JP4492213B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、ユーザにコンテンツを提供する場合に用いて好適な情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、例えばテレビジョン信号等として放送局より放送されるコンテンツデータ(放送コンテンツ)を受信して蓄積し、ユーザの状況に応じてそれらのコンテンツを提供するコンテンツ提供システムが存在する。例えば、ハードディスクレコーダは、ユーザが設定した予約情報に基づいて、放送局が予め定められた所定の番組表にしたがって放送コンテンツ(映像データおよび音声データを含む各種のデータ)を受信し、その放送コンテンツを記録媒体であるハードディスクに記録(録画)する。そして、ハードディスクレコーダは、ユーザの要求に基づいて、その蓄積した放送コンテンツを、モニタに出力し、その放送コンテンツに対応する画像をモニタに表示させる。
以上のようにすることにより、ハードディスクレコーダは、放送局が放送したコンテンツを蓄積し、その放送タイミングよりずれた後のタイミングにおいて、そのコンテンツをユーザに提供することができる。すなわち、ハードディスクレコーダは、コンテンツをユーザに提供するタイミングを、そのコンテンツが放送されたタイミングからシフトすることができるので、ユーザの都合に合わせたタイミングでコンテンツを提供することができる。
以上のようなコンテンツ提供システムの応用として、例えば、カーオーディオ等の情報出力装置及びナビゲーション装置を含む移動体用電子システムにおいて、移動体の移動状況に相応しい音声情報や映像情報を出力する移動体用電子システムがある(例えば、特許文献1参照)。
このシステムは、入力された目的地に基づいて、その目的地に到着するまでの所要時間を算出し、コンテンツ情報の出力に要する時間を示す出力時間情報に基づいて、目的地に到着するまでに出力すべきコンテンツ情報を、所要時間に応じて選択して出力する。
また、ユーザ(端末装置)の状況に応じた制御処理を行うシステムとして、例えば、適切なタイミングで家電製品を動作させることができる家電制御システムおよびナビゲーション装置がある(例えば、特許文献2参照)。
このシステムにおいて、ナビゲーションシステムは目的地への到着予定時刻を算出し、その到着予定時刻に対応して、各装置の動作状態を制御するための動作指示データを生成し、家庭用システムの動作状態制御ユニットに送信する。その動作指示データを受け取った動作状態制御ユニットは、その内容に基づいて各装置の動作状態を制御する。
特開2002−365061号公報 特開2001−264077号公報
ところで、例えば、特許文献1の場合、コンテンツ情報は、所要時間に関わらず、全て内蔵するハードディスクに記録される。そして、そのハードディスクに記録されているコンテンツ情報の中から、所要時間に応じて、ユーザに提供するコンテンツ情報が選択され、出力される。
このような装置においてハードディスクの記憶容量は有限であり、このハードディスクの記憶容量によって、ユーザに提供可能なコンテンツ量が決定される。例えば、特許文献1のナビゲーション装置は、車載用の装置であるので、その設置スペースや電源の供給に限界があり、このハードディスクを大量に増設し、実質上無限な程度の記憶容量を用いて任意のコンテンツを自由に記録してユーザに提供するようなことはできない。実際には数十ギガバイト乃至数百ギガバイト程度の記憶容量であることが多い。
従って、例えば、映像情報のように、コンテンツ情報の容量が大きい場合、上述したような記憶容量では、どのような所要時間にも対応できるほど多くのコンテンツを記録することができないという課題があった。また、実際には選択されないコンテンツ情報(所要時間に応じた選択結果において1度も選択されないコンテンツ情報)も記録されるため、制限のある記憶容量が有効に利用されないという課題もあった。
さらに、例えば、通信部などを介して他の装置よりコンテンツ情報を取得してハードディスクに記録する場合、特許文献1のナビゲーション装置は、実際には選択されないコンテンツ情報(所要時間に応じた選択結果において1度も選択されないコンテンツ情報)も供給されるので、不要な通信トラフィックが発生し、通信容量も有効に利用されないという課題もあった。その場合、電源資源(電力やガソリン等)も不要に消費する恐れもある。
また、例えば、ユーザが複数のナビゲーション装置を有している場合(例えば、複数の車を有し、各車にナビゲーション装置を設置している場合)、どのナビゲーション装置も上述したようなコンテンツ情報の提供を実現することができるようにするためには、ユーザは、それらのナビゲーション装置のそれぞれに対して、その時点において視聴するか不明なコンテンツ情報をナビゲーション装置のハードディスクに記録しなければならない。従って、ユーザが煩雑な作業を伴ってコンテンツ情報をハードディスクに記録しても、実際には選択されず、ユーザに提供されないコンテンツ情報が存在する恐れもあった。このように煩雑で不要な作業をユーザに行わせる恐れがあった。
さらに付言すると、このナビゲーション装置は、例えばユーザの自宅にあるハードディスクレコーダ等を用いた録画処理についての制御や、ユーザの自宅にあるテレビジョン受信装置等を用いた視聴処理に対応した制御のように、他の装置と連携した制御を行うことはできない。
ナビゲーション装置と家庭用システムとの間の連携処理については、特許文献2に記載されているが、例えば、特許文献2の場合、動作状態制御ユニットは、家庭用システム内の各装置の電源状態について制御を行うのみであり、例えば、コンテンツ情報の録画処理や再生処理等の複雑な制御を行うことができないという課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができるようにし、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができるようにするものである。
本発明の第1の情報処理装置は、目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻に関する情報を取得する到着時刻情報取得手段と、前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得手段と、前記視聴予定コンテンツ情報取得手段により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成手段と、前記到着時刻情報取得手段により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出手段と、前記作成手段により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出手段と、前記合計視聴時間算出手段により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出手段により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集手段と、前記編集手段により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給手段とを備える。
前記作成手段は、前記視聴予定のコンテンツのうち、視聴開始予定時刻が前記目的地到着時刻より所定の時間内であるコンテンツについてのみ、前記リストを作成するようにすることができる。
前記編集手段は、前記リストに含まれるコンテンツを適宜削減することにより、前記合計視聴時間が前記視聴可能時間よりも短くなるようにすることができる。
前記編集手段は、前記リストに含まれるコンテンツの一部分をそれぞれ抽出することにより、前記合計視聴時間が前記視聴可能時間よりも短くなるようにすることができる。
前記供給手段は、前記コンテンツをストリーミングデータとして供給することができる。
前記供給手段は、前記コンテンツをダウンロードデータとして供給するようにすることができる。
放送局より放送される前記コンテンツを受信する受信手段と、前記受信手段により受信された前記コンテンツを記憶する記憶手段とをさらに備え、前記作成手段は、前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツの中から、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを検索し、前記リストを作成するようにすることができる。
ネットワークに接続される他の情報処理装置と連携して動作し、前記コンテンツの前記ユーザへの提供に関する処理を分散して実行する分散処理手段をさらに備えることができる。
本発明の第1の情報処理方法は、目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻を取得する到着時刻情報取得ステップと、前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得ステップと、前記視聴予定コンテンツ情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成ステップと、前記到着時刻情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出ステップと、前記作成ステップの処理により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出ステップと、前記合計視聴時間算出ステップの処理により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出ステップの処理により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集ステップと、前記編集ステップの処理により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給ステップとを含む。
本発明の第1のプログラムは、目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻を取得する到着時刻情報取得ステップと、前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得ステップと、前記視聴予定コンテンツ情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成ステップと、前記到着時刻情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出ステップと、前記作成ステップの処理により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出ステップと、前記合計視聴時間算出ステップの処理により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出ステップの処理により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集ステップと、前記編集ステップの処理により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の第2の情報処理装置は、ユーザからの指示を受け付ける受付手段と、前記受付手段により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出手段と、前記到着時刻算出手段により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給手段と、前記受付手段により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給手段と、前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給手段により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給手段により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを再生する再生手段とを備える。
前記コンテンツ取得手段により取得される前記コンテンツはストリーミングデータであるようにすることができる。
前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶する記憶手段をさらに備え、前記再生手段は、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツを再生することができる。
ネットワークに接続される他の情報処理装置と連携して動作し、前記コンテンツの前記ユーザへの提供に関する処理を分散して実行する分散処理手段をさらに備えることができる。
本発明の第2の情報処理方法は、ユーザからの指示を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出ステップと、前記到着時刻算出ステップの処理により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給ステップと、前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給ステップと、前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給ステップの処理により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給ステップの処理により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、前記コンテンツ取得ステップの処理により取得された前記コンテンツを再生する再生ステップとを含む。
本発明の第2のプログラムは、ユーザからの指示を受け付ける受付ステップと、前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出ステップと、前記到着時刻算出ステップの処理により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給ステップと、前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給ステップと、前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給ステップの処理により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給ステップの処理により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、前記コンテンツ取得ステップの処理により取得された前記コンテンツを再生する再生ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明の第1の情報処理装置および方法、並びに第1のプログラムにおいては、目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、ユーザの目的地到着時刻が取得され、端末装置から、ユーザが目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報が取得され、取得された情報により指定される視聴予定のコンテンツについて、視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストが作成され、取得された情報により指定される目的地到着時刻に基づいて、目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間が算出され、作成されたリストに含まれるコンテンツの合計視聴時間が算出され、算出される合計視聴時間が、算出される視聴可能時間よりも短くなるように、リストが編集され、編集されたリストに含まれるコンテンツが、端末装置に供給される。
本発明の第2の情報処理装置および方法、並びに第2のプログラムにおいては、ユーザからの指示が受け付けられ、受け付けられたユーザの目的地について、ユーザの目的地到着時刻が算出され、算出された目的地到着時刻について、目的地到着時刻に関する情報が、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給され、受け付けられたユーザが目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、視聴予定のコンテンツに関する情報が、他の情報処理装置に供給され、他の情報処理装置において、目的地到着時刻に関する情報および視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、ユーザが目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツが取得され、取得されたコンテンツが再生される。
本発明によれば、情報を処理することができる。特に、例えば、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができる。また、例えば、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができるようにすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した、ネットワークシステムの一実施の形態の構成例を示している。
図1において、ネットワークシステム1は、ホームサーバ11、ネットワーク12、端末装置13、基地局14、および放送局15を含み、各装置間において、映像データや音声データ等を含む各種のデータよりなるコンテンツ31を送受信するシステムである。
ホームサーバ11は、放送局15において、例えば地上波アナログ放送等のように、所定の規格に基づいてテレビジョン信号等として放送されるコンテンツ31を受信し、内蔵するハードディスク等に蓄積(録画)し、例えば、ユーザの指示等に基づいて、その蓄積したコンテンツを図示せぬモニタやスピーカ等を介して出力するハードディスクレコーダにより構成される。また、ホームサーバ11は、ユーザの自宅21に設置され、放送局15が放送するコンテンツを受信可能なアンテナやチューナ、コンテンツを記憶するハードディスク、並びにネットワーク12を介して他の装置と通信をする通信部を有する。ホームサーバ11の詳細な構成例については後述する。
ホームサーバ11は、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等に代表されるネットワーク12に接続される。なお、ネットワーク12は、例えば、インターネットと公衆電話回線網等のように、複数のネットワークにより構成されるようにしてもよい。
ユーザが所有する自動車22に設置された端末装置13は、基地局14を介してネットワーク12に接続される。端末装置13は、基地局14と無線通信(無線電話通信やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11xのような所定の規格に基づいた無線通信等)を行うことにより、ネットワーク12に接続される他の装置(例えば、ホームサーバ11等)と通信を行う。また、端末装置13は、それ自体がカーナビゲーションシステムの端末装置(以下、カーナビゲーション装置と称する)であり、自動車22の道案内サービス等をユーザに提供する。また、端末装置13は、モニタやスピーカ等よりなる出力部を有しており、映像データや音声データ等のコンテンツを出力し、ユーザに提供する。
なお、基地局14や放送局15は、特定の基地局または放送局を示すものではなく、それぞれ、複数の基地局、複数の放送局により構成されるようにしてもよい。すなわち、ホームサーバ11は、チューナにより複数の放送局が放送する複数の番組(コンテンツ)の中から任意の番組を選択して受信し、蓄積する。また、端末装置13は、複数の基地局の内、現在の端末装置13の位置において通信可能な位置に設置される基地局と通信を行うことにより、ネットワーク12に接続されるホームサーバ11と通信を行う。なお、端末装置13は、その位置が移動した場合、通信相手とする基地局を変更することができるようにしてもよい。
ネットワークシステム1は、放送局15が放送するコンテンツ31をユーザに提供するシステムである。放送局15は、予め定められた所定の番組表に従い、複数のコンテンツ31を順次放送する。ホームサーバ11は、その放送局15が放送するコンテンツ31の内、例えば予めユーザに指定されたコンテンツ31を受信し、コンテンツ31−1、コンテンツ31−2、コンテンツ31−3・・・のように内蔵するハードディスクに蓄積する。
カーナビゲーション装置である端末装置13は、自動車に搭乗するユーザが入力した目的地に基づいて、道案内サービスをユーザに提供するとともに、その目的地までの所要時間等の情報を算出し、そのような移動に関する情報をホームサーバ11に供給する。すなわち、端末装置13は、基地局14と無線通信を行い、ネットワーク12を介してその移動に関する情報をホームサーバ11に供給する。
ホームサーバ11は、ネットワーク12を介して端末装置13より移動に関する情報を取得すると、その情報に基づいて、蓄積したコンテンツ31(例えば、コンテンツ31−1乃至31−3)よりユーザに提供するコンテンツ31を選択し、それを、ネットワーク12を介して端末装置13に供給する。
端末装置13は、このように供給されたコンテンツ31を取得すると、そのコンテンツ31を出力し、ユーザに提供する。
図2を参照して、ホームサーバ11がユーザに提供するコンテンツを選択する具体的な例について説明する。
例えば、図2に示されるように、ホームサーバ11が例えばユーザの指定に基づく等して、コンテンツP乃至コンテンツSを受信して蓄積している(録画した)とする。なお、図2においてコンテンツP乃至コンテンツSの横向きの長さは、コンテンツ毎の収録時間の長さ(コンテンツの長さ)を示す。
このとき、ユーザが、端末装置13が設置される自動車22に乗ってA地点からB地点に移動するとする。A地点においてユーザが、目的地としてB地点を端末装置13に入力すると、端末装置13は、B地点までの所要時間Tを算出し、その所要時間Tに関する情報をユーザの移動に関する情報としてホームサーバ11に供給する。
ホームサーバ11は、その所要時間Tに関する情報をユーザの移動に関する情報として取得すると、その所要時間Tと各コンテンツの収録時間に基づいて、ユーザが所要時間T内に視聴可能なコンテンツ31を選択し、その選択したコンテンツ31を端末装置13に供給する。図2の例の場合、ホームサーバ11は、収録時間の合計が所要時間TとなるようにコンテンツPとコンテンツRを選択し、それらを端末装置13に供給する。
コンテンツ31を取得した端末装置13は、そのコンテンツを再生し、出力する。これにより、自動車22に搭乗するユーザは、自動車22がA地点からB地点に移動する間にコンテンツPとコンテンツRを全て視聴することができる。これにより、ユーザは、移動時間を退屈せずにすごすことができるとともに、例えば、コンテンツの再生が終了する前に目的地に到着してしまい、コンテンツの視聴を途中で終了しなければならない等の不都合を容易に回避することができる。すなわち、ネットワークシステム1のホームサーバ11は、ユーザの状況に応じたコンテンツを選択し、端末装置13に供給することができ、端末装置13は、ユーザの状況に応じたコンテンツをユーザに提供する(視聴させる)ことができる。
図3は、端末装置13の内部の構成例を説明するブロック図である。なお、図3においては、端末装置13の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、端末装置13が図3に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図3において、端末装置13は、ナビゲーション情報供給部41、ナビゲーション処理部42、コンテンツ管理部43、入力部44、出力部45、および通信部46により構成される。
ナビゲーション情報供給部41は、例えば、自動車22の現在の位置を示す現在位置情報、目的地までの経路の計画を示す計画経路情報、または、目的地までの所要時間等を含むナビゲーション情報を生成し、それらの情報をナビゲーション処理部42またはコンテンツ管理部43に供給する。
ナビゲーション処理部42は、ナビゲーション情報供給部41より供給されるナビゲーション情報に基づいて、道案内サービスを行う。
コンテンツ管理部43は、ナビゲーション情報供給部41より供給されるナビゲーション情報を、通信部46を介してホームサーバ12に供給し、ホームサーバ12より通信部46を介して供給されたコンテンツを取得し、出力部45に供給してユーザに提供する。
入力部44は、キーボード、マウス、または各種のボタン等よりなり、ユーザからの指示を受け付け、それらの情報をナビゲーション情報供給部41、ナビゲーション処理部42、またはコンテンツ管理部43に供給する。
出力部45は、ナビゲーション処理部42より供給されるナビゲーション情報42や、コンテンツ管理部43より供給されるコンテンツ等をモニタやスピーカより出力し、それらをユーザに提供する。
通信部46は、基地局14やネットワーク12を介してホームサーバ12と通信を行い、例えば、所要時間に関する情報をホームサーバ11に提供したり、ホームサーバ11より供給されたコンテンツを受信し、それをコンテンツ管理部43に供給したりする。また、通信部46は、ナビゲーションシステムにおいて、図示せぬ人工衛星等と通信を行うことにより、自動車22の現在位置に関する情報であるGPS(Global Positioning System)情報を取得し、それをナビゲーション情報供給部41に供給する。さらに、通信部46は、VICS(Vehicle Information and Communication System)やATIS(Advanced Traffic Information Service)等のシステムを利用してサービスを受け、経路に関する交通情報である経路情報を取得し、それをナビゲーション情報供給部41に供給する。
図4は、ナビゲーション情報供給部41の詳細な構成例を示すブロック図である。なお、図4においては、ナビゲーション情報供給部41の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ナビゲーション情報供給部41が図4に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図4において、ナビゲーション情報供給部41は、位置計測部51、目的地設定部52、経路情報取得部53、経路計画部54、および時間算出部55により構成される。
