JP4493947B2 - 鼻下塗布用スティック - Google Patents

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Description

本発明は上唇と鼻孔との間における領域(人中近傍)に塗布して揮発精油成分を鼻腔内に導入して鼻をすっきりさせると共に、塗布領域の皮膚を保護して炎症を抑えるための鼻下塗布用スティックに関する。さらに詳しくは本発明は、乳幼児等の小児の上唇と鼻孔との間における領域に塗布するのに特に適した、鼻腔内に揮発精油成分を導入して鼻をすっきりさせると共に、塗布領域の皮膚を保護して炎症を抑えるための鼻下塗布用スティックに関する。
ユーカリ油、ハッカ油などは、いびき症を低減するなどの作用効果があるとされており、たとえば特許文献1(特開平8−333244号公報)には、ユーカリ油、ハッカ油、メントール、シネオールのいずれか一種以上を有効成分として含有する製剤であって、いびき症を予防若しくは治療する組成物の発明が開示されており、この組成物は、液剤、軟膏剤、クリーム剤、錠剤、マイクロカプセル剤、スプレー剤などのいずれでもよく、塗布、貼付、吸入、その他の医学的に許容できる方法によって蒸散成分を鼻から吸入しうるようになされることが開示されている。さらに、この治療薬は、願わくば鼻孔付近に塗布または添付することにより、睡眠姿勢のまま鼻腔吸入できる塗布方法により適用することが好ましいと記載されている。
しかしながら、この特許文献1に開示されている発明は、いびき症の予防あるいは治療のための組成物であり、鼻の通りよくし、さらに頻繁に鼻をかむことによって起こる鼻下の炎症を予防、低減することに関しては記載されていない。
いびき症は、一般に、成人に見られる症状であり、通常は乳幼児はいびきをかかない。
また、特許文献2(特開2002−241310号公報)には、局所適用時に不快な使用感を有する抗インフルエンザウイルス成分と揮発精油成分を配合することを特徴とする局所適用組成物の発明が開示されており、この揮発精油成分として、メントール、カンフル、ハッカ油、ユーカリ油などが使用されている。しかしながら、このような局所適用組成物は、点鼻約あるいは鼻噴霧剤として使用されており、鼻腔内に直接適用ずるものであり、抗インフルエンザウイルス成分を使用する際の不快感を、揮発精油成分によりマスキングしているに過ぎず、また、鼻汁等によってあれた鼻下領域における皮膚に対する保護や消炎効果はない。
また、小児用の風邪薬として、メントールなどを含有するシップ剤を、胸あるいは喉などに貼着する薬剤が知られているが、このような風邪薬は、鼻との距離があるので、鼻の通りをよくするような量のメントールを、鼻腔から吸収されることはなく、鼻下領域における皮膚への保護等の効果はない。
本発明者は、このような薬剤とは全く異なり、風邪あるいはアレルギー症などによる鼻つまり感を解消し、さらに、このような鼻つまりの際に繰り返し鼻をかむことにより、ティッシュペーパーとの接触による鼻下の保護を行うと共に、炎症を防止するために、油性基材に特定の揮発精油成分を配合してスティック状に賦形したクリームが非常に有効であることを見出した。
特開平8−333244号公報 特開2002−241310号公報
すなわち、本発明は、鼻の通りをよくすると共に、鼻をかむことによる鼻下の炎症などを予防し、さらに炎症を低減することが可能な鼻下塗布用スティックを提供することを目的としている。
さらに本発明は、鼻の通りをよくすると共に、鼻をかむことによる鼻下の炎症などを予防し、さらに炎症を低減することが可能な乳幼児に好適に使用される鼻下塗布用スティックを提供することを目的としている。
本発明の小児用鼻下塗布用スティックは、ユーカリ油およびハッカ油を含む揮発精油成分が融点60℃以上の油性基材中に分散されたワックススティックであって、
該揮発精油成分として、該ワックススティック(100重量部)中に、ユーカリ油が0.5〜3重量部の範囲内の量、ハッカ油が0.01〜1重量部の範囲内の量であって、ユーカリ油:ハッカ油との配合比率が10:1〜1:1の範囲内の比率で含有されており、
滑剤として、平均粒子径0.1〜40.0μmの範囲内とされた有機または無機の球状粉体を、該ワックススティック(100重量部)中に、0.01〜20.0重量部の範囲内の量で含有されており、
消炎剤として、グリチルリチン酸アルキルエステルを主成分とし、該ワックススティック(100重量部)中に、0.01〜1重量部の範囲内の量で含有されており、
回転により繰り出し可能なスティック容器に収納され、鼻下に塗布し、該塗布されたワックス中に含有される揮発精油成分を鼻から吸引できるようにされてなる
