JP4486917B2 - 回転角検出センサ及びその故障検出回路 - Google Patents

回転角検出センサ及びその故障検出回路 Download PDF

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Description

本発明は、例えば電動パワーステアリング装置においてステアリングの回転角度の検出を行う回転角検出センサの故障検出回路に係わり、特に即座に故障の発生を検出することが可能であるとともに、回転角度を高精度に検出することができる回転角検出センサ及びその故障検出回路に関する。
自動車用の電動パワーステアリング装置は、装置の故障が自動車事故に直結するものであるから、装置自体は勿論であるが、ステアリングの操舵角を検出する回転角検出センサについても高い信頼性が要求される。したがって、回転角検出センサ自体の故障を検出する故障検出回路の搭載は必須である。
従来、このような自動車用の電動パワーステアリング装置に搭載される回転角検出センサ用の故障検出回路としては、例えば以下の特許文献1などが存在する。
特許文献1に記載された故障検出回路では、第1のブリッジ回路から出力される加算信号Vs1と第2のブリッジ回路から出力される加算信号Vs2とを差動増幅した差信号が、所定の下限側の閾値電圧VTHと所定の上限側の閾値電圧VTLの範囲内にあるか否かを基準に、故障発生の有無の検出を行っている。
特開2005−49097号公報
しかし、上記特許文献1に記載された故障検出回路では、要求される適応環境温度範囲が−40℃〜+125℃(125℃を超える場合もある。)と広範囲に及ぶため、高精度の故障検出が厳しい状態にある。
すなわち、上記故障検出回路では広い温度範囲に亘って故障検出精度を高めるには、前記上限側の閾値電圧VTHと下限側の閾値電圧VTLとの間の幅(ウインドコンパレータの窓の大きさ)を狭くしておく必要がなる。
しかし、あまりウインドコンパレータの窓を狭くし過ぎると、本来故障していないにも拘わらず故障と判断される誤動作が多発する。一方、ウインドコンパレータの窓を広くし過ぎると、故障を即座に発見できないという問題がある。
本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、即座に故障の発生を検出することが可能であるとともに、回転角度を高精度に検出することができる回転角検出センサ及びその故障検出回路を提供することを目的としている。
本発明は、少なくとも、外部環境の変化に応じてインピーダンスが変化する第1の素子と第2の素子とを第1の接続点において直列接続した第1の直列回路と、同じく外部環境の変化に応じてインピーダンスが変化する第3の素子と第4の素子とを第2の接続点において直列接続した第2の直列回路と、
前記第1の接続点から第1の信号を出力させる第1のラインと、前記第2の接続点から第2の信号を出力させる第2のラインと、
前記第1のラインを介して前記第2の素子に第1の微小電流を供給する第1の定電流源と、前記第2のラインを介して前記第4の素子に第2の微小電流を供給する第2の定電流源と、前記第2の素子および前記第4の素子の電位と所定のしきい値電圧とを比較したときに、いずれかの素子の電位が前記所定のしきい値を越えた場合にエラー信号を出力する故障検出部と、を有することを特徴とするものである。
本発明の故障検出回路では、第1の直列回路に接続された前記第1のライン又は第2の接続点に接続された前記第2のラインが切断された場合や、第1の直列回路又は第2の直列回路の一方の素子に故障が発生した場合には、その故障を即座に検出することができる。
上記においては、前記第1の定電流源および第2の定電流源と前記第1のラインおよび前記第2のラインとの間には、一方の定電流源を一方のラインに接続するとともに、他方の定電流源を他方のラインに接続する切換回路が設けられていることを特徴とするものである。
上記手段では、切換回路を駆動することにより、第1の定電流源から第1のラインと第2のラインとに選択的に微小電流を供給することができるとともに、前記第2の定電流源からも第1のラインと第2のラインとに選択的に微小電流を供給することができるため、各ラインに流れる微小電流を平均化することができる。このため、一方の定電流源の微小電流に変動が生じた場合であっても、平均化することによりその影響を小さくすることができる。
例えば、前記切換回路が、前記第1の微小電流を前記前記第1のラインと前記第2のラインに対し選択的に切り換えて供給する第1のスイッチ素子と、前記第2の微小電流を前記第1のラインと前記第2のラインに対し選択的に切り換えて供給する第2のスイッチ素子と、を有するものとして構成することができる。