位置計測部51は、通信部46よりGPS情報61を取得し、そのGPS情報61を利用して、内蔵するジャイロ機構等を用いて、自動車22の現在位置を計測し、その現在位置情報62をナビゲーション情報69として、ナビゲーション処理部42に供給する。また、位置計測部51は、算出した現在位置情報62を経路計画部54にも供給する。
目的地設定部52は、例えば入力部44を介して入力されたユーザ指示である目的地指示情報64を取得すると、その目的地指示情報に基づいて目的地の設定を行い、目的地情報65を生成し、それを経路計画部54に供給する。
経路情報取得部53は、通信部46を介して供給される経路情報66を取得する処理を行う。図5は、経路情報66の構成例を示す模式図である。経路情報66は、例えば、渋滞や工事等に関する交通情報の他に、図5に示されるような流速、および降雨量等の情報を含む。これらの情報は、図5に示されるようにリンク番号毎に設定される。なお、リンク番号とは、その行に含まれる情報が、図6を参照して後述する計画経路情報67における一部の経路に関する情報であることを示している。
そして、経路情報取得部53は、取得した経路情報66を経路計画部54に供給する。
経路計画部54は、供給された現在位置情報62、目的地情報63、および経路情報66に基づいて、目的地までの経路を計画し、計画経路情報67を生成してそれをナビゲーション情報69としてナビゲーション処理部42に供給する。また、経路計画部54は、計画経路情報67を、時間算出部55に供給する。
図6は、計画経路情報67の構成例を示す模式図である。計画経路情報67は、ユーザに提示する目的地までの経路に関する情報であり、ナビゲーション処理部42は、基本的にこの経路に沿って道案内サービスを行う。図6に示されるように、計画経路情報67は、経路を分岐点となるノード間毎に計画し、この計画した経路(計画経路)を、そのノード毎に設定している。例えば、ノード番号、ノードの緯度、経度、高さ(標高)に関する情報、1つ前のノードからの距離を示すリンク距離、並びに、その1つ前のノードのノード番号を示すリンク番号等の情報を含む。
例えば、図6のノード番号「2」の行においては、ノード番号が「2」のノードに関する情報が含まれており、このノードの経度が「139°43′38″」であり、緯度が「35°40′10″」であり、高度が「40」であり、1つ前のリンクからの距離が「100」であり、そのノードのノード番号が「1」であることが示されている。
時間算出部55は、供給された計画経路情報67に基づいて、目的地までの所要時間Tを算出し、その所要時間に関する情報である所要時間情報68を生成してそれをナビゲーション情報69としてナビゲーション処理部42に供給する。また、時間算出部55は、所要時間情報68を、コンテンツ管理部43に供給する。
図7は、所要時間情報68の構成例を示す模式図である。所要時間情報68には、少なくとも、図7Aに示されるように、時、分、秒等の単位ごとの値により所要時間Tが示される。そしてこのような所要時間は、図7Bに示されるように、「番号」、「コマンド」、および「データ」のように所定の方式でまとめられて出力される。図7Bにおいて、番号は各所要時間情報を識別するための番号であり、コマンドは、送信先において実行されるコマンドであり、データは、そのコマンドの実行に必要なデータである。すなわち、図7Bの例の場合、番号「1」の所要時間情報68は、データに含まれる「所要時間」に最適なコンテンツを提供する処理を実行させる「時間最適コンテンツコマンド」を含む。
図8は、コンテンツ管理部43の内部の構成例を説明するブロック図である。なお、図8においては、コンテンツ管理部43の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、コンテンツ管理部43が図8に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
コンテンツ管理部43は、所要時間情報供給部71、コンテンツ取得制御部72、およびコンテンツ再生部73により構成される。
所要時間情報供給部71は、ユーザが入力部44を操作して入力したコンテンツ取得再生指示81がコンテンツ管理部43に供給されると、ナビゲーション情報供給部41より所要時間情報68を取得し、その所要時間情報68を、通信部68を介してホームサーバ11に供給する。
コンテンツ取得制御部72は、この所要時間情報68に応じてホームサーバ11より供給される、ストリーミングデータのコンテンツ31を、通信部46を介して取得し、そのコンテンツ31をコンテンツ再生部73に供給する。
コンテンツ再生部73は、コンテンツ取得制御部72より供給される、ストリーミングデータのコンテンツ31を用いて再生処理を行い、再生された再生コンテンツ82を出力部45に供給し、出力させる。
図9は、図1のホームサーバ11の構成例を説明するブロック図である。なお、図9においては、ホームサーバ11の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ホームサーバ11が図9に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図9に示されるように、ホームサーバ11は、通信部111、所要時間情報取得部112、供給コンテンツ選択部113、入力部114、コンテンツ取得部115、コンテンツ管理部116、記憶部117、およびコンテンツ供給制御部118により構成される。
通信部111は、ネットワーク12を介して端末装置13と通信を行い、所要時間情報68やコンテンツ31等の各種のデータのやり取りを行う。
所要時間情報取得部112は、通信部111を介して端末装置13より所要時間情報68を取得し、その所要時間情報を供給コンテンツ選択部113に供給する。
供給コンテンツ選択部113は、供給された所要時間情報68と、後述するコンテンツ関連情報131に基づいて、端末装置13に供給するコンテンツを選択し、そのコンテンツに関する情報である供給コンテンツ情報132を生成し、コンテンツ供給制御部118にその供給コンテンツ情報132を供給する。
入力部114は、例えば、ユーザが予約機能等を利用して予約したコンテンツの取得(録画)に関する情報をコンテンツ取得部115やコンテンツ管理部116に供給する。
コンテンツ取得部115は、放送局15が放送する番組(コンテンツ)を受信可能なアンテナやチューナを有しており、それらを用いて、入力部114より入力された指示により指定されたコンテンツ31と、そのコンテンツ31に関する情報であるコンテンツ関連情報131を選択して受信し、その受信したコンテンツ31およびコンテンツ関連情報131をコンテンツ管理部116に供給する。
図10はコンテンツ関連情報131の構成例を示す模式図である。図10において、コンテンツ関連情報131は、「コンテンツ番号」、「タイトル」、「日時」、「時間」、「カテゴリ」、および「ジャンル」等の項目の、コンテンツ31に関する付加情報を含む。もちろん、コンテンツ関連情報131がこれ以外の項目の情報を含むようにしてもよい。
コンテンツ管理部116は、記憶部117に記憶されるコンテンツ31(およびコンテンツ関連情報131)の入出力を管理する。例えば、コンテンツ管理部116は、入力部114を介してコンテンツの録画指示を取得すると、コンテンツ取得部115より供給されるコンテンツ31およびコンテンツ関連情報131を記憶部117に供給して記憶させる。
また、供給コンテンツ選択部113からの要求に基づいて、コンテンツ管理部116は、要求されたコンテンツ関連情報131を記憶部117より読み出し、それを供給コンテンツ選択部113に供給する。また、コンテンツ管理部116は、コンテンツ供給制御部118より要求されたコンテンツ31を記憶部117より読み出し、そのコンテンツ31をコンテンツ供給制御部118に供給する。
記憶部117は、例えば、ハードディスク等の大容量記憶媒体により構成され、コンテンツ関連情報記憶部121とコンテンツ記憶部122を有しており、コンテンツ管理部116より供給されるコンテンツ31をコンテンツ記憶部122に記憶し、コンテンツ管理部116より供給されるコンテンツ関連情報131をコンテンツ関連情報記憶部121に記憶する。
コンテンツ供給制御部118は、供給コンテンツ選択部113より供給される供給コンテンツ情報132に基づいて、コンテンツ管理部116を制御して、所要時間Tに対応するコンテンツ31(ユーザの状況に最適なコンテンツ31)を取得し、それを、通信部111を介して端末装置13に供給する。
次に、図1のネットワークシステム1において実行される処理について説明する。
最初に、端末装置13について説明する。端末装置13は、例えば、ユーザによる目的地の設定入力を受け付けたり、ユーザにより入力された目的地までの経路案内処理を行ったり、目的地までの所要時間を演算し、ユーザに対して、その所要時間に応じたコンテンツを提供したりする。例えば、電源が投入されるなどして、端末装置13がネットワークシステム1の端末装置13としての動作を開始すると、端末装置13は、端末処理を実行する。
図11のフローチャートを参照して端末処理を説明する。
最初にステップS1において、端末装置13のナビゲーション処理部42は、目的地が設定されているか否かを判定し、目的地が設定されていないと判定した場合、ステップS2に処理を進める。ステップS2において、ナビゲーション情報供給部41の目的地設定部52は、入力部44を制御し、目的地が指示されたか否かを判定する。入力部44より目的地指示情報64が供給され、目的地が指示されたと判定した場合、目的地設定部52は、ステップS3において、供給された目的地指示情報において指示された目的地を設定し、目的地情報65を生成し、それを経路計画部54に供給する。ステップS3の処理を終了すると、目的地設定部52は、ステップS4に処理を進める。
また、ステップS1において、既に目的地が設定されていると判定した場合、ナビゲーション処理部42は、ステップS2およびステップS3の処理を省略し、ステップS4に処理を進める。
ステップS4において、ナビゲーション処理部42は、目的地に到着したか否かを判定し、到着したと判定した場合、ステップS5に処理を進める。ステップS5において、目的地設定部52は、ステップS3の処理においてセットした目的地の設定を解除し、ステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
すなわち、目的地設定部52は、目的地が設定されていないと、ナビゲーション処理部42によって判定された場合、ユーザからの指示を受け付けて目的地を設定し、目的地に到着したと、ナビゲーション処理部42によって判定された場合、設定されている目的地を解除する。
ステップS4において、目的地に到着していないと、ナビゲーション処理部42によって判定された場合、ナビゲーション情報供給部41は、ステップS6に処理を進め、ナビゲーション情報を生成し、それをナビゲーション処理部42やコンテンツ管理部43に供給するナビゲーション情報供給処理を別タスクとして実行する。
そして、ナビゲーション処理部42は、ステップS7において、そのナビゲーション情報供給部41より供給されるナビゲーション情報に基づいてユーザに対して道案内処理を行うナビゲーション処理を実行する。
コンテンツ管理部43は、ステップS8において、コンテンツを視聴中であるか否かを判定し、視聴中で無いと判定した場合、ステップS9において、ユーザがコンテンツを視聴するか否かを判定し、視聴すると判定した場合、処理をステップS10に進め、コンテンツ視聴処理を別タスクとして実行する。
ステップS11において、コンテンツ管理部82は、処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS1に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS11において端末処理を終了すると判定した場合、コンテンツ管理部82は、処理をステップS12において終了処理を行った後、端末処理を終了する。
以上のように端末装置13が端末処理を実行することにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
次に、図11のフローチャートのステップS6において実行されるナビゲーション情報供給処理の詳細について、図12のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ステップS21において、図4のナビゲーション情報供給部41の目的地設定部52は、入力部44を制御し、目的地が指示されたか否かを判定する。入力部44より目的地指示情報64が供給され、目的地が指示されたと判定した場合、目的地設定部52は、ステップS22において目的地を設定し目的地情報65を経路計画部54に供給し、処理をステップS23に進める。ステップS21において目的地が指示されていないと判定した場合、目的地設定部52は、ステップS22の処理を省略し、ステップS23に処理を進める。
すなわち、目的地設定部52は、目的地が設定されており、その目的地までの案内処理を行っている間に、目的地が変更された場合、ステップS22の処理によって、その変更指示に従って設定されている目的地を変更する。
ステップS23において、ナビゲーション情報供給部41の位置計測部51は、通信部46を制御して取得したGPS情報61等に基づいて現在地を計測し、生成した現在位置情報62を経路計画部54に供給する。
ステップS24において、ナビゲーション情報供給部41の経路情報取得部53は、通信部46を制御して、経路情報66を取得する。経路情報取得部53は、取得した経路情報66を経路計画部54に供給する。
ステップS25において、経路計画部54は、供給された現在位置情報62、目的地情報65、および経路情報66に基づいて、案内経路を計画し、計画経路情報67を生成して時間算出部55に供給する。
ステップS26において、時間算出部55は、供給された計画経路情報67に基づいて、目的地までの所要時間を算出する。時間算出部55は、このように生成した所要時間情報68をコンテンツ管理部43に供給する。
ステップS27において、ナビゲーション情報供給部41は、生成された現在位置情報、計画経路情報、および所要時間情報をナビゲーション情報としてナビゲーション処理部42に供給する。ステップS27の処理を終了したナビゲーション情報供給部41は、ナビゲーション情報供給処理を終了する。
以上のように、ナビゲーション情報供給部41が、ユーザが指定した目的地までの所要時間を算出し、その算出した所要時間情報をコンテンツ管理部43に供給することにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
次に、図11のステップS10において実行されるコンテンツ視聴処理の詳細について図13のフローチャートを参照して説明する。
最初に、ステップS41において、図8のコンテンツ管理部43の所要時間情報供給部71は、通信部46を介して、所要時間情報68をホームサーバ11に供給する。所要時間情報68が供給されると、コンテンツ取得制御部72は、ステップS42において、通信部46を制御して、コンテンツ31の取得を開始する。
ステップS43において、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を介してストリーミングデータとして配信されるコンテンツ31を取得したか否かを判定し、取得したと判定したと判定するまで待機する。ストリーミングデータのコンテンツ31を取得したと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、取得したストリーミングデータのコンテンツ31をコンテンツ再生部73に供給し、処理をステップS44に進める。
ステップS44において、コンテンツ再生部73は、コンテンツ31を再生し、再生コンテンツ82を出力部45に供給する。出力部45は、ステップS45において、画像をモニタに表示したり、音声をスピーカから出力したりして、供給された再生コンテンツ82を出力する。
ステップS46において、コンテンツ取得制御部72は、コンテンツ31の配信が終了したか否かを判定し、通信部46を介して行われていたコンテンツ31の供給が停止し、コンテンツ31の配信が終了したと判定した場合、ステップS47に処理を進め、コンテンツ31の取得を終了する。そして、ステップS48においてコンテンツ管理部43は、終了処理を行い、コンテンツ視聴処理を終了する。
また、ステップS46において、通信部46を介したコンテンツ31の供給が停止しておらず、コンテンツ31の配信が終了していないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS49に処理を進め、コンテンツ視聴処理を終了するか否かを判定する。そして、例えばユーザからの指示等に基づいて、コンテンツ視聴処理を終了すると判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、処理をステップS38に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、この場合、コンテンツ管理部43が終了処理を行った後、コンテンツ視聴処理が終了される。
また、ステップS49において、コンテンツ視聴処理を終了しないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、処理をステップS43に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
以上のようにコンテンツ管理部43が、コンテンツ視聴処理を行って、所要時間情報に応じたコンテンツを取得し、その取得したコンテンツをユーザに提供するようにしたので、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。また、所要時間に応じたストリーミングデータのコンテンツ31を取得し、それをユーザに提供するようにしたので、端末装置13は、無駄なコンテンツ31を受信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができる。
次に、以上のように動作する端末装置13に対してホームサーバ11が実行するサーバ処理について、図14のフローチャートを参照して説明する。
最初に、図9のホームサーバ11のコンテンツ管理部116は、ステップS61において、例えば、予めユーザにより登録された予約情報等に基づいて、現在放送局15により放送されているコンテンツ31を受信して記憶する(録画する)か否かを判定する。
コンテンツ31を記憶すると判定した場合、コンテンツ管理部116は、コンテンツ取得部115を制御し、放送中のコンテンツ31を受信して取得する。そして、その取得したコンテンツ31を記憶部117のコンテンツ記憶部122に供給する。ステップS63において、コンテンツ31を供給されたコンテンツ記憶部122は、供給されたコンテンツ31を記憶する。
ステップS64において、コンテンツ管理部116は、コンテンツ取得部115を制御し、受信したコンテンツ31に対応するコンテンツ関連情報131を受信して取得する。そして、その取得したコンテンツ関連情報131を記憶部117のコンテンツ関連情報記憶部121に供給する。ステップS65において、コンテンツ関連情報131を供給されたコンテンツ関連情報記憶部121は、供給されたコンテンツ関連情報131を記憶する。
ステップS65の処理を終了すると、コンテンツ管理部116は、処理をステップS66に進める。また、ステップS61において、コンテンツを記憶しないと判定した場合、コンテンツ管理部116は、ステップS62乃至ステップS65の処理を省略し、ステップS66に処理を進める。
ステップS66において、所要時間情報取得部112は、通信部111を制御し、所要時間情報68を取得したか否かを判定し、取得したと判定した場合、取得した所要時間情報68を供給コンテンツ選択部113に供給し、処理をステップS67に進める。ステップS67において、所要時間情報68を供給された供給コンテンツ選択部113は、供給コンテンツ選択処理を実行する。供給コンテンツ選択処理の詳細については後述する。供給コンテンツ選択処理が終了すると、コンテンツ供給制御部118は、ステップS68において、取得したコンテンツ31を、ストリーミングデータとして通信部111を介して端末装置13に供給する。
そして、コンテンツ管理部116は、ステップS69において、コンテンツ関連情報記憶部121に記憶されている、その供給したコンテンツ31に対応するコンテンツ関連情報131の視聴済みフラグをたてる。処理が終了すると、コンテンツ管理部116は、処理をステップS70に進める。
ステップS66において、所要時間情報68を取得していないと判定した場合、コンテンツ管理部116は、ステップS67乃至ステップS69の処理を省略し、ステップS70に処理を進める。
ステップS70において、コンテンツ管理部116は、サーバ処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS61に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS70において、サーバ処理を終了すると判定した場合、ホームサーバ11の各部は、ステップS71において終了処理を行い、サーバ処理を終了する。
このようにホームサーバ11が端末装置13より取得した所要時間情報に基づいて、ユーザに視聴させるコンテンツを選択し、端末装置13に供給することにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。すなわち、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
また、所要時間に応じてストリーミングデータのコンテンツ31を選択し、端末装置13に供給するようにしたので、ホームサーバ11は、無駄なコンテンツ31を送信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができる。
次に、図14のステップS67において実行される供給コンテンツ選択処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。
所要時間情報68を取得した供給コンテンツ選択部113は、最初に、ステップS91において、コンテンツ管理部116を介してコンテンツ関連情報131を取得する。
供給コンテンツ選択部113は、以下の処理において、取得したコンテンツ関連情報131に基づいて、コンテンツ記憶部122に蓄積されているコンテンツ群の中から、その収録時間が所要時間情報68に示される所要時間より短いコンテンツ(すなわち、所要時間内にユーザが視聴可能なコンテンツ)を検索する。その際、供給コンテンツ選択部113は、取得したコンテンツ関連情報131を1つずつ選択することにより、コンテンツ記憶部122に蓄積されているコンテンツ31を1つずつ選択する。そして、選択したコンテンツについて、上述したように、収録時間が所要時間より短いか否かを判定する。供給コンテンツ選択部113は、それを全てのコンテンツ31に対して1つずつ繰り返し、収録時間が所要時間より短いコンテンツが見つかるまで繰り返す。全てについて調査した結果、収録時間が所要時間より短いコンテンツが無かったときは、提供するコンテンツをランダムに選択する。
コンテンツ関連情報131を取得した供給コンテンツ選択部113は、ステップS92において、未調査のコンテンツが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、処理をステップS93に進める。ステップS93において、供給コンテンツ選択部113は、ステップS93において、次のコンテンツに対応するコンテンツ管理情報131を選択することにより、次のコンテンツ31を選択し、ステップS94において、その選択したコンテンツ関連情報131の内容に基づいて、そのコンテンツ関連情報131に対応するコンテンツ31(選択したコンテンツ31)の収録時間が所要時間より短いか否かを判定する。
コンテンツ31の収録時間が所要時間より長く、ユーザが移動中に、そのコンテンツ31の全てを視聴することができないと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、現在選択しているコンテンツ関連情報131を解放し、次のコンテンツ31に対応するコンテンツ関連情報131を調査するために、処理をステップS92に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS94において、コンテンツ31の収録時間が所要時間より短く、ユーザが移動中に、そのコンテンツ31の全てを視聴することができると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、処理をステップS95に進め、コンテンツ関連情報131に含まれる視聴済みフラグの値を調査し、そのコンテンツ31が未視聴であるか否かを判定する。
視聴済みフラグがたてられており、そのコンテンツ31は既に視聴されたことがあると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、現在選択しているコンテンツ関連情報131を解放し、次のコンテンツ31に対応するコンテンツ関連情報131を調査するために、処理をステップS92に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS95において、視聴済みフラグはたてられておらず、そのコンテンツ31は未視聴であると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、処理をステップS96に進め、現在選択しているコンテンツ31を供給コンテンツに決定し、そのコンテンツ31のコンテンツ関連情報131を供給コンテンツ情報132としてコンテンツ供給制御部118に供給する。
コンテンツ供給制御部118は、その供給コンテンツ情報132を取得すると、端末装置13に供給するコンテンツとして、その供給コンテンツ情報132に対応するコンテンツ31を、コンテンツ管理部116を介して取得し、供給コンテンツ選択処理を終了し、図14のステップS67に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS92において、全てのコンテンツ31について調査し、未調査のコンテンツが存在しない、すなわち、全てのコンテンツ31の収録時間がいずれも所要時間より長いと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS98に処理を進め、コンテンツをランダムに選択し、ステップS96に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
