JP4498554B2 - 情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法、並びに情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の表示装置を備える情報機器において、パーソナルコンピュータや日本語ワードプロセッサ、携帯情報端末などの情報機器のみならず、家電製品やカーナビゲーションなど表示による出力装置を備える機器全てに関する。
【0002】
【従来の技術】
情報処理装置が扱うデータの多様化にともない、表示領域の広さに対する要求が強まっている。例えば、特開平9−258705号公報には、コンピュータ端末に複数の表示装置を持たせることにより1つの表示装置のみの場合よりも広い表示領域を提供し、表示内容やマウスポインタを表示装置間で移動可能とすることによる表示内容の一覧性向上を図るという技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記記載の技術においては、なお以下のような課題を有している。
【0004】
特開平9−258705号公報記載の技術では、従来の複数の表示装置を持つ機器において、ポインティングデバイスの感度、すなわちポインティングデバイスの単位移動距離に対する表示装置上のポインタの移動ドット数は全ての表示装置に対して一定である。したがって、ポインティングデバイスを表示ドット数の多い表示装置から少ない表示装置へ一定の速度で移動させていても、ポインタが表示ドット数の少ない表示装置上にくると、表示装置の端に短時間で到達してしまい、希望の位置を指示しにくいという問題があった。
【0005】
また、主表示装置から副表示装置へポインタを移動させる場合、主表示装置の端より外側へポインタを移動させようとすると隣接する副表示装置にポインタが移動するという方法がある。この方法では、副表示装置が主表示装置よりも小さい場合に、主表示装置の端のどの範囲が副表示装置へポインタを移動させるための領域と対応しているか分かりにくいという問題があった。さらに、主表示装置上に副表示装置へポインタを移動させるための領域を常に表示するようにすると、主表示装置の表示内容が隠されて視認性が損なわれるという問題があった。
【0006】
さらに、主表示装置及び複数の副表示装置を持つ機器において、使用を中断するなど画面から視線を外した後に使用を再開する場合、ポインタが現在どの表示装置上にあるか認識しにくいという問題があった。
【0007】
また、ポインタが副表示装置にある場合にポインタがどの副表示装置にあるかを示す情報を主表示装置上に常に表示していると、主表示装置の表示内容が一部隠されてしまうという問題があった。
【0008】
また、解像度が異なる主表示装置と副表示装置の間でポインタを移動させる場合、従来は解像度の違いや設置位置ずれを考慮しないため、表示装置が切り替わる瞬間にポインタの軌跡が不連続となるという問題があった。
【0009】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、複数の表示装置を持つ情報処理装置において、複数の表示装置にわたってポインティングデバイスの操作を行う際、操作感を大きく変化させることなく利用することができる情報処理装置を提供することである。
【0010】
また、各表示装置間でのポインタの移動をスムーズに行い、どの表示装置にポインタがあるかを明示しながら、表示装置の視認性も確保することができる情報処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の発明に係る情報処理装置は、第1の表示装置と第2の表示装置とを備える情報処理装置において、第1の表示装置上に第1のポインタを表示する第1のモードと、第2の表示装置上に第2のポインタを表示する第2のモードとを切り換える切換手段と、第1のポインタ及び第2のポインタへの移動指示操作を入力する移動指示操作入力手段と、前記移動指示操作入力手段によって入力された移動指示操作量を検出する検出手段と、前記切換手段によって第1のモードとなっている場合、前記検出手段によって検出された移動指示操作量に第1の演算を行って第1のポインタの移動量を決定し、また第2のモードとなっている場合、前記検出手段によって検出された移動指示操作量に第2の演算を行って第2のポインタの移動量を決定するポインタ移動量決定手段と、前記ポインタ移動量決定手段による結果に応じて、第1のポインタまたは第2のポインタを移動表示するポインタ移動表示手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明の第2の発明に係る情報処理装置は、前記第1の発明の情報処理装置において、前記ポインタ移動量決定手段による第1の演算及び第2の演算は、第1の表示装置及び第2の表示装置の表示可能領域サイズまたは表示可能領域ドット数に応じた演算であることを特徴とする。
【0013】
本発明の第3の発明に係る情報処理装置は、前記第1または第2の発明の情報処理装置において、前記切換手段は、前記第1のポインタが前記第1の表示装置上の第1の領域へ移動、あるいは前記第2のポインタが前記第2の表示装置上の第2の領域へ移動したことを検出することによって第1のモード及び第2のモードを切り換えることを特徴とし、更に、前記第1の領域を前記第1の表示装置のその他の領域と識別可能に表示する識別表示手段を備えたことを特徴とする。
