JP4491720B2 - 釣り用錘 - Google Patents

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この発明は、釣り用錘に関し、更に詳細には、主に海底の濁りや岩礁の間を好む根魚を釣る際に好適に使用される釣り用錘に関するものである。
例えば黒鯛釣りに関しては、黒鯛の習性、生息環境、捕食習慣等を熟知する必要があり、このため置かれた状況に最も適した釣法が各地域に存在している。警戒心の強い黒鯛は海水の濁りを好むので、黒鯛が好むカニ、海老、貝類、虫類が生息する海底に、釣餌を浮き上がらせることなく如何に長く留め置くかが釣果に大きく左右するものである。
この黒鯛釣りの一種として「紀州釣り」が、和歌山県を中心に盛んに行なわれている。図7は、紀州釣りの仕方を示した概略説明図である。紀州釣りを行なう際には、先ず始めに、オキアミ、ボケ等の黒鯛が好む釣餌10を、ぬか及び砂で包んでピンポン玉〜テニスボール大に形成した、所謂「ぬか砂ダンゴ」12を作成する。そして、このぬか砂ダンゴ12の内部の釣餌10に釣り針をセットし、海中の目的のポイントへ向けて投下する。ぬか砂ダンゴ12は釣り用浮き14の浮力よりも重く設定されているので、着水後、その自重によって沈降し、図7(a)に示すように、やがて海底16に着底する。着底すると、その際のショックでぬか砂ダンゴ12は周りの海水に溶け出して濁り18を演出し、この濁り18を好む黒鯛20等をおびき寄せる。時間の経過と共に、前記ぬか砂ダンゴ12は更に海水に溶け出し、前記釣餌10が該ダンゴ12の内部から飛び出すと、黒鯛20は釣餌10に食らい付く習性を有している。なお、図7における符号22は海面を示している。
このように紀州釣りは、前記ぬか砂ダンゴ12を所要のポイントにおける海底16に着底させて行なうものであるが、図7(a)に示すように、釣り用浮き14とぬか砂ダンゴ12との離間距離H(浮き下長さ)を、投下するポイントの水深Dに合わせて調整する必要がある。すなわち、従来の紀州釣りでは、投下するポイントの水深Dを予想して、釣り用浮き14を道糸24の適宜の位置に固定する浮止糸26を用いて、浮き下長さHを調整する方法が一般的であった。しかし、投下ポイントの水深Dを予測するのは非常に難しく、例えば、その予測を誤って浮き下長さHを該水深Dより短く設定すると、図7(b)に示すように、釣り用浮き14が海面22より沈んでしまい、浮き下の調整を再び行なわなければならなかった。また反対に、浮き下長さHを水深Dよりも長く設定してしまった場合には、図7(c)に示すように、釣り用浮き14の下方に取付けた錘28からぬか砂ダンゴ12までの道糸24が余剰となって弛み、釣り用浮き14は海面22に倒れた状態で浮遊してしまうので、黒鯛20等が食らい付いた際の魚信が伝わらなくなってしまう。しかも海底16は、一般に起伏に富んでおり、これに潮流、潮の干満等の要因を加味して、適切な浮き下長さHを予測するのはベテランでもなかなか困難であり、結果的に、何度も浮き下調整を行なう必要を生じて煩わしかった。
そこで、このような問題を解消するため、特許文献1には、浮き下の長さHを自動的に調整して、釣り人が煩雑な浮き下の調整作業をする必要のない紀州釣り用の浮きが提案されている。
特開2001−136880号公報
ところが特許文献1に開示される浮きは、非常に多くの部材から構成されており、従って構造的にも非常に複雑となって、製造コストが嵩んでしまうという問題があった。また、複雑な構造に起因して、不具合が発生したり、壊れたりし易く、メンテナンスや修理を頻繁に行なう必要があった。
