JP4492516B2 - 音声ipパケット交換装置 - Google Patents

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本発明は音声IPパケット交換装置に関し、例えば、IP−PBX装置に適用し得るものである。
種々の電話網が存在しており、複数の電話網に対応する音声パケット交換装置も存在する(特許文献1参照)。例えば、IP−PBX装置も、内線網及び外線網間の音声データの交換を行う装置である。
図2は、従来のIP−PBX装置における内線から外線への音声信号の処理構成を示すブロック図である。以下では、従来のIP−PBX装置における、内線のIP電話機10から音声を入力する処理、アナログ電話機12から音声を入力する処理、外線のIP電話機11へ音声を出力する処理、及び、外線のアナログ電話機13へ音声を送出する処理を説明する。
(p1)内線のIP電話機10から音声を入力する処理
内線のIP電話機10からの音声パケット(IPパケット)は、音声パケット受信部20に送られる。音声パケット受信部20は、呼制御部40によって登録された接続情報テーブル30の接続情報を参照し、受信した音声パケットをどこに出力するかを決定する。出力先が、外線のIP電話機11であれば、受信した音声パケットをそのまま音声パケット送信部21へ送り、外線のアナログ電話機13であれば、音声パケットから音声データ部分を抽出し、アナログ音声送信部23へ送る。
(p2)内線のアナログ電話機12から音声を入力する処理
内線のアナログ電話機12からの音声信号は、アナログ音声受信部22へ送られる。アナログ音声受信部22は、A/D変換処理や、一定時間ごとに切り出しパケット化する処理を行い、音声データを作成する。また、呼制御部40によって登録された接続情報テーブル30の接続情報を参照し、どこに音声パケット(IPパケット)を出力するかを決定する。出力先が、外線のIP電話機11であれば、適切なパケットヘッダを付加し、音声パケットを作成してから音声パケット送信部21へ送る。出力先が、外線のアナログ電話機13であれば、パケットヘッダを付加することなく、音声データをそのままアナログ音声送信部23へ送る。
(p3)外線のIP電話機11へ音声を出力する処理
音声パケット送信部21が受け取った音声パケット(IPネットワーク)は、OS等のネットワーク処理を利用して、ネットワーク(IP網)へ送出され、IP電話機11へ出力される。
(p4)外線のアナログ電話機13へ音声を送出する処理
アナログ音声送信部23が受け取った音声データは、時系列に音声データを並べ、D/A変換を行い、PSTN網へ送出され、アナログ電話機13へ出力される。
特開2003−60711号公報
しかしながら、従来のIP−PBX装置(音声IPパケット交換装置)においては、呼転送のような、電話における付加サービスを行う際に、問題が生じる可能性がある。
図3は、このような課題の説明図である。図3(A)は、呼転送前のIP電話機10からIP電話機11への音声信号の流れを示し、図3(B)は、呼転送後のアナログ電話機12からIP電話機11への音声信号の流れを示している。すなわち、図3は、IP電話機10とIP電話機11との間で通話を行っている途中に、通話を維持したまま、通話端末をIP電話機10からアナログ電話機12に切り替えた呼転送サービスの場合を示している。
このような呼転送を行った場合、呼転送前においては、IP電話機10が音声パケットのヘッダ付加動作を行い、IP電話機10からの音声パケットが、音声パケット受信部20、音声パケット送信部21経由で対向するIP電話機11に送出される。一方、呼転送後においては、アナログ電話機12から送られる音声データに対し、アナログ音声受信部22がヘッダを付加して音声パケットを完成させ、そのような音声パケットが音声パケット送信部21経由で対向するIP電話機11に送出される。
以上のように、呼転送前後では異なる場所でヘッダの付加動作が実行されるため、呼転送前後でヘッダの関連性がなくなる。具体的には、ヘッダに含まれるシーケンス番号、タイムスタンプなどの情報に不連続が生じる。また、IP−PBX装置(音声IPパケット交換装置)から見ると、ヘッダ付加動作を行うIP電話機10は、外部装置であるため、同期をとることが難しい。受け側のIP電話機11においては、ヘッダの不連続性のために、音声パケットにヘッダ異常が生じていると判断されてしまい、音声途切れなどの問題が発生する可能性がある。
