JP4494336B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、加熱コイルに高周波電流を流して被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器に係わり、さらに詳しくは、アルミニウムや銅等の非磁性材質の被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器に関するものである。
従来の誘導加熱調理器により非磁性材質の被加熱体を誘導加熱する場合、被加熱体に発生する磁気反発力を抑制する手段として、鍋浮き検出手段の出力に応じて加熱出力を低下させるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
また、前記の磁気反発力を抑制する手段として、鍋重量検出手段の出力に応じて共振回路の共振周波数を高くするように共振回路定数を切り替えるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−241850号公報(第6頁、図1) 特開平5−114470号公報(第4頁、図1)
被加熱体がアルミニウムや銅等の非磁性材質である場合、被加熱体と調理物の総重量より被加熱体に発生する磁気反発力が大きいと被加熱体は浮き上がり、天板上を横滑り(以下、「横移動」と称す)する。この横移動を抑制するために横移動を検知して被加熱体への加熱出力を低下させる、若しくは加熱停止させる方法が一般的であるが、調理器使用者の使い勝手が悪くなるという問題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたもので、被加熱体と調理物の総重量より被加熱体に発生する磁気反発力が大きい場合にも誘導加熱開始直後の加熱出力を低下させることなく、天板上に載置された被加熱体の横移動を防止する誘導加熱調理器を得ることを目的とする。
本発明に係る誘導加熱調理器は、交流電圧を直流電圧に変換する交直変換手段と、加熱コイル及び加熱コイルにそれぞれ接続される容量の異なる複数の共振コンデンサより構成された共振回路と、複数の共振コンデンサあるいは複数の共振コンデンサのうち容量の最も少ない共振コンデンサを除く残りの共振コンデンサにそれぞれ接続された切替手段と、交直変換手段の出力電圧を高周波の交流電圧に変換し、共振回路に供給して加熱コイル上の被加熱体を誘導加熱するインバータと、インバータの電流を制御して加熱出力を可変する制御手段と、記共振回路の定数により決定される共振周波数を検知する共振周波数検知手段とを備え、制御手段は、被加熱体の誘導加熱を開始したとき、複数の共振コンデンサを全て使用したときの共振周波数を共振周波数検知手段から読み込んで共振周波数変化幅を計算し、その共振周波数変化幅が所定値以上のとき、共振回路の共振周波数が高くなるように、前記切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせを変えて共振コンデンサの容量を小さくし、さらに、共振周波数変化幅が所定値以上になるときは、前記切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせをさらに変えて共振コンデンサの容量を順次に小さくしていき、共振コンデンサの容量が最小となるように切り変えても共振周波数変化幅が所定値以上となるときは加熱コイルの加熱出力を低下させる。
本発明においては、被加熱体の誘導加熱を開始したとき、複数の共振コンデンサを全て使用したときの共振周波数を共振周波数検知手段から読み込んで共振周波数変化幅を計算し、その共振周波数変化幅が所定値以上のとき、共振回路の共振周波数が高くなるように、切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせを変えて共振コンデンサの容量を小さくし、さらに、共振周波数変化幅が所定値以上になるときは、切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせをさらに変えて共振コンデンサの容量を順次に小さくしていくようにしているので、加熱効率の低下を最小限に抑えながら被加熱体の横移動を抑制することが可能となる。また、共振コンデンサの容量が最小となるように切り変えても共振周波数変化幅が所定値以上となるときは加熱コイルの加熱出力を低下させるようにしているので、確実に被加熱体の横移動を抑制することが可能になり、誘導加熱調理器の使用時の安全性を確保することができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す回路図である。