そこで本発明は、前述した従来の技術に内在している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、簡単な構造で、浮き下調整を自動で行ない得る釣り用錘を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る釣り用錘は、
軸方向に貫通して道糸の挿通を許容する通孔及び、重量均衡点より偏倚した位置に穿設されて、前記通孔に対し交差している軸孔を有する所要長の錘本体と、
前記軸孔に挿入されて前記錘本体を常には自由懸吊状態で支持する支軸及び、この自由懸吊状態にある錘本体の通孔に下から挿入され上から引き出した道糸を下方へ案内する糸案内を有する枠体と、
前記錘本体が自由懸吊状態から前記支軸を中心とする回転に移行して、前記通孔の道糸挿入側が上方を指向したタイミングで、該錘本体の回転を阻止する回転阻止部とを備え、
前記枠体の上部に釣り用浮きを取り付けるよう構成したことを特徴とする。
本発明に係る釣り用錘によれば、浮き下調整が自動的に行なわれるので、釣り人が自ら行なっていた煩雑な浮き下の調整作業をする必要がなく、釣り人は釣りに専念することができる。また、潮流や潮の干満等によって水位が変化したり、ぬか砂ダンゴが移動したりした際にも、自動的に浮き下調整が行なわれるので、釣りを中断する必要もない。更に、本発明に係る釣り用錘は、その構造が簡単であるので、製造コストが低廉になると共に、不具合や故障が発生しにくく、また、メンテナンスも容易である等の有益な効果が奏される。
本発明に係る釣り用錘は、前記枠体の上部に釣り用浮きを一体的に取付けたので、釣りを行なう度に釣り用錘を浮きに取付ける必要がなく、そのまま使用できる。勿論、前記枠体の上部に釣り用浮きを着脱自在に取付けるよう構成すれば、釣りを行なう状況に合わせて、錘本体の重さや釣り用浮きのタイプを変更することが可能となる。
また、前記枠体に第2の糸案内を設けることで、糸案内から案内された道糸を、更に円滑に下方へ案内することが可能となり、道糸が釣り用錘に絡まるのを確実に防止し得る。更に前記錘本体は、釣り用浮きに要求される喫水線を維持し得る重量に設定されているので、好適に釣りを行なうことができる。なお、前記枠体と釣り用浮きとが着脱可能に取り付けられる別体構造のものでは、その取り付け部に調整用の第2の錘を設けることで、釣り用錘と釣り用浮きとの微妙な重量バランスを調整することが可能である。
次に、本発明に係る釣り用錘につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
(第1実施例)
図1は、本発明の第1実施例に係る釣り用錘30を示す斜視図である。この釣り用錘30は、道糸24の挿通を許容する通孔32と、重量均衡点Gより偏倚した位置に穿設された軸孔34とを有する所要長の錘本体36と、該錘本体36を常には自由懸吊状態で支持する支軸38と、錘本体36の上方から引き出した道糸24を下方へ案内するための糸案内40とを有する枠体42と、前記錘本体36の回転を所要位置で阻止する回転阻止部44とから構成されている。
錘本体36は、海水により錆びたり侵されたりすることのない質量の充分ある金属、例えば鉛やステンレス等を材質とし(鉛は環境汚染を考慮すると推奨されない)、その軸方向に貫通して道糸24の挿通を許容する通孔32と、重量均衡点Gより偏倚した位置に穿設されて、前記通孔32に対し交差している軸孔34とを有している。すなわち、錘本体36は、軸方向に所要長さを有する紡錘形状をなし、その重量は、釣り用浮き14の喫水線を海面22上に維持し得るよう適度に設定されている。また、この錘本体36には、その軸方向に貫通する所要径の通孔32が開設されており、これに道糸24が往き来自在に挿通し得るようになっている。この通孔32は、前記錘本体36が後述の支持軸38により支持されて自立した場合に下方に位置する下方挿入口32aと、上方に位置する上方引出口32bとを有している。そして図1に示すように、錘本体36を自由懸吊状態で直立させて、該下方挿入口32aから道糸24を挿入し、上方引出口32bから該道糸24を引き出すようになっている。
