JP4496702B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やパチスロ機などの遊技を提供する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機は、スタートセンサが働いたときに、抽選用の乱数から数値を1個抽出して、予め設定されている当りの数値と対比し、両者の値が一致したときに大当りであると判断し、大当り遊技を提供する構成を備えるものが一般的である。この様な構成では、遊技者は、遊技球を発射したり、レバーやボタンの操作を黙々と続け、スタートセンサを働かせ続けるしか大当りを引き当てる手段はなく、大当りを引くまでの間は、大当りを願うしか方策はなかった。
【0003】
そこで、この大当りを引くまでの間に、遊技者に引くための努力を行う機会を与える技術として、遊技モードや確率を遊技者に選択させる思想がある(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。又、気分を転換させるために、遊技機の仕様を選択させる技術もある(特許文献5参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−99493号公報
【特許文献2】
特開2000−140246号公報
【特許文献3】
特開2002−11176号公報
【特許文献4】
特開平09−271567号公報
【特許文献5】
特開2001−95985号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の技術では、抽選乱数の変更や遊技モードの変更を行う技術であったとしても、次に大当りを引くまで、黙々と遊技球を打ち続けたり、レバーを操作し続けるか、或いは抽選乱数を切り替えたり、遊技モードを切り替えたりする他は、殆ど遊技の楽しみを享受することが出来なかった。このため、次の大当りをなかなか引くことが出来ない、いわゆるスランプ状態になると、遊技の継続意欲が減少したり、焦燥感が増大したり遊技から受ける興趣を著しく減少させてしまう虞があった。
【0006】
そこで、本発明では、例えスランプ状態になっても遊技から受ける興趣を利用でき、しかもスランプ状態を脱する努力を行うことが出来る遊技機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記課題を解決するための手段として、請求項1の発明の遊技機は、当りの抽選を行う遊技を行って、この抽選の結果に基づいて、当りの遊技を提供する遊技機であって、上記当りの抽選を行う複数の抽選手段と、上記複数の抽選手段の中から所定の抽選手段を選択する抽選手段選択手段と、上記抽選手段選択手段によって選択された抽選手段の抽選結果に基づいて、賞球の払い出しを伴う当り遊技を提供する当り遊技提供手段と、上記抽選手段選択手段によって選択された抽選手段以外の抽選手段の抽選結果に基づいて、賞球の払い出しを伴わない仮想当り遊技の抽選が行われ、該抽選で当りの場合、前記仮想の当り遊技を提供する仮想当り遊技提供手段とを備えることをを要旨とする。
【0008】
これにより、抽選手段選択手段により選択された抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、当り遊技提供手段が当り遊技を提供する。例えば、この当り遊技によって、大量の賞品が実際に提供される。 一方、抽選手段選択手段により選択された抽選手段以外の抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、当り遊技提供手段によって当り遊技が提供されず、仮想当り遊技提供手段が賞球の払い出しを伴わない仮想当り遊技の抽選が行われ、この抽選で当りの場合、仮想の当り遊技を提供する。例えば、特別図柄表示装置の一部分に、この仮想の当り遊技によって、特別図柄表示装置に表示される大当り遊技の図柄が表示されたり、大当り中の遊技機のきらびやかな状態が表示されたりする。
【0009】
この結果、抽選手段選択手段によって選択した抽選手段が当りであるとの抽選を長時間に渡って行うことがなくても、つまりスランプ状態になっても抽選手段選択手段によって選択されなかった抽選手段が当りであるとの抽選を行って、仮想の当り遊技が提供される可能性が有る。従って、この仮想の当り遊技によって、賞品が実際に得られることはないが、実際の当り遊技の雰囲気を味わうことが出来る。これにより遊技の興趣を享受することが可能になり、スランプ状態による遊技の継続意欲の減少を低減させたり、焦燥感の増大を防止することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0010】
しかも、仮想の当り遊技を起因として、この仮想の当り遊技を提供した抽選手段を選択して、この抽選手段が連続して当りになる可能性に掛けるなどの、スランプ状態から脱する努力を行うことが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0011】
請求項2の発明の遊技機は、上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技は、特別図柄表示装置による画像表示によって行われることを特徴する請求項1に記載の遊技機を要旨とする。
これにより、抽選手段選択手段により選択された抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、当り遊技提供手段が当り遊技を提供する。例えば、この当り遊技によって、特別図柄表示装置に興趣のある図柄が表示されて、大当り遊技が進行し、大量の賞品が実際に提供される。
【0012】
一方、抽選手段選択手段により選択された抽選手段以外の抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、当り遊技提供手段によって当り遊技が提供されず、仮想当り遊技提供手段が仮想の当り遊技を特別図柄表示装置による画像表示によって提供する。例えば、特別図柄表示装置の一部分に、この仮想の当り遊技によって、特別図柄表示装置に表示される大当り遊技の図柄が表示されたり、大当り中の遊技機のきらびやかな状態が表示されたりする。
【0013】
この結果、抽選手段選択手段によって選択した抽選手段が当りであるとの抽選を長時間に渡って行うことがなくても、つまりスランプ状態になっても抽選手段選択手段によって選択されなかった抽選手段が当りであるとの抽選を行って、仮想の当り遊技が特別図柄表示装置による画像表示によって提供される可能性が有る。従って、この仮想の当り遊技によって、賞品が実際に得られることはないが、実際の当り遊技の雰囲気を特別図柄表示装置による画像表示によって味わうことが出来る。これにより遊技の興趣を享受することが可能になり、スランプ状態による遊技の継続意欲の減少を低減させたり、焦燥感の増大を防止することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0014】
しかも、仮想の当り遊技を起因として、この仮想の当り遊技を提供した抽選手段を選択して、この抽選手段が連続して当りになる可能性、いわゆる連ちゃん狙いに掛けるなどの、スランプ状態から脱する努力を行うことが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0015】
請求項3の発明の遊技機は、上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技の提供の前に、該仮想の当り遊技の提供の有無を問う仮想当り遊技提供有無質問手段と、上記仮想当り遊技の提供を認める入力を行う提供有無入力手段と、上記提供有無入力手段が仮想当り遊技の提供を認める入力を行った場合に、上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技の提供を実行させる仮想当り遊技実行許可手段とを加えたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機を要旨とする。
【0016】
これにより、抽選手段選択手段により選択された抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、当り遊技提供手段が当り遊技を提供する。例えば、この当り遊技によって、大量の賞品が実際に提供される。
一方、抽選手段選択手段により選択された抽選手段以外の抽選手段が当りであるとの抽選を行うと、仮想当り遊技提供有無質問手段が仮想の当り遊技の提供の有無を質問し、提供有無入力手段がその質問に対する回答を入力する。
【0017】
ここで、仮想の当り遊技の提供を認める入力が行われると、仮想当り遊技実行許可手段が仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技の提供を実行させる。
これにより、仮想当り遊技提供手段が仮想の当り遊技を提供する。例えば、特別図柄表示装置の一部分に、この仮想の当り遊技によって、特別図柄表示装置に表示される大当り遊技の図柄が表示されたり、大当り中の遊技機のきらびやかな状態が表示されたりする。
【0018】
この結果、抽選手段選択手段によって選択した抽選手段が当りであるとの抽選を長時間に渡って行うことがなくても、つまりスランプ状態になっても抽選手段選択手段によって選択されなかった抽選手段が当りであるとの抽選を行って、仮想の当り遊技が提供される可能性が有る。従って、この仮想の当り遊技によって、賞品が実際に得られることはないが、実際の当り遊技の雰囲気を味わうことが出来る。これにより遊技の興趣を享受することが可能になり、スランプ状態による遊技の継続意欲の減少を低減させたり、焦燥感の増大を防止することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0019】
しかも、仮想の当り遊技を起因として、この仮想の当り遊技を提供した抽選手段を選択して、この抽選手段が連続して当りになる可能性に掛けるなどの、スランプ状態から脱する努力を行うことが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0020】
又、仮想の当り遊技の提供の有無を選択することが可能であるため、実際の当り遊技が頻発している場合、例えば連ちゃん中の場合に、仮想の当り遊技の提供を拒否して、実際の当り遊技だけを楽しむことが可能になる。
請求項4の発明の遊技機は、上記複数の抽選手段は、それぞれ異なる基準クロックに基づいて作成された抽選乱数を利用することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技機を要旨とする。