この誘導加熱調理器は、商用電源1と接続される整流回路2にチョークコイル及び電解コンデンサによるパッシブフィルタ構成の平滑回路3が接続され、この平滑回路3には例えば4つのスイッチング素子で構成されるフルブリッジインバータ4(以下、単に「インバータ」という)が接続され、さらに、インバータ4の出力段に加熱コイル6と共振コンデンサ7で構成される直列共振回路が設けられている。また、直列共振回路と直列な箇所に例えば電流制御用カレントトランスからなる共振周波数検知部9が挿入され、インバータ4の各スイッチング素子の駆動を制御する制御部5が設けられている。前述した共振コンデンサ7は、加熱コイル6にそれぞれ接続された例えば2つの共振コンデンサ7a,7bからなり、このうち、一方の共振コンデンサ7bに切替手段の例えばリレーからなる切替スイッチ10が直列に接続されている。
なお、共振コンデンサ7bに切替スイッチ10が接続されていることを述べたが、共振コンデンサ7aにも切替スイッチ10を接続してもよい。また、切替スイッチ10としてリレーを用いたことを述べたが、これに代えて半導体素子を使用しても良い。インバータ4にフルブリッジ型のインバータを使用したことを述べたが、これに限定されることはなく、2つのスイッチング素子からなるハーフブリッジ型のインバータを用いてもよい。また、直列共振回路上に共振周波数検知部9を設けたことを述べたが、例えば制御部5の出力段に設けて、共振周波数を検知するようにしても良い。さらに、平滑回路3は、チョークコイル及び電解コンデンサによるパッシブフィルタ構成のものを使用しているが、これに限定されるものではなく、整流回路2の出力(脈流電圧波形)を略リプルの無い直流電圧に変換できる回路であれば良い。
制御部5は、被加熱体8の誘導加熱開始後、共振周波数検知部9により検知される共振周波数を用いて共振周波数変化幅Δfを計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定し、共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、直列共振回路の共振周波数が高くなるように、切替スイッチ10をオフにして共振コンデンサ7の静電容量を小さくする。
次に、実施の形態1の誘導加熱調理器の動作を図2に基づいて説明する。図2は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
加熱コイル6の上方に設けられた天板(図示せず)上に非磁性材質の被加熱体8が載置され(S1)、本調理器の使用者により加熱動作が開始されると(S2)、整流回路2が商用電源の電圧を整流(脈流電圧波形)し、平滑回路3が略リプルの無い直流電圧に変換し、インバータ4が制御部5の制御に基づいて平滑回路3の出力を高周波の交流電圧に変換する。一方、制御部5は、交流電圧の周波数(=インバータ動作周波数)が加熱コイル6と共振コンデンサ7a,7bとで構成される直列共振回路の共振周波数と一致するようにインバータ4を制御する。この共振周波数(即ち動作周波数)は共振周波数検知部9によって検知され、制御部5に出力される。
ここで、動作周波数を共振周波数とする点について説明する。
アルミニウムや銅等の非磁性材質の被加熱体8を誘導加熱する場合、磁性材質の被加熱体8を誘導加熱する場合と比べ、交番磁束を増加させかつ負荷インピーダンスを上昇させる必要がある。そのためには、加熱コイル6の巻数を極度に多くし、動作周波数を高くする必要があるが、加熱コイル6の巻数を極度に多くすると、加熱コイル6のインダクタンスLも極度に増加するため、所望の動作周波数(通常60kHz〜90kHz)を得るには、共振コンデンサ7の静電容量Cを小さくしなければならず、従って、直列共振回路の共振の鋭さQが非常に大きな値となる。
このQの大きい直列共振回路に電力供給する場合、共振周波数と動作周波数の差を大きくするほど(但し、共振周波数≦動作周波数)電力供給が困難となることから、Qの大きい直列共振回路では動作周波数を共振周波数と一致させるのが望ましい。一例として、被加熱体8が磁性材質と非磁性材質の場合での直列共振回路定数、及び共振の鋭さQ値を下記に示す表1に挙げる。この表1は、被加熱体8が磁性材質と非磁性材質の場合での直列共振回路定数と共振の鋭さQ値を表している。