そのため、送信元端末が切り替わるような場合などでも、対向する端末への音声IPパケットの連続性を保証することができる音声IPパケット交換装置が望まれている。
本発明は、音声IPパケットを交換する音声IPパケット交換装置において、到来した音声IPパケットを受信し音声ペイロードを抽出する、複数の音声IPパケット受信分解手段と、いずれかの上記音声IPパケット受信分解手段によって抽出された音声ペイロードを、その音声ペイロードに係る音声IPパケットの通信に供している送信側端末及び受信側端末間の接続情報に応じて、交換する音声ペイロード交換手段と、上記音声ペイロード交換手段から音声ペイロードが与えられたときに、パケットヘッダを付加して、音声IPパケットを構築して、受信側のIP電話端末に向けて送信する、複数の音声IPパケット構築送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、音声IPパケットが入力されても、音声ペイロードに戻して交換し、交換後の音声ペイロードにパケットヘッダを付加して音声IPパケットを構築して送信するようにしたので、送信元端末が切り替わるようなことなどがあっても、出力される音声IPパケットの連続性を保証することができる。
(A)実施形態
以下、本発明の音声IPパケット交換装置を、IP−PBX装置に適用した一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態のIP−PBX装置における内線から外線への音声信号の処理構成を示すブロック図である。なお、図1では、シグナリングの処理構成を、呼制御部を除き、省略しているものである。
図1において、実施形態のIP−PBX装置1は、内線端末として、複数(図1では1個のみ示している)のIP電話機10、及び、複数(図1では1個のみ示している)のアナログ電話機12を収容していると共に、IP電話機11やアナログ電話機13を通信可能な外線端末としているものである(言い換えると、通信可能な外線網がIP網及びPSTN網である)。
内線端末としてのIP電話機10は、固定電話機であってもアクセスポイント装置を介する携帯電話機であっても良く、ハードフォンとしてのIP電話機であっても良く、ソフトフォンとしてのIP電話機であっても良い。また、ケーブルを介して、IP−PBX装置1とIP電話機10とが直結されているものであっても良く、LANなどを介して、IP−PBX装置1がIP電話機10を収容しているものであっても良い。すなわち、IP電話機10は、IP−PBX装置1との間で、音声信号をIPパケット(音声IPパケット)で授受する電話機であれば良い。
内線端末としてのアナログ電話機12も、固定電話機であってもアクセスポイント装置を介する携帯電話機であっても良い。また、ケーブルを介して、IP−PBX装置1とアナログ電話機12とが直結されているものであっても良く、LANなどを介して、IP−PBX装置1がアナログ電話機12を収容しているものであっても良い。以下では、アナログ電話機12は、アナログ音声信号を授受するものとして説明するが、パケット化されていないデジタル音声データを、IP−PBX装置1との間で授受するものであっても良い(図1では音声ペイロードと表記している)。また、アナログ電話機12は、従来からの狭帯域音声信号を取り扱うものであっても良く、近年、提案されている広帯域音声信号を取り扱うものであっても良い。
以上のように、実施形態のIP−PBX装置1は、音声IPパケットを授受するIP電話機10と、非パケットの音声ペイロードを授受するアナログ電話機12とを収容している。
図1において、実施形態のIP−PBX装置1は、機能的には、音声パケット受信部20、音声パケット送信部21、アナログ音声受信部22、アナログ音声送信部23、音声データ抽出部24、パケットヘッダ付加部25、音声ペイロード交換部26、接続情報登録テーブル30、ヘッダ情報保存テーブル31及び呼制御部40を有するものである。
音声パケット受信部20は複数存在し、音声パケット受信部20はそれぞれ、対応する内線のIP電話機10(対応は固定的でも通話毎であっても良い)が送出した音声IPパケットを受信し、対応する音声データ抽出部24に与えるものである。
音声パケット送信部21は複数存在し、音声パケット送信部21は、対応するパケットヘッダ付加部25から与えられた音声IPパケットを、IP網、従って、外線のIP電話機11に送信するものである。
