JPH11296687A - 直線描画装置 - Google Patents

直線描画装置

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JPH11296687A
JPH11296687A JP10102695A JP10269598A JPH11296687A JP H11296687 A JPH11296687 A JP H11296687A JP 10102695 A JP10102695 A JP 10102695A JP 10269598 A JP10269598 A JP 10269598A JP H11296687 A JPH11296687 A JP H11296687A
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JP
Japan
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drawn
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line segment
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JP10102695A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kawamata
克広 川又
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Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特定の形状で描画した始点、終点間の線分を、
重畳部分を少なくて高速に描画する直線描画装置を提供
すること。 【解決手段】線分の始点と終点とを特定形状のペンで描
画する直線描画装置において、前記始点及び終点を特定
形状のペンで描画する特定形状ペン発生手段6と、この
始点及び終点の間を接続する線分を描画する直線を出力
する線描画処理手段4とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2つの点を接続する
線分を描画する直線描画装置に係り、特に座標点につい
ては特定の形状のペンを使用しその中間部分は直線によ
り線分を高速に描画する描画装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば自動車のカーナビゲーションで
は、表示画面に地図が表示される。この地図を表示画面
に表示するとき、描画装置に対しては例えば道路を描く
ために複数の座標点とこの複数の座標点のうちの選択さ
れた2点を線分で描画すること及びこの描画する線分の
幅等の描画データが、例えばCD−ROMよりその表示
先領域に応じて読み出され、送出される。そして描画装
置ではこの描画データにもとづき、選択された領域の地
図を描画して表示する。
【0003】ところで、表示画面に表示される道路に
は、国道、県道、市道等に応じて表示幅が異なるものが
存在する。例えば県道は市道よりも広く表示され、国道
は県道よりも広く表示される。このように道路を表示す
るとき、ある幅の線で表示する必要がある。
【0004】例えば、図9(A)に示す如く、始点P0
と終点P1 とを4×4ドットの正方形の形状のペンによ
り描く場合、この正方形のペンを1回に4ドットずつ水
平方向に移動すればよい。また始点P0 と終点P2 間を
描く場合、これを1回に4ドットずつ垂直方向に移動す
ればよい。
【0005】しかし図9(B)に示す如く、始点P0
終点P3 とが斜めに位置しているとき、この4×4ドッ
トの正方形の形状のペンにより同様に描く場合、1回に
水平方向、垂直方向ともに4ドットずつシフトした座標
位置にこのペンを移動しても道路部分がギザギザ状態に
表示されることになる。
【0006】したがってこのようなギザギザ表示状態を
さけるためには、この正方形のペンの座標を水平方向、
垂直方向つまりx方向、y方向に1ドット移動した状態
で線分を描画することが必要である。
【0007】例えば図10(B)に示す如く、座標点P
11から座標点P12までを描画形状が丸いペンにより線分
を描画する場合、この間を1ドットずつ移動して、前回
描画した点集合領域に重なるように点集合を描くという
処理により、連続した点集合を描画し、線分としてい
た。
【0008】また描画領域が重畳しないようにするため
の手法として図10(C)に示すものがある。この場合
では、座標点P11から座標点P12間を任意の幅の線分2
0を描くためにこの線分20に対して1ドット毎に水平
