JP6698416B2 - 車上通信装置、および車両 - Google Patents

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Description

本発明は、車上通信装置、および車両に関する。例えば本発明は鉄道車両において、地上−車上間で通信するために特定の周波数に対応した複数の共振回路を用いる場合に、複数の共振回路を切り替える機能を持つ車上通信装置に関する。
本技術分野の背景技術として、例えば、特許第3842142号公報(特許文献1)がある。この公報には「無電源地上子を駆動するために、列車の車上装置からトランスポンダを利用して車上子から無電源地上子に送信する電力波の送信周波数を、車上装置側の切替条件で異なる周波数に切替えて、周波数の異なる無電源地上子を1種類の車上子で駆動する車上送受信装置」に関する発明として、「電力波伝送部は、2 組の電力波周波数発振器と電力波増幅器と、電力波送信切替回路を有し、一方の電力波周波数発振器は周波数f1の電力波を発生し、他方の電力波周波数発振器は周波数f1と異なる周波数f2の電力波を発生し、一方の電力波増幅器は電力波送信周波数選択条件で周波数f 1 が選択されているときに、一方の電力波周波数発振器から出力される周波数f 1 の電力波を規定レベルまで増幅して出力し、他方の電力波増幅器は電力波送信周波数選択条件で周波数f 2 が選択されているときに、他方の電力波周波数発振器から出力される周波数f 2 の電力波を規定レベルまで増幅して出力し、電力波送信切替回路は電力波送信周波数選択条件に応じて周波数f1の電力波と周波数f2の電力波を切替えて車上子に送り、車上子の電力波送信部には周波数f1の共振回路と周波数f2の共振回路と、共振回路切替部を有し、周波数f 1 の共振回路は共振コンデンサと電力波送信アンテナの最大の巻き数で形成されるコイルで直列共振回路を構成し、周波数f 1 より高い周波数f 2 の共振回路は共振コンデンサと電力波送信アンテナの中間タップで形成される巻き数のコイルで直列共振回路を構成し、共振回路切替部は電力波送信周波数選択条件に応じて周波数f 1 の共振回路と周波数f 2 の共振回路を切替えて電力波伝送部から送られた電力波を送り出す」と記載されている。
特許第3842142号公報
前記特許文献1には、車上子の周波数f 1 の共振回路は共振コンデンサと電力波送信アンテナの最大の巻き数で形成されるコイルで直列共振回路を構成し、周波数f 1 より高い周波数f 2 の共振回路は共振コンデンサと電力波送信アンテナの中間タップで形成される巻き数のコイルで直列共振回路を構成し、共振回路切替部は電力波送信周波数選択条件に応じて周波数f 1 の共振回路と周波数f 2 の共振回路を切替えて電力波伝送部から送られた電力波を送り出すと記載されている。
しかし特許文献1の上記構成方法では、周波数f1送信時と周波数f2送信時とでは電力波送信アンテナの巻き数が変化する。つまり周波数f1送信時と周波数f2送信時とではアンテナの特性が変化し、アンテナ1ターンあたりのアンテナ電流と地上子に送り出す電力波の電力量との関係が変化する。仮にアンテナ送信電流をモニタして送信レベルを調整する場合、一定の電力を送信する場合にf1送信時とf2送信時とでは目標電流が変化し送信レベル調整が難しくなるので、送信レベル調整を容易にしたいという課題がある。
さらに前記特許文献1には、電力波伝送部は、2 組の電力波周波数発振器と電力波増幅器と、電力波送信切替回路を有し、どちらの出力を選択するかは電力波送信周波数選択条件により決まることが記載されている。つまり2 組の電力波周波数発振器と電力波増幅器のうち実際に車上子と接続して機能している電力波周波数発振器と電力波増幅器はどちらか一方であり、もう一方は機能していない。したがって上記構成では2組の回路の合計稼働率は0.5であり、実装回路を効率よく機能させることができない。また実装面積も2組分必要であることから電力波周波数切替を行わない従来の構成に対し2倍の実装面積が必要となる。
そこで本発明では、電力波周波数f1送信時と周波数f2送信時とで電力波送信アンテナのアンテナ巻き数を変化させずに、周波数が異なる複数の電力波に対応した複数の共振回路の切替が可能な、車上通信装置を提供する。
また、本発明では電力波送信周波数f1送信時と周波数f2送信時とで電力波周波数発振器の送信周波数を切替えることで2 組の電力波周波数発振器と電力波増幅器と、電力波送信切替回路を必要とせず、1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器のみで周波数が異なる複数の電力波送信を可能とする車上通信装置を提供する。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、車両の走行路に沿って配置される地上装置と無線通信により列車制御情報を送信または受信する情報波送受信アンテナと、前記地上子を駆動するための電力波であって、周波数が異なる複数の前記電力波を送信可能な、一意の固定巻き数からなる電力波送信アンテナと、