また上記においては、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とが連動型であり、前記第1のスイッチにおいて前記第1の定電流源と前記第1のラインとが接続されているときには前記第2のスイッチにおいては前記第2の定電流源と前記第2のラインとが接続され、前記第1のスイッチにおいて前記第1の定電流源と前記第2のラインとが接続されているときには前記第2のスイッチにおいては前記第2の定電流源と前記第1のラインとが接続されることを特徴とする。
上記手段では、第1の定電流源と第2の定電流源が同時に同じラインに接続されることがないため、各ラインに流れる微小電流の平均化を維持することができる。
また前記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とが、所定の周波数で駆動されることが好ましい。
上記手段では、前記第1のラインと前記第2のラインに対し第1の微小電流と第2の微小電流を交互に供給することができるため、前記第1のラインと前記第2のラインに流れる微小電流を一致させること(微小電流の時間平均を同じにすること)ができる。
また本発明は、少なくとも、回転軸の回転動作に応じて第1の信号、第2の信号、第3の信号および第4の信号を出力する回転角検出センサと、前記第1の信号と前記第2の信号とを差動増幅した第1の増幅信号および前記第3の信号と前記第4の信号とを差動増幅した第2の増幅信号を生成する差動増幅部と、前記第1の増幅信号および前記第2の増幅信号を第1のデジタル信号および第2のデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記第1及び第2のデジタル信号から前記回転軸の回転角度を算出する角度演算部と、前記第1ないし第4の信号のいずれかの信号が所定のしきい値を越えた場合にエラー信号を出力する故障検出部と、制御部とを有し、
前記回転角検出センサと差動増幅部との間には、前記第1の信号を出力する第1のライン、前記第2の信号を出力する第2のライン、前記第3の信号を出力する第3のラインおよび前記第4の信号を出力する第4のラインが設けられており、
前記故障検出部が、前記第1ないし第4のラインに対し一定の微小電流を供給する第1ないし第4の定電流源と、第1及び第2の定電流源と前記第1及び第2のラインとの間の接続を選択的に切り換える第1の切換回路と、第3及び第4の定電流源と前記第3及び第4のラインとの間の接続を選択的に切り換える第2の切換回路と、前記第1ないし第4のラインの各電位と前記所定のしきい値電圧とを比較し、いずれかの電位が前記所定のしきい値を越えた場合に前記制御部に向けてエラー信号を出力する比較器と、を有すること特徴とするものである。
上記発明では、前記第1ないし第4のラインに所定の微小電流を流したときに発生する電圧としきち電圧とを直接比較することにより、即座に故障の発生を検出することが可能である。また角度検出の際には故障検出用に各ラインに流した電流を相殺することができるため、回転角度を高精度に検出することができる。
本発明では、回転角度センサの故障を即座に検出することができるとともに、回転角度を高精度に検出することができる。
図1は回転角検出センサの構成を示すブロック図、図2は回転角検出センサの内部構造を示す断面図、図3は同じく回転角検出センサの内部構造を示し、図1のA−A線の断面からみた平面図である。
図1に示すように、回転角検出センサは、主として前記第1,第2のブリッジ回路Wb1,Wb2からなるセンサ部10、故障検出部20、差動増幅部12、フィルタ回路13、A/D変換部14、信号調整部15、角度演算部16、マルチプレクサ(MUX)17、メモリ部18および制御部19などを有している。
図2に示すように、前記センサ部10は、ユニットケース2と、ユニットケース2に固定された非磁性材料からなる平板状の支持基板3と、支持基板3の上方に位置するカップ形状の回転部材4とを有している。前記回転部材4の中心には符号O−Oで示される中心線に沿ってユニットケース2の外部方向(図示Z1方向)に延びる回転軸5が固定されており、回転部材4は前記回転軸5を軸として回転自在に支持されている。なお、ステアリングなどの回転体の出力である回転は、図示しない減速機構を介して前記回転軸5に与えられる。
前記回転部材4の内壁には、フェライト等からなる磁石M1,M2が固定されている。前記磁石M1,M2は互いの対向面にN極とS極が分極されて着磁されており、N極とS極を結ぶ方向が径方向である。図2ではN極である磁石M1からS極である磁石M2に向かう磁界Hが点線で図示されており、前記磁界Hは回転部材4の回転とともにその向きを前記中心軸O−O回りに360度の範囲で変えることが可能とされている。