Figure 0004494336
制御部5は、誘導加熱開始直後に検知された共振周波数を初期共振周波数f1(REF)として記憶する(S3)。そして、その後に検知された加熱動作中の共振周波数を現在の共振周波数f1 として取り込んで、共振周波数変化幅Δf=|f1−f1(REF)| を計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定する(S4)。共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、切替スイッチ10をオフにし、共振コンデンサ7の静電容量を切り替える(S6)。誘導加熱開始直後の切替スイッチ10は、オン(短絡)状態であり、これをオフ(開放)にした場合、共振コンデンサ容量(静電容量)はC7a+C7bからC7aに小さくなり、直列共振回路の共振周波数が高くなる。
制御部5は、切替スイッチ10のオフにより共振コンデンサ7の静電容量を小さくすると、その時の共振周波数をf2 とし、その共振周波数f2 でインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S7)。
また、共振周波数変化幅Δf=|f1−f1(REF)| が所定値より小さいときは(S4)、被加熱体8の横移動が所定値未満であると判断して、誘導加熱開始後の共振コンデンサ容量(C7a+C7b)を維持する。そして、現在の共振周波数f1 でインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S5)。この時の共振周波数f1 は、前述した共振周波数f2 より低い周波数である。
ここで、被加熱体8の横移動と共振周波数の変化との関係について図3及び図4を用いて説明する。図3は被加熱体の横移動距離に対する加熱コイルのインダクタンス値を示す特性図、図4は被加熱体の横移動距離に対する直列共振回路の共振周波数を示す特性図である。なお、図3は加熱コイル6の中心部に被加熱体8を載置した(即ち加熱コイル6の中心位置と被加熱体8の中心位置が一致した)ときの横移動距離を0mmとし、被加熱体8の横移動距離に対する加熱コイル6のインダクタンス値の変化をプロットした図であり、図4は被加熱体8の横移動距離に対する共振周波数の変化をプロットした図で、切替スイッチ10の切り替え前後によるf1 での駆動時とf2 での駆動時のそれぞれの共振周波数の変化を示している。
被加熱体8と調理物の総重量より被加熱体8に発生する磁気反発力が大きいことが原因で横移動を起こすと、加熱コイル6と被加熱体8との結合度が低下し、加熱コイル6のインダクタンス値は増加する(図3参照)。従って、共振周波数は横移動と共に低下し、横移動を起こす前の初期共振周波数f1(REF)との差異である共振周波数変化幅Δf=|f1 −f1(REF)|は横移動と共に大きくなる(図4参照)。
次に、インバータ動作周波数と誘導加熱調理器の加熱効率、発生浮力との関係について図5を用いて説明する。図5はインバータ動作周波数に対する誘導加熱調理器の加熱効率と発生浮力のデータ例を示す図である。
共振周波数変化幅Δfが所定値以上となり、共振コンデンサ7の切り替えにより高い共振周波数へと移行すると、図中に示すように発生浮力Wは低下し、横移動を抑制することが可能となる。浮力低減の原理については特許文献2に詳細記述されているので参照されたい。一方、高い共振周波数への移行は、インバータ損失増加による加熱効率ηの低下へと繋がる。
以上のように実施の形態1によれば、被加熱体8への誘導加熱開始後、共振周波数検知部9によって検知された共振周波数を基に共振周波数変化幅Δfを計算し、この変化幅Δfが所定値以上のときは切替スイッチ10をオフ状態にして高い共振周波数f2 で加熱動作するようにしているので、加熱効率が低下するものの被加熱体8の横移動を抑制することができる。また、共振周波数変化幅Δfが所定値より小さいときは、共振周波数f2 より低い共振周波数f1 で加熱動作するようにしているので、加熱効率の低下を回避することができるという効果がある。
また、共振周波数の切り替えを共振コンデンサ7の静電容量を切り替えとしているので、加熱コイル6のインダクタンス値の切り替え(=例えば巻数切り替え)とするより回路設計や工作設計が容易となる効果がある。