【0014】
本発明の第4の発明に係る情報処理装置は、前記第3の発明の情報処理装置において、前記識別表示手段は、前記第1のポインタが前記第1の領域の近傍へ移動したとき、前記第1の領域を前記第1の表示装置のその他の領域と識別可能に表示することを特徴とする。
【0015】
本発明の第5の発明に係る情報処理装置は、前記第3または第4の発明の情報処理装置において、前記識別表示手段は、前記切換手段によって第2のモードに切り換えられた後、前記識別表示を中止するとともに、その後、第1のモードに切り換えられるまでの間は、前記移動指示操作入力手段による入力が無い状態が所定時間以上継続しているときのみ、前記識別表示を行うことを特徴とする。
【0016】
本発明の第6の発明に係る情報処理装置は、前記第1乃至第5の発明の情報処理装置において、前記第1の表示手段と第2の表示手段の解像度情報を記憶する解像度情報記憶手段と、前記切換手段によってモードが切り換えられる直前のポインタ表示位置及び前記解像度情報記憶手段に記憶されている解像度情報を元に、モードが切り換えられた直後の初期ポインタ表示位置を決定する初期ポインタ位置決定手段を更に備え、前記ポインタ移動表示手段は、前記切換手段によってモードが切り換えられた直後、前記初期ポインタ位置決定手段によって決定された位置に、ポインタを表示することを特徴とする。
【0017】
本発明の第7の発明に係る情報処理装置は、前記第1乃至第6の発明の情報処理装置において、前記第1の表示手段と第2の表示手段の設置位置のずれ量を記憶するずれ量記憶手段と、前記切換手段によってモードが切り換えられる直前のポインタ表示位置及び前記ずれ量記憶手段に記憶されているずれ量を元に、モードが切り換えられた直後の初期ポインタ表示位置を決定する初期ポインタ位置決定手段を更に備え、前記ポインタ移動表示手段は、前記切換手段によってモードが切り換えられた直後、前記初期ポインタ位置決定手段によって決定された位置に、ポインタを表示することを特徴とする。
【0018】
本発明の第8の発明に係る情報処理装置は、第1の表示装置と第2の表示装置と第3の表示装置とを備える情報処理装置において、第1の表示装置上に第1のポインタを表示する第1のモードと、第2の表示装置上に第2のポインタを表示する第2のモードと、第3の表示装置上に第3のポインタを表示する第3のモードとを切り換える切換手段と、第2のモードの時には前記第1の表示装置に現在第2のモードであることを識別表示し、第3のモードの時には前記前記第1の表示装置に現在第3のモードであることを識別表示するモード識別表示手段を備えることを特徴とする。
【0019】
本発明の第9の発明に係る制御方法は、第1の表示装置と第2の表示装置とを備える情報処理装置の制御方法において、第1の表示装置上に第1のポインタを表示する第1のモードと、第2の表示装置上に第2のポインタを表示する第2のモードとを切り換えるステップと、第1のポインタ及び第2のポインタへの移動指示操作量を検出するステップと、第1のモードとなっている場合、前記検出された移動指示操作量に第1の演算を行って第1のポインタの移動量を決定し、また第2のモードとなっている場合、前記検出された移動指示操作量に第2の演算を行って第2のポインタの移動量を決定するステップと、前記決定された移動量に応じて、第1のポインタまたは第2のポインタを移動表示するステップとからなることを特徴とする。
【0020】
本発明の第10の発明に係る情報処理装置の制御プログラムを記録した記憶媒体は、第1の表示装置と第2の表示装置とを備える情報処理装置において、第1の表示装置上に第1のポインタを表示する第1のモードと、第2の表示装置上に第2のポインタを表示する第2のモードとを切り換え、第1のポインタ及び第2のポインタへの移動指示操作量を検出し、第1のモードとなっている場合、前記検出された移動指示操作量に第1の演算を行って第1のポインタの移動量を決定し、また第2のモードとなっている場合、前記検出された移動指示操作量に第2の演算を行って第2のポインタの移動量を決定し、前記決定された移動量に応じて、第1のポインタまたは第2のポインタを移動表示することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明における情報処理装置、及び情報処理装置の制御方法、並びに情報処理装置の制御プログラムを記録した記録媒体の実施形態に関して図面を用いて詳細に説明する。尚、本発明の対象とする装置は、パーソナルコンピュータや日本語ワードプロセッサ、携帯情報端末などの情報機器のみならず、家電製品やカーナビゲーションなど表示による出力装置を備える装置であればいずれでもよい。
【0022】
[第1の実施例] 図1は、本発明における情報処理装置の外観の一例を示す図である。また、図2は、本発明における情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【0023】
図1及び図2において、1は主となる情報の表示を行う主表示装置、21は第1の副表示装置、22は第2の副表示装置、23は第3の副表示装置、3はマウスやトラックボール等のポインティングデバイス、4はキーボード等の入力装置、5はフロッピーディスクドライブ、6はCD−ROM、CD−R、DVD等の外部記憶装置、7は各装置の基本的な制御を行うプログラムを格納したROM、8は後述するRAMにロードするプログラムや保存データを格納するためのHDDやフラッシュメモリーなど情報の記憶を行う内部記憶装置(記録媒体)、9はプログラムの実行を行う中央処理装置、10はフロッピーディスクドライブ5、外部記憶装置6、内部記憶装置8からデータやプログラムを読み込んで中央処理装置9で実行するためのRAMである。
