JP4499899B2 - 電子部品パッケージにおけるリードフレームろう付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品パッケージのパッケージ導体にリードフレームをろう付する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、セラミックパッケージにおいては、内蔵する半導体チップの電極から外部リードへの電気的な接続を行うために、セラミックベースにメタライズ処理を施して、パッケージの側面ないし裏面に露出するパッケージ導体を形成し、このパッケージ導体にリードフレームをろう付で接合するようにしている。
【0003】
図8および図9に、セラミックパッケージにおけるリードフレームろう付方法の従来例を示す。この方法では、セラミックパッケージ本体100のパッケージ導体にリードフレーム102をろう付するために、3つの固定治具つまりパッケージ本体固定用のベース104、ろう材固定用のスペーサ106およびリードフレーム固定用の重し108を用いる。
【0004】
詳細には、ベース104の上面中心部に形成されている凹所104a内に、セラミックパッケージ本体100を仰向けにして、つまりパッケージ導体の露出するパッケージ裏面を上に向けて収容固定し、パッケージ導体面の上にろう材たとえば銀ろう110を介してリードフレーム102を重ね合わせる。ここで、パッケージ導体面の各列に配置されている各導体(図示せず)の上にリードフレーム102の各先端部または被ろう付部102aが重なるように位置合わせする。この位置合わせのために、ベース104の上面には複数の所定位置にガイドピン112が立設される一方で、リードフレーム102側の対応する箇所に各ガイドピン112と嵌合可能なガイド孔102bが形成されている。
【0005】
もっとも、そのようにパッケージ本体100とリードフレーム102とを互いに位置合わせしても、両者の間に挟まれるろう材110が位置ずれを起こすおそれがある。そこで、パッケージ本体上に板状のスペーサ106を配置して、内側からろう材110をパッケージ導体列上に位置規制するようにしている。さらに、加熱炉に入れてろう材110を溶かす際に振動や衝撃が加わるとろう材が割れたり位置ずれするおそれがあるため、ベース凹所104内でリードフレーム102の上に被さるように重し108を置く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来のリードフレームろう付方法では、1種類のセラミックパッケージについて数個の治具(104,106,108)を必要とするため、現在および近い将来市場に出まわる様々なパッケージ形状やパッケージ導体パターンに応じて数多くの治具を用意しなければならず、実装コストが高くついていた。また、現場の作業員においては、治具の種類や数が多いと管理や取扱いも面倒であり、そのぶん作業ミスを起こしやすく、たとえば、所要の治具の装着を忘れてしまうことがあり、結果として、加熱炉内でろう材が溶ける際に振動等でリードフレームやろう材の位置がずれてしまい、接合不良を来すことがあった。
【0007】
本発明は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、電子部品パッケージにおいてリードフレームをろう付するに際して必要な治具の点数を削減してコスト性、効率性および作業性を改善する方法を提供することを目的とする。
【0008】
本発明の別の目的は、電子部品パッケージにおいてリードフレームをろう付する際の加工精度を改善する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、電子部品パッケージにおいてリードフレームを安全かつ良好にろう付する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の方法は、電子部品パッケージの本体に露出して設けられるパッケージ導体にリードフレームをろう付する方法であって、前記リードフレームの被ろう付部に所定のろう材を重ね合わせる工程と、前記ろう材とその下からはみ出ている前記リードフレームの被ろう付部との境界にレーザ光を照射して、前記ろう材の前記レーザ光を照射された付近の部位を局所的に溶かして前記リードフレームに仮付けする工程と、前記パッケージ導体に前記ろう材を仮付けした前記リードフレームを前記ろう材を挟んで位置合わせして重ねる工程と、前記ろう材を加熱により全部または大部分溶かして前記パッケージ導体と前記リードフレームとを接合する工程とを有する。
【0010】
本発明の第1の方法では、予めリードフレーム10にろう材12を仮付けして一体化したものをセラミックパッケージ本体20にセットする。セット後に、振動や衝撃が加わっても、ろう材はリードフレームに仮付けで固定されているため、位置ずれするおそれはない。したがって、ろう材は所定位置で溶ける。溶けたろう材は、濡れ性の小さいパッケージ本体表面から濡れ性の大きいパッケージ導体へ吸い寄せられるように移動し、そこで固まる。その結果、セラミックパッケージ本体の各パッケージ導体の上にリードフレームの各対応する被ろう付部が重なるようにしてろう付される。
