JP4487945B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、給紙手段に収容される記録用紙を画像形成手段に送り出して、記録用紙に画像を形成する画像形成装置及び画像形成システムに関する。
従来より、給紙トレイに収容される記録用紙を画像形成手段に送り出して、記録用紙に画像を形成する画像形成装置として、例えば、特許文献1に記載されるものが知られている。特許文献1に記載される画像形成装置は、異なるサイズの記録用紙を収容する複数の給紙カセットを備えており、印刷データに含まれる指定用紙サイズと、給紙カセットに収容される記録用紙の給紙サイズとを比較し、指定用紙サイズと給紙サイズとが一致しないと判断したときには、指定用紙サイズに近似する給紙サイズを抽出し、印刷データを縮小・拡大等して抽出した給紙サイズの記録用紙に印刷する。このような特許文献1に記載される画像形成装置によれば、ユーザが所望する用紙サイズが給紙カセットにない場合でも、その所望サイズに最も近似する用紙サイズの記録用紙が自動的に選択されて印刷が行われるので、ユーザが所望する用紙サイズに最も近似する用紙サイズでの印刷を自動的に行うことができる。
特開2004−338189号公報
しかしながら、従来の画像形成装置は、ユーザが指定する指定用紙サイズと異なるサイズの記録用紙に印刷を勝手に行うため、ユーザの希望に添った印刷を行うことができず、ユーザとって使い勝手が悪いことがあった。例えば、複数のユーザが使用するファイルブックについて、綴じる記録用紙のサイズがA4サイズに決められている場合には、ユーザは、A4サイズの記録用紙を指定して印刷を行う。この場合に、画像形成装置が、ある給紙カセットにA4サイズの記録用紙が無いため、他の給紙カセットにあるletterサイズの記録用紙に印刷データを勝手に印刷すると、ユーザは、letterサイズの記録用紙をファイルブックに綴じることができないため、給紙カセットにA4サイズの記録用紙を補充した後に、画像形成装置に印刷データを再入力して印刷を始めからやり直さなければならなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が給紙手段に無くなったときに、画像形成状況に合わせて内容の異なる出力を行い、給紙エラーに対する対応をユーザに的確に促して使い勝手を良くすることができる画像形成装置及び画像形成システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置及び画像形成システムは、次のような構成を有している。
(1)異なる用紙サイズの記録用紙を収容可能な複数の給紙手段と、入力された画像データの画像形成に要求される用紙サイズに基づいて前記複数の給紙手段のうち1つから送り出された前記記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置において、前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の有無をそれぞれ検出する用紙有無検出手段と、前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが、前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致するか否かをそれぞれ判断する用紙サイズ判断手段と、記用紙有無検出手段により少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が有り、かつ少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が無いと検出され、前記用紙サイズ判断手段により前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する用紙サイズの記録用紙を収容する給紙手段が無いと判断された場合、前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前であれば、前記給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致していない旨の第1の出力を行う第1出力手段と、前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始した後であれば、前記給紙手段に前記記録用紙が無い旨の第2の出力を行う第2出力手段と、を有することを特徴とする。
(2)(1)に記載の発明において、前記画像データに対応する画像形成開始情報の有無により、前記1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前か、開始した後かを判断する画像形成時期判断手段を有することを特徴とする。
(3)(1)又は(2)に記載の発明において、情報を表示する表示手段を有し、前記第1出力手段は、前記第1の出力を前記表示手段に表示するものであり、前記第2出力手段は、前記第2の出力を前記表示手段に表示するものであることを特徴とする。
(4)(1)乃至(3)の何れか1つに記載の発明において、前記複数の給紙手段に収容されている前記記録用紙の用紙サイズをそれぞれ検出する用紙サイズ検出手段を有することを特徴とする。
(5)異なる用紙サイズの記録用紙を収容可能な複数の給紙手段と、入力された画像データの画像形成に要求される用紙サイズに基づいて前記複数の給紙手段のうち1つから送り出された前記記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置に、通信手段を介して外部装置を通信可能に接続した画像形成システムにおいて、前記画像形成装置は、前記外部装置から前記画像データを受信する受信手段と、前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の有無をそれぞれ検出する用紙有無検出手段と、前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが、前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致するか否かをそれぞれ判断する用紙サイズ判断手段と、記用紙有無検出手段により少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が有り、かつ少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が無いと検出され、前記用紙サイズ判断手段により前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する用紙サイズの記録用紙を収容する給紙手段が無いと判断された場合、前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前であれば、前記外部装置に前記給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致していない旨の第1の出力を行う第1出力手段と、前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始した後であれば、前記外部装置に前記給紙手段に前記記録用紙が無い旨の第2の出力を行う第2出力手段と、を有し、前記外部装置は、記画像形成装置から前記通信手段を介して受信した前記第1の出力又は前記第2の出力に従って表示を行う表示手段を有することを特徴とする。
上記構成を有する画像形成装置は、複数の給紙手段の少なくとも1つに記録用紙が有る状態で、画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が給紙手段に無い不具合を生じた場合に、その不具合が画像形成開始前に生じたのであれば、第1の出力を行い、その不具合が画像形成開始後に生じたのであれば、第2の出力を行う。よって、本発明の画像形成装置によれば、画像形成に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が給紙手段に無くなったときに、画像形成状況に合わせて内容の異なる出力を行い、給紙エラーに対する対応をユーザに的確に促して使い勝手を良くすることができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、画像データに含まれる画像形成開始情報の有無により、1つの画像データに基づいて画像形成を開始する前か、開始した後かを判断するので、1つの画像データを記録用紙に画像形成するときに、第1の出力と第2の出力を的確に切り替えることができる。
また、本発明の画像形成装置は、複数の給紙手段の何れかに記録用紙がある状態で、画像データの画像形成を要求される用紙サイズの記録用紙が給紙手段に無い場合には、画像形成開始前であれば、給紙手段に収容される記録用紙の用紙サイズが画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致していない旨の指示を表示手段に表示す一方、画像形成後であれば、給紙手段に記録用紙が無い旨の指示を表示手段に表示する。このように、本発明の画像形成装置によれば、給紙エラーの内容が同じでも、画像形成の前後によって用紙サイズエラーと用紙なしエラーを使い分け、給紙エラーに対する対応をユーザに的確に促すことができる。
また、本発明の画像形成装置は、複数の給紙手段に収容されている記録用紙の用紙サイズをそれぞれ検出する用紙サイズ検出手段を有するので、給紙手段に収容されている記録用紙の用紙サイズを自動認識することができ、ユーザが用紙サイズを設定する手間を省くことができる。
また、本発明の画像形成システムは、画像形成装置が、複数の給紙手段の少なくとも1つに記録用紙が有る状態で、画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が給紙手段に無い不具合を生じた場合に、その不具合が画像形成開始前に生じたのであれば、外部装置へ第1の出力を行い、外部装置の表示手段に第1の出力に従って表示を行わせる一方、その不具合が画像形成開始後に生じたのであれば、外部装置へ第2の出力を行い、外部装置の表示手段に第2の出力に従って表示を行わせる。よって、本発明の画像形成システムによれば、画像形成に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が給紙手段に無くなったときに、画像形成状況に合わせて内容の異なる出力を画像形成装置から外部装置に行い、外部装置に所定の表示を行わせることにより、画像形成装置から離れた場所にいるユーザに給紙エラーの内容を知らしめて給紙エラーに対する対応を的確に促し、使い勝手を良くすることができる。
次に、本発明に係る画像形成装置及び画像形成システムの一実施形態について図面を参照して説明する。
<画像形成システム>
図1は、画像形成システム200の概略構成図である。
本実施形態の画像形成システム200は、「画像形成装置」である複合機1に、「外部装置」であるクライアントパーソナルコンピュータ(以下「クライアントPC」と略記する。)201A,201B,201C,201D…が「通信手段」であるネットワーク202を介して通信可能に接続されている(以下において、クライアントPCを区別する必要がない場合には、クライアントPC201と称する。)。ネットワーク202は、LANなどで構成される。複合機1とクライアントPC201は、接続ケーブルなどの専用線を用いて1対1で接続してもよい。
