JP4496937B2 - ドライバプログラム及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタなどの画像形成装置に対する画像形成要求の処理をホスト装置に実行させるドライバプログラム等に関し、特に、画像形成装置における線の描画を良好に行なうことのできるドライバプログラム等に関する。
通常、プリンタなどの画像形成装置に係る印刷処理では、パーソナルコンピュータなどのホスト装置におけるアプリケーションから印刷要求がなされ、当該要求に基づいてホスト装置のドライバが印刷データを生成して画像形成装置に送信し、当該印刷データを受信した画像形成装置が当該印刷データに基づいて要求された印刷を実施する。
そして、かかる印刷が完了するまでの間に、前記アプリケーションから発せられる、印刷を要求する画像のデータに対して各種の処理が施される。具体的には、画像のオブジェクト毎に表現されたデータを画素毎の色の濃度値で表した描画データとする展開処理、当該描画データの色表現を画像形成装置における色表現に変換する色変換処理、当該色変換後のデータをドットのイメージとする処理等が行われる。
さらに、上記展開処理が行われて描画データが生成されるまでに、ラスタライズという処理が行われる。一般に、アプリケーションから発せられる前記画像のデータは、各オブジェクトについて、オブジェクトが図形(グラフィクス)であれば、その図形の種類、頂点の座標値、長さなどで表現されており、いわゆるベクトルデータの形式をしている。かかるデータを、画素の集まり(ビットマップイメージ)として表現する、いわゆるラスタデータの形式に変換する処理を、一般にラスタライズと呼ぶ(例えば、下記特許文献1参照)。
例えば、線の図形のラスタライズ処理においては、線両端の座標値と線幅で表現されるベクトルデータが、当該線が存在する場所の画素の塊として表現されるラスタデータに変換される。
なお、上記各種処理の色変換処理までをホスト装置側で行わせるいわゆるホストベースの処理が行われる装置では、このラスタライズの処理はホスト装置側で行われることになる。
特開平10−100483号公報(段落番号0002、0023)
前述したラスタライズ処理において、図形が線である場合に、従来は、ラスタライズする線の種類に関わらずある一定の方法で処理を行なっているが、処理する線が水平線や垂直線に近い場合、すなわち、水平線や垂直線からわずかに傾いている場合に、ラスタライズ後の線幅が不均一になるという場合があった。従って、かかる場合には、画像形成後においても見栄えが悪く、相応しくない結果となってしまった。
そこで、本発明の目的は、プリンタなどの画像形成装置用のドライバプログラムであって、線の描画を従来よりも良好に行なうことを可能にするドライバプログラム等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、受け取ったベクトルデータ形式の画像データに対してラスタライズ処理を行い、画像形成装置用のデータを生成する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラムが、前記ラスタライズ処理の対象とする画像データが線を表す画像データである場合に、当該線の、水平方向あるいは垂直方向との傾斜角と、幅とに基づいて、当該線の幅を補正するか否かを判定し、当該判定が前記線の幅を補正するという判定である場合には、前記線の幅を補正し、当該補正の後の画像データに対して前記ラスタライズ処理を行い、前記判定が前記線の幅を補正しないという判定である場合には、前記受け取った画像データに対して前記ラスタライズ処理を行うことを前記ホスト装置に実行させることである。従って、本発明によれば、画像形成を行う線の仕様によっては、線幅を補正した後にラスタライズが行なわれ、従来装置では線幅が不均一になってしまうような線について改善を図ることが可能となる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記線の幅を補正するという判定は、前記傾斜角が予め定めた角度よりも小さいという条件と、前記線の幅が予め定めた幅よりも小さいという条件を満たした場合になされることを特徴とする。これにより、従来装置では線幅が不均一になってしまうような線の場合に、適確に線幅の補正がなされ、線幅が不均一であるという不具合を抑えることが可能となる。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記線の幅を補正するという判定は、更に、前記線の長さが予め定めた長さよりも長いという条件を満たした場合になされることを特徴とする。