JP4500685B2 - 複数の平面パネルを使用したカーテン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばカーテン材などの平面パネルでできたカーテンを吊上げるカーテン装置に関する。現代的な住宅ではカーテン装置に関する要求が増大しつつある。平面カーテン装置の適用、即ちもはやカーテン材を蛇行状に吊すのではなく、カーテン材で平面要素又はパネルを形成する平面カーテン装置を適用することで、より多くの光が部屋に入り、他の光学的効果を得、特に現代的雰囲気を得ることができる。カーテンは、実際に外部から誰かが家の中を覗き込むのを防ぐのに役立つだけでなく、暖かさや雰囲気を伝える表現様式の重要な要素としても適しており、また独特なセンスを感じさせるものでもある。大窓に面して光が溢れる部屋では、カーテンを引いて部屋全体幅を覆うのが好ましい。こうした事情にもかかわらず、そうしたシートカーテンを、必要なときに、窓又はシートドアを開放するために、或いは全く単純に外部への視野を遮るものを除くために、又は良好な光の入射を確保するために、脇に押しやるかも知れない。既知の平面パネル用カーテン装置については、カーテン材を矩形枠内に固定したものと、主に布製の平面でできているパネルを、カーテンレールのレールランナに掛けられレールに沿って移動可能なキャリッジから自由に吊下げるものとに分けられる。後者で利用するこのパネルキャリッジは、原則として窓に平行に組付けられるカーテンレール内の少なくとも2つのスライダ又はローラに掛かけられガイドされる。単一のカーテンレール上の、換言すると単一のレールランナのパネルは、互いに交差せず、したがって互いに重なり合わないが、最も好都合な場合では互いに押合わされる可能性があるため、概して別々のカーテンレール又は別々のレールランが必要になり、各パネルに対して敷かれるようになる。例えばパネル幅0.5メートル、表面幅3.50メートルを覆うとすると、少なくとも7本のレールランが全位置でこの表面をカーテンパネルで覆うのに必要となる。他にパネルを個別に窓の左右に重ねる方法もあるが、これは有効ではない。1つ又は複数の箇所で重なりを持たせたければ、さらに8本又はそれ以上のレールランが必要である。また実際に全組付けは天井へ行われるので、これらの複数のレールランを有するカーテンレールを組付けるのはかなり骨が折れ困難である。幅が広いことを考慮すると、多数のレールランから成るレールを用いると空間的問題も発生する可能性があり、また多数のレールラン付のレールはそれに応じて高価になる。さらに天井に取付けた多数のレールラン付レールは嵩張って見え、シートカーテン装置が放つはずのシンプルさが損なわれてしまう。
2本の並行なレールランを有するレール1本で間に合わせるシートカーテン装置は良く知られている。その場合、関連するキャリッジは第1レールランにキャリッジ上部の一端部領域に掛けられ、キャリッジ上部の他端部領域で第2レールランに掛けられる。しかし既知の設計では、パネルが押されて一方に纏まると厚い重なりになるため、嵩張ってしまう。2本のカーテンレールランを互いに比較的接近させて設置した場合には、レールランと非常に鋭角を成して個々のキャリッジが走行し、パネルは押されてごく一部分が重なり合う状態で纏められるかも知れない。従来装置のキャリッジでは部屋の天井にレールを取付ける前にキャリッジをレールランに導入する必要があり、その後は、もはやキャリッジはレールラン外に移動できなくなるだろう。それ故、カーテンが押されて上記キャリッジを中空縫合部で覆わないようにしないと、洗濯のためにカーテンをキャリッジから取外せなくなる可能性がある。そのためキャリッジにはその長手方向の一方側にマジックテープ(登録商標)が備えられており、該マジックテープ(登録商標)へ関連するカーテンパネルのカーテン材をカーテン材端部に縫付けたマジックテープ(登録商標)を使い押付けてもよい。カーテン材を洗濯するには、マジックテープ(登録商標)の閉じ合わせをはずして個々のカーテンパネル材をキャリッジから引離し、洗濯後キャリッジに再び押付けてもよい。しかし、数回洗濯を行うとマジックテープ(登録商標)でしっかりと吊下げられなくなり、そのため保持力が減少して、関連するカーテンパネルが良好で水平な状態で所定の位置に取付けられなくなることが知られている。