<複合機の機械的構成>
図2は、複合機1の斜視図である。
複合機1は、本体ケーシング3を有する画像形成ユニット2の上部側に画像読取ユニット100を配してなり、ファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を有する。以下の説明において、複合機1の奥行き方向をX方向(正面側を+Xとする)、幅方向(図2における左手前側を+Yとする)をY方向とし、高さ方向をZ方向(図2における上側を+Zとする)として説明する。
<画像形成ユニット>
図3は複合機1の垂直断面図である。
画像形成ユニット2は本体ケーシング3の底側に配置される記録用紙供給用のフィーダ部4と、その上方に配置される画像形成用の画像形成部5とを有している。
フィーダ部4は、「給紙手段」である第1トレイ6と第2トレイ60が複合機1の底面側に上下二段に重ねて配されている。フィーダ部4は、上段の第1トレイ6の正面側に回転自在に保持された送出ローラ11によって第1トレイ6に収容される記録用紙をピックアップし、給紙ローラ8とピンチローラ10との間からレジストローラ12を介して画像形成部5へ1枚ずつ搬送する(図3の2点鎖線にて表示)。
第1トレイ6は、薄いトレイ状をなす。第1トレイ6には、用紙押圧板7が片持ち支持されており、用紙押圧板7の給紙ローラ8に対して近い方の端部が上下方向に揺動可能とされている。この用紙押圧板7は図示しないバネが付設されており、第1トレイ6上に載置された記録用紙前端の上面が送出ローラ11に常に接触した状態となるように上向きに付勢されている。第1トレイ6には、調節レバー6aが記録用紙の搬送方向(図中X軸方向)に沿って直線往復運動可能に設けられ、異なる用紙サイズの記録用紙を積層した状態で収容することができるようになっている。
給紙トレイ6には、「用紙サイズ検出手段」であるリミットスイッチ9が調節レバー6aの移動経路上に複数設けられ、調節レバー6aによってオン状態とオフ状態を切り換えられる。リミットスイッチ9は、第1トレイ6に収容された記録用紙の用紙サイズに対応する位置に各々配設されている。本実施形態では、第1トレイ6は、A4サイズに対応する位置にリミットスイッチ9aが設けられ、Letterサイズに対応する位置にリミットスイッチ9bが設けられ、B5サイズに対応する位置にリミットスイッチ9cが設けられ、葉書サイズに対応する位置にリミットスイッチ9dが設けられている。従って、例えば、調節レバー6aがリミットスイッチ9aを押圧してオン状態にすると、リミットスイッチ9aが、第1トレイ6に収容される記録用紙の用紙サイズが「A4サイズ」であることを検出した信号を出力する。尚、以下の説明において、リミットスイッチを区別する必要がない場合には、リミットスイッチ9と称する。
第1トレイ6に収容される記録用紙の有無は、「用紙有無検出手段」である光学センサ71によって検出される。光学センサ71は、投光部が、第1トレイ6の用紙押圧板7に形成された図示しない切欠部に対して検出光を照射するように、画像形成ユニット2のケーシング3に取り付けられており、第1トレイ6に記録用紙が有る場合には、検出光が記録用紙に反射して受光部に入力する一方、第1トレイ6に記録用紙が無い場合には、検出光が用紙押圧板7の図示しない切欠部を通過して、受光部に受光されない。よって、光学センサ71は、受光部が反射光を入力したときには、記録用紙が第1トレイ6に有ることを検出した信号を出力し、受光部が反射光を入力しないときには、記録用紙が第1トレイに無いことを検出した信号を出力する。
また、フィーダ部4は、下段の第2トレイ60に収容される記録用紙を送出ローラ61によってピックアップし、給紙ローラ65,65からガイド部材63,62を通って給紙ローラ8とピンチローラ10との間に搬送し、その後、第1トレイ6の記録用紙と同様の搬送経路(図3の2点鎖線にて表示)で画像形成部5へ1枚ずつ搬送する。第2トレイ60の構造は、第1トレイ6と同様であるので、説明を省略する。尚、用紙押圧板67が用紙押圧板7に相当し、調節レバー60aが調節レバー6aに相当し、「用紙サイズ検出手段」であるリミットスイッチ90a〜90dがリミットスイッチ9a〜9dに相当し、「用紙有無検出手段」である光学センサ72が光学センサ71に相当するものとする。
ここで、本実施形態では、トレイ状の第1トレイ6と第2トレイ60を「給紙手段」としたが、手差トレイや手差用給紙口などを「給紙手段」としてもよい。トレイの数は、2個に限定されないことは言うまでもない。
また、本実施形態では、リミットスイッチ9,90を「用紙サイズ検出手段」として使用したが、光学センサや磁気センサなどを「用紙サイズ検出手段」として使用してもよい。
更に、本実施形態では、光学センサ71,72を「用紙有無検出手段」として使用したが、圧電素子やリミットスイッチなどを「用紙有無検出手段」として使用してもよい。
「画像形成手段」である画像形成部5は、スキャナ部16とプロセスユニット17と定着器18とを備える。画像形成部5は、スキャナ部16が、感光体ドラム27の表面を一様に耐電させた後に、感光体ドラム27の表面にレーザ光を照射して静電画像を形成する。それから、プロセスガスユニット17が感光体ドラム27の表面にトナーを供給して静電潜像を可視像化し、フィーダ部4から感光体ドラム27と転写ローラ30との間の画像形成位置P1に搬送されてきた記録用紙に、感光体ドラム27の表面に形成した可視像を転写して反転画像を形成する。反転画像を形成された記録用紙は定着器18へ搬送され、定着器18が、画像を記録用紙に熱定着させる。
画像形成部5の下流側には、排紙ローラ45が配設され、記録用紙を排紙トレイ46に排出する。画像形成ユニット2の本体ケーシング3には、第1のヒンジ軸J1を介して画像読取ユニット100が回動可能に保持され、排紙トレイ46の上方を覆っている。
<画像読取ユニット>
図3に示すように、画像読取ユニット100は、原稿カバー140が第2のヒンジ軸J2を介して上部ケーシング101に回動可能に保持されており、原稿カバー140を開いてプラテンガラス107に原稿を載せ、上部ケーシング101の内部に収容されるイメージセンサ115によって原稿の画像を読み取るようになっている。また、画像読取ユニット100は、周知のADF機構145を備え、上述のイメージセンサ115を移動させずに、原稿供給トレイ147(図2参照。)から1枚づつ原稿を取り込んでイメージセンサ115の上方を通過させ、そこで原稿から画像を読み取れるようになっている。画像読取ユニット100の正面側(図3の+X軸側)には、操作部121が設けられ、印刷動作条件等の設定や表示ができるようになっている。
図2に示すように、操作部121は、画像形成(印刷、コピー等)する記録用紙の枚数などを入力する入力キー125、ファクシミリモードに切り換えるFAXモードキー126、コピーモードに切り換えるCOPYモードキー127、スキャンモードに切り換えるスキャンモードキー128、画像形成(印刷、コピー等)する記録用紙の用紙サイズや画像形成(印刷、コピー等)時に使用するトレイの種類など、複合機1の動作設定を行うナビゲーションキー129、複合機1に動作開始指令を与えるためのスタートキー130などの各種キーを備える。
また、操作部121は、実行しているモードや警告などを視覚的に出力する表示灯132や、「表示手段」である表示部133を備えるとともに、聴覚的に出力するスピーカ134などを備える。表示部133は、LCDなどの液晶表示パネルであって、より多くのデータを表示できるようにすることが望ましいが、本実施形態では、各種キーや表示灯132などを配置する関係上、表示部133には2ラインでデータを表示するLCDを採用する。上記複合機1は、図4に示す制御装置210を内蔵し、動作を制御される。
図4は、図2に示す複合機1の制御ブロック図である。
制御装置210は、汎用コンピュータであって、中央処理装置(以下「CPU」という。)211を中心に構成されている。CPU211には、ROM212、RAM213、NVRAM214、USBインターフェース(以下「USBI/F」と略記する。)217、パラレルインターフェース(以下「パラレルI/F」と略記する。)218、LANインターフェース(以下「LANI/F」と略記する。)219、メモリカードインターフェース(以下「メモリカードI/F」と略記する。)220、イメージセンサ115、画像形成部5、表示部133、操作部121、リミットスイッチ9,90、光学センサ71,72などが接続されている。
CPU211は、データの加工演算を行い、複合機1の動作を司るものである。
ROM212は、読み出し専用の不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータが格納されている。本実施形態では、受信コマンド処理プログラム231と、「第1出力手段」及び「第2出力手段」である印刷処理プログラム232がROM212に格納されている。受信コマンド処理プログラム231と印刷処理プログラム232については、後述する。尚、本実施形態では、受信コマンド処理プログラム231と印刷処理プログラム232を予めROM212に記憶させているが、NVRAM214に格納してもよい。また、受信コマンド処理プログラム231と印刷処理プログラム232は、CD−ROMなどの記録媒体に記憶させて複合機1にインストールしたり、Webサイトから複合機1にダウンロードするようにしてもよい。
RAM213は、読み書き可能な揮発性メモリであって、CPU211がプログラムを実行するときなどにデータを一時的に格納するものである。本実施形態では、画像データ記憶手段241、ページ情報記憶手段242、印刷イメージデータ記憶手段243、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245がRAM213に設けられている。
画像データ記憶手段241は、複合機1に入力された「画像データ」を記憶するものである。本実施形態において、「画像データ」とは、記録用紙に画像を形成する画像形成(印刷、コピー等)に関してユーザが1ジョブ単位で指定したデータをいう。「画像データ」は、複合機1の操作部121に入力されたデータと、外部装置から複合機1に入力されたデータとを含み、例えば、コピー時などに複合機1の操作部121に入力されたデータ、プリント時にクライアントPC201から入力したデータ、ファックス時に公衆電話網やインターネット網などから受信したファクシミリデータなどを含む。
図5は、画像データの一例を示す図であって、(a)は画像データのイメージ図であって、(b)は(a)に示す画像データのデータ構造を示す図である。
例えば図5(a)に示すように、ユーザが3枚の記録用紙に画像を形成する「画像データ」を複合機1に入力した場合には、入力した「画像データ」は、図5(b)に示すデータ構造で画像データ記憶手段241に記憶される。
図5(b)に示すように、「画像データ」は、「ユーザ開始情報」、「用紙サイズ指定」、「給紙トレイ指定モード」、「印刷データ」、「ページ終わり」などの複数の受信コマンドで構成される。受信コマンドは、図5に示すD1,D2,D3に示すように、ページ単位で構成されている。
「ユーザ開始情報」は、ある「画像データ」を他の「画像データ」と区別して、ジョブ単位を識別するものである。本実施形態では、図5(b)に示すように、「ユーザ開始情報」は、「画像データ」の先頭に1個だけ設けられ、「画像形成開始情報」に相当する。