更に、前記通孔32と交差、例えば直交する方向で、前記錘本体36の重量均衡点Gよりも偏倚した位置に軸孔34が穿設され、後述する支軸38をこれに挿通することで錘本体36を常には自由懸吊状態で直立支持するようになっている。すなわち軸孔34は、錘本体36の長さ方向における重量均衡点Gより上方に穿設されている。具体的な穿設位置としては、例えば、図2(a)の側面図に示すように、自由懸吊状態にある錘本体36の長手方向に3本の分割線l1,l2,l3を想定すると、最も上位に引かれる分割線l1上に前記軸孔34を設けるのが好ましい。このように、錘本体36の重量均衡点Gよりも上方へ偏倚して軸孔34を設けることで、錘本体36が図2(b)の如く約半回転しても、その自重によって再び自由懸吊状態に復帰することが可能となる。なお、前記軸孔34を重量均衡点Gの余り近い位置に穿設すると、錘本体36が自由懸吊状態へ復帰するのが困難になるため、前記分割線l1近辺若しくはそれより上方に穿設するのが好ましい。
前記枠体42は、軸孔34に挿入されて錘本体36を常には自由懸吊状態で支持する支軸38と、この自由懸吊状態にある錘本体36の通孔32に下から挿入されて上から引き出した道糸24を下方へ案内するための糸案内40とを有している。すなわち、枠体42は、ステンレス鋼等の金属線を略矩形状に折曲形成したものであって、その金属線が囲む領域内に支軸38(後述)を介して前記錘本体36が回転自在に配設される。なお、前記錘本体36が干渉しないよう、前記枠体42は該錘本体36の周囲を余裕をもって囲むよう設定されている。また、前記枠体42の材質として、形状記憶合金を採用してもよい。すなわち、例えば海水の温度で元の形状に復帰し得る変態点を記憶させた形状記憶合金の線材を枠体42に使用することで、携行中や使用中に該枠体42が変形したとしても、海水に投入すれば直ちに元の形状に復帰するので、修理やメンテナンス等を行なう必要がない利点がある。
前記錘本体36を自由懸吊状態で支持する支軸38は、前記枠体42の長手方向に延在する両辺42a,42aを結合する形で水平に架設されている。すなわち、前記軸孔34の内径より小さい外径に設定した支軸38を該軸孔34に挿通することで、前記錘本体36は回転自在に支持されて、常にはその自重により前記下方挿入口32aを下方に指向させた自由懸吊状態となる。また、前記枠体42の下辺中央位置には、前記上方引出口32bから引き出された道糸24を下方へ案内するリング状の糸案内40が設けられ、該道糸24が錘本体36や枠体42等に絡まらないよう構成されている。なお、この回転阻止部44の上部には、釣り用浮き14の下端と係合するリング状の取付部48が設けられ、釣り用浮き14を釣り用錘30に着脱自在に取付け得るよう構成されている。そして、図1に示すように、前記枠体42と釣り用浮き14との取り付け部に、喫水線を調整するための第2の錘64が設けられ、釣り用錘30と釣り用浮き14との微妙な重量バランスを調整し得るようになっている。
回転阻止部44は、錘本体36が自由懸吊状態から前記支軸38を中心とする回転に移行し、前記通孔32の下方挿入口32aが上方を指向したタイミングで、該錘本体36の回転を阻止するよう構成されている。すなわち、第1実施例においては、該枠体42の上辺中央位置が回転阻止部44となっている。そして、図2(b)に示すように、前記錘本体36が回転し、前記下方挿入口32aが上方へ指向した際に、該回転阻止部44が錘本体36の下部と当接することで、該錘本体36の回転を停止させるようになっている。すなわち、前記錘本体36が約半回転したところで回転阻止部44と当接し、前記下方挿入口32aが上方へ指向した姿勢となることで、図2(a)の如く釣り用錘36と捩れ状態で係合していた道糸24は、図2(b)に示すように、その捩れが解消されて、釣り用錘36は道糸24に沿って自由に移動することができる。