前記支持基板3上には、例えば図3に示すような4つの基板K1,K2,K3,K4が前記中心軸O−Oの周囲に設けられており、各基板上にはそれぞれ2個づつ磁気抵抗効果素子(インピーダンス変換素子)G1ないしG8が設けられている。すなわち、基板K1には磁気抵抗効果素子(第1の素子)G1と磁気抵抗効果素子(第2の素子)G2が、基板K2には磁気抵抗効果素子(第3の素子)G3と磁気抵抗効果素子(第4の素子)G4が形成されている。また基板K3には磁気抵抗効果素子G5,G6が、基板K4には磁気抵抗効果素子G7,G8が設けられている。
前記中心軸O−Oに対し、基板K1と基板K2とが軸対称に設けられ、基板K3と基板K4とが軸対称に設けられている。なお、各磁気抵抗効果素子G1ないしG8に付された矢印は、磁気抵抗効果素子を形成する固定磁性層(図示せず)の磁化の向きeを示している。
前記基板K1,K2,K3,K4は、回転部材4の磁石M1,M2の内側に設けられており、前記回転部材4とともに磁石M1,M2が基板K1,K2,K3,K4の周囲を回転すると、各磁気抵抗効果素子G1ないしG8を形成するフリー磁性層(図示せず)の磁化の向きが、回転する磁石M1,M2間の磁界Hの向きに応じて変化する。
磁気抵抗効果素子G1ないしG8が有するインピーダンス成分のうちの抵抗R1ないしR8は、前記フリー磁性層の磁化の向きが固定磁性層の磁化の向きeと一致するときに減少し、フリー磁性層の磁化の向きが固定磁性層の磁化の向きeと逆であるとき上昇するようになっており、回転角度をθとするとき、θを変数とするsinθ関数またはcosθ関数として得ることができる。
図1に示すように、前記センサ部1の磁気抵抗効果素子G1ないしG8は、2つのホイートストーンブリッジ回路(以下、「ブリッジ回路」という)Wb1,Wb2を構成している。すなわち、第1のブリッジ回路Wb1は、直列接続された磁気抵抗効果素子G1(抵抗R1)と磁気抵抗効果素子G4(抵抗R4)とからなる第1の直列回路と、同じく直列接続された磁気抵抗効果素子G3(抵抗R3)と磁気抵抗効果素子G2(抵抗R2)とからなる第2の直列回路とが並列接続された構成である。同様に第2のブリッジ回路Wb2は、直列接続された磁気抵抗効果素子G5(抵抗R5)と磁気抵抗効果素子G8(抵抗R8)とからなる第1の直列回路と、同じく直列接続された磁気抵抗効果素子G7(抵抗R7)と磁気抵抗効果素子G6(抵抗R6)とからなる第2の直列回路とが並列接続された構成である。
そして、図1に示すように、第1のブリッジ回路Wb1の前記第1の直列回路と前記第2の直列回路では、磁気抵抗効果素子G1(抵抗R1)と磁気抵抗効果素子G3(抵抗R3)の一端が電源Vccに接続され、磁気抵抗効果素子G4(抵抗R4)と磁気抵抗効果素子G2(抵抗R2)の一端がグランドに接地されている。
同様に第2のブリッジ回路Wb2の前記第1の直列回路と前記第2の直列回路では、磁気抵抗効果素子G5(抵抗R5)と磁気抵抗効果素子G7(抵抗R7)の一端が電源Vccに接続され、磁気抵抗効果素子G8(抵抗R8)と磁気抵抗効果素子G6(抵抗R6)の一端がグランドに接地されている。
なお、各磁気抵抗効果素子G1〜G8の他端どうしが直接接続された部分が、前記第1の直列回路と前記第2の直列回路の第1ないし第4の接続点T1,T2,T3およびT4を示している。
この状態で前記センサ部10の回転軸5を図1および図2に示すα1(反時計回り方向)またはα2(時計回り方向)の回転を与えると、前記第1ないし第4の接続点T1,T2,T3,T4から正弦波状または余弦波状の信号が出力される。
ここで、第1の接続点T1から出力される第1の信号を+sinθと規定すると、第2の接続点T2から出力される第2の信号は前記第1の信号+sinθに対し180度異なる−sinθであり、第3の接続点T3から出力される第3の信号は前記第1の信号+sinθに対し90度進み位相となる−cosθ、第4の接続点T4から出力される第4の信号は前記第1の信号+sinθに対し90度遅れ位相となる+cosθである。
前記センサ部10から出力された第1ないし第4の信号+sinθ,−sinθ,−cosθおよび+cosθは、後述する故障検出部20を介して差動増幅部12に送られる。
前記差動増幅部12は差動アンプ12A,12B(図4参照)を有しており、前記第1の信号+sinθと第2の信号−sinθとを差動増幅することによる2倍の振幅を有する第1の増幅信号2sinθと、前記第3の信号+cosθと第4の信号−cosθとを差動増幅することによる2倍の第2の増幅信号2cosθとを生成し、その後段に設けられたフィルタ回路13に向けて出力する。