「用紙サイズ指定」は、画像形成(印刷、コピー等)する記録用紙の用紙サイズを指定するものである。本実施形態では、「Letterサイズ」、「A4サイズ」、「B5サイズ」、「葉書サイズ」を「用紙サイズ指定」として設定することが可能である。
「給紙トレイ指定モード」は、第1トレイ6と第2トレイ60の何れから記録用紙をピックアップするかを指定するものである。本実施形態では、「Tray1(第1トレイ6)固定指定」、「Tray2(第2トレイ60)固定指定」、「自動指定」を「給紙トレイ指定モード」として設定することが可能である。
ここで、図5(b)に示す画像データは、画像形成途中で用紙サイズや給紙トレイを変更しないことを前提として、1枚目のデータのみが受信コマンド「用紙サイズ指定」と「給紙トレイ指定モード」を含む。しかし、例えば、ユーザが、1枚目と2枚目については第1トレイ6から「A4サイズ」の記録用紙をピックアップして印刷し、3枚目については第2トレイ60から「Letterサイズ」の記録用紙をピックアップして印刷することを指示する「画像データ」を複合機1に入力した場合には、図6に示すように、1枚目のデータD1と3枚目のデータD3が受信コマンド「用紙サイズ指定」と「給紙トレイ指定モード」を含む。
「印刷データ」は、文書データ、図形データなど、画像形成対象になるものをいい、図5(b)に示すように各ページのデータに含まれる。
「ページ終わり」は、1枚の記録用紙に対して画像形成を終了する位置を指示するものである。例えば、文書中で付けられる改ページマークなどが「ページ終わり」に相当する。「ページ終わり」は、図5(b)に示すように、「印刷データ」と対になって各ページのデータに含まれる。
尚、本実施形態では、「画像データ」が複数の受信コマンドで構成されているが、「画像データ」を「印刷データ」のみで構成し、「ユーザ開始情報」、「用紙サイズ指定」、「給紙トレイ指定モード」、「ページ終わり」などの受信コマンドを「画像データ」と別々に送信するようにしてもよい。
ページ情報記憶手段242は、「ページ情報」を記憶するものである。「ページ情報」とは、「画像データ」に対応する受信コマンドに従って設定され、記録用紙に画像を形成する条件を複合機1が解読可能にしたものをいう。「ページ情報」は、「ユーザ印刷開始マーク」242a、「要求用紙サイズ」242b、「給紙トレイモード」242cによって構成される。
「ユーザ印刷開始マーク」242aは、受信コマンド「ユーザ開始情報」に基づいて設定されるものであり、複合機1がジョブ単位を判別するために使用される。
「要求用紙サイズ」242bは、受信コマンド「用紙サイズ指定」に基づいて設定されるものであり、複合機1が「画像データ」の画像形成に要求される用紙サイズを判別するために使用される。
「給紙トレイモード」242cは、受信コマンド「給紙トレイ指定モード」に基づいて設定されるものであり、複合機1が記録用紙の供給元を判別するために使用される。
印刷イメージデータ記憶手段243は、受信コマンド「印刷データ」に基づいて作成された「印刷イメージデータ」を記憶するものである。
トレイ選択結果履歴情報記憶手段244は、画像形成時に選択された給紙トレイの履歴である「トレイ選択結果履歴情報」を記憶するものである。
用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245は、画像形成時に選択された用紙サイズの履歴である「用紙サイズ選択結果履歴情報」を記憶するものである。
尚、本実施形態では、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244と用紙サイズ選択結果履歴情報245は、直前の「トレイ選択結果履歴情報」と「用紙サイズ選択結果履歴情報」のみを記憶するが、例えば、RAM213やNVRAM214などに過去数回分の「トレイ選択結果履歴情報」と「用紙サイズ選択結果履歴情報」を記憶するようにしてもよい。
NVRAM214は、読み書き可能な不揮発性メモリであって、各種プログラムやデータが格納されている。
USBI/F217、パラレルI/F218、LANI/F219は、接続ケーブルなどの接続手段を介して外部装置に接続され、データの入出力を行うものである。本実施形態では、LANI/F219が、ネットワーク202に接続され、「受信手段」に相当する。
メモリカードI/F220は、メモリカードにデータを読み書きするものである。
こうした制御装置210は、リミットスイッチ9,90が出力する信号を受信して、第1,第2トレイ6,60に収容される記録用紙の用紙サイズを自動認識する。また、制御装置210は、光学センサ71,72が出力する信号を受信して、第1,第2トレイ6,60に収容される記録用紙の有無を自動認識する。
<クライアントPCの制御ブロック>
次に、クライアントPC201について説明する。図7は、図1に示すクライアントPC201の制御ブロック図である。
クライアントPC201は、周知のコンピュータであって、CPU251、ROM252、RAM253、NVRAM254、USBI/F255、パラレルI/F256、LANI/F257、メモリカードI/F258、入力部259、「表示手段」であるディスプレイ260などを備える。
クライアントPC201は、LANI/F257がネットワーク202に接続され、複合機1や他のクライアントPCと相互にデータをやりとりできるようになっている。
ROM252には、画像データ作成プログラム261、表示情報処理プログラム262が格納され、RAM253には、表示情報記憶手段263が設けられている。
画像データ作成プログラム261は、複合機1に送信する「画像データ」を作成するものである。表示情報処理プログラム262は、複合機1から受信した「表示情報」を表示情報記憶手段263に記憶し、「表示情報」に従ってディスプレイ260に給紙エラー表示などを行うものである。クライアントPC201は、CD−ROMから画像データ作成プログラム261又は表示情報処理プログラム262を読み込んでNVRAM254に格納するようにしてもよいし、ネットワーク202を介して複合機1に接続されたときに、複合機1から画像データ作成プログラム261又は表示情報処理プログラム262を自動的に或いは手動的に受信してNVRAM254に格納するようにしてもよい。尚、「表示情報」とは、複合機1の動作についてディスプレイ260に表示させるためのデータをいう。本実施形態では、「表示情報」は、用紙サイズエラーや用紙なしなどの給紙エラーを含む。
<複合機の動作説明>
続いて、複合機1の動作について図8〜図10に示すフロー図に沿って説明する。
複合機1は、複合機1の操作部121又はクライアントPC201から入力した「画像データ」に基づいて「ページ情報」と「印刷イメージデータ」を作成し、「ページ情報」に従って記録用紙を給紙するトレイと記録用紙の用紙サイズを選択し、選択されたトレイから記録用紙をピックアップして「印刷イメージデータ」を作成する。このとき、複合機1は、選択したトレイに記録用紙がない場合や、選択したトレイに収容される記録用紙がユーザが指定した用紙サイズでない場合には、印刷状況に応じて給紙エラーの表示内容を変えて複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する。以下に、複合機1の動作について具体的に説明する。
<受信コマンド処理>
図8は、図2に示す複合機に格納されている受信コマンド処理プログラム231のフロー図である。
複合機1は、電源が投入されたときに、受信コマンド処理プログラム231を起動する。受信コマンド処理231は、起動後、画像データ記憶手段241に「画像データ」の有無を所定時間間隔で問い合わせ、「画像データ」が画像データ記憶手段241に有ることを検出したときに、検出した「画像データ」に従って「印刷イメージデータ」と「ページ情報」を作り上げ、「印刷イメージデータ」と「ページ情報」を一緒に印刷処理へ渡すよう構成されている。
受信コマンド処理プログラム231は、複合機1に電源が投入されると、先ずステップ1(以下「S1」と略記する。)において、ページ情報記憶手段242に記憶されている現在のページ情報の初期化を行う。そして、S2において、現在の「ページ情報」の「ユーザ開始マーク」242aをクリアする。そして、S3において、受信バッファとなる画像データ記憶手段241に「画像データ」があるか否かを確認する。画像データ記憶手段241に「画像データ」が無いと判断した場合には(S3:NO)、「画像データ」が入力されるまで待機する。
一方、画像データ記憶手段241に「画像データ」が有ると判断した場合には、S4において、画像データ記憶手段241にある「画像データ」から受信コマンドを1つ読み取る。そして、S5において、S4において読み取った受信コマンドが「ユーザ開始情報」であるか否かを判断する。S4において読み取った受信コマンドが「ユーザ開始情報」であると判断した場合には(S5:YES)、S6において、ページ情報記憶手段242に設けられた現在ページ情報を記憶する領域へ「ユーザ印刷開始マーク」242aを設定する。これにより、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始する前の状態であることを複合機1に認識させることが可能になる。その後、S3へ戻って処理を続行する。
一方、S4において読み取った受信コマンドが「ユーザ開始情報」でないと判断した場合には(S5:NO)、S7において、S4において読み取った受信コマンドが「用紙サイズ指定」であるか否かを判断する。S4において読み取った受信コマンドが「用紙サイズ指定」である場合には(S7:YES)、S8において、ページ情報記憶手段242に設けられた現在ページ情報を記憶する領域へ「要求用紙サイズ」242bを設定した後、S3へ戻って処理を続行する。具体的には、ユーザによる「用紙サイズ指定」が「A4サイズ」である場合には、ページ情報記憶手段242の現在の「ページ情報」に、「要求用紙サイズ」242bが「A4サイズ」であることを設定する。
一方、S4において読み取った受信コマンドが「用紙サイズ指定」でないと判断した場合には(S7:NO)、S9において、S4において読み取った受信コマンドが「給紙トレイ指定モード」であるか否かを判断する。S4において読み取った受信コマンドが「給紙トレイ指定モード」であると判断した場合には(S9:YES)、S10において、ページ情報記憶手段242に設けられた現在ページ情報を記憶する領域へ「給紙トレイモード」242cを設定した後、S3へ戻って処理を続行する。具体的には、ユーザによる「給紙トレイ指定モード」が「自動指定」である場合には、ページ情報記憶手段242の現在の「ページ情報」に、「給紙トレイモード」242cが「自動指定」であることを設定する。
一方、S4において読み取った受信コマンドが「給紙トレイ指定モード」でないと判断した場合には(S9:NO)、S11において、S4において読み取った受信コマンドが「ページ終わり」(例えば「改ページ」)であるか否かを判断する。S4において読み取った受信コマンドが「ページ終わり」でないと判断した場合には(S11:NO)、S12において、印刷データ作成処理又は他の制御処理を行い、「印刷イメージデータ」を作り上げて印刷イメージデータ記憶手段243に記憶する。その後、S3へ戻って処理を続行する。
