JP4486640B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、稼動する要素のアレイ基板の製造方法に関し、特に、薄膜トランジスタの製造方法に関するものである。
ディスプレイ装置の需要と研究が進んできている。CRT(陰極線管)ディスプレイは、表示品質に優れていることからディスプレイ装置の主流である。しかし、ディスプレイ装置の傾向として、軽く、コンパクトで、低い電力消費、低放射線を志向しているが、CRTディスプレイは必要条件を満たさない。したがって、TFT−LCD(薄膜トランジスタ−液晶ディスプレイ(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display))ディスプレイの役割は、現在重要となっている。
TFT−LCDディスプレイは、LCDパネルとバックライトモジュールから作られる。LCDパネルは、その間ではさまれるTFTアレイ基板、カラーフィカラーフィルタ晶層によってつくられる。バックライトモジュールは、表示用光源をLCDパネルに提供する。
図1A〜4Aは、従来のTFTアレイ基板と図の上面図を示す。図1B〜4Bは、図1A〜4Aの線I−I’に沿った断面図を示す。
図1Aと1Bを参照すると、数千オングストロームの厚みがある第1の金属層が、基板110の上にスパッタリング処理によって形成される。走査線122、走査パッド124、共通の線132、共通のパッド134を形成するために、第1のマスクプロセスを第1の金属層の上で実行する。走査線122の各々の一端は、走査パッド124のうちの1つに電気的に接続している。そして、共通の線132の各々の一端は共通のパッド134のうちの1つに電気的に接続している。
図2Aと2Bを参照すると、誘電体層、半導体層、接触抵抗層が、基板110の上に順番に形成される。それぞれ、誘電体層、半導体層と接触抵抗層はSiNx、a−Si(アモルファスシリコン)とn−Siでできている。接触金属層は、スパッタリングによって、接触抵抗層の上に形成される。形成された構造上で第2のマスクプロセスを実行し、パターン化された誘電体層142、パターン化された半導体層144、パターン化された接触抵抗層146、パターン化された接触金属層148を、順番に形成する。パターン化された誘電体層142、パターン化された半導体層144、パターン化された接触抵抗層146、パターン化された接触金属層148は、共通の線132と走査線122の一部を覆うことにより歩留まりを改善する。言い換えると、形成された構造を、完全にエッチングするかまたはオーバーエッチングすることにより、他の領域では、パターン化された誘電体層142、パターン化された半導体層144、パターン化された接触抵抗層146、パターン化された接触金属層148を除去する。したがって、露出した共通パッド134、走査パッド124、走査線の一部は、軽く損傷する(エッチングされる)場合があり、たとえば図2Bの領域A1とB1のようになる。領域A1のワイヤは露出し、走査線の一部は領域B1で露出する。
図3Aと3Bを参照する。透明な導電層と第2の金属層は、基板110の上に順番に配列される。それから、第3のマスクプロセスを実行し、パターン化された透明な導電層152とパターン化された第2の金属層154を形成する。パターン化された透明な導電層152とパターン化された第2の金属層154を画定し、データライン162、データパッド164、ソース/ドレイン電極172とピクセル電極174を形成する。データライン162の各々のうちの1つは、データパッド164のうちの1つに、電気的に接続している。チャンネルエッチングでは、走査線122の一部が(たとえば、領域A1とB1で)露出するので、走査線122の厚みは一部減少し、したがって、その抵抗はより高くなるか、もしくは破損する場合もある。歩留まりは、悪影響を受ける。
図4Aと4Bを参照する。不動態化層182は、基板110の上に形成される。不動態化層182は、SiNxでできている。第4のマスクプロセスを実行し、第1の開口部124a、第2の開口部164a、第3の開口部134aを形成する。走査パッド124の上のパターン化された透明な導電層152は、第1の開口部124aによって露出する。データパッド164の上のパターン化された透明な導電層152は、第2の開口部164aによって露出する。共通のパッド134の上のパターン化された透明な導電層152は、第3の開口部134aによって露出する。ピクセル電極174のパターン化された第2の金属層154は全て除去され、ピクセル電極174のパターン化された透明な導電層152を露出させる。以上によって、従来のTFTアレイ基板は、ほとんど作られる。
4ラウンドのマスクプロセスを採用していることから、および歩留まり改善のために、予め定められた領域の外側にある、パターン化された誘電体層142、パターン化された半導体層144、パターン化された接触抵抗層146、パターン化された接触金属層148を、全て除去しなければならない。露出した共通パッド134と走査線122の一部(たとえば、図2Aと2Bの領域A1とB1)は、わずかに損傷させても良い。また、第3のマスクプロセスでは、露出した走査線122は、その厚みを減らすためにさらに損害させてもよく、(たとえば、図3Aと3Bの領域A1とB1で)破壊させる場合もある。
ピクセル電極174とデータライン164の間の距離を維持することにより、その間のショートを防ぐ。これにより、開口率を下げる。
本発明は、走査線を損傷から防ぐTFTアレイ基板を備えた薄膜トランジスタの製造方法の提供を目的とする。また、本発明は、開口率を改善するTFTアレイ基板を備えた薄膜トランジスタの製造方法の提供を目的とする。
本発明は、TFTアレイ基板を備えた薄膜トランジスタの製造方法を提供する。この方法では、基板上に複数の走査線をつくる。基板の上に順番にパターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成することにより、走査線の一部を覆う。基板の上に、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層を順番に形成する。パターン化された透明な導電層および前記パターン化された金属層は、複数のデータライン、複数のソース/ドレイン電極、複数のピクセル電極、複数のエッチング保護層を画定するために用いられる。エッチング保護層は、前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層とによって露出する走査線を覆って、該走査線に電気的に並列に接続される。基板の上に、不動態化層を形成する。ピクセル電極上の前記不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くことにより、前記ピクセル電極の前記パターン化された透明な導電層を露出させる。エッチング保護層とデータラインの間で走査線の上にパターン化された半導体層を取り除くことにより、前記走査線の上でパターン化された誘電体層を露出させる。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、複数の走査パッドを形成することを含む。そして、走査線の各々の一端は、走査パッドのうちの1つに電気的に接続している。走査パッドの一部は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層の形成の後、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出する。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出する走査パッドを覆う。
本発明の1つの実施形態では、ピクセル電極上の不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、走査パッド上のパターン化された金属層を除去することにより、走査パッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層は、さらに複数のデータパッドを画定するのに用いられ、データラインの各々の一端は、データパッドのうちの1つに電気的に接続される。
本発明の1つの実施形態では、不動態化層を形成するステップでは、不動態化層は、前記データパッドを覆い、ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、データパッド上のパターン化された金属層を除去することにより、データパッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、複数の共通のパッドと複数の共通のパッドにそれぞれ電気的に接続される複数の共通の線とをつくるステップを含み、共通の線は、走査線に平行であり、共通のパッドと走査線は、基板の上に交互に配置される。
本発明の1つの実施形態では、共通の線の各々は、側部から延びている複数の枝を有し、ピクセル電極のパターン化された透明な導電層は、枝と部分的に重なる。