前記電力波送信アンテナに接続し、前記周波数が異なる複数の電力波の各々と共振をとるための複数の共振コンデンサと、前記複数の共振コンデンサと前記電力波送信アンテナとの接続および切断を選択的に切替え可能な共振回路切替部と、前記共振回路切替部に対して共振コンデンサを切替えるための指示を入力する切替指令入力と、を備えた車上子と、前記切替指令入力に対する切替指令および情報波送受信アンテナに対する情報波信号の入出力および前記電力波送信アンテナに対する電力波信号の出力を行うための車上送受信器と、を備え、前記車上送受信器の電力波生成部では1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器で電力波を生成し、電力波周波数選択部の指令に応じて前記電力波生成部から出力する電力波周波数と切替指令入力に対する切替指令を可変することで前記周波数が異なる複数の電力波と、前記車上子の共振周波数を一致させることを特徴とする。
本発明によれば、複数の異なる送信周波数の電力波を送信する場合において、周波数に応じた共振回路を切替えてもアンテナ巻き数を変化させる必要がないため、アンテナの特性が変化せず、従来の手法と比較して送信レベル制御を容易に行うことができる。アンテナ巻き数が一意の固定巻き数であるためアンテナの構造を簡略化し装置コスト低減が可能となる。
さらに本発明によれば1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器のみで複数の異なる送信周波数の電力波を生成することが可能であり、電力波生成部の実装面積を小さくするともに、1組のみで構成可能であることから装置コストを低減することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明で示す車上通信装置の構成ついて説明する図である。 本発明で示す車上通信装置を適用した列車情報制御装置の構成について一実施例を示す構成図である。 本発明で示す車上通信装置において、共振回路の切替え手順について示すフロー図である。 本発明で示す車上通信装置において、共振回路切替部を車上送受信器内部に構成した場合の構成図である。 本発明で示す車上通信装置において、共振周波数の差に相当する共振コンデンサを接続/非接続とすることで共振回路を構成する方法を説明する図である。 本発明で示す車上通信装置において、共振回路を2組用いて共振周波数切替えを実施する場合に共振回路切替部を車上子内に有する構成図である。 本発明で示す車上通信装置において、共振回路を2組用いて共振周波数切替えを実施する場合に電力波送信アンテナをレベルモニタアンテナ兼用とする構成図である 本発明で示す車上通信装置において、共振回路を2組用いて共振周波数切替えを実施する場合に共振回路切替部を車上送受信器内に有する構成図である。 本発明で示す車上通信装置において、リレー接点を共振回路用コンデンサの両端に配置する構成図である。
以下、本発明の実施形態の一例について、図を参照しつつ詳細に説明を行う。
図1は、本発明の車上通信装置の一実施例を示す構成図である。
同図において、車上通信装置の一例としてトランスポンダ送受信システムで使用する車上送受信器11と車上子1とを示している。車上子1は、例えば共振回路切替部13と、電力波送信アンテナ15および情報波送受信アンテナ16と、電力波送信アンテナ15と組み合わせで直列共振回路を構成する共振コンデンサ14から構成され、艤装線(車上子接続ケーブル)12を介して車上送受信器11に接続する。
本実施例における車上通信装置は、例えばトランスポンダ送受信システムで使用する車上子に適用でき、トランスポンダ送受信システムを用いる鉄道用保安システムATS−P(Automatic Train Stop−Pattern)や、自動運転システムであるATO(Automatic Train Operation)、デジタル式ATC(Automatic Train Control)などに適用できる。
図1の構成の詳細説明の前に、図2にて、本実施例品の車上通信装置を使用する環境の一例を説明する。
図2の実施形態では、例えばトランスポンダ送受信システムを用いて、列車21と地上信号システム間で列車制御情報や運転支援用の情報などを送受信するシステムを示す。
