JPH1141328A - 折り畳み型携帯電話機 - Google Patents

折り畳み型携帯電話機

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JPH1141328A
JPH1141328A JP9194190A JP19419097A JPH1141328A JP H1141328 A JPH1141328 A JP H1141328A JP 9194190 A JP9194190 A JP 9194190A JP 19419097 A JP19419097 A JP 19419097A JP H1141328 A JPH1141328 A JP H1141328A
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JP
Japan
Prior art keywords
hinge
side housing
housing
display unit
operation key
Prior art date
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Pending
Application number
JP9194190A
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English (en)
Inventor
Hisamitsu Takagi
久光 高木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は折り畳み型携帯電話機に関し、片手
の操作で開くようにして操作性の向上を図ることを課題
とする。 【解決手段】 操作キー側筐体11と、表示部側筐体1
2と、両者を連結するヒンジ13とを有する。ヒンジ1
3は、表示部側筐体12を操作キー側筐体11に対して
立ち上がって開く方向に回動付勢するヒンジモジュール
14と、ワンタッチオープン釦組立体15とを有する。
ヒンジの端面には、押し釦41が設けてある。押し釦4
1を押すと、ロックが解除されて、ヒンジモジュール1
4によって表示部側筐体12が操作キー側筐体11に対
して立ち上がって開き、通話可能状態となるよう構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折り畳み構造の折り
畳み型携帯電話機に関する。折り畳み構造である折り畳
み型携帯電話機は、折り畳まれた状態では、折り畳み構
造でない携帯電話機に比べて相当に小型となるため、携
帯に便利である。この折り畳み型携帯電話機は、表示部
側筐体を操作キー側筐体に対して開いた状態として使用
される。携帯電話機は、使用者が何か別の作業を行って
いるときに使用する場合が多く、この作業中では片手が
ふさがっていることが多い。そこで、折り畳み型携帯電
話機は、残った片手のみで操作できる操作性の良い構造
であることが望ましい。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳み型携帯電話機は、表示部
側筐体と操作キー側筐体とがヒンジで結合され、磁力で
もって表示部側筐体が操作キー側筐体を覆った閉じた状
態に軽くロックされた構成である。使用する場合には、
使用者が一方の手で操作キー側筐体を掴んで、他方の手
で表示部側筐体を掴んで引き上げて、表示部側筐体を強
制的に操作キー側筐体から引き離して、開いた状態とし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、折り畳み型
携帯電話機を開いた状態にするには両手を使った操作が
必要となり、作業中で片手がふさがっているような場合
には、作業を中断しなければならず、操作の点で問題が
あった。そこで、本発明は、上記課題を解決した折り畳
み型携帯電話機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、操作
キーを有する操作キー側筐体と、表示部を有する表示部
側筐体と、該操作キー側筐体と該表示部側筐体とを連結
するヒンジとよりなり、使用していないときには折り畳
まれており、使用するときに上記ヒンジに関して回動さ
れて開かれる構成の折り畳み型携帯電話機において、該
ヒンジを、該筐体を開く方向に回動付勢するばねと、該
筐体が折り畳まれた状態にロックするロック機構と、該
ヒンジの端面に設けてあり、上記ロック機構のロックを
解除するときに押される押し釦とよりなる構成としたも
のである。
【0005】請求項2の発明は、請求項1において、上
記ロック機構は、折り畳まれた状態にある該表示部側筐
体及び該操作キー側筐体を手動で開こうと操作したとき
に、ロックが解除される構成としたものである。請求項
3の発明は、請求項1において、該ヒンジは、フレキシ
ブル回路基板の帯状部が円筒ループを形成するように巻
かれてなる円筒ループ部を収容した構成としたものであ
る。
【0006】請求項4の発明は、ある物が取付けられる
第1の本体と、ある物が取付けられる第2の本体と、第
1の本体と第2の本体とを連結するヒンジとを有し、該
ヒンジを、該第1の本体が該第2の本体に対して立ち上
がって開く方向に回動付勢するばねと、該第1の本体が
該第2の本体に重なるように折り畳まれた状態にロック
するロック機構と、該ヒンジの端面に設けてあり、押し
て上記ロック機構のロックを解除する押し釦とよりなる
構成としたものである。
【0007】請求項5の発明は、操作キーを有する操作
キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操作
キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとより
なり、使用していないときには折り畳まれており、使用
するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構成
の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部に
組み込んであるヒンジモジュールと、内部に組み込んで
あり該筐体が折り畳まれた状態にロックするロック機構
と、該ヒンジの端面に設けてあり、上記ロック機構のロ
ックを解除するするときに押される押し釦とよりなる構
成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回
動付勢するばねと、該ばねの作用で該筐体を開いた状態
に保持する保持機構部とを有する構成としたものであ
る。
【0008】請求項6の発明は、操作キーを有する操作
キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操作
キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとより
なり、使用していないときには折り畳まれており、使用
するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構成
の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部に
組み込んであるヒンジモジュールと、内部に組み込んで
あり該筐体が折り畳まれた状態にロックするロック機構
と、該ヒンジの端面に設けてあり、上記ロック機構のロ
ックを解除するするときに押される押し釦とよりなる構
成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回
動付勢するばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持
機構部とを有し、該保持機構部は、凹部と、ロック用凸
部と、該ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢す
る圧縮コイルばねとよりなり、該筐体が開いたときに該
ロック用凸部が該凹部と嵌合する構成としたものであ
る。
【0009】請求項7の発明は、操作キーを有する操作
キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操作
キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとより
なり、使用していないときには折り畳まれており、使用
するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構成
の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部に
組み込んであるヒンジモジュールと、内部に組み込んで
あり折り畳まれた状態にロックするロック機構と、該ヒ
ンジの端面に設けてあり、上記ロック機構のロックを解
除するするときに押される押し釦とよりなる構成とし、
該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
るばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持機構部と
を有し、該保持機構部は、凹部と、該凹部に続く斜面の
カム部と、ロック用凸部と、該ロック用凸部を該凹部に
嵌合する方向に付勢する圧縮コイルばねとよりなり、該
筐体が開いたときに該ロック用凸部が該凹部と嵌合し、
該表示部側筐体と該操作キー側筐体との開き角度が更に
拡大したときに上記ロック用凸部が上記カム部の斜面に
乗り上がる構成としたものである。
【0010】請求項8の発明は、操作キーを有する操作
キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操作
キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとより
