JP4491916B2 - 入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばテレビジョン受像機のような電子機器を操作するためのリモートコマンダ等の入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば光ディスクプレーヤやテレビジョン受像機などのAV(オーディオビジュアル)機器やエアコンディショナ(空調機)などの家庭用の電子機器、あるいはその他の電子機器については、最近ではほとんどのものが、リモートコマンダ(リモートコントローラともいう)を用いて遠隔操作することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種のリモートコマンダは、本体の操作部に対して扉が設けられている形式のものがある。この扉は、操作者が手で開けることにより、リモートコマンダの本体の操作部に配置されている操作キーに触れることができる。この扉は支点部のコイルバネのみで開く方向に付勢されているので、使用者が扉を開けようとすると扉はコイルバネの付勢力により勢いよく開く構造であり、高級感に欠けてしまう。
また、扉を開けて本体の操作部の操作キーを操作する構造であるので、操作キーの数を増やしたい場合には、扉が邪魔となり、限られたリモートコマンダの面積では操作キーを増やして操作項目を増やすことができないという問題がある。
そこで本発明は上記課題を解消し、第1操作部に対して第2操作部を新たに設けて、操作項目を増やすことができるとともに、第2操作部を第1操作部に対して急激に開くことがなく高級感を演出することができる入力装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、本体と、本体に配置され、操作項目を実行するための複数の操作キーを有する第1操作部と、第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置されて第1操作部の少なくとも一部分に位置している操作キーを操作して別の操作項目を実行する複数の操作キーを有する第2操作部と、第2操作部を回転することで第2操作部を第1操作部から離す際に、その回転速度を低減するためのヒンジ部と、を備え、第1操作部は、操作キーの1つとしてカーソルキーを有し、第2操作部は、第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態でカーソルキーを露出させるための穴部を有するものである。
【0005】
上記請求項1に記載の発明において、第1操作部は本体に配置されて複数の操作キーを有している。第2操作部は、第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置されて第1操作部の少なくとも一部分に位置している操作キーを操作することで別の操作項目を実行するための複数の操作キーを有している。ヒンジ部は、第2操作部を回転することで第2操作部を第1操作部から離す際にその回転速度を低減するものである。これにより、第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置することで、第2操作部の操作キーにより、第1操作部の操作キーで実行する操作項目以外の別の操作項目を新たに実行することができる。しかも、第2操作部を回転することで第2操作部を第1操作部から離す際に、その回転速度をヒンジ部が低減するので、急激に第2操作部が回転することがなく、使用上の高級感を演出することができる。
【0006】
さらに、第1操作部は操作キーの1つとしてカーソルキーを有しており、第2操作部は第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態でこのカーソルキーを露出するための穴部を有している。これにより第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態であっても、第1操作部のカーソルキーを操作者が操作することができる。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の入力装置において、前記第2操作部を前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態で、前記第2操作部を前記第1操作部に対して着脱自在に固定する固定部を有する。請求項2では、第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態で、第2操作部を第1操作部に対して固定部が着脱自在に固定することができる。
【0008】