これにより、更に、線幅が不均一になってしまうような場合を適確に判定することが可能になる。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記線の幅の補正は、前記線の幅を太くする補正であることを特徴とする。これにより、線幅が不均一になってしまうような線の場合に、線幅を均一にすることが可能となる。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、受け取ったベクトルデータ形式の画像データに対するラスタライズ処理を含む画像処理を行い、前記画像データに基づく画像形成を実行する画像形成装置が、前記ラスタライズ処理の対象とする画像データが線を表す画像データである場合に、当該線の、水平方向あるいは垂直方向との傾斜角と、幅とに基づいて、当該線の幅を補正するか否かを判定し、当該判定が前記線の幅を補正するという判定である場合には、前記線の幅を補正し、当該補正の後の画像データに対して前記ラスタライズ処理を行い、前記判定が前記線の幅を補正しないという判定である場合には、前記受け取った画像データに対して前記ラスタライズ処理を行うラスタライズ手段を有することである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記線の幅を補正するという判定は、前記傾斜角が予め定めた角度よりも小さいという条件と、前記線の幅が予め定めた幅よりも小さいという条件を満たした場合になされることを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記線の幅を補正するという判定は、更に、前記線の長さが予め定めた長さよりも長いという条件を満たした場合になされることを特徴とする。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記線の幅の補正は、前記線の幅を太くする補正であることを特徴とする。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明によるドライバプログラムを用いた印刷システムの実施の形態例に係る構成図である。図1に示すプリンタドライバ12が、ホストコンピュータ1とプリンタ2から成る印刷システムにおける本発明を用いたドライバプログラムであり、画像データのラスタライズ処理において、画像が線である場合に、処理対象の線が所定の条件を満たしている際には、線幅の補正を行なった後にラスタライズを行ない、線幅が不均一になることを抑えて良好な線描画をしようとするものである。
ホストコンピュータ1は、本実施の形態例におけるホスト装置であり、プリンタ2に対して色変換及び圧縮処理後の画像データを送信し印刷要求を行う。図1に示すように、ホストコンピュータ1には、アプリケーション11、プリンタドライバ12、及びメモリ13が備えられる。なお、ホストコンピュータ1は、所謂パーソナルコンピュータなどで構成することができる。アプリケーション11は、例えば、文書作成ソフトウェア等の印刷要求元であり、印刷対象のデータを所定のフォーマットでプリンタドライバ12に渡す。
プリンタドライバ12は、前記アプリケーション11からの印刷要求を受けて、画像データを生成し、当該画像データをプリンタ2に送信する部分である。プリンタドライバ12における、前記プリンタ2に送信する画像データの生成処理の内容については後述するが、かかる処理の中で前述したラスタライズの処理を行なう。なお、プリンタドライバ12は、処理の手順を指示するプログラムと、当該プログラムに従って処理を実行する制御装置等によって構成することができる。
次に、メモリ13は、ホストコンピュータ1に備えられるRAMであり、様々な用途で使用されるが、前記プリンタ2に送信する画像データが生成されるまでの各段階におけるデータを一時的に格納する。
プリンタ2は、ホストコンピュータ1からの画像データを受信し、当該画像データに基づいて印刷を実行する、例えば、4サイクルのレーザプリンタである。図1に示すように、プリンタ2には、データバッファ21、解凍部22、スクリーン処理部23、及びエンジン24が備えられている。
データバッファ21は、前記プリンタドライバ12から順次転送される画像データを格納する部分である。解凍部22は、印刷処理が開始されるとデータバッファ21から圧縮されているデータを取り出し、そのデータを元の状態に復元する処理を行う部分である。また、スクリーン処理部23は、解凍部22で解凍されたデータにスクリーン処理を施し、画素毎のデータをドットイメージのデータに変換する部分である。エンジン24は、スクリーン処理されたデータに基づいて印刷媒体に印刷を実行する部分である。