なり、使用していないときには折り畳まれており、使用
するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構成
の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部に
ヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該操作キ
ー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックする
ロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面に、上記ロ
ック機構のロックを解除するするときに押される押し釦
を有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体が開
く方向に回動付勢するばねと、該ばねの作用で該筐体が
開いた状態に保持する保持機構部とを有する構成とした
ものである。
【0011】請求項9の発明は、操作キーを有する操作
キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操作
キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとより
なり、使用していないときには折り畳まれており、使用
するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構成
の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部に
ヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該操作キ
ー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックする
ロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面に、上記ロ
ック機構のロックを解除するするときに押される押し釦
を有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開
く方向に回動付勢するばねと、該筐体が開いた状態に保
持する保持機構部とを有し、該保持機構部は、凹部と、
ロック用凸部と、該ロック用凸部を該凹部に嵌合する方
向に付勢する圧縮コイルばねとよりなり、該筐体が開い
たときに該ロック用凸部が該凹部と嵌合する構成とした
ものである。
【0012】請求項10の発明は、操作キーを有する操
作キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操
作キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとよ
りなり、使用していないときには折り畳まれており、使
用するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構
成の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部
にヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該操作
キー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックす
るロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面に、上記
ロック機構のロックを解除するするときに押される押し
釦を有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を
開く方向に回動付勢するばねと、該筐体が開いた状態に
保持する保持機構部とを有し、該保持機構部は、凹部
と、該凹部に続く斜面のカム部と、ロック用凸部と、該
ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢する圧縮コ
イルばねとよりなり、該表示部側筐体と該操作キー側筐
体との開き角度が更に拡大したときに上記ロック用凸部
が上記カム部の斜面に乗り上がる構成としたものであ
る。
【0013】請求項11の発明は、操作キーを有する操
作キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操
作キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとよ
りなり、使用していないときには折り畳まれており、使
用するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構
成の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部
にヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該表示
部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックする
ロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上記ロッ
ク機構のロックを解除するするときに押される押し釦を
有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開く
方向に回動付勢するばねと、該ばねの作用で該筐体が開
いた状態に保持する保持機構部とを有する構成としたも
のである。
【0014】請求項12の発明は、操作キーを有する操
作キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操
作キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとよ
りなり、使用していないときには折り畳まれており、使
用するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構
成の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部
にヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該表示
部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックする
ロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上記ロッ
ク機構のロックを解除するするときに押される押し釦を
有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開く
方向に回動付勢するばねと、該ばねの作用で該筐体が開
いた状態に保持する保持機構部とを有し、該保持機構部
は、凹部と、ロック用凸部と、該ロック用凸部を該凹部
に嵌合する方向に付勢する圧縮コイルばねとよりなり、
該筐体が開いたときに該ロック用凸部が該凹部と嵌合す
る構成としたものである。
【0015】請求項13の発明は、操作キーを有する操
作キー側筐体と、表示部を有する表示部側筐体と、該操
作キー側筐体と該表示部側筐体とを連結するヒンジとよ
りなり、使用していないときには折り畳まれており、使
用するときに上記ヒンジに関して回動されて開かれる構
成の折り畳み型携帯電話機において、該ヒンジを、内部
にヒンジモジュールが組み込んである構成とし、該表示
部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロックする
ロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上記ロッ
ク機構のロックを解除するするときに押される押し釦を
有する構成とし、該ヒンジモジュールは、該筐体を開く
方向に回動付勢するばねと、該ばねの作用で該筐体が開
いた状態に保持する保持機構部とを有し、該保持機構部
は、凹部と、該凹部に続く斜面のカム部と、ロック用凸
部と、該ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢す
る圧縮コイルばねとよりなり、該表示部側筐体と該操作
キー側筐体との開き角度が更に拡大したときに該ロック
用凸部が該凹部と嵌合し、該表示部側筐体と該操作キー
側筐体とが更に広がるように回動されるときに上記ロッ
ク用凸部が上記カム部の斜面に乗り上がる構成としたも
のである。
【0016】請求項14の発明は、請求項1、請求項5
乃至13のうちいずれか一項において、該ヒンジのロッ
ク機構と筐体との間に、周方向上所定のガタを設け、且
つ、上記表示部側筐体及び上記操作キー側筐体の上記ヒ
ンジとは反対側に磁石と鉄板を配して吸着する構成とし
たものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1実施例、請求項1、2、3、5に係る発明の実施
例〕図1(A),(B)、図2、及び図3(A),
(B),(C)は、本発明の第1実施例になる折り畳み
型携帯電話機10を示す。図1(A),(B)、及び図
2は、本発明を分かりやすくするために、折り畳み型携
帯電話機10を概略的に示している。
【0018】図1、図2、及び図3に示すように、折り
畳み型携帯電話機10は、大略、操作キー及びマイクが
配してある操作キー側筐体11の基部側(図2中X2方
向端側)11aと液晶パネル及びスピーカが配してある
表示部側筐体12の基部側(図2中X1方向端側)12
aとがヒンジ13で連結された構成を有する。ヒンジ1