【0024】
内部記憶装置(記録媒体)8には、ポインタの位置検出機能プログラム81、ポインタの表示を主表示装置1と副表示装置21〜23間で切り替えるポインタ表示切替機能プログラム82、ポインタを表示する装置を切り替える際にマウスの感度を調節するマウス感度調節機能プログラム83、主表示装置1上に副表示装置21〜23へのポインタ移動領域を表示するポインタ移動領域表示機能プログラム84を持つプログラムと、このプログラムの動作に必要な主表示装置1に関するデータである主表示データ85と副表示装置21〜23に関するデータである副表示データ86が格納されている。
【0025】
図3は、主表示データ85、副表示データ86のデータの格納例である。図3(a)は主表示データ85の格納例であり主表示装置1の表示ドット数、大きさ、マウス感度、解像度を、図3(b)は副表示データ86の格納例であり副表示装置21〜23の表示ドット数、大きさ、主表示装置との位置関係、位置ずれの向きと大きさ、解像度を格納していることを示している。これらのデータはプログラム81乃至84の実行時に参照し、マウス感度の算出や後述する領域31〜33を表示する大きさ・位置の決定などに利用する。なお解像度は、表示ドット数と大きさから算出できるため内部記憶装置8に格納しておかなくてもよい。
【0026】
これらのプログラム81乃至84と主表示データ85、副表示データ86はRAM10に読み込まれ101乃至106となり、プログラム101乃至104は中央処理装置9によって実行される。プログラム101乃至104が実行時にデータ105、106を参照する。
【0027】
主表示装置1、副表示装置21〜23はCRTや液晶ディスプレイなどの表示装置を想定している。表示ドット数・大きさは例えば図3に示すように、主表示装置1が横1024ドット・32cm、縦768ドット・24cm、第1副表示装置21と第3副表示装置23が横640ドット・20cm、縦480ドット・15cm、第2副表示装置22が横320ドット・20cm、縦240ドット・15cmとする。表示装置の解像度すなわち1cmあたりのドット数は、主表示装置1と第1副表示装置21、23が縦横とも32ドット/cm、第2副表示装置22が縦横とも16ドット/cmである。
【0028】
この例では各表示装置のドットは正方形であり縦と横の解像度は縦横で等しくなっているが、異なる場合はマウス感度の調整を縦方向と横方向それぞれについて行えばよい。
【0029】
図4は、本発明の第1の実施例における動作を示すフローチャートである。本フローチャートは中央処理装置9がプログラム101乃至103を実行することによって実現し、本発明における基本的な動作を示す。また、図5は、その説明図である。ここでは、ポインタ11を主表示装置1から第3副表示装置23へ移動させることを想定し、表示装置それぞれの設定は図3に示すものとする。
【0030】
ここで、以降の説明のために主表示装置1と副表示装置21〜23の座標を定義する。全ての表示装置について左上端のX,Y座標を(0,0)としXは右方向が正、Yは下方向が正とする。主表示装置1の座標を(X1,Y1)、副表示装置21〜23の座標を(X21,Y21)〜(X23,Y23)とする。
【0031】
図5において、ポインタ11が主表示装置1上にあるとき、マウス感度は図3(a)より64ドット/cmである。すなわち、ポインタ11の移動ドット数はマウス3の移動量1cmあたり64ドットである(実際はマウスの移動距離に応じてパルス信号がマウスから出力される。例えば信号パルス出力数が128パルス/cmの場合、2パルスでポインタ11が1ドット移動するように設定することで、64ドット/cmに設定できる)。このとき、ポインタ11を主表示装置1の左端から右端まで1024ドット移動させるのに必要なマウス3の移動距離は1024÷64=16cmである。
【0032】
図4において、まず主表示装置1のポインタ11の現在位置(X1,Y1)を検出してマウス3の入力待ち状態となる(ステップS1)。マウス3の操作があるとポインタ11が現在位置と移動方向に応じて移動し、ポインタ11が第3副表示装置23に移動したか、つまり、ポインタ11が主表示装置1の右端(X1=1023)からさらに右方向への移動指示が入力されたかを判断する(ステップS2)。移動していないと判断された場合はステップS1に戻る。第3副表示装置23に移動したと判断された場合は、主表示装置1と第3副表示装置23の表示ドット数の比に基づき、マウス3の感度を「第3副表示装置23のドット数÷主表示装置1のドット数×主表示装置のマウス感度」で算出した値に変更する(ステップS3)。本実施例では横640÷1024×64=40ドット/cm、縦480÷768×64=40ドット/cmに変更する(約3パルスでポインタ11を1ドット移動する)。このとき、第3副表示装置23のポインタ11を左端から右端まで640ドット移動させるのに必要なマウス3の移動距離は640÷40=16cmであり、ポインタ11が主表示装置1上にあるときと一致する。したがって、ポインタ11を主表示装置1から表示ドット数の少ない第3副表示装置23に移動させても、操作感を大きく変化させることなく利用することができる。
【0033】