以上、説明したような構成を有する本実施の形態例に係る印刷システムでは、前述したプリンタドライバ12でのラスタライズ処理に特徴を有し、以下、プリンタドライバ12での処理について具体的に説明する。
前述したように、プリンタドライバ12は、アプリケーション11から印刷要求があるとプリンタ2へ送信する画像データを生成するが、まず、アプリケーション11から送られる画像のデータを、順次、中間コードに変換していく。ここでアプリケーション11から受け取るデータは、描画するオブジェクトの単位で構成され、また、前述したベクトルデータの形式をしている。プリンタドライバ12は、かかるデータを、ラスタデータの形式にすると共に、バンド毎に区切ったデータとすることにより中間コードを生成する。
その後、中間コードから画素毎の画像データを生成する展開処理を行う。そして、展開処理後の描画データに対して、色変換処理及び圧縮処理を行う。色変換処理では、各画素の有するRGBのデータがプリンタ2で印刷に用いられるYMCKのデータに変換される。また、変換後のデータが、データ量を小さくすべく圧縮処理により圧縮される。圧縮された画像データはメモリ13に格納され、定められた送信方法に従って、プリンタドライバ12は、順番に当該格納された画像データをプリンタ2へ送信する。
以上説明したような手順でプリンタドライバ12は処理を行うが、本プリンタドライバ12では、前記中間コードの生成過程で行われるラスタライズの処理に特徴があり、特に、描画する画像が線である場合のラスタライズ処理に特徴があり、以下、その内容について具体的に説明する。
図2は、描画対象が線である場合のラスタライズ処理の内容を例示したフローチャートである。まず、処理対象が線である場合には、プリンタドライバ12は、当該線のデータとして、両端の座標値P1及びP2と線幅dの値をアプリケーション11から受け取る(ステップS10)。図3は、線を表すデータを説明するための図である。
図3に示す斜線部Lが描画対象の線であるとすると、前記両端の座標値P1及びP2は、それぞれ図に示す位置の座標値であり、前記線幅dの値は、図に示す長さdのことである。なお、図3に示すCLは、線Lの線幅方向の中心線である。
次に、プリンタドライバ12は、前記取得した座標値P1及びP2の値から、当該線Lの傾斜角αを算出する(ステップS20)。かかる傾斜角αは、水平方向と当該線が成す角度と、垂直方向と当該線が成す角度のうちの小さい方の角度であり、座標値P1及びP2から数学的に求めることができる。図4は、当該傾斜角α等を説明するための図である。図4には、図3に例示した線Lの左端部分が拡大されて示されており、図4に示すαが、この場合の前記傾斜角αである。図に示す例では、線Lが水平方向の線HLからわずかに傾いた場合であるので、水平方向と線Lが成す角度が垂直方向と線Lが成す角度よりも小さいので、水平方向と線Lが成す角度が傾斜角αとされている。
かかる傾斜角αの値が算出されると、プリンタドライバ12は、当該角度αが予め定められた値よりも小さいか否かを判定する(ステップS30)。かかる判定は、処理対象の線Lが水平方向あるいは垂直方向からわずかに傾いた線であるか否かを判別するものである。ここで、前記予め定められた値(所定角度)は、例えば、正接の値が1/16になる角度とすることができる。すなわち、線Lが水平方向に近い場合には、水平方向に16画素移動したときに垂直方向に1画素以内の移動であれば、当該線Lの傾斜角αは、所定角度よりも小さいことになる。よって、かかる場合には、水平方向からわずかに傾いた線であると判定される。
この判定において、傾斜角αが所定角度よりも小さくないと判定された場合には(ステップS30のNo)、当該線Lに対しては、特別な処理は行なわずに、前記取得した座標値P1及びP2と線幅dの値に基づいたラスタライズ(S60)を行なう。一方、傾斜角αが所定角度よりも小さいと判定された場合には(ステップS30のYes)、前記取得した線幅dが予め定められた値(所定幅)よりも小さいか否かが判定される(ステップS40)。
かかる判定は、処理対象の線Lがある程度以上細いか否かを判断するものであり、描画する線が細い場合に、前述したような線幅の不均一が発生することを考慮したものである。図4に示す例では、描画する線Lと画像形成時の解像度における画素PXを合わせて示しているが、画素PXの大きさをPdとすると、例えば、前記所定幅を4Pdとすることができる。