本発明の1つの実施形態では、前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層を形成するステップは、前記ピクセル電極内部に、複数のスリットを形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触抵抗層をパターン化された半導体層の上に形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触金属層をパターン化された接触抵抗層の上に形成することを更に含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線の各々は、複数のゲート領域を含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、走査線にそれぞれ電気的に接続している複数のゲートを形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、不動態化層を形成するステップの後、不動態化層を取り除くステップの前に、不動態化層の上に不透明な材料層を形成し、不透明な材料層をパターン化して不透明な層を形成する。
本発明は、TFTアレイ基板を備えた薄膜トランジスタの製造方法を提供する。この方法では、基板上に複数の走査線をつくる。基板の上に順番にパターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成することにより、走査線を覆う。基板の上に、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層を順番に形成する。パターン化された透明な導電層および前記パターン化された金属層は、複数のデータライン、複数のソース/ドレイン電極、複数のピクセル電極を画定するために用いられる。走査線上にある前記パターン化された半導体層の一部は、前記パターン化された透明導電層とパターン化された金属層とによって露出される。基板の上に、不動態化層を形成する。ピクセル電極上の前記不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くことにより、ピクセル電極のパターン化された透明な導電層を露出させる。パターン化された透明導電層およびパターン化された金属層によって露出された走査線の上のパターン化された半導体層を取り除くことにより、走査線の上でパターン化された誘電体層を露出させる。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、複数の走査パッドを形成することを含む。そして、走査線の各々の一端は、走査パッドのうちの1つに電気的に接続している。走査パッドの一部は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層の形成の後、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出する。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出する走査パッドを覆う。
本発明の1つの実施形態では、ピクセル電極上の不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、走査パッド上のパターン化された金属層を除去することにより、走査パッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層は、さらに複数のデータパッドを画定するのに用いられ、データラインの各々の一端は、データパッドのうちの1つに電気的に接続される。
本発明の1つの実施形態では、不動態化層を形成するステップでは、不動態化層は、前記データパッドを覆い、ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、データパッド上のパターン化された金属層を除去することにより、データパッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、複数の共通のパッドと複数の共通のパッドにそれぞれ電気的に接続される複数の共通の線とをつくるステップを含み、共通の線は、走査線に平行であり、共通のパッドと走査線は、基板の上に交互に配置される。
本発明の1つの実施形態では、共通の線の各々は、側部から延びている複数の枝を有し、ピクセル電極のパターン化された透明な導電層は、枝と部分的に重なる。
本発明の1つの実施形態では、前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層を形成するステップは、前記ピクセル電極内部に、複数のスリットを形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触抵抗層をパターン化された半導体層の上に形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触金属層をパターン化された接触抵抗層の上に形成することを更に含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線の各々は、複数のゲート領域を含む。
本発明の1つの実施形態では、走査線をつくるステップは、走査線にそれぞれ電気的に接続している複数のゲートを形成することを含む。
本発明の1つの実施形態では、不動態化層を形成するステップの後、不動態化層を取り除くステップの前に、不動態化層の上に不透明な材料層を形成し、不透明な材料層をパターン化して不透明な層を形成する。
この実施形態ではデータラインを形成する発明、半導体、接触抵抗層または金属層、またはその組合せを用い、露出した走査線を保護する。したがって、走査線への損傷は減る。枝を有する共通の線は、TFTアレイ基板の側部のためのシールド層として本実施形態に適用可能であり、開口率を上げる。他方、パターニングプロセスを、不透明な材料層、不動態化層とパターン化された金属層の上で実行することにより、ピクセル電極のパターン化された透明な導電層を露出し、後続のプロセスにおいて取り除かれない不透明な層を形成する。したがって、本実施形態で提供されるTFTアレイ基板は、不透明な層を有するカラーフィルター基板で使うことができる、それにより、開口率は改善される。
ここで、本発明にかかる本実施形態について詳細に参照する。そして、本発明の例は添付の図面の中で説明する。可能な限り、同一の参照番号を図面と説明で使用し、同一または同様の部分を参照する。
従来のTFTアレイ基板を備えた薄膜トランジスタの製造方法では、第2のマスクプロセスの後、走査線の一部を露出する。露出した走査線は損傷を受け、その厚みは以下のマスクプロセスにおいて減らされる。更に好ましくないこととして、露出した走査線は破損する場合もある。この実施の形態では、露出した走査線は、データラインまたはその組合せをつくっている半導体層、接触抵抗層、透明な導電層、金属層によって保護されている。この実施形態では、開口率を改善するために、上述のまっすぐな共通の線を、H形の共通の線に置き換える。
(第1の実施形態)
この実施の形態では、データラインを形成する半導体層、接触抵抗層、透明な導電層、金属層が、露出した走査線を保護するために使われる。第1の実施形態にかかる製造方法によって作られるTFTアレイ基板は、Twisted Nematic液晶ディスプレイ(TN−LCD)に適している。蓄積コンデンサは共通の線の上とするが、第1の実施形態はこれに限らない。たとえば、蓄積コンデンサをゲートの上としてもよい。第1の実施形態において、TFTのゲートは走査線の上にある。第1の実施形態は、TFTのタイプまたは構成に限ったものではない。たとえば、ゲートと走査線は、同時に形成され、互いに結合する。
図5A〜8Aは、発明の第1の実施形態にかかるTFTアレイ基板の上面図を示す。図5B〜8Bは、図5A〜8Aの線II−II’に沿った断面図を示す。図5C〜8Cは、図5A〜8Aの線III−III’に沿った断面図を示す。
図5A、5B、5Cを参照すると、基板210が与えられる。基板210はたとえば、ガラス基板、クォーツ基板、または他の透明な材料でできている基板である。
数千オングストロームの厚みを持つ第1の金属層を、スパッタリング処理によって基板210の上で形成する。第1の金属層は、アルミニウム(Al)の一つの層、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、銅(Cu)、Al合金、Cu合金、またはその窒化物としてもよい。あるいは、第1の金属層は、前述の一つの層の組合せを含んで構成される多重層としてもよい。第1のマスクプロセスを第1の金属層の上で実行し、走査線222、走査パッド224、共通の線232と共通のパッド234を形成する。走査線222の各々の一端は走査パッド224のうちの1つに電気的に接続し、共通の線232の各々の一端は共通のパッド234のうちの1つに電気的に接続している。共通の線と走査線は、基板210上に平行で交互に配置されている。共通の線232の各々は、端が外へ広がっている枝232aを持つ。開口率を改善するために、TFTアレイ基板のシールド層として、共通の線232の枝232aが使われる。枝232aは共通の線232に選択的に設けられ、第2の実施形態の共通の線232は、第1の実施形態において適用可能である。
