JP4776176B2 - 列車制御システムの車上無線装置 - Google Patents
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Description
この装置には、レール脇に設置された信号機と、この信号機に接続されレール付近(例えば中央)に設置された地上子とがあり、地上子は信号機の色と連動してその状態が変化するようになっている。
また列車には地上子の状態を読み取る車上子を含む車上無線装置があり、列車が地上子上を通過するときに、車上無線装置が地上子の状態を読み取る。
地上子が赤信号状態であることを車上無線装置が読み取ったときに、信号を無視して列車が通過しようとすると、車上無線装置は列車の走行を制御する装置にこの情報を伝え列車が自動的に停止する。
変周方式については特許文献1に詳細が説明されているが、その地上子の基本的な構造はコイルと、切り換え可能な複数のコンデンサとの並列共振回路で構成される。そして線路に沿って設置された信号機の色によりコンデンサの容量を切り替えて並列共振回路の共振周波数の違いで信号機の色を表現する。
トランスポンダ方式は車上子から送信された信号に応答するデジタルデータのビット情報の違いで信号機の色を表現する。
変周方式では車上子が地上子上を通過するとき、互いが電気的に結合し、地上子の共振周波数を車上子が読み取る仕組みになっている。またトランスポンダ方式ではFSKのデジタル通信で地上子の情報を読み取る仕組みになっている。したがって両方式の機器の構成は全く異なっており共用することはできない。変周方式の技術については特許文献1に記載されている。
両方式の機器を搭載する場合には、それだけ機器のコストが増大するし、また、この2つの方式の機器は、前述のように互いに全く異なる動作原理のものであり、その構成も異なるものであるため、両方式の機器を搭載するには2台分の機器スペースを確保しなければならない。
また、搭載した2台のATSのどちらを選択利用するかは運転士がスイッチで切り替えなければならない。
また、両方式の機器を搭載するには2台分の機器スペースを確保しなければならないが、スペースの確保が困難であるという課題があった。
また、ATSの種類を選択するスイッチの切り替え忘れが生じる恐れがあるという課題があった。
前記列車上に設置され、前記送信信号を前記第1及び第3の地上送受信装置の前記地上アンテナへ送信するとともに、前記変周された前記地上アンテナの前記共振周波数を読み取って前記列車信号機の表示内容と前記方式切換信号とを受信する変周車上アンテナと、
前記列車上に設置され、前記送信信号を前記第2及び第3の地上送受信装置の前記地上アンテナへ送信するとともに、前記地上アンテナから返信された前記トランスポンダ方式の前記列車信号機の表示内容と前記方式切換信号とを受信するトランスポンダ車上アンテナと、
前記変周方式に対応し、前記変周車上アンテナに対して前記送信信号を給電する動作の実行手順と、前記変周車上アンテナで読み取った前記第1の地上送受信装置の前記列車信号機の前記表示内容を演算する動作の実行手順とを含む第1のプログラム、及び、前記トランスポンダ方式に対応し、前記トランスポンダ車上アンテナに対して前記送信信号を給電する動作の実行手順と、前記トランスポンダ車上アンテナで受信した前記第2の地上送受信装置からの前記列車信号機の前記表示内容を演算する動作の実行手順とを含む第2のプログラムとを含む記憶手段と、
前記第1または第2のプログラムのうち実行すべきプログラムを指定する切換スイッチと、
前記切換スイッチが指定した前記第1または第2のプログラムを前記記憶手段から読み出して実行し、前記列車信号機の表示内容を演算する1つの論理演算装置とを備え、
前記第1のプログラムは、前記変周車上アンテナで受信した前記変周方式の前記方式切換信号によって前記切換スイッチを今までと異なる側へ動作させる実行手順である第3のプログラムを含み、
前記第2のプログラムは、前記トランスポンダ車上アンテナで受信した前記トランスポンダ方式の前記方式切換信号によって前記切換スイッチを今までと異なる側へ動作させる実行手順である第4のプログラムを含むようにしたものである。