このように、目的地までの所要時間より短いコンテンツを端末装置13に供給するコンテンツ(ユーザに視聴させるコンテンツ)として選択するようにしたので、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。すなわち、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができるようにコンテンツを提供することができる。
また、所要時間に応じてストリーミングデータのコンテンツ31を選択し、端末装置13に供給するようにしたので、ホームサーバ11は、無駄なコンテンツ31を送信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができる。
以上においては、ホームサーバ11が端末装置13にコンテンツ31をストリーミングデータとして配信するように説明した。すなわち、端末装置13は、供給されたコンテンツ31を順次再生し、出力するように説明した。しかしながら、これに限らず、例えば、ホームサーバ11が配信したコンテンツ31を、端末装置13が1度内蔵するハードディスクに蓄積してから再生するようにしてもよい。
その場合、端末装置13のブロック構成には、図16に示されるように、記憶部141が追加される。記憶部141は、例えば、ハードディスク等のような大容量記憶媒体により構成され、コンテンツ管理部43により制御されて、コンテンツ31を記憶する。
この例のように、端末装置13がホームサーバ11より供給されるコンテンツ31を一度蓄積してから再生する場合、ホームサーバ11は、ユーザが目的地に到達するまでに視聴可能なコンテンツ31を全てまとめて端末装置13に送信する。すなわち、ホームサーバ11は、端末装置13に複数のコンテンツ31をまとめて送信することもありうる。その場合、端末装置13は、それらのコンテンツ31をハードディスクよりなる記憶部141に蓄積し、ホームサーバ11に指定された順番でそれらのコンテンツ31を順に再生する。すなわち、ホームサーバ11は、コンテンツ31とともに、コンテンツ31の再生順等を示すコンテンツ再生管理情報161を端末装置11に供給する。
図17は、その場合のコンテンツ管理部43の内部の構成例を示すブロック図である。図17において、図8の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図17においても、図8の場合と同様に、コンテンツ管理部43の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、コンテンツ管理部43が図17に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
コンテンツ管理部43は、図8の場合の構成に加えて、コンテンツ記憶制御部151、コンテンツ再生管理情報取得制御部152、およびコンテンツ再生管理情報記憶制御部153を有している。
コンテンツ記憶制御部151は、記憶部141のインタフェースとして動作し、コンテンツ31を記憶させたり、読み出したりする処理を制御する。例えば、コンテンツ記憶制御部151は、コンテンツ取得制御部72より供給されたコンテンツ31を記憶部141に記憶させたり、記憶部141に記憶されているコンテンツ31を読み出し、コンテンツ再生部73に供給したりする。
コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ホームサーバ11より通信部46を介して供給されるコンテンツ再生管理情報161を取得すると、それをコンテンツ再生管理情報記憶制御部153に供給する。コンテンツ再生管理情報記憶制御部153は、記憶部141のインタフェースとして動作し、コンテンツ再生管理情報161を記憶させたり、読み出したりする処理を制御する。例えば、コンテンツ再生管理情報記憶制御部153は、コンテンツ再生管理情報取得制御部152より供給されたコンテンツ再生管理情報161を記憶部141に記憶させたり、記憶部141に記憶されているコンテンツ再生管理情報161を読み出し、コンテンツ再生部73に供給したりする。
図18は、コンテンツ再生管理情報161の構成例を示す模式図である。
図18に示されるように、コンテンツ再生管理情報161は、コンテンツに関する情報を含むことを通知するコマンドと、再生するコンテンツ31のコンテンツ名のリストにより構成される。すなわち、図18の場合、コンテンツ再生管理情報161は、コンテンツ情報報知コマンドとn個のコンテンツ名1乃至コンテンツ名nにより構成される。
図19は、このような端末装置13(図17)に対応するホームサーバ11の構成例を示すブロック図である。図19において、図9の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図19においても、図9の場合と同様に、ホームサーバ11の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ホームサーバ11が図19に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
ホームサーバ11は、図9の場合の供給コンテンツ選択部113の代わりにコンテンツ再生管理情報生成部を備え、さらに、コンテンツ再生管理情報供給制御部172を備える。
コンテンツ再生管理情報生成部171は、供給コンテンツ選択部113のように、供給するコンテンツ31を選択するだけでなく、その選択したコンテンツ31のリストであり、再生時におけるコンテンツ31の制御に利用される情報を含むコンテンツ再生管理情報161を生成し、それをコンテンツ再生管理情報供給制御部172とコンテンツ供給制御部118に供給する。
コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、供給されたコンテンツ再生管理情報161を、通信部111を介して端末装置13に供給する。コンテンツ供給制御部118は、図8の供給コンテンツ情報132の代わりに、コンテンツ再生管理情報161を用いて、コンテンツ31を取得し、通信部111を介して端末装置13に供給する。
次に、このような場合のネットワークシステム1の各装置の処理について説明する。なお、以下において、上述した図15までの例において説明した処理と同様の処理についてはその説明を適宜省略する。
この場合の端末装置13も、図11のフローチャートを参照して説明した場合と同様に端末処理を行う。従って、この場合の端末処理は、図11のフローチャートを適用することができる。また、その際、端末装置13は、ナビゲーション情報供給処理についても、図12のフローチャートを参照して説明した場合と同様に実行する。従って、この場合のナビゲーション情報供給処理は、図12のフローチャートを適用することができる。
ただし、この場合、ホームサーバ11から端末装置13に供給されるコンテンツ31は、端末装置13の記憶部141に一度記憶されてから再生される。従って、端末装置13によるコンテンツ31の取得に関する処理と、コンテンツ31の再生に関する処理は互いに独立して行われる。また、そのために、ホームサーバ11は、コンテンツ31とともに、コンテンツ再生管理情報161を端末装置13に供給する。
従って、端末装置13は、上述した図15までの例において説明した場合と異なり、これらの処理を含むように、図11のステップS10においてコンテンツ視聴処理を実行する。
図20のフローチャートを参照して、この場合のコンテンツ視聴処理の流れについて説明する。
図17に示される、端末装置13のコンテンツ管理部43に含まれる所要時間情報供給部71は、ステップS111において、通信部46を介して、所要時間情報68をホームサーバ11に供給する。
ステップS112において、コンテンツ取得制御部72は、ステップS111において供給された所要時間情報68に対応するコンテンツ取得処理を実行するか否かを判定する。ステップS111において所要時間情報68を供給し、その処理に対応するコンテンツ取得処理を実行すると判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS113において、通信部46を制御し、他のタスクとしてコンテンツ取得処理を実行し、所要時間に対応するコンテンツ31の取得を行う。
コンテンツ取得処理を他のタスクとして実行させると、コンテンツ取得制御部72は、ステップS114に処理を進める。また、ステップS112において、例えば、既にコンテンツ取得処理を実行済みであり、コンテンツ取得処理を実行させないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS113の処理を省略し、ステップS114に処理を進める。
ステップS114において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS111において供給された所要時間情報68に対応するコンテンツ再生管理情報取得処理を実行するか否かを判定する。ステップS111において所要時間情報68を供給し、その処理に対応するコンテンツ再生管理情報取得処理を実行すると判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS115において、通信部46を制御し、他のタスクとしてコンテンツ再生管理情報取得処理を実行し、所要時間に対応するコンテンツ再生管理情報161の取得を行う。
コンテンツ再生管理情報取得処理を他のタスクとして実行させると、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS116に処理を進める。また、ステップS114において、例えば、既にコンテンツ再生管理情報取得処理を実行済みであり、コンテンツ再生管理情報取得処理を実行させないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS115の処理を省略し、ステップS116に処理を進める。
ステップS116において、コンテンツ再生部73は、コンテンツ再生処理を実行するか否かを判定する。コンテンツ再生処理を実行すると判定した場合、コンテンツ再生部73は、ステップS117に処理を進め、コンテンツ記憶制御部151、コンテンツ再生管理情報記憶制御部153、および出力部45等を制御して、他のタスクとして、コンテンツ再生処理を実行し、所要時間に対応するコンテンツ31の再生を行う。
コンテンツ再生処理を他のタスクとして実行させると、コンテンツ再生部73は、ステップS118に処理を進める。また、ステップS116において、例えば、既にコンテンツ再生処理を実行済みであり、コンテンツ再生処理を実行させないと判定した場合、コンテンツ再生部73は、ステップS117の処理を省略し、ステップS118に処理を進める。
ステップS118において、コンテンツ管理部43は、コンテンツ視聴処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS112に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS118において、コンテンツ視聴処理を終了すると判定した場合、コンテンツ管理部43は、ステップS119において終了処理を行った後、コンテンツ視聴処理を終了する。
以上のようにして、コンテンツ管理部43の各部がコンテンツ視聴処理を行うことにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。また、ユーザに提供するコンテンツ31を一度記憶部141に記憶させてから再生するので、端末装置13は、再生処理が開始されるまでにコンテンツ31の取得処理が完了していればよく(再生する部分のみが完了していればよく)、コンテンツ31の取得処理と再生処理を同期して行う必要がない。従って、端末装置13は、再生処理と独立して、ホームサーバ11との通信が安定している状態のように、通信環境が良い状態であるときにコンテンツ31を受信することができる。端末装置13は、基本的に移動中の自動車22内においてコンテンツ視聴処理を行うため、その通信環境(基地局14との通信状態)が常に変化する恐れがあるが、そのような状況であっても、コンテンツ31を一度記憶部141に記憶させてから再生するようにすることにより、取得処理を任意のタイミングで行うことができ、通信環境の変化による再生処理への影響を抑制することができる。
また、端末装置13は、コンテンツ31とともに、コンテンツ再生管理情報161も取得するので、通信環境が良い状態のときに、ホームサーバ11より複数のコンテンツ31をまとめて受信し、コンテンツ再生管理情報161に基づいて、それらのコンテンツ31を順次再生することもでき、通信環境の変化に対する耐性をより強化することができる。
次に、図21のフローチャートを参照して、図20のステップS113において実行されるコンテンツ取得処理について説明する。
最初に、ステップS131において、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より供給されるコンテンツ供給の要求の受け付けを開始する。ホームサーバ11は、後述するように、端末装置13が供給した所要時間情報68に基づいて、ユーザに提供するコンテンツ31を選択し、それを端末装置13に供給する。その際、ホームサーバ11は、端末装置13にアクセスし、コンテンツの供給を要求する。コンテンツ取得制御部72は、ステップS131において、その要求の受け付けを開始する。
ステップS132において、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より要求を受け付けたか否かを判定し、要求を受け付けたと判定した場合、ステップS133に処理を進め、通信部46を制御して、コンテンツ供給の要求の受け付けを終了し、ステップS134において、通信部46を制御して、コンテンツの受け付けを開始し、コンテンツ31の取得の準備が整ったら、ステップS135において、通信部46を制御して、ホームサーバ11からの要求に対して応答する。
ステップS136において、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より供給されたコンテンツ31を受け付けたか否かを判定し、コンテンツ31を受け付けたと判定した場合、受け付けたコンテンツ31をコンテンツ記憶制御部151に供給する。コンテンツ記憶制御部151は、ステップS137において、供給されたコンテンツ31を記憶部141に供給して記憶させる。記憶部141は、供給されたコンテンツ31を記憶領域の空き領域に記憶する。ステップS137の処理を終了するとコンテンツ記憶制御部151は、処理をステップS138に進める。また、ステップS136において、コンテンツ31を受け付けていないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS137の処理を省略し、処理をステップS138に進める。ステップS138において、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を制御して、コンテンツ31の受け付けを終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS136に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、例えば、コンテンツ31の供給が終了するなどして、ステップS138において、コンテンツ31の受け付けを終了すると判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS139に処理を進め、通信部46を制御して、コンテンツ31の受け付けを終了し、処理をステップS131に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS132において、コンテンツ供給の要求を受け付けていないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、処理をステップS140に進め、コンテンツ取得処理を終了するか否かを判定する。コンテンツ取得処理を終了しないと判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、ステップS132に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS140において、コンテンツ取得処理を終了すると判定した場合、コンテンツ取得制御部72は、処理をステップS141に進め、終了処理を行った後、コンテンツ取得処理を終了する。
以上のようにして、コンテンツ取得制御部72がコンテンツ取得処理を行うことにより、端末装置13は、再生処理と独立して、任意のタイミングでコンテンツ31を受信することができ、通信環境の変化による再生処理への影響を抑制することができる。
次に、図22のフローチャートを参照して、図20のステップS115において実行されるコンテンツ再生管理情報取得処理について説明する。
最初に、ステップS161において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より供給されるコンテンツ再生管理情報供給の要求の受け付けを開始する。ホームサーバ11は、後述するように、端末装置13が供給した所要時間情報68に基づいて、ユーザに提供するコンテンツ31を選択し、そのコンテンツ31の再生を管理するためのコンテンツ再生管理情報161を生成し、それをコンテンツ31とともに端末装置13に供給する。その際、ホームサーバ11は、端末装置13にアクセスし、コンテンツ再生管理情報161の供給を要求する。コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS161において、その要求の受け付けを開始する。
ステップS162において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より要求を受け付けたか否かを判定し、要求を受け付けたと判定した場合、ステップS163に処理を進め、通信部46を制御して、コンテンツ再生管理情報供給の要求の受け付けを終了し、ステップS164において、通信部46を制御して、コンテンツ再生管理情報161の受け付けを開始し、コンテンツ再生管理情報161の取得の準備が整ったら、ステップS165において、通信部46を制御して、ホームサーバ11からの要求に対して応答する。
ステップS166において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、通信部46を制御して、ホームサーバ11より供給されたコンテンツ再生管理情報161を受け付けたか否かを判定し、コンテンツ再生管理情報161を受け付けたと判定した場合、受け付けたコンテンツ再生管理情報161をコンテンツ再生管理情報記憶制御部153に供給する。コンテンツ再生管理情報記憶制御部153は、ステップS167において、供給されたコンテンツ再生管理情報161を記憶部141に供給して記憶させる。記憶部141は、供給されたコンテンツ再生管理情報161を記憶領域の空き領域に記憶する。ステップS167の処理を終了するとコンテンツ再生管理情報記憶制御部153は、処理をステップS168に進める。また、ステップS166において、コンテンツ再生管理情報161を受け付けていないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS167の処理を省略し、処理をステップS168に進める。ステップS168において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、通信部46を制御して、コンテンツ再生管理情報161の受け付けを終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS166に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、例えば、コンテンツ再生管理情報161の供給が終了するなどして、ステップS168において、コンテンツ再生管理情報161の受け付けを終了すると判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS169に処理を進め、通信部46を制御して、コンテンツ再生管理情報161の受け付けを終了し、処理をステップS161に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS162において、コンテンツ再生管理情報供給の要求を受け付けていないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、処理をステップS170に進め、コンテンツ再生管理情報取得処理を終了するか否かを判定する。コンテンツ再生管理情報取得処理を終了しないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS162に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS170において、コンテンツ再生管理情報取得処理を終了すると判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、処理をステップS171に進め、終了処理を行った後、コンテンツ再生管理情報取得処理を終了する。
以上のようにして、コンテンツ再生管理情報取得制御部152がコンテンツ再生管理情報取得処理を行うことにより、端末装置13は、通信環境が良い状態のときに、ホームサーバ11より複数のコンテンツ31をまとめて受信し、コンテンツ再生管理情報161に基づいて、それらのコンテンツ31を順次再生することができ、通信環境の変化に対する耐性を強化することができる。
次に、図23のフローチャートを参照して、図20のステップS117において実行されるコンテンツ再生処理について説明する。
コンテンツ再生処理を開始したコンテンツ再生部73は、最初に、ステップS191において、コンテンツ再生管理情報記憶制御部153を制御して、記憶部141にコンテンツ再生管理情報161が記憶されているか否かを判定する。上述したようにコンテンツ再生管理情報取得処理が実行されており、記憶部141がコンテンツ再生管理情報161を記憶していると判定した場合、コンテンツ再生部73は、処理をステップS192に進め、コンテンツ再生管理情報記憶制御部153を制御し、記憶部141に記憶されているコンテンツ再生管理情報を取得する。コンテンツ再生管理情報記憶制御部153は、記憶部141からコンテンツ再生管理情報161を読み出して、それをコンテンツ再生部73に供給する。
コンテンツ再生管理情報161を取得したコンテンツ再生部73は、取得したコンテンツ再生管理情報161を参照し、ステップS193において、コンテンツ再生管理情報161に含まれるコンテンツ名のリストに基づいて、再生するコンテンツ31を特定し、ステップS194において、コンテンツ記録制御部151を制御し、その特定したコンテンツ31を取得し、ステップS195において、取得したコンテンツを再生し、ステップS196において、その再生したコンテンツ31である再生コンテンツ82を出力部45に供給し、出力させる。
そして、ステップS197において、コンテンツ再生部73は、コンテンツ再生処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS193に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、コンテンツ再生部73は、ステップS197においてコンテンツ再生処理を終了すると判定した場合、ステップS198に処理を進め、終了処理を行った後、コンテンツ再生処理を終了する。
コンテンツ再生部73が以上のようにコンテンツ再生処理を行うことにより、コンテンツ再生処理は、コンテンツ取得処理と独立して実行させる。従って、端末装置13は、コンテンツ再生処理に関わらず、通信環境が良い状態のときに、ホームサーバ11よりコンテンツ31を受信することができ、通信環境の変化に対する耐性を強化することができる。
このような端末装置13の処理対して、ホームサーバ11は、図14のフローチャートを参照して説明した場合と異なり、コンテンツ再生管理情報161を生成し、それを端末装置13に供給する処理も行う。この場合のサーバ処理について、図24のフローチャートを参照して説明する。
図19のホームサーバ11のコンテンツ管理部116は、ステップS211乃至215の処理を、図14のステップS61乃至ステップS65の場合と同様に実行し、コンテンツ31を受信して記憶部117に記憶させる。すなわち、ステップS211乃至215の各処理は、図14のステップS61乃至ステップS65の各処理とそれぞれ対応する。
ステップS216において、所要時間情報取得部112は、ステップS66の場合と同様に、通信部111を制御し、所要時間情報68を取得したか否かを判定する。所要時間情報68を取得したと判定した場合、所要時間情報取得部112は、取得した所要時間情報68をコンテンツ再生管理情報生成部171に供給し、処理をステップS217に進める。ステップS217において、所要時間情報68を供給されたコンテンツ再生管理情報生成部171は、コンテンツ再生管理情報生成処理を実行する。コンテンツ再生管理情報生成処理の詳細については後述する。コンテンツ再生管理情報生成処理が終了すると、コンテンツ供給制御部118は、ステップS218において、コンテンツ供給処理を他のタスクとして実行し、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、ステップS219において、コンテンツ再生管理情報供給処理を他のタスクとして実行する。
ステップS219の処理が終了すると、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、処理をステップS220に進める。また、ステップS216において、所要時間情報68を取得していないと判定した場合、所要時間情報取得部112は、ステップS217乃至ステップS219の処理を省略し、ステップS220に処理を進める。
ステップS220において、コンテンツ管理部116は、サーバ処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS211に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS220において、サーバ処理を終了すると判定した場合、ホームサーバ11の各部は、ステップS221において終了処理を行い、サーバ処理を終了する。