図2に示すように、列車21に搭載した車上子1は、車上送受信器11からの送受信情報を車上子1から地上子24へ電磁波として送受信し、地上側信号設備である地上子24と通信を行う。地上子24が自身で電源を持たない無電源地上子とよばれる地上子の場合は、列車21から地上子24を駆動するための電力を無線にて非接触で供給する必要があり、この無線で送信する電力を電力波と呼んでいる。電力波は一定周波数の無変調信号である。地上子24では、この無変調の電力波を受信後整流し、直流変換した電力で自身の地上子内の回路を起動し、列車21から電力波が供給されて回路が起動している間(つまり列車が地上子近傍に接近している間)地上子24から車上子1に対して制御情報を送信する。この制御情報の電磁波を情報波と呼ぶ。なお、制御情報は車両からも送信している。
このように、無電源地上子を起動するためには列車21から車上子1を介して電力を供給する必要があるが、この電力波の信号周波数は、区間や事業者により異なり、複数の周波数が存在する。これは、トランスポンダ送受信システムを導入する際に、既存の列車無線や沿線の設備と周波数干渉が生じない周波数を検討のうえ、その路線での電力波周波数を決定しているためである。
したがって、複数路線を相互乗り入れしている列車などで無電源地上子を駆動するためには、ある区間1は地上子24を駆動するための電力波として電力波周波数f1を送信する必要があり、ある区間2では地上子25を駆動するための電力波として電力波周波数f2を送信する必要が出てくる。
車上子1の電力波送信アンテナ15は、効率よく電力波を送信するために電力波送信アンテナ15のLとコンデンサのCでLC共振回路を構成し、特定のひとつの電力波周波数に共振周波数を合わせている。そのため、区間1と区間2で送信すべき電力波周波数が異なる場合、それぞれ区間1のf1を共振周波数とする区間1専用車上子と区間2のf2を共振周波数とする区間2専用車上子の少なくとも2台を設置することになり、車上子設置スペースが十分に確保できないことが想定される。本実施例では、このf1周波数の電力波とf2周波数の電力波を1つの車上子1で送信可能な構成とする。
図1の説明に戻ると、本実施例の車上通信装置は例えば車上子1と車上送受信器11と車上子1と車上送受信器11を接続する艤装線12から構成され、車上子1は共振回路切替部13と、共振コンデンサ14、電力波送信アンテナ15および情報波送受信アンテナ16から構成され、共振回路切替部13は共振コンデンサ14を切替えるためのスイッチやリレー接点131と、スイッチやリレー接点131を動作させるためのリレーコイル132から構成され、リレーコイル132には切替指令入力133が接続され、共振コンデンサ14は複数の異なる電力波周波数とLC共振をとるための周波数f1用コンデンサ”C1”141および周波数f2用コンデンサ”C2”142の2種のコンデンサを備える。
車上送受信器11は切替指令入力133を経由して共振回路切替部13に対する共振回路切替指令の出力と、情報波送受信アンテナ16に対する情報波信号の入出力と、電力波送信アンテナ15に対する電力波信号の出力を行う。車上送受信器11の電力波送信回路には電力波信号の出力を行う電力波生成部111と、送信出力する電力波周波数の選択および共振回路切替部13へ共振回路切替信号を出力する電力波周波数選択部114とを備え、電力波生成部111は少なくとも電力波周波数を生成するための電力波周波数発振器112と電力波を必要なレベルまで増幅するための電力波増幅器113を備える。
車上子1と車上送受信器11は艤装線12で接続される。艤装線は電力波送信線121と情報波送受信線122と共振回路切替指令信号線123を備える。
地上子とデータの送受信を行うためのアンテナである情報波送受信アンテナ16については、図1の実施構成では区間に応じて送受信周波数が変わることが無く、また共振回路を有さない構成のため共振回路切替部13と共振コンデンサ14を図示していないが、情報波についても共振を取る場合は電力波同様に、共振回路切替部13および共振コンデンサ14を構成することで共振周波数の切替が可能である。
この車上通信装置の動作を、図3の動作フローにて説明する。
車上送受信器11の電力波周波数選択部114は、線区や区間に応じて周波数f1またはf2のどちらの周波数の電力波を送信するか選択する(ステップ301)。このとき、送信すべき周波数がf2の場合、電力波周波数選択部114は、共振回路切替信号指令線123への信号印加を停止する(ステップ302)。ステップ302で共振回路切替信号指令線123への信号印加を停止すると、共振回路切替部13の共振回路切替リレーコイルへ132の電圧印加が停止するためリレーコイルが非励磁状態となる(ステップ303)。リレーコイルが非励磁状態となることで共振回路切替部13の共振回路切替リレー接点131が非動作状態となり(ステップ304)、その結果、周波数f2用の共振コンデンサ”C2”142が電力波送信アンテナ15に接続され、周波数f1用の共振コンデンサ”C1”141は電力波送信アンテナ15に非接続状態となる(ステップ305)。