アナログ音声受信部22は複数存在し、アナログ音声受信部22はそれぞれ、対応するアナログ電話機12から与えられたアナログ音声信号を受信し、そのアナログ音声信号をA/D変換した後、一定時間ごとに切り出す処理を行い、処理後の音声信号(音声ペイロード)を、アナログ電話機12を表す送信元情報と共に、音声ペイロード交換部26に与える。すなわち、音声IPパケットに挿入可能な音声ペイロードを作成し、アナログ電話機12を表す送信元情報と共に、音声ペイロード交換部26に与えるものである。ここで、アナログ音声受信部22と内線のアナログ電話機12とは1対1で対応するものであり、アナログ音声受信部22は、送信元情報を付加することができる。なお、アナログ音声受信部22は、A/D変換後に予め定められている符号化方式に従った符号化処理を行い、その後に、一定時間ごとに切り出す処理を行うものであっても良い。また、A/D変換された音声信号が入力される場合であれば、上述したその後の処理だけを実行するものであっても良い。
実施形態のアナログ音声受信部22は、上述のように、送信元情報を付加した音声ペイロードを出力するものであって、従来のような音声IPパケットを完成させることはない。
アナログ音声送信部23は複数存在し、アナログ音声送信部23はそれぞれ、音声ペイロード交換部26から与えられたヘッダを含まない音声ペイロードを連続させてシーケンシャルな音声データにした後、D/A変換を行い、得られたアナログ音声信号を、PSTN網を介して外線のアナログ電話機13へ出力するものである。なお、D/A変換の前に、予め定められている符号化方式に従った復号化処理を行うようにしても良い。また、PSTN網の種類によっては、シーケンシャルな音声データをそのまま出力するようにしても良い。
実施形態のアナログ音声送信部23は、入力信号が音声IPパケットではなく、音声ペイロードであるため、従来のものと異なり、ヘッダの除去を行うことはない。
音声データ抽出部24は、対応する音声パケット受信部20が受信した音声IPパケットから音声データ部分(音声ペイロード)を抽出し、その音声IPパケットの送信元情報と共に、音声ペイロード交換部26に与えるものである。送信元情報は、ヘッダから抽出して得るものであっても良く、音声パケット受信部20が受信したポート番号などから得るものであっても良い。また、音声パケット受信部20及び音声データ抽出部24の組と、内線のIP電話機10とを1対1で対応させ、それにより、送信元情報を付加できるようにしても良い。
パケットヘッダ付加部25は、音声ペイロード交換部26から与えられたヘッダを含まない音声ペイロードに対し、ヘッダ情報テーブル31の格納内容を参照、操作しつつ、パケットヘッダを付加して音声IPパケットを完成させ、対応する音声パケット送信部21に与えるものである。
音声ペイロード交換部26は、音声データ抽出部24又はアナログ音声受信部22から与えられた、送信元情報が付加された音声ペイロードを、接続情報登録テーブル30の格納内容を参照しつつ、その送信元と通話中の対向端末に係るアナログ音声送信部23又はパケットヘッダ付加部25に交換出力するものである。なお、音声ペイロード交換部26からの出力データは、送信元情報が除外された音声ペイロードだけとなっている。送信元情報を含めて、アナログ音声送信部23又はパケットヘッダ付加部25に出力し、送信元情報の除去を、アナログ音声送信部23又はパケットヘッダ付加部25の機能とするようにしても良い。
接続情報登録テーブル30は、呼制御部40の制御下で、通話状態にある(通話路が確立されている)内線端末及び外線端末の組情報(や内線端末同士の組情報)等を格納しているものである。言い換えると、接続情報登録テーブル30は、音声ペイロード交換部26が交換処理するに必要な交換のための情報を格納している。
図4は、接続情報登録テーブル30の構成の一例の説明図である。図4に示す構成例は、各行において、通話状態にある2個の端末のうち、当該送信方向において、送信元端末を直接的又は間接的に表す第1の接続先情報と、送信先端末を直接的又は間接的に表す第2の接続先情報とを対応付けて記載するものとなっている。ここで、各行は、通話路が確立された際に情報が設定されるものである。なお、接続先情報は、端末の識別情報に代え、通話路上に介在している当該IP−PBX装置1の構成要素(例えば、アナログ音声受信部22、音声データ抽出部24、アナログ音声送信部23、パケットヘッダ付加部25)の識別情報であっても良い。また、当該音声ペイロード交換部26の入力ポートと出力ポートの番号の組み合わせを接続情報とするものであっても良い。さらに、図4に示す構成の第1の接続情報登録テーブルと、第2の接続先情報と、アナログ音声送信部23又はパケットヘッダ付加部25の識別情報とを対応付けた第2の接続情報登録テーブルとによって、接続情報登録テーブル30を構成するようにしても良い。さらに、接続情報登録テーブル30は音声信号の送信方向によらずに構成されているものであっても良い。