一方、S4において読み取った受信コマンドが「ページ終わり」であると判断した場合には(S11:YES)、S13において、現在の「ページ情報」と「印刷イメージデータ」の作成が完了したことを知らせる受信コマンド処理完了信号を印刷処理へ送信し、現在の「ページ情報」と「印刷イメージデータ」を印刷工程へ渡す。そして、S14において、例えば、図5に示すように、記録用紙3枚分の印刷を行う場合には、ページ情報記憶手段242の現在(1枚目又は2枚目)の「ページ情報」を、次(現在が1枚目であれば、2枚目を指し、現在が2枚目であれば、3枚目を指す。)の「ページ情報」へコピーし、次(現在が1枚目であれば、2枚目を指し、現在が2枚目であれば、3枚目を指す。)の「ページ情報」を現在の「ページ情報」へ書き換える。これにより、現在の「ページ情報」が次ページの「ページ情報」に引き継がれる。その後、S2へ戻って処理を続行する。尚、S3ではなく、S2へ戻って「ユーザ印刷開始マーク」をクリアするのは、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始した後の状態であることを複合機1側に認識可能にさせるためである。
ここで、「画像データ」は、例えば、図6に示すように、1枚目と2枚目は、用紙サイズ指定(例えば、A4サイズ)と給紙トレイ指定モード(例えば、自動指定)が同じであるが、3枚目は、用紙サイズ指定(例えば、Letterサイズ)と給紙トレイ指定モード(例えば、Tray(第1トレイ6)指定)が異なることがある。この場合には、1枚目については、上記手順で「ページ情報」(「ユーザ印刷開始マーク」242a、「要求用紙サイズ」:A4サイズ、「給紙トレイモード」:自動指定)が作成される(図8のS3:YES、S4、S5:YES、S6、S7:YES、S8、S9:YES、S10、S11:NO、S12、S11:YES、S13参照。)。2枚目については、1枚目の「ページ情報」を引き継ぎつつ(図8のS14参照。)、1つの「画像データ」に基づく印刷開始後であるので「ユーザ印刷開始マーク」242aをクリアして(図8のS2参照。)、「ページ情報」(「要求用紙サイズ」:A4サイズ、「給紙トレイモード」:自動指定)が作成される(図8のS3:YES、S4、S5:NO、S7:NO、S9:NO、S11:NO、S12、S11:YES、S13参照。)。更に、3枚目については、2枚目の「ページ情報」を引き継いだ後(図8のS14参照。)、引き継いだ「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと「給紙トレイモード」242cを変更することによって(図8のS7:YES、S8、S9:YES、S10参照。)、「ページ情報」(「要求用紙サイズ」:Letterサイズ、「給紙トレイモード」:Tray1指定)が作成される(図8のS3:YES、S4、S5:NO、S7:YES、S8、S9:YES、S10、S11:NO、S12、S11:YES、S13参照。)。
<印刷処理>
図9及び図10は、印刷処理プログラム232のフロー図である。図11は、図10に示す印刷処理プログラム232を実行したとき(自動指定)における給紙状態と複合機の動作との関係を示す一覧表である。
複合機1は、電源が投入されたときに、印刷処理プログラム232を起動する。図9及び図10に示す印刷処理プログラム232は、図8に示す受信コマンド処理から渡された「ページ情報」に従って「印刷イメージデータ」を記録用紙に印刷するものであるが、印刷開始前又は印刷開始後に給紙エラーが生じたときに、警告を表示するように構成されている。印刷処理プログラム232は、「給紙トレイモード」242cが自動指定であるときに、第1トレイ6又は第2トレイ60の少なくとも一方に記録用紙がある状態で、ユーザが希望する用紙サイズの記録用紙が第1トレイ6と第2トレイ60にない給紙エラーを生じると、印刷状況(印刷開始前か印刷開始後か)に応じて給紙エラーの内容を知らせる警告表示を変える点に特徴がある(図11参照。)。
印刷処理プログラム232は、複合機1に電源が投入されると、先ず図9のS21において、トレイ選択結果の履歴情報の初期化、及び、サイズ選択結果の履歴情報の初期化を行う。そして、S22において、受信コマンド処理から受信コマンド処理完了信号を受信し、「印刷イメージデータ」が印刷イメージデータ記憶手段243にあることを確認したか否かを判断する。受信コマンド処理から受信コマンド処理完了信号を受信するまでは、「印刷イメージデータ」が印刷イメージデータ記憶手段243にないと判断し(S22:NO)、「ページ情報」と「印刷イメージデータ」が整うまで待機する。一方、「印刷イメージデータ」が印刷イメージデータ記憶手段243にあると判断した場合には(S22:YES)、S23において、「ページ情報」の「給紙トレイモード」242cは「固定指定」と「自動指定」の何れかを判断する。「自動指定」と判断した場合については、図9を参照して「固定指定」を説明した後に説明する。
<固定指定>
図9に示すように、「ページ情報」の「給紙トレイモード」は「固定指定」であると判断した場合には(S23:固定指定)、S24において、Tray1(第1トレイ6)指定か、Tray2(第2トレイ60)指定かを判断する。
Tray1指定であると判断した場合には(S24:Tray1)、S25において、Tray1(第1トレイ6)には記録用紙があるか否かを判断する。複合機1は、第1トレイ6に収容される記録用紙の有無を、光学センサ71が記録用紙の表面に反射した反射光を受光したときに出力する信号に基づいて自動認識する。複合機1は、制御装置210が、光学センサ71が反射光を受光して出力する信号を入力した場合には、第1トレイ6には記録用紙があると判断し(S25:YES)、S26において、第1トレイ6の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かを判断する。
複合機1は、第1トレイ6の用紙サイズを、第1トレイ6に設けられたリミットスイッチ9a〜9dのオン状態を検出することにより自動認識し、第1トレイ6の用紙サイズがページ情報記憶手段242の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かに基づいて判断する。例えば、「要求用紙サイズ」242bが「A4サイズ」であるときに、第1トレイ6のリミットスイッチ9aがオン状態であれば、第1トレイ6の用紙サイズが「A4サイズ」であって、「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断し、一方、第1トレイ6のリミットスイッチ9bがオン状態であれば、第1トレイ6に用紙サイズが「Letterサイズ」であって、「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断する。
第1トレイ6の用紙サイズは、「ページ情報」の要求用紙サイズと同じであると判断した場合には(図9のS26:YES)、S27において、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244の「トレイ選択結果履歴情報」をTray1に書き換え、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245の「用紙サイズ選択結果履歴情報」を「要求用紙サイズ」242bに書き換える。ここで、「トレイ選択結果履歴情報」と「用紙サイズ選択結果履歴情報」を書き換えて更新するのは、1つの「画像データ」に基づいて複数の印刷処理を行う場合には、一般的に、ある印刷処理において選択されるトレイ又は用紙サイズが、直前の印刷処理で選択されたトレイ又は用紙サイズと同じであると考えられるので、後述するようにユーザが給紙トレイの選択を「自動指定」に設定したときに、直前に選択されたトレイ又は用紙サイズを利用してトレイや用紙サイズを選択できるようにするためである。そして、S28において、第1トレイ6から記録用紙をピックアップして印刷を行った後、S22へ戻り、次の「印刷イメージデータ」が整うまで待つ。
一方、第1トレイ6の用紙サイズは、「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S26:NO)、S29において、第1トレイ6の用紙サイズエラーを表示した後、S31において、ユーザによるエラー解除待ちを行う。例えば、ユーザが指定する用紙サイズが「Letterサイズ」であり、第1トレイ6の用紙サイズが「A4サイズ」である場合には、ユーザが第1トレイ6に収容される「A4サイズ」の記録用紙を、「Letterサイズ」の記録用紙に交換すると、複合機1は、第1トレイ6のリミットスイッチ9aがオン状態からオフ状態にされる一方、リミットスイッチ9bがオフ状態からオン状態にされ、第1トレイ6の用紙サイズが「A4サイズ」から「Letterサイズ」に変更されて用紙サイズエラーが解除されたことを認識する。すると、複合機1は、S23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。尚、この用紙サイズエラーの解除方法は、後述する用紙サイズエラーの解除方法と同様であるので、以下では説明を適宜省略する。
これに対して、S25において、光学センサ71が反射光を受光して出力する信号を、制御装置210が入力しない場合には、第1トレイ6には記録用紙がないと判断し(S25:NO)、S30において、Tray1(第1トレイ6)の記録用紙なしエラーを表示する。そして、S31において、ユーザによるエラー解除待ちを行う。例えば、第1トレイ6の用紙サイズが「A4サイズ」である場合には、ユーザが第1トレイ6に「A4サイズ」の記録用紙を補充すると、複合機1は、制御装置210が、光学センサ71が記録用紙に反射した反射光を受光して記録用紙を検出したことを知らせる信号を、光学センサ71から入力して用紙なしエラーを解除したことを認識する。すると、複合機1は、S23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。尚、この用紙なしエラーの解除方法は、後述する用紙サイズエラーの解除方法と同様であるので、以下では説明を適宜省略する。
S24において、Tray2(第2トレイ60)指定であると判断した場合には(S24:Tray2)、S32において、第2トレイ60には記録用紙があるか否かを判断する。第2トレイ60の用紙有無の検出は、第1トレイ6の用紙有無の検出と同様であるので、説明を省略する(以下同じ。)。第2トレイ60には記録用紙があると判断した場合には(S32:YES)、S33において、第2トレイ60の用紙サイズは、「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かを判断する。第2トレイ60の用紙サイズと「要求用紙サイズ」242bが同じか否かの判断は、第1トレイ6の用紙サイズと「要求用紙サイズ」242bが同じか否かの判断と同様であるので、説明を省略する(以下同じ。)。第2トレイ60の用紙サイズは、「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S33:YES)、S34において、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244の「トレイ選択結果履歴情報」をTray2に書き換え、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245の「用紙サイズ選択結果履歴情報」を「要求用紙サイズ」242bに書き換える。尚、「トレイ選択結果履歴情報」と「用紙サイズ選択結果履歴情報」を更新する理由や方法は、S27の説明と同様であるので、説明を省略する(以下同じ。)。そして、S35において、第2トレイ60から記録用紙をピックアップして印刷を行った後、S22へ戻り、次の「印刷イメージデータ」が整うまで待つ。