3は、径d1を有し、ヒンジモジュール14及びワンタ
ッチオープン釦組立体15等よりなる構成を有する。ワ
ンタッチオープン釦組立体15が特許請求の範囲の欄記
載のロック機構を構成する。
【0019】図2に示すように、操作キー側筐体11
は、本体20と、本体20を覆うカバー21と、内部に
組み込まれている回路基板組立体(図示せず)と、フレ
キシブル回路基板22の一部である略矩形状のフレキシ
ブル回路基板部22a及びマイク23と、カバー21よ
り露出して整列している複数の操作キー24とよりな
る。マイク23は、操作キー側筐体11のうち基部側1
1aとは反対側である先端側11bに配してある。カバ
ー21のうちマイク23に対向する部位には、マイク用
孔21aが形成してある。
【0020】表示部側筐体12は、本体30と、本体3
0を覆うカバー31と、内部に組み込まれている回路基
板組立体(図示せず)と、フレキシブル回路基板22の
一部である略矩形状のフレキシブル回路基板部22b及
びスピーカ32と、カバー31より露出している液晶表
示パネル33と、表示部側筐体12の先端側12bより
突き出ているアンテナ34とよりなる。スピーカ32
は、表示部側筐体12の先端側12bに配してある。カ
バー31のうちスピーカ32に対向する部位には、スピ
ーカ用孔31aが形成してある。
【0021】次に、ヒンジ13について、図4、図5、
図6(A)乃至(F)、図7、図10、図11等を併せ
参照して説明する。先ず、ヒンジ13を構成する部材に
ついて説明する。CL13は、ヒンジ13の軸線であ
る。特に図4及び図5に示すように、本体20は、基部
側20aに、Y1側からY2方向に順次、円板部20
b、4分の1円弧部20f、半円弧部20c、4分の1
円弧部20g、筒部20dを有する。円板部20b、半
円弧部20c、及び筒部20dは、共に上記径d1に対
応した大きさである。円板部20bはY1端に有り、Y
2側の面に、ヒンジモジュール14の軸が嵌合する矩形
の孔20b−1を有する。筒部20dはワンタッチオー
プン釦組立体15を固定するためのものであり、Y2端
に有り、内周面にワンタッチオープン釦組立体15を回
り止めすると共に軸線CL13周りの位置を決める溝2
0d−1を有し、頂上部にワンタッチオープン釦組立体
15を抜け止め固定するねじ25のためのねじ孔20d
−2を有する。半円弧部20cは、フレキシブル回路基
板の帯状部を後述するように円筒形状を形成するように
巻いた円筒ループ部22eを収容する空間を形成するた
めのものであり、本体20の中心線CL20よりY2方
向に少し寄った部位に有り、図2中、Z1側が開放され
ている。本体20には、半円弧部20cの部位に、フレ
キシブル回路基板22を通すための入口20eが形成し
てある。
【0022】同じく特に図4、図5に示すように、本体
30は、基部側30aに、Y1側からY2方向に順次、
4分の1円弧部30b、筒部30c、半円弧部30d、
4分の1円弧部30e、筒部30f、及び4分の1円弧
部30gを有する。これらは、共に、上記径d1に対応
した大きさである。4分の1円弧部30bは、Y1端に
有り、上記の円板部20bが収まる部分を形成する。筒
部30cは、ヒンジモジュール14を固定するためのも
のであり、内周面にヒンジモジュール14を回り止めす
ると共に軸線CL13周りの位置を決める溝30c−1
を有する。半円弧部30dは、ヒンジモジュール14の
うち筒部30cから突き出ている部分を収容すると共
に、フレキシブル回路基板の帯状部を収容する空間を形
成するためのものであり、図2中、Z1側が開放されて
いる。本体30には、半円弧部30dの部位に、フレキ
シブル回路基板22を通すための入口30hが形成して
ある。4分の1円弧部30bは、上記の円板部20bが
収まる部分を形成する。筒部30fは、ワンタッチオー
プン釦組立体15の十字羽根車形状の爪部材42を回転
不可能で且つY1,Y2方向に移動可能に収容するため
のものであり、内部に90度間隔でガイド溝30f−1
を有する。4分の1円弧部30gは、Y2端に有り、上
記の筒部20dが収まる部分を形成する。
【0023】図2に示すように、カバー21は、Z1側
が凸の半円弧部21bを有する。半円弧部21bは、カ
バー21を本体20に取り付けたときに、上記半円弧部
20cと突き合わされる位置に設けてある。カバー31
は、Z1側が凸の半円弧部31bを有する。半円弧部3
1bは、カバー31を本体30に取り付けたときに、上
記半円弧部30dと突き合わされる位置に設けてある。
【0024】次に、前記のヒンジモジュール14につい
て、図7、図8、及び図9を参照して説明する。ヒンジ
モジュール14は、ロータリオイルダンパ部71と、開
き・水平開き許容機構部72とが、係合されて結合され
た略円柱形状のモジュール化された構造を有する。
【0025】ロータリオイルダンパ部71は、図9に示
すように、ケーシング75内に、ギヤ形状の回転体76
が組込まれ、シリコーンオイル77が充填された構造を
有する。開き・水平開き許容機構部72は、開き機構部
80と、水平開き許容機構部81とを有する。
【0026】開き機構部80は、略筒状のケーシング8
2と、ケーシング82内に収容された第1の軸84と、
同じくケーシング82内に収容されている左巻きの第1
のねじりコイルばね83とよりなる。この第1のねじり
コイルばね83が、特許請求の範囲の欄記載のばねを構
成する。ケーシング82は、Y2方向の端面に円弧状ス
リット82aを有し、外周面に位置決め用凸部82bを
有する。
【0027】第1の軸84のY2端側の突部84aが円
弧状スリット82aに嵌合している。第1の軸84は、
第2の軸86と連結してある。第1のねじりコイルばね
83は、一端がケーシング82に係止され、他端が第1
の軸84に係止してあり、第1の軸84に対してケーシ
ング82をA1方向に回動付勢している。よって、ケー
シング82と第1の軸84とは、第1のねじりコイルば
ね83のばね力によって、突部84aが円弧状スリット
82aの端に当たった状態で一体化されている。
【0028】水平開き許容機構部81は、第1の軸84
(図8参照)と、右巻きの第2のねじりコイルばね85
と、第2の軸86とよりなる。第1の軸84と第2の軸
86とは嵌合しており、第2のねじりコイルばね85と
共に、ケーシング82内に収容されている。第2のねじ
りコイルばね85の一端が第1の軸84に係止され、他
端が第2の軸86に係止してあり、第2の軸86に対し
て第1の軸84をA2方向に回動付勢している。第1の
軸84と第2の軸86とは第2のねじりコイルばね85
のばね力で一体化してある。
【0029】第2のねじりコイルばね85のばね定数K
2は、第1のねじりコイルばね83のばね定数K1より
大きい。ケーシング82のY1方向の端にキャップ87
が取り付けてある。Y1方向の端より、角柱軸86aが
突き出ている。ヒンジモジュール14は、第2の軸86
が固定で、ケーシング82が回動するように動作する。
【0030】第2の軸86の角柱軸86aを基準にみた
とき、ケーシング82はA1方向に回動付勢されてお
り、第1の軸84はA2方向に回動付勢されている。次
に、ワンタッチオープン釦組立体15について説明す
る。ワンタッチオープン釦組立体15は、図10に示す
ように、本体40と、押し釦41と、爪部材42と、圧
縮コイルばね43とよりなる構造を有する。押し釦41
が特許請求の範囲の欄記載の操作釦を構成する。
【0031】本体40は、筒部40aとY1方向端側の
底板部40bとよりなる略有底筒形状を有し、内側に、
断面が略楕円形状の空間40cを有し、筒部40aの外
周面のうちY2端側に位置決め用の凸部40dを有す
る。また、底板部40bの中心に孔40eを有し、且
つ、底板部40bのうち上記の凸部40dに対応する部
位に、ロック用の矩形状の凹部40eを有する。また、
筒部40aの上端にねじ孔40gを有する。押し釦41
は、略楕円形状を有し、軸部41aと、軸部41aより
先に突き出ており軸部41aより細い軸部41bとを有
する。爪部材42は、中心貫通孔42aと4つのリブ4
2bとよりなる十字羽根車形状を有し、且つ、1つのリ
ブ42bのY2端側にY2方向に突き出た爪部42cを
有する。爪部42cは、爪部材42の外周側から見たと
きに、半円形をなす形状を有し、曲面42dを有する。
【0032】押し釦41が本体40の空間40c内に嵌
合している。軸部41bが、孔40eを通ってY1方向
に突き出ている。爪部材42が、その中心貫通孔42a
を軸部41bに嵌合させて取り付けてある。爪部材42
は、軸部41aと軸部41bとの間の段部41cと、軸
部41aの端に嵌合してあるEワッシャ44とによって
押し釦41に対するY1、Y2方向の移動を制限されて
軸部41aから外れないようになっている。圧縮コイル
ばね43は、圧縮された状態で、軸部41aに嵌合し
て、押し釦41と底板部40bとの間に配してある。圧
縮コイルばね43のばね力によって、押し釦41及び爪
部材42はY2方向に付勢されている。爪部材42は、
爪部42cが凹部40fに嵌合しており、押し釦41
は、本体40から、小さい寸法aだけY2方向に突き出
ている。
【0033】図11(A),(B),(C)に示すよう
に、フレキシブル回路基板22は、フレキシブル回路基
板部22aよりX2方向に延在した第1の帯状部22c
と、第1の帯状部22cの先端より少しY1方向に延在
し更にX2方向に延在した第2の帯状部22dを有す
る。フレキシブル回路基板22を本体20、30内に組
み込むに際して、後述するように、第1の帯状部22c
が円筒ループを形成するように巻かれ、円筒ループ部2
2eが形成される。
【0034】ヒンジ13は、図2及び図4に示すよう
に、次の手順で組み立てられる。 本体20の基部側20aと本体30の基部側30a
とを組み合わせる。 ヒンジモジュール14を、角柱軸86a側より、Y