ポインタ11を第3副表示装置23に移動させてマウス3の感度を変更すると、ポインタ11の現在位置(X23,Y23)を検出してマウスの入力待ち状態となる(ステップS4)。マウス3が動かされるとポインタ11が主表示装置1に移動したか、つまり、ポインタ11が第3副表示装置23の左端(X23=0)からさらに左方向への移動指示が入力されたかを判断する(ステップS5)。移動していないと判断された場合はステップS4に戻る。再び主表示装置1に移動したと判断された場合は、マウス3の感度を主表示装置1上での値に復帰させる(ステップS6)。
【0034】
以上の動作により、ポインタ11を表示ドット数の違う表示装置へ移動させても、ポインタ11の感度を変更することにより、操作感を大きく変化させることなく利用することができる。
【0035】
[第2の実施例] 図6は、本発明の第2の実施例における概観図である。主表示装置1上に、第1副表示装置21、第2副表示装置22、第3副表示装置23に対応するポインタ11の移動可能な領域31、領域32、領域33が表示されている。これにより、主表示装置1のどの範囲にポインタ11を移動させれば各副表示装置にスムーズに移動できるかが明確になる。領域31乃至33の位置、大きさ、領域内の矢印の方向は、各副表示装置に対応するものであり、図3(b)に示す内部記憶装置8の各副表示装置に関する副表示データ86に基づいて決定し、該内部記憶装置8内の領域表示機能84によって表示される。
【0036】
例えば領域31は、ポインタ11を第1副表示装置21へスムーズに誘導させるための領域であり、第1副表示装置21に対応している。第1副表示装置21は図3(b)の副表示データ86から主表示装置1との位置関係が左側、位置ずれの向きと大きさが下に160ドット、第1副表示装置21の大きさが縦15cmであるため、領域31の縦ドット数は、主表示装置1の解像度32ドット/cmと第1副表示装置21の縦の大きさから32×15=480ドットとなる。したがって領域31の縦の表示範囲は160≦Y1≦639と決定できる。横の表示範囲は主表示装置1の横ドット数に対して大きすぎなければよいので、本例では20ドットとする。
【0037】
尚、領域31乃至33は、常に表示しておくことも可能であるし、通常は表示せずにポインタ11が主表示装置1の左端、下端、右端に近づいた場合のみ表示したり、入力装置4からの特定の入力操作によって表示したりすることも可能である。
【0038】
[第3の実施例] 図7は、本発明の第3の実施例における概観図である。主表示装置1上に、第1副表示装置21、第2副表示装置22、第3副表示装置23に対応する領域31、領域32、領域33が表示されているのは、先述の第2の実施例と同じであるが、ここではさらに、主表示装置1上のポインタ11を下へ動かして第2副表示装置22まで移動させると、主表示装置1上の第2副表示装置22に対応する領域32が強調表示されて、強調領域42となっていることを示している。これにより、利用者が情報処理装置から視線を外した後再度視線を合わせた場合でも、主表示装置1を視認するだけで現在ポインタ11がある副表示装置を容易に認識することが可能となる。
【0039】
尚、強調表示の方法としては、領域の色を変化させる、領域を点滅させる、領域の模様を変化させる、領域の周辺の表示を変化させる、その他の領域を消去するなどの方法が考えられ、現在ポインタ11が存在する副表示装置と対応している領域が容易に区別できる方法であればいずれであってもよい。
【0040】
本発明の第2及び第3の実施例における動作について、図8のフローチャートを用いて詳細に説明する。本フローチャートは中央処理装置9がプログラム101乃至104を実行することによって実現される。ここでは、ポインタ11が主表示装置1の左端、下端、右端に近づいた場合のみ、領域31乃至領域33が表示され、さらに、ポインタ11の存在する副表示装置に対応した領域を強調表示する場合について説明するものであり、図4のステップS2を更に詳しくするものである。
【0041】
図8において、最初の状態は、図4のステップS1と同様に主表示装置1のポインタ11の現在位置(X1,Y1)を検出してマウス3の入力待ちとなっている状態である。マウス3の操作があると、ポインタ11が左端付近にあるか調べ(ステップS11)、左端付近であれば領域31を表示(ステップS12)した後ステップS15へ進む。左端付近でなければさらに領域31が表示されているか調べ(ステップS13)、表示されていなければステップS15へ進み、表示されていれば領域31を消去(ステップS14)した後ステップS15へ進む。
【0042】
ステップS15では、ポインタ11が右端付近にあるか調べ、右端付近であれば領域33を表示(ステップS16)した後ステップS19へ進む。右端付近でなければさらに領域33が表示されているか調べ(ステップS17)、表示されていなければステップS19へ進み、表示されていれば領域33を消去(ステップS18)した後ステップS19へ進む。
【0043】
ステップS19では、ポインタ11が下端付近にあるか調べ、下端付近であれば領域32を表示(ステップS20)した後ステップS23へ進む。下端付近でなければさらに領域32が表示されているか調べ(ステップS21)、表示されていなければステップS23へ進み、表示されていれば領域32を消去(ステップS22)した後ステップS23へ進む。
【0044】
ここまでの動作により、ポインタ11が近づいた副表示装置に対応する領域31乃至領域33のいずれかが表示される。