なお、この回転阻止部44の形状および取付け位置は、第1実施例のものに限定される訳でなく、前記錘本体36が回転して前記下方挿入口32aが上方へ指向した際に、その回転を阻止することが可能であればよく、また、釣り用浮き14の下端部と錘本体36とが当接するよう構成して、該釣り用浮き14の下端部を回転阻止部44として機能させてもよい。
(第1実施例の作用)
次に、前述した第1実施例に係る釣り用錘30の作用について説明する。
釣り用錘30を道糸24に取付ける際には、図1に示すように、自由懸吊状態にある錘本体36の下方挿入口32aから挿入した道糸24を、上方引出口32bより引き出して、Uターンさせた後に下方に位置する糸案内40へ挿通させる。このように道糸24を挿通することで、図2(a)に示すように、該道糸24は捩れ状態となって釣り用錘30と係合し、該釣り用錘30は道糸24の所要位置に固定される。そして、前記枠体42の上部に設けられた取付部48を釣り用浮き14の下端に係支させて、釣り用錘30を該浮き14に取付けると共に、前記糸案内40によって下方へ案内された道糸24の端部に前述のぬか砂ダンゴ12を取付ける。なお、釣り用錘30の道糸24への取付け位置は、投下する前の釣り用錘30とぬか砂ダンゴ12との離間距離が、予想される投下ポイントの水深よりも短くなるように設定すればよい。
そして、前記釣り用錘30を、ぬか砂ダンゴ12と共に所要のポイントに目掛けて投下する。海中に投下された釣り用錘30は、図3(a)に示すように、ぬか砂ダンゴ12の重量によって釣り用浮き14と共に海中へ沈降する。その際、図2(b)に示すように、ぬか砂ダンゴ12の重さによって錘本体30は回転阻止部44と当接するまで約半回転し、前記通孔32の下方挿入口32aを上方へ指向させる。すなわち、錘本体36が自由懸吊状態から半回転することで道糸24の捩れが解消され、釣り用錘30は、前記ぬか砂ダンゴ12によって下方へ引っ張られつつも、釣り用浮き14の浮力によって、該道糸24に沿って浮上する。そして、前記ぬか砂ダンゴ12が海底16に着底すると、図3(b)に示すように、釣り用錘30は釣り用浮き14の浮力によって、該釣り用浮き14と共に道糸24に沿って海面22へ向けて浮上する。
図3(c)に示すように、前記釣り用浮き14が海面22に到達すると、釣り用錘30は海面から所要距離だけ沈んだ状態で停止する。そして、前記軸孔34は錘本体36の重量均衡点Gより偏倚した位置に穿設されているので、錘本体36は自身の自重によって自由懸吊状態へと逆回転する。すなわち、前記釣り用浮き14が海面22に浮上すると、図2(a)に示すように、前記錘本体36は自重によって逆回転して自由懸吊状態へと復帰するので、道糸24は再び捩れ状態となり、釣り用錘36と道糸24とが係合する。従って、釣り用錘30は、図3(c)に示すように、釣り用浮き14が浮上した時点で道糸24に固定されるので、適当な浮き下長さHが自動的に確保される。
すなわち、第1実施例に係る釣り用錘30によれば、浮き下調整を自動で行ない得るので、釣り人が自ら行なっていた煩雑な浮き下の調整作業をする必要がなく、該釣り人は釣りに専念することができる。また、潮流や潮の干満等によって水位が変化したり、ぬか砂ダンゴ12が移動したりした際にも、自動的に浮き下調整が行なわれるので、釣りを中断する必要もない。更に、その構造が簡単であるので、製造コストが低廉となると共に、不具合や故障が発生し難く、また、メンテナンスも容易である。