このようにホームサーバ11が端末装置13より取得した所要時間情報に基づいて、ユーザに視聴させるコンテンツを選択し、端末装置13に供給することにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。すなわち、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザは容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
また、所要時間に応じてコンテンツ31を選択し、端末装置13に供給するようにしたので、ホームサーバ11は、無駄なコンテンツ31を送信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができるだけでなく、端末装置13の記憶部141の記憶容量を不要に消費することを抑制することができる。
さらに、コンテンツ再生管理情報161を生成して端末装置13に供給するので、ホームサーバ11は、このコンテンツ再生管理情報161によりコンテンツ31の再生を管理することができ、端末装置13に任意のタイミングでコンテンツ31を供給することができる。
次に、図24のステップS217において実行されるコンテンツ再生管理情報生成処理の詳細について図25のフローチャートを参照して説明する。
図25において、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS241において、コンテンツ管理部116を介して、コンテンツ関連情報記憶部121に記憶されているコンテンツ関連情報131を取得する。
ステップS242において、コンテンツ再生管理情報生成部171は、コンテンツ関連情報131に基づいて、未調査のコンテンツが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、処理をステップS243に進め、次のコンテンツ関連情報131を選択することにより、次のコンテンツ31を選択する。コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS244において、その選択したコンテンツ31の収録時間が所要時間より短いか否かを判定し、所要時間の方が短いと判定した場合、そのコンテンツ31の選択を解除し、処理をステップS242に戻してそれ以降の処理を繰り返す。
ステップS244において、選択したコンテンツ31の収録時間が所要時間より長いと判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS245において、その選択したコンテンツ31が未視聴であるか否かを判定する。
このコンテンツ31のコンテンツ関連情報131の視聴済みフラグがたっており、未視聴でないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS242に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
視聴済みフラグがたっておらず、未視聴であると判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、処理をステップS246に進め、選択したコンテンツ31を、端末装置13に供給する供給コンテンツに決定し、ステップS247において、その供給コンテンツの情報をコンテンツ再生管理情報161に追加する。
そして、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS248において所要時間より供給コンテンツに決定したコンテンツ31の収録時間を減算することによって残り時間を算出し、ステップS249において、その残り時間にコンテンツ31を再生可能であるか否かを判定する。まだ、残り時間が十分に長く、その残り時間を用いて他のコンテンツ31を再生可能であると判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS242に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS249において、残り時間が短すぎ、他のコンテンツ31を再生不可能であると判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS250において生成したコンテンツ再生管理情報を、コンテンツ再生管理情報供給制御部172およびコンテンツ供給制御部118に出力し、コンテンツ再生管理情報生成処理を終了し、処理を図24のステップS217に戻し、ステップS218以降の処理を行う。
このようにコンテンツ再生管理情報生成部171が、端末装置13に供給するコンテンツ31を決定し、コンテンツ再生管理情報161を生成することにより、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができる。これにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザは、容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
また、ホームサーバ11は、無駄なコンテンツ31を送信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができるだけでなく、端末装置13の記憶部141の記憶容量を不要に消費することを抑制することができる。さらに、ホームサーバ11は、このコンテンツ再生管理情報161によりコンテンツ31の再生を管理することができ、端末装置13に任意のタイミングでコンテンツ31を供給することができる。
次に、図24のステップS218において実行されるコンテンツ供給処理について図26のフローチャートを参照して説明する。
コンテンツ供給処理を開始したコンテンツ供給制御部118は、最初にステップS271において、コンテンツ再生管理情報生成部171より供給されたコンテンツ再生管理情報161に基づいて、コンテンツ管理部116を介してコンテンツ31を取得する。すなわち、コンテンツ供給制御部118は、コンテンツ再生管理情報161に含まれるコンテンツ31をコンテンツ管理部116に要求する。コンテンツ管理部116は、要求されたコンテンツ31をコンテンツ記憶部122より取得し、それをコンテンツ供給制御部118に供給する。
供給コンテンツ(供給するコンテンツ31)を取得すると、コンテンツ供給制御部118は、ステップS272において、通信部111を制御し、端末装置13に対して、コンテンツ供給の要求を供給する。すなわち、通信部111は、コンテンツ供給制御部118の要求に基づいて、端末装置13にアクセスし、コンテンツの供給を許可してもらうように要求する。端末装置13は、図21のステップS135において、この要求に対して応答をホームサーバ11に返す。
コンテンツ供給制御部118は、ステップS273において、通信部111を制御し、応答を取得したか否かを判定する。応答を取得していないと判定した場合、コンテンツ供給制御部118は、処理をステップS272に戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS273において応答を取得したと判定した場合、コンテンツ供給制御部118は、ステップS274に処理を進め、通信部111を制御して、ステップS271において取得したコンテンツ31の供給を開始する。そして、コンテンツ供給制御部118は、ステップS275において、コンテンツ31の供給が終了したか否かを判定し、終了したと判定するまで待機する。コンテンツ31の供給が終了したと判定した場合、コンテンツ供給制御部118は、ステップS276に処理を進め、全てのコンテンツ31を供給したか否かを判定し、まだ供給していないコンテンツ31が存在すると判定した場合、処理をステップS272に戻し、それ以降の処理を繰り返す。すなわち、コンテンツ供給制御部118は、ステップS272乃至ステップS276の処理を繰り返すことにより、ステップS271において取得したコンテンツ31を全て端末装置13に供給する。
そして、ステップS276において全てのコンテンツ31を供給したと判定した場合、コンテンツ供給制御部118は、コンテンツ供給処理を終了する。
このようにコンテンツ供給制御部118が、端末装置13にコンテンツ31を供給することにより、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができる。これにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザは、容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
また、コンテンツ供給制御部118は、コンテンツ再生管理情報161に基づいてコンテンツ31を端末装置13に供給するので、ホームサーバ11は、無駄なコンテンツ31を送信する必要がなく、通信帯域を不要に消費することを抑制することができるだけでなく、端末装置13の記憶部141の記憶容量を不要に消費することを抑制することができる。さらに、以上のように、コンテンツ供給制御部118は、複数のコンテンツ31も連続して供給することができる。これにより、ホームサーバ11は、端末装置13に任意のタイミングでコンテンツ31を供給することができる。
次に、図24のステップS219において実行されるコンテンツ再生管理情報供給処理について図27のフローチャートを参照して説明する。
コンテンツ再生管理情報供給処理を開始したコンテンツ再生管理情報供給制御部172は、最初にステップS291において、コンテンツ再生管理情報生成部171より供給されたコンテンツ再生管理情報供給の要求を供給する。すなわち、通信部111は、コンテンツ再生管理情報供給制御部172の要求に基づいて、端末装置13にアクセスし、コンテンツ再生管理情報161の供給を許可してもらうように要求する。端末装置13は、図22のステップS165において、この要求に対して応答をホームサーバ11に返す。
コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、ステップS292において、通信部111を制御し、応答を取得したか否かを判定する。応答を取得していないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、処理をステップS291に戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS292において応答を取得したと判定した場合、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、ステップS293に処理を進め、通信部111を制御して、コンテンツ再生管理情報161の供給を開始する。そして、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、ステップS294において、コンテンツ再生管理情報161の供給が終了したか否かを判定し、終了したと判定するまで待機する。コンテンツ再生管理情報161の供給が終了したと判定した場合、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、コンテンツ再生管理情報供給処理を終了する。
このようにコンテンツ供給制御部118が、端末装置13にコンテンツ再生管理情報161を供給することにより、端末装置13は、取得したコンテンツ31を一度記憶部141に記憶しても、このコンテンツ再生管理情報161に基づいてコンテンツ31の再生を行うことができる。すなわち、ホームサーバ11は、このコンテンツ再生管理情報161によりコンテンツ31の再生を管理することができる。
なお、以上においては、放送局15が放送するコンテンツ31をホームサーバ11が受信するように説明したが、これに限らず、例えば、図28に示されるように、端末装置13が受信して蓄積するようにしてもよい。
すなわち、放送局15において放送されるコンテンツ31を、端末装置13がコンテンツ蓄積処理201により受信して蓄積する。そして、端末装置13は、その蓄積したコンテンツ31の名前のリストであるコンテンツリスト211を、ホームサーバ11に供給する。ホームサーバ11は、コンテンツ再生管理情報生成処理202を実行し、そのコンテンツリスト211を用いて、コンテンツ再生管理情報161を生成し、それを端末装置13に供給する。端末装置13は、コンテンツ再生処理203を実行し、ホームサーバ11より供給されるコンテンツ再生管理情報161を用いて、コンテンツ蓄積処理201において蓄積されるコンテンツ31を再生し、再生コンテンツ82を出力する。
この場合、図29に示されるように、端末装置13の入力部44は、放送局15が放送する番組を受信可能なアンテナとチューナを有しており、放送局15が放送したコンテンツ31(コンテンツ関連情報131を含む)を受信し、それをコンテンツ管理部43に供給する。
コンテンツ管理部43は、入力部44より供給されたコンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)を記憶部141に供給し、記憶させる。そして、そのコンテンツ名のリストを、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
図30は、その場合のコンテンツ管理部43の内部の構成例を示すブロック図である。図30において、図8や図17の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図30においても、図8や図17の場合と同様に、コンテンツ管理部43の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、コンテンツ管理部43が図30に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図30に示されるコンテンツ管理部43は、図17の場合の構成に加えて、コンテンツリスト供給部221を有している。ただし、コンテンツ取得制御部72は、通信部46を介してホームサーバ11よりコンテンツ31を取得するのではなく、入力部44より供給されるコンテンツ31を取得し、それをコンテンツ記憶制御部151に供給し、記憶部141に記憶させる。
コンテンツリスト供給部221は、記憶部141に記憶されているコンテンツ31のコンテンツ名を集めたコンテンツリスト211を、記憶部141より読み出す。記憶部141は、管理のために、コンテンツ記憶制御部151により供給されて記憶したコンテンツ31のコンテンツ名のリストであるコンテンツリスト211を生成し保持している。コンテンツリスト供給部221は、このコンテンツリスト211を記憶部141より読み出し、それを、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
図31は、このような端末装置13(図30)に対応するホームサーバ11の構成例を示すブロック図である。図31において、図9や図19の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図31においても、図9や図19の場合と同様に、ホームサーバ11の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ホームサーバ11が図31に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図31に示されるホームサーバ11は、図19の場合と異なり、コンテンツ31を受信したり、蓄積したり、供給したりしない。従って、このホームサーバ11は、コンテンツ31に関する処理を行う入力部114、コンテンツ取得制御部115、コンテンツ供給制御部118、コンテンツ関連情報記憶部121、およびコンテンツ記憶部122を有していない。
また、図31に示されるホームサーバ11は、コンテンツリスト取得部222とコンテンツ再生管理情報記憶部223を有しており、端末装置13より供給されるコンテンツリスト211を取得することができる。コンテンツリスト取得部222は、端末装置13より供給されるコンテンツリスト211を取得し、それをコンテンツ再生管理情報生成部171に供給する。
コンテンツ再生管理情報生成部171は、所要時間情報取得部112より供給された所要時間情報68と、コンテンツリスト取得部222より供給されたコンテンツリスト211に基づいて、コンテンツ再生管理情報161を生成する。コンテンツ再生管理情報生成部171は、生成したコンテンツ再生管理情報161をコンテンツ再生管理情報供給制御部172に供給するとともに、コンテンツ管理部116に供給する。
コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、供給されたコンテンツ再生管理情報161を、通信部111を介して端末装置13に供給する。コンテンツ管理部116は、供給されたコンテンツ再生管理情報161を記憶部117のコンテンツ再生管理情報記憶部223に記憶させる。そして、コンテンツ管理部116は、コンテンツ再生管理情報記憶部223に記憶されているコンテンツ再生管理情報161の入出力を管理する。
次に、このような場合のネットワークシステム1の各装置の処理について説明する。なお、以下において、上述した図27までの各例において説明した処理と同様の処理についてはその説明を適宜省略する。
最初に、端末装置13が実行する端末処理について図32および図33のフローチャートを参照して説明する。この場合の端末装置13は、上述したように、放送局15が放送したコンテンツ31を受信して記憶するので、図32に示される端末処理においては、図11のフローチャートを参照して説明した端末処理の各ステップに、コンテンツ31の取得に関する処理がさらに追加される。
すなわち、図32のステップS311乃至ステップS315の処理は、図11のステップS1乃至ステップS5の処理に対応し、図33のステップS321乃至ステップS327の処理は、図11のステップS6乃至ステップS12の処理に対応する。ただし、図33のステップS325において実行されるコンテンツ視聴処理の詳細については後述する。
図32のステップS314において、目的地に到着していないと判定した場合、ナビゲーション処理部42は、処理をステップS316に進める。ステップS316において、コンテンツ管理部43のコンテンツ取得制御部72は、コンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)を取得するか否かを判定し、例えば、予約情報等に基づいて、コンテンツ31を取得すると判定した場合、処理をステップS317に進め、入力部44を制御してコンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)を取得し、その取得したコンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)をコンテンツ記憶制御部151に供給する。
コンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)を供給されたコンテンツ記憶制御部151は、ステップS318において、そのコンテンツ31を記憶部141に供給して記憶させる。記憶部141は、供給されたコンテンツ31(コンテンツ関連情報131も含む)を記憶領域の空き領域に記憶する。そして、記憶部141は、ステップS319において、記憶したコンテンツ31の情報により、保持しているコンテンツリスト211を更新し、処理を図33のステップS321に進める。
以上のように端末処理を行うことにより、端末装置13は、放送局15の放送するコンテンツ31を受信して記憶し、その中から、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを選択して提供することができる。これにより、ユーザは容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
また、このように放送局15の放送するコンテンツ31を受信して記憶するので、端末装置13は、コンテンツ31の転送によるホームサーバ11との通信量を低減させることができる。
次に、図33のステップS325において実行されるコンテンツ視聴処理について、図34のフローチャートを参照して説明する。
この場合、放送局15により放送されたコンテンツ31は端末装置13が受信するので、図20のフローチャートを参照して説明した場合と異なり、コンテンツ管理部43は、コンテンツリスト211をホームサーバ11に供給する処理を行う。また、コンテンツ管理部43は、ホームサーバ11より供給されるコンテンツ31を取得するコンテンツ取得処理を行わない。
すなわち、ステップS341において、所要時間情報供給部71は、ナビゲーション情報供給部41より供給された所要時間情報68を、通信部46を介してホームサーバ11に供給し、ステップS342において、コンテンツリスト供給部221は、記憶部141よりコンテンツリストを読み出し、それを、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
ステップS343において、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、コンテンツ再生管理情報取得処理を実行するか否かを判定し、実行すると判定した場合、ステップS344に処理を進め、図22のフローチャートを参照して説明したようにコンテンツ再生管理情報取得制御部152の処理を実行し、ステップS345に処理を進める。ステップS343において、コンテンツ再生管理情報取得処理を実行しないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報取得制御部152は、ステップS344の処理を省略し、ステップS345に処理を進める。
ステップS345において、コンテンツ再生部73は、コンテンツ再生処理を実行するか否かを判定し、実行すると判定した場合、ステップS346に処理を進め、図23のフローチャートを参照して説明したようにコンテンツ再生処理を実行し、ステップS347に処理を進める。ステップS345において、コンテンツ再生処理を実行しないと判定した場合、コンテンツ再生部73は、ステップS346の処理を省略し、ステップS347に処理を進める。
ステップS347において、コンテンツ管理部43は、コンテンツ視聴処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS343に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS347において、コンテンツ視聴処理を終了すると判定した場合、コンテンツ管理部43は、ステップS348に処理を進め、終了処理を行い、コンテンツ視聴処理を終了する。
以上のように、コンテンツ管理部43の各部がコンテンツ視聴処理を行うことにより、端末装置13は、コンテンツリスト211をホームサーバ11に供給し、そのコンテンツリスト211に対応するコンテンツ再生管理情報を取得することができる。これにより、端末装置13は、ホームサーバ11よりコンテンツを取得せずに、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができる。従って、ユーザは、容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
次にこの場合のホームサーバ11の処理について説明する。この場合、ホームサーバ11は、コンテンツ31を受信したり、記憶したり、端末装置13に供給したりしない。従って、ホームサーバ11は、図35に示されるフローチャートのように、コンテンツ31の授受に関する処理は全て省略してサーバ処理を行う。図35のフローチャートを参照してこの場合のサーバ処理について説明する。
最初に、ステップS361において、コンテンツ再生管理情報生成部171は、所要時間情報取得部112より所要時間情報68を取得し、さらに、コンテンツリスト取得部222よりコンテンツリスト211を取得したか否かを判定する。すなわち、コンテンツ再生管理情報生成部171は、コンテンツリスト211および所要時間情報68を取得したか否かを判定する。
コンテンツリスト211および所要時間情報68を取得したと判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS362に処理を進め、コンテンツ再生管理情報生成処理を実行し、コンテンツ再生管理情報161を生成すると、それをコンテンツ再生管理情報供給制御部172に供給する。ステップS363において、コンテンツ再生管理情報供給制御部172は、他のタスクとしてコンテンツ再生管理情報供給処理を実行し、コンテンツ再生管理情報161を端末装置13に供給すると、ステップS364に処理を進める。
ステップS364において、コンテンツ管理部116は、サーバ処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、ステップS361に処理を戻し、それ以降の処理を繰り返す。ステップS364において、サーバ処理を終了すると判定した場合、ホームサーバ11の各部は、ステップS365において終了処理を行い、サーバ処理を終了する。
このようにホームサーバ11が端末装置13より取得した所要時間情報68とコンテンツリスト211に基づいて、ユーザに視聴させるコンテンツ31を選択し、端末装置13に供給することにより、端末装置13は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができ、さらに、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。すなわち、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツ31を提供することができ、さらに、ユーザは容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
次に、図35のステップS362において実行されるコンテンツ再生管理情報生成処理について、図36のフローチャートを参照して説明する。なお、この場合のコンテンツ再生管理情報生成処理は、基本的に図25のフローチャートを参照して説明した場合と同様に実行される。ただし、図36に示されるフローチャートの場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、コンテンツ関連情報131を取得せずに、コンテンツリスト211と所要時間情報68に基づいてコンテンツ31を選択する。