【0045】
次に、上下左右どの方向に移動指示があり、どの領域の強調表示を行うかをステップS23乃至ステップS26において決定する。ステップS23乃至ステップS26の動作は図9乃至図12のフローチャートを用いて説明する。
【0046】
ステップS23のポインタ左移動処理について図9のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0047】
左方向の移動指示があるか調べ(ステップS31)、指示がなければステップS24へ進んでポインタ右移動処理を行う。指示があればポインタ11が主表示装置1の左端にあるか調べ(ステップS32)、左端でなければポインタ11を主表示装置1内で左へ移動(ステップS33)させた後ステップS24へ進む。左端であればポインタ11が領域31内にあるか調べ(ステップS34)、領域31内になければステップS24へ進み、領域31内にあればステップS35へ進む。
【0048】
ステップS35では、ポインタ11を第1副表示装置21に移動させたときの第1副表示装置21内での座標X21とY21を算出して移動させる。X21は、図3(b)の副表示データ86より第1副表示装置21が主表示装置1の左側にあり、第1副表示装置21の表示ドット数が横640ドットであることからX21=639とし、Y21は、縦の解像度が主表示装置1と等しく、位置ずれの方向と大きさが下向きに160ドットであることからY21=Y1−160とする。算出した第1副表示装置21の座標にポインタ11を移動後、領域31を強調表示し(ステップS36)、図4のステップS3へ進む。
【0049】
ステップS24のポインタ右移動処理について図10のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0050】
右方向の移動指示があるか調べ(ステップS41)、指示がなければステップS25へ進んでポインタ下移動処理を行う。指示があればポインタ11が主表示装置1の右端にあるか調べ(ステップS42)、右端でなければポインタ11を右へ移動(ステップS43)させた後ステップS25へ進む。右端であればポインタ11が領域33内にあるか調べ(ステップS44)、領域33内になければステップS25へ進み、領域33内にあればステップS45へ進む。
【0051】
ステップS45では、ポインタ11を第3副表示装置23に移動させたときの第3副表示装置23内での座標X23とY23を算出して移動させる。X23は、図3(b)の副表示データ86より第3副表示装置23が主表示装置1の右側にあることからX23=0とし、Y23は、縦の解像度が主表示装置1と等しく、位置ずれの方向と大きさが下向きに160ドットであることからY23=Y1−160とする。算出した第3副表示装置23の座標にポインタ11を移動後、領域33を強調表示し(ステップS46)、図4のステップS3へ進む。
【0052】
ステップS25のポインタ下移動処理について図11のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0053】
下方向の移動指示があるか調べ(ステップS51)、指示がなければステップS26へ進んでポインタ上移動処理を行う。指示があればポインタ11が主表示装置1の下端にあるか調べ(ステップS52)、下端でなければポインタ11を下へ移動(ステップS53)させた後ステップS26へ進む。下端であればポインタ11が領域32内にあるか調べ(ステップS54)、領域32内になければステップS26へ進み、領域32内にあればステップS55へ進む。
【0054】
ステップS55では、ポインタ11を第2副表示装置22に移動させたときの第2副表示装置22内での座標X22とY22を算出して移動させる。X22は、図3(b)の副表示データ86より、横の解像度の値が16であり、主表示装置1の値32と異なり、位置ずれの大きさは192ドットであるから、X22=16÷32×(X1−192)とし(この式の詳細は第5の実施例として後述する)、Y22は、第2副表示装置22が主表示装置1の下側にあることからY22=0とする。算出した第2副表示装置22の座標にポインタ11を移動後、領域32を強調表示し(ステップS56)、図4のステップS3へ進む。
【0055】
ステップS26のポインタ上移動処理について図12のフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0056】
上方向の移動指示があるか調べ(ステップS58)、指示がなければ図4のステップS1へ進んで入力待ちとなる。指示があればポインタ11主表示装置1内で上へ移動させ(ステップS59)、図4のステップS1へ進む。
【0057】
以上の動作により、ポインタ11が存在している副表示装置に対応する領域が強調表示されることになる。
【0058】
[第4の実施例] 前記第2及び第3の実施例では、ポインタ11が近づいた副表示装置に対応する領域31乃至領域33のいずれかが表示され、また、ポインタ11が存在している副表示装置に対応する領域を強調表示する実施例について述べたが、さらに、表示されている領域31乃至領域33を一定時間後に消去し、マウスやキーボードの入力がない状態が一定時間続くと再び表示することも可能である。この場合の動作について、図13のフローチャートを用いて詳細に説明する。これは図4のステップS4を更に詳しくするものである。
【0059】