また、第1実施例に係る釣り用錘30は、前記枠体42の上部に釣り用浮き14を着脱自在に取付けるよう構成したので、釣りを行なう状況に合わせて、錘本体36の重さや釣り用浮き14のタイプを変更することが可能となる。更にまた、前記枠体42と釣り用浮き14との取り付け部に調整用の第2の錘64を設けたので、釣り用錘30と釣り用浮き14との微妙な重量バランスを調整することが可能である。
(第2実施例)
図4は、第2実施例に係る釣り用錘50を示す正面図である。なお、第1実施例の釣り用錘30説明に際して既出の部材、部位と同一のものについては同じ符号を付し、以下説明は省略する。
この実施例に係る釣り用錘50は、第1実施例の釣り用錘30と基本的な構成は同じであって、道糸24の挿通を許容する通孔32と、重量均衡点Gより偏倚した位置に穿設された軸孔34とを有する所要長の錘本体36と、該錘本体36を常には自由懸吊状態で支持する支軸38と、錘本体36の上方から引き出した道糸24を下方へ案内するための糸案内40とを有する枠体52と、前記錘本体36の回転を所要位置で阻止する回転阻止部54とから構成されている。そして、前記枠体52の上部に釣り用浮き56が一体的に取り付けられている。
すなわち、釣り用錘50は、前記枠体52が釣り用浮き56の下端部から延出しており、前記釣り用錘50と釣り用浮き56とが一体的に構成されている。従って、釣りを行なう度に釣り用錘50を釣り用浮き56に取付ける必要がなく、そのまま使用できる。
また、前記釣り用浮き56の下端部が回転阻止部54としての機能を有しており、図5に示すように、錘本体36が回転し、前記下方挿入口32aが上方へ指向したタイミングで回転阻止部54と当接することで、錘本体36の回転を停止させるようになっている。なお、釣り用浮き56の下端部に回転阻止部54を別部材として取付けるようにしてもよい。
更に、釣り用錘50は、前記錘本体36の重量が釣り用浮き56に要求される喫水線を維持し得る重量に設定されているので、錘本体36の重量を調整する必要がなく、好適に釣りを行なうことができる。
(第3実施例)
図6は、第3実施例に係る釣り用錘60を示す正面図である。なお、第1実施例及び第2実施例で説明した同一の部材、部位については、同じ符号を付し、以下説明は省略する。
釣り用錘60は、第1実施例及び第2実施例の釣り用錘30,50と同様な構成であって、道糸24の挿通を許容する通孔32と、重量均衡点Gより偏倚した位置に穿設された軸孔34とを有する所要長の錘本体36と、該錘本体36を常には自由懸吊状態で支持する支軸38と、錘本体36の上方から引き出した道糸24を下方へ案内するための糸案内40とを有する枠体42と、前記錘本体36の回転を所要位置で阻止する回転阻止部44とから構成されている。そして、前記糸案内40の下方には、該糸案内40により案内された道糸24を、更に下方へ案内する第2糸案内62が設けられている。
この実施例に係る釣り用錘60は、第1実施例の釣り用錘30に、更に第2の糸案内62を取付けたものであって、該第2糸案内62は前記糸案内40の下方に位置して道糸24を挿通し得るよう構成されている。すなわち、この第2糸案内62は、図6に示すように、前記枠体42の下辺に垂設されて下方へ延出する延出部62aと、該延出部62aの下端に設けられたリング状の挿通部62bとから構成されており、該糸案内40より案内された道糸24を、更に円滑に下方へ案内し得るよう構成されている。従って、第3実施例に係る釣り用錘60は、2つの糸案内40,62が設けられて、道糸24がより円滑に下方へ案内されるので、該道糸24が釣り用錘60に絡まるのを防止し得る。