また、切替えスイッチを自動化したものでは、切替えスイッチを操作し忘れたためにシステムが機能していないまま走行してしまうという恐れがなくなり、安全性が向上できる。
図1に本発明の実施の形態1の列車制御システムの車上無線装置の構成を示す。理解をたすけるため、ここでは、まず2つの方式のみが用いられている例について説明する。
図1において、車両1上に、鉄道線路2(以下、線路という)の近傍に設置された変周方式の地上子90aと通信する変周車上アンテナ111(変周アンテナまたは変周車上子とも言う)と、前記地上子90aから相当の距離離れて設置されたトランスポンダ方式の地上子90bと通信するトランスポンダ車上アンテナ112(トランスポンダアンテナまたはトランスポンダ車上子ともいう)とが設置されている。
変周アンテナ111には送信増幅器107の出力端と受信増幅器109の入力端とが接続されている。また、トランスポンダアンテナ112には送信増幅器108の出力端と受信増幅器110の入力端とが接続されている。送信増幅器107と108にはD/A変換器103と104が、また、受信増幅器109と110にはA/D変換器105と106が接続されている。これらD/A変換器とA/D変換器はいわゆる論理演算素子などを用いた論理演算装置101に接続され、論理演算装置101にはその動作のために必要なメモリ102が接続されている。また、外部指令で、又は手動で操作される切り替えスイッチ113が接続されている。
変周方式の地上子90aは第1の地上送受信装置という。トランスポンダ方式の地上子90bは第2の地上送受信装置という。
D/A変換器103、104は論理演算装置101が出力するデジタル信号をアナログ信号に変換する装置である。D/A変換器103、104の出力はそれぞれ送信増幅器107、108に入力される。送信増幅器107、108ではそれぞれ適切な出力電圧レベルになるように予めそれぞれ別々に設定した利得に従い入力信号を増幅して出力する。送信増幅器107及び108の出力は変周アンテナ111、またはトランスポンダ車上子アンテナ112に入力され線路付近に設置された地上子90に向かって送信される。
変周アンテナ111、トランスポンダアンテナl12の出力は受信増幅器109、110に入力される。受信増幅器109、110ではそれぞれ次段のA/D変換器105,106に入力するのに適した電圧レベルになるように予めそれぞれ別々に設定した利得に従い、アンテナからの入力信号を増幅して出力する。受信増幅器109、110の出力はA/D変換器105、106に入力され、アナログ信号がデジタル信号に変換され論理演算装置101に入力される。
現在すでに設置されている変周方式の地上子など既設設備では、約50kHzから約150kHzの周波数帯域が用いられているので、変周アンテナ111を含む系統をこの周波数の変周方式に対応させる。また既設のトランスポンダ方式では約1MHz〜約3MHzの周波数帯域が用いられているので、トランスポンダアンテナ112を含む系統をこの周波数のトランスポンダ方式に対応させる。対応させるとは増幅器や車上子アンテナの周波数特性が各周波数帯域において適切な性能を発揮するように構成することである。無論、地上側設備を含めて新規に構成する場合は上記周波数に限定されるものではない。
まず、変周方式の列車自動停止装置に対応する動作について図2により説明する。
増幅部201、移相部202、帯域通過フィルタ205、判定部206は論理演算装置101で実行可能な実行手順で記述されたもので、メモリ102に記録されたものである。
D/A出力ポート203はD/A変換器103との接続インターフェイスであり、論理演算装置101内で演算されてD/A出力ポート203に書き込まれた値はD/A変換器103でアナログ信号に変換される。
A/D入力ポート204はA/D変換器105との接続インターフェイスであり、A/D変換器105に入力された信号はデジタルに変換されA/D入力ポート204から入力される。
図3においてD/A出力ポート303はD/A変換器104との接続インターフェイスであり、D/A出力ポートに書き込んだ値はD/A変換器104でアナログ信号に変換され出力される。A/D入力ポート304はA/D変換器106との接続インターフェイスであり、A/D変換器106に入力した信号は、デジタルに変換されA/D入力ポート304から出力される。