図6A、6B、6Cを参照する。誘電体層と半導体層は、化学蒸着堆積(CVD)過程によって、基板210の上に順番に形成される。誘電体層と半導体層はそれぞれ、SiNxとa−Siでできている。半導体層と他の層(たとえばピクセル電極)との接触抵抗を増やすために、接触抵抗層と接触金属層は、半導体層の上に順番に形成される。あるいは、接触抵抗層だけを半導体層の上に形成する。この実施の形態では、接触抵抗層と接触金属層は、選択的に設けられる。接触抵抗層は、n-Siでできている。接触抵抗層は、CVD過程によって形成される。接触金属層は、スパッタリング処理によって形成され、前述の一つの層の組合せを含むアルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、Al合金、Cu合金または多重層でできている一つの層を含む。
形成された構造上で第2のマスクプロセスを実行し、順番にパターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248を形成する。これらの層は、共通の線232と走査線222(たとえば領域A2とB2にある層であり、領域A2の内側のワイヤ)の一部を覆う。これらの層242〜248は、走査パッド224の一部と共通のパッド234の一部を露出させるための、複数の第1の開口部224aと複数の第3の開口部234aを有する。走査線222(たとえば領域B2の間の走査線222)の一部を露出させるために、他の領域の上にある、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248は、全て除去されなければならない。走査線222への損傷を減らすために、走査線222のための選択性が高いエッチングプロセスを適用する。
この実施の形態では、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248が、走査パッド224の一部と共通のパッド234の一部を覆う。あるいは、層242〜248は、走査パッド224と共通のパッド234を完全に露出させてもよい。
図7A、7B、7Cを参照すると、透明な導電層と第2の金属層は、基板210の上に順番に配置される。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254が、第3のマスク過程によって形成される。パターン化された透明な導電層252は、これに限定するものではないが例として次のものとすることができる。すなわち、インジウム酸化スズ(ITO)、インジウム酸化亜鉛(IZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(ZAO)、インジウムスズ酸化亜鉛(ITZO)、または他の透明な金属酸化物が挙げられる。パターン化された第2の金属層254は、単一の層の、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、銅(Cu)、Al合金、Cu合金、前述の一つの層の組合せを含む多重層、のいずれかを含む。
パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254により、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272、ピクセル電極274とエッチング保護層276を画定する。データライン262の一端は、データパッド264のうちの1つに電気的に接続している。エッチング保護層276は、パターン化された誘電体層242とパターン化された半導体層244によって露出する走査線222を、覆って電気的に結合する。ピクセル電極274は、共通の線232の枝232aの一部と重なる。この実施の形態では、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、走査パッド224を覆う。走査パッド224は、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248によって露出される。あるいは、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、走査パッド224を覆わなくても良い。
エッチング保護層276は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254を含むが、パターン化された誘電体層242とパターン化された半導体層244によって露出する走査線222を覆うので、エッチング保護層276は以下のエッチングプロセスにおいて走査線222を保護する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254はともに導電し、エッチング保護層276が走査線222に接触するので、エッチング保護層276は走査線222に電気的に並列に接続される。エッチング保護層276と走査線222の間で電気的に並列に接続されているので、走査線222の抵抗は、RC遅延を減らすために減らされる。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出する他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあるが、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部が露出される。
図8A、8B、8Cを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。不動態化層282は、SiNxでできている。第4のマスクプロセスを実行し、ピクセル電極274上の不動態化層282とパターン化された第2の金属層254を除去することにより、ピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出させる。エッチング保護層276とデータライン262との間の、走査線222上のパターン化された半導体層244を除去し、(領域A2とB2の)走査線222上にパターン化された誘電体層242を露出させる。データライン262の各々は相互に電気的に絶縁される。第1の実施形態にかかるTFTアレイ基板はここで大方完了する。
第1の実施形態において、第2の開口部264aを不動態化層282とパターン化された第2の金属層254に形成し、データパッド264の一部を露出させる。走査パッド224と共通のパッド234の上の、不動態化層282とパターン化された第2の金属層254は、全て除去される。
(第2の実施形態)
第1の実施形態と同様に、第2の実施形態において、半導体、接触抵抗層、透明な導電層、金属層を用いて、露出した走査線を保護する。第2の実施形態にかかる方法によって作られるTFTアレイ基板は、Vertically_Alignment_LCD(VA−LCD)に適している。蓄積コンデンサは、共通の線上またはゲートの、どちらの上においてもよい。第2の実施形態においてTFTのゲートは、走査線上にある。第2の実施形態は、これに限らない。たとえば、ゲートと走査線は、同時に形成して相互に電気的に接続される。
図9A〜12Aは、本発明にかかる第2の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。図9B〜12Bは、図9A〜12Aの線II−II’に沿った断面図を示す。
図9Aと9Bを参照すると、基板210が与えられる。走査線222、走査パッド224、共通の線232、共通のパッド234が、基板210の上に形成される。第2の実施形態と第1の実施形態の違いは、第2の実施形態の共通の線232が少しの枝も含まないという点である。しかし、第1の実施形態の枝232aを有する共通の線232は、第2の実施形態においても適用される。
図10Aと10Bを参照すると、第2の実施形態の第2のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似している。パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248は、基板210の上に順番に形成される。層242〜248は、共通の線232と走査線222(たとえば、ワイヤが領域A2にある場合の、領域A2とB2にある層)の一部を覆う。
図11Aと11Bを参照すると、第2の実施形態の第3のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似し、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254を形成する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272、ピクセル電極274、エッチング保護層276を画定する。違いは、スリット274aがピクセル電極274にあり、スリット274aは基板210の一部の表面を露出させる、という点である。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出される他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあり、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部が露出する。