請求項3の発明は、請求項2に記載の入力装置において、前記第2操作部を前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態を検知して、前記第1操作部の前記複数の操作キーの第1操作モードから前記第2操作部の前記複数の操作キーの第2操作モードに変換するための変換指示信号を発生する検知部を有する。請求項3では、検知部は、第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態で検知して、第1操作部の複数の操作キーの第1操作モードから第2操作部の複数の操作キーの第2操作モードに変換するための変換指示信号を発生する。これにより、第2操作部が第1操作部の少なくとも一部分に重なるような状態では、第2操作部の複数の操作キーを操作して第2操作モードにおける操作項目を実行することができる。また第2操作部を回転して第2操作部を第1操作部から離した状態では、第1操作部の複数の操作キーを操作して第1操作モードにおける操作項目を実行することができる。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2に記載の入力装置において、前記固定部による前記第2操作部の固定状態を解除する固定状態解除部を有する。請求項4では、固定状態解除部は、固定部による第2操作部の固定状態を簡単に解除することができる。
【0010】
請求項5の発明は、請求項4に記載の入力装置において、前記ヒンジ部は、前記第2操作部が回転するのを制御する開き動作制御機構部を有し、前記開き動作制御機構部は、前記固定状態解除部の操作により前記固定部による前記第2操作部の固定状態を解除すると、前記第2操作部を前記第1操作部側から付勢力により離すための付勢部材と、前記付勢部材の付勢力により前記第1操作部側から前記第2操作部が離れる速度を低減するダンパー部と、を有する。請求項5では、ヒンジ部は第2操作部が回転するのを制御する開き動作制御機構部を有している。この開き動作制御機構部は、付勢部材とダンパー部を有している。付勢部材は、固定状態解除部の操作により固定部による第2操作部の固定状態を解除すると、第2操作部を第1操作部側から付勢力により離す。この時に、ダンパー部は、付勢部材の付勢力により第1操作部側から第2操作部が離れる速度を低減する。これにより、第2操作部を回転することで第2操作部を第1操作部から離す際にその動作の高級感を演出することができる。
【0011】
請求項6の発明は、請求項1に記載の入力装置において、映像表示装置の各種操作を遠隔コントロールするためのリモートコマンダである。請求項6では、映像表示装置の各種操作を遠隔コントロールするためのリモートコマンダである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
【0013】
図1は、本発明の入力装置の好ましい実施の形態であるリモートコマンダと、そのリモートコマンダを用いる電子機器としてテレビジョン受像機の例を示している。
入力装置としてのリモートコマンダ10は、テレビジョン受像機12に対してたとえば赤外線14により、各種の操作項目を指示することができるようになっている。このテレビジョン受像機12は、赤外線の受光部16を有しており、リモートコマンダ10は赤外線の発光部18を有している。赤外線の発光部18から生じる赤外線を赤外線の受光部16で受光することで、操作者はリモートコマンダ10を用いてテレビジョン受像機12に所望の操作項目の指示ができる。
このテレビジョン受像機12は、たとえばデジタル放送に対応して、画像を表示できる機能を有している。リモートコマンダ10は使用者が手Hで持って使用者する形式のものを例に示している。
【0014】
図2と図3はリモートコマンダ10を示す斜視図であり、図4と図5はリモートコマンダ10の平面図である。
図2〜図5を参照すると、リモートコマンダ10は、概略的には本体20、第1操作部40、第2操作部100、ヒンジ部140を有している。
図2と図3における第1操作部40は、本体20に対して一体に設けられている。本体20の中には、各種回路基板や電子部品が収納されている。本体20と第1操作部40のベース板41は、たとえばプラスチックにより作られている。
【0015】
第1操作部40について説明する。
第1操作部40のベース板41は、図3と図5に示すように、カーソルキー42、各種の操作キー43,44,45,46,47,48、操作キー49,50,51,52、選局用の操作キー配置部53、そしてもう1つの選局用の操作キー配置部54、音量調節用の操作キー55およびチャンネル選択用の操作キー56を有している。
カーソルキー42は、6つの操作キー43〜48の中心位置に位置しており、図4と図5に示すように上方向、下方向、左方向、右方向へのカーソル操作と、決定操作を指で押すことにより行うことができる操作キーである。
【0016】