すなわち、図36のステップS381乃至ステップS391の各処理は、それぞれ、図25のステップS242乃至ステップS252に対応するが、ステップS382において、ンテンツ再生管理情報生成部171は、コンテンツリスト211の順番に従って次のコンテンツ31を選択する。
このようにすることにより、コンテンツ再生管理情報生成部171は、所要時間情報68とコンテンツリスト211よりコンテンツ再生管理情報161を生成することができるので、端末装置13がコンテンツを受信する場合であっても、ホームサーバ11は、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツ31の提供を端末装置13に実行させることができ、これにより、ユーザは、容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができる。
以上においては、ネットワークシステム1の各装置が、移動中のユーザに対して、目的地までの所要時間に応じたコンテンツを視聴させるようにコンテンツを選択し、提供するように説明したが、コンテンツの選択の基準は、目的地までの所要時間以外であってもよく、例えば、目的地への到着時刻であってもよい。
例えば、図37に示されるように、端末装置13が搭載された自動車22に乗車しているユーザが、予めホームサーバ11に、放送局15より放送される放送コンテンツを、自宅21に設置されたテレビジョン信号受信機251を用いて視聴するように設定しておいたとする。
その場合に、端末装置13において、ユーザが目的地を自宅21に設定し、さらに、放送局15より放送される放送コンテンツを、自宅21に設置されたテレビジョン信号受信機251を用いて視聴するように視聴予定252を設定した場合、端末装置13は、目的地である自宅21への到着予定時刻253を算出し、ホームサーバ11にそれらの情報を供給する。ホームサーバ11は、その到着予定時刻253と視聴予定252に基づいて、ユーザが自宅21に到着するまでの移動中に提供するコンテンツを選択する。
すなわち、ホームサーバ11は、蓄積しているコンテンツ群の中から、視聴予定252のコンテンツ31に関連するコンテンツである関連コンテンツ254を選択し、それを、端末装置13を介して移動中のユーザに提供する。
関連コンテンツ254とは、例えば、視聴予定252のコンテンツ31と同じ番組の他の放送回のコンテンツである。例えば、視聴予定252のコンテンツ31が連続ドラマであったり、定期的に放送される番組であったりする場合、ユーザが毎回その番組を視聴しており、以前に放送されたコンテンツをホームサーバ11が蓄積している場合がある。このような場合に、ホームサーバ11は、視聴予定252において指定されたコンテンツ31の関連コンテンツ254、すなわち、同じ番組の、以前に放送されたコンテンツを、蓄積しているコンテンツ群より選択し、その選択した関連コンテンツ254を到着予定時刻に合わせて終了するようにユーザに提供する。
例えば、関連コンテンツ254が図37に示されるようにm個ある場合(関連コンテンツ254−1乃至関連コンテンツ254−m)、ホームサーバ11は、到着予定時刻253までに提供可能であれば、それら全てを提供する。また、到着予定時刻253までにそれら全てを提供不可能である場合、ホームサーバ11は、到着予定時刻253までに提供可能な分だけのコンテンツを任意に選択して提供するようにしてもよいし、それらの関連コンテンツ254を編集することにより、到着予定時刻253までに提供可能な時間のコンテンツを作成し、そのコンテンツをユーザに提供するようにしてもよい。
なお、関連コンテンツは、視聴予定252のコンテンツ31と異なる番組のコンテンツであってもよい。例えば、視聴予定252のコンテンツ31の番組と同じジャンルの番組のコンテンツであってもよいし、出演者や製作者等の、所定の条件が同じ番組のコンテンツであってもよい。
なお、放送コンテンツの視聴予定252は、放送中のコンテンツの視聴に関する予定情報であり、ユーザはホームサーバ11にそのコンテンツを蓄積させずに視聴する。従って、到着予定時刻253の時刻によって、ホームサーバ11がコンテンツ選択の基準にする視聴予定252を選択する。その選択方法は任意であるが、選択される視聴予定は、少なくとも、ユーザが視聴可能な時間帯、すなわち、到着予定時刻253よりも後に開始される予定である。例えば、ホームサーバ11が到着予定時刻253より後の予定で、かつ、最も近い時刻の視聴予定252を選択するようにしてもよいし、さらに、到着予定時刻253より後の予定で、かつ、ユーザに提供可能な関連コンテンツ254をホームサーバ11が蓄積している視聴予定252を選択するようにしてもよい。また、これらの条件を組み合わせるようにしてももちろんよい。
このように到着予定時刻252に基づいてホームサーバ11がコンテンツ31を提供する場合も、上述した所要時間に基づいて提供する場合と同様に、ホームサーバ11は、コンテンツ31をストリーミングデータとして端末装置13に供給するようにしてもよいし、ダウンロードデータとして端末装置13に供給し、端末装置13がそのコンテンツ31を一度記憶部141に記憶してから出力するようにしてもよい。また、端末装置13が放送されたコンテンツ31を受信し、蓄積するようにしてももちろんよい。
最初に、ホームサーバ11がコンテンツ31をストリーミングデータとして供給する場合について説明する。その場合の端末装置13の構成例は、図3を参照して説明した場合と同様であり、図3に示されるブロック図を適用することができるのでその説明を省略する。ただし、図3のナビゲーション情報供給部41とコンテンツ管理部43の内部の構成例は異なる。
図38は、この場合のナビゲーション情報供給部41の構成例を示すブロック図である。図38において、図4の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図38においても、図4の場合と同様に、ナビゲーション情報供給部41の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ナビゲーション情報供給部41が図38に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
ナビゲーション情報供給部41は、図4の場合の構成に加えて、計時手段261および時刻情報算出部262を有している。
計時手段261は、現在の時刻を計時し、それを現在時刻情報271として時刻算出部262に供給する。時刻算出部262は、時間算出部55が算出した所要時間情報68と
計時手段261において計時されて供給された現在時刻情報271に基づいて、到着時刻情報272を算出し、それを、ナビゲーション情報69としてナビゲーション処理部42に供給するとともに、コンテンツ管理部43に供給する。
図39は、到着時刻情報272の構成例を説明する模式図である。到着時刻情報272は、図39Aに示されるように、少なくとも、時、分、秒等の各単位の値を含む。より現実的には、例えば、図39Bに示されるように、到着時刻情報272は、番号、コマンド、およびデータのように予め定められた所定の形式の情報として構成される。より具体的には、図39Bの場合、到着時刻情報272は、値「1」の番号と、到着時刻(到着予定時刻)に基づいてコンテンツを選択するようにホームサーバ11に指示するコマンドである時刻最適コンテンツコマンドと、到着時刻により構成される。
図40は、この場合のコンテンツ管理部43の構成例を示すブロック図である。図40において、図8の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図40においても、図8の場合と同様に、コンテンツ管理部43の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、コンテンツ管理部43が図40に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図40に示されるコンテンツ管理部43は、図8の場合の所要時間情報供給部71の代わりに、到着時刻情報供給部281を有し、さらに、図8の場合の構成に加えて、視聴予定コンテンツ情報供給部282を有している。
到着時刻情報供給部281は、所要時間情報供給部71と同様に、ナビゲーション情報供給部41より供給された到着時刻情報272を取得すると、それを、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
視聴予定コンテンツ情報供給部282は、入力部44を介してユーザにより入力された視聴予定コンテンツ情報273を取得すると、それを、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
図41は、このような端末装置13に対応するホームサーバ11の構成例を示すブロック図である。図41において、図9の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図41においても、図9の場合と同様に、ホームサーバ11の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ホームサーバ11が図41に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
ホームサーバ11は、図9の所要時間情報取得部112の代わりに到着時刻情報取得部283を備え、さらに、視聴予定コンテンツ情報取得部284を備える。
到着時刻情報取得部283は、通信部111を制御し、端末装置13より供給される到着時刻情報272を取得し、それを供給コンテンツ選択部113に供給する。また、視聴予定コンテンツ情報284は、同様に、通信部111を制御し、端末装置13より供給される視聴予定コンテンツ情報273を取得し、それを供給コンテンツ選択部113に供給する。
供給コンテンツ選択部113は、供給された到着時刻情報272、視聴予定コンテンツ情報273、および、コンテンツ管理部116を介して取得したコンテンツ関連情報131に基づいて、端末装置13に供給するコンテンツ31を選択し、供給コンテンツ情報132を生成し、それをコンテンツ供給制御部118に供給する。
次に、このような場合のネットワークシステム1の各装置の処理について説明する。なお、以下において、上述した図36までの例において説明した処理と同様の処理についてはその説明を適宜省略する。
この場合の端末装置13も、図11のフローチャートを参照して説明した場合と同様に端末処理を行う。従って、この場合の端末処理は、図11のフローチャートを適用することができる。
ただし、この場合、ナビゲーション情報供給部41は、到着時刻情報272をコンテンツ管理部43に供給する。図42のフローチャートを参照して、図11のステップS6において実行されるナビゲーション情報供給処理を説明する。
この場合も、ナビゲーション情報供給部41の各部は、ステップS401乃至ステップS406において、図12のステップS21乃至ステップS26の場合と同様に処理を行い、所要時間を算出する。すなわち、図42のステップS401乃至ステップS406の各処理は、それぞれ、図12のステップS21乃至ステップS26の各処理に対応する。
時間算出部55は、ステップS406において、所要時間を算出すると、それを所要時間情報68として時刻算出部262に供給する。
所要時間情報68を取得すると、ステップS407において、時刻算出部262は、計時手段261を制御し、現在時刻を現在時刻情報271として取得し、ステップS408において到着時刻を算出する。ステップS409において、ナビゲーション情報供給部41は、現在位置情報62、計画経路情報67、所要時間情報68、および到着時刻情報272をナビゲーション情報69としてナビゲーション処理部42に供給する。このとき時刻算出部262は、到着時刻情報272をコンテンツ管理部43に供給する。
ナビゲーション情報69を供給したナビゲーション情報供給部41は、ナビゲーション情報供給処理を終了する。
コンテンツ管理部43は、ナビゲーション情報供給部41より供給された到着時刻情報272に基づいて、図11のステップS10において、図43に示されるフローチャートのようにコンテンツ視聴処理を実行する。この場合のコンテンツ視聴処理について、図43のフローチャートを参照して説明する。
この場合、図13に示される場合と異なり、図40のコンテンツ管理部43においてコンテンツ視聴処理が開始されると、到着時刻情報供給部281は、ステップS421において、ナビゲーション情報供給部41より供給された到着時刻情報272を、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。さらに、ステップS422において、視聴予定コンテンツ情報供給部282は、入力部44より供給される視聴予定コンテンツ情報273を、通信部46を介してホームサーバ11に供給する。
ホームサーバ11は、これらの到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273に基づいて、ユーザに提供するコンテンツ31を選択し、そのコンテンツ31をストリーミングデータとして端末装置13に供給する。端末装置13は、ステップS423乃至ステップS429において、そのストリーミングデータであるコンテンツ13の取得に関する処理を、図13のステップS42乃至ステップS48の場合と同様に実行する。すなわち、ステップS423乃至ステップS429の各処理は、それぞれ、ステップS42乃至ステップS48の各処理に対応する。
以上のように端末装置13の各部が各処理を実行することにより、端末装置13は、ホームサーバ11に、到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273に基づいてユーザに提供するコンテンツ31を選択させることができる。すなわち、端末装置13は、ホームサーバ11より、到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273に基づいて選択されたコンテンツ31を取得し、それをユーザに提供することができる。これにより、ネットワークシステム1は、例えば、ユーザが自宅に到着後に視聴する予定の番組に関連するコンテンツ31を到着前に提供する等、到着予定時刻に応じたサービスをユーザに提供することができる。
次に、このような端末装置13の処理に対応してホームサーバ11が実行する処理について説明する。図41に示されるホームサーバ11の各部は、図14のフローチャートを参照して説明したサーバ処理を、図44に示されるフローチャートのように実行する。
すなわち、この場合もホームサーバ11の各部は、基本的に図14の場合と同様にサーバ処理を実行するが、ステップS456において、到着時刻情報取得部283および視聴予定コンテンツ情報取得部284は、それぞれ、通信部111を制御し、到着時刻情報272または視聴予定コンテンツ情報273を取得したか否かを判定し、到着時刻情報取得部283および視聴予定コンテンツ情報取得部284がそれぞれ各情報を取得したと判定した場合、取得した到着時刻情報272または視聴予定コンテンツ情報273を供給コンテンツ選択部113に供給し、処理をステップS457に進める。ステップS457において、到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273を供給された供給コンテンツ選択部113は、供給コンテンツ選択処理を実行する。
そして、供給コンテンツ選択処理が終了すると、コンテンツ供給制御部118は、ステップS458においてコンテンツ供給処理を実行する。
ホームサーバ11の各部は、これらの処理以外の処理、すなわち、図44のステップS451乃至ステップS455の処理、並びに、ステップS459乃至ステップS461の各処理を、図14のステップS61乃至ステップS65、並びに、ステップS69乃至ステップS71の各処理の場合と同様に実行する。すなわち、図44のステップS451乃至ステップS455の処理、並びに、ステップS459乃至ステップS461の各処理は、それぞれ、ステップS61乃至ステップS65、並びに、ステップS69乃至ステップS71の各処理と対応する。
次に、図44のステップS457において実行される供給コンテンツ選択処理の詳細について図45および図46のフローチャートを参照して説明する。
この場合も、供給コンテンツ選択部113は、コンテンツ管理部116を介してコンテンツ関連情報121に記憶されているコンテンツ関連情報131を取得し、そのコンテンツ関連情報131を用いて供給するコンテンツの選択を行う。しかしながら、この場合、複数の関連コンテンツを供給コンテンツとして選択することも考えられるので、供給コンテンツ選択部113は、まず、第1段階として、到着予定の時刻と視聴予定から供給コンテンツ候補を選択してその供給コンテンツ候補のリスト(供給コンテンツ候補リスト)を生成し、その供給コンテンツ候補リストのコンテンツを、必要に応じて、自宅までの所要時間に合わせて編集し、供給するコンテンツを用意する。
すなわち、供給コンテンツ選択処理を開始した供給コンテンツ選択部113は、最初にステップS481において、コンテンツ管理部116を介してコンテンツ関連情報記憶部121よりコンテンツ関連情報131を取得する。
そして、ステップS482において、供給コンテンツ選択部113は、視聴予定コンテンツ情報取得部284より供給された視聴予定コンテンツ情報273に含まれる視聴予定コンテンツの内、未処理の視聴予定コンテンツが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS483に処理を進め、例えば開始時刻の順に、次の視聴予定コンテンツを選択する。
処理対象とする視聴予定コンテンツを選択した供給コンテンツ選択部113は、ステップS484において、到着時刻情報取得部283より供給された到着時刻情報272を参照し、選択した視聴予定コンテンツの視聴開始予定時刻が到着予定の時刻より、予め定められた所定の時間内に予定されているか否かを判定する。
例えば、視聴開始予定時刻が、到着予定の時刻より前である場合、ユーザは事実上、その視聴予定のコンテンツ31を、少なくとも放送中に視聴することができない。また、逆に、視聴開始予定時刻が、到着予定の時刻から予め定められた所定の時間(例えば数時間等)以上後である場合、ユーザが自宅に到着してからその視聴予定のコンテンツ31の視聴を開始するまでに時間が空きすぎてしまう。例えば、ユーザが自宅到着後すぐに視聴を予定しているコンテンツを視聴するのであれば、ユーザは、自宅に到着するまでの移動中に、関連コンテンツ254を視聴することで、例えばこれまでのあらすじを確認する等の、視聴予定のコンテンツ31を視聴する際にその楽しさを増加させる付加情報を得ることができる。しかしながら、到着時刻から視聴開始時刻までの時間が長すぎる場合、その効果も薄れてしまう。
従って、供給コンテンツ選択部113は、ステップS484において、選択した視聴予定コンテンツの視聴開始予定時刻が到着予定の時刻より、予め定められた所定の時間内に予定されているか否かを判定し、所定の時間内に予定されていないと判定した場合、処理をステップS482に戻し、現在選択している視聴予定コンテンツに対する処理を終了し、次の視聴予定コンテンツに対する処理を行うために、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS484において、選択した視聴予定コンテンツの視聴開始時刻が到着予定時刻より、予め定められた所定の時間内に予定されていると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS485に処理を進め、コンテンツ関連情報131を参照し、視聴予定コンテンツに関連するコンテンツ、すなわち、関連コンテンツ254が、コンテンツ記憶部122に蓄積しているコンテンツ群の中に存在するか否かを判定する。
視聴予定のコンテンツ31の関連コンテンツ254を蓄積していないと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、処理をステップS482に戻し、次の視聴予定コンテンツに対する処理を行うために、それ以降の処理を繰り返す。
コンテンツ記憶部122に視聴予定のコンテンツ31の関連コンテンツ254を蓄積していると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS486に処理を進め、選択した視聴予定コンテンツに関連するコンテンツである関連コンテンツ254を供給コンテンツ候補リストに追加し、処理をステップS482に戻す。
以上のステップS482乃至ステップS486の処理を繰り返すことにより、供給コンテンツ選択部113は、全ての視聴予定コンテンツに関して処理を行う。そして、ステップS482において、全ての視聴予定コンテンツに対する処理が終了し、未処理の視聴予定コンテンツが存在しないと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、図46のステップS491に処理を進める。
以上のように供給コンテンツ候補リストを生成した供給コンテンツ選択部113は、図46のステップS491において、供給コンテンツ候補リストに供給コンテンツ候補が存在するか否かを判定する。図45の各処理においてコンテンツ31を1つでも供給コンテンツ候補として選択でき、供給コンテンツ候補が存在すると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS492に処理を進め、到着時刻情報272に基づいて、到着予定の時刻と現在時刻から、ユーザが自宅に到着するまでにコンテンツ31を視聴可能な時間である視聴可能時間を算出する。
また、ステップS493において、供給コンテンツ選択部113は、供給コンテンツ候補リストに基づいてコンテンツの合計再生時間(通常再生における再生時間)である合計視聴時間を算出する。
そして、ステップS494において、視聴可能時間と合計視聴時間を比較し、供給コンテンツ候補リストのコンテンツをユーザが全て視聴可能であるか否かを判定する。視聴可能時間が合計視聴時間より長く、視聴可能であると判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS495に処理を進め、供給コンテンツ候補リストのコンテンツを供給コンテンツとして決定し、ステップS496においてコンテンツ管理部116を介してその供給コンテンツを取得し、供給コンテンツ選択処理を終了し、図44のステップS457に処理を戻す。
ステップS494において、視聴可能時間が合計視聴時間より短く、ユーザが供給コンテンツ候補リストのコンテンツを視聴可能でないと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、ステップS497に処理を進め、例えば、リストに含まれるコンテンツを適宜削減したり、リストに含まれるコンテンツの一部分をそれぞれ抽出するようにしたりして、供給コンテンツ候補リストを編集し、合計視聴時間が視聴可能時間より短くなるようにし、処理をステップS494に戻し、それ以降の処理を繰り返す。なお、供給コンテンツ候補リストは、供給コンテンツとして選択されるコンテンツの候補となるコンテンツを指定するだけでなく、そのコンテンツの一部を指定することもできる。
また、ステップS491において、供給コンテンツ候補としてコンテンツが1つも選択されず、供給コンテンツ候補が存在しないと判定した場合、供給コンテンツ選択部113は、処理をステップS498に進め、エラー処理を行い、そのことをコンテンツ供給制御部118に通知した後、供給コンテンツ選択処理を終了し、処理を図44のステップS457に戻す。
以上のようにホームサーバ11の各部が各処理を実行することにより、ホームサーバ11は、到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273に基づいて選択したコンテンツ31を、端末装置13を介して、ユーザに提供することができる。これにより、ネットワークシステム1は、例えば、ユーザが自宅に到着後に視聴する予定の番組に関連するコンテンツ31を到着前に提供する等、到着予定時刻に応じたサービスをユーザに提供することができる。
なお、このように到着予定時刻に基づいてコンテンツを提供する場合も、図16乃至図27を参照して説明した、所要時間に基づいてコンテンツを提供する場合と同様に、ホームサーバ11がストリーミングデータとしてではなくダウンロードデータとしてコンテンツ31を端末装置13に供給し、端末装置11が取得したコンテンツ31を1度ハードディスクなどに記憶してから、ユーザに提供するようにしてもよい。
その場合、端末装置13の構成例は、図16に示されるブロック図と同様の構成になる。また、そのコンテンツ管理部43は、図8に示されるブロック図に対する図40の構成例のように、基本的に図17に示されるブロック図と同様に構成され、図17に示されるブロック図における所要時間情報供給部71の代わりに到着時刻情報供給部281と視聴予定コンテンツ情報供給部282が設けられている。
また、このときのサーバ11の構成例は、基本的に図19に示されるブロック図と同様に構成される。しかしながら、図9に示されるブロック図に対する図41の構成例のように、図19に示されるブロック図における所要時間情報取得部112の代わりに、到着時刻情報取得部283および視聴予定コンテンツ情報取得部284が設けられている。
この場合、端末装置13は、図11に示されるフローチャートのように端末処理を実行し、図42に示されるようにナビゲーション情報供給処理を実行する。
図49のフローチャートを参照して、この場合において、図11のステップS10において実行されるコンテンツ視聴処理について説明する。この場合も、図47に示されるコンテンツ管理部43は、図20のフローチャートを参照して説明した場合と基本的に同様にコンテンツ視聴処理を実行する。しかしながら、この場合は、ステップS511において、到着時刻情報供給部281は、到着時刻情報272をホームサーバ11に供給する。また、視聴予定コンテンツ情報供給部282は、ステップS512において、視聴予定コンテンツ情報273をホームサーバ11に供給する。
それ以降の処理は図20の場合と同様であり、コンテンツ管理部43の各部は、ステップS513乃至ステップS520の各処理を、図20のステップS112乃至ステップS119の各処理と同様に実行する。すなわち、ステップS513乃至ステップS520の各処理は、それぞれ、ステップS112乃至ステップS119の各処理と対応する。
これに対してホームサーバ11は、図44のフローチャートと同様にサーバ処理を実行する。ただし、この場合、図44のステップS457において、図24のステップS217の場合と同様にコンテンツ再生管理情報生成処理を実行する。
図50および図51のフローチャートを参照して、このコンテンツ再生管理情報生成処理について説明する。