図12Aと12Bを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。不動態化層282は、SiNxでできている。第2の実施形態の第4のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似し、ある領域で不動態化層282とパターン化された第2の金属層254を除去することにより、ピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出させている。走査線222の一部の上のパターン化された半導体層244も除去し、領域A2とB2で示すように、パターン化された誘電体層242を露出させる。ここで第2の実施形態にかかるTFTアレイ基板は、ほとんど完了する。
(第3の実施形態)
第3の実施形態において、半導体層と接触抵抗層を使用し、露出した走査線を保護する。第3の実施形態にかかる方法によって作られるTFTアレイ基板は、TN−LCDに適している。蓄積コンデンサは共通の線上にあるが、第3の実施形態はこの形に限らない。たとえば、蓄積コンデンサをゲートとしてもよい。第3の実施形態において、TFTのゲートは走査線上にある。第3の実施形態は、TFTのタイプまたは構成に限らない。たとえば、ゲートと走査線は同時に形成し、相互に結合される。
図13A〜16Aは、本発明にかかる第3の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。図で13B〜16Bは、図13A〜16Aの線II−II’に沿った断面図を示す。図13C〜16Cは、図13A〜16Aの線III−III’に沿った断面図を示す。
図13A、13B、13Cを参照すると、第3の実施形態の第1のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似している。走査線222、走査パッド224、共通の線232と共通のパッド234は、基板210の上に形成される。第2の実施形態の直線タイプの共通の線232は、第3の実施形態にも適用できる。
図14A、14B、14Cを参照すると、第3の実施形態の第2のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似している。パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246とパターン化された接触金属層248は、基板210の上に順番に形成される。第1の実施形態と第3の実施形態の違いは、層242〜248が共通の線232と走査線222の全体を覆う点である。パターン化された接触抵抗層246とパターン化された接触金属層248の形成は、選択的に設けられる。
図15A、15B、15Cを参照すると、第3の実施形態の第3のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似し、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254を形成する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272とピクセル電極274を画定する。第1の実施形態と第3の実施形態の違いは、エッチング保護層276は作られない点である。また、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、走査線222(たとえば領域A2とB2)の上に、一部のパターン化された半導体層244を露出させる。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出する他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあって、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部は、露出する。
図16A、16B、16Cを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。不動態化層282は、SiNxでできている。第3の実施形態の第4のマスクプロセスは、第1の実施形態の場合と類似し、若干の領域で不動態化層282とパターン化された第2の金属層254を除去することにより、ピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出させる。領域A2とB2で示すように、走査線222の一部の上のパターン化された半導体層244も、パターン化された誘電体層242を露出させるために除去される。第3の実施形態にかかるTFTアレイ基板は、ほとんど完了する。
(第4の実施形態)
第4の実施形態において、半導体層と接触抵抗層が露出した走査線を保護するために使われ、開口率を上げるために、ピクセル電極は走査線上の半導体層を覆う。第4の実施形態によって作られるTFTアレイ基板は、TN−LCDに適している。蓄積コンデンサは、共通の線上にある。第4の実施形態において、TFTのゲートは走査線上にある。第4の実施形態は、TFTのタイプまたは構成に限られない。たとえば、ゲートと走査線は、同時に形成され、互いに結合する。
図17A〜20Aは、本発明にかかる第4の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。図で17B〜20Bは、図17A〜20Aの線II−II’に沿った断面図を示す。図で17C〜20Cは、図17A〜20Aの線III−III’に沿った断面図を示す。
図17A、17B、17Cを参照すると、第4の実施形態の第1のマスクプロセスは、第3の実施形態の場合と類似している。走査線222、走査パッド224、共通の線232と共通のパッド234は、基板210の上に形成される。第2の実施形態の直線タイプの共通の線232は、第4の実施形態にも適用できる。
図18A、18B、18Cを参照すると、第4の実施形態の第2のマスクプロセスは、第3の実施形態の場合と類似している。パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248は、基板210の上に順番に形成される。層242〜248は、共通の線232と走査線222の全体を覆う。
図19A、19B、19Cを参照すると、第4の実施形態の第3のマスクプロセスは、第3の実施形態の場合と類似し、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254を形成する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272、ピクセル電極274を画定する。第4の実施形態と第3の実施形態の違いは、第4の実施形態のピクセル電極274が走査線222の一部を覆い(領域C1で示す)、ピクセル電極274が走査線222の上に多重層の上に積み重なる点である(たとえばパターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248)。また、ピクセル電極274が走査線222の一部を覆うので、開口率はさらに改善される。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出する他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあり、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部は、露出する。
図20A、20B、20Cを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。不動態化層282は、SiNxでできている。第4の実施形態の第4のマスクプロセスは、第3の実施形態の場合と類似するが、ある領域で不動態化層282とパターン化された第2の金属層254を除去することにより、ピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出させる点である。領域A2とB2で示すように、走査線222の一部の上のパターン化された半導体層244も除去し、パターン化された誘電体層242を露出する。第4の実施形態にかかるTFTアレイ基板は、ほぼ完了する。
(第5の実施形態)
第5の実施形態において、半導体層と接触抵抗層を使用して露出した走査線を保護し、開口率を上げるために、ピクセル電極は走査線上の半導体層を覆う。第5の実施形態にかかる方法によって作られるTFTアレイ基板は、TN−LCDに適している。蓄積コンデンサはゲート上にある。第5の実施形態において、TFTのゲートは走査線上にある。第5の実施形態は、TFTのタイプまたは構成に限られない。たとえば、ゲートと走査線は、同時に形成され、互いに結合する。
図21A〜24Aは、本発明にかかる第5の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。図で21B〜24Bは、図21A〜24Aの線II−II’に沿った断面図を示す。