したがって電力波送信アンテナ15のインダクタLとf2用共振コンデンサ”C2”142のキャパシタCにて共振周波数f2となるLC直列共振回路を構成し、周波数f2に対する送信出力インピーダンスを最小とすることで電力波送信アンテナ15から地上装置に対して周波数f2の電力波が必要十分な電力量分送りだされる状態となる。最後に電力波周波数選択部114が周波数f2を電力波生成部111に設定し、車上送受信器11は周波数f2の電力波を車上子1に入力する(ステップ306)。以上により電力波送信アンテナ15から周波数f2の電力波が送信される(ステップ307)。なおステップ306を先に実施後にステップ302以降を実施しても構わない。
走行線区や区間が変化し、送信すべき周波数がf1となると、車上送受信器11の電力波周波数選択部114は、共振回路切替信号指令線123へ指令信号を印加する(ステップ308)。よって共振回路切替部13の共振回路切替リレーコイル132へリレーコイル駆動用電圧が印加されるためリレーコイルが励磁状態となる(ステップ309)。リレーコイルが励磁状態となることで共振回路切替部13の共振回路切替リレー接点131が動作状態となり(ステップ310)、その結果、周波数f1用の共振コンデンサ”C1”141が電力波送信アンテナ15に接続され、周波数f2用の共振コンデンサ”C2”142は電力波送信アンテナ15に非接続状態となる(ステップ311)。したがって電力波送信アンテナ15のインダクタLとf1用共振コンデンサ”C1”141のキャパシタCにて共振周波数f1となるLC直列共振回路を構成され、周波数f1に対する送信出力インピーダンスを最小とすることで電力波送信アンテナ15から地上装置に対して周波数f1の電力波が必要十分な電力量分送りだされる状態となる。最後に電力波周波数選択部114が周波数f1を電力波生成部111に設定し、車上送受信器11は周波数f1の電力波を車上子1に入力する(ステップ312)。以上により電力波送信アンテナ15から周波数f1の電力波が送信される(ステップ313)。なおステップ312を先に実施後にステップ308以降を実施しても構わない。
以上で示したように、本実施例での実施形態はLC共振回路の切替えのみであり、電力波送信アンテナ15は切替え前後で同一のアンテナを使用する。つまりアンテナの巻き数やL値はLC共振回路の切替え前後で変化することはない。従って、f1用共振コンデンサ”C1”141を接続して周波数f1となる電力波を送信する場合と、f2用共振コンデンサ”C2”142を接続して周波数f2となる電力波を送信する場合とで電力波送信アンテナ15の特性が変化することは無い。共振周波数のみがシフトすることとなる。アンテナ巻き数の変化がないため必要な電力量を地上に送信する際の電力波送信アンテナ15のアンテナ1ターンあたりの電流値は共振回路の切替前後で変化することは無く、アンテナ電流を監視して送信レベル制御やレベル低下故障検知を行う場合に共振回路の切替前後で監視する目標値や故障判定閾値は同一とすることができる。
また本発明本実施例の図1で示すように電力波周波数選択部114は、図2で運転区間切替SW(スイッチ)22や列車制御部23で示すような車上送受信器の外部の装置から入力される電力波周波数選択条件に応じて電力波周波数発振器112に対して送信周波数選択指令を、共振回路切替部13のリレーコイル132に対して共振回路切替指令信号を出力する。電力波周波数発振器112は電力波周波数と一致する任意の周波数の正弦波を演算する正弦波演算素子115と演算した正弦波をアナログ信号として出力するDA変換器116を備え、正弦波演算素子115はマイコンやCPUやDSPやFPGAなどの数値演算が可能な素子により構成する。正弦波演算素子115とDA変換器116は、DDS(Direct Digital Synthesizer)にて構成することも可能である。
電力波周波数選択部114からの指令に応じて、正弦波演算素子115で生成する正弦波の周波数を切替えることで、任意の複数の周波数を出力可能な発振器を構成することができ、周波数f1と周波数f2の両周波数を1つの電力波周波数発振器112で出力可能な構成となる。発振器からの出力は電力波の送信レベルまで電力波増幅器113で増幅したのち、電力波送信線121を経由して車上子1のLC直列共振回路に入力されることとなる。なお、電力波増幅器113の出力は必要に応じてフィルタでノイズを除去してから車上子1に入力してもよい。