ヘッダ情報保存テーブル31は、パケットヘッダ付加部25が、音声ペイロードに付加するためのヘッダ情報(の全て又は一部)を格納しているものである。
図5は、ヘッダ情報保存テーブル31の構成の一例の説明図である。図5に示す構成例は、各行がそれぞれ、パケットヘッダ付加部25のそれぞれに対応しており、各行は、送信先端末の識別情報(IPアドレスや電話番号などであっても良い)、SSRC(同期ソース識別子)、シーケンス番号、タイムスタンプ等を含んでいる。ここで、SSRCは、音声ICパケットを通話毎に区別するための値であり、1回の通話(セッション)で1つの固定値が継続使用される。シーケンス番号は、送られたパケットが何番目かを表す値で、1パケットを送信する毎に1インクリメントされるものである。タイムスタンプは、パケットが送信されるときに時刻を表しており、パケットの送信周期や音声符号化の種別などに応じて、増加する値が定まっているものである。ヘッダ情報保存テーブル31における各行の設定(初期設定)は、例えば、呼制御部40が実行し、その際に、送信先端末の識別情報やSSRCを書き込むと共に、シーケンス番号及びタイムスタンプ等を初期値にし、その後のシーケンス番号及びタイムスタンプ等の操作は、パケットヘッダ付加部25が実行する。図5の構成例の場合、送信元情報が含まれていないが、各パケットヘッダ付加部25が、当該パケットヘッダ付加部25に固有の識別情報(IPアドレスや電話番号などであっても良い)を送信元情報として付与するものであっても良い。
呼制御部40は、通話路(セッション)の確立や、切断や、呼転送などの付加サービスなどの呼制御を行うものである。呼制御部40は、例えば、収容する内線のIP電話機10や、外線のIP網などを、SIPやH.323などの呼制御プロトコルを使って制御したり、収容する内線のアナログ電話機12が外線のPSTN網などをアナログ網用の呼制御プロトコルを使って制御したりするものである。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態のIP−PBX装置1の通話時動作を、内線のIP電話機10から音声を入力する処理、内線のアナログ電話機12から音声を入力する処理、入力された音声の交換処理、外線のIP電話機11へ音声を出力する処理、及び、外線のアナログ電話機13へ音声を出力する処理、に分けて説明する。
なお、シグナリング信号の送受信や呼制御処理そのものは、従来とほぼ同様であるので、その説明は省略する。但し、呼制御部40は、新たな通話路(セッション)が確立された際に、その確立通話路に係る接続情報を接続情報登録テーブル30に登録すると共に、外線側が、IP電話機11であれば、ヘッダ情報保存テーブル31にその確立通話路に係る行を設けて接続先情報やSSRCを設定する動作を行う。
(s1)IP電話機10より音声を入力するときの処理
IP電話機10より送られた音声IPパケットは、音声パケット受信部20で受信されて、音声データ抽出部24に与えられる。音声データ抽出部24は、受信した音声IPパケットから、音声データ部分(音声ペイロード)の抽出を行い、これに、IP電話機10側から受信したという送信元情報を付加して音声ペイロード交換部26に与える。
(s2)アナログ電話機12より音声を入力するときの処理
アナログ電話機12からの音声(アナログ音声信号)は、アナログ音声受信部22によって受信される。アナログ音声受信部22は、A/D変換処理や、一定時間ごとに音声を切り出し、音声IPパケットにおける音声データ部分(音声ペイロード)を作成する。そして、アナログ音声受信部22は、この音声ペイロードに、アナログ電話機側12から受信したという送信元情報を付加して音声ペイロード交換部26に与える。
(s3)入力された音声の交換処理
音声ペイロード交換部26は、音声データ抽出部24又はアナログ音声受信部21から、送信元情報が付加された音声ペイロードが与えられると、付加されている送信元情報を、第1の接続先情報としている接続情報登録テーブル30の行を探索し、その行の第2の接続先情報が規定しているパケットヘッダ付加部25又はアナログ音声送信部23に、受信した音声ペイロードを出力する。
(s4)外線のIP電話機11へ音声を出力する処理