一方、S33において、第2トレイ60の用紙サイズは、「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S33:NO)、S36において、第2トレイ60の用紙サイズエラーを表示した後、S38において、ユーザによるエラー解除待ちを行う。ユーザによってエラーが解除されたら、S23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
これに対して、S32において、第2トレイ60には記録用紙がないと判断した場合には(S32:NO)、S37において、第2トレイ60の用紙なしエラーを表示した後、S38において、ユーザによるエラー解除待ちを行う。ユーザによってエラーが解除されたら、S23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
以上、固定指定の場合における給紙エラー表示についてまとめると、固定指定したトレイに記録用紙がない場合には、用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示し、固定指定したトレイの用紙サイズが、ユーザが指定した用紙サイズと同じでない場合には、用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する。
<自動指定>
続いて、ページ情報の給紙トレイの選択モードが自動指定である場合(S23:自動指定)について図10を参照して説明する。
ここで、本実施形態においては、複合機1が記録用紙を給紙するトレイを自動的に選択する「自動指定」の前提条件として、複合機1には、第1トレイ6が第2トレイ60に優先することが、設定されているとする。尚、優先順位はこれに限定されないことは言うまでもない。
図10のS39において、Tray1(第1トレイ6)に記録用紙があるか否かを判断する。第1トレイ6に記録用紙があると判断した場合には(S39:YES)、S40において、第1トレイ6の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであるか否かを判断する。第1トレイ6の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S40:YES)、図9のS27以降の処理を行い、第1トレイ6の記録用紙に印刷を行う(図11参照。)。尚、S27以降の処理については上述したので説明を割愛する。
一方、図10に示すように、第1トレイ6の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S40:NO)、S41において、第2トレイ60に記録用紙があるか否かを判断する。第2トレイ60に記録用紙があると判断した場合には(S41:YES)、S42において、第2トレイ60の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かを判断する。第2トレイ60の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S42:YES)、図9のS34へ進み、第2トレイ60の記録用紙に印刷を行う(図11参照。)。尚、S34以降の処理については上述したので、説明を省略する。
一方、図10に示すように、第2トレイ60の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S42:NO)、図9のS29へ進み、Tray1(第1トレイ6)の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133、又は、クライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示させる(図11参照。)。第1,第2トレイ6,60に記録用紙があっても、それらの記録用紙が「要求用紙サイズ」242bと同じでなければ、第1,第2トレイ6,60の何れの記録用紙を使って印刷を行っても、ユーザの希望に添った印刷を行うことはできないので、複合機1は、第1トレイ6が第2トレイ60に優先する前提条件に従って、第1トレイ6の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方を介してユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第1トレイ6の記録用紙を「要求用紙サイズ」242bの記録用紙に交換したり、「印刷イメージデータ」を第1トレイ6の記録用紙に納まるように加工して印刷を続行する指示を入力するなどの対応により給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
これに対して、図10に示すS41において、第2トレイ60に記録用紙がないと判断した場合には(S41:NO)、S43において、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされているか否かを判断する。「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」252aはセットされていると判断した場合には(S43:YES)、1つの「画像データ」の印刷を開始する前であることを意味するので、図9のS29へ進み、Tray1(第1トレイ6)の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133、又は、クライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示させる(図11参照。)。第2トレイ60に記録用紙がない状態で、第1トレイ6に収容される記録用紙の用紙サイズが「要求用紙サイズ」242bと同じでない場合には(図10のS39:YES、S40:NO、S41:NO参照。)、複合機1は、優先する第1トレイ6の記録用紙に印刷を行っても、ユーザの希望に添った印刷にならない。印刷開始前においては(図10のS43:YES参照。)、ユーザが、指定した用紙サイズの記録用紙に印刷することを希望するのか、指定した用紙サイズと異なる用紙サイズの記録用紙に印刷してもよいと考えているのか不明である。そのため、複合機1は、第1トレイ6の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方を介してユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第1トレイ6の用紙サイズエラー表示を見て、第1トレイ6の記録用紙を交換する対応や、指定した用紙サイズと異なる用紙サイズの記録用紙に印刷を行う対応等をとって給紙エラーを解除したことを確認すると(図9のS31参照。)、図9のS22へ戻り、次の「印刷イメージデータ」が整うのを待つ。
一方、図10に示すように、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされていないと判断した場合には(S43:NO)、1つの「画像データ」に基づく印刷を開始した後であるので、S44において、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245の「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かを判断する。「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S44:NO)、図9のS29へ進み、第1トレイ6の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。第2トレイ60に記録用紙がなく、第1トレイ6に収容される記録用紙の用紙サイズが指定された用紙サイズと異なる状態で(図10のS39:YES、S40:NO、S41:NO参照。)、用紙サイズが「用紙サイズ選択結果履歴情報」と異なる場合は(図10のS44:NO参照。)、ユーザが用紙サイズの変更を希望することを意味する。そのため、複合機1は、第1トレイ6の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6の記録用紙を別のサイズの記録用紙に交換する必要があることをユーザに知らせる。複合機1は、ユーザが第1トレイ6の記録用紙を所望の用紙サイズの記録用紙に交換して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
一方、図10に示すように、「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S44:NO)、ユーザは直前の印刷処理と用紙サイズを変えることを希望していないので、S45において、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244の「トレイ選択結果履歴情報」はTray1(第1トレイ6)かTray2(第2トレイ60)かを判断する。複合機1には、第1トレイ6を第2トレイ60より優先させることが設定されているが、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始した後は、選択するトレイが直前の印刷処理と同じトレイになることが多いと考えられ、直前の印刷処理で選択したトレイを優先的に選択するのが妥当であるからである。
「トレイ選択結果履歴情報」がTray1であると判断した場合には(S45:Tray1)、図9のS29へ進み、第1トレイ6の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前の印刷処理で選択された第1トレイ6には、当該印刷処理の直前の印刷処理で選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、S45においては、第1トレイ6に収容されている記録用紙の用紙サイズが「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断されている(図10のS39:YES、S40:NO、S41:NO、S43:NO、S44:YES、S45:Tray1参照。)。そこで、複合機1は、第1トレイ6の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6の記録用紙を希望する用紙サイズの記録用紙に交換することが必要であることをユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第1トレイ6の記録用紙を希望する用紙サイズの記録用紙に交換して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
図10のS45に示すように、「トレイ選択結果履歴情報」がTray2であると判断した場合には(S45:Tray2参照。)、図9のS37に進み、第2トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前に選択された第2トレイ60には、当該印刷処理の直前に選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、第2トレイ60には記録用紙がない(図10のS41:NO参照。)。そこで、複合機1は、第2トレイ60の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、ユーザに第2トレイ60に収容されていた記録用紙と同じ用紙サイズの記録用紙を第2トレイ6に補充する必要があることを知らしめる。複合機1は、ユーザが、第2トレイ60に記録用紙を補充して給紙エラー0を解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