操作キー43〜48は、カーソルキー42を中心として円弧状に配列されており、たとえば操作キー43はオフタイマーキーであり、操作キー44はワイド切換キーであり、操作キー45はメニュー選択キーである。
操作キー46はDRC−MF(デジタルリアリティクリエイションマルチファンクション)機能という4倍密度画像とプログレッシブモード画像の切り換えを行うキーである。この4倍密度画像は、高画質映像を楽しむための画像である。プログレッシブモード画像は、高画質画像のまま静止画の文字等もくっきりと映し出す画像である。
操作キー47はテレビジョンセット本体に内蔵のBS(放送衛星)用のチューナーのチャンネルを固定するためのキーである。操作キー48は、BSの字幕を表示させるためのキーである。
【0017】
操作キー49〜操作キー52は、図1のテレビジョン受像機12の表示面12Aにおいて、表示内容の選択を行うためのキーであり、たとえば操作キー49は青色であり、操作キー50は赤色であり、操作キー51は緑色であり、操作キー52は黄色である。
【0018】
カーソルキー42の隣には、選局用の操作キー配置部53が設けられている。選局用の操作キー配置部53は、デジタル放送のテレビ局を選局するための操作キーを複数個配列している。
たとえば操作キー60は地上波のデジタル放送を選択するキーであり、操作キー61はBSのデジタル放送を選択するキーである。操作キー62〜73は、デジタル放送局の選局を行うためのキーである。
その他操作キー74はテレビジョンの映像を表示するための操作キーであり、操作キー75はラジオ放送を受けるための操作キーである。操作キー76は独立データを外部から受けるためのキーであり、操作キー77は別の映像を受けるためのキーである。
【0019】
選局用の操作キー配置部54は、地上波アナログ放送をダイレクトに選局するためのものであり、1から12の選局用の操作キーを有している。
音量調整用の操作キー55は、音量を+方向あるいは−方向に押すことで任意に音量を調整することができる。チャンネル選択用の操作キー56は、+方向あるいは−方向に操作することで任意にチャンネルを選択することができる。
以上のように第1操作部40のベース板41には、カーソルキー42やその他の操作キーおよび選局用の操作キー配置部53と選局用の操作キー配置部54等が順次長手方向に配列されている。
【0020】
次に、第2操作部100について図2と図3を参照して説明する。
第2操作部100は、第1操作部40あるいは本体20と同様の材質で作られている。第1操作部40と第2操作部100および本体20は、プラスチック、たとえばABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)、PC(ポリカーボネート)、PS−HI(ハイインパクトスチロール)等を採用することができる。
第2操作部100は、ベース板101を有しており、このベース板101はヒンジ部140のヒンジ回転部141,141と一体になっている。図2に示すようにベース板101の表面部102には、操作キー109,110,111,112や別の操作キー123,124,125,126,127,128が設けられている。
【0021】
またベース板101の表面部102側には円形状の穴部133が形成されている。この穴部133は図3に示すようにベース板101の裏面部136側にも開口している。穴部133は、図2に示すように第2操作部100を、第1操作部40の一部分85側に重ねて閉じた状態で、カーソルキー42を表面部102側に表出することができるようになっている。これにより、操作者は第2操作部100を閉じた状態でも、操作者はカーソルキー42に直接触れてカーソル操作することができる。
【0022】
図2の第2操作部100の操作キー109〜112は、図3の第1操作部40の操作キー49〜52に対応した位置にある。
図6は、一例として第2操作部100の操作キー109と、第1操作部40の操作キー49の付近を示す図である。図6に示すように第2操作部100が第1操作部40の一部分85に対して重ねた状態で閉じた場合には、操作キー109が操作キー49の上部に位置するようになっている。操作キー109は弾性変形部109Aを有しており、この弾性変形部109Aは薄板状の部分であり、第2操作部100のベース板101に対して固定されている。これにより操作者が指でP方向に操作キー109を押し込むことで、第1操作部40の操作キー49を押圧して操作することができる。
【0023】
図2に戻ると、表面部102の6つの操作キー123〜128は、穴部133の周囲において同心円上に円弧状で配置されている。操作キー123〜128は、図3に示す第1操作部40の操作キー43〜48に各々対応した位置にある。