パケットヘッダ付加部25は、音声ペイロード交換部26から音声ペイロードが与えられると、必要なヘッダ情報(全て又は一部のヘッダ情報)をヘッダ情報保存テーブル31から取得し、音声ペイロードに取得したヘッダ情報を付加して音声IPパケットを完成させて音声パケット送信部21に与え、音声パケット送出部21は、その音声IPパケットを、IP網、従って、該当する外線のIP電話機11に送信する。
また、パケットヘッダ付加部25は、ヘッダ情報保存テーブル31の当該送信先に係る情報を次に送信するときのヘッダ情報に更新する。例えば、シーケンス番号を1インクリメントしたり、次の送信時刻に合うようにタイムスタンプを更新したりする。
(s5)外線のアナログ電話機13へ音声を出力する処理
アナログ音声送信部23は、音声ペイロード交換部26から音声ペイロード(音声データ)が与えられると、受け取った音声データを、時系列的な連続する音声データを並べた後、D/A変換を行ってアナログ音声信号に変換し、それを、PSTN網を介して該当する外線のアナログ電話機13へ出力する。
内線のIP電話機10からの音声は、上述したs1−s3−s4の処理を経て、外線のIP電話機11へ送信される(図6(A)参照)。また、内線のアナログ電話機12からの音声は、上述したs2−s3−s4の処理を経て、外線のIP電話機11へ送信される(図6(B)参照)。さらに、内線のIP電話機10からの音声は、上述したs1−s3−s5の処理を経て、外線のアナログ電話機13へ送信される。さらにまた、内線のアナログ電話機12からの音声は、上述したs2−s3−s5の処理を経て、外線のアナログ電話機13へ送信される。
次に、内線のIP電話機10と外線のIP電話機11との通話状態を、内線のアナログ電話機120と外線のIP電話機11との通話状態へ切り替える呼転送時の音声経路の変化を簡単に説明する。
呼転送前においては、内線のIP電話機10からの音声は、音声パケット受信部20−音声データ抽出部24−音声ペイロード交換部26−パケットヘッダ付加部25−音声パケット送信部21を経由して、対向する外線のIP電話機11に送出される。ここで、当該IP−PBX装置1から出力される音声IPパケットは、そのヘッダが、ヘッダ付加部25によって付加されたものである。
呼転送手順は任意であって良いが、一例を挙げると、以下の通りである。例えば、内線側ユーザが呼転送を希望した際には、内線のIP電話機10の保留ボタンを押下し、オンフックする。このとき、呼制御部40は、今まで外線のIP電話機11に対応付けられている、全ての内線端末における外線ボタンを点滅させる。その後、内線側ユーザが、内線のアナログ電話機12をオフフックした後、点滅している外線ボタンを押下すると、呼制御部40は、外線のIP電話機11との通話相手を、内線のアナログ電話機12に切り替える。このとき、呼制御部40は、例えば、接続情報登録テーブル30における、第2の接続先情報がIP電話機11に係る行の第1の接続先情報を、IP電話機10の識別情報からアナログ電話機12の識別情報へ書き換える処理などを実行する。
このような呼転送後においては、内線のアナログ電話機12からの音声は、アナログ音声受信部22−音声ペイロード交換部26−パケットヘッダ付加部25−音声パケット送信部21を経由して、対向する外線のIP電話機11に送出される。ここでも、当該IP−PBX装置1から出力される音声IPパケットは、そのヘッダが、ヘッダ付加部25によって付加されたものである。
すなわち、呼転送の前後を問わず、対向する外線のIP電話機11に向けて送出されるIP音声パケットのヘッダは、同一のパケットヘッダ付加部25が、ヘッダ情報保存テーブル31の同一行で管理されているヘッダ情報に基づいて付加したものである。
(A−3)実施形態の効果
以上のように、上記実施形態によれば、内線端末からの入力音声が、IPパケットであっても他の形式であっても、ヘッダがない音声データ本体の状態で交換を行い、出力先の外線がIP電話機の場合に、ヘッダを付加して音声IPパケット化するようにしたので、呼転送サービスなどによる内線端末の切り替えが発生した場合でも、外線のIP電話機への音声IPパケットのヘッダに連続性を保証でき、外線のIP電話機が誤動作するようなことを防止することができる。
(B)他の実施形態
上記実施形態においては、アナログ音声受信部22や音声データ抽出部24が、送信元情報を付加して音声ペイロードを音声ペイロード交換部26に与えるものを示したが、音声ペイロード交換部26が、入力ポートなどから送信元を認識できる構成であれば、アナログ音声受信部22や音声データ抽出部24からは、単に、音声ペイロードを音声ペイロード交換部26に与えるようにしても良い。