【0011】
上記第1の方法においては、ろう材とその下からはみ出ているリードフレームの被ろう付部との境界にレーザ光を照射することにより、好ましくはレーザビーム中心部を境界に合わせてレーザ光を照射することにより、ろう材の局所にレーザエネルギーを安全かつ効率的に与え、良好な仮付けを行うことができる。
【0012】
本発明の第2の方法は、電子部品パッケージの本体に露出して設けられるパッケージ導体にリードフレームをろう付する方法であって、前記パッケージ導体に所定のろう材を挟んで前記リードフレームを位置合わせして重ね合わせする工程と、前記ろう材をレーザ光のエネルギーで局所的に溶かして、前記パッケージ導体に前記リードフレームを仮付けする工程と、前記ろう材を加熱により全部または大部分溶かして前記露出導体と前記リードフレームとを接合する工程とを有する方法とした。
【0013】
上記第2の方法では、リードフレーム、ろう材およびパッケージ本体(厳密にはそのパッケージ導体)の三者をセッティングしてから、レーザ光のエネルギーでろう材の一部を局所的に溶かして三者を一体的に仮付けする。その後に、振動や衝撃が加わっても、ろう材はリードフレームとパッケージ本体とに仮付けで固定されているため、位置ずれするおそれはない。したがって、第1の方法と同様に、ろう材の位置ずれはなく、リードフレームろう付の位置精度は高い。
【0014】
この方法において、好ましくは、前記仮付け工程が、前記電子部品パッケージ本体と前記リードフレームとの隙間を通して前記ろう材の一側面または周面にレーザ光を照射する工程を含んでよい。このレーザ照射方法により、レーザエネルギーをろう材に効率的に供給できるとともに、リードフレームにおけるレーザ照射痕を隙間の中に隠すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0016】
図1および図2に、本発明の一実施形態においてリードフレーム10にろう材12を仮付けする方法を示す。
【0017】
先ず、図示のように、作業台14の上にリードフレーム10をセットする。ここで、リードフレーム10は、先端部の被ろう付部10aが上を向くような姿勢で配置される。また、作業台14の所定位置に複数本たとえば一対のガイドピン14aが立設され、リードフレーム10側の各ガイド孔10bが各対応するガイドピン14aに嵌合することで、作業台14上でのリードフレーム10の位置決めと固定がなされる。
【0018】
上記のようにして作業台14の上にセットされたリードフレーム10に対して、たとえば銀ろうからなる板片状のろう材12をセットする。詳細には、リードフレーム10の全部の被ろう付部10aを端から端まで横断するように、被ろう付部10aの上にろう材12を重ねる。この際、図2に示すように、リードフレーム10の被ろう付部10aがその長さ方向でろう材12からはみ出るように、ろう材12の幅Wを被ろう付部10aの長さLよりも短い寸法に選ぶと、より作業が行いやすい。
【0019】
次いで、レーザ装置たとえばYAGレーザ装置の出射ユニット16より出射されるYAGレーザ光LBを用いて、リードフレーム10にろう材12を仮付け(仮接合)する。好ましくは、仮付けポイントPを複数箇所に設定してよい。たとえば、図示のように、リードフレーム10の両端の被ろう付部10aに仮付けポイントPを設定してよい。
【0020】
この仮付けに際しては、YAGレーザ光LBの当て方(照射方法)が重要である。すなわち、図2に明示するように、ろう材12とその下からはみ出ているリードフレーム10の被ろう付部10aとの境界E12,10付近に上方からYAGレーザ光LBを照射すること、好ましくはYAGレーザ光LBのビームスポット中心部を境界E12,10に合わせることが重要である。
【0021】
YAGレーザ光LBをろう材12側だけに当てた場合は、ろう材(銀)12の光反射率が高いため、入射したレーザ光LBの多くがそこで反射してしまって、レーザエネルギーがうまく吸収されず、ろう材12が溶けにくい。また、YAGレーザ光LBをリードフレーム10側だけに照射した場合は、入射したレーザ光LBのエネルギーがろう材12へ回りにくく、やはりろう材12が溶けにくい。そのようなエネルギー吸収または伝達効率の低さを補うためにレーザ光LBの出力を高くすると、被ろう付部10aとは反対側のリードフレーム面(実装後のおもて面)側にレーザエネルギーが貫通してレーザ照射痕が付くおそれがあり、好ましくない。
【0022】
この点、この実施形態のように、ろう材12とその下からはみ出ているリードフレーム10の被ろう付部10aとの境界E12,10にレーザ光LBを照射する方法においては、入射するレーザ光LBのエネルギーが境界E12,10の隙間から、さらにはリードフレーム10側から伝ってろう材12に効率よく及ぶことにより、小さなレーザエネルギーでもってろう材12のレーザ被照射部位付近を確実に溶かして、リードフレーム10にろう接で仮付けすることができる。なお、YAGレーザ光LBはパルスレーザ光でよく、たとえば、パルス幅を5ms程度、1パルス当たりのレーザエネルギーを1.5J程度に設定してよい。
【0023】