線を引き、この水平線と線分20との2つの交点つまり
水平線が線分20の外側から交叉する点と、水平線が線
分20の内側から交叉する点とを計算し、これらの交叉
点間を塗りつぶす。
【0009】例えば図10(C)に示す如く、1ドット
幅で水平線L0 、L1 、L2 ・・・を引く。最初の水平
線L0 が線分20と最初に交叉した点つまり外側から交
叉した点を第1開始点S01とし、この水平線L0 が2回
目に線分20と交叉した点つまり内側から交叉した点を
第1終了点E02とする。
【0010】次に2番目の水平線L1 が線分20と最初
に交叉した点を第2開始点S11とし、この水平線L1
2回目に線分20と交叉した点を第2終了点E12とす
る。このようにして線分20と交叉する水平線L0 、L
1 、L2 ・・・の開始点、終了点(S01、E02)、(S
11、E12)、(S21、E22)・・・を求める。そしてこ
れら開始点、終了点間を結んで塗りつぶす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで図10(B)
に示す如く、点集合と点集合とを重ねて描画すると、複
数回の描画を重畳して行う点が多数存在し、全体の描画
速度が低下するという問題がある。例えば14ドットサ
イズの丸いペンにより1ドット水平方向に移動した場
合、図10(A)の×印で示すドットが重畳描画され
る。
【0012】また図10(C)に示す如く、描画点が重
ならないようにする場合には、描画すべき線分が水平線
及び垂直線である場合を除き、各描画線毎に描画開始点
Snと描画終了点Enの位置計算が必要であり、計算量
が非常に多くなるという問題がある。
【0013】したがって本発明の目的は、描画点の重な
りが少なく、しかも描画線毎の計算量を少なくした、特
定形状のペンを使用した場合でも線分を高速に描画でき
る直線描画装置を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成を図1
に示す。図1において、1は線描画装置、2はアプリケ
ーション、3は描画メモリ、4は線描画処理部、4−0
は傾斜判定手段、4−1は線幅算出手段、5は線幅変換
テーブル、6は円形状ペン発生部6−0、楕円形状ペン
発生部6−1・・・で構成される特定形状のペン発生部
である。
【0015】図1(A)において、アプリケーション2
より線分の描画すべき位置を示す始点P11の座標
(x1 、y1 )と終点P12の座標(x2 、y2 )、線
幅、描画色、始点、終点の特定形状例えば円が伝達され
ると、線描画処理部4はこれらを解析して、傾斜判定手
段4−0により例えばy1 =y2 であることを認識して
この線分が水平線であることを解読する。
【0016】これにより、図1(B)に示す如く、始点
に円形状ペン発生部6−0から始点P11に指定されて色
と線幅の直径で円を描画し、次に垂直線l1 、l2 ・・
・により水平線を描画し、終点P12に円を描画する。
【0017】同様に描画指示された線分が垂直線の場合
は、図1(C)に示す如く、線分を描く。これら水平
線、垂直線及び斜線の場合も含めて、後述するように、
線幅変換テーブル5からその角度に応じた係数を求めて
線幅に乗算し、得られたサイズで垂直線または水平線を
描く。
【0018】本発明の前記目的は下記の請求項に記載さ
れた構成により達成することができる。 (1)線分の始点と終点とペンで描画する直線描画装置
において、この始点及び終点の間を接続する線分を描画
する直線を出力する線描画処理手段を具備したことを特
徴とする。
【0019】(2)前記(1)の線描画処理手段に、前
記始点と終点とを接続する線分の傾斜を判定して線分を
垂直線で描画するのか水平線で描画するのか判定する傾
斜判定手段と、前記始点と終点の位置関係にもとづき前
記線分を描画する直線の長さを求める線幅算出手段と、
を具備したことを特徴とする。
【0020】これにもとづき本発明では下記の作用効果
を奏する。 (1)線分の描画点の始点と終点を直線で描画するので
重畳する部分が非常に少なくなり、高速に線分を描画す
ることができる。
【0021】(2)線分の描画点の始点と終点の位置に
もとづきその間の線分の傾斜及び線幅を判定し、これに
応じて水平または垂直に描画する直線の長さを決めるこ
とができるので線分の線幅とその傾斜に応じた線分を、
高速に描画することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2〜図
4にもとづき詳述する。図2は本発明の一実施の形態
図、図3は本発明の動作説明フローチャート、図4は本
発明における描画状態説明図である。
【0023】図中他図と同記号部分は同一部分を示し、