かかる判定において、線幅dが所定幅よりも小さくないと判定された場合には(ステップS40のNo)、当該線Lに対しては、特別な処理は行なわずに、前記取得した座標値P1及びP2と線幅dの値に基づいたラスタライズ(S60)を行なう。一方、線幅dが所定幅よりも小さいと判定された場合には(ステップS40のYes)、線幅dの補正の処理を行なう(ステップS50)。換言すれば、処理対象の線Lが水平方向あるいは垂直方向からわずかに傾いた線であり、ある程度以上細い線である場合には、線幅が不均一に描画されてしまう可能性があるので、それを抑えるために線幅dの値を補正する。
具体的には、線幅dの値を若干大きくする補正を行なう。図5は、当該線幅dの補正を説明するための図である。図5では、図3に示した線Lの左端部が拡大されて示されており、実線が元の線Lを表している。この例においては、元の線幅dをd′にする補正を行なっており、補正後の線Lは点線で表されている。
図5において、矢印で示すベクトルVは、元の線幅の半分d/2を長さとするベクトルであり、そのx成分とy成分は、それぞれ、図に示すdxとdyとなる。一方、図に示すベクトルV′は、補正後の線幅の半分d′/2を長さとするベクトルであり、そのx成分とy成分は、それぞれ、図に示すdx′とdy′となる。本実施の形態例における線幅を大きくする補正では、前記dy′がd/2と等しくなるようにd′を決定し線幅を拡げている。このように線幅を太くしても、この線幅の補正を行なう線は、前述のように、水平方向との傾きがわずかであるため大幅な線幅の拡張にはならず、この拡張は描画後認識できない程度である。なお、図5における線Lと水平方向との傾斜角は誇張して表示している。
また、図5では、線Lが水平方向に近い場合の例を示しているが、線Lが垂直方向に近い場合においても、同様の線幅の補正を行なう。すなわち、xとyの方向を入れ換えて、dx′がd/2と等しくなるようにd′を決定する。
このように線幅の補正処理が終了すると処理はラスタライズ(ステップS60)に移行する。このラスタライズでは、線幅の補正をした場合にも、しない場合にも、その時点での線幅と両端座標値に基づいて同様の処理が行なわれる。
具体的には、両端座標値P1及びP2と線幅d(d′)から図5に示したベクトルV(V′)を求め、線Lの領域を表す矩形の4頂点の座標を出す。これにより、処理対象の線Lの描画領域が認識されるので、その領域を、その領域に位置する画素の集まりとして表現する。
図6は、当該ラスタライズの結果を例示した図である。図6の(A)は、図3〜図5に示した例の、すなわち線幅を補正した場合のラスタライズ結果である。図6の(A)において、上下の辺が点線である矩形が線Lの領域であり、塗りつぶされた部分が当該領域に対するラスタライズの結果(画素の塊)である。なお、図において、上下の辺が実線である矩形は、線幅を補正する前の線Lの領域である。また、塗りつぶされた画素の塊には、この例では、上下方向に3つの画素が存在している。
一方、図6の(B)は、図6の(A)と同じ処理対象である線Lについて、線幅の補正をせずに、元の値のままラスタライズをした結果を表している。言い換えれば、従来の方法によりラスタライズを行なった結果である。ここでは、実線で表される線Lの矩形領域に対してラスタライズが行なわれ、塗りつぶされた部分がラスタライズの結果である。
図6の(B)に示す場合には、図から明らかなように、ラスタライズの結果、線Lの幅が中央部分だけ狭くなり、元々均一幅の線が不均一な幅の線として描画されることとなってしまう。しかし、本実施の形態例によるラスタライズでは、図6の(A)に示したとおり、段差はあるものの均一幅の線として描画されることになる。このように、所定の線の描画に際して幅が不均一になってしまうという不具合を緩和することが可能となる。
なお、図6では、処理対象の線が水平方向に近い線の場合を説明したが、処理対象の線が垂直方向に近い線の場合にも、同様のラスタライズ結果となり、同様の効果が得られる。
このようにラスタライズ(S60)が行なわれて、生成された画素の集合によるデータに基づいて、プリンタドライバ12は、順次、前記中間コードを生成する。
以上、本実施の形態例における特徴点であるラスタライズ処理について説明したが、前述した線幅の補正を行なう条件(図2のステップS30及びS40)に、線Lの長さに関する条件を加えるようにしても良い。具体的には、アプリケーション11から取得する両端座標P1及びP2から得られる線の長さが、予め定めた値よりも長い場合に、線幅の補正を行うようにする。処理対象の線がある程度短い場合には、前述した幅の不均一が起こりずらいからである。従って、処理対象の線Lが、水平線あるいは垂直線に近く、線幅がある程度狭く、かつ、線の長さがある程度長い場合に、線幅の拡張を行う。