また、リードフレーム10に対しては、このように小さなレーザエネルギーのYAGレーザ光LBを被ろう付部10a側に照射するため、被ろう付部10aとは反対側のリードフレームおもて面にレーザ照射痕(傷)がつくこともない。この品質上の利点は実用的に大きい。通常、リードフレームをろう付してなる電子部品パッケージにおいては、リード表面に目視可能な傷がついているものは市場において商品価値がないからである。因みに、スポット溶接を用いてリードフレーム10にろう材12を仮付けする方法は、リードフレーム10のおもて面に電極の痕が不可避的に付いてしまうという不都合がある。
【0024】
上記のようにしてリードフレーム10にろう材12を仮付けした後で、電子部品パッケージ本体に対するリードフレーム10のろう付を行う。この実施形態では、図3および図4に示すように、ろう付用の固定治具として、パッケージ固定用のベース18だけを用いる。ベース18の材質は、耐熱性にすぐれ、かつろう材に濡れにくいもの、たとえばカーボンでよい。
【0025】
図3および図4において、ベース18の上面中心部に形成されている凹所18a内に、セラミックパッケージ本体20を仰向けにして、つまりパッケージ導体20aの露出するパッケージ裏面を上に向けて収容固定する。この凹所18a内に収容固定されたセラミックパッケージ本体20の上に、ろう材12を挟んでリードフレーム10を重ね合わせる。
【0026】
この例のセラミックパッケージ本体20においては、パッケージ裏面の左右両端部に複数個(図示の例は5個)のパッケージ導体20aが各一列に露出してメタライズされている。各パッケージ導体20aは、本体20内部で内蔵の半導体チップの各対応する電極とワイヤボンディングで電気的に接続されている。リードフレーム10は、1個で一列分のパッケージ導体20aに対応している。したがって、この例のセラミックパッケージ本体20に対しては、図示のように、左右列のパッケージ導体20aに一対のリードフレーム10をそれぞれ充てる。その際、各パッケージ導体20aの上にリードフレーム10の各被ろう付部10aが重なるように位置合わせする。この位置合わせのために、たとえば、ベース18の上面に複数の所定位置でリードフレーム10のガイド孔10bと嵌合可能なガイドピン22を立設してよい。
【0027】
この実施形態では、図3および図4に示すようにベース18上でセラミックパッケージ本体20のパッケージ導体20aにろう材12を挟んでリードフレーム10を位置合わせして重ねた状態で、コンベアに乗せて加熱炉(図示)に通し、炉内で所定時間加熱してろう材12を溶かす。その際、搬送中に何らかの原因で振動や衝撃が加わったとしても、ろう材12はリードフレーム10に予め仮付けされて固定されているため、位置ずれするおそれはなく、所定位置で溶ける。ろう材(銀ろう)12が溶けると、セラミックパッケージ本体20のパッケージ裏面上でろう12が濡れ性の小さいセラミック面から濡れ性の大きい隣接するパッケージ導体20aへ吸い寄せられるように移動する。そして、加熱炉を出ると、各パッケージ導体20aの上でろう12が固まってリードフレーム10がろう付される。なお、この実施形態では加熱炉を通してろう付を行っているが、レーザ光や光ビームの照射によるろう付でもよい。
【0028】
図5に、ベース18から取り出されたセラミックパッケージ本体20におけるリードフレーム10の接合状態を示す。図示のように、セラミックパッケージ本体20の各パッケージ導体20aの上にリードフレームの各対応する被ろう付部10aが重なってろう付されている。
【0029】
上記したように、この実施形態では、セラミックパッケージ本体20におけるリードフレーム10のろう付に必要な固定治具はセラミックパッケージ本体20を固定するためのベース18だけであり、ろう材12やリードフレーム10を固定するための治具(106,108)を必要としない。このため、治具に掛かるコストや作業・管理の煩わしさが解消される。しかも、リードフレーム10にろう材12を仮付けしてからセラミックパッケージ本体20にセットするため、ろう材12の位置ずれがなく、ろう付の位置精度または加工精度を向上させることができる。さらに、仮付けにはレーザ光LBのレーザエネルギーを用いることで、リードフレーム10に傷のつく危険性を回避できる。
【0030】
次に、図6および図7につき本発明の別の実施形態を説明する。この実施形態では、リードフレーム10、ろう材12およびセラミックパッケージ本体20の三者をレーザ光LBのエネルギーによって同時に仮付けする。
【0031】
詳細には、図6に示すように、適当な作業台または治具(図示せず)上でこれら三者(10,12,20)を互いに位置合わせして一体に重ね合わせる。その際、セラミックパッケージ本体20の裏面の左右両端部に各一列に設けられているパッケージ導体20aにろう材12を挟んでリードフレーム10の被ろう付部10aが重なり合うようにする。図7に示すように、好ましくは、ろう材12の外側の側面12aがセラミックパッケージ本体20とリードフレーム10の隙間Gの中に位置するようにする。
【0032】