なお、第3実施例に係る釣り用錘60は、釣り用浮き14と別体的に構成された場合を示したが、第2実施例の如く、釣り用浮きと一体的に構成しても構わない。
また、第1〜第3実施例で示した釣り用錘30,50,60は、紀州釣りを行なう際に好適に使用されるが、この用途に限定されるものではなく、他の根魚釣りを行なう際にも使用することができる。また、第1〜第3実施例で示した釣り用浮き14,56は殊に限定がなく、従来使用されている市販の釣り用浮きを適用可能である。更に、これら釣り用錘30,50,60は、実施例の如く海水のみで使用されるものでなく、湖や池等の淡水でも使用可能である。
第1実施例に係る釣り用錘を示す斜視図である。 図1の釣り用錘を示す側面図であって、(a)は錘本体が自由懸吊状態にある場合を示し、(b)は錘本体が約半回転して下方挿入口を上方へ指向させた場合を示している。 図1の釣り用錘の海中での挙動を示す説明図であって、(a)は釣り用錘が海底へ沈んでいく状態を示し、(b)は海面へ向けて浮上していく状態を示し、(c)は釣り用浮きが海面まで浮上した状態を示している。 第2実施例に係る釣り用錘を示す正面図である。 図4に係る釣り用錘を示す側面図である。 第3実施例に係る釣り用錘を示す正面図である。 従来の紀州釣りを示す概略説明図であって、(a)適当な浮き下調整を行なった場合を示し、(b)は浮き下調整を水深より短く行なった場合を示し、(c)は浮き下調整を水深より長く行なった場合を示している。
符号の説明
14 釣り用浮き
24 道糸
32 通孔
34 軸孔
36 錘本体
38 支軸
40 糸案内
42 枠体(第1,第3実施例)
44 回転阻止部
52 枠体(第2実施例)
54 回転阻止部
56 釣り用浮き
62 第2糸案内
64 第2の錘

Claims (7)

  1. 軸方向に貫通して道糸(24)の挿通を許容する通孔(32)及び、重量均衡点(G)より偏倚した位置に穿設されて、前記通孔(32)に対し交差している軸孔(34)を有する所要長の錘本体(36)と、
    前記軸孔(34)に挿入されて前記錘本体(36)を常には自由懸吊状態で支持する支軸(38)及び、この自由懸吊状態にある錘本体(36)の通孔(32)に下から挿入され上から引き出した道糸(24)を下方へ案内する糸案内(40)を有する枠体(42,52)と、
    前記錘本体(36)が自由懸吊状態から前記支軸(38)を中心とする回転に移行して、前記通孔(32)の道糸挿入側が上方を指向したタイミングで、該錘本体(36)の回転を阻止する回転阻止部(44)とを備え、
    前記枠体(42,52)の上部に釣り用浮き(14,56)を取り付けるよう構成した
    ことを特徴とする釣り用錘。
  2. 前記釣り用浮き(56)は、前記枠体(52)の上部に一体的に取り付けられる請求項1記載の釣り用錘。
  3. 前記釣り用浮き(14)は、前記枠体(42)の上部に着脱自在に取り付けられる請求項1に記載の釣り用錘。
  4. 前記枠体(42)と前記釣り用浮き(14)との取り付け部に、喫水線を調整するための第2の錘(64)が必要に応じて設けられる請求項3に記載の釣り用錘。
  5. 前記錘本体(36)に穿設される軸孔(34)は、該錘本体(36)における長手方向の重量均衡点(G)よりも上方に位置している請求項1〜4の何れかに記載の釣り用錘。
  6. 前記枠体(42,52)には、前記糸案内(40)により案内された道糸(24)を、更に下方へ案内する第2の糸案内(62)が設けられる請求項1〜5の何れかに記載の釣り用錘。
  7. 前記錘本体(36)は、前記釣り用浮き(14,56)に要求される喫水線を維持し得る重量に設定される請求項1〜6の何れかに記載の釣り用錘。
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