図3において、送信データ生成部301、FSK変調部302、D/A出力ポート303は送信部を構成し、A/D入力ポート304、FSK復調部305(FSKとはFrequency Shift Keyingのことである。)、受信データ解析部306は受信部を構成している。
送信データ生成部301は予め定めたデータフレームフォーマットに従って送信情報をコード化したビットデータを出力する。ビットデータはFSK変調部302に入力される。FSK変調部302はビットデータに対応し予め定められた周波数の送信信号を出力する。
この送信信号はD/A出力ポート303に送られる。この信号はその後、すでに説明したように、トランスポンダ車上子アンテナ112に入力され、地上子に対し送信される。
FSK復調部305の構成としてはデジタルPLL(フェイズ・ロック・ループ)などで構成できる。FSKの復調にはPLLのアナログ回路がよく用いられ、これをデジタルで構成したものでFSK信号は復調できる。
トランスポンダ方式の列車自動停止装置では、地上子90bは車上子からの信号を受信したとき、列車信号機の表示内容に応じた内容のビットデータを予め定めた通信フレームに挿入しFSK変調して車上子に返信する。
これにより車上無線装置一台で様々な列車制御システムの方式に対応することが可能となる。また、将来、新しい処理方式が加わった場合でも実行手順を書き換える、又は書き加えるだけで対応できる。
上記説明で言う変周アンテナ111はこの発明で言う第1の車上アンテナである。
地上子アンテナは、変周アンテナであれ、トランスポンダアンテナであれ、この発明で言う1つの列車信号機の表示内容を1種類の電気信号によって送信する1つの地上アンテナである。
車上アンテナは、変周アンテナであれ、トランスポンダアンテナであれ、この発明で言う複数の地上アンテナへ送信し得る、複数の地上アンテナから送信された複数種類の電気信号を受信しえるアンテナである。
図2に示す変周方式の処理を行う実行手順はこの発明に言う第1のプログラム、図3に示すトランスポンダ方式の処理を行う実行手順はこの発明に言う第2のプログラムである。
メモリ102はこの発明に言う記憶手段である。
図4に実施の形態2の列車制御システムの車上無線装置を示す。図に記載の各符号の示すものは実施の形態1と同じである。この車上無線装置は図2、3に示した実行手順を搭載し動作できる。
実施の形態1では切り替えスイッチ113により実行手順を切り替えた。即ち選択されたどれか一つのプログラムのみが動作するものであった。
本実施の形態2ではリアルタイムOSを論理演算装置101で実行する。図2、図3で示したそれぞれの実行手順をタスクとしてリアルタイムOSに登録する。これによりリアルタイムOSは予め定めたスケジューラによって各タスクを逐次処理、あるいは交互に処理する。これにより所謂、一般のリアルタイムOS上を走るタスクと同じように各タスクプロセスは平行(見かけ上、同時)に動作する。よって、複数の方式のATSの信号処理は見かけ上、同時に実行される。
どちらかの方式の地上子から赤信号が検出されたとき、他方の方式の地上子は離れた場所にあるため当然何の信号も検出されていないわけだが、論理演算装置101は赤信号の検出にもとづいて、実施の形態1で説明したような列車停止処置をおこなう。
新しい方式、あるいは同じ方式でも周波数変更などの仕様の変更の必要が生じた場合でも、新しい仕様に対応するタスクを追加登録するだけで済み、ハードウェアの改造をほとんど伴わないという効果も得られる。
実施の形態1と実施の形態2の説明では車上の変周方式のアンテナ111とトランスポンダ方式のアンテナ112は、別々のものとして設けられていると説明した。これは本願出願時点で、使用されている周波数が両方式間で異なるものが普及しているという実情から、アンテナの構造やサイズが異なっており、従来のままでは共用できないためである。そのため、A/D変換器、D/A変換器や増幅器などのアナログ処理系統も2系統図示した。