【0021】
これにより、基準クロックに対応する速度で、各抽選乱数が異なって逐次変化する。
従って、各抽選手段の抽選乱数は、それぞれ相異する値を示すことになり、各抽選手段によって当りであるとされるタイミングが相異する。
【0022】
この結果、各抽選乱数の算出ルーチンや抽選方法などが全て同一でも異なるタイミングで大当りになる値を抽出し、実際の当り遊技の発生タイミングと、仮想の当りの遊技の発生タイミングとが相異することになり、仮想の当り遊技が実際の当り遊技の実行されていないときに提供される。つまり、相異する基準クロックを用いるだけの単純な手法で、実際の当り遊技と仮想の当り遊技とが全て独立して、当りになるという極めて優れた効果を奏する。
【0023】
尚、請求項5に記載したように、複数の抽選手段は、それぞれ異なる数の乱数を用いて、当りの抽選を行うよう構成してもよい。
【0024】
また、請求項6に記載したように、複数の抽選手段は、それぞれ異なる大当り乱数を用いて、当りの抽選を行うよう構成してもよい。
【0041】
【発明の実施の形態】
次に発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例の遊技機5の正面図、図2は、遊技機5の主基板1と、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図、図3は、遊技機5の電気制御系のブロック図を示す。
【0042】
遊技機5は、パチンコ遊技を提供するものであって、図1に示すように、遊技機5の筺体を提供する遊技機枠101と、この遊技機枠101に取り付けられた遊技盤103と、上皿105と、下皿107と、発射ハンドル109とを備えている。遊技盤103には、周知の特別図柄遊技を表示する特別図柄表示装置(特別図柄LCDとも記す)47と、特別図柄始動入賞口111と、2個の普通図柄始動口113と、遊技機5のマスコット飾り115と、特別図柄の大当りの場合に開放する大入賞口116とが取り付けられている。又、特別図柄始動入賞口111には、普通図柄始動口113への遊技球106の通過で変動を開始する普通図柄表示装置49と、この普通図柄表示装置49が当りの場合に開放される普通電動役物112とが取り付けられている。この普通電動役物112が開放されると、特別図柄始動入賞口111に遊技球106が入賞し易くなる。
【0043】
一方、遊技機枠101に取り付けられている発射ハンドル109の近傍には、詳細を後述する遊技選択SW117が配設されている。
又、遊技機5は、遊技機枠101の内部に、図2と図3に示すような主制御を行う主基板1と、副制御を行う賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7、発射制御基板13、及び電源基板15とを備えている。
【0044】
主基板1には、図3に示すように、下記に内容を示すような入力スイッチ(入力SW)16と、大入賞口SOL、普通電動役物SOLなどの出力ソレノイド(出力SOL)18と、図柄確定回数、大当り、大入賞口などの状態信号を出力する盤用外部端子板21と、補給球不足スイッチ(補給球不足SW)23と、下受け皿満杯スイッチ(下受け皿満杯SW)25と、遊技選択SW117とが接続されている。この遊技選択SW117は、図4に示すように、4つのランプ内蔵押しボタンスイッチ117A、117B、117C、117Dと、説明用の「遊技選択SW」表示117Eとを備えている。又、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Aには、「○○王」等の遊技の名称表示、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Bには、「△△山」等の遊技の名称表示、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Cには、「××物語」等の遊技の名称表示、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Dには、「□□家」等の遊技の名称表示が施されている。
【0045】
この様な構成により、遊技選択SW117は、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Aが押されると、内蔵する図示しないランプが点灯して、選択状態、或いは作動状態であることを表現する状態になると共に、遊技1選択信号を主基板1に出力し、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Bが押されると、内蔵する図示しないランプが点灯して、選択状態、或いは作動状態であることを表現すると共に、遊技2選択信号を主基板1に出力し、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Cが押されると、内蔵する図示しないランプが点灯して、選択状態、或いは作動状態であることを表現すると共に、遊技3選択信号を主基板1に出力し、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Dが押されると、内蔵する図示しないランプが点灯して、選択状態、或いは作動状態であることを表現すると共に、遊技4選択信号を主基板1に出力する。
【0046】
入力SW16は、図3に示すように、第1種始動口SW、特定領域SW、大入賞口SW(カウントSW兼用)、左右の普通図柄作動ゲートSW、普通電動役物SW、普通入賞口SW(左右袖入賞口SW、左右落し入賞口SW)などから構成され、これらの出力を9ビットのスイッチ(SW)信号線によって、主基板1に供給する。
【0047】
又、主基板1は、電源基板15から+32V電源と、+12V電源と、+5V電源と、バックアップ電源と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とを入力する。
この様に入力した信号は、主基板1で遊技を提供するために利用される。又、主基板1から、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号と、停電信号と、クリア信号とが賞球制御基板3に供給される。
【0048】
又、8ビットのデータ信号と、1ビットのストローブ信号と、リセット信号とが音声ランプ図柄制御基板7に供給される。
これらにより、概ね以下に示すような処理が行われる。
賞球制御基板3は、主基板1から入力したデータ信号と、ストローブ信号とに基づき、賞球SW1(31)、賞球SW2(32)、貸球SW1(33)、貸球SW2(34)、賞球モータ制御SW35、賞球モータ37を利用して、枠用外部端子板41に情報出力などを実行したり、遊技球106を上皿105に払い出すと共に、1ビットの発射制御信号を発射制御基板13に出力する。又、賞球制御基板3には、状態表示器46が取り付けられると共に、枠用外部端子板41が接続されている。尚、枠用外部端子板41には、情報出力端子、不正出力端子、賞球端子、球貸し端子、金枠開放端子、内枠開放端子が設けられ、この金枠開放端子に金枠開放SW43が接続され、内枠開放端子に内枠開放SW45が接続されている。
【0049】
賞球SW1(31)と、賞球SW2(32)とは、賞球個数をカウントする。貸球SW1(33)と、貸球SW2(34)とは、貸球個数をカウントする。
尚、明細書中では、貸球と、球貸し等の用語が混在しているが、ほぼ同意味である。
【0050】
音声ランプ図柄制御基板7は、主基板1から送信されてきたデータ信号と、ストローブ信号と、リセット信号とに基づき、特別図柄表示装置(特別図柄LCD)47と、普通図柄表示装置(普通図柄7セグメントLCD)49とを利用して、遊技の特別図柄と、普通図柄とを表示する。しかも、後述する擬似大当り図柄や、擬似大当り中の遊技機図柄をも表示する。
【0051】
又、LEDが発光する電飾53を利用して、特別図柄や遊技内容に同期した電飾パターンを発生すると共に、スピーカー51から遊技内容に対応した効果音やアナウンスを発生する。この音声ランプ図柄制御基板7は、従来、音声基板、ランプ基板、図柄制御基板というように分かれていた副制御基板を1つにしたものである。従って、音声ランプ図柄制御基板7は、従来の音声基板、ランプ基板、図柄制御基板が実行していた処理とほぼ同様の処理を実行する。
【0052】
又、この様に1体化したことにより、省スペース、省エネルギ、低コスト化、及び音響、電飾、画像表示の同期化が可能になる。
発射制御基板13は、1ビットの発射制御信号を賞球制御基板3から入力し、タッチプレート61と、発射停止SW63と、発射モータ65とに接続され、遊技球の発射状態を制御する。
【0053】
以上に概略を説明した主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とには、電源基板15からのリセット信号線RSWと、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とが接続されている。又、主基板1と、発射制御基板13とには、+32V電源供給線DGW32が接続され、音声ランプ図柄制御基板7には、+24V電源供給線DGW24が接続されている。
【0054】
リセット信号線RSWは、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とを電源基板15から一括して、リセットするためのものであって、主として、電源供給開始時の初期化に用いられる。尚、リセット信号線RSWは、電源基板15から、先ず主基板1と発射制御基板13とに供給される。次いで、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とに送られる。この様に主基板1から送り配線によって、リセット信号を各基板に配給することにより、電源基板15から賞球制御基板3や音声ランプ図柄制御基板7など各基板に直接配線する数が低減され、接続配線の組み付け工数や解体工数の低減を図ることが可能になる。
【0055】
又、電源基板15からは、停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが主基板1に接続されている。電源基板15から賞球制御基板3には、バックアップ電源線BKWが接続されている。尚、停電信号線TSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
【0056】
クリア信号線CSWは、電源基板15から、先ず主基板1に供給され、主基板1内で、分岐されて、賞球制御基板3に送られている。