図7は、一例として図2の操作キー123と第1操作部40の操作キー43の位置関係を示している。第2操作部100が第1操作部40の一部分85に重なるようにして配置された状態では、操作キー123は操作キー43に対して重なるように配置される。操作キー123は薄板状の支持部分123Aを有しており、この支持部分123Aはベース板101に固定されている。操作者がP方向に沿って操作キー123を押すことにより、操作キー43は押圧により直接操作することができる。
【0024】
図6における操作キー109と操作キー49の対応関係は、図2の操作キー110〜112と図3の操作キー50〜52の対応位置関係と同様である。また図7における操作キー123と操作キー43の対応関係は、図2の操作キー124〜128と図3の操作キー44〜48の対応位置関係と同様である。
【0025】
図2と図4に示す操作キー109は、押すことによりテレビ本体の4つのビデオ入力端子の選択を行うことができ、操作キー110は押すことによりテレビ本体の2つのコンポーネント入力端子を選択することができる。
操作キー111は、ゲーム機専用の入力端子を選択することができる。操作キー112を押すことにより、表示画面を静止面としてメモリーすることができる。
【0026】
その他に、図2に示すようにヒンジ部140には、4つの操作キー136〜139が配置されている。操作キー136を押すと消音操作を行うことができ、操作キー137を押すと画面表示を変えることができる。また操作キー138を押すと、二重音声操作を行うことができ、操作キー139は電源のオンオフ操作用のキーである。
【0027】
第2操作部100は、第2操作部100を第1操作部40の一部分85に重ねた状態でもこの操作キー136〜139を操作することができるようにするために、切欠部100Bを有している。これによって、第2操作部100が第1操作部40の一部分85に対して閉じた状態であっても、開いた状態であっても、操作者が操作キー136〜139を直接操作することができる。
【0028】
図2と図4に示す第2操作部100の表面部102における操作キー123は、2画面表示を行うためのキーであり、操作キー124はお好み画質を表示して選択するためのキーであり、操作キー125は連動データを選択するためのキーである。操作キー126は、BSデータ放送受信時にひとつ前の画面に戻るためのキーであり、操作キー127は番組説明用のキーであり、操作キー128は番組表を図1の表示面12Aに表示するためのキーである。
【0029】
図2と図3に示すヒンジ部140は、上述した一対のヒンジ回転部141,141および開き動作制御機構部150を有している。
図3と図5に示すように、本体20は、固定部160と固定状態解除部170を有している。固定部160は、第2操作部100を、第1操作部40の一部分85に対して機械的に着脱可能に固定するための部分である。また固定状態解除部170は、固定部160により固定された第2操作部100の固定状態を解除するための部分である。
固定部160は、図8と図9に示すように開口部161と2つの爪部162を有している。開口部161は図3と図5に示すようにベース板41に形成された長方形状の穴である。一対の爪部162は、この開口部161の中に位置している突起状の爪である。
【0030】
これに対して、図3に示すように第2操作部100の裏面部136には突起163を有している。この突起163は、図8と図9に示すように2つの爪部164を有している。これらの爪部164は、図8のように爪部162にそれぞれかみ合うことで、第2操作部100を第1操作部40の一部分85に対して、図2に示すように重なるようにして固定することができる。尚、図3に示す突起163はベース板101の自由端(回転端)に突出して形成されている。
【0031】
図8と図9に示す固定状態解除部170は、押圧部171と操作バー172を有している。操作バー172の途中には、上述した爪部162,162が突出して形成されている。操作バー172の一端部には押圧部171が設けられており、操作バー172の他端部と、本体20の内側部分の間には、付勢手段であるコイルスプリング173が配置されている。
【0032】
図8に示す状態では、図2に示すように第2操作部100が第1操作部40に対して重なる状態で固定されている。突起163の爪部164,164が、対応する爪部162,162により機械的に引っ掛かり固定されている。
このような固定状態で図9に示すように操作者が押圧部171をE方向に押すことにより操作バー172の爪部162,162がE方向にコイルスプリング173の付勢力に抗して移動することにより、爪部164,164と爪部162,162の機械的なかみ合いが外れるので、図3に示すように第2操作部100は第1操作部40からヒンジ部140を用いてR方向に開くことができる。
【0033】