以上のように電力波周波数選択部114の周波数選択指令を電力波周波数発振器112に入力し、かつ電力波周波数発振器112の構成は複数の周波数を切替出力可能な構成とすることで1組の電力波生成部111で周波数f1、f2の2つの異なる周波数の電力波を生成することが可能となる。したがって特許文献1で示される2組の電力波周波数発振器と電力波増幅器を1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器に削減できるだけではなく、電力波送信切替回路を排すことが可能となり、回路実装面積の縮減や実装部縮減による製造コスト低減が可能である。
図4は本実施例で示す車上通信装置において、共振回路切替部13を車上子1内部ではなく車上送受信器11内部に構成した場合の構成図である。図4に示すように、共振回路切替部13は車上送受信器11内部に構成しても共振コンデンサ14の切替は可能であり、機能上問題ない。一般的に車上子1の内部は防水・耐振動対策により樹脂モールドされるため分解不可構造である。したがって車上子1の内部に共振回路切替部13を構成するとリレーなどの機械的駆動部のメンテナンスが課題となるが、共振回路切替部13を車上送受信器11の内部に構成することで機械的駆動部のメンテナンス性が向上し動作信頼性を上げることが可能である。
図5は、本実施例で示す車上通信装置において、共振周波数の差に相当する共振コンデンサを接続/非接続とすることで共振回路を構成する方法を説明する図である。情報波送受信アンテナ16の構成は実施例1と同様であるため情報波送受信アンテナ16の図示は省略している。実施例1では、周波数f1用の共振コンデンサ”C1”141と周波数f2用の共振コンデンサ”C2”142を備え、送信する周波数に応じて共振回路切替部13にてどちらか一方の共振コンデンサ14を選択し、電力波送信アンテナ15に接続する方法を示した。
対して本実施例では、車上子1は共振回路切替部51と、共振コンデンサ53、電力波送信アンテナ15および情報波送受信アンテナ16(図示せず)から構成され、共振回路切替部51は共振コンデンサ53の”C3”54を接続するためスイッチやリレー接点52と、スイッチやリレー接点52を動作させるためのリレーコイルから構成され、共振コンデンサ53は”C3”54および”C4”55の2種のコンデンサを備えることを特徴とする。このとき”C4”55の容量は周波数f2において共振回路を構成する容量とし、”C3”54の容量は、周波数f1において共振回路を構成する容量から”C4”55の容量を引いた容量とする。周波数はf2>f1とする。
周波数f2送信時は、リレーコイルへの指令信号印加を停止することで”C4“55を電力波送信アンテナ15に接続する点は実施例1と同様であるが、周波数f1送信時は”C4“55を電力波送信アンテナから切り離さず、リレーコイルへの指令信号を印加することで”C3”54を電力波送信アンテナ15に追加接続する。このとき、”C3”54と”C4“55が並列接続となるように構成することで、電力波送信アンテナに接続されたコンデンサ容量はC3+C4となる。このC3+C4の容量が周波数f1時の共振容量となるようにC3を選択することで、”C4“55を電力波送信アンテナ15から切り離す必要なく周波数f1用の共振コンデンサ容量を構成可能となる。本実施例で示す方法を用いると、共振回路切替に用いる共振回路切替部51のリレー接点52の数を実施例1に対して削減可能である特徴がある。電力波送信アンテナ15の構成は実施例1と同様であるため周波数f1送信時とf2とでアンテナ巻き数や特性が変化することは無い。
なお、もちろん、リレー接点52に常開接点(a接点)を用いるのではなく、常閉接点(b接点)を用いることで、リレーコイルへの指令信号印加を停止時に“C1”54と“C2”55の両方が接続され周波数f1と共振可能な構成とし、リレーコイルへの指令信号印加時に“C2”55のみが接続され周波数f2と共振可能な構成としてもよい。
図6で示す実施例は、図1で示す実施例の構成から、電力波送信アンテナ15を、周波数f1用共振コンデンサ“C1”141に常時接続する電力波送信アンテナA62と、周波数f2用共振コンデンサ“C2”142に常時接続する電力波送信アンテナB63の2つのアンテナを用いる構成としたものである。本実施例においても情報波送受信アンテナは図示を省略している。共振回路切替部61によってf1用共振コンデンサ“C1”141選択時は電力波送信アンテナA62を用いて電力波を送信し、f2用共振コンデンサ“C2”142選択時は電力波送信アンテナB63を用いて電力波を送信する。
本実施例の構成のように、送信する電力波周波数に応じて複数の電力波送信アンテナを備える構成としても周波数が異なる複数の電力波送信に対応した車上通信装置を実現可能である。
なお、複数のアンテナを備えることで、電力波送信に使用していないいずれかのアンテナを、電力波送信レベルを監視するモニタアンテナとして活用することが可能である。