しかしながら、1個のアンテナを複数の周波数に共振するように構成する技術、たとえば共振回路中にいわゆるトラップを挿入する技術とか、高調波に共振させる技術などによって複数の共振周波数を持たせる技術は、無線工学分野ではよく知られた技術であり、これらの技術を応用すれば両方の方式に対応できるATS車上子用アンテナを構成することも可能である。したがって変周方式とトランスポンダ方式の両方に使用できるアンテナ120(広帯域アンテナとも言う)を用いた場合、実施の形態1、2で説明した2系統の構成は不要となり、図5に示すように1系統の構成とすることができる。この場合アンテナと同様に、増幅器やA/D,D/A変換器なども両仕様に対応できるものとすることは言うまでもない。このようにハードウェア部分を共用とした場合も、論理演算処理装置101の内部では複数のタスクを使用しなければならないことは言うまでもない。
実施の形態1の切換えスイッチ113を自動切換えのスイッチとする第1の方法について説明する。
実施の形態1の図1の構成のままでは、切換えスイッチ113を手動操作して選択すべきプログラムを切り替えなければならないので、切り替え忘れが生じる恐れがあり、このままでは従来のように方式の異なる2種類の装置を設置した場合と変わりがない。そこで、図6に示すように変周方式の地上子アンテナ92が設置されている路線区間と、トランスポンダ方式の地上子アンテナ93が設置されている路線区間との間の境目に、方式切換地上子94を設置する。
方式切換地上子94は、1個の変周方式の地上子92と、1個のトランスポンダ方式の地上子93とで構成され、このいずれもが図7に示すように、特定の信号機の色を示す状態81とは異なる信号状態82(説明の都合上方式切換信号という)を常時示すように構成しておく。
方式切換地上子94はこの発明に言う第3の地上送受信装置である。
帯域通過フィルタ(図2の205)にはあらかじめ赤信号の状態対応だけでなく、方式切換信号状態82にも対応する検出フィルタが設定されている(図7)。
即ち、論理演算装置101は、帯域通過フィルタ(図2の205)に設定された方式切換信号状態82を検出するフィルタ、または、受信データ解析部(図3の306)によって方式切換を検出する。
そして、方式切換状態を検出した場合、切換スイッチ113を今までと異なる側へシフトさせることにより、自動的に選択内容を切り替えることができる。これによって列車が方式の異なる区間へと進入する都度、方式の選択が切り替えられる。上記処理を行うプログラムは変周方式処理を行うプログラムの内部に第3のプログラムとして挿入されているとともに、トランスポンダ処理を行うプログラムの内部にも第4のプログラムとしてあらかじめ挿入されている。
もちろん、単純に警報音や警報ランプにより運転士に通知するだけとしてもよい。
1路線上に3つ以上の方式が用いられている場合には、方式切換信号は単純な切換ではなく、車両がこれから進行する側の方式の種類を示す信号としてもよい。車両の進行方向は一般には確定しているので、この信号を受信したら、指示された今後の方式を自動的に選択する。
切替えスイッチ113を自動切換えする第2の方法について説明する。
列車には走行距離をカウントして、例えば終点からの距離を知り、現在位置を知ることができる装置が設置されているものもある。この場合、実施の形態4の図7に示した変周地上アンテナ92とトランスポンダ地上アンテナ93の鉄道線路2に沿った設置位置は既知であるから、これらの配置の境界位置に対する現在位置も当然知ることができる(位置検出手段という)。したがって、この距離情報から車両が境界に到達したことを知り、これによって切替えスイッチ113を自動的に切替えるようにしてもよい。
切替えスイッチ113の第3の自動切換え方法について説明する。
メモリ102に記憶している実行手順を、変周車上アンテナ111又はトランスポンダ車上アンテナ112に送信信号を給電し、地上アンテナが出力する信号を受信して地上アンテナからの応答の有無を検出する応答検出プログラムと、
車上の各アンテナから受信した信号を解析して地上アンテナの状態を検出する解析プログラムとに分けて構成しておく。