図21Aと21Bを参照する。第5の実施形態の第1のマスクプロセスは、第4の実施形態の場合と類似している。走査線222と走査パッド224は基板210の上に形成される。しかし、第5の実施形態と第4の実施形態の違いは、第4の実施形態において形成される共通の線232と共通のパッド234が、第5の実施形態において形成されないという点である。
図22Aと22Bを参照すると、第5の実施形態の第2のマスクプロセスは、第4の実施形態の場合と類似している。パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248は、基板210の上に順番に形成される。層242〜248は、走査線222の全体を覆う。
図23Aと23Bを参照すると、第5の実施形態の第3のマスクプロセスは、第4の実施形態の場合と類似し、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254を形成する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272とピクセル電極274を画定する。第4の実施形態と同様で、第5の実施形態のピクセル電極274は、走査線222の一部を覆い(領域C1で示す)、ピクセル電極274は走査線222上の多重層の上に積み重なる(たとえば、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248)。また、ピクセル電極274が走査線222の一部を覆うので、領域C1はゲートの上の蓄積コンデンサとして画定される。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出する他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあり、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部は露出する。
図24Aと24Bを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。不動態化層282は、SiNxでできている。第5の実施形態の第4のマスクプロセスは、第4の実施形態の場合と類似し、ある領域で不動態化層282とパターン化された第2の金属層254を除去することで、ピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出させている。領域A2とB2で示すように、走査線222の一部の上のパターン化された半導体層244も、パターン化された誘電体層242を露出させるために除去される。第5の実施形態にかかるTFTアレイ基板はほとんど完了する。
第6の実施形態
この実施形態は、第1の実施形態と類似している。違いは、その間で、不透明な層がこの実施形態において不動態化層の上に形成される点である。それによって、開口率を改善するために、この実施形態によって提供されるTFTアレイ基板を、不透明な層がないカラーフィルター基板とともに使用することができる。さらに、第6の実施形態にかかる製造方法によって作られるTFTアレイ基板は、Twisted Nematic液晶ディスプレイ(TN−LCD)に適している。蓄積コンデンサは共通の線上にあるが、第6の実施形態はこれに限られない。たとえば、蓄積コンデンサをゲート上にあるとしてもよい。第6の実施形態において、TFTのゲートは走査線上にある。しかし、TFTのタイプまたは構成は、第6の実施形態に限らない。たとえばゲートと走査線は、同時に形成され、互いに電気的に接続している。
図25A〜28Aは、本発明にかかる第6の実施形態のTFTアレイ基板を示す上面図である。図で25B〜28Bは、図25A〜28Aの線II−II’に沿った断面図を示す。図で25C〜28Cは、図25A〜28Aの線III−III’に沿った断面図を示す。
図25A、25B、25Cを参照すると、基板210が与えられる。基板210は、たとえば、他の透明な材料でできているガラス基板、クォーツ基板または基板である。
数千オングストロームの厚みを持つ第1の金属層は、スパッタリングによって、基板210の上で形成される。最初の金属は、アルミニウム(Al)の一つの層、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、銅(Cu)、Al合金、Cu合金、またはその窒化物としてもよい。あるいは、第1の金属層は、前述の一つの層の組合せを含んだ多重層としてもよい。第1のマスクプロセスを第1の金属層上で実行し、走査線222、走査パッド224、共通の線232、共通のパッド234を形成する。走査線222の各々の一端は、走査パッド224のうちの1つに電気的に接続され、共通の線232の各々の一端は、共通のパッド234のうちの1つに電気的に接続される。共通の線232と走査線222は、平行で、基板210の上に交替に変位する。共通の線232の各々は、端が外へ広がっている枝232aを持つ。開口率を改善するために、TFTアレイ基板のシールド層として、共通の線232の枝232aが使われる。枝232aは共通の線232に選択的に設けられ、他のタイプの共通の線232は、第6の実施形態において適用できる。
図26A、26B、26Cを参照すると、誘電体層と半導体層は、化学蒸着堆積(CVD)過程によって、基板210の上に順番に形成される。それぞれ、誘電体層と半導体層はSiNxとa−Siでできている。半導体層と他の層(たとえばピクセル電極)との接触抵抗を増やすために、接触抵抗層と接触金属層は、半導体層の上に順番に形成される。あるいは、接触抵抗層だけを、半導体層の上に形成する。この実施の形態では、接触抵抗層と接触金属層は、選択的に設けられる。接触抵抗層は、n-Siでできている。接触抵抗層は、CVDによって形成される。接触金属層はスパッタリングによって形成され、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、Al合金、Cu合金、または前述の単一層の組合せを含む多重層からなる一つの層を含む。
第2のマスクプロセスは、形成された構造上で実行され、順番にパターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248を形成する。これらの層は、共通の線232と走査線222(たとえば、領域A1とB1にある線であり、領域A1の内側の配線)の一部を覆う。これらの層242〜248は、走査パッド224の一部と共通のパッド234の一部を露出させるための、複数の第1の開口部224aと複数の第3の開口部234aを有する。他の領域の中にある、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248は、走査線222(たとえば領域B1の間の走査線122)の一部を露出させるために、全て除去されなければならない。走査線222への損傷を減らすために、選択性の高い走査線222のエッチングプロセスが適用される。
この実施の形態では、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248が、走査パッド224の一部と共通のパッド234の一部を覆う。あるいは、層242〜248が、走査パッド224と共通のパッド234を完全に露出させることもできる。
図27A、27B、27Cを参照すると、透明な導電層と第2の金属層が、基板210の上に順番に形成される。第3のマスクプロセスが実行され、ある領域で透明な導電層、第2の金属層、パターン化された接触抵抗層246とパターン化された接触金属層248を除去し、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254を形成する。パターン化された透明な導電層252は、例であって限定するものではないが、インジウム酸化スズ(ITO)、インジウム酸化亜鉛(IZO)、アルミニウムドープ酸化亜鉛(ZAO)、インジウムスズ酸化亜鉛(ITZO)、または他の透明な金属酸化物が挙げられる。パターン化された金属層254は、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、モリブデン(Mo)、クロミウム(Cr)、銅(Cu)、Al合金、Cu合金、または前述の一つの層の組合せを含む多重層、からなる一つの層を含む。
より詳細には、パターン化された透明な導電層252とパターン化された第2の金属層254は、データライン262、データパッド264、ソース/ドレイン電極272、ピクセル電極274、エッチング保護層276を画定するのに用いられる。データライン262の各々の一端は、データパッド264のうちの1つに、電気的に接続している。エッチング保護層276は、パターン化された誘電体層242とパターン化された半導体層244によって露出する走査線222を、覆うとともに電気的に接続する。ピクセル電極274は、共通の線232の枝232aの一部と重なる。この実施の形態では、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254は、パターン化された誘電体層242、パターン化された半導体層244、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された接触金属層248によって露出する走査パッド224を覆う。あるいは、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254は、走査パッド224を覆わないこともできる。