これに対して、図10のS39において、Tray1(第1トレイ6)に記録用紙がないと判断した場合には(S39:NO)、S46において、Tray2(第2トレイ60)に記録用紙があるか否かを判断する。Tray2に記録用紙がないと判断した場合には(S46:NO)、S47において、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされているか否かを判断する。「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされていると判断した場合には(S47:YES)、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始する前なので、図9のS30へ進み、第1トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。第1,第2トレイ6,60の何れにも記録用紙がない場合には、記録用紙に印刷することができない。また、印刷開始前においては、ユーザが、指定した用紙サイズの記録用紙に印刷する必要があると考えているか、指定した用紙サイズでない記録用紙に印刷してもよいと考えているかは不明である。そこで、複合機1は、第1トレイ6が第2トレイ60に優先する前提条件に従って、第1トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6に記録用紙の補充する対応をユーザに促す。複合機1は、ユーザが第1トレイ6に記録用紙の補充を行って給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
一方、図10に示すように、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされていないと判断した場合には(S47:NO)、S48において、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245の「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じか否かを判断する。「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S48:NO)、図9のS30へ進み、第1トレイ6の用紙なしエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。第1トレイ6と第2トレイ60に記録用紙がない場合に、用紙サイズが「用紙サイズ選択結果履歴情報」と異なることは、ユーザが印刷途中で用紙サイズを変更することを希望していると考えられる。この場合、ユーザは、調節レバー6aを調節して別の用紙サイズの記録用紙を第1トレイ6に収容する対応をとると考えられる。そのため、複合機1は、第1トレイ6が第2トレイ60に優先する前提条件に従って、第1トレイ6の用紙なしエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6に記録用紙を補充する対応をとる必要があることをユーザに知らせる。複合機1は、ユーザが第1トレイ6に記録用紙を補充する対応を行って給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
図10に示すように、「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S48:YES)、ユーザは、直前の印刷処理で選択した用紙サイズを変更することを希望していないので、S49において、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244の「トレイ選択結果履歴情報」はTray1(第1トレイ6)かTray2(第2トレイ60)かを判断する。複合機1には、第1トレイ6を第2トレイ60より優先させることが設定されているが、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始した後は、ユーザが同じトレイを指定することが多いと考えられるので、直前の印刷処理が選択したトレイを優先的に選択するのが妥当であるからである。
図10に示すように、「トレイ選択結果履歴情報」はTray1であると判断した場合には(S49:Tray1)、図9のS30へ進み、第1トレイ6の用紙なしエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前に選択された第1トレイ6には、当該印刷処理の直前に選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、第1トレイ6には指定した記録用紙の記録用紙がない(図10のS39:NO、S46:NO参照。)。そこで、複合機1は、第1トレイ6の用紙なしエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6に収容されていた記録用紙と同じ用紙サイズの記録用紙を第1トレイ6に補充する必要があることをユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第1トレイ6に記録用紙を補充して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
図10に示すように、「トレイ選択結果履歴情報」がTray2であると判断した場合には(S49:Tray2)、図9のS37に進み、第2トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前に選択された第2トレイ60には、当該印刷処理の直前に選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、直前に選択された第2トレイ60には、記録用紙がない(図10のS46:NO参照。)。そこで、複合機1は、、第2トレイ60の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、ユーザに第2トレイ60に収容されていた記録用紙と同じ用紙サイズの記録用紙を第2トレイ60に補充する必要があることを知らしめる。複合機1は、ユーザが、第2トレイ60に記録用紙を補充して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
これに対して、図10に示すように、S46において、第2トレイ60に記録用紙があると判断した場合には(S46:YES)、S50において、Tray2(第2トレイ60)の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであるか否かを判断する。第2トレイ60にの用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S50:YES)、図9のS34へ進み、第2トレイ60から記録用紙をピックアップして印刷を行う(図11参照。)。図9のS34以降の処理については上述したので説明を割愛する。
一方、第2トレイ60の用紙サイズは「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S50:NO)、S51において、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされているか否かを判断する。「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされていると判断した場合には(S51:YES)、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始する前であるので、図9のS36へ進み、第2トレイ60の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133、又は、クライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示させる(図11参照。)。第1トレイ6に記録用紙がない状態で、「要求用紙サイズ」242bと同じでない用紙サイズの記録用紙が第2トレイ60に収容されているときに、ユーザが、指定した用紙サイズの記録用紙に印刷する必要があると考えているか、指定した用紙サイズと異なる用紙サイズの記録用紙を第2トレイ60からピックアップして印刷を行ってもよいと考えているかは不明である。そこで、複合機1は、第2トレイ60の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133、又は、クライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示させることにより、第2トレイ60にユーザが所望する用紙サイズの記録用紙が収容されていないことをユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第2トレイ6に収容されている用紙サイズと同じ用紙サイズの記録用紙を第2トレイ6に補充する対応や、指定した用紙サイズと異なる用紙サイズの記録用紙を第2トレイ6からピックアップして印刷を続行する指示を入力する対応などによって給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
一方、図10に示すように、「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aはセットされていないと判断した場合には(S51:NO)、S52において、用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段245の「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであるか否かを判断する。「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じでないと判断した場合には(S52:NO)、図9のS36へ進み、第2トレイ60の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133、又は、クライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。第1トレイ6に記録用紙がなく、第2トレイ60に記録用紙がある状態で(図10のS39:NO、S46:YES参照。)、用紙サイズが「用紙サイズ選択結果履歴情報」と異なることは(図10のS52:NO参照。)、ユーザが印刷途中で用紙サイズの変更を希望することを意味する。この場合、ユーザは、第2トレイ60から記録用紙を取り出して、別の用紙サイズの記録用紙を第2トレイ60に収容する対応をとると考えられる。そのため、複合機1は、記録用紙を収容する第2トレイ60を優先的に選択し、第2トレイ60の用紙サイズエラーを、複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する。複合機1は、ユーザが第2トレイ60の記録用紙を取り出して所望の用紙サイズの記録用紙に交換する等して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