総じて、既存のシートカーテン装置は様々な技術的理由から完全に納得のいくものではない。第一にシートカーテン装置の組立ては高価である。第二に、こうしたカーテンパネルは嵩張った状態で作動する。これは関連するキャリッジが設計のため比較的分厚くなること、そしてパネルが厚い重なりを形成するため、特に一方の窓側にパネルを移動して纏めると、2本のカーテンレールランが互いにほとんど離れていない場合、特に悪影響が出てしまうことによる。その結果、具体的には個々のパネルを限られた方法でのみ押し纏め重ね合わせることが可能である。第三に、このようなシートカーテン装置の製造は、マジックテープ(登録商標)を使った高価な設計のため大変高価である。最後にレールランを解体せずに一旦組立てたキャリッジを取外すのは従来の装置ではほとんど不可能である。
そのため、本発明の目的は、カーテン材又は他のシート材料などの複数の平面パネルから成り、前述した問題点を緩和するカーテン装置を具体的に述べることである。同時に、本カーテン装置は特に関連するハンガーロッドをカーテンレールからいつでも簡単な方法で取外すことが出来るようにするものである。
この目的は、シート材料でできた複数の平面パネルを有するカーテン装置により達成されるが、そこでは各パネルは最上部に、シート材料が中空縫合部で自由に掛かる金属建材又はプラスチック製の水平なスラット状のハンガーロッドを備えている。そしてこのスラットにはローラ又はスライダのための固定手段が備えらえており、そこでは各スラットの一端部領域のローラ又はスライダを第1共通レールでガイドさせ、各スラットの他端部領域のローラ又はスライダを第2共通レールでガイドさせて、パネルを互いにスライドさせてもよい。また本カーテン装置は、スラットが端面へ向かって開口する凹部、穴、又は溝を備えており、固定手段は端面又は側面から伸びており、スラット内のこれらの凹部、穴又は溝に挿入或いは取付けてもよい挿入要素として設計されていることを特徴とする。
図1ではカーテン装置を適用した状態で示している。該カーテン装置には、部屋の天井12に組付けられ、図示した例では4枚の平面パネル9を取外し出来るように吊る役目を担う2本のレールラン7、8を有する組付けレールを含む。部屋の天井の代わりに、組付けレールを下方に配設された板上に設ける、或いは組付けレール自身をそうした板に形成してもよい。レールランを円形のロッド内に配置してもよい。ここでは、2本のレールラン7、8は互いに並行に、互いに近距離で走るよう、そして部屋の上縁部に並行に走るよう据付けている。各カーテンパネル9は金属製、木製、又はプラスチック製のスラット1を有するパネルキャリッジ、及びスラット1に掛けられた1枚のカーテン材から成る。カーテン材の上縁部の中空縫合部を有効に利用してスラット1にカーテン材を掛ける。カーテンにこの中空縫合部を設け、そして簡単に押込んでスラット1を覆ってもよい。その結果カーテン材が自由に下方に吊下り、平面パネル9を形成する。カーテン材に折り目をほとんど付けずに吊下げるために、下側の縫合部に既知の方法で、下側の中空縫合部に錘ロッドを押込むなどして、張力錘を備えてもよい。カーテン材を掛けるスラット1はその両側端部に其々にフックを含む固定手段4を備えており、該フックは其々レールラン内でスライドするスライダ6の紐通し穴11に、或いはレールラン7、8の内部で回転する各ローラ対のアーバ上に掛けられてもよい。ここではいずれも、スラット1の左端部2は固定手段4で観察者に向かって手前側のレールラン7でスライドするスライダ6に掛けられている。他端のスラット1の右端部3は其々固定手段4で、組付けレールのレールラン8内でスライドするスライダ6に掛けられており、上記レールランは観察者から見て離れた裏側に存在する。こうした配置の結果、個々のパネル9はレールラン7、8及びカーテンの背後を走る室壁又は窓壁の走行方向に関して若干傾斜した角度で掛けられるようになる。例えばパネル幅を0.5m、レールラン7、8のレールラン中央からレールラン中央までの距離が例えば2cm とすると、その結果レールランの走行方向に対してたった2.3°の角度になる。4枚のパネル9が例として図示されている。ここでは、中央の2枚が3枚目で重なり合う位置に掛けられている。外側にある2枚のパネル9と中央にある2枚のパネル9間にはパネル幅の約3分の1の隙間が保たれている。全てのパネル9はレールラン7、8に沿って行きつ戻りつ移動してもよく、図示されているパネル9の位置は設置の可能性を示すためだけに選択したものである。例えば全てのパネル9はパネル同士が互いに重なり合い、そこからカーテン材を掛けているスラット1が互いに接するまで左又は右に完全に押寄せてもよい。2端部位置の間であればどの場所でもパネル9を完全に又は極緩い状態で押して纏めてもよい。隣接するパネルと重なり合うまでこのように自由に位置を変えられるため、光による効果を様々に利用できる。カーテンパネルは容易に取外しも可能なため、例えばその背後に設けられた窓を、必要なときに、開放したり又はバルコニーやテラス戸を開放したりでき、よって外部への通過も可能になる。追加スライダを備えた引き紐をこのために使用してもよい。そこではこれらのスライダが2本のレールラン7、8の内の1本においてスラット1のスライダ6間に掛けられる。引き紐はその各スライダを利用して其々に1枚のパネル9を把持し変位させるが、引き紐の少なくとも一方の端部には引きロッドを備えてもよい。