1は線分描画装置、2はアプリケーション、3は描画メ
モリ、4は線描画処理部、5は線幅変換テーブル、6は
特定形状ペン発生部、7は描画方向決定テーブルであ
る。
【0024】線描画装置1は始点と終点間に線分を描画
するものであり、線描画処理部4、線幅変換テーブル
5、特定形状ペン発生部6、描画方向決定テーブル7等
を有し、例えばCPUで構成されている。
【0025】アプリケーション2は、例えばカーナビゲ
ーションの地図を表示する線分を描くために必要なデー
タを出力するものであり、例えば始点座標、終点座標、
線幅のサイズ、描画色、始点終点を描く特定形状の指定
例えば円か、矩形等などが出力される。本発明がカーナ
ビゲーションに使用されるとき、これらの各データはC
D−ROMより供給される。
【0026】描画メモリ3は図示省略した表示部に表示
すべきデータを一時保持するものであり、カーナビゲー
ションの場合は、線描画装置1より出力された道路を示
す線分や地名表示の文字(図示省略)等が記入される。
【0027】線描画処理部4はアプリケーション2から
入力されたデータにもとづき線分を作成するものであ
り、傾斜判定手段4−0、線幅算出手段4−1、描画方
向決定手段4−2、垂直線処理手段4−3、水平線処理
手段4−4等を有するものである。また始点から終点ま
での描画ステップを数えるカウンタをも備えている。
【0028】傾斜判定手段4−0は始点P11(x1 、y
1 )と終点P12(x2 、y2 )について、水平方向の差
分(x2 −x1 )と垂直方向の差分(y2 −y1 )の大
小関係からこの始点P11、終点P12間の線分を垂直線で
描画するのか水平線で描画するのかを判定するものであ
る。描画方向の場合分けは下記A、Bの2つである。
【0029】A.|x2 −x1 |≧|y2 −y1 |すな
わち線分の傾きが45°以下のときは垂直線の集合によ
り線分を描画する。 B.|x2 −x1 |<|y2 −y1 |すなわち線分の傾
きが45°を超えるときは水平線の集合により線分を描
画する。
【0030】このとき(x2 −x1 )が正の値であれば
+1を加算して行くことにより描画位置の移動方向は右
向きに、負の値であれば−1を加算して行くことにより
描画位置の移動方向は左向きに、0であれば0を加算し
て行くことにより描画位置の移動はなしとなる。即ちx
2 とx1 のどちらが大きいかにより描画位置の移動方向
がきまる。
【0031】同様に(y2 −y1 )が正の値か、負の値
か、0かによって描画の移動方向が上向きか下向きか0
になる。斜線の傾きを作るためにx方向に+1ビット加
算したとき、y方向にも加算する/加算しないの判定が
この傾斜判定手段4−0で必要となる。例えば始点P11
(2、3)から終点P12(−10、6)へ線分を描画す
る場合、(x2 −x1 )は−12、(y2 −y1 )は+
3となり、x方向の移動方向は負、y方向の移動方向は
正となり、これらを組み合わせると、図6(E)の座標
系では左上に向って垂直線で描画することになる。前記
A、Bの場合分けと、描画方向の組み合わせたものが図
6(C)、(D)の説明である。
【0032】なおθが図6(A)に示す(1)、(2)
の範囲の場合は水平線で線分を描画し、図6(B)に示
す(3)、(4)、(5)の範囲の場合は垂直線で描画
する。
【0033】線幅算出手段4−1は、始点及び終点間に
描画される線分が斜め方向の場合、この線分を描画する
垂直線または水平線の長さは、アプリケーション2より
入力された線幅よりもこの斜め方向の角度θに応じた補
正係数kだけ長くなるが、この補正係数kが格納された
線幅変換テーブル5をアクセスするものである。
【0034】以下図5によりこの線幅と実際に描画すべ
き描画線との関係について説明する。図5(A)に示す
如く、1ドットを線幅1とするとき、その10倍の大き
さの線幅10の線分を描くとき10ドットの幅の線分で
描画すればよい。
【0035】しかし斜め方向の線を描画するとき、図5
(B)に示す如く、角度θの、線幅L0 の線分Lを描画
するとき、これを描画するために必要な垂直線L1 の長
さは同(C)に示す如く、L1 =L0 /cosθとな
る。
【0036】そして補正係数kは、図5(D)に示す如
く得られるので、下記の(1)式により得られた補正係
数kを線幅に乗じた長さの垂直線L1 により線分Lを描
画すればよい。なおこの(1)式における長辺、短辺と
は、|x2 −x1 |と|y2−y1 |を比較して大きい
方を長辺、小さい方を短辺とする。
【0037】
【数1】
【0038】水平線により線分を描画する場合も、同様
にして必要な描画する長さを求めることができる。しか