なお、前記第1のブリッジ回路Wb1の第1の接続点T1と差動アンプ12Aの非反転端子との間は第1のラインL1で結線され、前記第1のブリッジ回路Wb1の第2の接続点T2と差動アンプ12Aの反転端子との間は第2のラインL2で結線され、前記第2のブリッジ回路Wb2の第3の接続点T3と差動アンプ12Bの非反転端子との間は第3のラインL3で結線され、前記第2のブリッジ回路Wb2の第4の接続点T4と差動アンプ12Bの反転端子との間は第4のラインL4で結線されている。
前記フィルタ回路13は、例えば一対のローパスフィルタ(LPF)13A,13Bで形成されている。前記LPF13A,13Bは、それぞれ前記第1の増幅信号2sinθ,第2の増幅信号2cosθに含まれる不要な高周波成分を除去し、純粋なsin成分およびcos成分のみを取り出し、後段に設けられたA/D変換部14に向けてそれぞれ出力する。なお、前記第1の増幅信号2sinθ,第2の増幅信号2cosθに高周波成分が発生しないか、あるいは発生しても無視できるほど小さい場合には前記フィルタ回路13を有しない構成であってもよい。
前記信号調整部15は、個々の部品性能のばらつきなどに起因して発生する両信号(第1の増幅信号2sinθと第2の増幅信号2cosθ)間の振幅誤差(振幅値の差)を一致させるゲイン調整量、および経時変化や温度変化等に基づいて発生するオフセット量を低減させるオフセット調整量、をそれぞれ前記ADC14A,14Bに向けて出力する。前記ゲイン調整量及び前記オフセット調整量は、制御部19からの指令に基づいて決定される。なお、前記ゲイン調整量及び前記オフセット調整量は、あらかじめ前記メモリ部18に書き込まれており、制御部19は必要に応じて読み出される。
前記A/D変換部14は一対のADC(アナログ・デジタル・コンバータ)14A,14Bを有しており、前記ゲイン調整量及び前記オフセット調整量を加味しつつ前記第1の増幅信号2sinθ及び第2の増幅信号2cosθをそれぞれデジタル変換した後の第1のデジタル信号D1及び第2のデジタル信号D2をその後段に設けられた角度演算部16に向けて出力する。
前記角度演算部16では、第1の増幅信号2sinθを変換した第1のデジタル信号D1と第2の増幅信号2cosθを変換した第2のデジタル信号D2とから回転軸5の回転角度であるθが求められ、前記MUX17を介して回転角検出センサの外部に設けられた電動パワーステアリング装置全体の制御を掌握する中央制御装置(図示せず)に送られる。前記中央制御装置は、前記回転角度θのデータ信号やその他のデータ信号(例えば、車速に関するデータ)とから総合的に判断し、最適な大きさの電流量を電動パワーステアリング装置を構成するアシストモータ(図示せず)に与える。これにより、快適な電動パワーステアリング動作が行われる。
図4は本発明の第1の実施の形態としての回転角検出センサの故障検出部を示す回路構成図である。
第1の実施の形態に示す故障検出部20Aは、第1ないし第4の定電流源21,22,23,24および比較器31,32,33および34が設けられている。前記第1の定電流源21は前記第1のラインL1に接続され、前記第2の定電流源22は前記第2のラインL2に接続され、前記第3の定電流源23は前記第3のラインL3に接続され、前記第4の定電流源24は前記第4のラインL4に接続されている。
前記差動アンプ12A,12Bの入力インピーダンスは数100MΩ以上と非常に大きく、第1ないし第4の定電流源21,22,23および24から前記差動アンプ12A,12Bに流れる電流は無視できる。すなわち、故障のない正常な状態では、常に、第1の定電流源21で発生した第1の微小電流I1は前記第1の接続点T1を介して磁気抵抗効果素子G1とG4(抵抗R1とR4)に供給され、第2の定電流源22で発生した第2の微小電流I2は前記第2の接続点T2を介して磁気抵抗効果素子G3とG2(抵抗R3とR2)に供給され、第3の定電流源23が発生した第3の微小電流I3は前記第3の接続点T3を介して磁気抵抗効果素子G7とG6(抵抗R7とR6)に供給され、第4の定電流源24が発生した第4の微小電流I4は前記第4の接続点T4を介して磁気抵抗効果素子G5とG8(抵抗R5とR8)に供給される。
このため、第1の接続点T1には電圧V1=I1・R1・R4/(R1+R4)が発生し、第2の接続点T2には電圧V2=I2・R2・R3/(R2+R3)が発生し、第3の接続点T3には電圧V3=I3・R6・R7/(R6+R7)が発生し、第4の接続点T4には電圧V4=I4・R5・R8/(R5+R8)が発生する。このため、前記第1ないし第4の信号+sinθ,−sinθ,−cosθおよび+cosθには前記電圧V1,V2,V3及びV4がそれぞれ一定のオフセット量として含まれている。ただし、このオフセット量は、前記第1のブリッジ回路Wb1が理想状態(I1=I2、R1=R3及びR2=R4)にあれば差動アンプ12Aにおいて相殺され、前記第2のブリッジ回路Wb2が理想状態(I3=I4、R5=R7及びR6=R8)にあれば差動アンプ12Bにおいて相殺することが可能である。