ポインタ11が副表示装置21〜23に移動し、これに対応する領域31乃至領域33のいずれかを強調表示したとき、時間カウンターTを0に設定して0秒からカウントアップする(ステップS61)。入力待ち状態となり、時間の経過と共に値が増加していき、一定の時間内(本実施例では3秒)にポインタ11の入力があったか判断し(ステップS62)、3秒以内に入力があればステップS5へ進んで第1の実施例で述べた処理を繰り返す。ポインタ11の入力がなくカウンターTが3秒となるとき、あるいは、図6のステップS5において、ポインタ11が主表示装置1に移動せずまだ副表示装置上にあるとき、強調表示されている領域を消去してカウンターTを0に戻して0秒から再びカウントアップする(ステップS63)。
【0060】
さらに、入力待ち状態となり、一定の時間内(本実施例では300秒)にマウス3での入力あるいはキーボード4での入力があったか判断し(ステップS64)、マウス入力があればステップS5へ進み、キーボード入力があればステップS63へ戻って再び入力待ち状態となる。マウス3及びキーボード4の入力がなくカウンターTが300秒となると、情報処理装置の利用が中断されたと判断し、ステップS63で消去した領域を再度強調表示して時間カウンターTを停止する(ステップS65)。
【0061】
さらに、入力待ち状態となり、マウス入力があればステップS5へ進み、キーボード入力があればステップS63へ戻って再び入力待ち状態となる(ステップS66)。
【0062】
以上の動作により、ポインタ11が副表示装置上に移動したあと、一定時間後に主表示装置1上の対応する領域が消去されることにより、主表示装置1の表示が隠されつづけることを防ぐ。また、一定時間操作がなければ情報処理装置の利用が中断されたと判断して、再びポインタ11の存在する副表示装置に対応する領域を主表示装置1上に表示することにより、利用を再開する際にはポインタ11がどの表示装置上にあるのか認識しやすくなる。
【0063】
[第5の実施例] 図14は、本発明の第5の実施例における説明図である。図14(a)は、従来の主表示装置と副表示装置の関係を示すものである。解像度の異なる主表示装置1と副表示装置22の間でポインタを移動させる場合、従来は主表示装置1と副表示装置22のドット1つの大きさが異なるにも関わらず1対1に対応しているため、ポインタの軌跡が不連続になっていた。図14(b)は、本発明における主表示装置と副表示装置の関係を示すものである。解像度の差を考慮し小さいドット複数を大きいドット1つに対応させることによりポインタの軌跡を連続させている。
【0064】
この対応は、副表示装置が主表示装置1の上下にある場合はX座標に、左右にある場合はY座標に対して、表示装置の位置ずれを補正した値に解像度の比を乗算することにより実現する。X座標及びY座標の計算式は、以下のように表される。
副表示装置のX座標=副表示装置の横解像度÷主表示装置の横解像度×(主表示装置のX座標−位置ずれの大きさ)
副表示装置のY座標=副表示装置の縦解像度÷主表示装置の縦解像度×(主表示装置のY座標−位置ずれの大きさ)
逆に、副表示装置から主表示装置へポインタを戻す場合は解像度の逆比をとり、X座標及びY座標の計算式は、以下のように表される。
主表示装置のX座標=主表示装置の横解像度÷副表示装置の横解像度×副表示装置のX座標+位置ずれの大きさ
主表示装置のY座標=主表示装置の縦解像度÷副表示装置の縦解像度×副表示装置のY座標+位置ずれの大きさ
これらの式で計算した座標値が小数になる場合は、小数点第1位を四捨五入すればよい。なお、解像度が等しい場合は副表示装置の縦解像度÷主表示装置の縦解像度=1となるので乗算する必要はない。
【0065】
例えば、横解像度32の主表示装置1から横解像度16の第2副表示装置22にポインタを移動する場合は、位置ずれが192ドットであるからX22=16÷32×(X1−192)となる。
【0066】
本発明の第5の実施例において、ポインタ11が副表示装置から主表示装置に移動する場合の動作について図15のフローチャートを用いて説明する。これは図4のステップS5を更に詳しくするものである。
【0067】
まず、ポインタ11がどの副表示装置上にあるか調べ(ステップS71)、第1副表示装置21上にあればステップS72へ、第2副表示装置22上にあればステップS73へ、第3副表示装置23上にあればステップS74へ進む。ステップS72の詳細を図16に、ステップS73の詳細を図17に、ステップS74の詳細を図18に示す。
【0068】
ステップS71でポインタ11が第1副表示装置21上にあると判断されると、図16において、左方向の移動指示があるか調べ(ステップS81)、指示がなければステップS83へ進む。指示があればポインタ11を第1副表示装置21内で左へ移動させ(ステップS82)、ステップS83へ進む。
【0069】
ステップS83では右方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS87へ進む。指示があればポインタ11が第1副表示装置21の右端にあるか調べ(ステップS85)、右端であれば主表示装置1内でのポインタ11の座標X1とY1を算出し、ポインタ11を主表示装置1に移動させる(ステップS86)。X1は、図3(b)の副表示データ86より第1副表示装置21が主表示装置1の左側にあることからX1=0とし、Y1は、縦の解像度が主表示装置1と等しく、位置ずれの方向と大きさが下向きに160ドットであることからY1=Y21+160とする。ポインタ11を主表示装置1の前記算出した座標に移動後、図4のステップS6へ進んで処理を繰り返す。ステップS85において、右端でなければポインタ11を第1副表示装置21内で右へ移動させ(ステップS84)、ステップS87へ進む。