一方、図10に示すように、「用紙サイズ選択結果履歴情報」は「ページ情報」の「要求用紙サイズ」242bと同じであると判断した場合には(S52:YES)、ユーザは直前の印刷処理と用紙サイズを変えることを希望していないので、S53において、トレイ選択結果履歴情報記憶手段244の「トレイ選択結果履歴情報」はTray1(第1トレイ6)かTray2(第2トレイ60)かを判断する。複合機1には、第1トレイ6を第2トレイ60より優先させることが設定されているが、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始した後は、選択するトレイが直前の印刷処理と同じトレイになることが多いと考えられ、直線の印刷処理で選択したトレイを優先的に選択するのが妥当であるからである。
図10に示すように、「トレイ選択結果履歴情報」はTray1であると判断した場合には(S53:Tray1)、図9のS30へ進み、第1トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前に選択された第1トレイ6には、当該印刷処理の直前に選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、S53においては、第1トレイ6に記録用紙がないと判断されている(図10のS39:NO参照。)。そこで、複合機1は、第1トレイ6の用紙なしエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第1トレイ6に収容されていた記録用紙と同じ用紙サイズの記録用紙を第1トレイ6に補充する必要であることをユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第1トレイ6に記録用紙を補充して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
図10に示すように、「トレイ選択結果履歴情報」がTray2であると判断した場合には、図9のS36に進み、第2トレイ6の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示する(図11参照。)。当該印刷処理の直前に選択された第2トレイ60には、当該印刷処理の直前に選択された用紙サイズの記録用紙が収容されていると考えられる。ところが、図10のS53においては、第1トレイ6に記録用紙がなく、第2トレイ60に記録用紙があっても、その記録用紙の用紙サイズが、ユーザが希望する用紙サイズでないと判断されている(図10のS39:NO、S46:YES、S50:NO参照。)。そこで、複合機1は、第2トレイ60の用紙サイズエラーを複合機1の表示部133又はクライアントPC201のディスプレイ260の少なくとも一方に表示することにより、第2トレイ60の記録用紙を希望する用紙サイズの記録用紙に交換することが必要であることをユーザに知らしめる。複合機1は、ユーザが、第2トレイ60の記録用紙を希望する用紙サイズの記録用紙に交換して給紙エラーを解除したことを確認すると、図9のS23へ戻り、当該「印刷イメージデータ」の印刷処理をやり直す。
以上、自動指定の場合における複合機1の動作についてまとめると、第1トレイ6又は第2トレイ60の何れかに指定された用紙サイズの記録用紙が収容されている場合には、複合機1は、指定された用紙サイズを収容するトレイを選択して記録用紙をピックアップして印刷を行う。
第1トレイ6と第2トレイ60の何れにも記録用紙があるが、何れの記録用紙も指定された用紙サイズでない場合には、複合機1は、優先する第1トレイ6の用紙サイズエラーを表示する。
第1トレイ6と第2トレイ60の何れにも記録用紙がない場合には、複合機1は、基本的に優先するトレイ(本実施形態では第1トレイ6)を選択し、第1トレイ6の用紙なしエラーを表示する。但し、この場合において、複合機1は、印刷途中であり、且つ、直前の印刷処理で選択したトレイが優先するトレイでない場合には(本実施形態では第2トレイ60)、第2トレイ60の用紙なしエラーを表示する。
第1トレイ6又は第2トレイ60の何れか一方に記録用紙があるが、その記録用紙が指定された用紙サイズでない場合において、1つの「画像データ」に基づく印刷開始前であれば、複合機1は、記録用紙があるトレイの用紙サイズエラーを表示する。
第1トレイ6又は第2トレイ60の何れか一方に記録用紙があるが、その記録用紙が指定された用紙サイズでない場合において、1つの「画像データ」に基づく印刷開始後であれば、複合機1は、基本的に記録用紙があるトレイの用紙サイズエラーを表示する。但し、第1トレイ6又は第2トレイ60の何れか一方に記録用紙があるが、その記録用紙が指定された用紙サイズでない場合において、1つの「画像データ」に基づく印刷開始後であっても、直前の印刷処理と用紙サイズが変更されておらず、且つ、直前の印刷処理で選択したトレイが記録用紙を収容しないトレイであれば、複合機1は、記録用紙を収容しないトレイの用紙なしエラーを表示する。
<複合機及び画像形成システムの効果>
上記構成を有する複合機1は、第1,第2トレイ6,60の少なくとも1つに記録用紙が有る状態で、「画像データ」の印刷に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が第1,第2トレイ6,60に無い不具合を生じた場合に、その不具合が印刷前に生じたのであれば、「第1の出力」として「用紙サイズエラー」の表示を行い(図10のS39:YES、S40:NO、S41:NO、S43:YES、図9のS29、及び、S39:NO、S46:YES、S50:NO、S51:YES、図9のS36参照。)、その不具合が印刷後に生じたのであれば、「第2の出力」である「用紙なしエラー」の表示を行う(図10のS39:YES、S40:NO、S41:NO、S43:NO、S44:YES、S45:Tray2、図9のS37、及び、S39:NO、S46:YES、S50:NO、S51:NO、S52:YES、S53:Tray1、図9のS30参照。)。よって、本実施形態の複合機1によれば、印刷に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が第1,第2トレイ6,60に無くなったときに、印刷状況に合わせて内容の異なる出力を行い、給紙エラーに対する対応をユーザに的確に促して使い勝手を良くすることができる。
複合機1の使い勝手について具体的事例を挙げて、より詳しく説明する。
例えば、複数のユーザが使用するファイルブックについて、綴じる記録用紙のサイズが「A4サイズ」に決められている場合には、ユーザは、トレイの選択を「自動設定」にした状態で、「A4サイズ」の記録用紙を指定して「画像データ」を複合機1に入力する。ここで、複合機1には、第1トレイ6の用紙サイズが「A4サイズ」であり、第2トレイ60の用紙サイズが「Letterサイズ」であるとする。
この場合に、例えば、第2トレイ60に記録用紙があって、第1トレイ6に記録用紙がない状態で、第2トレイ60の用紙サイズが、「Letterサイズ」であるという給紙エラーを生じたとする。この給紙エラーが印刷開始前に生じた場合には、複合機1は、上述した従来技術のように第2トレイ60に収容される「Letterサイズ」の記録用紙を使って直ちに印刷を行うのではなく、印刷を一旦中止して、第2トレイ60の用紙サイズエラーを表示部133又はディスプレイ260に表示する。ユーザは、表示内容を見て、第2トレイ60をケーシング3から取り出して用紙サイズを確認するまでもなく、第2トレイ60に収容される記録用紙の用紙サイズが「A4サイズ」でないことを認識できる。この場合、ユーザは、第2トレイ6から「Letterサイズ」の記録用紙に印刷を続行する対応と、第2トレイ60の記録用紙を「A4サイズ」の記録用紙に交換してから印刷を行う対応をとることが可能であるが、上記事例では、ファイルブックに綴じる記録用紙が「A4サイズ」に決められているため、ユーザは、後者の対応をとると考えられる。複合機1は、第2トレイ60の用紙交換によって用紙サイズエラーが解除されたことを確認すると、印刷を再開する。
これに対して、例えば、ユーザが第1トレイ6から「A4サイズ」の記録用紙をピックアップして印刷している途中で、第2トレイ60に記録用紙があって、第1トレイ6に記録用紙がない状態で、第2トレイ60の用紙サイズが、「Letterサイズ」であるという給紙エラーを生じた場合には、複合機1は、上述した従来技術のように、「A4サイズ」に最も近似した「Letterサイズ」の記録用紙を収容する第2トレイ60を選択して印刷を勝手に続行するのではなく、印刷を一旦中止して、第1トレイ6の用紙なしエラーを表示部133又はディスプレイ260に表示する。ユーザは、表示内容を見て、第1トレイ6をケーシング3から取り出して用紙有無を確認するまでもなく、第1トレイ6に収容される「A4サイズ」の記録用紙がなくなったことを認識できる。この場合、ユーザは、第1トレイ6に「A4サイズ」の記録用紙を補充してから印刷を行う対応をとると考えられる。複合機1は、第1トレイ6の用紙補充によって用紙サイズエラーが解除されたことを確認すると、印刷を再開する。
このように、例えば、第2トレイ60に記録用紙があって、第1トレイ6に記録用紙がない状態で、第2トレイ60の用紙サイズが、「Letterサイズ」であるという給紙エラーを生じたときに、複合機1は、ユーザが指定した用紙サイズである「A4サイズ」を、第2トレイ60にある「Letterサイズ」にユーザの同意を得ずに勝手に変更して印刷を続行するのではなく、印刷の前後によって、「第2トレイ6の用紙サイズエラー」と「第1トレイ6の用紙なしエラー」を切り換えて表示する。そのため、ユーザは、表示内容に従って対応を適宜選択することが可能であり、当該印刷作業を無駄にしたり、同じ印刷動作を繰り返す必要がない。
また、本実施形態の複合機1によれば、「画像データ」に含まれる受信コマンド「ユーザ開始情報」に基づいて「ページ情報」に「ユーザ印刷開始マーク」242aを付加し、「ユーザ印刷開始マーク」242aの有無によって、1つの「画像データ」に基づいて印刷を開始する前か、開始した後かを判断するので(図8のS5:YES、S6、図10のS43、S51参照。)、1つの「画像データ」を記録用紙に印刷するときに、「用紙サイズエラー」の表示と「用紙なしエラー」の表示を的確に切り替えることができる。
また、「ユーザ開始情報」に基づいて「画像データ」を個別に識別することができ、例えば、同じユーザが連続して入力した複数の「画像データ」を適切に処理することができる。
ここで、印刷開始前に、第1,第2トレイ6,60の何れかに記録用紙がある状態で、「画像データ」の印刷を要求される用紙サイズの記録用紙がない給紙エラーを生じた場合には、ユーザが、記録用紙を希望する用紙サイズの記録用紙に交換する対応や、用紙サイズの相違を気にせずに印刷を続行する対応を取ることが考えられる。そのため、複合機1は、印刷開始前においては、選択したトレイに収容される記録用紙の用紙サイズが「画像データ」の印刷に要求される用紙サイズに一致していない旨の「Tray1の用紙サイズエラー」を表示部133に表示する。一方、印刷開始後に、第1,第2トレイ6,60の何れかに記録用紙がある状態で、「画像データ」の印刷を要求される用紙サイズの記録用紙がない給紙エラーを生じた場合には、一般的に1ジョブの中でトレイと用紙サイズを変更することが少ないと考えられるので、ユーザは、記録用紙がなくなったトレイに、同じ用紙サイズの記録用紙を補充する対応をとると考えられる。そのため、複合機1は、印刷開始後においては、選択したトレイに記録用紙がない旨の指示を表示部133に表示する。このように、本実施形態の複合機1によれば、給紙エラーの内容が同じでも、印刷の前後によって用紙サイズエラーと用紙なしエラーを使い分け、給紙エラーに対する対応をユーザに的確に促すことができる。