すなわち、前記第1のブリッジ回路Wb1についていえば、第1の定電流源21と第2の定電流源22が同じ大きさの微小電流を発生させることができ、且つ磁気抵抗効果素子G2の抵抗R2と磁気抵抗効果素子G4の抵抗R4が同じ抵抗値変化、さらに磁気抵抗効果素子G1の抵抗R1と磁気抵抗効果素子G3の抵抗R3が同じ抵抗値変化を示す場合には、前記電圧V1と電圧V2を互いにキャンセルさせることができる(前記第2のブリッジ回路Wb2についても同様)。なお、磁気抵抗効果素子G2の抵抗R2と磁気抵抗効果素子G4の抵抗R4、磁気抵抗効果素子G1の抵抗R1と磁気抵抗効果素子G3の抵抗R3は、信号調整部15におけるオフセット調整量によって同じように変化するように調整されている。
ところで、前記センサ部10を構成する磁気抵抗効果素子G1ないしG8は、前記ユニットケース2内の平板状の支持基板3に固定されており、前記差動アンプ12A,12Bなどは前記支持基板3と異なる別の基板上に設けられている。支持基板3と前記差動アンプ12A,12B等が設けられた基板との間は、前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4とで結線されている。したがって、各ラインに何らかの外力が加わると、前記各ラインが切断されるおそれがある。
前記いずれかのラインが切断されてしまうと、回転角検出センサは正確な回転角度θを検出することができず、電動パワーステアリング装置の制御に重大な影響を与え、最悪事故の原因となる可能性がある。したがって、各ラインが切断されてしまうような故障の発生は、一刻の早く検出して制御部19やその上位の中央制御装置に通知することが必要である。
そこで、制御部19は、常に差動アンプ12A,12Bにおける非反転端子(+端子)及び反転端子(−端子)の電位、すなわち前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4の電圧V1,V2,V3及びV4を所定のサンプリング周期で監視している。
図4に示すように、差動アンプ12A,12Bの非反転端子及び反転端子の近傍には、前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4の電圧を監視するための比較部30を構成する比較器31,32,33および34がそれぞれ接続されている。前記比較器31,32,33および34は、各電圧V1,V2,V3及びV4と所定のしきい値(上限値及び下限値)Vとを各々比較し、前記電圧V1,V2,V3及びV4がしきい値Vの範囲を超えた場合には制御部19に対しエラー信号を通知する。
したがって、前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4のうちのいずれか一つでも切断するような故障が発生した場合には、前記前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4には、正常な状態における電圧とは異なる異常な電圧値が発生して前記しきい値の範囲を超えるため、このような場合には、前記制御部19は前記比較器31,32,33および34からエラー信号を受けることにより、即座に故障の発生を検出できる。
ただし、車内の温度が変化すると、第1ないし第4の定電流源21,22,23および24がその影響を受け、第1ないし第4の微小電流I1,I2,I3およびI4にばらつきが生じ、第1ないし第4の微小電流I1,I2,I3およびI4間に電流差が生じる。このような、電流差は、センサ部10における前記電圧V1,V2,V3及びV4に直接影響を与えるため、前記第1ないし第4の信号+sinθ,−sinθ,−cosθおよび+cosθにそれぞれ異なるオフセット誤差を発生させる。このため、回転角度θの精度が低下するという不具合を発生させる。
そこで、以下においては温度変動による第1ないし第4の定電流源21,22,23および24の影響を受け難くした故障検出部を有する回転角検出センサについて説明する。
図5は本発明の第2の実施の形態としての回転角検出センサの故障検出部を示す回路構成図である。
図5に示す第2の実施の形態は、故障検出部20Bが第1ないし第4の定電流源21,22,23,24および比較器31,32,33,34に加えて、第1,第2の切換回路25A,25Bを有している点で上記第1の実施に形態と相違している。