図7は本実施例で示す車上通信装置において、電力波送信アンテナをレベルモニタアンテナ兼用とする構成図である。周波数f1送信時に電力波送信に使用しないアンテナである電力波送信アンテナB63を、電力波送信アンテナA62の出力を監視するモニタアンテナとして使用し、周波数f2送信時に電力波送信に使用しないアンテナである電力波送信アンテナA62を、電力波送信アンテナB63の出力を監視するモニタアンテナとして使用する構成を示す。例えば周波数f1送信時は、電力波送信線121は電力波送信アンテナA62に接続され、電力波送信アンテナB63には接続されない。一方、電力波送信レベルモニタ線は、周波数f1送信時は電力波送信アンテナB63に接続され、電力波送信アンテナA62には接続されない。このとき、電力波送信アンテナA62から送信する周波数f1の電力波の一部電力を、電力波送信アンテナB63で受信し、その受信レベルを車上送受信器11にフィードバックすることで車上送受信器11で電力波送信アンテナA62からの電力波送信レベル監視が可能となる。なお、電力波送信レベルモニタ線72の終端抵抗73をハイインピーダンス接続とすることで、送信レベル監視に必要なわずかな電力のみを電力波送信レベルモニタ線72に分配し、地上子に対して送信する電力波の電力レベルを損なうことなくレベル監視が可能である。
また、図8は本実施例において共振回路切替部61を車上送受信器内に有する構成図である。実施例2同様に機械的駆動部のメンテナンス性が向上し動作信頼性を上げることが可能である。
なお、本実施例においても電力波送信アンテナA62と電力波送信アンテナB63とを同巻き数のアンテナとすることで共振回路切替前後でアンテナ巻き数は変化しない一意の固定巻き数のアンテナとなり、アンテナ特性は共振回路切替前後同一とすることが可能である。ただし電力波送信アンテナA62と電力波送信アンテナB63とを異なる巻き数で構成することももちろん可能である。
図9は本実施例で示す車上通信装置において、リレー接点を共振回路用コンデンサの両端に配置する構成図である。共振コンデンサの両端にリレー接点(入力側)93とリレー接点(出力側)94を設け、この2つのリレー接点はリレーコイル92への共振回路切替指令によって両方同時に動作する。
リレー接点を共振コンデンサの両端に設けることで、共振回路切替時に電力波送信アンテナ15との接続を切り離すコンデンサの両端を電力波送信アンテナ15から接続断可能となる。実施例1から実施例4の構成では、コンデンサ片端のみを電力波送信アンテナ15から切り離す構成を示したが、実施例1から実施例4において本実施例のように両端での接続、切り離しを実施することも可能である。
図2を改めて用いて、上記実施例1から実施例5で示した構成の車上通信装置の適用例を示す。
区間1において、車上送受信器11では地上子24が無電源地上子である場合に、地上子24を駆動するための電力波として周波数f1の電力波を車上送受信器11から車上子1に送信する。このとき、車上子1からは実施例1から実施例5で示したように、周波数f1に応じたLC共振回路が選択され、車上子1から周波数f1の電力波を地上に送信する。
車上送受信器11が周波数f1を送信するための方法(条件)として、運転台などに備わる運転区間切替SW22(スイッチ)の選択状態を車上送受信器11の電力波周波数選択部114に取り込む方法、車上送受信器11に接続する他の装置からの周波数選択情報を車上送受信器11の電力波周波数選択部114で受信し、周波数f1を選択する方法、
地上子24や地上子25内に、当該区間で必要とする電力波の周波数がいくつであるかを示すデータを格納し、格納データより地上子との通信情報内に、電力波周波数選択を示すビット情報を設け、車上送受信器11が地上子から受信した情報より電力波周波数選択部114で周波数f1を選択する方法、またはパルスカウンタなどを用いて走行区間を自己推定し、車上送受信器11の電力波周波数選択部114で周波数f1を選択する方法などが考えられる。地上子から受信した情報より電力波周波数選択部114で周波数f1を選択する方法の場合、電力波による地上子起動を必要としなくても地上子からの情報を受信可能な有電源地上子との通信情報内に、電力波周波数選択を示すビット情報を設け、車上送受信器11が地上子24から受信した情報より電力波周波数選択部114で周波数f1を選択する方法や、区間1に進入する前に送信している、f1以外の電力波周波数で起動する無電源地上子との通信情報内に、電力波周波数選択を示すビット情報を設け、車上送受信器11が地上子24から受信した情報より電力波周波数選択部114で周波数f1を選択する方法のどちらでも実施可能である。なおここで車上送受信器11に接続する他の装置とは、例えばATC、ATSなどの保安装置を含む列車制御部23などである。