停電信号線TSWと、バックアップ電源線BKWと、クリア信号線CSWとが供給される主基板1と、賞球制御基板3には、共に周知の遊技機用のセキュリティを考慮したマイクロ制御ユニット(マイクロコンピュータを利用した制御ユニット)が備えられている。このマイクロ制御ユニットには、CPU、ROM、RAMが備えられている。RAMは、バックアップ電源線BKWが供給するバックアップ電源によって、+5V電源供給線DGW5が供給する+5V電源の電力の低下後もデータを保持する。ここでは、バックアップ電源線BKWに電力を供給する電源基板15は、遊技機5に供給されていたAC24V電源が遮断されて後、20時間以上バックアップ電源を供給する能力を有する。
【0057】
次に、図2に基づいて、電源基板15と、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13との間で、電源供給と信号供給とを行う構成を説明する。なお、詳細な構成の説明は省略する。
電源基板15は、主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに、電源供給と信号供給とを行うために、クリアSW121と、停電信号作成回路123と、リセット信号作成回路125と、主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127と、+5V、+12V電源作成回路131と、+24V、+32V電源作成回路133とを備えている。
【0058】
クリアSW121は、遊技機5の裏側から操作可能な位置に取り付けられている押しボタンスイッチ構造であって、電源基板15上に取り付けられている。なお、押しボタン構造に替えて、所定の鍵によって操作するキースイッチ構造としても良い。クリアSW121には、クリア信号線CSWが接続されている。クリア信号線CSWは、先ず、主基板1に接続され、次いで、送り配線で賞球制御基板3に接続されている。
【0059】
停電信号作成回路123は、停電信号線TSWに接続され、停電信号を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
リセット信号作成回路125は、リセット信号線RSWに接続され、リセット信号を主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0060】
主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路127は、バックアップ電源線BKWに接続され、バックアップ電源を主基板1と、賞球制御基板3とに出力する。
+5V、+12V電源作成回路131は、+5V電源供給線DGW5と、+12V電源供給線DGW12とに接続され、+5V電源と、+12V電源とを主基板1と、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13とに出力する。
【0061】
+24V、+32V電源作成回路133は、+24V電源供給線DGW24と、+32V電源供給線DGW32とに接続され、後述する+24V電源を音声ランプ図柄制御基板7に供給し、+32V電源を主基板1と、発射制御基板13とに出力する。
【0062】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける主基板1は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)71と、このMPU71に接続されたシステムリセット回路141と、停電信号受信回路143と、クリア信号受信回路145と、ポート回路147と、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とを備えている。
【0063】
MPU71は、RESET端子151と、NMI端子153と、PORT端子157と、DATA端子159とを備えている。なお、NMI端子153の様に、「NMI」の文字の上のラインである、ローイネーブルを示すラインは、図面にのみ記載し、明細書中では、記載を省略する。MPU71、83の端子の説明に用いる各記号に関しては、特に説明のない限り米国ザイログ社の商標「Z80」で表示されるマイクロプロセッサーの規格に準拠する。
【0064】
RESET端子151は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路141が接続されており、システムリセット回路141を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU71の詳細な動作の説明は、省略する。
NMI端子153は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路143が接続されており、停電信号受信回路143を介して、停電信号を入力する。
【0065】
PORT端子157は、クリア信号線CSWに接続されたクリア信号受信回路145が接続されており、クリア信号受信回路145を介して、クリア信号を入力する。
DATA端子159は、ポート回路147を介して、ストローブ信号送信回路149と、データ信号送信回路150とにデータを出力することによって、賞球制御基板3と、音声ランプ図柄制御基板7とを直接制御するためのストローブ信号と、データ信号とを出力する。ストローブ信号は、ストローブ信号線STBWに出力され、データ信号は、データ信号線DATAWに出力される。
【0066】
電源基板15から電源(+5V、+12V)の供給を受け、主基板1を経由して電源基板15からリセット信号等の供給を受ける賞球制御基板3は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)83と、このMPU83に接続されたシステムリセット回路161と、停電信号受信回路163と、ストローブ信号受信回路165と、データ信号受信回路167と、ポート回路169と、発射制御信号出力回路171と、クリア信号受信回路177とを備えている。
【0067】
MPU83は、RESET端子173と、NMI端子175と、PORT端子180と、CLK/TRG2端子179と、DATA端子183とを備えている。
RESET端子173は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路161が接続されており、システムリセット回路161を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU83の動作の詳細な説明は、省略する。
【0068】
NMI端子175は、停電信号線TSWに接続された停電信号受信回路163が接続されており、停電信号受信回路163を介して、停電信号を入力する。
CLK/TRG2端子179は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路165が接続されており、ストローブ信号受信回路165を介して、ストローブ信号を入力する。
【0069】
DATA端子183は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路167と、ポート回路169とを介して、データ信号を入力する。
又、ポート回路169によって分岐されたデータ信号は、発射制御信号出力回路171に接続されている。
【0070】
電源基板15から電源(+5V、+12V、+24V)やリセット信号等の供給を受ける音声ランプ図柄制御基板7は、CPU,ROM,RAM等を備えたマイクロ制御ユニット(MPU)181と、このMPU181に接続されたシステムリセット回路184と、ストローブ信号受信回路185と、データ信号受信回路187と、同期信号出力回路182とを備えている。尚、同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7の動作タイミングを他の遊技機5と同期させる場合に用いる同期信号を出力するものである。ここでは、詳細な説明を省略する。又、この同期信号出力回路182は、音声ランプ図柄制御基板7に備えられていてもよく、或いは備えられていなくても良い。
【0071】
この同期信号出力回路182によって、音声ランプ図柄制御基板7の図柄の表示開始(デモ図柄やアイドリング図柄の表示開始)や電飾の表示開始(大当りの電飾の表示開始)の動作タイミングを例えば、リセット信号の入力後、5秒刻みで、他の遊技機5と同期させている場合には、所謂ゴト行為によって、リセット信号を不正に発生させると、その遊技機5の図柄の表示開始や電飾の表示開始の動作タイミングだけが変更されることになる。即ち、不正が仕掛けられた遊技機5の図柄の表示タイミングや電飾の表示タイミングだけがずれることになり、間接的にゴト行為が仕掛けられたことの表示がなされることになる。
【0072】
MPU181は、RESET端子189と、INT0端子191と、PORT端子193、194、196とを備えている。
RESET端子189は、リセット信号線RSWに接続されたシステムリセット回路184が接続されており、システムリセット回路184を介して、リセット信号を入力する。なお、MPU181の詳細な動作の説明は省略する。
【0073】
INT0端子191は、ストローブ信号線STBWに接続されたストローブ信号受信回路185が接続されており、ストローブ信号受信回路185を介して、ローイネーブルのストローブ信号を入力する。
PORT端子193は、データ信号線DATAWに接続されたデータ信号受信回路187を介して、データ信号を入力する。
【0074】
PORT端子194と、PORT端子196とは、同期信号出力回路182に接続されている。又、同期信号出力回路182には、リセット信号が入力されている。
電源基板15から電源(+5V、+12V、+32V)やリセット信号等の供給を受ける発射制御基板13は、電子制御回路を備えた発射制御回路251と、この発射制御回路251に接続されたリセット回路253と、発射制御信号入力回路255とを備えている。
【0075】
発射制御回路251は、リセット信号線RSWに接続されたリセット回路253を介して、リセット信号を入力し、発射制御信号線HSSWに接続された発射制御信号入力回路255を介して、発射制御信号を入力する。
次に、遊技機5によって実行される実際に大当りの抽選を行って賞球の払い出しを伴う実遊技と、擬似的に大当りの抽選を行って擬似的に大当り遊技の提供を行う擬似遊技とを説明する。
【0076】
図5は、主基板1によって繰り返し実行される大当り抽選乱数入力処理ルーチンのフローチャート、図6は、主基板1によって繰り返し実行される遊技選択処理ルーチンのフローチャート、図7は、主基板1によって繰り返し実行される実遊技処理ルーチンのフローチャート、図8は、主基板1によって繰り返し実行される擬似遊技処理ルーチンのフローチャート、図9は、擬似遊技による大当り遊技画像の表示状態を示す説明図である。