さらに、共振周波数検知部9は、電流制御用カレントトランス等で代用できるため、新たにセンサを設ける必要は無く、コスト増を免れることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、加熱コイル6にそれぞれ共振コンデンサ7a,7bを接続し、共振コンデンサ7bに切替スイッチ10を接続して共振周波数を切り替え可能にしたが、本実施の形態2は、例えば加熱コイル6にそれぞれ共振コンデンサ7a〜7cを接続して共振周波数を切り替えるようにしたものであり、以下、図6及び図7を用いて説明する。
図6は実施の形態2の誘導加熱調理器における直列共振回路の構成を示す回路図である。なお、本実施の形態2の誘導加熱調理器の構成は、直列共振回路及び制御部を除いて、図1で説明した実施の形態と同じであるため、同一部分については説明を省略する。
図中に示す直列共振回路7は、加熱コイル6にそれぞれ3つの共振コンデンサ7a〜7cが接続されてなっている。この3つの共振コンデンサ7a〜7cのうち共振コンデンサ7bに切替スイッチ10bが接続され、共振コンデンサ7cに切替スイッチ10cが接続されている。
制御部5は、被加熱体8の誘導加熱開始後、共振周波数検知部9により検知される共振周波数を用いて共振周波数変化幅Δfを計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定する。共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、直列共振回路の共振周波数が高くなるように、2つの切替スイッチ10b,10cを順次にオフ状態にして共振コンデンサ7の静電容量を小さくしていく。
次に、実施の形態2の動作を図7に基づいて説明する。図7は実施の形態2に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。なお、図7におけるS1〜S5は、実施の形態1で説明した図2のフローチャートのS1〜S5と同様であるため動作説明を省略する。
制御部5は、S4において、共振周波数変化幅Δf=|f1−f1(REF)|が所定値以上と判別すると、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、切替スイッチ10cをオフ状態にして共振コンデンサ7の静電容量を切り替える(S8)。
ここで、共振コンデンサ7a、7b、7cの静電容量(共振コンデンサ容量)C7a、C7b、C7cの大小関係をC7a>C7b>C7cとしたとき、誘導加熱開始直後の切替スイッチ10b、10cは共にオン(短絡)状態であり、下記の表2に示すように切り替え回数Nに応じて切り替え制御を行う。この制御により共振コンデンサ容量は切り替え回数NにしたがってC7a+C7b+C7c→C7a+C7b(N:1回)→C7a+C7c(N:2回)→C7a(N:3回)と小さくなり、この切り替え回数Nにより直列共振回路の共振周波数が高くなっていく。これは、切り替え回数Nにしたがって発生浮力が低下し、被加熱体8の横移動を抑制しやすくなることを意味している。
Figure 0004494336
制御部5は、S8において、切替スイッチ10cをオフにして共振コンデンサ7の静電容量をC7a+C7bとすると、その時の共振周波数を共振周波数検知部9を通じて読み込み、初期共振周波数fN+1(REF)として記憶する(S9)。そして、その後に検知された加熱動作中の共振周波数を現在の共振周波数fN+1 として取り込んで、共振周波数変化幅Δf=|fN+1−fN+1(REF)| を計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定する(S10)。共振周波数変化幅Δfが所定値より小さいときは、被加熱体8の横移動が所定値未満であると判断して、その時の共振周波数fN+1 、この場合では、共振周波数f2 でインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S11)。また、S10において、共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、所定値以上の判定を計4回行ったかどうかを判定する(S12)。