次に、図10等を参照して、第2操作部100が第1操作部40に重なって閉じている状態であるか、第2操作部100が第1操作部40から離れて開いている状態かを判断するための検知部190について説明する。
この検知部190は、図10と図11に示すように、押圧スイッチ191と押圧ピン192を有している。押圧スイッチ191は、図10と図3に示すように第1操作部40の一部分85の領域内の穴191Cの中に配置されている。押圧ピン192は、図10と図3に示すように第2操作部100の裏面部136に突出して設けられている。
【0034】
第1操作部40の一部分85に対して第2操作部100が図2のように重なるようにして閉じると、図10の押圧ピン192が押圧スイッチ191を押すことにより、押圧スイッチ191は、制御部200に対してモードの変換指示信号Sを供給する。このモードの変換指示信号Sを制御部200が受けることで、制御部200は、図11(A)に示すようにリモートコマンダにおいて第1操作モードM1から、図11(B)に示す第2操作モードM2に変ったことを判断する。
【0035】
図11(A)の第1操作モードM1とは、第2操作部100が第1操作部40から離れて開いている状態の場合に、第1操作部40における各操作キーにより操作項目が指令できることを示している。図11(B)の第2操作モードM2とは、第2操作部100が第1操作部40に対して重なるようにして閉じている状態で、第2操作部100における各操作キーの操作項目が指令できることを示している。
【0036】
第1操作モードM1では、操作者は図5に示すように第1操作部40の操作キー43〜48の各操作項目を入力することができる。そして、操作キー49〜52の操作項目も入力することができる。
これに対して図11(B)の第2操作モードM2では、操作者は図4に示すように第2操作部100の操作キー123〜128および操作キー109〜112の操作項目を入力することができる。このように第1操作モードM1と第2操作モードM2を制御部200が選択して認識できるのは、上述したように図10に示すモードの変換指示信号Sが押圧スイッチ191から制御部200に送られるからである。
【0037】
次に、図3のヒンジ部140の開き動作制御機構部150の構造の例について説明する。
開き動作制御機構部150は、図12〜図14にその構造例を示している。図12において、開き動作制御機構部150は、ヒンジ回転部141,141の間であって本体20側に位置している。開き動作制御機構部150は、ケース230、ダンパー部240、付勢部材としてのコイルスプリング250、連結部品253,254等を有している。
【0038】
ケース230は、たとえばプラスチックにより作られており、ケース230の中間には壁231が形成されている。図12と図13に示すように、ケース230の一端部232と壁231の間には、ダンパー部240が設けられている。
ダンパー部240の構造例は図14に示しており、ダンパー部240は、円筒状の収容体241と、軸部242を有している。収容体241の一端部は開口部243となっており、収容体241の他端部には、連結部244が形成されている。
図14の収容体241の外周面には回り止め部245が形成されている。この回り止め部245は、図12に示すように、ケース230の側壁236の内面に対して突き当てることにより、収容体241がケース230の中で回転しないようにするものである。
【0039】
図14の軸部242は、その一端部に連結部246が設けられている。軸部242は収容体241の中に収容されるとともに、軸部242の外周面には粘性物247が付着されている。この粘性物247としては、たとえばシリコングリス等である。
粘性物247が軸部242の外周面に付着されているので、軸部242が収容体241に対して回転する場合に、その回転力を粘性物247の粘性により低減することができる。
軸部242の連結部246は、連結部品254の穴255にはまることで一体化できる。連結部品254は、図12と図13に示すようにケース230の一端部232の穴238に対してはまり込んで、回転自在である。連結部品254の突起258が、図12に示すようにヒンジ回転部141の穴141Aにはまり込んでいる。
【0040】
図12に示すコイルスプリング250の一端部は、ダンパー部240の連結部244にはまり込んでいる。コイルスプリング250の他端部は、連結部品253の連結部260にはまり込んでいる。連結部品253は、図13に示すように、ケース230の他端部233の穴261にはまり込んで回転可能である。連結部品253の突起262は、ヒンジ回転部141の穴141Bにはまり込んでいる。
【0041】