図48のホームサーバ11の各部は、コンテンツ再生管理情報生成処理を、図50および図51のフローチャートのように実行するが、これは、図45および図46のフローチャートを参照して説明したストリーミングデータとして供給コンテンツを供給する場合と基本的に同様である。
具体的に説明すると、ホームサーバ11の各部は、図50のステップS541乃至ステップS546の処理を実行し、到着時刻情報272、視聴予定コンテンツ情報273、並びにステップS541において取得したコンテンツ関連情報131に基づいて、供給コンテンツ候補リストを生成する。従って、図50のステップS541乃至ステップS546の各処理は、それぞれ、図45のステップS481乃至ステップS486の各処理に対応する。
そして、ステップS542において未処理の視聴予定コンテンツが存在しないと判定した場合、コンテンツ再生管理情報生成部171は、処理を図51のステップS551に進める。コンテンツ再生管理情報生成部171は、図46のステップS491乃至ステップS498の場合と基本的に同様に、ステップS551乃至ステップS558の処理を実行する。
ただし、ステップS555において供給コンテンツ候補リストのコンテンツを供給コンテンツとして決定したコンテンツ再生管理情報生成部171は、ステップS556に処理を進め、決定した供給コンテンツの情報をコンテンツ再生管理情報としてコンテンツ再生管理情報供給制御部172およびコンテンツ供給制御部118に供給する。従って、図51のステップS551乃至ステップS555、並びに、ステップS557およびステップS558の各処理は、それぞれ、図46のステップS491乃至ステップS495、並びに、ステップS497およびステップS498の各処理に対応する。
以上のように、ホームサーバ11と端末装置13の各部が処理を行うことにより、ネットワークシステム1は、例えば、ユーザが自宅に到着後に視聴する予定の番組に関連するコンテンツ31を到着前に提供する等、到着予定時刻に応じたサービスをユーザに提供することができる。このとき、ホームサーバ11は、コンテンツをダウンロードデータとして端末装置13に供給することができ、端末装置13は、そのコンテンツを一度記憶してからユーザに提供することができる。従って、ホームサーバ11は、さらに、端末装置13に任意のタイミングでコンテンツを供給することができ、図16乃至図27を参照して説明した場合と同様の効果を得ることができる。
もちろん、このように到着予定時刻に基づいてコンテンツを提供する場合も、図28乃至図36を参照して説明した、所要時間に基づいてコンテンツを提供する場合と同様に、端末装置13が放送されるコンテンツ31を受信し、蓄積するようにしてもよい。
その場合の端末装置13のコンテンツ管理部43は、図52に示されるように、図8に示されるブロック図に対する図40の構成例のように、基本的に図30に示されるブロック図と同様に構成され、図30に示されるブロック図における所要時間情報供給部71の代わりに到着時刻情報供給部281と視聴予定コンテンツ情報供給部282が設けられている。
また、このときのサーバ11は、基本的に図31に示されるブロック図と同様に構成される。しかしながら、図9に示されるブロック図に対する図41の構成例のように、図31に示されるブロック図における所要時間情報取得部112の代わりに、到着時刻情報取得部283および視聴予定コンテンツ情報取得部284が設けられている。
この場合、端末装置13は、図32および図33に示されるフローチャートのように端末処理を実行し、図42に示されるようにナビゲーション情報供給処理を実行する。さらに、端末装置13は、図54のフローチャートに示されるようにコンテンツ視聴処理を実行するが、これは、基本的に図34のフローチャートの場合と基本的に同様であり、図43や図49のフローチャートを参照して説明した場合と同様に、図34のステップS341の処理の代わりに、到着時刻情報272と視聴予定コンテンツ情報273がホームサーバ11に供給される。具体的には、図52に示されるコンテンツ管理部43の到着時刻情報供給部281は、ステップS571において、到着時刻情報272をホームサーバ11に供給し、ステップS572において、視聴予定コンテンツ情報供給部282は、視聴予定コンテンツ情報273をホームサーバ11に供給する。
図54のステップS573乃至ステップS579の各処理は、それぞれ、図34のステップS342乃至ステップS348の各処理に対応し、図52のコンテンツ管理部43の各部は、図54のステップS573乃至ステップS579の各処理を、図34のステップS342乃至ステップS348の場合と同様に実行する。
このように処理することにより、端末装置13は、コンテンツを受信して蓄積し、到着時刻情報272と視聴予定コンテンツ情報273をホームサーバ11に供給することができる。従って、端末装置13は、ホームサーバ11に対して、到着時刻情報272と視聴予定コンテンツ情報273に基づいたコンテンツの選択をさせることができる。
これに対して、ホームサーバ11は、図55に示されるフローチャートのようにサーバ処理を実行する。この処理は、基本的に、図35のフローチャートを参照して説明した場合と同様に実行される。しかしながら、図55の場合、ステップS591において、到着時刻情報取得部283は、到着時刻情報272を取得したか否かを判定し、視聴予定コンテンツ情報取得部284は、視聴予定コンテンツ情報273を取得したか否かを判定し、さらに、コンテンツリスト取得部222は、コンテンツリスト211を取得したか否かを判定する。そして、到着時刻情報取得部283、視聴予定コンテンツ情報取得部284、および、コンテンツリスト取得部222は、到着時刻情報272、視聴予定コンテンツ情報273、および、コンテンツリスト211を取得したと判定した場合、処理をステップS592に進め、取得していないと判定した場合、処理をステップS594に進める。
すなわち、図55のステップS592乃至ステップS595の各処理は、図35のステップS362乃至ステップS365に対応し、ホームサーバ11の各部は、同様に処理を実行する。
このとき、ホームサーバ11の各部は、図55のステップS592において、図56および図57に示されるフローチャートのように、コンテンツ再生管理情報生成処理を実行する。すなわち、ホームサーバ11の各部は、図50および図51のフローチャートを参照して説明した場合と基本的に同様にコンテンツ再生管理情報生成処理を実行する。ただし、この場合、コンテンツ31は端末装置13に蓄積されれているので、図50のステップS541に示されるコンテンツ関連情報131を取得する処理を省略する。
従って、図56のステップS611乃至ステップS615の処理、並びに、図57のステップS621乃至ステップS628の各処理は、それぞれ、図50のステップS542乃至ステップS546の処理、並びに、図51のステップS551乃至ステップS558の各処理に対応する。
このように処理を行うことにより、ホームサーバ11は、コンテンツ31を端末装置13が蓄積する場合においても、到着時刻情報272および視聴予定コンテンツ情報273に基づいてユーザに提供するコンテンツ31を選択することができる。これにより、この場合も、ネットワークシステム1は、例えば、ユーザが自宅に到着後に視聴する予定の番組に関連するコンテンツ31を到着前に提供する等、到着予定時刻に応じたサービスをユーザに提供することができる。
なお、以上においては、視聴予定252を、放送中のコンテンツの視聴に関する予定情報としたが、これに限らず、ホームサーバ11に蓄積されたコンテンツの視聴予定であってももちろんよい。その場合、視聴予定252に視聴する時刻情報が含まれず、到着予定時刻253との関連性が無いので、ホームサーバ11は、到着予定時刻253ではなく、自宅までの所要時間を利用して提供するコンテンツを決定する。
また、以上においてネットワークシステム1は、移動中のユーザに対して、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供する場合について説明したが、これに限らず、例えば、図58に示されるように、ユーザが自動車22に乗車し、自宅21まで移動中である場合に、その到着予定時刻253に基づいて、予め設定されたコンテンツ31の録画予定を制御するようにしてもよい。
例えば、図58に示されるように、ユーザがホームサーバ11に予め複数の録画予約(録画予約301−1乃至録画予約301−(Y+1))を設定しているとする。録画予約301−(Y+1)は、到着予定時刻253より後の時刻に開始される予定情報であるので、録画しなくてもユーザはこのコンテンツを帰宅後に視聴可能である。これに対して、録画予約301−1乃至録画予約301−Yは、到着予定時刻253より前の時刻に開始される予定情報である。
このような場合、ホームサーバ11は、到着予定時刻253に応じて、最初に入力された録画予約301−1乃至録画予約301−(Y+1)の中から、到着予定時刻後の、録画予約301−(Y+1)の録画処理を省略する。さらに、ホームサーバ11は、到着予定時刻253が変化しても、録画予約に基づいて、その変化に応じて実行する録画処理を変化させる。
このようにすることにより、ホームサーバ11は、ユーザが放送中に視聴可能なコンテンツをわざわざ録画して、不要に記憶領域を消費してしまうことを抑制することができる。すなわち、ネットワークシステム1は、ユーザが例えば到着時刻に応じて録画予約の設定をしたり解除したりするような、ユーザによる煩雑な作業を必要とせずに、最適な録画処理サービスを提供することができる。
図59は、その場合の端末装置13の構成例を示すブロック図である。図59において、図3の場合と同様の構成の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図59においても、図3の場合と同様に、端末装置13の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、端末装置13が図59に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
図59に示されるように、この場合、端末装置13は、図3において説明した構成例よりコンテンツ管理部43が省略され、ナビゲーション処理部42より現在位置情報311が通信部46を介してホームサーバ11に出力される。
図60は、この場合のホームサーバ11の構成例を示すブロック図である。図60において、上述した各例におけるホームサーバ11の構成例と同様の部分については、同じ番号を付し、その説明を省略する。また、図60においても、他の例の場合と同様に、ホームサーバ11の本発明に関連する主な構成の例のみを示しており、ホームサーバ11が図60に示される構成以外の構成を有するようにしてももちろんよい。
この場合のホームサーバ11は、上述した例において説明した構成の他に、現在位置情報取得部321、コンテンツ放送予定情報取得部322、記録候補記憶部323、録画予約情報生成部324、録画予約情報管理部325、および録画予約情報記憶部326を有している。
現在位置情報取得部321は、通信部111を制御し、端末装置13より供給される現在位置情報311を取得し、それを録画予約情報管理部325に供給する。コンテンツ放送予定情報取得部322は、通信部111を制御し、ネットワーク12に接続される所定のサーバ(図示せず)より放送局15のコンテンツの放送番組表であるコンテンツ放送予定情報312を取得し、それを録画予約情報生成部324に供給する。
記録候補記憶部323は、記憶部117の一部の記憶領域として構成され、入力部114を介して入力された、ユーザによる録画予約対象となるコンテンツ31を指定する情報である記録候補313を記憶し、必要に応じてその記録候補313を録画予約情報生成部324に供給する。
録画予約情報生成部324は、コンテンツ放送予定情報312と記録候補313に基づいて、ユーザに指定されたコンテンツ31を録画するための予約情報である録画予約情報314を生成し、それを録画予約情報管理部325に供給する。録画予約情報管理部325は、録画予約情報生成部324より供給される録画予約情報314を、記憶部117に設けられた録画予約情報記憶部326に記憶させたり、その録画予約情報記憶部326に記憶されている録画予約情報314を読み出したり、供給された現在位置情報311に基づいて、読み出した録画予約情報314に基づいた録画処理を実行するか否かを判断したり、コンテンツ取得部115を制御し、録画予約情報314に基づいた録画処理を実行させたりする。
次に、このように録画予約情報を調整する場合について説明する。なお、端末装置13が現在位置情報をホームサーバ11に供給する処理については、上述した端末処理と同様に実行することにより実現可能であるので、その説明を省略する。ただし、この場合、端末装置13は、コンテンツ等を取得する処理を省略することも可能である。
以下に、ホームサーバ11が実行する処理について説明する。図60に構成例が示されるホームサーバ11の録画予約情報生成部324は、ユーザに入力された記録候補313に基づいて、録画予約情報生成処理を実行する。図61のフローチャートを参照して、録画予約情報生成処理を説明する。
録画予約情報生成処理が開始されると、録画予約情報生成部324は、最初に、ステップS641において、コンテンツ放送予定情報取得部322を制御し、コンテンツ放送予定情報312を取得する。コンテンツ放送予定情報取得部322は、通信部111を制御し、コンテンツ放送予定情報312を取得し、それを録画予約情報生成部324に供給する。次に、録画予約情報生成部324は、ステップS642において、記録候補記憶部323に記憶されている記録候補313を取得し、ステップS643において、コンテンツ放送予定情報312および記録候補313に基づいて録画予約情報314を生成する。録画予約情報314を生成した録画予約情報生成部324は、生成した録画予約情報314を録画予約情報管理部325に供給する。
録画予約情報管理部325は、ステップS644において、供給された録画予約情報314を録画予約情報記憶部326に供給し、それを記憶させる。録画予約情報記憶部326は、その供給された録画予約情報314を記憶領域の空き領域に記憶する。
ホームサーバ11は、以上のように録画予約情報314を生成する。
次に、ホームサーバ11が、このように生成された録画予約情報314をユーザの現在位置情報311に基づいて管理する録画予約情報管理処理について、図62のフローチャートを参照して説明する。
録画予約情報管理処理が開始されると、録画予約情報管理部325は、録画予約情報記憶部326より、現在時刻にもっとも近い(かつ、現在時刻より後に開始される予定の)録画予約情報314を取得する。
ステップS662において、録画予約情報管理部325は、取得した録画予約情報314を参照し、記録開始時刻か否かを判定する。記録開始時刻に達していないと判定した場合、録画予約情報管理部325は、ステップS663に処理を進め、現在位置情報取得部321を制御して現在位置情報311を取得し、ステップS664において、その現在地情報311に基づいて、ユーザが自宅21に到着したか否かを判定し、到着していないと判定した場合、処理をステップS662に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
ステップS664において、ユーザが自宅に到着したと判定した場合、録画予約情報管理部325は、処理をステップS665に処理を進め、その録画予約情報314を削除する。ステップS666において、録画予約情報管理部325は、録画予約情報管理処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS661に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS666において、録画予約情報管理処理を終了すると判定した場合、録画予約情報管理部325は、ステップS667に処理を進め、終了処理を行った後、録画予約情報管理処理を終了する。
また、ステップS662において、現在の時刻が記録開始時刻であると判定した場合、録画予約情報管理部325は、コンテンツ取得部115を制御し、録画処理を実行する。録画処理を実行した、録画予約情報管理部325は、処理をステップS665に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
以上のように、ホームサーバ11は、録画予約処理の追加や削除などの、ユーザによる煩雑な作業を必要とせずに、録画予約情報314をユーザの現在位置(到着予定時刻)に基づいて管理することができ、無駄なコンテンツの録画処理によるホームサーバ11の記憶領域の不要な占有を抑制することができる。これにより、ユーザによる煩雑な作業を必要とせずに、ホームサーバ11は、記憶部117の記憶領域を有効に利用することができる。
以上においては、ネットワークシステム1のホームサーバ11と端末装置13が処理を行う場合について説明したが、以上に説明したサービスを提供するネットワークシステム1の構成例としては、以上に限らず、例えば、ネットワーク12に接続されるホームサーバ11や端末装置13等の数は複数であってもよい。
さらに、以上に説明したサービスが、例えば、図63Aに示されるように、ネットワーク12に接続された複数の端末装置13により提供されるようにしてもよい。この場合、例えば、一方の端末装置13−1が、上述したホームサーバ11が実行する処理を実行し、他方の端末装置13−2が、上述した端末装置13が実行する処理を実行する。その具体的な例として、例えば、図63Bに示されるように、ネットワークシステム1をカーナビゲーションシステムとし、複数の端末装置13が、そのカーナビゲーションシステムにおいて、専用無線ネットワーク332に接続された複数のカーナビゲーションシステム車載用端末装置331および333により構成されるようにしてもよい。
また、他の具体的な例として、例えば、図63Cに示されるように、ネットワークシステム1を無線電話回線システムとし、複数の端末装置13が、その無線電話回線システムにおいて、特定省電力無線通信342により接続された複数の携帯型電話機341および343により構成されるようにしてもよい。
さらに、以上のようなネットワークシステム1がソフトウェアセル技術を用いたセルネットワークにより構成されるようにしてもよい。
図64は、本発明を適用したネットワークシステムの他の構成例を示すブロック図である。
図64において、複数の情報処理装置401乃至情報処理装置404は、ネットワーク409を介して相互に接続されている。この図64に示されるネットワークシステムは、図1に示されるネットワークシステム1と基本的に同様に構成されており、物理的には、図64の情報処理装置401乃至情報処理装置404は、図1のホームサーバ11または端末装置13に対応し、図64のネットワーク409は、図1のネットワーク12に対応する。
なお、図64に示される情報処理装置401乃至情報処理装置404は、図1のホームサーバ11または端末装置13のどちらに対応するようにしてもよく、その対応の仕方や実施例によって、例えば、テレビジョン放送番組等を受信可能な専用または汎用のチューナ等のように、図64に示される構成以外の構成を有するようにしてもよい。
図64において、情報処理装置401は、情報処理コントローラ411を有し、その他にメインメモリ426−1、並びに外部記録部428−1および外部記録部428−2を有する。他の情報処理装置402乃至情報処理装置404も基本的に情報処理装置401と同様の構成である。すなわち、情報処理装置402は、情報処理コントローラ412、メインメモリ426−2、並びに外部記録部428−3および外部記録部428−4を有し、情報処理装置403は、情報処理コントローラ413、メインメモリ426−3、および外部記録部428−5を有し、情報処理装置404は、情報処理コントローラ414、メインメモリ426−4、および外部記録部428−6を有する。従って、以下においては、主に情報処理装置401の各部について説明するが、この情報処理装置401の各部についての説明は、特に限定しない限り、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404を構成する各部の説明としても適用することができる。
情報処理コントローラ411は、メインメモリ426−1に記録されている各種のプログラムを実行し、情報処理装置401全体を制御する。情報処理コントローラ411は、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404の情報処理コントローラ412乃至情報処理コントローラ414と連携して動作する。これらの情報処理コントローラ411乃至情報処理コントローラ414は、互いに共通のコンピューティング・モジュールから構成される。またこれらの情報処理コントローラ411乃至情報処理コントローラ414は、好適には、ISA(Instruction Set Architecture)がすべて同じで、好適には同じ命令セットに従って処理を実行する。個々のプロセッサ内に含まれるモジュールの数は、そのプロセッサが必要とする処理性能(能力)によって決められる。
これらの情報処理コントローラ411乃至情報処理コントローラ414は、1つの実行すべきプログラムを、任意の処理単位で分割し、セル化したソフトウェアセルを適宜分配して処理し、それぞれにおいて得られた処理結果をまとめることにより、1つのプログラムを互いに連携して実行することができる。
具体的な方法については後述するが、情報処理装置401の情報処理コントローラ411は、このとき、生成したソフトウェアセル(処理すべきプログラムの一部やデータ等を含むセル単位のソフトウェア)を、必要に応じて、ネットワーク409を介して、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404に送信する。また、情報処理装置401の情報処理コントローラ411は、ネットワーク409を介して、情報処理装置402乃至情報処理装置404のうちのいずれかからソフトウェアセルを受信した場合、その受信したソフトウェアセルを処理する。
例えば、情報処理コントローラ411は、その処理結果に基づいて情報処理装置401の各部の制御処理等を行ったり、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404のいずれかと各種のデータの授受を行ったりする。なお、情報処理コントローラ411は、ソフトウェアセルを実行したり、実行したソフトウェアセルの処理結果に基づいて各部を制御したりするだけでなく、図示せぬ操作入力部を介して入力されたユーザからの指示に基づいて各部を制御したりする。
なお、図示は省略するが、情報処理コントローラ411には、情報処理装置401を、ネットワーク409全体を通して一意的に特定できる装置IDが割り当てられている。
情報処理コントローラ411は、バス429−1、メインプロセッサ421−1、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3、DMAC(Direct Memory Access Controller)425−1、およびDC(Disk Controller)427−1を備えている。
メインプロセッサ421−1、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3、DMAC425−1、およびDC427−1は、バス429−1を介して、相互に接続されている。また、メインプロセッサ421−1には、メインプロセッサ421−1を特定するためのメインプロセッサIDが識別子として割り当てられる。同様に、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれにも、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれを特定するためのサブプロセッサIDのそれぞれが識別子として割り当てられる。
メインプロセッサ421−1は、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3によるプログラムの実行のスケジュール管理および情報処理コントローラ411(情報処理装置401)の全体の管理を行う。メインプロセッサ421−1は、ローカルストレージ422−1を備え、メインメモリ426−1からロードしたデータおよびプログラムを、ローカルストレージ422−1に一時的に記憶させる。メインプロセッサ421−1は、ローカルストレージ422−1からデータおよびプログラムを読み込み、読み込んだデータおよびプログラムを基に、各種の処理を実行する。
メインプロセッサ421−1は、例えば、後述するソフトウェアセルの管理に関する処理を行う。例えば、メインプロセッサ421−1は、ネットワーク409を介して他の情報処理装置402乃至情報処理装置404より供給されたソフトウェアセルをサブプロセッサ423−1乃至423−3に分配して処理させたり、それらのサブプロセッサにおいて得られた処理結果を収集したり、それらの処理結果を、ネットワーク409を介して他の情報処理装置402乃至情報処理装置404に供給したりする。また、メインプロセッサ421−1は、管理のためのプログラム以外のプログラムを実行するように構成することもできる。この場合、メインプロセッサ421−1は、後述するサブプロセッサの1つとして機能することもできる。
サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれには、メインプロセッサ421−1の制御に基づいて、1つまたは互いに関連する複数のプログラムより生成されたプログラムの断片であり、必要なデータとともにまとめられたソフトウェアセルが割り当てられる。サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3は、メインプロセッサ421−1に制御されて、それぞれ割り当てられたソフトウェアセルを並列的かつ独立に実行する。更に、必要に応じて、メインプロセッサ421−1が実行するプログラムが、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれが実行するプログラムのそれぞれと連携して動作するように構成することも可能である。
サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれは、ローカルストレージ424−1乃至ローカルストレージ424−3のそれぞれを備える。サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれは、ローカルストレージ424−1乃至ローカルストレージ424−3のそれぞれに、必要に応じて、データおよびプログラムを一時的に記憶させる。サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれは、ローカルストレージ424−1乃至ローカルストレージ424−3のそれぞれからデータおよびプログラムを読み込み、読み込んだデータおよびプログラムを基に、各種の処理を実行する。