列車が区間2に進入すると、運転区間切替SW22をはじめとする上記で説明した方法により区間2内で使用する無電源地上子25に対応した電力波周波数であるf2を選択する情報が車上送受信器11に設定され、車上送受信器11では周波数f2の電力波を送信する。このとき車上子1からは実施例1から実施例5で示したように、周波数f2に応じたLC共振回路が選択され、車上子から周波数f2の電力波を地上に送信する。
以上の構成および方法により、地上子を駆動するための電力波周波数が異なる複数の走行区間を走行する列車においても走行区間に応じて複数の周波数の電力波を送信し、地上−車上間の通信をひとつの車上子で行うことが可能となる。
なお、実施例1から実施例5では、トランスポンダ送受信システムにおける電力波周波数の切替および、周波数に応じた共振回路の切替について説明したが、もちろん、本発明は複数の信号周波数を送信し、またその複数の周波数に対応した複数の共振回路を利用する様々なシステムに適用することが可能である。
また、実施例1から実施例5では、2つの異なる信号周波数に対応した共振回路を切替える場合を例に説明したが、もちろん本発明で示す車上通信装置では3つ以上の周波数に応じて、共振回路を切替え、3つ以上の共振周波数を持つ信号を送信することも可能である。3つ以上の共振周波数を送信するためには、LC共振回路を構成するための共振用コンデンサを送信する周波数の種類分用意し、送信する電力波周波数に対応した共振用コンデンサのいずれか一つを、共振回路切替部で選択すればよい。
以上の説明のように、本発明によれば、電力波周波数f1送信時と周波数f2送信時とで電力波送信アンテナのアンテナ巻き数を変化させずに、周波数が異なる複数の電力波に対応した複数の共振回路の切替が可能な、車上通信装置を提供可能となる。アンテナ巻き数の変化がないため、必要な電力量を地上に送信する際の電力波送信アンテナ15のアンテナ1ターンあたりの電流値は共振回路の切替前後で変化することは無く、アンテナ電流を監視して送信レベル制御やレベル低下故障検知を行う場合に共振回路の切替前後で監視する目標値や故障判定閾値は同一とすることができる。またアンテナ巻き数が一意の固定巻き数であるため中間タップを有さず、アンテナの構造を簡略化し装置コスト低減が可能となる。
また、本発明によれば電力波周波数発振器の送信周波数を切替え可能な構成とすることで電力波周波数f1送信時と周波数f2送信時とで2組の電力波周波数発振器と電力波増幅器を必要とせず、1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器のみで周波数が異なる複数の電力波送信が可能となる車上通信装置を提供することができる。したがって本発明によれば、特許文献1で示される2組の電力波周波数発振器と電力波増幅器を1組の電力波周波数発振器と電力波増幅器に削減できるだけではなく、電力波送信切替回路を排すことが可能となる。したがって回路実装面積の縮減や実装部品縮減による製造コスト低減が可能である。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、等の情報は、メモリや、ハードディスク、等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 車上子
11 車上送受信器
111 電力波生成部
112 電力波周波数発振器
113 電力波増幅器
114 電力波周波数選択部
115 正弦波演算素子
116 DA変換器
12 艤装線
121 艤装線(電力波送信線)
122 艤装線(情報波送受信線)
123 艤装線(共振回路切替指令信号線)
13 共振回路切替部(2種のコンデンサを切替える構成)
131 リレー接点
132 リレーコイル
133 切替指令入力
14 共振コンデンサ
141 周波数f1用共振コンデンサC1
142 周波数f2用共振コンデンサC2
15 電力波送信アンテナ
16 情報波送受信アンテナ
21 列車
22 運転区間切替SW(スイッチ)
23 列車制御部
24 地上子(電力周波数f1対応)
25 地上子(電力周波数f2対応)
51 共振回路切替部(コンデンサを加算(減算)する構成)
52 リレー接点
53 共振コンデンサ
54 コンデンサC3
55 コンデンサC4
61 共振回路切替部(2対の共振回路を切替える構成)
62 電力波送信アンテナA
63 電力波送信アンテナB
71 共振回路切替部
72 電力波送信レベルモニタ線
73 終端抵抗
91 共振回路切替部(リレー接点をコンデンサ両端とした構成)
92 リレーコイル
93 リレー接点(入力側)
94 リレー接点(出力側)

Claims (6)

  1. 車両(21)の走行路に沿って配置される地上装置(24、25)を駆動する電力波を送信可能なアンテナであって、周波数が異なる複数の電力波を送信可能な、一意の固定巻き数からなる少なくとも一つ以上の電力波送信アンテナ(15)と、