【0077】
図5の大当り抽選乱数入力処理は、電源が供給され、稼働状態の遊技機5で実行されるものであって、この大当り抽選乱数入力処理が起動されると、先ず特別図柄始動入賞口111に遊技球106が入賞することで、入力SW16の第1種始動口SWから出力されるスタート信号を入力し(S100)、その入力が有ったかの判断を行う(S110)。
【0078】
スタート信号が入力されると、次にランプ内蔵押しボタンスイッチ117Aが押された場合に実行される遊技1における大当りか否かの抽選を行うための乱数を抽出する大当り抽選1乱数抽出処理(S120)と、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Bが押された場合に実行される遊技2における大当りか否かの抽選を行うための乱数を抽出する大当り抽選2乱数抽出処理(S130)と、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Cが押された場合に実行される遊技3における大当りか否かの抽選を行うための乱数を抽出する大当り抽選3乱数抽出処理(S140)と、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Dが押された場合に実行される遊技4における大当りか否かの抽選を行うための乱数を抽出する大当り抽選4乱数抽出処理(S150)とをほぼ同時に実行する。ここで行う大当り抽選1乱数抽出処理(S120)と、大当り抽選2乱数抽出処理(S130)と、大当り抽選3乱数抽出処理(S140)と、大当り抽選4乱数抽出処理(S150)とは、それぞれ独立したルーチンて実行され、それぞれが相異する抽出値を抽出するように構成されている。尚、相異する抽出値を抽出する方法としては、各乱数の逐次更新時間間隔(例えば、3ms、3、3ms、3、6ms、3、9msのようにする。)を相異させる方法、各乱数の数(例えば、351、352、353、354個の様にする)をそれぞれ相異させる方法、各大当り乱数の数値を相異(例えば、7、17、27、37の様にする。)させる方法等がある。
【0079】
乱数の抽出後(S120ないしS150)、次に抽出した乱数をMPU71内の図示しない乱数格納エリアに、それぞれ格納して、管理する乱数1格納管理処理(S160)、乱数2格納管理処理(S170)、乱数3格納管理処理(S180)、乱数4格納管理処理(S190)を実行する。ここで行われる乱数1管理処理(S160)では、乱数を一時的に格納し、後述する処理で読込が行われた場合に、最も古くに格納された乱数から出力する処理であって、慣用されている4個の大当り保留数を格納、出力管理する処理である。尚、乱数2格納管理処理(S170)、乱数3格納管理処理(S180)、乱数4格納管理処理(S190)も同様である。
【0080】
遊技1ないし4の乱数1ないし4を格納した後(S160ないしS190)、次に、その各乱数を後述する処理から読み込む指令が有ったかを判断する(S200ないしS230)。
各乱数を読み込む指令が有れば(S200ないしS230)、それぞれ乱数を読み込む処理を行った遊技1ないし4に、乱数を出力する乱数1出力処理(S240)、乱数2出力処理(S250)、乱数3出力処理(S260)、乱数4出力処理(S270)を行う。これにより、乱数を読み込んだ遊技1ないし4は、それぞれ独立に大当りを判断する。
【0081】
以上に説明した大当り抽選乱数入力処理により、1個のスタート信号の入力により、4個の大当り抽選用の乱数が抽出され、それぞれ別々に格納管理される。図6の遊技選択処理が起動されると、先ず、遊技選択SW117の選択信号を入力して、何れのランプ内蔵押しボタンスイッチ117A、117B、117C、117Dが押されているかを入力し(S300)、その押されているランプ内蔵押しボタンスイッチ117A、117B、117C、又は117Dに応じて、以後の処理を決定する遊技選択SWの判断を行う(S310)。
【0082】
ここで、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Aが押され、遊技1の選択が行われていると判断されると、以後の遊技1の設定を行う(S320ないしS350)。この遊技1の設定では、先ず、遊技1の遊技を提供する図示しない遊技1ルーチンを実際に遊技を提供する処理に設定する遊技1を実遊技処理を行い(S320)、次いで遊技2の遊技を提供する図示しない遊技2ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技2を擬似1遊技処理を行い(S330)、次に遊技3の遊技を提供する図示しない遊技3ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技3を擬似2遊技処理を行い(S340)、さらに遊技4の遊技を提供する図示しない遊技4ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技4を擬似3遊技処理を行う(S350)。これにより、遊技1が実際に遊技を提供する実遊技処理とされ、遊技2ないし4が擬似的に遊技を提供する遊技とされる。
【0083】
又、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Bが押され、遊技2の選択が行われていると判断されると、以後の遊技2の設定を行う(S360ないしS390)。この遊技2の設定では、先ず、遊技2の遊技を提供する図示しない遊技2ルーチンを実際に遊技を提供する処理に設定する遊技2を実遊技処理を行い(S360)、次いで遊技1の遊技を提供する図示しない遊技1ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技1を擬似1遊技処理を行い(S370)、次に遊技3の遊技を提供する図示しない遊技3ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技3を擬似2遊技処理を行い(S380)、さらに遊技4の遊技を提供する図示しない遊技4ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技4を擬似3遊技処理を行う(S390)。これにより、遊技2が実際に遊技を提供する実遊技処理とされ、遊技1、3、4が擬似的に遊技を提供する遊技とされる。
【0084】
或いは、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Cが押され、遊技3の選択が行われていると判断されると、以後の遊技3の設定を行う(S400ないしS430)。この遊技3の設定では、先ず、遊技3の遊技を提供する図示しない遊技3ルーチンを実際に遊技を提供する処理に設定する遊技3を実遊技処理を行い(S400)、次いで遊技1の遊技を提供する図示しない遊技1ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技1を擬似1遊技処理を行い(S410)、次に遊技2の遊技を提供する図示しない遊技2ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技2を擬似2遊技処理を行い(S420)、さらに遊技4の遊技を提供する図示しない遊技4ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技4を擬似3遊技処理を行う(S430)。これにより、遊技3が実際に遊技を提供する実遊技処理とされ、遊技1、2、4が擬似的に遊技を提供する遊技とされる。
【0085】
又、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Dが押され、遊技4の選択が行われていると判断されると、以後の遊技4の設定を行う(S440ないしS470)。この遊技4の設定では、先ず、遊技4の遊技を提供する図示しない遊技4ルーチンを実際に遊技を提供する処理に設定する遊技4を実遊技処理を行い(S440)、次いで遊技1の遊技を提供する図示しない遊技1ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技1を擬似1遊技処理を行い(S450)、次に遊技2の遊技を提供する図示しない遊技2ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技2を擬似2遊技処理を行い(S460)、さらに遊技4の遊技を提供する図示しない遊技4ルーチンを擬似的に遊技を提供する処理に設定する遊技4を擬似3遊技処理を行う(S470)。これにより、遊技4が実際に遊技を提供する実遊技処理とされ、遊技1、2、3が擬似的に遊技を提供する遊技とされる。以上の遊技選択処理により、遊技者が好みの遊技を実遊技に設定することが出来、その他の遊技を擬似遊技に設定することが可能になる。
【0086】
次に、図6の遊技選択処理で設定された遊技を実際に提供する実遊技処理を図7に基づいて説明する。
この実遊技処理が起動されると、現在実遊技の提供中でなく、かつ次の実遊技の提供開始である次遊技かを判断し(S500)、現在未だ実遊技の提供中(つまり後述するS530の大当り遊技の提供中、或いはS540の外れ遊技の提供中)である場合、或いは次の大当りを判断するための乱数が格納されていない(S160ないしS190参照)次遊技ではない場合には、そのまま一旦終了し、次遊技であると判断されると、次に、大当りの判断を行うための乱数を読み込む乱数入力処理を行う(S510)。ここで行われる乱数入力処理により、既述したS200ないしS270から図6の遊技選択処理で実遊技に設定された遊技の乱数が出力され、入力される。例えば、S320により遊技1が実遊技に設定されている場合には、S240により乱数1が出力され、S510で乱数1が入力される。
【0087】
乱数の入力が行われると、その乱数の値が大当りに対応するかを判断し(S520)、大当りで有れば、次に大当り遊技を実行する(S530)。
又、乱数の値が大当りに対応しなければ(S520)、次に外れ遊技を実行する(S540)。
【0088】
ここで行われる大当り遊技は、図9の(A)に示すように、特別図柄表示装置47に興趣のある特別図柄表示47aや遊技の名称表示47bを表示後、大当り図柄で確定させ、その後、大入賞口116を開閉する一連の処理を総括した内容を表す。又、外れ遊技は、特別図柄表示装置47に興趣のある特別図柄表示47aを表示後、外れ図柄で確定させる処理内容を表す。尚、この内容は、いわゆる1種遊技機に分類される遊技機の内容であり、その他に分類(2種、3種、電役等)される遊技機では、その遊技機の仕様にあった動作を行う。