以下、サブプロセッサ423−1乃至サブプロセッサ423−3のそれぞれを個々に区別する必要のないとき、単にサブプロセッサ423と称する。同様に、以下、ローカルストレージ424−1乃至ローカルストレージ424−3のそれぞれを個々に区別する必要のないとき、単にローカルストレージ424と称する。
DMAC425−1は、後述するキー管理テーブルに記録されている、メインプロセッサキー、サブプロセッサキー、およびアクセスキーを基に、メインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423からのメインメモリ426−1に記憶されているプログラムおよびデータへのアクセスを管理する。
DC427−1は、メインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423からの外部記録部428−1または外部記録部428−2へのアクセスを管理する。
メインメモリ426−1は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成される。メインメモリ426−1は、メインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423が実行する各種のプログラムおよびデータを一時的に記憶している。なお、メインメモリ426−1をスタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM(Static Random Access Memory))、磁気ランダム・アクセス・メモリ(MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory))、光メモリまたはホログラフィ・メモリなどを用いて実現するようにしてももちろんよい。
外部記録部428−1および外部記録部428−2は、例えば、ハードディスクなどの大容量磁気記録媒体により構成される。もちろん、外部記録部428−1および外部記録部428−2は、データを記録することができるのであればどのような記録媒体であってもよく、それ以外にも、例えば、専用のドライブ等により構成されるようにし、そのドライブに装着されたDVD,CD、半導体メモリ、または磁気テープなどの、予め定められた所定のリムーバブルな記録媒体を利用するようにしていてもよい。外部記録部428−1および428−2は、DC427−1を介して供給される画像データや音声データ等のコンテンツデータを内蔵するハードディスクに記録したり、そのハードディスクに記録されているコンテンツデータを読み出し、DC427−1を介して他の処理部等に供給したりする。
以下において、外部記録部428−1および外部記録部428−2のそれぞれを個々に区別する必要のないとき、単に外部記録部428と称する。
外部記録部428には、例えば、図1の放送局15において放送される番組を受信可能なチューナやアンテナ等が含まれるようにしてもよい。その場合、それらを有する外部記録部428は、その内蔵するチューナを介して受信した放送番組(コンテンツデータ)をハードディスクやDVDに記録する。すなわち、外部記録部428は、内蔵するハードディスクやチューナを用いて、コンテンツデータの記録(録画)や再生に関する処理を行う。
さらに、外部記録部428は、メインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423が実行する各種のプログラムや各種データ等を内蔵するハードディスクに記録することもできる。
また、図示は省略するが、情報処理コントローラ411に、操作入力部、通信部、およびドライブ等の他の処理部が接続されるようにしてももちろんよい。
情報処理コントローラ411に接続される操作入力部は、例えば、ボタンやダイヤルなどの操作入力デバイスや、図示しないリモートコマンダから送信される、ユーザの操作入力を示す赤外線信号または無線信号などを受信する受信部を備え、ユーザの操作入力(入力された各種の指示)を示す信号を、情報処理コントローラ411に供給する。
また、情報処理コントローラ411に接続される通信部は、例えば、情報処理コントローラ411から供給されたソフトウェアセルを、ネットワーク409を介して情報処理装置402乃至情報処理装置404宛てに送信する。また、通信部は、情報処理装置402乃至情報処理装置404から送信されてきたソフトウェアセルを情報処理コントローラ411に供給する。
さらに、情報処理コントローラ411に接続されるドライブは、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、あるいは半導体メモリなどの所定のリムーバブルメディアが装着されたとき、それらを駆動し、そこに記録されているプログラムやデータなどを取得する。取得されたプログラムやデータは、必要に応じて、情報処理コントローラ411に転送され、情報処理コントローラ411によって、外部記録部428に記録される。
次に、図65を参照して、サブプロセッサ423がメインメモリ426−1にアクセスする場合の処理について説明する。
図65Aで示されるように、メインメモリ426−1には、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションが配置される。各メモリロケーションに対しては、データの状態を示す情報を格納するための追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、F/Eビット、サブプロセッサIDおよびLSアドレス(ローカルストレージアドレス)を含む。また、各メモリロケーションには、後述するアクセスキーが割り振られる。
値が“0”であるF/Eビットは、サブプロセッサ423によって読み出されている処理中のデータ、または空き状態であるため最新データではない無効データであり、そのメモリロケーションから読み出し不可であることを示す。また、値が“0”であるF/Eビットは、そのメモリロケーションにデータ書き込み可能であることを示し、データが書き込まれると、F/Eビットの値は“1”に設定される。
値が“1”であるF/Eビットは、そのメモリロケーションのデータがサブプロセッサ423によって読み出されておらず、未処理の最新データであることを示す。F/Eビットの値が“1”であるメモリロケーションのデータは読み出し可能であり、サブプロセッサ423によって読み出されてから、F/Eビットの値は“0”に設定される。また、値が“1”であるF/Eビットは、メモリロケーションがデータ書き込み不可であることを示す。
さらに、F/Eビットの値が“0”(読み出し不可/書き込み可)である状態において、メモリロケーションについて読み出し予約を設定することが可能である。F/Eビットの値が“0”であるメモリロケーションに対して読み出し予約を行う場合には、サブプロセッサ423は、読み出し予約を行うメモリロケーションの追加セグメントに、読み出し予約情報としてサブプロセッサ423のサブプロセッサIDおよびLSアドレスを書き込む。そして、データを書き込むサブプロセッサ423によって、読み出し予約されたメモリロケーションにデータが書き込まれ、F/Eビットの値が“1”(読み出し可/書き込み不可)に設定されたとき、あらかじめ読み出し予約情報として追加セグメントに書き込まれているサブプロセッサIDおよびLSアドレスによって特定されるローカルストレージ424に読み出される。
複数のサブプロセッサ423によってデータを多段階に処理する必要がある場合、このように各メモリロケーションのデータの読み出しおよび書き込みを制御することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサ423が、処理済みのデータをメインメモリ426−1における所定のアドレスに書き込んだ後に即座に、後段階の処理を行う別のサブプロセッサ423が前処理後のデータを読み出すことが可能となる。
また、図65Bで示されるように、サブプロセッサ423のローカルストレージ424は、複数のアドレスを指定できるメモリロケーションによって構成される。各メモリロケーションに対しては、同様に追加セグメントが割り振られる。追加セグメントは、ビジービットを含む。
サブプロセッサ423がメインメモリ426−1に記憶されているデータをサブプロセッサ423のローカルストレージ424のメモリロケーションに読み出すときには、対応するビジービットの値を“1”に設定して予約する。ビジービットの値が“1”であるメモリロケーションには、他のデータを格納することができない。ローカルストレージ424のメモリロケーションにデータが読み出されると、ビジービットの値は“0”に設定され、他のデータを格納することができるようになる。
更に、図65Aで示されるように、情報処理コントローラ411に接続されているメインメモリ426−1には、複数のサンドボックスが含まれる。サンドボックスは、メインメモリ426−1内の領域を画定するものであり、各サンドボックスは、各サブプロセッサ423に割り当てられ、割り当てられたサブプロセッサ423が排他的に使用することができる。すなわち、サブプロセッサ423は、割り当てられたサンドボックスを使用できるが、この領域を超えてデータにアクセスすることはできない。
メインメモリ426−1は、複数のメモリロケーションから構成されるが、サンドボックスは、これらのメモリロケーションの集合である。
更に、メインメモリ426−1の排他的な制御を実現するために、図65Cで示されるキー管理テーブルが用いられる。キー管理テーブルは、図示せぬキー管理テーブル記録部に記録され、DMAC425−1と関連付けられる。キー管理テーブル内の各エントリには、サブプロセッサID、サブプロセッサキーおよびキーマスクが含まれる。
サブプロセッサ423がメインメモリ426−1にアクセスする場合、サブプロセッサ423はDMAC425−1に、読み出しまたは書き込みのコマンドを出力する。このコマンドには、サブプロセッサ423を特定するサブプロセッサIDおよびアクセス要求先であるメインメモリ426−1のアドレスが含まれる。
DMAC425−1は、サブプロセッサ423から供給されたコマンドを実行する場合、キー管理テーブルを参照して、アクセス要求元のサブプロセッサ423のサブプロセッサキーを調べる。そして、DMAC425−1は、調べたアクセス要求元のサブプロセッサキーと、アクセス要求先であるメインメモリ426−1のメモリロケーションに割り振られたアクセスキーとを比較して、2つのキーが一致した場合にのみ、サブプロセッサ423から供給されたコマンドを実行する。
図65Cに示されるキー管理テーブルに記録されているキーマスクは、その任意のビットの値が“1”になることによって、そのキーマスクと関連付けられたサブプロセッサキーの対応するビットの値を“0”または“1”(すなわち、任意の値)にすることができる。
例えば、サブプロセッサキーの値が“1010”であるとする。通常、このサブプロセッサキーによって値“1010”のアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスだけが可能になる。しかし、このサブプロセッサキーと関連付けられたキーマスクの値が“0001”に設定されている場合には、キーマスクのビットの値が“1”に設定された桁のみにつき、サブプロセッサキーとアクセスキーとの一致判定がマスクされ(キーマスクのビットの値が“1”に設定された桁について、判定されず)、このサブプロセッサキー“1010”によってアクセスキーの値が“1010”または“1011”のいずれかであるアクセスキーを持つサンドボックスへのアクセスが可能となる。
以上のようにして、メインメモリ426−1のサンドボックスの排他性が実現される。すなわち、複数のサブプロセッサ423によってデータを多段階に処理する必要がある場合、以上のように構成することによって、前段階の処理を行うサブプロセッサ423と、後段階の処理を行うサブプロセッサ423のみが、メインメモリ426−1の所定のアドレスにアクセスできるようになり、データを保護することができる。
例えば、キーマスクの値は、以下のように変更されることが考えられる。まず、図64の情報処理装置401の起動直後においては、キーマスクの値は全て“0”である。メインプロセッサ421−1にロードされたプログラムが実行され、サブプロセッサ423にロードされたプログラムと連携動作するものとする。サブプロセッサ423−1により出力された処理結果データを、メインメモリ426−1に記憶させ、メインメモリ426−1に記憶させた処理結果データを、サブプロセッサ423−2に入力したいときには、サブプロセッサ423−1により出力された処理結果データを記憶しているメインメモリ426−1の領域は、サブプロセッサ423−1およびサブプロセッサ423−2からアクセス可能である必要がある。そのような場合に、メインプロセッサ421−1は、キーマスクの値を適切に変更し、複数のサブプロセッサ423からアクセスできるメインメモリ426−1の領域を設けることにより、サブプロセッサ423による多段階的の処理を可能にする。
より具体的には、例えば、図64において、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404から送信されてきたデータを基に、サブプロセッサ423−1が所定の処理実行し、処理が施されたデータをメインメモリ426−1の第1の領域に記憶させる。そして、サブプロセッサ423−2は、メインメモリ426−1の第1の領域から、記憶されているデータを読み出し、読み出したデータを基に、所定の処理を実行し、処理が施されたデータをメインメモリ426−1の第1の領域とは、異なる第2の領域に記憶させる。
ここで、サブプロセッサ423−1のサブプロセッサキーの値が“0100”であり、メインメモリ426−1の第1の領域のアクセスキーの値が“0100”であり、サブプロセッサ423−2のサブプロセッサキーの値が“0101”であり、メインメモリ426−1の第2の領域のアクセスキーの値が“0101”である場合、サブプロセッサ423−2は、メインメモリ426−1の第1の領域にアクセスすることができない。そこで、サブプロセッサ423−2のキーマスクの値を“0001”にすることによって、サブプロセッサ423−2は、メインメモリ426−1の第1の領域にアクセスすることができるようになる。
図66は、ソフトウェアセルの構成の例を示す図である。図66を参照して、情報処理装置401がソフトウェアセルを生成し、生成したソフトウェアセルを基に、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404に分散処理を実行させる場合の処理について説明する。
情報処理装置401のメインプロセッサ421−1は、処理を実行するために必要なコマンド、プログラム、およびデータを含むソフトウェアセルを生成し、ネットワーク409を介して他の情報処理装置402乃至情報処理装置404に送信する。
ソフトウェアセルは、例えば、送信元ID、送信先ID、応答先ID、セルインターフェース、DMAコマンド、プログラム、およびデータを含むように構成される。
送信元IDには、ソフトウェアセルの送信元である情報処理装置401のネットワークアドレスおよび情報処理装置401の情報処理コントローラ411の装置ID、さらに、情報処理装置401の情報処理コントローラ411が備えるメインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423の識別子(メインプロセッサIDおよびサブプロセッサID)が含まれる。
送信先IDには、ソフトウェアセルの送信先である他の情報処理装置402乃至情報処理装置404のネットワークアドレス、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404の情報処理コントローラ411の装置ID、および他の情報処理装置402乃至情報処理装置404の情報処理コントローラ412乃至情報処理コントローラ414が備えるメインプロセッサおよびサブプロセッサの識別子が含まれる。
また、応答先IDには、ソフトウェアセルの実行結果の応答先である情報処理装置401のネットワークアドレス、情報処理装置401の情報処理コントローラ411の装置ID、および情報処理コントローラ411が備えるメインプロセッサ421−1およびサブプロセッサ423の識別子が含まれる。
セルインターフェースは、ソフトウェアセルの利用に必要な情報であり、グローバルID、必要なサブプロセッサの情報、サンドボックスサイズ、および前回のソフトウェアセルIDから構成される。
グローバルIDは、ネットワーク409全体を通してソフトウェアセルを一意的に識別できるものであり、送信元ID、およびソフトウェアセルの生成または送信の日時(日付および時刻)を基に、生成される。
必要なサブプロセッサの情報は、ソフトウェアセルの実行に必要なサブプロセッサの数が設定される。サンドボックスサイズは、ソフトウェアセルの実行に必要なメインメモリおよびサブプロセッサのローカルストレージのメモリ量が設定される。
前回のソフトウェアセルIDは、ストリーミングデータなどのシーケンシャルな実行を要求する1つのグループを構成するソフトウェアセル内の、前回のソフトウェアセルの識別子である。
ソフトウェアセルの実行セクションは、DMAコマンド、プログラムおよびデータから構成される。DMAコマンドには、プログラムの起動に必要な一連のDMAコマンドが含まれ、プログラムには、サブプロセッサによって実行されるサブプロセッサプログラムが含まれる。ここでのデータは、このサブプロセッサプログラムを含むプログラムによって処理されるデータである。
更に、DMAコマンドには、ロードコマンド、キックコマンド、機能プログラム実行コマンド、ステータス要求コマンド、およびステータス返信コマンドが含まれる。
ロードコマンドは、メインメモリが記憶している情報をサブプロセッサのローカルストレージにロードさせるコマンドであり、ロードコマンドのほかに、メインメモリアドレス、サブプロセッサIDおよびLSアドレスを含む。メインメモリアドレスは、情報のロード元であるメインメモリの所定の領域のアドレスを示す。サブプロセッサIDおよびLSアドレスは、情報のロード先であるサブプロセッサの識別子およびローカルストレージのアドレスを示す。
キックコマンドは、プログラムの実行を開始するコマンドであり、キックコマンドのほかに、サブプロセッサIDおよびプログラムカウンタを含む。サブプロセッサIDは、キック対象のサブプロセッサを識別し、プログラムカウンタは、プログラム実行用プログラムカウンタのためのアドレスを与える。
機能プログラム実行コマンドは、ある装置(例えば、情報処理装置401)が他の装置(例えば、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404)に対して、例えば、所定の機能を利用してユーザに要約の作成が終了したことを通知するためなどに実行される機能プログラムの実行を要求するコマンドである。機能プログラム実行コマンドを受信した装置(例えば、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404)のCPUや情報処理コントローラは、機能プログラムIDによって、起動すべき機能プログラムを識別する。
ステータス要求コマンドは、送信先IDで示される他の情報処理装置402乃至情報処理装置404の現在の動作状態(状況)に関する装置情報を、応答先IDで示される情報処理装置401あてに送信要求するコマンドである。
ステータス返信コマンドは、ステータス要求コマンドを受信した他の情報処理装置402乃至情報処理装置404が、装置情報をステータス要求コマンドに含まれる応答先IDで示される情報処理装置401に応答するコマンドである。ステータス返信コマンドは、実行セクションのデータ領域に装置情報を格納する。
図67に、DMAコマンドがステータス返信コマンドである場合におけるソフトウェアセルのデータ領域の構造を示す。
装置IDは、情報処理コントローラ411を備える情報処理装置を識別するための識別子であり、ステータス返信コマンドを送信する情報処理装置のIDを示す。情報処理装置IDは、電源投入時、その端末装置内の情報処理コントローラ411に含まれるメインプロセッサ421−1によって、電源投入時の日時、情報処理装置のネットワークアドレスおよび情報処理装置内の情報処理コントローラ411に含まれるサブプロセッサ423の数などに基づいて生成される。
情報処理装置種別IDには、当該の情報処理装置がハードディスクレコーダであること(当該情報処理装置の特徴)を表す値が含まれる。また、装置種別IDは、映像音声記録、映像音声再生など、情報処理装置が有する機能を表すものであってもよい。情報処理装置の特徴や機能を表す値は予め決定されているものとし、情報処理装置種別IDによって、各情報処理装置は、互いの特徴や機能を把握することが可能である。
MS(マスタ/スレーブ)ステータスは、後述のように情報処理装置がマスタ装置またはスレーブ装置のいずれで動作しているかを表すもので、この値が0に設定されている場合にはマスタ装置として動作していることを示し、1に設定されている場合にはスレーブ装置として動作していることを示す。
メインプロセッサ動作周波数は、情報処理コントローラ411内のメインプロセッサ421−1の動作周波数を表す。メインプロセッサ使用率は、メインプロセッサ421−1で現在動作している全てのプログラムについての、メインプロセッサ421−1での使用率を表す。メインプロセッサ使用率は、対象メインプロセッサの全処理能力に対する使用中の処理能力の比率を表した値で、例えばプロセッサ処理能力評価のための単位であるMIPS(Million Instructions Per Second)を単位として算出され、または単位時間あたりのプロセッサ使用時間に基づいて算出される。後述のサブプロセッサ使用率についても同様である。
サブプロセッサ数は、当該の情報処理コントローラ411が備えるサブプロセッサ423の数を表す。サブプロセッサIDは、当該の情報処理コントローラ411内の各サブプロセッサ423(サブプロセッサ423−1乃至423−3)を識別するための識別子である。
サブプロセッサステータスは、各サブプロセッサ423の状態を表すものであり、unused,reserved,busyなどの状態がある。unusedは、当該のサブプロセッサが現在使用されてなく、使用の予約もされていないことを示す。reservedは、現在は使用されていないが、予約されている状態を示す。busyは、現在使用中であることを示す。
サブプロセッサ使用率は、当該のサブプロセッサで現在実行している、または当該のサブプロセッサに実行が予約されているプログラムについての、当該サブプロセッサでの使用率を表す。すなわち、サブプロセッサ使用率は、サブプロセッサステータスがbusyである場合には、現在の使用率を示し、サブプロセッサステータスがreservedである場合には、後に使用される予定の推定使用率を示す。
サブプロセッサID、サブプロセッサステータスおよびサブプロセッサ使用率は、1つのサブプロセッサ423に対して一組設定され、1つの情報処理コントローラ内のサブプロセッサ423に対応する組数が設定される。
メインメモリ総容量およびメインメモリ使用量は、それぞれ、当該の情報処理コントローラ411に接続されるメインメモリ426−1の総容量および現在使用中の容量を表す。
外部記録部数は、当該の情報処理コントローラ411に接続されている外部記録部428の数を表す。外部記録部IDは、当該の情報処理コントローラ411に接続されている外部記録部428を一意的に識別する情報である。外部記録部種別IDは、当該の外部記録部428の種類(例えば、ハードディスク、CD±RW、DVD±RW、メモリディスク、SRAM、ROMなど)を表す。
外部記録部総容量および外部記録部使用量は、それぞれ、外部記録部IDによって識別される外部記録部428の総容量および現在使用中の容量を表す。
外部記録部ID、外部記録部種別ID、外部記録部総容量および外部記録部使用量は、1つの外部記録部428に対して一組設定されるものであり、当該の情報処理コントローラ411に接続されている外部記録部428の数の組数だけ設定される。すなわち、1つの情報処理コントローラ411に複数の外部記録部428が接続されている場合、各々の外部記録部428には互いに異なる外部記録部IDが割り当てられ、外部記録部種別ID、外部記録部総容量および外部記録部使用量も別々に管理される。
図64において、情報処理装置401内の情報処理コントローラ411に含まれるメインプロセッサ421−1は、以上のような構成のソフトウェアセルを生成し、ホームネットワーク409を介して他の情報処理装置402乃至情報処理装置404に送信する。この場合、送信元となる情報処理装置401、送信先となる他の情報処理装置402乃至情報処理装置404、応答先となる他の情報処理装置402乃至情報処理装置404、および各装置内の情報処理コントローラ411乃至情報処理コントローラ414は、それぞれ、上記の送信元ID、送信先IDおよび応答先IDによって識別される。
例えば、情報処理装置402が、ソフトウェアセルを受信した場合、その情報処理装置401の情報処理コントローラ412に含まれるメインプロセッサ421−2は、そのソフトウェアセルをメインメモリ426−2に格納する。さらに、この送信先のメインプロセッサ421−2は、ソフトウェアセルを読み出し、それに含まれるDMAコマンドを処理する。
具体的に、送信先のメインプロセッサ421−2は、まず、ロードコマンドを実行する。これによって、ロードコマンドで指示されたメインメモリアドレスから、ロードコマンドに含まれるサブプロセッサIDおよびLSアドレスで特定されるサブプロセッサ内のLS424の所定領域に、情報がロードされる。ここでロードされる情報は、受信したソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはデータ、あるいはその他の指示されたデータである。
次に、メインプロセッサ421−2は、キックコマンドを、これに含まれるサブプロセッサIDで指示されたサブプロセッサに、同様にキックコマンドに含まれるプログラムカウンタと共に出力する。
指示されたサブプロセッサは、そのキックコマンドおよびプログラムカウンタに従って、サブプロセッサプログラムを実行する。そして、実行結果をメインメモリ426−2に格納した後、実行を完了したことをメインプロセッサ421−2に通知する。