し、このような計算により必要な長さを求める場合計算
のため描画速度が遅くなる。このため、予め補正係数を
計算した結果を、図7に示す如く、線幅変換テーブル5
に格納しておき、これを参照する。
【0039】本発明の前記線幅算出手段4−1は、この
線幅変換テーブル5をアクセスするためのテーブル項番
号を求めるものである。ところで前記描画方向の場合分
けA、Bでは角度にして0°〜45°の範囲を考えれば
よく、この間を等分する。例えば10等分したとする。
【0040】(短辺)÷(長辺)の値がとり得る範囲は
0から1なので、短辺を10倍した値を求める。すなわ
ち計算式は以下のようになる。 (短辺×10)÷(長辺) この計算式の商が求める答え、すなわちテーブル項番号
である。
【0041】図7に示す線幅変換テーブルの中には、角
度が0°〜45°を10等分したときのそれぞれの角度
に応じた計算結果、つまり0°、4.5°、9.0°・
・・40.5°、45°の角度に応じた補正係数の計算
結果を予め記入しておく。ただしこの線幅変換テーブル
には、テーブル項番号0の分を加えた11個の補正係数
(近似値)を設定しておく。これらの近似値は図7
(B)に示す計算式により得られる。
【0042】このように(短辺×10)÷長辺という簡
単な計算で得たテーブル項番号により線幅変換テーブル
をアクセスすることにより、簡単に補正係数を求めるこ
とができる。勿論角度を更に細かく分ければより正確な
値が得られる。
【0043】描画方向決定手段4−2は始点、終点にお
ける線分の描画位置を決定するものである。始点P11
終点P12の座標により始点P11と終点P12間に描画すべ
き線分が斜線の場合に、例えば図4(A)に示す如く、
垂直線で線分を描画するとき、描画すべきドットの重畳
数を少なくするためには、最初の始点の円形領域S0
間は線分の上半分を1/2の長さの垂直線で描画し、終
りの円形領域E0 の間は線分の下半分を1/2の長さの
垂直線で描画することが必要である。同様に図4(B)
に示す如く、水平線で線分を描画するとき、始点の円形
領域S0 の間は始点P11の右側から1/2の長さの水平
線で描画し、終点の円形領域E0 の間は線分の左半分を
1/2の長さの水平線で描画することが必要である。描
画方向処理手段4−1は、始点P11と終点P12の座標関
係から描画すべき線分が図6(D)の〜と、(1)
〜(5)のいずれになるのか演算し、これら〜と
(1)〜(5)の組み合わせに応じて、図8に示す如
く、線分を水平線、垂直線のどれで描画すべきかまた始
点の円形領域S0 の間で始点の上側か下側か、右側か左
側かのいずれかで1/2の長さの垂直線又は水平線を描
画し、これまた終点の円形領域E0 の間で終点の上側
か、下側か、右側か、左側かのいずれかで1/2の長さ
の垂直線又は水平線を描画すべきかを判断する。
【0044】垂直線処理手段4−3は始点と終点間に描
画すべき線分を垂直線で生成するときの垂直線生成処理
を行うものである。水平線処理手段4−4は始点と終点
間に描画すべき線分を水平線で生成するときの水平線生
成処理を行うものである。
【0045】線幅変換テーブル5は、描画される線分が
斜め方向の場合、始点及び終点間に描画される垂直線ま
たは水平線の長さは、アプリケーション2より入力さた
線幅よりも長くなるが、この長くなる補正係数kを傾斜
度に応じて保持するものである。
【0046】特定形状ペン発生部6は、線分の始点また
は終点を描画すべき特定のパターンを出力するものであ
って、円のパターンを出力する円形状ペン発生部6−
0、楕円のパターンを出力する楕円形状ペン発生部6−
1、矩形のパターンを出力する矩形形状ペン発生部6−
2・・・を有する。
【0047】斜線を描画するとき、水平線か垂直線の集
合で描画したままでは線分の始点及び終点部分が太い線
分を斜めに切断したような形状になり、見た感じが良く
ないので、これら始点、終点を円などの特定パターンで
描く方が表示上好ましい。
【0048】図2に示す本発明の実施の形態の動作を図
3のフローチャートにもとづき、描画すべき線分が図4
(A)の場合について説明する。 S1.線描画装置1に対し、アプリケーション2から線
分を描画すべき始点、終点の座標(x1 、y1 )、(x
2 、y2 )と、始点、終点の形状として円と、線分の線
幅と、描画色等のデータが入力される。線描画処理部1
では、この始点、終点の座標にもとづき、傾斜判定手段
4−0が水平方向の差分(x2 −x1 )と垂直方向の差
分(y2 −y1 )の大小関係から、描画すべき線分を垂
直線で描画するのか、水平線で描画するのか判定する。
また線幅算出手段4−2が、同じくこの水平方向の差分