1方向に、筒部30c内に挿入して固定する。 ワンタッチオープン釦組立体15を、爪部材42を
先頭にして、Y1方向に、筒部20d内に挿入して固定
する。
【0035】 円筒ループ部22eを形成し、フレキ
シブル回路基板22をセットする。 カバー21を取り付ける。 カバー31を取り付ける。 上記のように組み立てられたヒンジ13は、図1
(B),図4、図5に示すように、以下に説明する構造
を有する。
【0036】円板部20bが4分の1円弧部30bと対
向し(図6(A)参照)、筒部20dが4分の1円弧部
30gと対向し(図6(F)参照)、半円弧部20cが
4分の1円弧部30eと対向し(図6(D)参照)、筒
部30cと半円弧部30dとが円板部20bと半円弧部
20cとの間に入って4分の1円弧部20fと対向し
(図6(B),図6(C)参照)、筒部30fが筒部2
0dと半円弧部20cとの間に入って4分の1円弧部2
0gと対向し(図6(E)参照)、円板部20bと、筒
部30cと、筒部30fと、筒部20dとが軸線CL1
3上に整列している。
【0037】ヒンジモジュール14は、筒部30c内に
挿入されて固定してあり、位置決め用凸部82bが溝3
0c−1に嵌合して、軸線CL13周りの位置を決めら
れ、且つ、回り止めされている。角柱軸86aが矩形孔
20b−1と嵌合している。ワンタッチオープン釦組立
体15が、筒部20d内に挿入されており、位置決め用
凸部40dが溝20d−1と嵌合して、軸線CL13周
りの位置を決められ、且つ、回り止めされている。ま
た、ねじ25によって、本体40が固定してある。爪部
材42は、筒部20dを通り抜けて筒部30f内に入っ
て、リブ42bがガイド溝30f−1と嵌合している。
よって、爪部材42と筒部30fとは、爪部材42が筒
部30fに対してY1,Y2方向に移動可能であり、軸
線CL13周りの回動については、一体的に回動する関
係にある。押し釦41は、ヒンジ13のY2側の端面1
3aより少し突き出ている。
【0038】図6(D)に示すように、半円弧部31b
が、ヒンジモジュール14のうち筒部30cよりY2方
向に突き出ている部分を覆っている。半円弧部31bの
先端は、半円弧部30dの先端と凹凸嵌合している。半
円弧部21bが、半円弧部20cの上方に位置してお
り、先端同士が凹凸嵌合しており、半円弧部21bと半
円弧部20cが円筒部26を形作っている。この円筒部
26内に、第1の帯状部22cによって形成された円筒
ループ部22eが収容してある。第1の帯状部22c
は、入口20eを通っている。第2の帯状部22dは、
半円弧部30dとヒンジモジュール14との隙間に位置
しており、入口30hを通っている。
【0039】次に、上記構成のヒンジ13の動作につい
て説明する。折り畳み型携帯電話機10が、図1
(A),図3(A)に示すように折り畳まれているとき
には、ヒンジモジュール14は、ケーシング82が、第
2のねじりコイルばね83を捩じって、一体化されてい
る第1の軸84及び第2の軸86に対してA2方向に回
動されている状態にある。よって、表示部側筐体12
は、ヒンジモジュール14によって図1(A),図3
(A)中、軸線CL13関して反時計方向(A2方向)
に付勢されている。しかし、図12に示すように、爪部
42cが凹部40e内に嵌合しており、表示部側筐体1
2はロックされて表示部側筐体12のヒンジモジュール
14による回動は制限されており、表示部側筐体12と
操作キー側筐体11とが折り畳まれた状態に保たれてい
る。
【0040】図3(A)に示すように、使用者が操作キ
ー側筐体11側を手のひら側にして折り畳み型携帯電話
機10を片手90で掴み、この掴んでいる手90の親指
91で押し釦41を押す。この操作をすると、図12
(E)に示すように、爪部材42が筒部30f内でY1
方向に移動し、爪部42cが凹部40eより抜け出し、
表示部側筐体12のロックが解除され、表示部側筐体1
2はヒンジモジュール14によってケーシング82と共
に反時計方向に回動され、ロータリオイルダンパ71の
作用で操作キー側筐体11からゆっくり立ち上がって開
く。
【0041】表示部側筐体12及びケーシング82が約
145度回動すると、円弧状スリット82aの端が突部
84aに当たり、表示部側筐体12はその位置で停止
し、折り畳み型携帯電話機10は、図1(B),図3
(B)に示すように、マイク用孔21aが使用者の口に
届き、スピーカ用孔31aが使用者の耳に届く、使用可
能状態となる。ワンタッチオープン釦組立体15は、図
13(A)乃至(D)に示すようになる。折り畳み型携
帯電話機10はこの状態で使用される。使用者は携帯電
話機10を持ち変えずに、携帯電話機10を耳に当てて
通話をすることが出来る。
【0042】上記より分かるように、折り畳み型携帯電
話機10は折り畳み型携帯電話機10を掴んでいる片手
の操作で使用可能状態とされ、即ち、折り畳み型携帯電
話機10は使用者が作業をしながらワンタッチオープン
され、よって、折り畳み型携帯電話機10は良好な操作
性を有する。なお、通話が終わって操作キー側筐体11
と表示部側筐体12とを折り畳むと、爪部42cが凹部
40e内に嵌合し、表示部側筐体12はロックされて、
表示部側筐体12と操作キー側筐体11とが折り畳まれ
た状態に保たれる。
【0043】ここで、通話可能状態で、折り畳み型携帯
電話機10に強い力が作用した場合には、第2のねじり
コイルばね85が捩じられて第1の軸84が第2の軸8
6に対してA1方向に回動し、図1(B)中二点鎖線で
示すように、操作キー側筐体11と表示部側筐体12と
は開き角が180度になるまでは開くようになってい
る。よって、折り畳み型携帯電話機10(ヒンジ13)
が壊れないようになっている。なお、強い力の作用が無
くなると、折り畳み型携帯電話機10は第2のねじりコ
イルばね85のばね力で元の状態に戻る。
【0044】また、爪部42cは、軸線CL13を中心
とする円周方向上に半円形をなす形状を有する。よっ
て、押し釦41を押さずに、夫々の手で操作キー側筐体
11と表示部側筐体12とを持って、両者を開く方向に
力を加える操作をした場合に、曲面42dが凹部40e
の縁によって案内されて、圧縮コイルばね43を少し圧
縮させて、爪部42cが凹部40eから抜け出る。よっ
て、爪部42cを壊さずに、ロックが解除される。ロッ
クが解除されると、後は、表示部側筐体12はヒンジモ
ジュール14によって反時計方向に回動され、操作キー
側筐体11からゆっくり立ち上がって開き、折り畳み型
携帯電話機10は、図1(B),図3(B)に示す通話
可能状態となる。
【0045】よって、折り畳み型携帯電話機10は、従
来の折り畳み型携帯電話機の場合と同じく、両手を使っ
て操作キー側筐体11と表示部側筐体12とを開く操作
をしても、使用可能状態となる。このとき、使用者は、
表示部側筐体12を145度回動させる操作をする必要
はなく、ロックを解除させる操作をするだけでよく、操
作性は良い。
【0046】また、表示部側筐体12が開かれたり閉じ
られたりする場合のフレキシブル回路基板22の変形
は、円筒部26内に収容されている円筒ループ部22e
がその径が少し大きくなったり小さくなったりする変形
にとどまり、第1の帯状部22cが折り曲げられること
は起きない。よって、折り畳み型携帯電話機10を長年
使用しても、フレキシブル回路基板22の配線パターン
が断線したりする不都合は起きず、優れた耐久性を有す
る。
【0047】なお、押し釦41を上記とは別の部位、例
えば、操作キー側筐体11の側面、操作キー側筐体11
の先端の面に設けても良い。また、表示部側筐体12を
閉じた状態にロックする機構は、マグネットを使用した
構成でもよい。操作キー側筐体11のうちヒンジとは反
対側の端にマグネットを設け、表示部側筐体12のうち
ヒンジとは反対側の端に鉄板を設けて、マグネットと鉄
板とが磁気的に吸着して閉じる構成とした場合には、図
13(C)に示すように、操作キー側筐体11に切欠9
0を設け、ヒンジモジュール14と操作キー側筐体11
との間に周方向のガタを有するようにする。このガタに
よって、ヒンジ部分の公差が吸収され、操作キー側筐体
11と表示部側筐体12とを完全に閉じた状態とされ
る。よって、マグネットとして磁気が弱いマグネットを
使用した場合でも、操作キー側筐体11と表示部側筐体
12とが隙間を有せずに完全に閉じた状態とされる。
【0048】〔請求項4に係る発明の実施例〕次に、ヒ
ンジ組立体について説明する。図14に示すように、ヒ
ンジ組立体100は、第1の部材101と第2の部材1
02とが、ヒンジモジュール14、ロック爪103、ば
ね104、押し釦105と共に組み合わされた構成であ
る。第1の部材101と第2の部材102とが閉じた状
態にあるとき、押し釦105を押すと、ロックが解除さ
れて、ヒンジモジュール14のばね力によって第1の部
材101と第2の部材102とが開く。
【0049】このヒンジ組立体100は、第1の部材1
01に操作キー側筐体を固定し、第2の部材102に表
示部側筐体を固定することによって、折り畳み型携帯電
話機の一つの部品として使用される。また、ヒンジ組立
体を、フレキシブル回路基板の帯状部を円筒形状を形成
するように巻いた円筒ループ部を含んだ構成とすること
も出来る。
【0050】以下、本発明の他の実施例になる折り畳み
型携帯電話機について説明する。各図中、図1乃至図1
3に示す構成部分と同じ構成部分には同一符号を付しそ
の説明は省略する。〔第2実施例、請求項6に係る発明
の実施例〕図15は本発明の第2実施例になる折り畳み
型携帯電話機10Aを示す。折り畳み型携帯電話機10
Aは、ヒンジ13内のヒンジモジュール14Aをを除い
て、図1の折り畳み型携帯電話機10と同じである。
【0051】ヒンジモジュール14Aは、図16及び図
17に示す構造を有し、その構造は、表示部側筐体12