前記第1の切換回路25Aは第1のスイッチ素子SW1と第2のスイッチ素子SW2を有しており、前記第2の切換回路25Bは第3のスイッチ素子SW3と第4のスイッチ素子SW4を有している。前記第1,第2のスイッチ素子SW1,SW2と前記第3,第4のスイッチ素子SW3,SW4とは、前記制御部19からの命令を受けて、切換動作が行われるようになっている。
前記第1ないし第4のスイッチ素子SW1,SW2,SW3,SW4はそれぞれ1つのコモン端子Tcと2つの切換端子Ta,Tbとを有しており、切換動作により前記コモン端子Tcと切換端子Taとの間又はコモン端子Tcと切換端子Tbとの間が選択的に切り換えられて接続されるようになっている。
前記第1のブリッジ回路Wb1側に設けられた第2のラインL2には共通ラインLC1が接続されている。前記共通ラインLC1の他端は二股に分岐形成され、そのうちの一方は前記第1のスイッチ素子SW1の切換端子Tbに、他端は前記第2のスイッチ素子SW2の切換端子Taに接続されている。そして、前記第1のスイッチ素子SW1の切換端子Taと前記第1のラインL1とが接続され、コモン端子Tcは前記第1の定電流源21に接続されている。また前記第2のスイッチ素子SW2の切換端子Tbと前記第1のラインL1とが接続され、コモン端子Tcが前記第2の定電流源22に接続されている。
同様に、前記第2のブリッジ回路Wb2側の第4のラインL4には共通ラインLC2が接続されている。二股に分岐形成された共通ラインLC2の一方は前記第3のスイッチ素子SW3の切換端子Tbに、他方は前記第4のスイッチ素子SW4の切換端子Taに接続されている。そして、前記第3のスイッチ素子SW3の切換端子Taと前記第3のラインL3とが接続され、コモン端子Tcが前記第3の定電流源23に接続されている。また前記第4のスイッチ素子SW4の切換端子Tbと前記第3のラインL3とが接続され、コモン端子Tcが前記第4の定電流源24に接続されている。
前記第1の切換回路25Aを構成する第1のスイッチ素子SW1と第2のスイッチ素子SW2とは連動型であり、一方の第1のスイッチ素子SW1側にて前記コモン端子Tcが切換端子Taに接続されるときには、他方の第2のスイッチ素子SW2側においてもコモン端子Tcと切換端子Taとの間が接続され、また一方の第1のスイッチ素子SW1側にて前記コモン端子Tcと切換端子Tbとの間が接続されるときには他方の第2のスイッチ素子SW2側においてもコモン端子Tcと切換端子Tbとの間が接続されるようになっている。なお、このような関係は前記第2の切換回路25Bを構成する第3,第4のスイッチ素子SW3,SW4においても同様である。
なお、前記第1ないし第4のスイッチ素子SW1,SW2,SW3およびSW4は、リレーなどで形成することも可能であるが、前記CMOSによる半導体スイッチを用いて形成されていることが好ましい。
前記制御部19は、前記第1の切換回路25Aの第1,第2のスイッチ素子SW1,SW2及び第2の切換回路25Bの第3,第4のスイッチSW3,SW4を所定の周期からなる切換信号を与えることにより、その接続状態を切り換えることができるようになっている。例えば、切換信号がハイ・レベルのときには第1,第2の切換回路25A,25Bにおいてそれぞれ切換端子Taが選択され、切換信号がロー・レベルのときには切換端子Tbが選択されるようになっている。
前記第1の切換回路25Aにおいて切換端子Taが選択されると、前記第1の定電流源21と第1の接続点T1間が接続されるため、第1の接続点T1には電圧V1=I1・R4が発生する。同時に前記第2の定電流源22と第2の接続点T2間が接続されるため、第2の接続点T2には電圧V2=I2・R2が発生する。また第1の切換回路25Aにおいて切換端子Tbに切り換えられると、前記第2の接続点T2には電圧V2’=I1・R2が発生し、前記第1の接続点T1には電圧V1’=I2・R4が発生する。
すなわち、前記第1の接続点T1には前記電圧V1と電圧V1’が、前記第2の接続点T2には前記電圧V2と電圧V2’が、それぞれ前記切換信号の周波数に応じて発生する。ただし、前記切換信号の周波数は第1ないし第4の信号+sinθ,−sinθ,−cosθおよび+cosθの周波数に比較して十分に早い周波数に設定されている。
このため、常に、前記第1の信号+sinθには前記電圧V1およびV1’がオフセット電Voff1として含まれ、前記第2の信号−sinθには前記電圧V2およびV2’がオフセット電圧Voff2として含まれている。
ここで、第1のブリッジ回路Wb1について、前記第1の定電流源21と第2の定電流源22の少なくとも一方が温度変化の影響を受け、その第1の微小電流I1と第2の微小電流I2の間に電流差が発生していた場合を考える。