【0089】
次に図8、図9に基づいて、擬似遊技処理を説明する。尚、説明は擬似遊技1の遊技内容を説明するが、擬似遊技2と、擬似遊技3とは、ほぼ同様の内容である。
この擬似遊技処理が起動されると、現在擬似大当り遊技の提供中でなく、次の擬似遊技の提供開始である次擬似遊技かを判断し(S600)、現在未だ擬似大当り遊技の提供中(つまり後述するS630の擬似大当り遊技の提供中)である場合、或いは次の擬似大当りを判断するための乱数が格納されていない(S160ないしS190参照)次擬似遊技ではない場合には、そのまま一旦終了し、次擬似遊技であると判断されると、次に、擬似大当りの判断を行うための乱数を読み込む乱数入力処理を行う(S610)。ここで行われる乱数入力処理により、既述したS200ないしS270から図6の遊技選択処理で擬似遊技1(擬似遊技2の場合は擬似遊技2、擬似遊技3の場合は、擬似遊技3)に設定された遊技の乱数が出力され、S610の処理で入力される。例えば、S370により遊技1が擬似遊技1に設定されている場合には、S240により乱数1が出力され、S610で入力される。
【0090】
乱数の入力が行われると、その乱数の値が擬似大当りに対応するかを判断し(S620)、擬似大当りで有れば、次に擬似大当り遊技の図柄を図9に基づいて後述するように特別図柄表示装置47の一部分に表示する処理を実行する(S630)。
【0091】
又、乱数の値が擬似大当りに対応しなければ(S620)、そのまま一旦終了する。
ここで行われる擬似大当り遊技を特別図柄表示装置47の一部分に表示する処理は、図9の(A)に示すように特別図柄表示装置47の一部分、ここでは右下部分47Aに擬似大当り図柄を表示する処理を行う。
【0092】
例えば、擬似大当り図柄としては、次のような態様の表示が行われる。
▲1▼図9の(A)の右下部分47Aに表示したように、擬似大当りになった遊技の名称47Bを表示して、その遊技への変更を奨める表示47Cを行う。
これにより、従来の遊技機が、連ちゃんを良く発生することに着目し、遊技者に再度の大当りを狙う希望を与えることが出来る。従って、この連ちゃんを狙って擬似大当りから実際の大当りを導く攻略法の提供により、遊技性の向上を図れる。
▲2▼図9の(B)に示したような大当り中の遊技機の態様画像47Dを右下部分47Aに表示する。
【0093】
これにより、実際には外れ遊技が続いていても擬似大当りになり、電飾が光り輝き、賞品球が溢れ出ている遊技機や、ドル箱を山積にした画像を見て、勝利の疑似体験が出来、実際の大当りの希望を持ち続けることが可能になる。従って、遊技の継続意欲を刺激することが出来、遊技機の稼働率の向上を図ることが可能になる。
▲3▼図9の(B)に示したような大当り中の遊技機の大当り画像47Eを右下部分47Aに表示する。
【0094】
これにより、実際には外れ遊技が続いていても擬似大当りの画像を見て、疑似体験が出来、実際の大当りの希望を持ち続けたり、興趣のある大当り画像を楽しむことが可能になる。従って、遊技の継続意欲の刺激や娯楽性の向上を図ることが出来、遊技機の稼働率や遊技性の向上を図ることが可能になる。
【0095】
以上に説明した擬似遊技処理により、遊技者に上記▲1▼ないし▲3▼に記載したような遊技性の向上作用や遊技意欲の向上作用の提供や遊技機の稼働率の向上作用の提供を図ることが可能になると言う極めて優れた効果を奏する。
尚、擬似遊技処理の擬似大当りを見て、新たな遊技を遊技選択SW117で選択すれば、フレッシュな感覚で、遊技を新たにやり直すことが出来、遊技者のマンネリ感や飽き感を打破することが可能になる。従って、遊技者に少しでも多くの遊技を楽しんで貰うことが可能になり、遊技者が遊技場に訪れた目的の一助になるという優れた効果を奏する。
【0096】
尚、擬似大当り遊技の表示の有無を質問する表示と、この質問に対する返答を入力するSWを遊技選択SW117に加え、遊技者に表示の有無を尋ねる様に構成しても良い。
この場合に、擬似遊技の表示を拒否する選択が行われた場合には、図8の擬似遊技の処理が迂回されるように構成される。また、擬似遊技の表示を求める場合には、図8の擬似遊技の処理がそのまま実行される。
【0097】
次に、遊技機5の変更例を説明する。
図10は遊技機1005のブロック図、図11は、遊技機1005の正面の一部分を示す部分正面図である。
遊技機1005は、遊技機5と殆どの部分でほぼ同様の構成を有するが、以下に説明する部分の構成が変更されている。
【0098】
図10に示すように、遊技機1005は、主基板1001と、賞球制御基板1003と、音声ランプ図柄制御基板1007と、発射制御基板1013とを備えている。主基板1001は、詳細を後述する可変基準クロック信号と、固定基準クロック信号とを出力する基準クロック出力回路1140を備えている。
【0099】
又、基準クロック出力回路1140には、クロック選択SW1117が接続されている。クロック選択SW1117は、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aと、ランプ内蔵押しボタン中速選択SW1117Bと、ランプ内蔵押しボタン低速選択SW1117Cとを備えている。
【0100】
このクロック選択SW1117は、図11の(A)に示すように、遊技機1005の遊技機枠1101で、発射ハンドル1109の近傍に取り付けられ、遊技者による操作がし易い様にされている。
又、図11の(B)に示すように、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aの操作面には、スイッチの意味を表す「高速抽選遊技」表示1117Dが印書され、ランプ内蔵押しボタン中速選択SW1117Bには、「中速抽選遊技」表示1117Eが印書され、ランプ内蔵押しボタン低速選択SW1117Cには、「低速抽選遊技」表示1117Fが印書されている。これらランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117A、1117B、1117Cは、何れかが操作されると、操作されたものの内蔵ランプが点灯し、他のものは消灯して、選択されている状態であることを表現する。
【0101】
図10に示す基準クロック出力回路1140は、可変基準クロック信号を出力する可変クロック部1140Sと、固定基準クロック信号を出力する固定クロック部1140Fとを備え、固定クロック部1140Fからは、常に一定の周波数の固定基準クロック信号が出力される。この固定基準クロック信号は、賞球制御基板1003と、発射制御基板1013とに供給され、これらの動作の進行状態を定速度にする。尚、賞球制御基板1003と、発射制御基板1013が、独自に基準クロック信号を生成して、利用する構成でも良い。
【0102】
可変クロック部1140Sから出力される可変基準クロック信号は、主基板1001と、音声ランプ図柄制御基板1007とに供給され、これらの動作の進行速度の基準となる基準クロックとされる。又、可変クロック部1140Sから出力される可変基準クロック信号は、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117A、1117B、1117Cの何れが選択されているかによって、周波数が変更されるように構成されている。
【0103】
例えば、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aが操作されている場合は、主基板1001が大当りの判断のために用いる抽選用の乱数の一周期が3/100分程度になる様に構成され、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Bが操作されている場合は、主基板1001が大当りの判断のために用いる抽選用の乱数の一周期が4/100分程度になる様に構成され、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Cが操作されている場合は、主基板1001が大当りの判断のために用いる抽選用の乱数の一周期が5/100分程度になる様に構成されている。即ち、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117A、1117B、1117Cを押した場合の周期の比率が、3:4:5になるように構成されている。従って、主基板1001と、音声ランプ図柄制御基板1007とにおける遊技の進行速度が、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117A、1117B、1117Cの選択状態によって影響を受け、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aが選択されている場合が一番速く遊技が進行し、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Cが選択されている場合が一番遅く遊技が進行する。
【0104】
以上に説明した遊技機1005は、クロック選択SW1117の選択状態によって遊技の進行速度が変更されることで、以下のような作用効果を奏する。
▲1▼通常時は、ランプ内蔵押しボタン中速選択SW1117Bを選択して、他の形式の遊技機とほぼ同様の進行速度の状態で遊技を楽しむ。
【0105】
この状態で、確率変動大当りを引いた場合には、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aを選択して、遊技の進行速度速くする。これにより、確変遊技の消化速度が速くなり、短時間で、大量の賞球を得ることが出来たり、次の大当りの発生間隔を短縮して、短時間に多くの大当り遊技を楽しむことが可能になる。従って、遊技の興趣を更に向上することが出来る。
【0106】
▲2▼大当りが遠のいて、長時間が経過した場合、つまりスランプ状態になった場合には、それまで選択していたクロック選択SW1117の位置を変更して、変化を求めるという使い方が可能になる。この様に変化を求めることで、抽選の状態が変化したり、特別図柄の変動状態が変化することで、スランプ状態からの脱出を積極的に働きかけたという意識が生まれ、更なる遊技の継続意欲の向上を図ることが可能になる。従って、遊技機の稼働率の向上を図ることが可能になる。
【0107】
▲3▼高交換率営業や、無制限営業などで、1分間当りのスタート回数が少な目に調整されている場合に、ランプ内蔵押しボタン低速選択SW1117Cを選択して遊技の進行速度を遅くすることで、スタート回数の低下によるアイドリング状態への以降を防止することが可能になる。従って、アイドリング状態へ移行した場合の空しさや遊技性の低下を防止することが出来る。