また、本実施形態の複合機1は、第1,第2トレイ6,60に収容されている記録用紙の用紙サイズをそれぞれ検出するリミットスイッチ9,90を有するので、第1,第2トレイ6,60に収容されている記録用紙の用紙サイズを自動認識することができ、ユーザが用紙サイズを設定する手間を省くことができる。
また、本実施形態の画像形成システム200は、複合機1が、第1,第2トレイ6,60の少なくとも1つに記録用紙が有る状態で、「画像データ」の印刷に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が第1,第2トレイ6,60に無い不具合を生じた場合に、その不具合が印刷開始前に生じたのであれば、クライアントPC201Aへ「第1の出力」である「用紙サイズエラー」を含む「表示情報」をネットワーク202を介して送信し、クライアントPC201Aのディスプレイ260に「用紙サイズエラー」の表示を行わせる一方、その不具合が印刷開始後に生じたのであれば、クライアントPC201Aへ「第2の出力」である「用紙なしエラー」を含む「表示情報」をネットワーク202を介して送信し、クライアントPC201Aのディスプレイ260に「用紙なしエラー」の表示を行わせる。よって、本実施形態の画像形成システム200によれば、印刷に要求される用紙サイズに一致する記録用紙が第1,第2トレイ6,60に無くなったときに、印刷状況に合わせてエラー表示内容の異なる「表示情報」を複合機1からクライアントPC201Aへ送信し、クライアントPC201のディスプレイ206に特定のトレイについて「用紙サイズエラー」又は「用紙なしエラー」が生じたことを知らせる警告を表示させることにより、複合機1から離れた場所にいるユーザに給紙エラーの内容を知らしめて給紙エラーに対する対応を的確に促し、使い勝手を良くすることができる。
尚、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、色々な応用が可能である。
(1)例えば、上記実施形態では、リミットスイッチ9,90を用いて第1,第2トレイ6,60に収容されている記録用紙の用紙サイズを自動認識したが、複合機1の操作部121により第1,第2トレイ6,60の用紙サイズを手動で設定するようにしてもよい。
(2)例えば、上記実施形態では、用紙サイズエラーの出力と用紙なしエラーの出力を表示部133を介して視覚的に行ったが、表示灯132を用いてエラーの出力を視覚的に行ってもよいし、スピーカ134からブザー音や警告メッセージなどを発生して聴覚的に出力するようにしてもよい。
(3)例えば、上記実施形態では、受信コマンドに含まれる「ユーザ開始情報」に基づいて「画像データ」を識別したが、受信コマンドの最後に設けられた「ユーザ終了情報」に基づいて、或いは、「ユーザ開始情報」と「ユーザ終了情報」に基づいて「画像データ」を識別するようにしてもよい。
(4)例えば、上記実施形態では、記憶容量を確保するために、新しい設定をトレイ選択結果履歴又は用紙サイズ選択結果履歴に追加するときに、直前のトレイ選択結果履歴情報又は用紙サイズ選択結果履歴情報をトレイ選択結果履歴情報記憶手段245又は用紙サイズ選択結果履歴情報記憶手段246から消去するようにしたが、一定量蓄積して記憶できるようにしてもよい。また、上記実施形態では、トレイ選択結果又は用紙サイズ選択結果が直前のものと異なるか否かにかかわらず、印刷を行う毎にトレイ選択結果履歴情報又は用紙サイズ選択結果履歴情報を書き換えるが、トレイ選択結果又は用紙サイズ選択結果が直前のもとの異なる場合にのみトレイ選択結果履歴情報又は用紙サイズ履歴情報を書き換え、トレイ選択結果又は用紙サイズ選択結果が直前のものと変更されない場合には、トレイ選択結果履歴情報又は用紙サイズ選択結果履歴情報を書き換えないようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、複合機1を画像形成装置として使用したが、プリンタ、コピー機、ファクシミリ装置などを画像形成装置として使用してもよい。
本発明の実施の形態に係り、画像形成システムの概略構成図である。 図1に示す複合機の外観斜視図である。 図2に示す複合機の垂直断面図である。 図2に示す複合機の制御ブロック図である。 画像データの一例を示す図であって、(a)は画像データのイメージ図であって、(b)は(a)に示す画像データのデータ構造を示す図である。 画像データのデータ構造の変形例を示す図である。 図1に示すクライアントPCの制御ブロック図である。 図2に示す複合機に格納されている受信コマンド処理プログラムのフロー図である。 図2に示す複合機に格納されている印刷処理プログラムのフロー図である。 図9に示す印刷処理プログラムのフロー図である。 図10に示す印刷処理プログラムを実行したとき(自動指定)における給紙状態と複合機の動作との関係を示す一覧表である。
符号の説明
1 複合機(画像形成装置)
5 画像形成部(画像形成手段)
6,60 トレイ(給紙手段)
9,90 リミットスイッチ(用紙サイズ検出手段)
71,72 光学センサ(用紙有無検出手段)
133 表示部(表示手段)
200 画像形成システム
201 クライアントPC(外部装置)
202 ネットワーク(通信手段)
219 LANI/F(受信手段)
232 印刷処理プログラム(用紙サイズ判断手段、第1出力手段、第2出力手段、画像形成時期判断手段)
260 ディスプレイ(表示手段)

Claims (5)

  1. 異なる用紙サイズの記録用紙を収容可能な複数の給紙手段と、入力された画像データの画像形成に要求される用紙サイズに基づいて前記複数の給紙手段のうち1つから送り出された前記記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置において、
    前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の有無をそれぞれ検出する用紙有無検出手段と、
    前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが、前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致するか否かをそれぞれ判断する用紙サイズ判断手段と、
    記用紙有無検出手段により少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が有り、かつ少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が無いと検出され、前記用紙サイズ判断手段により前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する用紙サイズの記録用紙を収容する給紙手段が無いと判断された場合、
    前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前であれば、前記給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致していない旨の第1の出力を行う第1出力手段と、
    前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始した後であれば、前記給紙手段に前記記録用紙が無い旨の第2の出力を行う第2出力手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載する画像形成装置において、
    前記画像データに対応する画像形成開始情報の有無により、前記1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前か、開始した後かを判断する画像形成時期判断手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する画像形成装置において、
    情報を表示する表示手段を有し、
    前記第1出力手段は、前記第1の出力を前記表示手段に表示するものであり、
    前記第2出力手段は、前記第2の出力を前記表示手段に表示するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載する画像形成装置において、
    前記複数の給紙手段に収容されている前記記録用紙の用紙サイズをそれぞれ検出する用紙サイズ検出手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 異なる用紙サイズの記録用紙を収容可能な複数の給紙手段と、入力された画像データの画像形成に要求される用紙サイズに基づいて前記複数の給紙手段のうち1つから送り出された前記記録用紙に画像を形成する画像形成手段と、を備える画像形成装置に、通信手段を介して外部装置を通信可能に接続した画像形成システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    前記外部装置から前記画像データを受信する受信手段と、
    前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の有無をそれぞれ検出する用紙有無検出手段と、
    前記複数の給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが、前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致するか否かをそれぞれ判断する用紙サイズ判断手段と、
    記用紙有無検出手段により少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が有り、かつ少なくとも1つの給紙手段に前記記録用紙が無いと検出され、前記用紙サイズ判断手段により前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致する用紙サイズの記録用紙を収容する給紙手段が無いと判断された場合、
    前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始する前であれば、前記外部装置に前記給紙手段に収容される前記記録用紙の用紙サイズが前記画像データの画像形成に要求される用紙サイズに一致していない旨の第1の出力を行う第1出力手段と、
    前記画像形成手段が1ジョブ単位の画像データに基づいて画像形成を開始した後であれば、前記外部装置に前記給紙手段に前記記録用紙が無い旨の第2の出力を行う第2出力手段と、を有し、
    前記外部装置は、
    前記画像形成装置から前記通信手段を介して受信した前記第1の出力又は前記第2の出力に従って表示を行う表示手段を有することを特徴とする画像形成システム。
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