    前記電力波送信アンテナ(15)に接続し、前記周波数が異なる複数の電力波の各々と共振をとる複数の共振コンデンサ(14)と、
    前記複数の共振コンデンサ(14)と前記電力波送信アンテナ(15)との接続および切断を選択的に切替え可能な共振回路切替部(13)と、
    前記共振回路切替部(13)に対して前記複数の共振コンデンサ(14)から任意の共振コンデンサを切替えるための切替指令入力(133)と、
    前記周波数が異なる複数の電力波を生成し、電力波信号を出力する電力波生成部(111)と、
    前記電力波信号の周波数選択及び切替指令信号を出力する電力波周波数選択部(114)を備え、
    前記電力波生成部(111)は1組の電力波周波数発振器(112)と電力波増幅器(113)と、
    を備えた車上通信装置において、
    前記電力波信号は前記電力波送信アンテナ(15)に対する入力信号であり、前記切替指令信号は前記切替指令入力(133)に対する指令信号であり、
    前記電力波周波数選択部(114)の指令に応じて前記切替指令信号の出力と前記電力波生成部(111)が出力する前記電力波信号の周波数を決定することで前記電力波送信アンテナ(15)から送信する電力波の周波数と、前記電力波送信アンテナ(15)の共振周波数を一致させ、
    前記複数の共振コンデンサ(14)は前記周波数が異なる複数の電力波の中で最も高い周波数の電力波に対応した共振容量となるコンデンサCfmax(55)と、
    前記最も高い周波数の電力波とそれ以外の周波数の電力波の周波数差分に応じた容量のコンデンサCdiff(54)を、前記最も高い周波数の電力波以外で、送信することができる電力波の数に応じて備え、
    前記共振回路切替部(13)は電力波周波数に応じて、前記最も高い周波数の電力波送信時は前記コンデンサCfmax(55)のみを前記電力波送信アンテナ(15)に接続し、それ以外の周波数の電力波送信時はコンデンサCfmax(55)に加え、周波数差分に応じた前記コンデンサCdiff(54)を前記電力波送信アンテナ(15)に追加接続する構成であることを特徴とする車上通信装置。
  2. 請求項1に記載の車上通信装置であって、
    前記電力波送信アンテナ(15)と、前記複数の共振コンデンサ(14)と、前記共振回路切替部(13)と、前記切替指令入力(133)と、からなる車上子(1)と、
    前記電力波生成部(111)と、前記電力波周波数選択部(114)と、からなる車上送受信器(11)により構成することを特徴とする車上通信装置。
  3. 請求項1に記載の車上通信装置であって、
    前記電力波送信アンテナ(15)と、前記複数の共振コンデンサ(14)と、からなる車上子(1)と、
    前記共振回路切替部(13)と、前記切替指令入力(133)と、前記電力波生成部(111)と、前記電力波周波数選択部(114)と、からなる車上送受信器(11)により構成することを特徴とする車上通信装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車上通信装置であって、
    前記共振回路切替部(13)は、前記複数の共振コンデンサ(14)のうち1つ以上を選択的に切替えて前記電力波送信アンテナ(15)に接続するためのリレー接点(131)と、
    前記切替指令入力(133)に基づいて前記リレー接点(131)を駆動するためのリレーコイル(132)と、を備えることを特徴とする車上通信装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の車上通信装置であって、
    前記車両(21)の走行路に沿って配置される地上装置(24、25)は、前記地上装置各々を設置する区間に応じた電力波の周波数を示す情報である電力波周波数切替指令を情報波信号として前記車上通信装置に送信し、
    前記車上通信装置は、前記情報波信号を送受信する情報波送受信アンテナ(16)を備え、
    前記車上通信装置の前記電力波周波数選択部(114)は、地上装置(24、25)から受信した前記情報波信号に含まれる前記電力波周波数切替指令に従って、
    前記電力波周波数選択部(114)から前記電力波生成部(111)および前記切替指令入力(133)に対する出力指令を決定することを特徴とする車上通信装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載の車上通信装置を搭載した車両(21)であって、前記車両(21)が走行する区間の地上装置(24、25)に対応した前記電力波の周波数を選択する手段を備える車両。
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