を操作キー側筐体11に対してA1方向に145度回動
した状態に保持するための保持機構部110を除いて、
図7及び図9に示す構造と同じである。図16及び図1
7中、図7及び図9に示す構成部分と同じ構成部分には
同一符号を付しその説明は省略し、図7及び図9に示す
構成部分とは少し形状を変えた構成部分には添字Aを付
した同一符号を付す。
【0052】保持機構部110は、ロック部材111
と、第2の軸86Aと、圧縮コイルばね112よりな
る。ロック部材111は、略筒状をなし、端面に2つの
ロック用凸部111a,111bを有し、第2の軸86
Aの円柱軸86Abと嵌合して、キャップ87A内に、
回動は制限され、Y1,Y2方向に摺動可能な状態で組
み込まれており、キャップ87A内の圧縮コイルばね1
12によってY2方向に付勢されている。2つのロック
用台形状凸部111a,111bは、直径方向上略反対
側に配されており、台形状を有している。ロック用凸部
111a,111bを2つ有する理由は、表示部側筐体
12を回動した状態にしっかりと保持できるようにする
ためである。
【0053】第2の軸86Aには、端面86Aeに、2
つの凹部86Ac,86Adが、上記のロック用凸部1
11a,111bに対応した配置で形成してある。折り
畳み型携帯電話機10Aが図15(A)に示す折り畳ま
れた状態にあるときには、上記の保持機構部110は図
18(A)に示す状態にある。ロック部材111のロッ
ク用凸部111a,111bは、第2の軸86Aの2つ
の凹部86Ac,86Adからずれた位置にあり、ロッ
ク部材111は圧縮コイルばね112のばね力Fで第2
の軸86Aの端面86Aeに押し当たっている。
【0054】折り畳み型携帯電話機10Aを使用すべく
ヒンジ13の端の押し釦41を押す。この操作をする
と、図12(E)に示すように、爪部42cが凹部40
eより抜け出し、表示部側筐体12のロックが解除さ
れ、表示部側筐体12はヒンジモジュール14A内の第
1のねじりコイルばね83のばね力によってケーシング
82及びキャップ87Aと共に反時計方向に回動され、
ロータリオイルダンパ71の作用で操作キー側筐体11
からゆっくり立ち上がって開く。キャップ87Aと共に
ロック部材111が回動される。
【0055】表示部側筐体12及びケーシング82が約
145度回動すると、円弧状スリット82aの端が突部
84aに当たり、且つ、図18(B)に示すようにロッ
ク用凸部111a,111bが凹部86Ac,86Ad
に嵌合し、表示部側筐体12はその位置で停止し、折り
畳み型携帯電話機10Aは、図15(B)に示す使用可
能状態となる。
【0056】ここで、保持機構部110のロック用凸部
111a,111b、及び凹部86Ac,86Adの寸
法形状、及び、圧縮コイルばね112のばね力Fは、使
用者が表示部側筐体12のスピーカ用孔31aを使用者
の耳に強く押し付けた程度では、ロック用凸部111
a,111bが凹部86Ac,86Adから抜け出さ
ず、且つ、水平に開かれて第2のねじりコイルばね85
のねじりばね力が作用した場合にもロック用凸部111
a,111bが凹部86Ac,86Adから抜け出さ
ず、折り畳み型携帯電話機10Aを折り畳む操作をして
強い力が作用した場合に始めてロック用凸部111a,
111bが凹部86Ac,86Adから抜け出す程度の
拘束力を発生するように構成してある。
【0057】よって、使用者が表示部側筐体12のスピ
ーカ用孔31aを使用者の耳に強く押し付けた場合に
も、表示部側筐体12と操作キー側筐体11との開き角
度が広がってしまうことは起きず、使用者に少しも変な
感じを起こさせることはない。なお、使用可能状態で、
折り畳み型携帯電話機10Aに更に開く方向に強い力が
作用した場合には、図7に示すヒンジモジュール14の
場合と略同じく、表示部側筐体12、ケーシング82、
キャップ87A、ロック部材111を介して第2の軸8
6AににA1方向の強い力が作用し、第2のねじりコイ
ルばね85が捩じられて第1の軸84が第2の軸86に
対してA1方向に回動し、図15(B)中二点鎖線で示
すように開く。強い力の作用が無くなると、折り畳み型
携帯電話機10Aは第2のねじりコイルばね85のばね
力で元の状態に戻る。
【0058】通話が終わって、使用者が折り畳み型携帯
電話機10Aを折り畳む操作をすると、ロック用凸部1
11a,111bが凹部86Ac,86Adから抜け出
し、表示部側筐体12が回動され、操作キー側筐体11
と表示部側筐体12とが折り畳まれ、爪部42cが凹部
40eに嵌合してロックされて、その状態に保たれる。
【0059】〔第3実施例、請求項7に係る発明の実施
例〕図19は本発明の第2実施例になる折り畳み型携帯
電話機10Bを示す。折り畳み型携帯電話機10Bは、
ヒンジ13内のヒンジモジュール14Bをを除いて、図
1の折り畳み型携帯電話機10と同じである。ヒンジモ
ジュール14Bは、図20及び図21に示す構造を有
し、その構造は、表示部側筐体12を操作キー側筐体1
1に対してA1方向に145度回動した状態に保持する
と共に不測に強い力が加えられた場合に表示部側筐体1
2が通話時の位置を越えて水平まで余計に開くための保
持・水平開き許容機構部120を除いて、図7及び図9
に示す構造と略同じである。図20及び図21中、図7
及び図9に示す構成部分と同じ構成部分には同一符号を
付しその説明は省略し、図7及び図9に示す構成部分と
は少し形状を変えた構成部分には添字Aを付した同一符
号を付す。また、図20及び図21中、図16及び図1
7に示す構成部分と同じ構成部分には同一符号を付す。
【0060】保持・水平開き許容機構部120は、ロッ
ク部材111と、第2の軸86Bと、圧縮コイルばね1
12よりなる。保持・水平開き許容機構部120が水平
まで余計に開く機能を有している関係上、ヒンジモジュ
ール14Bは、図7及び図16中の第2のねじりコイル
ばね85を有していず、且つ、第1の軸84Bと第2の
軸86Bとは回転方向の遊びを有せずに一体的に回転す
るように連結された構成となっている。
【0061】第2の軸86Bの端面86Beには、2つ
の凹部86Bc,86Bdに加えて、凹部86Bc,8
6Bdに続くカム部86Bf、86Bgを有する。カム
部86Bf、86Bgは、図22(A)に示すように、
三角形状を有する。折り畳み型携帯電話機10Bが図1
9(A)に示す折り畳まれた状態にあるときには、上記
の保持・水平開き許容機構部120は図22(A)に示
す状態にある。ロック部材111のロック用凸部111
a,111bは、第2の軸86Bの2つの凹部86B
c,86Bdからずれた位置にあり、ロック部材111
は圧縮コイルばね112のばね力Fで第2の軸86Bの
端面86Beに押し当たっている。
【0062】折り畳み型携帯電話機10Bを使用すべく
ヒンジ13の端の押し釦41を押す。この操作をする
と、図12(E)に示すように、爪部42cが凹部40
eより抜け出し、表示部側筐体12のロックが解除さ
れ、表示部側筐体12はヒンジモジュール14B内の第
1のねじりコイルばね83のばね力によってケーシング
82及びキャップ87Bと共に反時計方向に回動され、
ロータリオイルダンパ71の作用で操作キー側筐体11
からゆっくり立ち上がって開く。キャップ87Bと共に
ロック部材111が回動される。
【0063】表示部側筐体12及びケーシング82が約
145度回動すると、円弧状スリット82aの端が突部
84Baに当たり、且つ、図22(B)に示すようにロ
ック用凸部111a,111bが凹部86Bc,86B
dに嵌合し、表示部側筐体12はその位置で停止し、折
り畳み型携帯電話機10Bは、図19(B)に示す使用
可能状態となる。
【0064】ここで、保持・水平開き許容機構部120
のロック用凸部111a,111b、及び凹部86B
c,86Bdの寸法形状、及び、圧縮コイルばね112
のばね力Fは、使用者が表示部側筐体12のスピーカ用
孔31aを使用者の耳に強く押し付けた程度では、ロッ
ク用凸部111a,111bが凹部86Bc,86Bd
から抜け出さず、且つ、折り畳み型携帯電話機10Bを
折り畳む操作をして強い力が作用した場合に始めてロッ
ク用凸部111a,111bが凹部86Bc,86Bd
から抜け出す程度の拘束力を発生するように構成してあ
る。
【0065】よって、使用者が表示部側筐体12のスピ
ーカ用孔31aを使用者の耳に強く押し付けた場合に
も、表示部側筐体12と操作キー側筐体11との開き角
度が広がってしまうことは起きず、使用者に少しも変な
感じを起こさせることはない。なお、使用可能状態で、
折り畳み型携帯電話機10Bに更に開く方向に強い力が
作用した場合には、表示部側筐体12、ケーシング8
2、キャップ87Bを介してロック部材111にA1方
向の強い力が作用し、図22(C),(D)に示すよう
に、圧縮コイルばね112を圧縮させてロック用凸部1
11a,111bが凹部86Bc,86Bdから抜け出
し、圧縮コイルばね112を更に圧縮させつつ、三角形
状のカム部86Bf、86Bgに乗りあがる。このとき
ロック部材111がA1方向に回動し、表示部側筐体1
2は、図19(B)中二点鎖線で示すように開く。強い
力の作用が無くなると、図22(E)に示すように、圧
縮コイルばね112のばね力によってロック用凸部11
1a,111bが三角形状のカム部86Bf、86Bg
を滑りおり、凹部86Bc,86Bdに嵌合し、折り畳
み型携帯電話機10Bは、圧縮コイルばね112のばね
力と三角形状のカム部86Bf、86Bgの作用で元の
状態に戻る。
【0066】通話が終わって、使用者が折り畳み型携帯
電話機10Bを折り畳む操作をすると、ロック用凸部1
11a,111bが凹部86Bc,86Bdから抜け出
し、表示部側筐体12が回動され、操作キー側筐体11
と表示部側筐体12とが折り畳まれ、爪部42cが凹部
40eに嵌合してロックされて、その状態に保たれる。