エッチング保護層276は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254を含むが、パターン化された誘電体層242とパターン化された半導体層244によって露出される走査線222を覆うので、エッチング保護層276は、以下のエッチングプロセスにおいて走査線222を保護する。パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254はともに導電し、エッチング保護層276が走査線222で接触するので、エッチング保護層276は走査線222に電気的に並列接続される。すなわち、エッチング保護層276と走査線222の間で電気的に並列接続しているので、RC遅延を下げるために、走査線222の抵抗は減らされる。
さらにまた、パターン化された接触金属層248、パターン化された接触抵抗層246、パターン化された半導体層244の一部は、パターン化された透明な導電層252とパターン化された金属層254によって露出する他の領域(たとえば、チャンネル領域、領域A1と領域B1で)の中にあり、さらに除去される。それによって、領域の中のパターン化された半導体層244の一部が露出する。
図28A、28B、28Cを参照すると、不動態化層282は、基板210の上に形成される。たとえば、不動態化層282は、SiNxでできている。不透明な層292は、不動態化層282の上に形成される。より詳しくは、不透明な材料層(図示せず)は、不動態化層282の上につくられる。この実施形態において、不透明な材料層は黒い樹脂としたが、不透明な材料層を、もう一つの実施形態の金属とすることもできる。
それから、露出プロセスと発展プロセスは、不透明な材料層の上で実行され、不透明な層292を形成する。不透明な層292をマスクとして使用して、ピクセル電極274の上の不動態化層282とパターン化された金属層254を除去し、それによりピクセル電極274のパターン化された透明な導電層252を露出している。エッチング保護層276とデータライン262との間の、走査線222の上のパターン化された半導体層244は除去され、走査線222(領域A1とB1で)の上にパターン化された誘電体層242を露出する。したがって、データライン262の各々は、互いから電気的に絶縁される。ここで、第6の実施形態にかかるTFTアレイ基板は、ほとんど完了する。
第6の実施形態において、第2の開口部264aは、データパッド264の一部を露出させるために、不動態化層282とパターン化された金属層254でつくられる。走査パッド224と共通のパッド234の上の、不動態化層282とパターン化された金属層254は全て除去され、パターン化された透明な導電層252を露出する。
第6の実施形態において、パターニングプロセスを、不透明な材料層、不動態化層とパターン化された金属層の上で実行することにより、ピクセル電極のパターン化された透明な導電層を露出し、以下のプロセスにおいて取り除かれない不透明な層を形成する。したがって、この実施形態によって提供されるTFTアレイ基板を、不透明な層がないカラーフィルター基板で使うことができる、そのため、開口率は改善される。言い換えると、この実施形態によって提供されるTFTアレイ基板とカラーフィルタ基板を採用すると想定した場合、不透明な層の製造方法を省略することができ、フォトマスクの数が減る。
第6の実施形態にかかる製造方法によって作られるTFTアレイ基板は、Twisted Nematic液晶ディスプレイ(TN−LCD)に適している。パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層を形成するプロセスの間に、複数のスリットがピクセル電極につくられると仮定した場合、TFTアレイ基板は同様に、Vertically Alignment液晶ディスプレイ(VA−LCD)に適用することができる。さらに、第6の実施形態は第1の実施形態の構造を用いて説明するが、他の実施形態によって提供されるものと同様に、不透明な層を形成することもできる。
上で示したように、発明にかかる製造方法には、少なくとも以下の利点がある。
本発明では、データラインを形成する半導体層、接触抵抗層、透明な導電層、金属層を用いて、露出した走査線を保護する。データラインを形成する透明な導電層と金属層を使用して露出した走査線を保護するとき、データラインを形成する金属層を含むエッチング保護層が、走査線に電気的に並列に接続される。したがって、エッチング保護層でRC遅延効果を下げるので、走査線への損傷は減り、走査線の抵抗値は下げられる。
枝を有する共通の線は、TFTアレイ基板の側部のためのシールド層として、発明において適用可能であり開口率を上げるのに寄与する。
本発明にかかる製造方法は、従来のプロセスに互換性を持つ。したがって、本発明についての追加のまたは専用の装置は不要となる。
本発明では、不動態化層の上に形成される不透明な層を提供する。したがって、本実施形態で提供されるTFTアレイ基板を、不透明な層がないカラーフィルター基板で用いることができ、それにより開口率を改善することができる。
本発明の範囲および考え方から逸脱しない中で、様々な修正および変形を本発明の構造として考えることができることは、この技術をよく理解するものにとって明らかである。上述のように、添付の特許請求の範囲とその均等の範囲内において、本発明では、この発明の修正や変更を含めることを意図している。
従来のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図1Aの線I−I’に沿った断面図を示す。 従来のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図2Aの線I−I’に沿った断面図を示す。 従来のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図3Aの線I−I’に沿った断面図を示す。 従来のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図4Aの線I−I’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第1の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図5Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図5Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第1の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図6Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図6Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第1の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図7Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図7Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第1の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図8Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図8Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第2の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図9Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第2の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図10Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第2の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図11Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第2の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図12Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第3の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図13Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図13Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第3の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図14Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図14Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第3の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図15Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図15Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第3の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図16Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図16Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第4の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図17Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図17Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第4の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図18Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図18Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第4の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図19Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図19Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第4の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図20Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図20Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第5の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図21Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第5の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図22Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第5の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図23Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第5の実施形態のTFTアレイ基板の上面図を示す。 図24Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第6の実施形態によるTFTアレイ基板の上面図である。 図25Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図25Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第6の実施形態によるTFTアレイ基板の上面図である。 図26Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図26Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第6の実施形態によるTFTアレイ基板の上面図である。 図27Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図27Aの線III−III’に沿った断面図を示す。 本発明にかかる第6の実施形態によるTFTアレイ基板の上面図である。 図28Aの線II−II’に沿った断面図を示す。 図28Aの線III−III’に沿った断面図を示す。
符号の説明
210 基板
222 走査線
224 走査パッド
224a 第1の開口部
232 共通の線
232a 枝
234 共通のパッド
234a 第3の開口部
262 データライン
264 データパッド
264a 第2の開口部
272 ソース/ドレイン電極
274 ピクセル電極
276 エッチング保護層
A2 領域
B2 領域

Claims (28)

  1. 基板上に複数の走査線をつくるステップと、
    前記基板の上に順番にパターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成することにより、走査線の一部を覆うステップと、
    前記基板の上に、透明な導電層と金属層を順番に配置してパターン化された透明な導電層とパターン化された金属層を同時に形成するステップを含み、前記パターン化された透明な導電層および前記パターン化された金属層は、複数のデータライン、複数のソース/ドレイン電極と複数のピクセル電極、複数のエッチング保護層を画定するために用いられ、また、前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層は前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層に覆われておらず、露出した前記複数の走査線上に複数の走査線と電気接続している複数のエッチング保護層をそれぞれ定義づけ、
    前記基板の上に、不動態化層を形成するステップを含み、
    前記ピクセル電極上の前記不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くことにより、前記ピクセル電極の前記パターン化された透明な導電層を露出させるステップと、
    エッチング保護層とデータラインの間で走査線の上にパターン化された半導体層を取り除くことにより、前記走査線の上でパターン化された誘電体層を露出させるステップと、
    を含む薄膜トランジスタの製造方法。
  2. 前記走査線をつくるステップは、複数の走査パッドを形成するステップを含み、前記走査線の各々のうちの一端は、前記走査パッドに電気的に接続され、
    前記走査パッドの一部は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層の形成の後、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出される、ことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  3. 前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層は、前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層によって露出される走査パッドとを覆うことを特徴とする請求項2に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  4. 前記ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、前記走査パッド上のパターン化された金属層を除去することにより、前記走査パッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含むことを特徴とする請求項3に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  5. 前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層は、さらに複数のデータパッドを画定するのに用いられ、前記データラインの各々の一端は、前記データパッドのうちの1つに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  6. 前記不動態化層は、前記データパッドを覆い、