そして、応答検出プログラムは切換スイッチ113の選択にかかわらず常時動作するようにしておく。例えば、切換スイッチ113が変周方式を選択しているとき、変周方式の全ての処理が実行されているとともに、トランスポンダ処理のうちの前述の応答プログラムだけは実行されている。したがって車両が変周方式の区間から抜け出して、トランスポンダ区間へ入ると、切換スイッチは変周を選択していてもトランスポンダの応答検出プログラムによってトランスポンダ地上アンテナからの応答信号を検出する。この後、切替えスイッチ113は応答検出プログラムによって検出された地上アンテナの種類に対応して変周又はトランスポンダのプログラムを選択するように、自動的に切替えられる。
90b トランスポンダ地上子、 91 出力信号、
92 変周地上子、 93 トランスポンダ地上子、 94 方式切換地上子、
101 論理演算処理装置、 102 メモリ、
103、104 D/A変換器、 105、106 A/D変換器、
107、108 送信増幅器、 109、110 受信増幅器、
111 変周(車上)アンテナ、 112 トランスポンダ(車上)アンテナ、
113 切換スイッチ、 120 広帯域アンテナ、
205 帯域通過フィルタ、 206 判定部、 306 受信データ解析部。
Claims (1)
- 複数の列車信号機が設置された鉄道線路を走行する列車から送信された送信信号に対し、内部の共振回路の共振周波数を前記列車信号機の表示内容に対応する周波数に切替えることによって返信する変周方式の地上アンテナを有する第1の地上送受信装置と、前記列車から送信された送信信号に対し、前記列車信号機の表示内容に対応した応答をトランスポンダ方式の電気信号として返信する地上アンテナを有する第2の地上送受信装置と、前記第1の地上送受信装置が設置された区間と前記第2の地上送受信装置が設置された区間とを区切る線路上の位置に設置され、方式切換信号を、前記列車から送信された前記送信信号に応じて、変周方式で返信する地上アンテナ並びにトランスポンダ方式の電気信号として返信する地上アンテナを有する第3の地上送受信装置とを、複数の前記列車信号機が設置された1つの鉄道線路に設置し、前記鉄道線路を走行する列車上で前記電気信号を受信して、前記列車信号機の前記表示内容を認識する列車制御システムの車上無線装置であって、
前記列車上に設置され、前記送信信号を前記第1及び第3の地上送受信装置の前記地上アンテナへ送信するとともに、前記変周された前記地上アンテナの前記共振周波数を読み取って前記列車信号機の表示内容と前記方式切換信号とを受信する変周車上アンテナと、
前記列車上に設置され、前記送信信号を前記第2及び第3の地上送受信装置の前記地上アンテナへ送信するとともに、前記地上アンテナから返信された前記トランスポンダ方式の前記列車信号機の表示内容と前記方式切換信号とを受信するトランスポンダ車上アンテナと、
前記変周方式に対応し、前記変周車上アンテナに対して前記送信信号を給電する動作の実行手順と、前記変周車上アンテナで読み取った前記第1の地上送受信装置の前記列車信号機の前記表示内容を演算する動作の実行手順とを含む第1のプログラム、及び、前記トランスポンダ方式に対応し、前記トランスポンダ車上アンテナに対して前記送信信号を給電する動作の実行手順と、前記トランスポンダ車上アンテナで受信した前記第2の地上送受信装置からの前記列車信号機の前記表示内容を演算する動作の実行手順とを含む第2のプログラムとを含む記憶手段と、
前記第1または第2のプログラムのうち実行すべきプログラムを指定する切換スイッチと、
前記切換スイッチが指定した前記第1または第2のプログラムを前記記憶手段から読み出して実行し、前記列車信号機の表示内容を演算する1つの論理演算装置とを備え、
前記第1のプログラムは、前記変周車上アンテナで受信した前記変周方式の前記方式切換信号によって前記切換スイッチを今までと異なる側へ動作させる実行手順である第3のプログラムを含み、
前記第2のプログラムは、前記トランスポンダ車上アンテナで受信した前記トランスポンダ方式の前記方式切換信号によって前記切換スイッチを今までと異なる側へ動作させる実行手順である第4のプログラムを含むものであることを特徴とする列車制御システムの車上無線装置。
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