【0067】〔第4実施例、請求項8に係る発明の実施
例〕第4実施例、第5実施例、及び第6実施例は、押し
釦131を操作キー側筐体11に設けた構成である。図
23(A),(B)は本発明の第4実施例になる折り畳
み型携帯電話機10Cを示す。折り畳み型携帯電話機1
0Cは、操作キー側筐体11と、表示部側筐体12と、
両者を連結するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内に
は図7に示すヒンジモジュール14が組み込まれてい
る。操作キー側筐体11内には、後述するロック機構1
30が組み込まれている。
【0068】ロック機構130は、図24(A),
(B)に併せて示すように、操作キー側筐体11の内部
に組み込まれており、操作キー側筐体11の側面11a
のうちヒンジ13の近傍の部位に配設してある押し釦1
31と、中央を軸132によって支持されており、一端
に押し釦131が付いてある回動レバー133と、中央
に略台形状のロック爪部134aを有し、Y2,Y1方
向に摺動可能に設けてあり、一端がリンク133と連結
してあるロック爪部材134と、ロック爪部材134を
X1方向(ロック爪部134aが開口11cより突き出
す方向)に付勢するばね135とを有する構成である。
また、ロック爪部材134はばね135を撓ませてX2
方向(ロック爪部134aが開口11c内に後退する方
向)に移動可能である。ロック爪部134aは操作キー
側筐体11の上面の斜め部11bの開口11cよりX1
方向に突き出ている。携帯時は、このロック爪部134
aが表示部側筐体12の凹部12aに嵌合しており、表
示部側筐体12はロックされて、図23(A)に示すよ
うに、表示部側筐体12と操作キー側筐体11とは折り
畳まれた状態とされている。
【0069】使用者が操作キー側筐体11側を手のひら
側にして折り畳み型携帯電話機10Cを片手で掴み、こ
の掴んでいる手の親指で押し釦131を押す。この操作
をすると、回動レバー133を介してロック爪部材13
4がY2方向に移動し、ロック爪部134aが開口11
c内に後退し、表示部側筐体12の凹部12aから外れ
て、ロックが解除される。これによって、表示部側筐体
12はヒンジモジュール14によってケーシング82と
共に反時計方向に回動され、ロータリオイルダンパ71
の作用で操作キー側筐体11からゆっくり立ち上がっ
て、図23(A)に示すように開く。使用者は携帯電話
機10Cを持ち変えずに、携帯電話機10Cを耳に当て
て通話をすることが出来る。
【0070】通話が終わって操作キー側筐体11と表示
部側筐体12とを折り畳むと、ロック爪部134aが表
示部側筐体12の一部によって一旦押されて後退し、そ
の後突き出て表示部側筐体12の凹部12a内に嵌合
し、表示部側筐体12はロックされて、表示部側筐体1
2と操作キー側筐体11とが折り畳まれた状態に保たれ
る。
【0071】〔第5実施例、請求項9に係る発明の実施
例〕図25(A),(B)は本発明の第5実施例になる
折り畳み型携帯電話機10Dを示す。折り畳み型携帯電
話機10Cは、ロック機構130が組み込まれている操
作キー側筐体11と、表示部側筐体12と、両者を連結
するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内には図16に
示すヒンジモジュール14Aが組み込まれている。
【0072】〔第6実施例、請求項10に係る発明の実
施例〕図26(A),(B)は本発明の第5実施例にな
る折り畳み型携帯電話機10Eを示す。折り畳み型携帯
電話機10Eは、ロック機構130が組み込まれている
操作キー側筐体11と、表示部側筐体12と、両者を連
結するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内には図20
に示すヒンジモジュール14Bが組み込まれている。
【0073】〔第7実施例、請求項11に係る発明の実
施例〕第7実施例、第8実施例、及び第9実施例は、押
し釦141aを表示部側筐体12に設けた構成である。
押し釦部141aは表示部側筐体12の側面12bのう
ちヒンジ13の略中央の部位に配設してある。図27
(A),(B)は本発明の第7実施例になる折り畳み型
携帯電話機10Fを示す。折り畳み型携帯電話機10F
は、操作キー側筐体11と、表示部側筐体12と、両者
を連結するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内には図
7に示すヒンジモジュール14が組み込まれている。表
示部側筐体12内には、後述するロック機構140が組
み込まれている。
【0074】ロック機構140は、図28(A)に示す
ように、表示部側筐体12の内部に組み込まれており、
押し釦・ロック爪部材141とばね142とよりなる。
押し釦・ロック爪部材141は、湾曲可能なロッド部1
41cと、この一端の押し釦部141aと、ロッド部1
41cの他端の略三角形状のロック爪部141bとより
なる。ばね142は、押し釦・ロック爪部材141のう
ちロック爪部141bの背面に当たっており、ロック爪
部141bを、表示部側筐体12の開口12cより突き
出るX2方向に付勢している。ロック爪部141bの斜
面141d1が開口12cの斜面壁12dに案内され
て、押し釦・ロック爪部材141はY2方向に付勢され
ており、押し釦部141aが表示部側筐体12の側面1
1bより少し突き出ている。
【0075】携帯時は、ロック爪部141bが操作キー
側筐体11の凹部11dに嵌合しており、操作キー側筐
体11はロックされて、図27(A)に示すように、表
示部側筐体12と操作キー側筐体11とは折り畳まれた
状態とされている。使用者が表示部側筐体12側を手の
ひら側にして折り畳み型携帯電話機10Fを片手で掴
み、この掴んでいる手の親指で押し釦部141を押す。
この操作をすると、押し釦・ロック爪部材141がY1
方向に移動し、図27(B)に示すように、ロック爪部
141bの斜面141d1が開口12cの斜面壁12d
に案内されて、ロッド部141cがばね142を押しつ
つ撓み、ロック爪部141bが開口12c内に後退し、
操作キー側筐体11の凹部11dから外れて、ロックが
解除される。これによって、操作キー側筐体11がヒン
ジモジュール14によって軸86と共に時計(A1)方
向に回動され、ロータリオイルダンパ71の作用で表示
部側筐体12からゆっくり離れて、図27(B)に示す
ように開く。使用者は携帯電話機10Fを耳に当てて通
話をすることが出来る。
【0076】通話が終わって操作キー側筐体11と表示
部側筐体12とを折り畳むと、ロック爪部141bが操
作キー側筐体11の一部によって一旦押されて後退し、
その後突き出て操作キー側筐体11の凹部11d内に嵌
合し、表示部側筐体12dはロックされて、表示部側筐
体11と操作キー側筐体12とが折り畳まれた状態に保
たれる。
【0077】〔第8実施例、請求項12に係る発明の実
施例〕図29(A),(B)は本発明の第8実施例にな
る折り畳み型携帯電話機10Hを示す。折り畳み型携帯
電話機10Gは、ロック機構140が組み込まれている
表示部側筐体12と、操作キー側筐体11と、両者を連
結するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内には図16
に示すヒンジモジュール14Aが組み込まれている。
【0078】〔第9実施例、請求項13に係る発明の実
施例〕図30(A),(B)は本発明の第9実施例にな
る折り畳み型携帯電話機10Hを示す。折り畳み型携帯
電話機10Hは、ロック機構130が組み込まれている
操作キー側筐体11と、表示部側筐体12と、両者を連
結するヒンジ13とを有する。ヒンジ13内には図20
に示すヒンジモジュール14Bが組み込まれている。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、5、
6、7の発明によれば、ヒンジを、筐体を開く方向に回
動付勢するばねと、筐体が折り畳まれた状態にロックす
るロック機構とを有し、ヒンジの端面にロックを解除す
る押し釦を設けた構成であるため、片手だけの操作で、
表示部側筐体が回動して開いて通話ができる状態とする
ことが出来、よって、折り畳み型携帯電話機は使用者が
作業をしながらワンタッチオープンされ、よって、従来
に比べて操作性の向上を図ることが出来る。
【0080】請求項2の発明によれば、ロック機構は、
折り畳まれた状態にある表示部側筐体及び操作キー側筐
体を手動で開こうと操作したときに、ロックが解除され
る構成としたため、従来の折り畳み型携帯電話機と同じ
に操作しても正常に使用出来、且つ故障しないように出
来る。請求項3の発明によれば、ヒンジは、フレキシブ
ル回路基板の帯状部が円筒ループを形成するように巻か
れてなる円筒ループ部を収容した構成としたため、折り
畳み型携帯電話機を開閉する場合にフレキシブル回路基
板は円筒ループ部がその径が少し大きくなったり小さく
なったりする変形にとどまり、折り曲げられることは起
きない。よって、折り畳み型携帯電話機を長年使用して
も、フレキシブル回路基板の配線パターンが断線したり
する不都合は起きないようにすることが出来る。
【0081】請求項4の発明は、ある物が取付けられる
第1の本体と、ある物が取付けられる第2の本体と、第
1の本体と第2の本体とを連結するヒンジとを有し、該
ヒンジを、該第1の本体が該第2の本体に対して立ち上
がって開く方向に回動付勢するばねと、該第1の本体が
該第2の本体に重なるように折り畳まれた状態にロック
するロック機構と、該ヒンジの端面に設けてあり、押し
て上記ロック機構のロックを解除する押し釦とよりなる
構成としたため、折り畳み型携帯電話機等に良好に適用
出来、折り畳み型携帯電話機等の製造の効率化を図るこ
とが出来る。