(x2 −x1 )と垂直方向の差分(y2 −y1 )により
前記(短辺×10)÷(長辺)を計算してその商にもと
づき線幅変換テーブル5をアクセスし、補正係数kを求
め、これにアプリケーション2から入力された線分の線
幅を乗算して、傾きに応じた線分幅つまり線分を描画す
る描画線(図5(B)の例ではL1 )を求める。また描
画方向決定手段4−2によりその線分を、図4(A)に
示す如く、垂直線により描画すること、最初は始点の上
の位置に描画すること等を判断する。そして図示省略し
たカウンタを、図4(A)の場合は始点と終点のx座標
の差に応じた値にセットする。
【0049】S2.線描画処理部4は入力された始点、
終点の座標より始点と終点とが同一座標か否かを判断す
る。 S3.同一座標でなければ、始点にアプリケーション2
から入力された特定形状のペン、この場合は、円形状ペ
ン発生部6−0により線分の線幅の円をアプリケーショ
ン2より入力された描画色で描画する。
【0050】S4.それから線描画処理部4は、半幅線
分の描画区間の描画が終了したか否か判断する。 S5.半幅線分の描画区間の描画が終了していないとき
は、線描画処理部4は次の描画開始位置を線分の傾斜角
に応じて移動先を計算し、1ドット分移動する。
【0051】S6.この移動先において、垂直線処理手
段4−3を動作させ、アプリケーション2より入力され
た描画色で前記線幅に係数を乗じた長さの1/2の垂直
線描画、即ち半幅線分の描画を行い、カウンタを+1す
る。そして前記S4に戻る。このようなS4〜S6の処
理を、半幅線分の描画区間S0 が終了するまで行う。こ
の区間S0 は、図4(A)の場合は円形の半径に相当す
るものであり、カウンタ値より判断される。
【0052】S7.前記のようにして、始点P11にける
半幅線分の区間における線分描画が終了したあと、線描
画処理部4は線分の全幅線分の描画処理を行うことにな
るが、全幅線分の描画区間が終了したか否か判断する。
これもカウンタ値により判断される。
【0053】S8.全幅線分の描画区分間の描画が終了
していないときは、線描画処理部4は描画開始位置を1
ドット分移動する。 S9.この移動先において、垂直線処理手段4−3を動
作させ、全幅線分の描画を行い、カウンタを+1する。
そして前記S7に戻る。このようなS7〜S9の処理
を、全幅線分の描画区間Fが終了するまで行う。この全
幅線分描画区間Fの終了はカウンタ値より判断する。
【0054】S10.前記のようにして全幅線分描画区
間Fの描画が終了したあと、線描画処理部4は終点側に
おける半幅線分の描画処理を行うことになるが、この半
幅線分描画区間E0 の描画が終了したか否か判断する。
これもカウンタ値により判断される。
【0055】S11.この半幅線分描画区間E0 の描画
が終了していないときは、線描画処理部4は描画開始位
置を1ドット分移動する。 S12.この移動先において、垂直線処理手段4−3
は、前記描画方向決定手段4−2が判断した位置、図4
(A)の場合は、下の位置に半幅線分の垂直線を描画す
る。そしてカウンタを+1し、前記S10に戻る。この
ようなS10〜S12の処理を、終点側の半幅線分描画
区間E0 が終了するまで行う。
【0056】S13.このようにして終点側の半幅線分
描画区間E0 の半幅線分の描画が終了したとき線描画処
理部4は、終点にアプリケーション2から入力された特
定形状のペン、この場合は円形状ペン発生部6−0によ
り線分の線幅の円を描画する。このようにして始点と終
点間の線分描画処理が終了することになる。
【0057】本発明によれば、前記の如く簡単な計算
と、線幅変換テーブルを参照することにより、高速に始
点・終点間の線分を描画することができる。本発明の第
2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態において
は、図2に示す線幅変換テーブル5を使用せず、補正係
数kを線幅算出手段4−1が前記(1)式の計算を行う
ことにより求めるものである。補正係数kを計算するた
めに描画速度は少し遅くなるものの、線幅変換テーブル
を不必要とするためハード量を少なくすることができ
る。
【0058】なお、本発明と下記公知例との相違点を説
明する。特開昭63−318633号公報には、太線を
直線の傾き方向に伸びた長方形の枠として捉え、傾きに
対して垂直な端点を持つ直線を描画するための手段とし
て、加算器、レジスタ及びカウンタを持ち、これらの動
作によって座標計算を行い、その座標値を基に描画を行
うディジタル微分解析機について記載されている。
【0059】本発明は、太線を矩形として捉えるのでは
なく、点の集合として捉え、点の集合としての直線を高
