処理を行いたくない、すなわち元画像にたいして縮小や解像度変換を行いたくない場合、ユーザがその旨選択して送信側装置に指示する手段を設けることで、ユーザが意図しない画像処理が行われることを回避することも可能である。
本発明の装置における、FAX以外での画像送信の構成図、 本発明の装置における、フォーム合成画像送信時のフロー図、 ネットワークシステム全体の構成図。 本システムのソフトウェアの全体構成図。 本システムの全体ブロック図。 スキャナ部、プリンタ部、及び操作部の外形図。 操作部。 スキャナ画像処理部のブロック図。 プリンタ画像処理部のブロック図。 画像圧縮処理部のブロック図。 デバイスI/F部のブロック図。 画像回転部のブロック図。 画像回転処理の説明図。 画像回転処理の説明図。 操作部の画面を示す図。 操作部の画面を示す図。 操作部の画面を示す図。 操作部の画面を示す図。 操作部の画面を示す図。 操作部の画面を示す図。 組み込みアプリケーション説明のブロック図。 従来のFAX方式での画像フォーム合成送信の構成図。 従来のFAX以外での画像送信の構成図。

Claims (2)

  1. 原稿画像を読み取る読み取り装置と、
    前記読み取り装置で読み取られた画像データを蓄積する蓄積手段と、
    前記蓄積手段に蓄積されている画像データと予め蓄積されている画像データを合成する合成手段と、
    前記合成手段で合成された画像データを送信する手段を備えた画像処理装置において、
    ユーザーの指定した送信先をプロトコル別に判別する判別手段と、
    前記判別手段に応じて、前記予め蓄積されている画像データの定められた領域に、前記蓄積手段に蓄積されている画像データが欠けないように変倍または解像度変換を行い、該画像データを前記予め蓄積されている画像データの定められた領域に合成し送信する制御手段と、
    から構成されることを特徴とした画像処理装置。
  2. ユーザから画像データが欠けないように変倍または解像度変換処理を実行するかどうかの指示を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段に入力されたユーザ指示に従って、変倍または解像度変換処理を実行するか否かを判断することを特徴とする、
    請求項1に記載の画像処理装置。
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