【0082】請求項8、9、10の発明によれば、ヒン
ジ内にはヒンジモジュールだけを組み込み、ロック機構
を操作キー側筐体内に設けた構成であるため、ロック機
構をヒンジモジュールに加えてヒンジ内に組み込んだ構
成に比べて、ヒンジ内の構成を簡単と出来る。また、片
手だけの操作で、表示部側筐体が回動して開いて通話が
できる状態とすることが出来、よって、折り畳み型携帯
電話機は使用者が作業をしながらワンタッチオープンさ
れ、よって、従来に比べて操作性の向上を図ることが出
来る。
【0083】請求項11、12、13の発明によれば、
ヒンジ内にはヒンジモジュールだけを組み込み、ロック
機構を表示部側筐体内に設けた構成であるため、ロック
機構をヒンジモジュールに加えてヒンジ内に組み込んだ
構成に比べて、ヒンジ内の構成を簡単と出来る。また、
片手だけの操作で、操作キー側筐体が回動して開いて通
話ができる状態とすることが出来、よって、折り畳み型
携帯電話機は使用者が作業をしながらワンタッチオープ
ンされ、よって、従来に比べて操作性の向上を図ること
が出来る。
【0084】請求項6、7、9、10、12、13のの
発明によれば、表示部側筐体と操作キー側筐体とが通話
可能状態まで開いたときにロック用凸部が凹部と嵌合し
て、表示部側筐体と操作キー側筐体とを通話可能状態に
しっかりと保持することが出来る。よって、使用者が表
示部側筐体のスピーカ用孔を使用者の耳に強く押し付け
た場合にも、表示部側筐体と操作キー側筐体との開き角
度が広がってしまうことは起きず、使用者に少しも変な
感じを起こさせることがないように出来る。
【0085】請求項7、10、13の発明によれば、凹
部に続く斜面のカム部を設け、表示部側筐体と操作キー
側筐体とが更に広がるように回動される強い外力が作用
したときにロック用凸部がカム部の斜面に乗り上がり、
この強い外力が無くなるとロック用凸部がカム部の斜面
を滑り降りるようにしたため、水平までの回動を可能に
するための専用のねじりコイルばねが不要となり、その
分、構成を簡単に出来る。
【0086】請求項14の発明によれば、ヒンジモジュ
ールと筐体との間の周方向のガタによって、ヒンジ部分
の公差が吸収され、マグネットとして磁気が弱いマグネ
ットを使用した場合でも、筐体間に隙間ができず、筐体
同士を完全に閉じた状態に出来る。即ち、折り畳んだと
きにぴたりと閉じずにガタ分がばね力により開いてしま
うことを見かけ上無くすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例になる折り畳み型携帯電話
機を示す図である。
【図2】図1の折り畳み型携帯電話機の分解斜視図であ
る。
【図3】図1の折り畳み型携帯電話機をより具体的に示
す図である。
【図4】図2中、ヒンジの部分を拡大して示す図であ
る。
【図5】図3(C)中、ヒンジの部分を拡大して示す図
である。
【図6】図5中、異なる部位で断面した断面図である。
【図7】ヒンジモジュールを示す図である。
【図8】図7中、第1の軸を示す図である。
【図9】ヒンジモジュールの断面図である。
【図10】ワンタッチオープン釦組立体を示す図であ
る。
【図11】フレキシブル回路基板を示す図である。
【図12】押し釦を操作する前の状態を示す図である。
【図13】押し釦を操作した後の状態を示す図である。
【図14】ヒンジ組立体を示す図である
【図15】本発明の第2実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図16】図15の折り畳み型携帯電話機に組み込まれ
ているヒンジモジュールを示す図である。
【図17】図16のヒンジモジュールの断面図である。
【図18】保持機構部の動作を説明する図である。
【図19】本発明の第3実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図20】図19の折り畳み型携帯電話機に組み込まれ
ているヒンジモジュールを示す図である。
【図21】図20のヒンジモジュールの断面図である。
【図22】保持・水平開き許容機構部の動作を説明する
図である。
【図23】本発明の第4実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図24】図23の携帯電話機に組み込まれているロッ
ク機構を示す図である。
【図25】本発明の第5実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図26】本発明の第6実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図27】本発明の第7実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図28】図27の携帯電話機に組み込まれているロッ
ク機構を示す図である。
【図29】本発明の第8実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【図30】本発明の第9実施例になる折り畳み型携帯電
話機を示す図である。
【符号の説明】
10、10A〜10H 折り畳み型携帯電話機 11 操作キー側筐体 11a 側面 11d 凹部 12 表示部側筐体 12a 凹部 12b 側面 13 ヒンジ 14 ヒンジモジュール 15 ワンタッチオープン釦組立体 22 フレキシブル回路基板 22e 円筒ループ部 23 マイク 24 操作キー 32 スピーカ 33 液晶表示パネル 34 アンテナ 40 本体 40f 凹部 41 押し釦 42 爪部材 42c 爪部 42d 曲面 71 ロータリオイルダンパ部 72 開き・水平開き許容機構部 80 開き機構部 81 水平開き許容機構部 82 ケーシング 83 第1のねじりコイルばね 84 第1の軸 85 第2のねじりコイルばね 86,86A、86B 第2の軸 86Ac,86Ad,86Bc,86Bd 凹部 86Ae,86Be 端面 86Bf,86Bg カム部 90 切欠 100 ヒンジ組立体 110 保持機構部 111 ロック部材 111a,111b ロック用凸部 112 圧縮コイルばね 120 保持・水平開き許容機構部 130、140 ロック機構 131、141a 押し釦 132 軸 133 回動レバー 134 ロック爪部材 134a ロック爪部 135、142 ばね 141 押し釦・ロック爪部材 141b ロック爪部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、該筐体を開く方向に回動付勢するばねと、
    該筐体が折り畳まれた状態にロックするロック機構と、
    該ヒンジの端面に設けてあり、上記ロック機構のロック
    を解除するときに押される押し釦とよりなる構成とした
    ことを特徴とする折り畳み型携帯電話機。
  2. 【請求項2】 上記ロック機構は、折り畳まれた状態に
    ある該表示部側筐体及び該操作キー側筐体を手動で開こ
    うと操作したときに、ロックが解除される構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の折り畳み型携帯電話機。
  3. 【請求項3】 該ヒンジは、フレキシブル回路基板の帯
    状部が円筒ループを形成するように巻かれてなる円筒ル
    ープ部を収容した構成としたことを特徴とする請求項1
    記載の折り畳み型携帯電話機。
  4. 【請求項4】 ある物が取付けられる第1の本体と、あ
    る物が取付けられる第2の本体と、第1の本体と第2の
    本体とを連結するヒンジとを有し、 該ヒンジを、該第1の本体が該第2の本体に対して立ち
    上がって開く方向に回動付勢するばねと、 該第1の本体が該第2の本体に重なるように折り畳まれ
    た状態にロックするロック機構と、 該ヒンジの端面に設けてあり、押して上記ロック機構の
    ロックを解除する押し釦とよりなる構成としたことを特
    徴とするヒンジ組立体。
  5. 【請求項5】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、内部に組み込んであるヒンジモジュール
    と、内部に組み込んであり該筐体が折り畳まれた状態に
    ロックするロック機構と、該ヒンジの端面に設けてあ
    り、上記ロック機構のロックを解除するするときに押さ
    れる押し釦とよりなる構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該ばねの作用で該筐体を開いた状態に保持す
    る保持機構部とを有する構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  6. 【請求項6】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、内部に組み込んであるヒンジモジュール
    と、内部に組み込んであり該筐体が折り畳まれた状態に
    ロックするロック機構と、該ヒンジの端面に設けてあ
    り、上記ロック機構のロックを解除するするときに押さ
    れる押し釦とよりなる構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持機構部と
    を有し、該保持機構部は、凹部と、ロック用凸部と、該
    ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢する圧縮コ
    イルばねとよりなり、該筐体が開いたときに該ロック用
    凸部が該凹部と嵌合する構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  7. 【請求項7】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、内部に組み込んであるヒンジモジュール