本発明の鼻下塗布用スティックは、唇と鼻の間の皮膚、あるいは鼻腔の周辺に塗布して呼吸することにより、この鼻下塗布用スティック中に含有される揮発精油成分を鼻腔内に吸入するためのものである。特に本発明の鼻下塗布用スティックに、滑材および消炎剤を配合することにより、鼻をかむことにより鼻の下の炎症を防止することができる。さらに、本発明の鼻下塗布用スティックは、油性基材と共に塗付されたユーカリ油および/またはハッカ油を含む揮発精油成分が、鼻腔内に導入されることにより、鼻腔内における炎症を抑え、鼻の通りがよくなる。しかも、スティックタイプなので携帯が容易であり、手が汚れることがない上に、操作性にも優れ、塗りやすい。
本発明の鼻下塗布用スティックは、ユーカリ油およびハッカ油の二種類の両方またはいずれかの揮発精油成分と消炎剤が油性基材中に含有されてなり、さらに、好適には滑材と保湿剤とを含有する。このスティックを用いて、この油剤を鼻の下に塗布することにより、ユーカリ油やハッカ油の揮発精油成分が鼻腔内に侵入して鼻の通りをよくすると共に、滑材、消炎剤、保湿剤さらに油性基材によって鼻の下が保護されるので、鼻水だけでなく、ティッシュペーパーで鼻をかみ続けても鼻の下が炎症するのを防止できる。しかも、本発明の鼻下塗布用スティックは、上記のようにスティック状であるので、携帯に便利であり、操作性に優れ、しかもこのスティックを鼻下に塗布しても、塗布した部分がべたつくことがない。
特に本発明の鼻下塗布用スティックは、鼻つまりを起こしやすく、皮膚の弱い乳幼児の鼻下に塗布するのに好適である。
次に本発明の鼻下塗布用スティックについて具体的に説明する。
本発明の鼻下塗布用スティックは、スティック状に賦形された油性基材と、この油性基材中に含有される揮発性精油成分を有する。
本発明の鼻下塗布用スティックを形成する油性基材は、融点が60℃以上になるように各種の油剤、ワックス類が組み合わされて形成されている。
本発明において、油性基材を形成する油剤あるいはワックス類の例としては、キャンデラロウ、カウナバロウ、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、トリオクタノイン、セル
シン、テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル、ヘキサヒロドキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、その他、液状油としてはサフラワー油、大豆油、ブドウ種子油、ゴマ油、小麦胚芽油、アボガド油、オリブ油、ヒマシ油、マカデミアナッツ油、メドフォーム油糖の植物性油、ミンク油、タートル油、液状ラノリン等の動物性油、流動パラフィン、スクワラン、重質流動イソパラフィン、ポリブテン等の炭化水素類、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル等の低級アルコールの脂肪酸エステル、イソノナン酸2−エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル等の高級アルコールの脂肪酸エステル、リンゴ酸ジイソステアリル、乳酸セチル等の高級アルコールのオキシ酸エステル、トリカプリル酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジイソステアリン酸プロピレングリコール、2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール等の多価アルコールの脂肪酸エステル、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等のシリコーン油、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロカーボン等のフッ素油等が挙げられ、さらに、常温で固形状の油性成分として、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、キャンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、固形パラフィン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素油、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン(ベヘニン)酸等の高級脂肪酸、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等を挙げることができる。これらの油剤およびワックス類は単独であるいは組み合わせて使用することができる。そして、本発明においては、上記のような油性基材は、その融点が60℃以上、好ましくは60〜90℃の範囲内になるように組み合わせて使用される。このように油性基材の融点を制御することにより、本発明の鼻下塗布用スティックを携帯しても、スティックの形状が崩れることがなく、また、塗布の際に皮膚と接触することにより、皮膚と接触し得るスティックの表面が溶け出し、鼻下に良好な油性基材の被膜を形成することができると共に、塗布量が過度に多くならずに、形成される被膜中における揮発精油成分の量を好適な量に調整することができる。このため、鼻下領域に対して、鼻水や、鼻水を拭き取る際にティシュ等で皮膚があれる前に被膜を形成し、皮膚を保護する。