前記第1のラインL1及び前記第2のラインL2には、第1の定電流源21から出力される第1の微小電流I1と第2の定電流源22から出力される第2の微小電流I2が前記切換信号の周波数の周期で交互に流れ込む。このとき前記第1のラインL1には電圧V1(=I1・R1・R4/(R1+R4))およびV1’(=I2・R1・R4/(R1+R4))が交互にオフセット電圧Voff1として発生し、前記第2のラインL2には電圧V2(=I2・R2・R3/(R2+R3))およびV2’(=I1・R2・R3/(R2+R3))が交互にオフセット電圧Voff2として発生する。
前記第1の信号+sinθには、前記オフセット電圧Voff1が電圧V1と電圧V1’とを平均化した電圧として含まれることになるが、これは前記第1の定電流源21の第1の微小電流I1と前記第2の定電流源22の第2の微小電流I2とを平均化した電流と抵抗値R1・R4/(R1+R4)(=磁気抵抗効果素子G4とG1の並列抵抗値)との電圧降下に相当する。
同様に、前記第2の信号−sinθにも、前記オフセット電圧Voff2が電圧V2と電圧V2’とを平均化した電圧として含まれることになるが、これは前記第1の定電流源21の第1の微小電流I1と前記第2の定電流源22の第2の微小電流I2とを平均化した電流と抵抗値R2・R3/(R2+R3)(=磁気抵抗効果素子G2とG3の並列抵抗値)との電圧降下に相当する。
そして、前記磁気抵抗効果素子G4の抵抗R4と前記磁気抵抗効果素子G2の抵抗R2と、さらに前記磁気抵抗効果素子G1の抵抗R1と前記磁気抵抗効果素子G1の抵抗R1とが同じように抵抗変化を示す理想状態(R2=R4、R1=R3)にあるとすると、オフセット電圧Voff1とオフセット電圧Voff2を一致させることができる(Voff1=オフセット電圧Voff2)。
したがって、このようなオフセット電圧Voff1を含む第1の信号+sinθとオフセット電圧Voff2を含む第2の信号−sinθとを差動アンプ12Aにおいて差動増幅すると、前記オフセット電圧分(Voff1とVoff2)のみを互いに相殺することができる。よって、前記差動アンプ12Aから第1の増幅信号2sinθのみを取り出すことが可能である。
上記の関係は、第2のブリッジ回路Wb2について、すなわち前記第3の定電流源23と第4の定電流源24の少なくとも一方が温度変化の影響を受け、その第3の微小電流I3と第4の微小電流I4との間に電流差が発生していた場合についても同様であり、前記差動アンプ12Bからはオフセット電圧が除去された第2の増幅信号2cosθのみを取り出すことが可能である。
すなわち、前記第1の定電流源21ないし第4の定電流源24の第1の微小電流I1ないし第4の微小電流I4に電流値変動が生じた場合であっても、各微小電流を各ラインに交互に流すようにして平均化し、差動増幅することにより、その影響を受けないようにすることができる。よって、高温環境下においても回転速度θを高精度に検出することが可能となる。
一方、故障検出については、前記第1の切換回路25A及び第2の切換回路25Bを切り換えるたびに、前記比較器31,32,33および34が、差動アンプ12A,12Bの非反転端子及び反転端子の電圧、すなわち前記第1のラインL1、前記第2のラインL2、前記第3のラインL3および前記第4のラインL4の電圧を監視している。
そして、前記比較器31,32,33および34は、各電圧V1,V2,V3及びV4と所定のしきい値(上限値及び下限値)Vとを各々比較し、前記電圧V1,V2,V3及びV4がしきい値Vの範囲を超えた場合には制御部19に対しエラー信号を通知するようにしている。このため、上記第1の実施の形態同様に、前記制御部19は前記比較器31,32,33および34からエラー信号を受けることにより、即座に故障の発生を発見することが可能である。
上記実施の形態では、一定の周期で切換回路を駆動させて定電流源を切り換えるようにしたが、前記切換回路の切り換え動作後直ぐにADCが動作する構成である場合には、ADCがノイズを拾って正しい電圧を取得でないおそれがある。したがって、ADCは前記切換回路の切り換え動作後、所定の時間を経過するまでは動作しないようにするか、あるいはサンプルホールド回路を設けるようにして切換時のノイズを拾わないようにすることが好ましい。
回転角検出センサの構成を示すブロック図、 回転角検出センサの内部構造を示す断面図、 回転角検出センサの内部構造を示し、図2のA−A線の断面からみた平面図、 本発明の第1の実施の形態としての回転角検出センサの故障検出部を示す回路構成図、 本発明の第2の実施の形態としての回転角検出センサの故障検出部を示す回路構成図、
符号の説明
10 センサ部
12 差動増幅部
12A,12B 差動アンプ
13 フィルタ回路
14 A/D変換部
15 信号調整部
16 角度演算部
17 マルチプレクサ(MUX)