このような構造にすることで、図2に示すように第2操作部100が第1操作部40の一部分85に対して重なるようにして閉じた状態では、コイルスプリング250に付勢力(回転力)が蓄えられる。そして第2操作部100が第1操作部40から離れて回転し始めると、コイルスプリング250はその付勢力により第2操作部100を図3に示すようにR方向に開く。
この時に、ダンパー部240があるので、その第2操作部100のR方向への開くスピードを緩和もしくは減少させることができる。このことから、ダンパー部240は、第2操作部100の開き動作における速度をコイルスプリング250の力を緩和することで、第2操作部100をゆっくりと開くことができるので、操作上の高級感を演出することができるのである。
【0042】
次に、上述したリモートコマンダ10の操作例について説明する。
使用者が、図1に示すようにリモートコマンダを手Hで持ちながら電子機器であるテレビジョン受像機12に対して必要な操作項目を指示する場合には、図3と図5に示すような第1操作モードM1と図2と図4に示すような第2操作モードM2により行うことができる。
たとえば図3と図5に示す第1操作モードM1を行う場合には、第2操作部100は第1操作部40から離して開いた状態になっており、操作者は指でたとえば操作キー45を押すことにより、図15に示すような画質、音量および画面モード(字幕入り)のモードを図1に示すテレビジョン受像機12の表示面12Aに表示することができる。この画質調整モードのメニューの中で、図5と図3に示すカーソルキー42を操作者が指で操作することにより、必要な項目の操作を行って決定することができる。
【0043】
次に、図4と図2に示すように第2操作部100を第1操作部40に対して閉じた状態にする。この場合には、図3に示す第2操作部100の突起163が図8に示すように固定部160の開口部161にはまり込み、そして突起163の爪部164,164が固定部160の爪部162,162に機械的にかみ合う。これにより第2操作部100は、図2に示すようにヒンジ部140と図8に示す固定部160により第1操作部40に対して確実に固定された状態になる。
この状態で、操作者が、たとえば図2と図4に示す操作キー128を押すことにより、図16に示すような番組表300を、表示面12Aに表示することができる。この番組表300では、たとえば現時刻のものを選択するとその番組が映り、将来の時刻のものを選択するとその番組の予告が映るようになっている。表示面300の中の選択項目を選択する場合には、図2と図4に示すカーソルキー42を操作することにより行い、そして決定することができる。
このように第1操作部40に対して第2操作部100を離した状態の第1操作モードM1と、第1操作部40に対して第2操作部100を重ねて配置した場合の第2操作モードM2では、異なる操作項目を実行することができる。
【0044】
次に、再び操作者が第2操作部100を第1操作部40から回転して離そうとする場合には、図8の固定状態から図9のように操作者が指で押圧部171をE方向に押す。これにより突起163の爪部164,164と固定部160の爪部162,162の機械的なかみ合いが外れるので、第2操作部100は図3と図5に示すようにヒンジ回転部141,141を中心としてR方向に回転する。この場合の回転に要する付勢力は図12に示すコイルスプリング250が与えるが、この時にはダンパー部240がその回転スピードを抑制もしくは減少させる。このために第2操作部100が回転して開く速度を緩やかにすることができ、操作上の高級感を演出することができる。
【0045】
ところで上述した実施の形態では、電子機器としてテレビジョン受像機を例に挙げており、入力装置としてはそのテレビジョン受像機に対して必要な操作項目を実行するための指令を与えるリモートコマンダを例に挙げている。
しかしこれに限らず、本発明の入力装置は、テレビジョン受像機以外の電子機器、たとえば光ディスクの記録再生装置、光ディスクの再生装置、ビデオカメラレコーダ、ビデオテープレコーダ、あるいはエアコンディショナーやその他の家庭用あるいは業務用の電子機器に対して、必要な操作項目を実行するための指令を与えるような入力装置に適用することができる。
【0046】
図示の実施の形態では、第2操作部100が第1操作部40を覆う部分として第1操作部40の一部分85を設定している。しかしこれに限らず第2操作部は第1操作部のより広い領域を覆うような面積を有しても勿論構わない。また各操作キーは、操作ボタンとも呼ぶこともでき、操作キーの数や操作キーによる入力できる操作項目の種類の選択は任意に設定することができる。