    前記ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、前記データパッド上のパターン化された金属層を除去することにより、前記データパッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含むことを特徴とする請求項5に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  7. 前記走査線をつくるステップは、複数の共通のパッドと前記複数の共通のパッドにそれぞれ電気的に接続される複数の共通の線とをつくるステップを含み、前記共通の線は、前記走査線に平行であり、前記共通のパッドと前記走査線は、前記基板の上に交互に配置されることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  8. 前記共通の線の各々は、側部から延びている複数の枝を有し、前記ピクセル電極のパターン化された透明な導電層は、前記枝と部分的に重なることを特徴とする請求項7に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  9. 前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層を形成するステップは、前記ピクセル電極内部に、複数のスリットを形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  10. 前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触抵抗層を前記パターン化された半導体層の上に形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  11. 前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触金属層を前記パターン化された接触抵抗層の上に形成することを更に含むことを特徴とする請求項10に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  12. 前記走査線の各々は、複数のゲート領域を有することを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  13. 前記走査線をつくるステップは、前記走査線にそれぞれ電気的に接続している複数のゲートを形成することを含むことを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  14. 前記不動態化層を形成するステップの後、前記不動態化層を取り除くステップの前に、
    前記不動態化層の上に不透明な材料層を形成するステップと、
    前記不透明な材料層をパターン化して前記不透明な層を形成するステップと、
    を更に含んでいることを特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  15. 基板上に複数の走査線をつくるステップと、
    前記基板の上に順番にパターン化された誘電体層とパターン化された半導体層を形成することにより、走査線を覆うステップと、
    前記基板の上に、パターン化された透明な導電層とパターン化された金属層を順番に形成するステップを含み、前記パターン化された透明な導電層および前記パターン化された金属層は、複数のデータライン、複数のソース/ドレイン電極、複数のピクセル電極を画定するために用いられ、前記走査線上にある前記パターン化された半導体層の一部は、前記パターン化された透明導電層と前記パターン化された金属層とによって露出され、
    前記基板の上に、不動態化層を形成するステップ
    前記不動態化層の上に不透明な材料層を形成するステップとを含み、
    前記不透明な材料層、前記不動態化層と前記パターン化された金属層は同時にパターンニングプロセスを実行することにより、前記ピクセル電極上の前記不動態化層とピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くことにより、前記ピクセル電極の前記パターン化された透明な導電層を露出させるステップと、
    前記パターン化された透明導電層および前記パターン化された金属層によって露出された走査線の上のパターン化された半導体層を取り除くことにより、前記走査線の上でパターン化された誘電体層を露出させて不透明な層を形成するステップと、
    を含む薄膜トランジスタの製造方法。
  16. 前記走査線をつくるステップは、複数の走査パッドを形成するステップを含み、前記走査線の各々のうちの一端は、前記走査パッドに電気的に接続され、
    前記走査パッドの一部は、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層の形成の後、パターン化された誘電体層とパターン化された半導体層によって露出される、ことを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  17. 前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層は、前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層によって露出される走査パッドとを覆うことを特徴とする請求項16に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  18. 前記ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、前記走査パッド上のパターン化された金属層を除去することにより、前記走査パッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含むことを特徴とする請求項17に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  19. 前記パターン化された透明な導電層と前記パターン化された金属層は、さらに複数のデータパッドを画定するのに用いられ、前記データラインの各々の一端は、前記データパッドのうちの1つに電気的に接続されることを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  20. 前記不動態化層は、前記データパッドを覆い、
    前記ピクセル電極上の不動態化層と前記ピクセル電極のパターン化された金属層を取り除くステップは、前記データパッド上のパターン化された金属層を除去することにより、前記データパッドの上にパターン化された透明な導電層を露出させることを含むことを特徴とする請求項19記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  21. 前記走査線をつくるステップは、複数の共通のパッドと前記複数の共通のパッドにそれぞれ電気的に接続される複数の共通の線とをつくるステップを含み、前記共通の線は、前記走査線に平行であり、前記共通のパッドと前記走査線は、前記基板の上に交互に配置されることを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  22. 前記共通の線の各々は、側部から延びている複数の枝を有し、前記ピクセル電極のパターン化された透明な導電層は、前記枝と部分的に重なることを特徴とする請求項21に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  23. 前記ピクセル電極は、前記走査線の一部を覆うことを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  24. 前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触抵抗層を前記パターン化された半導体層の上に形成することを含むことを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  25. 前記パターン化された誘電体層と前記パターン化された半導体層を形成するステップは、パターン化された接触金属層を前記パターン化された接触抵抗層の上に形成することを更に含むことを特徴とする請求項24に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  26. 記走査線のそれぞれは、複数のゲート領域を有することを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  27. 前記走査線をつくるステップは、前記走査線にそれぞれ電気的に接続している複数のゲートを形成することを含むことを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
  28. 前記不動態化層を形成するステップの後、前記不動態化層を取り除くステップの前に、
    前記不動態化層の上に不透明な材料層を形成するステップと、
    前記不透明な材料層をパターン化して前記不透明な層を形成するステップと、
    を更に含んでいることを特徴とする請求項15に記載の薄膜トランジスタの製造方法。
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