JP4490338B2 - プローブユニットの製造方法及びそれを用いたプローブユニット - Google Patents
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Description
特許文献2には、基板の平坦な表面にリソグラフィにより導線を形成し、基板を裏面から切断することにより導線の先端が基板の縁から突出したプローブユニットを製造する方法が開示されている。しかし、特許文献2に開示された方法によると、導線を変形させずに基板を切断することは困難である。
犠牲層上に先端が位置する導線を基板の表面に形成し、導線の犠牲層上に形成される部位の真下を通る切り込み溝を基板の裏面に形成し、犠牲層が除去された基板を切り込み溝から破断することにより、導線に接触していない部位で基板が破断するため、基板の破断によって導線を変形させることなく容易に基板の縁から導線を突出させることができる。また導線が形成される犠牲層の表面を研磨する必要がないため、基板及び犠牲層の表面にリソグラフィにより高精細な導線を容易に形成することができる。
表面に角部のない犠牲層上に先端が位置する導線を形成することにより、基板から浮いた部位に屈曲部のない導線を形成することができる。これにより電子デバイスに押し当てられた導線の基板から浮いた部位における応力集中を緩和することができる。
基板を引張破断することにより、基板を折って破断する場合に比べて、基板の破断時に導線が変形しにくくなる。
底部の断面がV字形状の切り込み溝から基板を破断することにより、目標線に沿って正確に基板を破断させることができる。
基板を破断させた後に導線の基板から浮いた部位の剛性を調節することにより、使用状態で導線の剛性を正確に調節することができる。
(第一実施例)
図1から図7は、本発明の第一実施例によるプローブユニットの製造方法を示す図である。
第一実施例の製造方法では、はじめに図1に示すように、基板10の平坦な表面12上に犠牲膜40を形成する。基板10には例えばジルコニア、アルミナ、ガラス、シリコン等の脆性破壊可能な材料を用いる。犠牲膜40には例えば銅等の金属、又はレジストを用いる。犠牲膜40に金属を用いる場合、例えばリフトオフ法によって犠牲膜40を形成する。すなわち、基板10の表面12上にリソグラフィによって所望のレジストパターンを形成した後、レジストパターンの開口部内の基板10の上に犠牲膜40をスパッタで成長させてから、レジストパターンを除去する。リフトオフ法を用いて犠牲膜40を形成すると、犠牲膜40は両端の角部が削られた卓状となり、犠牲膜40の断面形状は略等脚台形となる。犠牲膜40にレジストを用いる場合、リソグラフィによって所望のパターンの犠牲膜40を基板10の表面12上に形成する。また犠牲膜40は厚み0.1μm以上に形成することが好ましい。犠牲膜40の断面は、角部が鈍角になる台形や角部がない円弧等の形状が望ましい。現像、リンス後のレジストをリフローすることによりレジスト断面を円弧状にできる。犠牲膜40上に形成される後述の導線の一部における応力集中を緩和し、導線の強度を上げるためである。
次に図4に示すように、犠牲膜40を選択的に溶解させるエッチング液を用いて犠牲膜40を除去する。犠牲膜40を除去することにより、導線20の犠牲膜40上に形成された部位22は基板10から浮いた状態となる。
図9及び図10は、本発明の第二実施例によるプローブユニットの製造方法を示す断面図である。
第二実施例では、図9(A)、(B)に示すように、角部のない犠牲膜40を形成し、その犠牲膜40上に導線20を形成することで、屈曲部位がなく基部近傍が略円弧状に湾曲するビーム22を形成する。角部のない犠牲膜40を形成する第一の方法としては、まず図10(A)に示すように、基板10の表面12上にめっき下地層42を形成してから、めっき下地層42上にレジストパターン43を形成する。次に図10(B)に示すように、レジストパターン43の開口部45内のめっき下地層42の上にめっき層を成長させることで、犠牲膜40を形成する。次に図10(C)に示すようにレジストパターン43を除去してから、図10(D)に示すようにめっき下地層42の露出した部位を除去する。犠牲膜40のめっき材料に添加する応力緩和剤を増量する等、めっき材料への添加剤の量や種類を調整することにより、角部のない表面(曲面)44を有する犠牲膜40を形成することができる。角部のない犠牲膜40を形成する第二の方法としては、基板10の表面12上に断面が略等脚台形の犠牲膜40を形成した(図1参照)後、図9(B)に示すように、犠牲膜40の角部を研磨やエッチングによって除去することで、角部のない表面(曲面)44を形成する。角部のない表面(曲面)44を有する犠牲膜40上に一端が至る導線20を基板10の表面12上に形成すると、犠牲膜40の表面44に基部近傍が略円弧状に湾曲するビーム22を形成することができる。屈曲部位のないビーム22を検体の電極に接触させた場合、ビーム22の特定の部位に応力が集中することがないため、ビーム22の耐荷重性が向上し、ビーム22を検体の電極に接触させてから導線20と検体の電極とを導通させるまでのプローブユニットの変位量(オーバードライブ量)を大きくすることができる。
Claims (6)
- 基板の平坦な表面の一部に犠牲層を形成する段階と、
前記犠牲層上に先端が位置する導線を前記表面にリソグラフィにより形成する段階と、
前記導線の前記犠牲層上に形成される部位の真下を通る切り込み溝を前記基板の裏面に形成する段階と、
前記導線を形成した後に前記犠牲層を除去する段階と、
前記犠牲層を除去した後に前記切り込み溝から前記基板を破断する段階と、
を含むプローブユニットの製造方法。 - 前記犠牲層を形成する段階では、表面に角部のない犠牲層を形成する請求項1に記載のプローブユニットの製造方法。
- 前記基板を破断する段階では、前記基板を引張破断する請求項1又は2に記載のプローブユニットの製造方法。
- 前記切り込み溝を形成する段階では、底部の断面がV字形状の前記切り込み溝を形成する請求項1〜3のいずれか一項に記載のプローブユニットの製造方法。
- 前記基板を破断した後、前記導線の前記基板から浮いた部位の一部を除去し、前記導線の前記基板から浮いた部位の剛性を調節する段階をさらに含む請求項1〜4のいずれか一項に記載のプローブユニットの製造方法。
- 請求項2に記載の製造方法により製造されたプローブユニットであって、
前記導線の前記基板から浮いた部位に屈曲部のないプローブユニット。
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