図2において、ここではスラット1の左端部2が固定手段4及びスライダ6と共に示されている。固定手段4はここではプラスチック又は金属などでできた尖片から成る。該尖片は、挿入要素18で端面19からスラット1の対応する凹部23に挿入され、スラット1内に挿入されてもよい。固定手段4をスラット1自体より分厚く又は幅広に形成せずに、それによりカーテンレール7、8に対して若干傾斜した角度でその後を走るスラット1同士が完全に押合ってもよいようにし、スラット1間の距離を固定手段4で限定しないようにすることが重要である。ここで最上部に示される固定手段4はフック10を形成する。このフック10はスライド片6の紐通し穴11に通して掛けてもよい。スライド片はカーテンレールのレールラン内を従来の方法で走る。紐通し穴11及びフック10は十分に幅広に形成されており、そのため固定手段4は、該固定手段4を掛けているスライダ6が入るカーテンレール7、8に関して垂直軸の周りに回転自在である。フック10の端部15をスラット1端部に接近させて残った隙間幅が紐通し穴11の厚さより狭くなるようにし、これにより、紐通し穴からフック10が外れなくしてもよい。さらにカーテン材はその上端部に中空縫合部を備えるが、該中空縫合部でスラット1を覆い、この後スラット1の端部を引出し、それにより中空縫合部の最初の領域がフック10下方域に来るようにしてもよい。図示した例では、カーテンパネルの中空縫合部が示されている。この中空縫合部ではその外端部に切込みを設けており、それにより小さな縫目29が形成されて、この方法により上外隅角部 が極小のポケット30を形成している。中空縫合部が押込まれてスラット1の完全に左側に来ると、このポケットが上隅角部に位置するようになる。この場合はスラット1の左側のものだが、押込まれてスラット1の隅角部が出ており、ここでは該隅角部が実際に肩部16を形成している。上部スラット隅角部により形成されるこの肩部16は、その後カーテン材に対するバーブとして機能し、カーテン材がスラット1の外に逆戻りできないよう固定する。中空縫合部及びスラット1の反対側にも全く同様なことが適用される。
図3は別の固定手段4を示している。この固定手段4は同じく、挿入要素18をスラット1において端面から凹部23に挿入することにより、スラットに挿入される。しかしこの固定手段4は異なる形状をしており、より長い首部17又は上方への突出部を含むフック10を備えている。フック10は底部に対して斜めに開口しており、2つの関連するローラ5間の連結アーバ13に掛けられるよう寸法取りされている。ローラ対5はカーテンレールのレールランに導入され、そこで該ローラ対5はレールランの長手方向に沿って転がる。
図4から図10ではスラット1の端面19の様々な実施例を示している。図4におけるスラット1の端面には2つの挿入スリーブ22を具備し、該挿入スリーブには固定手段4の対応する挿入ピン18を挿入してもよい。図5には端面に、断面が矩形であり、関連する挿入要素を挿入してもよい凹部23が示されている。図6では、凹部23が、断面が台形で、その台形の短辺部で開口する溝のように設計されており、それは該凹部の断面が燕尾形であるスラット1上の溝を形成することを意味し、そこに挿入要素18をスラット端面から挿入してもよい。図7では、凹部23はまた矩形で、スラット1の内側に設けられるが、スラット1の一辺においてより狭い幅で開口している。図8では、スラット1の上下部其々に固定手段4上の対応する矩形の枠部18が嵌合する開口した挿入溝23を具備する。図9では、矩形断面を横方向に凹ませた溝を有するスラット1の1つの変形例を示す。図10では、最後に、さらに両側を其々矩形に凹ませた断面を持つ溝を有する他のスラットを示す。フォーク状の固定手段4をこれら2つの溝を介して挿入してもよく、そのフォーク枝片38には弾力があり、一定の傾きを有するため挿入されるフォークが溝で挟持される。