本発明の鼻下塗布用スティックを形成するワックススティックには、揮発精油成分が含有されており、ここで揮発精油成分は、ユーカリ油、ハッカ油、または、ユーカリ油とハッカ油とを含む混合油のいずれかを含むものであり、特に本発明の鼻下塗布用スティックを形成するワックススティックには、ユーカリ油とハッカ油とを含む混合油が含有されていることが好ましい。このようなユーカリ油とハッカ油とを組み合わせることにより、これらの成分が鼻腔内に導入されることにより、鼻腔内のアレルギー症状を沈静させることができる。したがって、アレルギー症状に伴う体液の分泌が抑制されることにより、鼻水が止まり、鼻の通りがよくなる。
本発明の鼻下塗布用スティック中における上記揮発精油成分は、ワックススティック(100重量部)中に、ユーカリ油は、通常は、0.5〜3重量部の範囲内、好ましくは0.7〜2.5重量部の範囲内の量で含有されており、ハッカ油は、通常は0.01〜1重量部の範囲内、好ましくは0.03〜0.8重量部の範囲内の量で含有されている。さらに、ユーカリ油の配合量とハッカ油の配合量とは、重量比で、通常は、10:1〜1:1の範囲内、好ましくは8:1〜3:1の範囲内になるような量で配合することが好ましい。
このような範囲内の量でユーカリ油とハッカ油とを使用することにより、鼻腔内に供給される揮発精油成分が、吸入されて、鼻腔壁における炎症を鎮め、鼻腔壁からの体液の分泌を効率よく抑制し、さらに、これらの揮発精油成分の一部は、咽頭から気管にも到達し、呼吸を楽にすることができる。ユーカリ油だけでは、呼吸の楽にする作用効果は低く、ユーカリ油に上記のような量のハッカ油を加えて使用することにより、鼻の通りがよくなると共に、非常に爽快感が増す。
このように本発明の鼻下塗布用スティックでは、上記特定の揮発精油成分を配合することにより、所定の効果が奏されるのであって、特に他の揮発精油成分を配合することを特に要するものではないが、他の揮発精油成分を用いることができる。ここで使用される他の揮発精油成分としては、ペパーミント油、メントール、シネオール、カンフルなどの揮発精油成分を単独であるいは組み合わせて併用することも可能である。
そして、このような他の揮発精油成分は、ユーカリ油および/ハッカ油からなる揮発精油成分の全使用量に対して、1/10以下の量、好ましくは1/20以下の量で使用することができる。
本発明の鼻下塗布用スティックにおいては、上記のような成分に加えて、滑材を配合することが好ましい。
ここで使用することができる滑材としては、無機滑材および有機滑材共に使用でき、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、無水珪酸等の無機粉体、結晶セルロース、ポリ(メタ)アクリル酸エステル(メチル、エチルエステル)、ナイロンパウダー、ポリビニルピロリドン,ウレタンパウダー、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体、シロキサン結合が三次元的に伸びた網状構造をなし、ケイ素原子1個にメチル基が結合した無機と有機の中間構造を有するポリメチルシルセスキオキサン粉末、異種のオルガノポリシロキサンエラストマーからなる複合粉体等がある。また、それらの球状粉体は、多孔質の粒子、及び無孔質の粒子のいずれも用いることができる。球状粉体の形状としては、真球状、および球に類似する形状を挙げることができる。またこれらの球状粉体は表面が親水性であっても疎水性であってもよい。疎水化処理の方法としては、メチルハイドロジェンポリシロキサンを用いたコーティング焼き付け処理、金属石鹸、脂肪酸デキストリン、トリメチルシロキシケイ酸、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等によるコーティング等が挙げられる。これらの滑材は単独であるいは組み合わせて使用することができる。本発明で滑材として好適に使用される球状粉体としては、たとえば、平均粒子径が通常は0.1〜40.0μm、好ましくは0.5〜30.0μmの球状粉体が好適である。このような平均粒子径を有する微粉末状の球状粉体は、ワックススティックに配合しても、ワックススティックのきめが粗くなることはなく、皮膚の表面に付着してティッシュペーパーなどを用いて繰り返し鼻をかんだ時の、ティッシュペーパーと皮膚との摩擦を低減することができる。このような球状粉体よりなる滑材は、ワックススティック(100重量部)中に、通常は0.01〜20.0重量部の範囲内の量、好ましくは0.1〜10.0重量部の範囲内の量で配合される。滑材としてこのような量で微粉末状の球状粉体を配合することにより、皮膚に良好な滑性を付与することができると共に、このよう