なお、送信先の情報処理装置402内の情報処理コントローラ412においてソフトウェアセルを実行するプロセッサはサブプロセッサ423に限定されるものではなく、メインプロセッサ421−2がソフトウェアセルに含まれる機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを実行するように指定することも可能である。
この場合には、送信元の情報処理装置401は、送信先の情報処理装置402宛に、サブプロセッサプログラムの代わりに、メインメモリ用プログラムおよびそのメインメモリ用プログラムによって処理されるデータを含み、DMAコマンドがロードコマンドであるソフトウェアセルを送信し、送信先のメインメモリ421−2にメインメモリ用プログラムおよびそれによって処理されるデータを記憶させる。次に、送信元の情報処理装置401は、送信先の情報処理装置402宛に、送信先の情報処理装置402内の情報処理コントローラ411についてのメインプロセッサID、メインメモリアドレス、メインメモリ用プログラムを識別するための後述の機能プログラムIDなどの識別子、およびプログラムカウンタを含み、DMAコマンドがキックコマンドまたは機能プログラム実行コマンドであるソフトウェアセルを送信して、メインプロセッサ421−2に当該メインメモリ用プログラムを実行させる。
以上のように、この発明のネットワークシステムでは、送信元の情報処理装置は、サブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムをソフトウェアセルによって送信先の情報処理装置に送信するとともに、当該サブプロセッサプログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに含まれるサブプロセッサ423にロードさせ、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置に実行させることができる。
送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラでは、受信したソフトウェアセルに含まれるプログラムがサブプロセッサプログラムである場合には、当該サブプロセッサプログラムを指定されたサブプロセッサにロードさせる。そして、ソフトウェアセルに含まれるサブプロセッサプログラムまたはメインメモリ用プログラムを実行させる。
したがって、ユーザが送信先の情報処理装置を操作しなくても自動的に、当該サブプロセッサプログラムまたは当該メインメモリ用プログラムを送信先の情報処理装置内の情報処理コントローラに実行させることができる。
このようにして情報処理装置は、自装置内の情報処理コントローラがサブプロセッサプログラムまたは機能プログラムなどのメインメモリ用プログラムを有していない場合には、ネットワーク409に接続された他の情報処理装置からそれらを取得することができる。さらに、各サブプロセッサ間ではDMA方式によりデータ転送を行い、また上述したサンドボックスを使用することによって、1つの情報処理コントローラ内でデータを多段階に処理する必要がある場合でも、高速かつ高セキュリティに処理を実行することができる。
以上のようにして、ソフトウェアセルを利用して分散処理を行うことにより、ネットワーク409に接続された情報処理装置401は、他の情報処理装置402乃至情報処理装置404と連携して動作し、1台の仮想的な情報処理装置として動作する。
例えば、図68に示されるように、それぞれが、上述した情報処理装置401乃至情報処理装置404と同様の構成および機能を有する4台の情報処理装置401乃至情報処理装置404が、上述したネットワーク409を介して互いに接続されている場合に、各情報処理装置401乃至情報処理装置404が、上述したようにソフトウェアセルを利用して互いに連携して動作することによって、図68の下段に示されるような1台の仮想的な情報処理装置407として動作する。
従って、この場合、各情報処理装置は、この1台の仮想的な情報処理装置として動作し、上述したように、移動中のユーザに対して、目的地までの所要時間に基づいて選択したコンテンツを提供したり、目的地への到着時刻に基づいて選択したコンテンツを提供したり、目的地への到着時刻や現在位置に応じて、録画予約に基づく録画処理を制御したりする処理を実行することができる。
例えば、図69に示されるように、ユーザが1台の情報処理装置402を操作して通常の予約操作(図69中、白抜き矢印で示されるユーザ操作)を行うと、その操作情報がマスタ装置として動作する情報処理装置401に供給される。情報処理装置401は、その操作情報に基づいて、処理するプログラムやデータを用意してそれらをソフトウェアセル化し、その生成したソフトウェアセルを、スレーブ装置A乃至スレーブ装置Cとして動作する情報処理装置402乃至情報処理装置404に供給し、それぞれ実行させる。その際、マスタ装置として動作する情報処理装置401は、スレーブ装置として動作する情報処理装置402乃至情報処理装置404のそれぞれのハードウェアリソース(チューナやハードディスク等のハードウェア資源)の使用状況を考慮し、利用されていないリソース(空きリソース)を利用するようにソフトウェアセルを生成し、それらを各情報処理装置に割り当てる。
このようにすることにより、実行される一連の処理は、ソフトウェアセル化され、各情報処理装置が有するハードウェアリソース(チューナやハードディスク等のハードウェア資源)の内、利用されていないリソース(空きリソース)を適宜利用して処理される。従って、このように実行されるプログラム(上述した各処理)は、仮想的な1台の情報処理装置において実行されるので、他の実施例において説明したような情報処理装置間の連携について考慮する必要がなく、そのような処理については省略することができる。
すなわち、この場合も、ネットワークシステムは、物理的には図1のホームサーバ11や端末装置13のように複数の情報処理装置401乃至404により構成されるが、各処理は、図1のホームサーバ11および端末装置13の両方の構成を有する1台の仮想的な情報処理装置上において実行されるのと同等に処理される。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図1のホームサーバ11と端末装置13は、それぞれ、図70に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図70において、パーソナルコンピュータ500のCPU(Central Processing Unit)501は、ROM(Read Only Memory)502に記憶されているプログラム、または記憶部513からRAM(Random Access Memory)503にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM503にはまた、CPU501が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU501、ROM502、およびRAM503は、バス504を介して相互に接続されている。このバス504にはまた、入出力インタフェース510も接続されている。
入出力インタフェース510には、キーボード、マウスなどよりなる入力部511、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部512、ハードディスクなどより構成される記憶部513、モデムなどより構成される通信部514が接続されている。通信部514は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース510にはまた、必要に応じてドライブ515が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア521が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部513にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図70に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア521により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM502や、記憶部513に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上のように、本発明によれば、例えば、ユーザの状況に応じた方法によりコンテンツを提供することができる。また、例えば、ユーザが容易により好適なコンテンツ情報を視聴することができるようにすることができる。
本発明を適用したネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。 コンテンツの提供方法の例を説明する模式図である。 図1の端末装置の構成例を示すブロック図である。 図3のナビゲーション情報供給部の構成例を示すブロック図である。 経路情報の構成例を示す模式図である。 計画経路情報の構成例を示す模式図である。 所要時間情報の構成例を示す模式図である。 図3のコンテンツ管理部の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの構成例を示すブロック図である。 コンテンツ関連情報の構成例を示す模式図である。 端末処理の例を説明するフローチャートである。 ナビゲーション情報供給処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ視聴処理の例を説明するフローチャートである。 サーバ処理の例を説明するフローチャートである。 供給コンテンツ選択処理の例を説明するフローチャートである。 図1の端末装置の、他の構成例を示すブロック図である。 図16のコンテンツ管理部の構成例を示すブロック図である。 コンテンツ再生管理情報の構成例を示す模式図である。 図1のホームサーバの、他の構成例を示すブロック図である。 コンテンツ視聴処理の他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ取得処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報取得処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生処理の例を説明するフローチャートである。 サーバ処理の他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ供給処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報供給処理の例を説明するフローチャートである。 コンテンツの提供方法の、他の例を説明する模式図である。 図1の端末装置の、さらに他の構成例を示すブロック図である。 図29のコンテンツ管理部の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの、さらに他の構成例を示すブロック図である。 端末処理の他の例を説明するフローチャートである。 端末処理の他の例を説明する、図32に続くフローチャートである。 コンテンツ視聴処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 サーバ処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理の他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツの提供方法の、さらに他の例を説明する模式図である。 図3のナビゲーション情報供給部の、他の構成例を示すブロック図である。 到着時刻情報の構成例を示す模式図である。 図3のコンテンツ管理部の、他の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの、さらに他の構成例を示すブロック図である。 ナビゲーション情報供給処理の他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ視聴処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 サーバ処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 供給コンテンツ選択処理の他の例を説明するフローチャートである。 供給コンテンツ選択処理の他の例を説明する、図45に続くフローチャートである。 図16のコンテンツ管理部の、他の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの、さらに他の構成例を示すブロック図である。 コンテンツ視聴処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理のさらに他の例を説明する、図50に続くフローチャートである。 図29のコンテンツ管理部の、他の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの、さらに他の構成例を示すブロック図である。 コンテンツ視聴処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 サーバ処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理のさらに他の例を説明するフローチャートである。 コンテンツ再生管理情報生成処理のさらに他の例を説明する、図56に続くフローチャートである。 録画予約の制御方法の例を説明する模式図である。 図1の端末装置の、さらに他の構成例を示すブロック図である。 図1のホームサーバの、さらに他の構成例を示すブロック図である。 録画予約情報生成処理の例を説明するフローチャートである。 録画予約情報管理処理の例を説明するフローチャートである。 図1のネットワークシステムの、他の構成例を説明するブロック図である。 図1のネットワークシステムの、さらに他の構成例を説明するブロック図である。 各部や各情報の構成例を説明する模式図である。 ソフトウェアセルの構成例を説明する模式図である。 ステータス返信コマンドのデータの構成例を説明する模式図である。 セルネットワークの概念について説明するブロック図である。 セルネットワークの概念について説明するブロック図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 ネットワークシステム, 11 ホームサーバ, 12 ネットワーク, 13 端末装置, 31 コンテンツ, 41 ナビゲーション情報供給部, 42 ナビゲーション処理部, 43 コンテンツ管理部, 55 時間算出部, 68 所要時間情報, 71 所要時間情報供給部, 72 コンテンツ取得制御部, 73 コンテンツ再生部, 82 再生コンテンツ, 112 所要時間情報取得部, 113 供給コンテンツ選択部, 115 コンテンツ取得部, 116 コンテンツ管理部, 117 記憶部, 118 コンテンツ供給制御部, 121 コンテンツ関連情報記憶部, 122 コンテンツ記憶部, 131 コンテンツ関連情報, 132 供給コンテンツ情報, 141 記憶部, 151 コンテンツ記憶制御部, 152 コンテンツ再生管理情報取得制御部, 153 コンテンツ再生管理情報記憶制御部, 161 コンテンツ再生管理情報, 171 コンテンツ再生管理情報生成部, 172 コンテンツ再生管理情報供給制御部, 211 コンテンツリスト, 221 コンテンツリスト供給部, 222 コンテンツリスト取得部, 223 コンテンツ再生管理情報記憶部, 261 計時手段, 262 時刻算出部, 271 現在時刻情報, 272 到着時刻情報, 273 視聴予定コンテンツ情報, 281 到着時刻情報供給部, 282 視聴予定コンテンツ情報供給部, 283 到着時刻情報取得部, 284 視聴予定コンテンツ情報取得部, 311 現在位置情報, 312 コンテンツ放送予定情報, 313 記録候補, 314 録画予約情報, 321 現在位置情報取得部, 322 コンテンツ放送予定情報取得部, 323 記録候補記憶部, 324 録画予約情報生成部, 325 録画予約情報管理部, 326 録画予約情報記憶部, 500 パーソナルコンピュータ

Claims (16)

  1. 目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻に関する情報を取得する到着時刻情報取得手段と、
    前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得手段と、
    前記視聴予定コンテンツ情報取得手段により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成手段と、
    前記到着時刻情報取得手段により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出手段と、
    前記作成手段により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出手段と、
    前記合計視聴時間算出手段により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出手段により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集手段と、
    前記編集手段により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記作成手段は、前記視聴予定のコンテンツのうち、視聴開始予定時刻が前記目的地到着時刻より所定の時間内であるコンテンツについてのみ、前記リストを作成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記編集手段は、前記リストに含まれるコンテンツを適宜削減することにより、前記合計視聴時間が前記視聴可能時間よりも短くなるようにする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記編集手段は、前記リストに含まれるコンテンツの一部分をそれぞれ抽出することにより、前記合計視聴時間が前記視聴可能時間よりも短くなるようにする
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記供給手段は、前記コンテンツをストリーミングデータとして供給する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記供給手段は、前記コンテンツをダウンロードデータとして供給する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 放送局より放送される前記コンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記コンテンツを記憶する記憶手段と
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記記憶手段により記憶されている前記コンテンツの中から、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを検索し、前記リストを作成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  8. ネットワークに接続される他の情報処理装置と連携して動作し、前記コンテンツの前記ユーザへの提供に関する処理を分散して実行する分散処理手段をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 情報処理装置の情報処理方法であって、
    目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻を取得する到着時刻情報取得ステップと、
    前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得ステップと、
    前記視聴予定コンテンツ情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成ステップと、
    前記到着時刻情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出ステップと、
    前記作成ステップの処理により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出ステップと、
    前記合計視聴時間算出ステップの処理により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出ステップの処理により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップの処理により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給ステップと
    を含む情報処理方法。
  10. コンピュータに、
    目的地へ移動中のユーザが操作する端末装置から、前記ユーザの目的地到着時刻を取得する到着時刻情報取得ステップと、
    前記端末装置から、前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツに関する情報を取得する視聴予定コンテンツ情報取得ステップと、
    前記視聴予定コンテンツ情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツのリストを作成する作成ステップと、
    前記到着時刻情報取得ステップの処理により取得された前記情報により指定される前記目的地到着時刻に基づいて、前記目的地へ移動中におけるコンテンツの視聴可能時間を算出する視聴可能時間算出ステップと、
    前記作成ステップの処理により作成された前記リストに含まれるコンテンツの合計視聴時間を算出する合計視聴時間算出ステップと、
    前記合計視聴時間算出ステップの処理により算出される前記合計視聴時間が、前記視聴可能時間算出ステップの処理により算出される前記視聴可能時間よりも短くなるように、前記リストを編集する編集ステップと、
    前記編集ステップの処理により編集された前記リストに含まれるコンテンツを、前記端末装置に供給する供給ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
  11. ユーザからの指示を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出手段と、
    前記到着時刻算出手段により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給手段と、
    前記受付手段により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給手段と、
    前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給手段により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給手段により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを再生する再生手段と
    を備える情報処理装置。
  12. 前記コンテンツ取得手段により取得される前記コンテンツはストリーミングデータである
    請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記コンテンツ取得手段により取得された前記コンテンツを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記再生手段は、前記記憶手段に記憶された前記コンテンツを再生する
    請求項11に記載の情報処理装置。
  14. ネットワークに接続される他の情報処理装置と連携して動作し、前記コンテンツの前記ユーザへの提供に関する処理を分散して実行する分散処理手段をさらに備える
    請求項11に記載の情報処理装置。
  15. 情報処理装置の情報処理方法であって、
    ユーザからの指示を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出ステップと、
    前記到着時刻算出ステップの処理により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給ステップと、
    前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給ステップの処理により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給ステップの処理により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
    前記コンテンツ取得ステップの処理により取得された前記コンテンツを再生する再生ステップと
    を含む情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    ユーザからの指示を受け付ける受付ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザの目的地について、前記ユーザの目的地到着時刻を算出する到着時刻算出ステップと、
    前記到着時刻算出ステップの処理により算出された前記目的地到着時刻について、前記目的地到着時刻に関する情報を、コンテンツを供給する他の情報処理装置に供給する目的地到着時刻供給ステップと、
    前記受付ステップの処理により受け付けられた前記ユーザが前記目的地到着後に視聴予定のコンテンツについて、前記視聴予定のコンテンツに関する情報を、前記他の情報処理装置に供給する視聴予定コンテンツ情報供給ステップと、
    前記他の情報処理装置において、前記目的地到着時刻供給ステップの処理により供給された前記目的地到着時刻に関する情報、および、前記視聴予定コンテンツ情報供給ステップの処理により供給された前記視聴予定のコンテンツに関する情報に基づいて、前記ユーザが前記目的地に到着するまでに視聴可能なコンテンツとして選択された、前記視聴予定のコンテンツに関連するコンテンツを取得するコンテンツ取得ステップと、
    前記コンテンツ取得ステップの処理により取得された前記コンテンツを再生する再生ステップと
    を含む処理を実行させるプログラム。
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