図11では本カーテン装置の特に有益な実施例を示すが、ここではスラット1の一方の端部のみが示される。このスラット1は厚さ2.4mm幅17mmのアルミニウム製の枠であり、押出成形方法で製造され、凹部23として既に図6で示した燕尾形の断面を持つ約1mmより深く側面に沿って開口する挿入溝23を備えている。固定手段4はここではスラット1の両端部に、例えば厚さ約0.7mmのバネ鋼でできた本図で示すような形状を有する挿入要素18により形成されている。この挿入要素18は打抜き部品であり、そのため安価に製造が可能である。さらに、単一の特殊なスライダ6が示されているが、それはクリック・スライダ(Clic‐Slider )という商品名で知られており、従来のカーテン用にも使用されるかも知れない。その紐通し穴11には 固定手段4のフック10が押込まれている、若しくはフック10が紐通し穴11に掛けられている。このクリック・スライダ6は特別品として、両側には伸縮自在に下方に回転可能な係止リップ26を備えており、そのため下側のどの位置からでも関連するカーテンレール7のレールランのスロット28を通りカーテンレール7内部に挿入可能である。これにより、係止リップ26が一時的に下方に回転し、スロット端部通過後に伸縮して戻るよう回転して、同時にカーテンレール7のレールランにスライダ6が係止される。図示した状態から説明を進めると、まず初めに固定手段4を、フックでスライダの紐通し穴11に掛け、その後スライダ6をそれに取付けて、矢印で示すように、スラット1の端面から挿入溝23に押入れる。以下はバネ鋼製の挿入要素18の屈曲部が若干弾性的で、それにより溝の縁部で摺動摩擦が増大して発生することで成立するものである。挿入要素18を挿入溝23に図12に示された程度に奥に押入れると、図12では挿入要素18の高さを後部に向って増した結果、挿入要素18が挿入溝23に固定されて、フック端部の先端部15がスラット1の枠端部又は端面の高さにほぼ位置するようになる。そのためスライダ6の紐通し穴11はフック10から外れないよう固定される。しかしフック10はまだ紐通し穴11内で横方向に回転してもよく、そして具体的には各側に対して約45°まで回転可能である。挿入要素18は目下挿入溝23内に凝着摩擦により保持されている。この凝着摩擦は、挿入要素18のバネ力の作用で大幅に増大され、そのバネ力の作用により凝着摩擦は挿入溝23内にばらばらに伝達される。発生する凝着摩擦力は非常に大きいため挿入要素18は溝内に確実に保持される。カーテンパネルの組立てに関しては、そのように最初にスライダ6の付いた挿入要素18を説明した方法でスラット1の一端部の挿入溝23に端面から挿入する。その後スラット1を関連するカーテン材9の中空縫合部27の中に挿入する。 続いてスラット1の他端部でも同じ方法で、スライダ6を付けた挿入要素18を挿入する。その後スラット1をカーテン材9と共にスライダ6により2つの離れたレールラン7、8に嵌挿してもよい。中空縫合部の高さを約2.7から3.0cmに形成して、カーテン材パネル一式をフックやスライダ要素と共にハンガーロッドから大変容易に取外しできるように、そして洗濯後に再びハンガーロッドに押入可能にするとよい。
図13では3枚のスラット1を示しており、該スラットの一端はいずれもレールラン7のスライダ6に掛かり、他端は同様に第2のレールラン8に掛かっている。本図はどのように個々のスラット1が連係しているかの理解に役立つものである。従って、スラット1にはカーテンパネルを付けずに示し、特に窓から室内を見たものである。ここではスラット1内の溝23はそれ故窓に向いおり、そのため部屋からは溝23や溝に挿入されている挿入要素18の部品はどちらも見えない。加えてここでは引張り要素31をスライダ6の紐通し穴にさらに掛けている。2つの上記引張り要素31は図の下側に別に拡大寸法で示されている。これはフックを有するプラスチック製小平板の場合で、該フックは先細状の開口部35を備えることで上記引張り要素31がそのフックアーム上部の僅かな広がりをスライダ6の紐通し穴11に通すことができ、確実にそこに保持されるようになっている。さらに2枚の略半円形の曲面板33、34をこの小平板31上に一体的に形成し、該曲面板33、34はいくらか伸縮して離れて広がる可能性がある。そして、これら2つの曲面板33、34の間には穴36が存在し、該穴は曲面板を貫通している。 鎖37の小玉32はこれら2枚の曲面板33、34間に挟まれてよく、それにより該玉がこれら2枚の曲面板33、34間にしっかりと挟持される。