    と、内部に組み込んであり折り畳まれた状態にロックす
    るロック機構と、該ヒンジの端面に設けてあり、上記ロ
    ック機構のロックを解除するするときに押される押し釦
    とよりなる構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持機構部と
    を有し、該保持機構部は、凹部と、該凹部に続く斜面の
    カム部と、ロック用凸部と、該ロック用凸部を該凹部に
    嵌合する方向に付勢する圧縮コイルばねとよりなり、該
    筐体が開いたときに該ロック用凸部が該凹部と嵌合し、
    該表示部側筐体と該操作キー側筐体との開き角度が更に
    拡大したときに上記ロック用凸部が上記カム部の斜面に
    乗り上がる構成としたことを特徴とする折り畳み型携帯
    電話機。
  8. 【請求項8】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該操作キー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロ
    ックするロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面
    に、上記ロック機構のロックを解除するするときに押さ
    れる押し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体が開く方向に回動付勢す
    るばねと、該ばねの作用で該筐体が開いた状態に保持す
    る保持機構部とを有する構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  9. 【請求項9】 操作キーを有する操作キー側筐体と、表
    示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該表
    示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用してい
    ないときには折り畳まれており、使用するときに上記ヒ
    ンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携帯
    電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該操作キー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロ
    ックするロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面
    に、上記ロック機構のロックを解除するするときに押さ
    れる押し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持機構部と
    を有し、該保持機構部は、凹部と、ロック用凸部と、該
    ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢する圧縮コ
    イルばねとよりなり、該筐体が開いたときに該ロック用
    凸部が該凹部と嵌合する構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  10. 【請求項10】 操作キーを有する操作キー側筐体と、
    表示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該
    表示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用して
    いないときには折り畳まれており、使用するときに上記
    ヒンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携
    帯電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該操作キー側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロ
    ックするロック機構を有し、該操作キー側筐体の側面
    に、上記ロック機構のロックを解除するするときに押さ
    れる押し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該筐体が開いた状態に保持する保持機構部と
    を有し、該保持機構部は、凹部と、該凹部に続く斜面の
    カム部と、ロック用凸部と、該ロック用凸部を該凹部に
    嵌合する方向に付勢する圧縮コイルばねとよりなり、該
    表示部側筐体と該操作キー側筐体との開き角度が更に拡
    大したときに上記ロック用凸部が上記カム部の斜面に乗
    り上がる構成としたことを特徴とする折り畳み型携帯電
    話機。
  11. 【請求項11】 操作キーを有する操作キー側筐体と、
    表示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該
    表示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用して
    いないときには折り畳まれており、使用するときに上記
    ヒンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携
    帯電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該表示部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロッ
    クするロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上
    記ロック機構のロックを解除するするときに押される押
    し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該ばねの作用で該筐体が開いた状態に保持す
    る保持機構部とを有する構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  12. 【請求項12】 操作キーを有する操作キー側筐体と、
    表示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該
    表示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用して
    いないときには折り畳まれており、使用するときに上記
    ヒンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携
    帯電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該表示部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロッ
    クするロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上
    記ロック機構のロックを解除するするときに押される押
    し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該ばねの作用で該筐体が開いた状態に保持す
    る保持機構部とを有し、該保持機構部は、凹部と、ロッ
    ク用凸部と、該ロック用凸部を該凹部に嵌合する方向に
    付勢する圧縮コイルばねとよりなり、該筐体が開いたと
    きに該ロック用凸部が該凹部と嵌合する構成としたこと
    を特徴とする折り畳み型携帯電話機。
  13. 【請求項13】 操作キーを有する操作キー側筐体と、
    表示部を有する表示部側筐体と、該操作キー側筐体と該
    表示部側筐体とを連結するヒンジとよりなり、使用して
    いないときには折り畳まれており、使用するときに上記
    ヒンジに関して回動されて開かれる構成の折り畳み型携
    帯電話機において、 該ヒンジを、内部にヒンジモジュールが組み込んである
    構成とし、 該表示部側筐体内に、該筐体が折り畳まれた状態にロッ
    クするロック機構を有し、該表示部側筐体の側面に、上
    記ロック機構のロックを解除するするときに押される押
    し釦を有する構成とし、 該ヒンジモジュールは、該筐体を開く方向に回動付勢す
    るばねと、該ばねの作用で該筐体が開いた状態に保持す
    る保持機構部とを有し、該保持機構部は、凹部と、該凹
    部に続く斜面のカム部と、ロック用凸部と、該ロック用
    凸部を該凹部に嵌合する方向に付勢する圧縮コイルばね
    とよりなり、該表示部側筐体と該操作キー側筐体との開
    き角度が更に拡大したときに該ロック用凸部が該凹部と
    嵌合し、該表示部側筐体と該操作キー側筐体とが更に広
    がるように回動されるときに上記ロック用凸部が上記カ
    ム部の斜面に乗り上がる構成としたことを特徴とする折
    り畳み型携帯電話機。
  14. 【請求項14】 該ヒンジのロック機構と筐体との間
    に、周方向上所定のガタを設け、且つ、上記表示部側筐
    体及び上記操作キー側筐体の上記ヒンジとは反対側に磁
    石と鉄板を配して吸着する構成とした請求項1、請求項
    5乃至13のうちいずれか一項記載の折り畳み型携帯電
    話機。
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