な滑材の配合によってもワックススティックの強度などが低下しない。
本発明の鼻下塗布用スティックには、さらに、皮膚を保護するための消炎剤成分が含有されている。
すなわち、風邪あるいはアレルギーなどによって鼻水が出るが、これをぬぐい続けると、鼻の周囲、特に鼻の下がティッシュペーパーなどとの接触により炎症を起こして、ひどい場合には鼻の下がただれることがある。特に皮膚の弱い乳幼児は、こうした鼻の下のただれが発生しやすい。本発明の鼻下塗布用スティックに、消炎剤成分を配合することにより、上記の油性基材や滑材と共同して、こうした鼻の下の皮膚のただれの発生を低減すると共に、炎症が引き起こされた場合であっても、この炎症をいち早く治療することができる。
本発明の鼻下塗布用スティックに配合することができる消炎剤としては、グリチルリチン酸ステアリルのようなグリチルリチン酸アルキルエステル、アラントイン、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸塩、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリル、ステアリン酸グリチルレチニル、グアイアズレン、グアイアズレンスルホン酸ナトリウム、アロエ抽出物、甘草抽出物等を挙げることができる。これらの消炎剤は、単独であるいは組み合わせて使用することができる。本発明では、消炎剤としてグリチルリチン酸ステアリルのようなグリチルリチン酸アルキルエステルを使用することが好ましい。このようなグリチルリチン酸アルキルエステル、特に、グリチルリチン酸ステアリルは、繰り返し塗布しても、皮膚に対する刺激性が少ない。本発明において、消炎剤は、ワックススティック(100重量部)中に、通常は0.01〜1重量部の範囲内の量、好ましくは0.05〜0.8重量部の範囲内の量で使用される。このような量で消炎剤を使用することにより、鼻の下の皮膚の炎症を低減することができる。なお、使用される消炎剤は鼻下領域における皮膚の消炎を目的としている為、体温下においては非気化性であることが好ましい。
さらに、本発明の鼻下塗布用スティックには、保湿剤を配合することが好ましい。本発明で使用することができる保湿剤は、油性基材に可溶な保湿剤を使用することができ、このような保湿剤の例としては、ラウロイルグルタミン酸ジフィトスチリル、ラウロイルグルタミン酸ジオクチルドデシル、あるいはこれらの混合物であるラウロイルグルタミン酸ジ(フィトスチリル/オクチルドデシル)、オレイン酸コレステリル、オレイン酸ジヒドロコレステリル、ノナン酸コレステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル,イソステアリン酸ジヒドロコレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル、オクチルドデシル)、及びマカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル等のコレステロール誘導体、オレイン酸フィトステリル及びノナン酸フィトステリル等のフィトステロール誘導体、並びにオレイン酸ラノステリル及びノナン酸ジヒドロラノステリル等のラノステロール誘導体などを挙げることができる。これらの保湿剤は単独であるいは組み合わせて使用することができる。特に本発明では、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトスチリル/オクチルドデシル)を使用することが好ましい。このような保湿剤は、ワックススティック(100重量部)中に、通常は0.01〜10.0重量部の範囲内の量、好ましくは0.05〜5.0重量部の範囲内の量で使用される。このような量で保湿剤を使用することにより、鼻の下の皮膚にただれが発生しにくくなる。
本発明の鼻下塗布用スティックは、上記のような油性基材と、揮発精油成分と、必要に配合される滑材および消炎剤とを、混合することにより得られる組成物をスティック状に賦形することに製造することができる。
特に、本発明の油性基材は融点が60℃以上であるから、油性基材を60℃以上、好ま
しくは60〜85℃の範囲内の温度に加熱して、油性基材を溶融させ、この溶融した油性基材に揮発精油成分、滑材、消炎剤などを配合して混合した後、この溶融物を、スティック状の形状の型内に流し込んでこの型内で冷却することによりワックススティックを製造することができる。
このようにして形成されたワックススティックは、通常は容器を回転することによりワックススティックが繰り出されるスティック容器に収容される。このスティック容器の断面の例を図1に示す。