玉鎖37には小玉32を図示した方法で該小玉を通る紐に取付け、それから玉鎖37でカーテン配列の個々のスラット1を互いに連結してもよい。図の最も右に位置するスラット1が、そこでの端側のスラットである。小玉32付き鎖37を固定している引張り要素31がこのスラットの外端部に取付けられている。鎖37はその後次のスラット1の離れた端部に導かれ、ここで同様に吊下げられた引張り要素31にしっかりと挟まれる。ここから鎖37はさらに次の後継スラット1の離れた端部に繋がり、再び同様に吊下げられた引張り要素31にしっかりと挟まれる。さらなるスラット1が存在する場合は、その後鎖37は必ずスラットの離れた端部に掛けられることになる。完成したパネルカーテンを開放或いは脇にスライドするには、鎖37をここでは図の右にある鎖端部で把持して、図の左方に引いてもよい。同時に図の最も右に位置する第1スラット1の左スライダが次の、ここでは中央のスラット1の左スライダに隣接する、そしてこのスライダ6は最終的に、図では最も左に位置するスラット1の、ここでは左にある、スライダ6などに隣接する。パネルカーテンを再び閉めるには、鎖37をここでは右にあるその端部を右方向へ引く。それから鎖37を徐々に緊張させて、続く次のスラット1をその離れた端部から図の右方へと引く。2つの固定点間の鎖の長さは、鎖を緊張させたときにパネル又はスラット1がわずかに重なるのに有利となる長さが選択される。その結果パネルにより心地よい光効果が齎される。
上記のパネルカーテンを組立てるには‐係止リップ又はローラ対なしの従来のスライダ6を使用する場合‐個々のスラット1にパネルを掛け、該スラットに端側フック10を付けて、まずスライダ6の紐通し穴に掛ける、或いはフックをローラアーバ13に掛けてもよい。この状態でそれからスラット1を把持し、下方にほぼパネル平面が形成される方に回転させる。その後上部スライダ又は上部ローラ対を従来の方法でカーテンレールのレールラン8の端部領域でそこに位置する開口部を通して、レールランナの下側を伝いその内部に導入し、そのスラット1の長さ距離だけレールラン内で移動させる。その後スラット1を再び上方に戻るよう回転させて上部スライダの紐通し穴11又は上部ローラ対のアーバ13に近づけ、そして第2スライダ又は第2ローラ対を他方のレールラン7に導入する。カーテン装置を様々な例示的図で表している。以下の図面によりカーテン装置はより詳細に記述され、その機能の説明と記述を行なっている。
部屋の天井に組付けられ、組付けレールの2本の並行するレールランに4枚の平面パネルを取付けているカーテン装置を示す。 スライダに掛けるための固定手段としてのフックを有する水平スラットの端部を示す。 ローラアーバに掛けるためのフックを有する水平スラットの端部を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 挿入溝又は挿入スリーブと対応する挿入要素の様々な変形例であり、水平スラットの端面での断面図を示す。 バネ鋼製の挿入要素とアルミニウム枠状の関連するスラット及び、スライダとスライダの上方にある関連するレールランであり、全て斜視図で示す。 図11の関連するスラットに付けたバネ鋼製の挿入要素を側面から見た図であり、スライダを掛けた状態で、端面からスラットへ挿入されている。 2本のレールランを有するレールに組付けた3つのカーテンパネル用ハンガーロッドの図であり、それに連結したプルチェーンと共に示す。
1 スラット
固定手段
5 ローラ
6 スライダ
7、8 レールラン
9 平面パネル、カーテンパネル、カーテン材
10 フック
11 紐通し穴
12 天井
13 アーバ
16 肩部
17 首部
18 挿入要素、挿入ピン
19 端面
22 挿入スリーブ
23 挿入溝、凹部
26 係止リップ
27 中空縫合部
28 スロット
29 縫目
30 ポケット
31 引張り要素、小平板
32 小玉
33、34 曲面板
35 開口部
36 穴
37 鎖
38 フォーク枝片

Claims (10)