【0070】
ステップS87では下方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS89へ進む。指示があればポインタ11を第1副表示装置21内で下へ移動させ(ステップS88)、ステップS89へ進む。
【0071】
ステップS89では上方向の移動指示があるか調べ、指示がなければ図4のステップS4へ進む。指示があればステップS90へ進み、ポインタ11を第1副表示装置21内で上へ移動させた後、図4のステップS4へ進む。
【0072】
ステップS71でポインタ11が第2副表示装置22上にあると判断されると、図17において、左方向の移動指示があるか調べ(ステップS91)、指示がなければステップS93へ進む。指示があればポインタ11を第2副表示装置22内で左へ移動させ(ステップS92)、ステップS93へ進む。
【0073】
ステップS93では右方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS97へ進む。指示があればポインタ11を第2副表示装置22内で右へ移動させ(ステップS94)、ステップS97へ進む。
【0074】
ステップS97では下方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS99へ進む。指示があればポインタ11を第2副表示装置22内で下へ移動させ(ステップS98)、ステップS99へ進む。
【0075】
ステップS99では上方向の移動指示があるか調べ、指示がなければ図4のステップS4へ進む。指示があればポインタ11が第2副表示装置22の上端にあるか調べ(ステップS95)、上端であれば主表示装置1内でのポインタ11の座標X1とY1を算出し、ポインタ11を主表示装置1に移動させる(ステップS96)。X1は、図3(b)の副表示データ86より横の解像度の値が16であり、主表示装置1の値32と異なり、位置ずれの大きさは192ドットであるから X1=32÷16×X22+192とする。Y1は、第2副表示装置22が主表示装置1の下側にあり、主表示装置1のドット数が縦768ドットであることからY1=767とする。ポインタ11を主表示装置1の前記算出した座標に移動後、図4のステップS6へ進んで処理を繰り返す。ステップS95において、上端でなければポインタ11を第2副表示装置22内で上へ移動させ(ステップS100)、図4のステップS4へ進む。
【0076】
ステップS71でポインタ11が第3副表示装置23上にあると判断されると、図18において、左方向の移動指示があるか調べ(ステップS101)、指示がなければステップS103へ進む。指示があればポインタ11が第3副表示装置23の左端にあるか調べ(ステップS105)、左端であれば主表示装置1内でのポインタ11の座標X1とY1を算出し、ポインタ11を主表示装置1に移動させる(ステップS106)。X1は、図3(b)の副表示データ86より第3副表示装置23が主表示装置1の右側にあり、主表示装置1のドット数が横1024ドットであることからX1=1023とし、Y1は、縦の解像度が主表示装置1と等しく、位置ずれの方向と大きさが下向きに160ドットであることからY1=Y23+160とする。ポインタ11を主表示装置1の前記算出した座標に移動後、ステップS6へ進んで処理を繰り返す。ステップS105において、左端でなければポインタ11を第3副表示装置23内で左へ移動させ(ステップS102)、ステップS103へ進む。
【0077】
ステップS103では右方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS107へ進む。指示があればポインタ11を第3副表示装置23内で右へ移動させ(ステップS104)、ステップS107へ進む。
【0078】
ステップS107では下方向の移動指示があるか調べ、指示がなければステップS109へ進む。指示があればポインタ11を第3副表示装置23内で下へ移動させ(ステップS108)、ステップS109へ進む。
【0079】
ステップS109では上方向の移動指示があるか調べ、指示がなければ図4のステップS4へ進む。指示があればポインタ11を第3副表示装置23内で上へ移動させ(ステップS110)、図4のステップS4へ進む。
【0080】
以上の動作により、主表示装置と各副表示装置の解像度の違いを考慮してポインタの移動先の座標を算出してから移動するため、ポインタの軌跡を連続的に切り替え、違和感無く操作することができる。
【0081】
以上、ここまで挙げた実施形態における内容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載に限定されるものではない。
【0082】
【発明の効果】
本発明における情報処理装置では、以下のような効果が得られる。
【0083】
主表示装置と主表示装置よりも表示ドット数の少ない副表示装置を持つ情報処理装置において、表示領域の一方の端から他方の端までポインタを移動させるために必要なポインティングデバイスの移動距離が主表示装置と副表示装置とで共通にすることにより、副表示装置上における操作性が向上する。
【0084】