19 制御部
20,20A,20B 故障検出部
21 第1の定電流源
22 第2の定電流源
23 第3の定電流源
24 第4の定電流源
25A 第1の切換回路
25B 第2の切換回路
30 比較部
31,32,33,34 比較器
G1〜G8 磁気抵抗効果素子
I1〜I4 第1〜第4の微小電流
L1〜L4 第1〜第4のライン
T1〜T4 第1〜第4の接続点
R1〜R8 磁気抵抗効果素子の抵抗
Wb1 第1のホイートストーンブリッジ回路(ブリッジ回路)
Wb2 第2のホイートストーンブリッジ回路(ブリッジ回路)

Claims (6)

  1. 少なくとも、外部環境の変化に応じてインピーダンスが変化する第1の素子と第2の素子とを第1の接続点において直列接続した第1の直列回路と、同じく外部環境の変化に応じてインピーダンスが変化する第3の素子と第4の素子とを第2の接続点において直列接続した第2の直列回路と、
    前記第1の接続点から第1の信号を出力させる第1のラインと、前記第2の接続点から第2の信号を出力させる第2のラインと、
    前記第1のラインを介して前記第2の素子に第1の微小電流を供給する第1の定電流源と、前記第2のラインを介して前記第4の素子に第2の微小電流を供給する第2の定電流源と、前記第2の素子および前記第4の素子の電位と所定のしきい値電圧とを比較したときに、いずれかの素子の電位が前記所定のしきい値を越えた場合にエラー信号を出力する故障検出部と、を有することを特徴とする故障検出回路。
  2. 前記第1の定電流源および第2の定電流源と前記第1のラインおよび前記第2のラインとの間には、一方の定電流源を一方のラインに接続するとともに、他方の定電流源を他方のラインに接続する切換回路が設けられていることを特徴とする請求項1記載の故障検出回路。
  3. 前記切換回路が、前記第1の微小電流を前記前記第1のラインと前記第2のラインに対し選択的に切り換えて供給する第1のスイッチ素子と、前記第2の微小電流を前記前記第1のラインと前記第2のラインに対し選択的に切り換えて供給する第2のスイッチ素子と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の故障検出回路。
  4. 第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とが連動型であり、前記第1のスイッチにおいて前記第1の定電流源と前記第1のラインとが接続されているときには前記第2のスイッチにおいては前記第2の定電流源と前記第2のラインとが接続され、前記第1のスイッチにおいて前記第1の定電流源と前記第2のラインとが接続されているときには前記第2のスイッチにおいては前記第2の定電流源と前記第1のラインとが接続されることを特徴とする請求項3記載の故障検出回路。
  5. 前記第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とが、所定の周波数で駆動されることを特徴とする請求項3又は4記載の故障検出回路。
  6. 少なくとも、回転軸の回転動作に応じて第1の信号、第2の信号、第3の信号および第4の信号を出力する回転角検出センサと、前記第1の信号と前記第2の信号とを差動増幅した第1の増幅信号および前記第3の信号と前記第4の信号とを差動増幅した第2の増幅信号を生成する差動増幅部と、前記第1の増幅信号および前記第2の増幅信号を第1のデジタル信号および第2のデジタル信号に変換するA/D変換部と、前記第1及び第2のデジタル信号から前記回転軸の回転角度を算出する角度演算部と、前記第1ないし第4の信号のいずれかの信号が所定のしきい値を越えた場合にエラー信号を出力する故障検出部と、制御部とを有し、
    前記回転角検出センサと差動増幅部との間には、前記第1の信号を出力する第1のライン、前記第2の信号を出力する第2のライン、前記第3の信号を出力する第3のラインおよび前記第4の信号を出力する第4のラインが設けられており、
    前記故障検出部が、前記第1ないし第4のラインに対し一定の微小電流を供給する第1ないし第4の定電流源と、第1及び第2の定電流源と前記第1及び第2のラインとの間の接続を選択的に切り換える第1の切換回路と、第3及び第4の定電流源と前記第3及び第4のラインとの間の接続を選択的に切り換える第2の切換回路と、前記第1ないし第4のラインの各電位と前記所定のしきい値電圧とを比較し、いずれかの電位が前記所定のしきい値を越えた場合に前記制御部に向けてエラー信号を出力する比較器と、を有すること特徴とする回転角検出センサ用の故障検出回路。
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