この時点までの切り替え回数Nは「1」で、所定値以上の判定回数が「2」であるため、S8に戻って、切替スイッチ10bをオフ、切替スイッチ10cをオンにして共振コンデンサ7の共振コンデンサ容量をC7a+C7cとし、その時の共振周波数を共振周波数検知部9を通じて読み込んで、初期共振周波数fN+1(REF)として記憶する(S9)。そして、前記と同様に、その後に検知された加熱動作中の共振周波数を現在の共振周波数fN+1 として取り込んで、共振周波数変化幅Δf=|fN+1−fN+1(REF)| を計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定する(S10)。共振周波数変化幅Δfが所定値より小さいときは、被加熱体8の横移動が所定値未満であると判断して、その時の共振周波数fN+1 、この場合では、共振周波数f3 でインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S11)。また、S10において、共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、所定値以上の判定を計4回行ったかどうかを判定する(S12)。
この時点までの切り替え回数Nは「2」で、所定値以上の判定回数が「3」であるため、S8に戻って、切替スイッチ10bをオフ、切替スイッチ10cをオフにして共振コンデンサ7の共振コンデンサ容量をC7aとし、その時の共振周波数を共振周波数検知部9を通じて読み込んで、初期共振周波数fN+1(REF)として記憶する(S9)。そして、その後に検知された加熱動作中の共振周波数を現在の共振周波数fN+1 として取り込んで、共振周波数変化幅Δf=|fN+1−fN+1(REF)| を計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定する(S10)。共振周波数変化幅Δfが所定値より小さいときは、被加熱体8の横移動が所定値未満であると判断して、その時の共振周波数fN+1 、この場合では、共振周波数f4 でインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S11)。また、S10において、共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、所定値以上の判定を計4回行ったかどうかを判定する(S12)。この時点での切り替え回数Nは「3」で、所定値以上の判定回数が「4」であるため、S11での共振周波数fN+1 、即ち、共振周波数f4 でインバータ4の各スイッチング素子を制御すると共に、加熱出力を低下させる(S13)。
以上のように実施の形態2によれば、3つの共振コンデンサ7a〜7cを設け、そのうち2つの共振コンデンサ7b,7cにそれぞれ切替スイッチ10b,10cを設けて共振周波数を切り替えるようにし、共振周波数検知部9によって検知された共振周波数を基に共振周波数変化幅Δfを計算し、この共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときはfN+1 (N=1〜3)で加熱動作させるようにしているので、被加熱体8の横移動を抑制するための共振周波数(=動作周波数)を極力低くすることが可能となり、これにより、加熱効率の低下を最小限に抑えながら被加熱体8の横移動を抑制することが可能となる。
さらに、最終的に共振周波数変化幅Δfが所定値より小さくならないとき加熱出力をさらに低下させて共振周波数f4 で加熱動作させるようにしているので、確実に被加熱体8の横移動を抑制することが可能となり、誘導加熱調理器の使用時の安全性を確保することができる。
なお、実施の形態2では、3つの共振コンデンサ7a〜7cのうち共振コンデンサ7bに切替スイッチ10bを、共振コンデンサ7cに切替スイッチ10cを接続して述べたが、共振コンデンサ7aにも切替スイッチを接続してもよい。また、3つの共振コンデンサ7a〜7cのうち2つの共振コンデンサ7b,7cにそれぞれ切替スイッチ10b,10cを設けて共振周波数を切り替えるようにしたが、それに限定されるものではなく、共振コンデンサ7を4つ以上設け、この4つ以上の共振コンデンサ7のうち1つを除く残りの共振コンデンサ7、或いは全ての共振コンデンサ7に切替スイッチを設けて共振コンデンサ容量の切り替えパターンを増やし、切り替え回数を更に増やしても何ら構わない。但し、この場合、図7に示すS12の判定回数を変化させる必要がある。
また、本実施の形態2のフローチャート(図7)を実施の形態1のフローチャート(図2)に適用し、図7においてN=1とすることで実施の形態1においても共振周波数f2 で駆動して加熱出力を低下させる動作(S13)が有り得るとしても良い。但し、この場合、図7に示すS12は省略されるのは言うまでもない。