【0108】
▲4▼低交換率営業等で、釘調整が甘くされている場合に、ランプ内蔵押しボタン高速選択SW1117Aを選択して遊技の進行速度を速くすることで、保留数が一杯になる時間の増加を防止することが出来る。これにより、遊技者は、時間当りの遊技機会を多くすることが出来て、当りの機会を多くでき、遊技の興趣を向上することが出来る。又、遊技場は、保留数が一杯になった場合に、遊技者により実行される止め打ちの防止効果を得ることが出来、遊技機の稼働率の向上と、売り上げの向上効果を得ることが出来る。
【0109】
尚、遊技機5と同様に、選択されなかったクロックによる遊技の擬似大当り抽選を行うように構成し、擬似大当りが発生した場合に、擬似大当りの状態を特別図柄表示装置の一部分に表示するようにしても良い。
次に、他の実施例の遊技機2005を説明する。
【0110】
図12は、遊技機2005の正面の一部分を示す部分正面図、図13は、遊技選択処理ルーチンのフローチャートである。
遊技機2005は、遊技機5と殆どの部分でほぼ同様の構成を有するが、以下に説明する部分の構成が変更されている。
【0111】
遊技機2005は、図12に示すように、遊技機枠2101で、図示しない発射ハンドルの近傍に遊技選択SW2117が取り付けられている。
この遊技選択SW2117は、ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117Aと、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW2117Bと、ランプ内蔵押しボタン交替遊技選択SW2117Dと、ランプ内蔵押しボタンランダム遊技選択SW2117Eと、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fとを備えている。
【0112】
又、ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117Aには、遊技名称1表示2117aが施されており、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW2117Bには、遊技名称2表示2117bが施されている。このランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117Aと、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW2117Bとは、両者を載置する形状の化粧板2117Cによって、1組であることが表現されている。
【0113】
この化粧板2117Cの下方近傍に位置するランプ内蔵押しボタン交替遊技選択SW2117Dには、ボタンの意味が「1遊技毎に交替することを表現する」「1戦交替→」印書2117dが施され、その下方のランプ内蔵押しボタンランダム遊技選択SW2117Eには、ボタンの意味が「ランダムに遊技が選択されることを表現する」「ランダム交替→」印書2117eが施され、その下方のランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fには、ボタンの意味が「ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117A、又はランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW2117Bの選択した遊技に固定されることを表現する」「固定→」印書2117fが施されている。
【0114】
遊技機2005の遊技を提供する図示しない主基板は、この遊技選択SW2117の選択状態に基づいて、図13に示す遊技選択処理ルーチンが実行され、以下に示すような動作を提供する。
遊技選択処理が起動されると、先ず、遊技選択SW2117の選択信号を入力し(S700)、その選択状態に基づいて以下の処理を行う(S710ないしS770)。
【0115】
先ず、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fが選択されているか判断し(S710)、選択されていれば、次にランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117Aが選択(東軍(遊技1)が選択)されているかを判断し(S720)、遊技1が選択されていれば、東軍(遊技1)を実遊技に設定し、西軍(遊技2)を擬似遊技に設定する。これにより、詳細を後述する東軍(遊技1)が実際の遊技として提供され、西軍(遊技2)が擬似遊技として提供される。
【0116】
又、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fが選択され(S710)、かつランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW2117Bが選択(西軍(遊技2)が選択)されていれば(S720)、西軍(遊技2)を実遊技に設定し、東軍(遊技1)を擬似遊技に設定する。これにより、詳細を後述する東軍(遊技1)が擬似の遊技として提供され、西軍(遊技2)が実際の遊技として提供される。
【0117】
一方、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fが選択されておらず(S710)、ランプ内蔵押しボタン交替遊技選択SW2117Dが選択されている場合には(S750)、次に東軍(遊技1)と西軍(遊技2)とを1遊技毎に実遊技と擬似遊技とに交替する設定を行う(S760)。
【0118】
又、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fが選択されおらず(S710)、ランプ内蔵押しボタン交替遊技選択SW2117Dも選択されていない場合、つまりランプ内蔵押しボタンランダム遊技選択SW2117Eが選択されている場合には(S750)、次に東軍(遊技1)と西軍(遊技2)とをランダムに実遊技と擬似遊技とに交替する設定を行う(S770)。
【0119】
これらの設定を行う遊技選択処理が実行されることで、それぞれ独立して大当りの抽選を行って、相異した時機に大当りであるとの判断を提供する東軍(遊技1)と、西軍(遊技2)との2種類の遊技が以下に示す態様で提供される。
▲1▼S730の場合には、東軍と西軍とに対峙した遊技ストーリを提供する遊技機2005の場合に、東軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供する。又、西軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。尚、擬似遊技の状態を特別図柄表示装置の一部分に常時表示するようにしても良い。
【0120】
▲2▼S740の場合には、東軍と西軍とに対峙した遊技ストーリを提供する遊技機2005の場合に、西軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供する。又、東軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。尚、擬似遊技の状態を特別図柄表示装置の一部分に常時表示するようにしても良い。
【0121】
▲3▼S760の場合には、東軍と西軍とに対峙した遊技ストーリを提供する遊技機2005の場合に、西軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、東軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する遊技と、東軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、西軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する遊技とを、1遊技毎に交替で行う。
【0122】
▲4▼S770の場合には、東軍と西軍とに対峙した遊技ストーリを提供する遊技機2005の場合に、西軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、東軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する遊技と、東軍側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、西軍側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する遊技とを、1遊技毎に抽選してランダムに行う。
【0123】
以上に示した遊技機2005により、独自に大当りの判断を行うと共に、独自の遊技ストーリを提供する2種類の遊技が、遊技者の選択によって、一方が実遊技に固定され、他方が擬似遊技に固定される。
又、遊技者の選択により、上記2種類の遊技が実遊技と擬似遊技とで1遊技毎に交替で行われる。
【0124】
或いは、遊技者の選択により、上記2種類の遊技が実遊技と擬似遊技とで1遊技毎にランダムに選択されて行われる。
これらにより、遊技者は、実遊技の結果と、擬似遊技の結果を見ながら適宜固定、交替、ランダム等を切り替えて、遊技を継続することが出来、遊技の継続意欲の低下を防止することが出来るという優れた効果を奏する。
【0125】
次に、他の実施例の遊技機3005を説明する。
図14は、遊技機3005の正面の一部分を示す部分正面図、図15は、遊技選択処理ルーチンのフローチャートである。
遊技機3005は、遊技機5と殆どの部分でほぼ同様の構成を有するが、以下に説明する部分の構成が変更されている。
【0126】
遊技機3005は、図14に示すように、遊技機枠3101で、図示しない発射ハンドルの近傍に遊技選択SW3117が取り付けられている。
この遊技選択SW3117は、ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW3117Aと、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW3117Bと、ランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW3117Dと、ランプ内蔵押しボタン偏差大遊技選択SW3117Eと、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fとを備えている。
【0127】