また、上記実施形態においては、内線側から外線側への方向について本発明を適用したものを示したが、外線側から内線側への逆方向に関しても、本発明を適用するようにしても良く、また、逆方向に関しては、従来(図2参照)と同様な構成を適用しても良い。
さらに、上記実施形態においては、内線側から外線側への方向について本発明を適用したものを示したが、内線側から内線側への音声経路も、音声パケット受信部、音声データ抽出部、音声ペイロード交換部、パケットヘッダ付加部及び音声パケット送信部という構成要素で経路を構成するようにしても良い。このようにした場合には、例えば、内線のIP電話機が、パブリックなIP網を介して、IP−PBX装置に収容されている場合にも、本発明を適用することができる。
さらにまた、上記実施形態においては、内線端末として、IP電話機及びアナログ電話機を収容するIP−PBX装置に本発明を適用したものを示したが、IP電話機だけを収容するIP−PBX装置に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態においては、本発明を、IP−PBX装置に適用した場合を示したが、局用の音声IPパケット交換装置や、家庭向けのIP電話収容端末(例えばVoIPルータ)等の他の音声IPパケット交換装置に本発明を適用することができる。
本発明は、音声チャネルでの伝送を対象としているが、音声チャネルでの伝送信号は音声信号に限定されないことは勿論である。但し、特許請求の範囲の表現では、他の種類の信号を含むが、「音声」という表現を用いている。
実施形態のIP−PBX装置における内線から外線への音声信号の処理構成を示すブロック図である。 従来のIP−PBX装置における内線から外線への音声信号の処理構成を示すブロック図である。 図2に示す従来のIP−PBX装置の課題の説明図である。 実施形態の接続情報登録テーブルの構成例を示す説明図である。 実施形態のヘッダ情報保存テーブルの構成例を示す説明図である。 実施形態の呼転送前後の音声信号の経路を示す説明図である。
符号の説明
1…IP−PBX装置、10…IP電話機、12…アナログ電話機、20…音声パケット受信部、21…音声パケット送信部、22…アナログ音声受信部、23…アナログ音声送信部、24…音声データ抽出部、25…パケットヘッダ付加部、26…音声ペイロード交換部、30…接続情報登録テーブル、31…ヘッダ情報保存テーブル、40…呼制御部。

Claims (3)

  1. 音声IPパケットを交換する音声IPパケット交換装置において、
    到来した音声IPパケットを受信し音声ペイロードを抽出する、複数の音声IPパケット受信分解手段と、
    いずれかの上記音声IPパケット受信分解手段によって抽出された音声ペイロードを、その音声ペイロードに係る音声IPパケットの通信に供している送信側端末及び受信側端末間の接続情報に応じて、交換する音声ペイロード交換手段と、
    上記音声ペイロード交換手段から音声ペイロードが与えられたときに、パケットヘッダを付加して、音声IPパケットを構築して、受信側のIP電話端末に向けて送信する、複数の音声IPパケット構築送信手段と
    を有することを特徴とする音声IPパケット交換装置。
  2. 到来したアナログ音声信号から、パケットヘッダを付加すれば音声IPパケットになる音声ペイロードを形成して、上記音声ペイロード交換手段に入力させる、1又は複数のアナログ音声受信手段と、
    上記音声ペイロード交換手段から音声ペイロードが与えられたときに、受信した音声ペイロード列をアナログ音声信号に変換して、受信側のアナログ電話端末に向けて送信する、1又は複数のアナログ音声送信手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の音声IPパケット交換装置。
  3. 上記各音声IPパケット受信分解手段又は上記アナログ音声受信手段は、上記音声ペイロードと共に、送信元端末を規定する送信元情報を上記音声ペイロード交換手段に与え、
    上記音声ペイロード交換手段は、与えられた送信元情報に基づいて、該当する上記接続情報を認識する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の音声IPパケット交換装置。
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