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態1のように共振周波数f2 駆動(図2のS7)でさらに加熱出力を低下させた後、また、実施の形態2のように共振周波数f4 駆動(図7のS13)でさらに加熱出力を低下させた後も被加熱体8が横移動したときに加熱コイル6への加熱出力を制御するようにしたものである。なお、ここでは、図6に示す直列共振回路を備えた誘導加熱調理器として説明する。
本実施の形態3に係る誘導加熱調理器の制御部5は、切替スイッチ10b,10cをオフして共振コンデンサの静電容量を小さくした後、共振周波数検知部9により検知される共振周波数を用いて共振周波数変化幅Δfを計算し、かつ、その共振周波数変化幅Δfが所定値以上かどうかを判定し、共振周波数変化幅Δfが所定値以上のときは、インバータ4の制御を停止する。
次に、実施の形態3の動作を図8に基づいて説明する。図8は実施の形態3に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。なお、図8におけるS1〜S13は、実施の形態2で説明した図7のフローチャートと同様であるため動作説明を省略する。
制御部5は、S13において加熱コイル6の加熱出力を低下させた後、その時の共振周波数を共振周波数検知部9を通じて読み込み、初期共振周波数f’4(REF)として記憶する(S14)。そして、その後に検知された加熱動作中の共振周波数を現在の共振周波数f4 として取り込んで、共振周波数変化幅Δf=|f4 −f’4(REF)|を計算し、かつ、その計算値が所定値以上かどうかを判定する(S15)。共振周波数変化幅Δf=|f4 −f’4(REF)|が所定値より小さいときは、被加熱体8の横移動が所定値未満であると判断して、現在の共振周波数f4 で加熱出力が低下するようにインバータ4の各スイッチング素子を制御する(S13)。一方、共振周波数変化幅Δf=|f4 −f’4(REF)|が所定値以上のときは、被加熱体8の横移動が所定値以上であると判断して、インバータ4の各スイッチング素子の制御を停止し、加熱コイル6への加熱出力を停止させる(S16)。
以上のように実施の形態3によれば、実施の形態2に加え、加熱コイル6の加熱出力を低下させた後も共振周波数変化幅Δfが所定値以上となる、即ち、被加熱体8の横移動が所定値以上となったときは加熱出力を停止するようにしているので、実施の形態2よりも確実に被加熱体8の横移動を抑制することが可能となり、誘導加熱調理器の使用時の安全性をさらに確保することができる。
実施の形態4.
本実施の形態4は、以上説明した実施の形態において、被加熱体8が磁性材質と検出されたとき、共振周波数検知部9による制御を禁止するようにしたものであり、以下、図9及び図10を用いて説明する。
図9は実施の形態4に係る誘導加熱調理器の構成を示す回路図である。なお、図1で説明した実施の形態1と同一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
図中に示す電流検出部11は、整流回路2の入力電流を検出し、制御部5に出力する。電力設定部12は、加熱コイル6の誘導加熱による電力(火力)を設定するためのもので、図示せぬ操作部に設けられている。
前述した制御部5は、電力設定部12の設定電力に応じて設定された入力電流の閾値を有し、電力設定部12により電力が設定されて加熱動作が開始されると、電流検出部11の検出電流を読み込み、設定電力に応じて設定された閾値と比較して被加熱体8の鍋材質を検出する。電流検出部11の検出電流がその閾値より大きいときは非磁性材質と判断し、検出電流が閾値より小さいときは磁性材質と判断する。
次に、図10に基づいて誘導加熱調理器の動作を説明する。図10は実施の形態4に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。なお、図10におけるS1〜S7は、実施の形態1で説明した図2のフローチャートと同様であるため動作説明を省略する。
制御部5は、本調理器の天板(図示せず)上に被加熱体8の鍋が載置された後に(S1)、電力設定部12の操作による設定電力及び加熱動作の開始を確認すると(S2)、電流検出部11の検出電流を読み込んで被加熱体8の鍋材質の検出に入る(S17)。その検出電流が設定電力に応じて設定された閾値より大きいかどうかを判定し、検出電流がその閾値より大きいときは非磁性材質と判断し、検出電流が閾値より小さいときは磁性材質と判断する(S18)。被加熱体8がアルミニウムや銅等の非磁性材質の場合は、実施の形態1と同様に共振周波数検知部9による制御に入るが(S3)、被加熱体8が磁性材質の場合は、共振周波数検知部9による制御を行わずに、磁性材質に適した共振周波数(通常17kHz〜30kHz)にてインバータ4を制御する(S19)。