速に描画するものである。特開平3−123984号公
報には、主操作方向であるX軸の傾きの入力により基本
線分を発生するディジタル微分解析器と、副操作方向で
あるY軸の傾きの入力により線分の始点座標を出力する
ディジタル微分解析器を備え、直線の傾き方向に対して
連続した座標計算を行い、その座標値を基に描画を行う
太線発生装置について記載されている。
【0060】本発明は、主操作方向をX軸、副操作方向
をY軸という限定をするものではない。また直線の傾き
方向に対して描画するのではなく、直線の傾きにより描
画方向を水平方向または垂直方向に切り替えることによ
り、描画位置に従って線幅分の固定長を描画すればよい
ものであり、1ライン毎に描画の始点と終点を計算する
必要はない。
【0061】特開平5−81435号公報には、描画を
開始する位置から終了する位置までを計算して一旦メモ
リに蓄え、そのメモリを参照しながら描画することによ
って、一度のメモリ参照で、最大メモリのビット分の描
画を行うことによって直線を描画してゆく装置が記載さ
れている。
【0062】本発明は、直線の開始位置と終了位置に指
定されたペン形状を描画し、開始位置から終了位置まで
の間に対しては、描画位置に従って線幅分の固定直線を
描画することにより、指定されたペン形状の直線を描画
するものであり、描画の始点と終点を計算する必要がな
く、メモリを参照しながら描画する必要もない。
【0063】特開平4−52981号公報には、太線の
端点を指定されたスタイルに描画する図形処理装置にお
ける端点描画方式について記載されている。これに対し
本発明は、端点を指定された形状で描画するとともにそ
の中間の部分を垂直線または水平線で高速に描画するも
のである。
【0064】特開平2−208694号公報には、直線
を描画するにあたり、描画線の太さの線幅を直径とする
円と、描画線の傾きの法線方向を弦とする同直径の半円
と、描画線の傾きの法線方向の線幅の直線のイメージデ
ータを作成し、作成したイメージデータをフレームバッ
ファ上で合成することにより、直線を描画する太線描画
方式について記載されている。
【0065】これに対し本発明は、直線の開始位置を終
了位置に指定されたペン形状を描画し、開始位置から終
了位置までに対しては、描画位置にしたがって線幅分の
固定直線を描画することにより指定されたペン形状の直
線を高速に描画するものである。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏する。 (1)線分の描画点の始点と終点の中間を直線で描画す
るので重畳する部分が非常に少なくなり、高速に線分を
描画することができる。
【0067】(2)線分の描画点の始点と終点の位置に
もとづきその間の線分の傾斜を判定し、これに応じて水
平または垂直に描画する直線の長さを決めることができ
るので線分の線幅とその傾斜に応じた線分を、高速に描
画することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】本発明の動作説明フローチャートである。
【図4】本発明の描画状態説明図である。
【図5】本発明の描画における線幅説明図である。
【図6】本発明の線分描画用直線方向説明図である。
【図7】線幅変換テーブル説明図である。
【図8】描画方向決定手段判別状態説明図である。
【図9】従来例説明図(その1)である。
【図10】従来例説明図(その2)である。
【符号の説明】
1 線描画装置 2 アプリケーション 3 描画メモリ 4 線描画処理部 5 線幅変換テーブル 6 特定形状ペン発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線分の始点と終点とをペンで描画する直線
    描画装置において、 この始点及び終点の間を接続する線分を描画する直線を
    出力する線描画処理手段を具備したことを特徴とする直
    線描画装置。
  2. 【請求項2】前記線描画処理手段に、 前記始点と終点とを接続する線分の傾斜を判定して線分
    を垂直線で描画するのか水平線で描画するのか判定する
    傾斜判定手段と、 前記始点と終点の位置関係にもとづき前記線分を描画す
    る直線の長さを求める線幅算出手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載の直線描画装
    置。
JP10102695A 1998-04-14 1998-04-14 直線描画装置 Withdrawn JPH11296687A (ja)

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