又、ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW3117Aには、遊技名称1表示3117aが施されており、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW3117Bには、遊技名称2表示3117bが施されている。このランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW3117Aと、ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW3117Bとは、両者を載置する形状の化粧板3117Cによって、1組であることが表現されている。
【0128】
この化粧板3117Cの下方近傍に位置するランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW3117Dには、ボタンの意味が「次の遊技を現在の遊技の結果が大当りに近いと判断された方とすることを表現する」「次は偏差の小さい方→」印書3117dが施され、その下方のランプ内蔵押しボタン偏差大遊技選択SW3117Eには、ボタンの意味が「次の遊技を現在の遊技の結果が大当りに遠いと判断された方とすることを表現する」「次は偏差の大きい方→」印書3117eが施され、その下方のランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fには、ボタンの意味が「ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW3117A、又はランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW3117Bの選択した遊技に固定されることを表現する」「固定→」印書3117fが施されている。
【0129】
遊技機3005の遊技を提供する図示しない主基板は、この遊技選択SW3117の選択状態に基づいて、図15に示す遊技選択処理ルーチンが実行され、以下に示すような動作を提供する。
遊技選択処理が起動されると、先ず、遊技選択SW3117の選択信号を入力し(S800)、その選択状態に基づいて以下の処理を行う(S810ないしS870)。
【0130】
先ず、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fが選択されているか判断し(S810)、選択されていれば、次にランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW3117Aが選択(青チーム(遊技1)が選択)されているかを判断し(S820)、遊技1が選択されていれば、青チーム(遊技1)を実遊技に設定し、赤チーム(遊技2)を擬似遊技に設定する(S830)。これにより、詳細を後述する青チーム(遊技1)が実際の遊技として提供され、赤チーム(遊技2)が擬似遊技として提供される。
【0131】
又、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fが選択され(S810)、かつランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW3117Bが選択(赤チーム(遊技2)が選択)されていれば(S820)、赤チーム(遊技2)を実遊技に設定し、青チーム(遊技1)を擬似遊技に設定する(S840)。これにより、詳細を後述する青チーム(遊技1)が擬似の遊技として提供され、赤チーム(遊技2)が実際の遊技として提供される。 一方、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fが選択されおらず(S810)、ランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW3117Dが選択されている場合には(S850)、次に青チーム(遊技1)及び、赤チーム(遊技2)の大当りの判断で、より大当りに近いと判断された方を、次の遊技の実遊技にし、他方を擬似遊技に設定する(S860)。
【0132】
又、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW3117Fが選択されおらず(S810)、ランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW3117Dも選択されていない場合、つまりランプ内蔵押しボタン偏差大遊技選択SW3117Eが選択されている場合には(S850)、次に青チーム(遊技1)及び、赤チーム(遊技2)の大当りの判断で、より大当りに遠いと判断された方を、次の遊技の実遊技にし、他方を擬似遊技に設定する(S870)。
【0133】
これらの設定を行う遊技選択処理が実行されることで、それぞれ独立して大当りの抽選を行って、相異した時機に大当りであるとの判断を提供する青チーム(遊技1)と、赤チーム(遊技2)との2種類の遊技が以下に示す態様で提供される。
【0134】
▲1▼S830の場合には、青チームと赤チームとに分かれてゲームや試合を行う遊技ストーリを提供する遊技機3005の場合に、青チーム側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供する。又、赤チーム側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。尚、擬似遊技の状態を特別図柄表示装置の一部分に常時表示するようにしても良い。
【0135】
▲2▼S840の場合には、青チームと赤チームとに分かれてゲームや試合を行う遊技ストーリを提供する遊技機3005の場合に、赤チーム側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供する。又、青チーム側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。尚、擬似遊技の状態を特別図柄表示装置の一部分に常時表示するようにしても良い。
【0136】
▲3▼S860の場合には、青チームと赤チームとに分かれてゲームや試合を行う遊技ストーリを提供する遊技機3005の場合に、前回、大当りに近い乱数が抽出された方、例えば赤チームの方が大当りに近かった場合(大当りの判断用の乱数が大当りと判断される値に近い場合や、前回リーチであった場合)には、赤チーム側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、青チーム側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。
【0137】
▲4▼S870の場合には、青チームと赤チームとに分かれてゲームや試合を行う遊技ストーリを提供する遊技機3005の場合に、前回、大当りに近い乱数が抽出されなかった方、例えば青チームの方が大当りに近かった場合(大当りの判断用の乱数が大当りと判断される値に近い場合や、前回リーチであった場合)には、赤チーム側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、青チーム側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。
【0138】
▲5▼尚、青チームと赤チームとに分かれてゲームや試合を行う遊技ストーリを提供する遊技機3005の場合に、前回、大当りの乱数が抽出された方、例えば赤チームの方が大当りになった場合には、赤チーム側を主役とした興趣有る特別図柄遊技を図示しない特別図柄表示装置に実際に表示して、大当りになった場合には、実際の大当り遊技を提供し、青チーム側を主役とした擬似遊技による擬似大当りの判断を行って、擬似大当りであるとの判断が行われた場合には、擬似大当りの画像を図示しない特別図柄表示装置の一部分に表示する。
【0139】
以上に示した遊技機3005により、独自に大当りの判断を行うと共に、独自の遊技ストーリを提供する2種類の遊技が、遊技者の選択によって、一方が実遊技に固定され、他方が擬似遊技に固定される。
又、遊技者の選択により、上記2種類の遊技が当りそうな気配の遊技の方を次の実遊技に設定し、その他を擬似遊技にすることを遊技毎に毎回実行させることが可能になる。
【0140】
或いは、遊技者の選択により、上記2種類の遊技が当りそうな気配のない遊技の方を次の実遊技に設定し、その他を擬似遊技にすることを遊技毎に毎回実行させることが可能になる。
これらにより、遊技者は、実遊技の結果と、擬似遊技の結果を見ながら適宜固定、偏差小、偏差大等を切り替えて、遊技を継続することが出来、遊技の継続意欲の低下を防止することが出来るという優れた効果を奏する。
【0141】
以上に説明した遊技機5、1005、2005、3005は、実際の遊技で大当りが長時間に渡って発生しなくても、擬似遊技が擬似大当りになると、擬似大当り遊技の画像が特別図柄表示装置の一部分に表示される。
従って、この仮想の当り遊技である擬似大当り遊技によって、賞品が実際に得られることはないが、実際の当り遊技の雰囲気を味わうことが出来、遊技から受ける興趣を享受することが可能になり、スランプ状態による遊技の継続意欲の減少を低減させたり、焦燥感の増大を防止して、遊技から受ける興趣の著しい減少を防止することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
【0142】
しかも、擬似大当り遊技を提供した遊技を選択して、この遊技が連続して当りになる可能性に掛けるなどの、スランプ状態から脱する努力を行うことが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
又、擬似当り遊技の提供の有無を選択することを可能にした場合には、実際の当り遊技が頻発している場合、例えば連ちゃん中の場合に、仮想の当り遊技の提供を拒否して、実際の当り遊技だけを楽しむことが可能になって、遊技性が向上するという優れた効果を奏する。
【0143】
さらに、相異する基準クロックを用いるだけの単純な手法で、擬似当り遊技を提供することが出来るという極めて優れた効果を奏する。
或いは、前回当りになった遊技が次回の実際の当りの抽選に自動的に設定されるように出来るため、この遊技が連続して当りになれば、擬似当り遊技に続いて、実際の当り遊技が体験でき、以後の遊技にこの様な連ちゃんを狙う遊技の方法を考慮させることが可能になる。つまり、この様な連ちゃん狙いで、スランプ状態から脱する努力を行わせることが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0144】