ここで、磁性材質に適した共振周波数とするには、被加熱体8が非磁性材質の場合と比較して共振コンデンサ7の静電容量を大きくし、加熱コイル6のインダクタンス値を小さくしなければならず(表1参照)、別途、切替手段の付加が必要となる。本発明は、アルミニウムや銅等の非磁性材質の被加熱体8を誘導加熱する場合に主眼を置いているため、ここでは、切替手段の説明を割愛する。
以上のように実施の形態4によれば、整流回路2の入力側に電流検出部11を設け、その検出電流と閾値の比較により被加熱体8を磁性材質と判定した場合には、共振周波数検知部9による制御を行わないようにしたので、被加熱体8が非磁性材質である場合には誘導加熱開始直後の加熱出力を低下させることなく被加熱体8の横移動を防止できるという効果に加え、被加熱体8が磁性材質である場合に共振周波数が変化してしまうような誤動作を防止することができる。
本発明の活用例として、非磁性材質の被加熱体を誘導加熱する誘導加熱調理器がある。
本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 被加熱体の横移動距離に対する加熱コイルのインダクタンス値を示す特性図である。 被加熱体の横移動距離に対する直列共振回路の共振周波数を示す特性図である。 インバータ動作周波数に対する誘導加熱調理器の加熱効率と発生浮力のデータ例を示す図である。 実施の形態2の誘導加熱調理器における直列共振回路の構成を示す回路図である。 実施の形態2に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る誘導加熱調理器の構成を示す回路図である。 実施の形態4に係る誘導加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 商用電源、2 整流回路、3 平滑回路、4 インバータ、5 制御部、6 加熱コイル、7 共振コンデンサ、8 被加熱体、9 共振周波数検知部、10 切替スイッチ、11 電流検出部、12 電力設定部。

Claims (2)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換する交直変換手段と、
    加熱コイル及び該加熱コイルにそれぞれ接続される容量の異なる複数の共振コンデンサより構成された共振回路と、
    複数の共振コンデンサあるいは複数の共振コンデンサのうち容量の最も少ない共振コンデンサを除く残りの共振コンデンサにそれぞれ接続された切替手段と、
    前記交直変換手段の出力電圧を高周波の交流電圧に変換し、前記共振回路に供給して加熱コイル上の被加熱体を誘導加熱するインバータと、
    該インバータの電流を制御して加熱出力を可変する制御手段と、
    前記共振回路の定数により決定される共振周波数を検知する共振周波数検知手段とを備え、
    前記制御手段は、被加熱体の誘導加熱を開始したとき、複数の共振コンデンサを全て使用したときの共振周波数を前記共振周波数検知手段から読み込んで共振周波数変化幅を計算し、その共振周波数変化幅が所定値以上のとき、前記共振回路の共振周波数が高くなるように、前記切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせを変えて共振コンデンサの容量を小さくし、さらに、共振周波数変化幅が所定値以上になるときは、前記切替手段により複数の共振コンデンサの組み合わせをさらに変えて共振コンデンサの容量を順次に小さくしていき、共振コンデンサの容量が最小となるように切り変えても共振周波数変化幅が所定値以上となるときは前記加熱コイルの加熱出力を低下させることを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 前記制御手段は、前記加熱コイルの加熱出力を低下させた後、共振周波数変化幅が所定値より小さいときその加熱出力を保持し、共振周波数変化幅が所定値以上となったときは前記加熱コイルによる被加熱体の誘導加熱を停止させることを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
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