そして、図7に示すように、横向き姿勢の出射ユニット16よりYAGレーザ光LBを該隙間Gを通してろう材12の側面12a付近に照射する。YAGレーザ光LBは隙間Gの中でろう材12だけでなくリードフレーム10やセラミックパッケージ本体20にも入射するため、レーザエネルギーが効率よくろう材12に供給され、ろう材12が局所的に溶ける。このようにろう材12が局所的に溶けた箇所にてセラミックパッケージ本体20にリードフレーム10が仮付けされる。セラミックパッケージ全体で、このような仮付け箇所Qを複数個設定してよく、たとえば図6に示すように、各リードフレーム10において両端部の被ろう付部10aに仮付け箇所Qを設定してよい。
【0033】
次に、上記のような仮付けによって一体化されたリードフレーム10、ろう材12およびセラミックパッケージ本体20のアッセンブリを加熱炉に通し、炉内でろう材12を全部または大部分溶かす。これにより、図5と同様のろう付結果が得られる。つまり、セラミックパッケージ本体20の各パッケージ導体20aの上にリードフレームの各対応する被ろう付部10aが重なってろう付される。
【0034】
この実施形態においても、セラミックパッケージ本体20におけるリードフレーム10のろう付に必要な治具の点数を大幅に削減できるるとともに、ろう付の位置精度を改善できる。また、仮付けに際しては、セラミックパッケージ本体20とリードフレーム10の隙間Gの中にレーザ光LBを照射するため、隙間G内でリードフレーム10の表面にレーザ照射痕が生じても外からはほとんど見えないので、商品価値に影響することはない。
【0035】
上記した実施形態における各部の構造および形状は一例にすぎず、本発明の技術思想を何ら限定するものではない。たとえば、上記実施形態におけるセラミックパッケージ20はデュアルインライン(DIP)タイプであるが、他の任意のパッケージ構造たとえばSIPやPGAタイプにも本発明は適用可能である。本発明におけるろう材の形状は上記実施形態におけるような板片状のものに限定されるわけではなく、たとえば円柱状のものでも可能である。また、YAGレーザの代わりに、CO2レーザや半導体レーザ等を使用することもできる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電子部品パッケージにおいてリードフレームをろう付するに際して必要な治具の点数を削減してコスト性、効率性および作業性を改善できるとともに、ろう付の加工精度、安全性、品質を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態においてリードフレームにろう材を仮付けする方法を示す図である。
【図2】実施形態の仮付けにおける要部の構成および作用を示す図である。
【図3】実施形態のろう付における要部の構成を示す断面図である。
【図4】実施形態のろう付における要部の構成を示す平面図である。
【図5】実施形態におけるろう付の結果を示す平面図である。
【図6】別の実施形態においてリードフレーム、ろう材およびパッケージ本体を仮付けする方法を示す図である。
【図7】図6の実施形態の仮付けにおける要部の構成および作用を示す図である。
【図8】従来技術のろう付における要部の構成を示す断面図である。
【図9】従来技術のろう付における要部の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 リードフレーム
12 ろう材
14 作業台
16 レーザ出射ユニット
18 ベース
20 セラミックパッケージ本体
22 ガイドピン
Claims (4)
- 電子部品パッケージの本体に露出して設けられるパッケージ導体にリードフレームをろう付する方法であって、
前記リードフレームの被ろう付部に所定のろう材を重ね合わせる工程と、
前記ろう材とその下からはみ出ている前記リードフレームの被ろう付部との境界にレーザ光を照射して、前記ろう材の前記レーザ光を照射された付近の部位を局所的に溶かして前記リードフレームに仮付けする工程と、
前記パッケージ導体に前記ろう材を仮付けした前記リードフレームを前記ろう材を挟んで位置合わせして重ねる工程と、
前記ろう材を加熱により全部または大部分溶かして前記パッケージ導体と前記リードフレームとを接合する工程と
を有するリードフレームろう付方法。 - 前記仮付けのためのレーザ光の照射において、前記レーザ光のビームスポット中心部を前記境界に合わせることを特徴とする請求項1に記載のリードフレームろう付方法。
- 電子部品パッケージの本体に露出して設けられるパッケージ導体にリードフレームをろう付する方法であって、
前記パッケージ導体に所定のろう材を挟んで前記リードフレームを位置合わせして重ねる工程と、
前記ろう材をレーザ光のエネルギーで局所的に溶かして、前記パッケージ導体に前記リードフレームを仮付けする工程と、
前記ろう材を加熱により全部または大部分溶かして前記パッケージ導体と前記リードフレームとを接合する工程と
を有するリードフレームろう付方法。 - 前記仮付け工程が、前記電子部品パッケージ本体と前記リードフレームとの隙間を通して前記ろう材の一側面または周面付近にレーザ光を照射する工程を含むことを特徴とする請求項3に記載のリードフレームろう付方法。
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