  1. シート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置であって;各パネルは最上部に金属、木又はプラスチック製の水平なスラット(1)形状のハンガーロッドを備え、該ハンガーロッドには前記シート材料が中空縫合部で自由に掛けられ、前記スラット(1)にはローラ(5)又はスライダ(6)をスラット(1)に取り付けるための固定手段(4)が設けてあり;各スラット(1)の一端部領域(2)の前記ローラ(5)又はスライダ(6)は第1共通レール(7)でガイドされ、各スラットの他端部領域(3)の前記ローラ(5)又はスライダ(6)は第2共通レール(8)でガイドされ、それによりパネル(9)を互いに押重ねることが可能になっており;前記スラット(1)は端面に向けて開口する凹部、穴又は溝(23)を備え、前記固定手段(4)には端面又は側面から前記スラット内のこれらの凹部、穴又は溝(23)に挿入又は装着される挿入要素(18)が設けられていることを特徴とするカーテン装置。
  2. 挿入又は装着される前記挿入要素(18)が前記スラット(1)よりも幅が狭く、2本のレールラン(7、8)に掛かる2枚の隣接するパネル(9)がシート材料の中空縫合部を付けた該パネルのスラット(1)を隙間のない状態で互いに押重ねることができることを特徴とする、請求項1に記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  3. 前記固定手段(4)には、前記スラット内の凹部(23)に端面又は側面から挿入又は装着されるバネ鋼製の打抜き部品の形態で自己挟持挿入要素(18)が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  4. 前記固定手段(4)はいずれも、2つの関連するローラ(5)の前記連結アーバ(13)上又は前記関連するスライダ(6)の紐通し穴(11)上に掛けられるフック(10)を含むことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  5. 前記固定手段(4)が挿入連結部により、前記スラット端部(2、3)の端面にある穴又は凹部に挿入され、前記端面から開くこれらの穴又は凹部は前記スラットの端面を窪ませて形成しており、前記スラットの側面は前記スラット端部(2、3)に至るまで連続的および全体に何も加工していない状態にしておくことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  6. 其々にフック(10)を有する前記固定手段(4)は、固定手段(4)を前記スラット(1)に挿入したときに、前記フック端部(15)と前記スラット(1)の間の隙間幅が前記関連するスライダ(6)の紐通し穴(11)の厚さより狭くなる結合構造を持つことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  7. 前記固定手段(4)を前記スラット(1)の端面に挿入したときに、前記スラット端部(2、3)に肩部(16)が形成され隅角部ポケット(30)を有する中空縫合部が、押込まれ前記肩部を覆い、隅角部ポケット(30)が該肩部(16)に位置することにより前記スラット(1)に逆戻りしないよう前記中空縫合部が固定される結合構造を、其々にフック(10)を有する前記固定手段(4)が形成することを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  8. 前記固定手段(4)は少なくとも1つの挿入要素(18)を含み、該挿入要素は凝着摩擦により前記スラット(1)の前記端面(19)上の1つ又は複数の対応する挿入スリーブ(22)又は凹部(23)に固定されることを特徴とする、請求項5から7のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  9. 前記カーテン装置が前記スライダ(6)の前記紐通し穴(11)に掛けてもよい小平板(31)状の引張り要素(31)と、引張り力の作用に関係なく玉鎖(37)を嵌合させて複数の引張り要素(31)を連結してもよいように玉鎖の玉を挟むための挟持手段(33、34)とを含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
  10. 前記シート材料の中空縫合部(27)がその2つの上部隅角部にいずれも縫目(29)によりポケット(30)を形成し、該ポケットを押して前記スラット(1)の上部隅角部を覆ってもよいことを特徴とする、請求項1から9のいずれか1つに記載のシート材料からなる複数の平面パネル(9)を有するカーテン装置。
JP2004554144A 2002-11-25 2003-11-19 複数の平面パネルを使用したカーテン装置 Expired - Fee Related JP4500685B2 (ja)

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