又、前回当りになった遊技ルーチンが次回の実際の当りの抽選に用いられることの可否を入力できるため、変更を可とする入力を行った場合に、この遊技ルーチンが連続して当りになれば、擬似当り遊技に続いて、実際の当り遊技を得ることができ、自己の選択で実際の当り遊技を得た満足感を得るとともに、以後の遊技にこの様な連ちゃんを狙う遊技の方法を考慮させることが可能になる。つまり、この様な連ちゃん狙いで、スランプ状態から脱する努力を行わせることが可能になり、遊技性が向上されるという極めて優れた効果を奏する。
【0145】
また、前回の抽選で当りに近かった遊技ルーチンを分かって、次回の遊技を行う遊技ルーチンを手動で、或いは自動で選択することが出来るため、これを利用してスランプからの脱出を試みることが可能になって、遊技の継続意欲の維持を図ることが可能になる。
【0146】
尚、遊技機5の電源投入時のイニシャル状態は、ランプ内蔵押しボタンスイッチ117Aが選択された状態である。又、主基板1のバックアップがある場合は、その内容に従うようにしても良い。或いは、前回の大当りの抽選を行った遊技が実遊技になるようにしても良い。
【0147】
遊技機1005の電源投入時のイニシャル状態は、ランプ内蔵押しボタン中速選択SWが選択された状態である。又、主基板1001のバックアップがある場合は、その内容に従うようにしても良い。或いは、前回の大当りの抽選を行った遊技が実遊技になるようにしても良い。
【0148】
遊技機2005の電源投入時のイニシャル状態は、ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW2117Aと、ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW2117Fとが選択された状態である。又、選択状態のバックアップがある場合は、その内容に従うようにしても良い。
【0149】
遊技機3005の電源投入時のイニシャル状態は、ランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW3117Dが選択された状態である。又、選択状態のバックアップがある場合は、その内容に従うようにしても良い。
又、遊技機5、1005、2005、3005の電源投入時のイニシャル状態では、次に最も大当りになる可能性が高い状態を選択する様にしても良い。例えば、前回時短や抽選確率が優遇される状態になっていた場合に、その状態が受け継がれる遊技や押しボタンスイッチが押された状態を選択する。
【0150】
次に特許請求の範囲と、発明の実施の形態との対応関係を説明する。
請求項1の遊技機は、遊技機5、1005、2005、3005、抽選手段は、図7のS520と、図8のS620が対応する。
抽選手段選択手段は、遊技選択SW117、2117、3117、クロック選択SW1117や、図6、図13、図15に示す遊技選択処理が対応する。
【0151】
当り遊技提供手段は、S530の大当り遊技処理が対応する。
仮想当り遊技提供手段は、S630の処理が対応する。
尚、S520の処理と、S630の処理は、遊技機1005、2005、3005でもほぼ同様に行われる。
【0152】
請求項2の特別図柄表示装置による画像表示は、図9にその状態が示されている。
請求項3の内容は、遊技機5の説明の最後に記載した尚書きの内容が対応する。尚、遊技機1005、2005、3005も同様の構成を付け加えても良い。
【0153】
請求項4の複数の抽選手段は、基準クロック出力回路1140から出力された3種類の基準クロックに基づいて大当り抽選乱数を抽出する主基板1001の機能が対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 遊技機5の正面図である。
【図2】 遊技機5の主基板1と、賞球制御基板3、音声ランプ図柄制御基板7と、発射制御基板13と、電源基板15との間のインタフェースに関するブロック図である。
【図3】 遊技機5の電気制御系のブロック図である。
【図4】 遊技選択SW117の外観図である。
【図5】 主基板1によって繰り返し実行される大当り抽選乱数入力処理ルーチンのフローチャートである。
【図6】 主基板1によって繰り返し実行される遊技選択処理ルーチンのフローチャートである。
【図7】 主基板1によって繰り返し実行される実遊技処理ルーチンのフローチャートである。
【図8】 主基板1によって繰り返し実行される擬似遊技処理ルーチンのフローチャートである。
【図9】 擬似遊技による大当り遊技画像の表示状態を示す説明図である。
【図10】 遊技機1005のブロック図である。
【図11】 遊技機1005の正面の一部分を示す部分正面図である。
【図12】 遊技機2005の正面の一部分を示す部分正面図である。
【図13】 遊技選択処理ルーチンのフローチャートである。
【図14】 遊技機3005の正面の一部分を示す部分正面図である。
【図15】 遊技選択処理ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1、1001…主基板、3、1003…賞球制御基板、
5、1005、2005、3005…遊技機、
7、1007…音声ランプ図柄制御基板、
13、1013…発射制御基板、15…電源基板、16…入力SW、
21…盤用外部端子板、35…賞球モータ制御SW、37…賞球モータ、
41…枠用外部端子板、43…金枠開放SW、45…内枠開放SW、
46…状態表示器、47…特別図柄表示装置、47A…右下部分、
47B…名称、47C…表示、47D…態様画像、
47E…大当り画像、47a…特別図柄表示、
47b…名称表示、49…普通図柄表示装置、
51…スピーカー、53…電飾、
61…タッチプレート、63…発射停止SW、65…発射モータ、
101、1101、2101、3101…遊技機枠…遊技機枠、
103…遊技盤、105…上皿、106…遊技球、
107…下皿、109、1109…発射ハンドル、
111…特別図柄始動入賞口、112…普通電動役物、
113…普通図柄始動口、115…マスコット飾り、116…大入賞口、
117AないしD…ランプ内蔵押しボタンスイッチ、
117E…表示、123…停電信号作成回路、
125…リセット信号作成回路、
127…主基板及び賞球制御基板用バックアップ電源作成回路、
141、161、184…システムリセット回路、
143、163…停電信号受信回路、
145…クリア信号受信回路、147、169…ポート回路、
149…ストローブ信号送信回路、150…データ信号送信回路、
151、173、189…RESET端子、153、175…NMI端子、
157、180、193、194、196…PORT端子、
159、183…DATA端子、165、185…ストローブ信号受信回路、
167、187…データ信号受信回路、
171…発射制御信号出力回路、177…クリア信号受信回路、
179…CLK/TRG2端子、182…同期信号出力回路、
191…INT0端子、251…発射制御回路、
253…リセット回路、255…発射制御信号入力回路、
1117D、1117E、1117F…表示、
1140…基準クロック出力回路、1140F…固定クロック部、
1140S…可変クロック部、2117C、3117C…化粧板、
2117a…遊技名称1表示、2117b…遊技名称2表示、
2117d、2117e、2117f…印書、
3117a…遊技名称1表示、3117b…遊技名称2表示、
3117d、3117e、3117f…印書、
1117…クロック選択SW、
1117A…ランプ内蔵押しボタン高速選択SW、
1117B…ランプ内蔵押しボタン中速選択SW、
1117C…ランプ内蔵押しボタン低速選択SW、
117…遊技選択SW、121…クリアSW、
2117、3117…遊技選択SW、
2117A…ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW、
2117B…ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW、
2117D…ランプ内蔵押しボタン交替遊技選択SW、
2117E…ランプ内蔵押しボタンランダム遊技選択SW、
2117F…ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW、
3117A…ランプ内蔵押しボタン遊技1選択SW、
3117B…ランプ内蔵押しボタン遊技2選択SW、
3117D…ランプ内蔵押しボタン偏差小遊技選択SW、
3117E…ランプ内蔵押しボタン偏差大遊技選択SW、
3117F…ランプ内蔵押しボタン固定遊技選択SW

Claims (6)

  1. 当りの抽選を行う遊技を行って、この抽選の結果に基づいて、当りの遊技を提供する遊技機であって、
    上記当りの抽選を行う複数の抽選手段と、
    上記複数の抽選手段の中から所定の抽選手段を選択する抽選手段選択手段と、
    上記抽選手段選択手段によって選択された抽選手段の抽選結果に基づいて、賞球の払い出しを伴う当り遊技を提供する当り遊技提供手段と、
    上記抽選手段選択手段によって選択された抽選手段以外の抽選手段の抽選結果に基づいて、賞球の払い出しを伴わない仮想当り遊技の抽選が行われ、該抽選で当りの場合、前記仮想の当り遊技を提供する仮想当り遊技提供手段とを備えることを特徴とする遊技機。
  2. 上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技は、特別図柄表示装置による画像表示によって行われることを特徴する請求項1に記載の遊技機。
  3. 上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技の提供の前に、該仮想の当り遊技の提供の有無を問う仮想当り遊技提供有無質問手段と、
    上記仮想当り遊技の提供を認める入力を行う提供有無入力手段と、
    上記提供有無入力手段が仮想当り遊技の提供を認める入力を行った場合に、上記仮想当り遊技提供手段による仮想の当り遊技の提供を実行させる仮想当り遊技実行許可手段とを加えたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 上記複数の抽選手段は、それぞれ異なる基準クロックに基づいて作成された抽選乱数を利用することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技機。
  5. 上記複数の抽選手段は、それぞれ異なる数の乱数を用いて、当りの抽選を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技機。
  6. 上記複数の抽選手段は、それぞれ異なる大当り乱数を用いて、当りの抽選を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の遊技機。
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