第2操作部100の色は、第1操作部40の色と同じ色もしくは異なる色に設定することができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第1操作部に対して第2操作部を新たに設けて、操作項目を増やすことができるとともに、第2操作部を第1操作部に対して急激に開くことがなく高級感を演出することができる。さらに、第2操作部を第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態であっても、第1操作部のカーソルキーを操作者が操作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入力装置として、電子機器に対する操作項目を実行する指令を与えるリモートコマンダの例を示す斜視図。
【図2】図1のリモートコマンダを示しており、第2操作部が第1操作部に対して閉じた状態を示している斜視図。
【図3】リモートコマンダにおいて第2操作部が第1操作部から回転して開いている状態を示す斜視図。
【図4】第2操作部が第1操作部に対して閉じた状態を示すリモートコマンダの平面図。
【図5】第2操作部が第1操作部から開いた状態を示すリモートコマンダの平面図。
【図6】第2操作部の操作キーと第1操作部の操作キーの対応関係の例を示す図。
【図7】第2操作部の操作キーと第1操作部の操作キーの対応関係の例を示す図。
【図8】第2操作部を第1操作部に対して固定する固定部およびその固定状態を解除するための固定状態解除部の例を示す図。
【図9】固定状態解除部により、第2操作部が第1操作部から開放された状態を示す図。
【図10】第2操作部が第1操作部に対して重ねた状態で配置されている状態を検知する検知部の例を示す図。
【図11】第1操作モードと第2操作モードの例を示す図。
【図12】開き動作制御機構部の例を示す図。
【図13】開き動作制御機構部を示す分解斜視図。
【図14】開き動作制御機構部のダンパー部の構造例を示す分解斜視図。
【図15】第1操作モードにおいて、1つの操作キーを操作した場合の表示例を示す図。
【図16】第2操作モードにおいて、1つの操作キーを操作した場合の表示例を示す図。
【符号の説明】
10・・・リモートコマンダ(入力装置)、12・・・テレビジョン受像機(電子機器)、12A・・・表示面、40・・・第1操作部、85・・・第1操作部の一部分、100・・・第2操作部、140・・・ヒンジ部、150・・・開き動作制御機構部、160・・・固定部、170・・・固定状態解除部、190・・・検知部、240・・・ダンパー部、250・・・コイルスプリング(付勢部材)、S・・・モードの変換指示信号

Claims (6)

  1. 本体と、
    前記本体に配置され、操作項目を実行するための複数の操作キーを有する第1操作部と、
    前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置されて前記第1操作部の少なくとも一部分に位置している操作キーを操作して別の操作項目を実行する複数の操作キーを有する第2操作部と、
    前記第2操作部を回転することで前記第2操作部を前記第1操作部から離す際に、その回転速度を低減するためのヒンジ部と、を備え
    前記第1操作部は、前記操作キーの1つとしてカーソルキーを有し、前記第2操作部は、前記第2操作部を前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態で前記カーソルキーを露出させるための穴部を有する
    力装置。
  2. 前記第2操作部を前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態で、前記第2操作部を前記第1操作部に対して着脱自在に固定する固定部を有する
    請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記第2操作部を前記第1操作部の少なくとも一部分に重なるように配置した状態を検知して、前記第1操作部の前記複数の操作キーの第1操作モードから前記第2操作部の前記複数の操作キーの第2操作モードに変換するための変換指示信号を発生する検知部を有する
    請求項2に記載の入力装置。
  4. 前記固定部による前記第2操作部の固定状態を解除する固定状態解除部を有する
    請求項2に記載の入力装置。
  5. 前記ヒンジ部は、前記第2操作部が回転するのを制御する開き動作制御機構部を有し、
    前記開き動作制御機構部は、前記固定状態解除部の操作により前記固定部による前記第2操作部の固定状態を解除すると、前記第2操作部を前記第1操作部側から付勢力により離すための付勢部材と、
    前記付勢部材の付勢力により前記第1操作部側から前記第2操作部が離れる速度を低減するダンパー部と、
    を有する請求項4に記載の入力装置。
  6. 映像表示装置の各種操作を遠隔コントロールするためのリモートコマンダである
    請求項1に記載の入力装置。
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