図1において、スティック容器10には、基台11と、この基台11の底部内壁に接合されてこの基台11と共に回動する回動内筒12とが形成されている。この回動内筒12の内周壁面には、螺子溝が形成されている。この基台11には、中間筒14が、基台11に対して回動自在に嵌合されており、この中間筒14の下端部15は、基台11の内周壁面と回動内筒12の外周壁面との間に嵌合されている。また、中間筒14の内部には、可動式回転基盤16が挿入されており、この可動式回転基盤16の下端部18には螺子溝が形成されており、この可動式回転基盤16に下端部18に形成された螺子溝は、上記回動内筒12の内周壁面には、螺子溝と螺合している。
この可動式回転基盤16の上端部には、ワックススティック25が、係止片19により固定されている。この可動式回転基盤16は、この可動式回転基盤16の下端部18の螺子溝と回転内筒12の螺子溝とが螺合しており、基台11を回転させることにより、可動式回転基盤16が中間筒14内を上下に移動する。この可動式回転基盤16の上下動により、この可動式回転基盤16の上端部に係止されたワックススティック25が、中間筒14の上端部から繰り出される。なお、この中間筒14に上端部には、キャップ20が配置されており、この鼻下塗布用スティックを使用しないときに、中間筒14の上部を封鎖する。
この時、乳幼児の鼻下領域への塗布を行いやすい大きさとするために、ワックススティック25の直径は5.0〜10.0mmの範囲とされている。
本発明の鼻下塗布用スティックは、鼻の周囲、特に鼻の下であって、唇の上の皮膚に塗布して使用する。
すなわち、スティック容器10のキャップを取り、基台11を中間筒14に対して回転させることにより、中間筒14の先端からワックススティック25を繰り出す。この中間筒14の先端から繰り出されたワックススティック25を鼻の周囲、特に鼻の下であって唇の上の皮膚に塗布する。
この鼻下塗布用スティックを鼻下領域を数回往復させてワックススティックの成分を塗布すればよい。このような操作の回数に制限はなく、通常は1時間に1〜数回塗布することができる。
このように本発明の鼻下塗布用スティックを鼻の下に塗布することにより、鼻下に油性基材の膜を形成することができ、この油性基材の膜中には揮発精油成分であるユーカリ油、ハッカ油が含有されており、この揮発精油成分は、体温によって温められて揮発し鼻腔内に吸入される。この吸入された揮発精油成分は、鼻腔内の粘膜に作用して、鼻の通りをよくする。
また、塗布された成分中には油性材、滑材、消炎剤、保湿剤が含有されており、ティッシュペーパーで繰り返し鼻をかんでも、皮膚に形成された油性被膜およびこの油性被膜中
に含有される滑材によって、ティッシュペーパーと皮膚との摩擦を低減することができる。さらに、ティッシュペーパーと皮膚とが接触によって皮膚に炎症が起きたとしても、消炎剤によって炎症を低減することができ、また、含有される保湿成分によって皮膚が保護される。
このように本発明の鼻下塗布用スティックは、風邪などの際や、花粉症などのアレルギー症状に伴い、鼻を繰り返しかまなければならない場合に、鼻の下に塗布することにより、鼻の通りをよくし、さらに繰り返し鼻をかんでも鼻の周囲が赤く炎症するのを低減することができる。
特に、乳幼児は風邪あるいはアレルギー症状などによる不快感による夜泣することがあり、さらに、不快感に伴ってぐずることがあり、こうしたときの育児は非常に大変である。このようなときに本発明の鼻下塗布用スティックを鼻下に塗布することにより、鼻の通りがよくなり、また、繰り返し鼻をかむことによっても鼻下領域に炎症が起こりにくい。特に乳幼児は、皮膚が弱いことから、繰り返し鼻水や鼻をかむことにより、鼻下がただれやすいが、本発明の鼻下塗布用スティックを用いることにより、こうした鼻下のただれなどを低減することができる。
しかも、本発明の鼻下塗布用スティクは、鼻の通りをよくする成分、鼻下の炎症を予防し、症状を低減する成分が、スティック状にされているので、携帯に便利であると共に、操作性に優れ、これらの成分を鼻下に塗布しても、べたつくことがなく、非常に使用しやすく、泣いた状態やぐずった状態の乳幼児に対しても塗布しやすい。
次に本発明の鼻下塗布用スティックについて実施例を示して説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
以下に示す油性基材(全93.4重量部)を、80℃に加熱して溶解し、混合した。
ジカプリン酸ネオヘオペンチルグリコール・・・・・・・・・・20.00重量部
トリオクタノイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.00重量部
セレシン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15.00重量部
テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル・・・・・・・・・25.00重量部
スクワラン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10.00重量部
トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2・・・・・・・・・・・5.00重量部
キャンデリラロウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3.40重量部
この溶融物に揮発精油成分として、ユーカリ油:1.00重量部、ハッカ油:0.2重量部および滑材としてシリカ:0.10重量部(平均粒子径:0.5μm)およびHDI/トリメチロールヘキシルラクトンクロスポリマー:5.00重量部(平均粒子径:5.00μm)、消炎剤として、グリチルレチン酸ステアリル:0.10重量部、酸化防止剤として、トコフェロール:0.10重量部、保湿剤として、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステアリル/オクチルドデシル):0.10重量部を加えて全量100重量部の溶融組成物を得た。
この溶融組成物を直径9.0mm×長さ40.0mmのスティック状に成型してワックススティックを製造した。
このワックススティックの一端部を可動式回転基盤に接合して、この可動式回転基盤に接合されたワックススティックを、図1に示すようにスティック容器に収容した。
このようにスティック容器に収容されたワックススティックは、基台11を回転するこ
とにより、中間筒14の先端から繰り出すことができ、また逆に回転することにより、ワックススティックを中間筒14に収容することができた。
このようにしてスティック容器に収容したワックススティックを中間筒12の先端から繰り出し鼻の下に塗布することにより、揮発精油成分が鼻腔内に侵入し、鼻の通りがよくなり、すっきりするのがわかった。
また、このスティックを鼻下に塗布することにより、ティッシュペーパーで鼻をかむことを続けたけれども、鼻の周り、特にスティックを塗布した鼻下がただれにくかった。
また、このスティックを2才の幼児に塗布したが、嫌がることなく、容易に鼻下領域に対して、均一に塗布することができた。
本発明の鼻下塗布用スティックは、ユーカリ油およびハッカ油の二種類の両方またはいずれかの揮発精油成分と消炎剤が油性基材中に含有されてなり、さらに、好適には滑材と保湿剤とを含有する。このスティックを用いて、この油剤を鼻の下に塗布することにより、ユーカリ油やハッカ油の揮発精油成分が鼻腔内に侵入して鼻の通りをよくすると共に、滑材、消炎剤、保湿剤さらに油性基材によって鼻の下が保護されるので、鼻水だけでなく、ティッシュペーパーで鼻をかみ続けても鼻の下が炎症するのを防止できる。しかも、本発明の鼻下塗布用スティックは、上記のようにスティック状であるので、携帯に便利であり、操作性に優れ、しかもこのスティックを鼻下に塗布しても、塗布した部分がべたつくことがない。
特に本発明の鼻下塗布用スティックは、鼻つまりを起こしやすく、皮膚の弱い乳幼児の鼻下に塗布するのに好適である。
図1は、回転により繰り出し可能なスティック容器に収納された本発明の鼻下塗布用スティックの断面を示す断面図である。
符号の説明
10・・・スティック容器
11・・・基台
12・・・回転内筒
14・・・中間筒
15・・・下端部
16・・・可動式回転基盤
18・・・下端部
19・・・係止片
20・・・キャップ
25・・・ワックススティック

Claims (1)

  1. ユーカリ油およびハッカ油を含む揮発精油成分が融点60℃以上の油性基材中に分散されたワックススティックであって、
    該揮発精油成分として、該ワックススティック(100重量部)中に、ユーカリ油が0.5〜3重量部の範囲内の量、ハッカ油が0.01〜1重量部の範囲内の量であって、ユーカリ油:ハッカ油との配合比率が10:1〜1:1の範囲内の比率で含有されており、
    滑剤として、平均粒子径0.1〜40.0μmの範囲内とされた有機または無機の球状粉体を、該ワックススティック(100重量部)中に、0.01〜20.0重量部の範囲内の量で含有されており、
    消炎剤として、グリチルリチン酸アルキルエステルを主成分とし、該ワックススティック(100重量部)中に、0.01〜1重量部の範囲内の量で含有されており、
    回転により繰り出し可能なスティック容器に収納され、鼻下に塗布し、該塗布されたワックス中に含有される揮発精油成分を鼻から吸引できるようにされてなる小児用鼻下塗布用スティック。
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