主表示装置と副表示装置を持つ情報処理装置において、主表示装置の端のどの範囲内へポインタを移動させれば副表示装置へポインタを移動させることができるかを明確にするために移動可能領域を表示することにより、ポインタの移動をスムーズに行うことができ、操作性が向上する。
【0085】
また、移動可能領域は、ポインタが表示装置の端に近づいた場合にのみ表示することも可能であり、主表示装置の視認性を損なうことなく操作性が向上する。
【0086】
さらに、現在ポインタがある副表示装置に対応している移動可能領域の強調表示等を行うことにより、ポインタの存在位置が明確になり、画面から視線を外した後再度画面を視認する際の操作性が向上する。
【0087】
さらに、ポインタを副表示装置に移動させた直後にその副表示装置へポインタを移動するための主表示装置上の移動可能領域を短時間表示し消去することにより、主表示装置の表示が隠され続けることを防ぐ。しかも、一定時間機器の操作が無い場合はユーザーが利用を中断したと判断し、現在ポインタがある副表示装置に対応した移動可能領域を表示することにより、利用を再開する際にはポインタが現在どの表示装置にあるか認識しやすくなる。
【0088】
主表示装置と解像度の異なる副表示装置を持つ情報処理装置において、主表示装置と副表示装置の間でポインタを移動させる場合に、解像度の比と位置ずれの大きさを考慮して移動先となる表示装置の座標を計算することにより、表示装置間のポインタの軌跡が連続し、違和感なく操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報処理装置の外観の一例を示す図である。
【図2】本発明の情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図3】内部記憶装置に格納されているデータの格納例を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例における情報処理装置の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例における情報処理装置の概観図である。
【図7】本発明の第3の実施例における情報処理装置の概観図である。
【図8】本発明の第2及び第3の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2及び第3の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2及び第3の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2及び第3の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2及び第3の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施例における情報処理装置の説明図である。
【図15】本発明の第5の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第5の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】本発明の第5の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の第5の実施例における情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 表示装置
3 ポインティングデバイス(マウス)
4 入力装置
5 フロッピーディスクドライブ
6 外部記憶装置
7 ROM
8 内部記憶装置(記録媒体)
9 CPU
10 RAM
11 ポインタ
21 第1の副表示装置
22 第2の副表示装置
23 第3の副表示装置
Claims (1)
- 第1の表示装置と第2の表示装置とを備える情報処理装置において、
第1の表示装置上に第1のポインタを表示する第1のモードと、第2の表示装置上に第2のポインタを表示する第2のモードとを切り換える切換手段と、
第1のポインタ及び第2のポインタへの移動指示操作を入力する移動指示操作入力手段と、
前記移動指示操作入力手段によって入力された移動指示操作量を検出する検出手段と、
前記切換手段によって第1のモードとなっている場合、前記検出手段によって検出された移動指示操作量に第1の演算を行って第1のポインタの移動量を決定し、また第2のモードとなっている場合、前記検出手段によって検出された移動指示操作量に第2の演算を行って第2のポインタの移動量を決定するポインタ移動量決定手段と、
前記ポインタ移動量決定手段による結果に応じて、第1のポインタまたは第2のポインタを移動表示するポインタ移動表示手段と、
前記第1の表示装置と第2の表示装置の設置位置のずれ量を記憶するずれ量記憶手段と、
前記切換手段によってモードが切り換えられる直前のポインタ表示位置及び前記ずれ量記憶手段に記憶されているずれ量を元に、モードが切り換えられた直後の初期ポインタ表示位置を決定する初期ポインタ位置決定手段とを備え、
前記ポインタ移動表示手段は、前記切換手段によってモードが切り換えられた直後、前記初期ポインタ位置決定手段によって決定された位置に、ポインタを表示することを特徴とした情報処理装置。
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