また、前記実施の形態例の変形として、前記ラスタライズの処理をプリンタ2側で行なうようにしても良い。すなわち、前記実施の形態例に係る印刷システムは、いわゆるホストベースのシステムであったが、ホストベースでないシステムにおいて前述した線についてのラスタライズ処理を適用するようにしてもよい。かかる場合には、プリンタ2がベクトルデータの形式の画像データを受信して、そのデータから前記中間コード、前記描画データを生成するが、プリンタ2は、ラスタライズの手段を有し、前記中間コードの生成過程において、処理対象が線の場合に、図2に基づいて説明した前記ラスタライズの処理を実行する。これにより、前記実施の形態例の場合と同様の効果を得ることができる。なお、前記ラスタライズ手段は、処理の内容を指示するプログラムと当該プログラムに従って処理を実行する制御装置によって構成することができる。
以上説明したように、本実施の形態例及びその変形例においては、ラスタライズの処理を行なう際に、処理対象が線であって所定の条件を満たす場合には、線幅を補正した後にラスタライズを行う。そして、この線幅の補正においては、線幅を若干広くする補正が行なわれる。これにより、前述したように、線幅が不均一に描画される不具合を緩和することができる。
なお、前述した例においては、線のベクトルデータ形式での表現を、両端座標値P1及びP2と線幅dとしたが、線を適確に表すものであれば他の表現を用いても構わない。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明によるドライバプログラムを用いた実施の形態例に係る構成図である。 線につてのラスタライズ処理の内容を例示したフローチャートである。 線を表すデータを説明するための図である。 傾斜角α等を説明するための図である。 線幅dの補正を説明するための図である。 ラスタライズの結果を例示した図である。
符号の説明
1 ホストコンピュータ、 2 プリンタ、 11 アプリケーション、 12 プリンタドライバ、 13 メモリ、 21 データバッファ、 22 解凍部、 23 スクリーン処理部、 24 エンジン

Claims (4)

  1. 受け取ったベクトルデータ形式の画像データに対してラスタライズ処理を行い、画像形成装置用のデータを生成する処理を、ホスト装置に実行させるドライバプログラムであって、
    前記ラスタライズ処理の対象とする画像データが線を表す画像データである場合に、
    当該線の、水平方向あるいは垂直方向との傾斜角と、幅と、長さとに基づいて、当該線の幅を補正するか否かを判定し、
    当該判定が前記線の幅を補正するという判定である場合には、前記線の幅を補正し、当該補正の後の画像データに対して前記ラスタライズ処理を行い、前記判定が前記線の幅を補正しないという判定である場合には、前記受け取った画像データに対して前記ラスタライズ処理を行い、
    前記線の幅を補正するという判定は、前記傾斜角が予め定めた角度よりも小さいという条件と、前記線の幅が予め定めた幅よりも小さいという条件と、前記線の長さが予め定めた長さよりも長いという条件を満たした場合になされる
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  2. 請求項1において、
    前記線の幅の補正は、前記線の幅を太くする補正である
    ことを特徴とするドライバプログラム。
  3. 受け取ったベクトルデータ形式の画像データに対するラスタライズ処理を含む画像処理を行い、前記画像データに基づく画像形成を実行する画像形成装置であって、
    前記ラスタライズ処理の対象とする画像データが線を表す画像データである場合に、当該線の、水平方向あるいは垂直方向との傾斜角と、幅と、長さとに基づいて、当該線の幅を補正するか否かを判定し、当該判定が前記線の幅を補正するという判定である場合には、前記線の幅を補正し、当該補正の後の画像データに対して前記ラスタライズ処理を行い、前記判定が前記線の幅を補正しないという判定である場合には、前記受け取った画像データに対して前記ラスタライズ処理を行うラスタライズ手段を有し、
    前記線の幅を補正するという判定は、前記傾斜角が予め定めた角度よりも小さいという条件と、前記線の幅が予め定めた幅よりも小さいという条件と、前記線の長さが予め定めた長さよりも長いという条件を満たした場合になされる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項において、
    前記線の幅の補正は、前記線の幅を太くする補正である
    ことを特徴とする画像形成装置。
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