JP4484629B2 - クロックデータリカバリ回路及び電圧制御発振回路 - Google Patents

クロックデータリカバリ回路及び電圧制御発振回路 Download PDF

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本発明は、シリアル伝送された受信データを抽出するクロックデータリカバリ回路に関し、特にシリアルATA等の規格に準拠したシリアルデータ伝送システムに使用するクロックデータリカバリ回路に関する。
近年、製品のインタフェース速度が高速化してきており、高速シリアル通信を使ったシステムの開発が進んできている。このようなシステムの場合、伝送信号はデータのみであり、受信側でデータに同期したクロックを再生し、データを抽出する必要がある。外部データと内部クロックの位相は同期していないので、データを抽出するためにクロックデータリカバリ(CDR)回路が用いられるが、システムの転送レートが高速化し、位相同期させるのが困難になってきている。
なお、温度や電源電圧の変動に対して、CDR回路のバンド幅の変化量を削減することができ、規格温度や電源電圧範囲で、ジッタトランスファ特性とジッタトレランス特性との双方を満足する回路を、高い設計製造マージンで供給することができるCDR回路があった(例えば、特許文献1参照。)。また、入力データとVCOの出力との位相差のエッジを検出して、位相比較回路のエッジ直前の出力信号を保持して出力するクロックデータリカバリ回路があった(例えば、特許文献2参照。)。
図8は、クロックデータリカバリ回路の従来例を示したブロック図である。図8では、位相比較手段として周波数比較器と位相比較器を用いている。
クロックデータリカバリ回路が動作し始めたときは、所定の周波数を出力するために周波数比較器101の出力信号が選択される。周波数が所定の範囲に入った後、位相比較器102の出力信号が選択され、位相同期が行われる。位相比較器102にはEOR型のものを使用しており、位相比較器102は、データ信号DATAと出力信号であるクロック信号Foとの位相差に応じて、アップ信号UPa又はダウン信号DNaを出力する。
クロック信号Foの位相が遅れている場合は、アップ信号UPaのパルス幅がダウン信号DNaのパルス幅よりも長くなり、クロック信号Foの位相が進んでいる場合は、ダウン信号DNaのパルス幅がアップ信号UPaのパルス幅よりも長くなる。位相差がゼロの場合には、アップ信号UPaとダウン信号DNaのパルス幅が等しくなる。チャージポンプCPaは、位相比較回路102からアップ信号UPa又はダウン信号DNaがそれぞれ入力され、入力されたアップ信号UPa及びダウン信号DNaから振幅が変化する3値レベルの信号CPaoをセレクタ103に出力する。
また、チャージポンプCPbは、周波数比較器101からアップ信号UPb又はダウン信号DNbがそれぞれ入力され、該それぞれ入力されたアップ信号UPb及びダウン信号DNbから振幅が変化する3値レベルの信号CPboをセレクタ103に出力する。
セレクタ103で選択された入力信号は、出力信号CPoとしてループフィルタ104に出力され、該ループフィルタ104で平滑化されて、電圧制御発振器105の周波数を制御する制御電圧として電圧制御発振器105に出力される。電圧制御発振器105は、入力された制御電圧に応じた周波数のクロック信号Foを生成して出力する。
周波数引き込み時にはセレクト信号SELがローレベルになって周波数比較器101からの経路がアクティブとなり、ループフィルタ104を介して電圧制御発振器105から出力されるクロック信号Foの周波数が制御される。まず最初に、周波数比較器101が、外部からの基準クロック信号Frと電圧制御発振器105から出力されたクロック信号Foの周波数を比較し、該周波数差に応じて周波数比較器101からアップ信号UPb又はダウン信号DNbが出力され、ループフィルタ104で平滑化した電圧で電圧制御発振器105の制御を行う。
基準クロック信号Frとクロック信号Foとの周波数差がある所定の範囲内に入ると、セレクト信号SELがハイレベルからローレベルに切り替わり、位相比較器102からの経路に切り替わる。その後は、外部からのランダムなシリアルデータをディジタル化したデータ信号DATAと電圧制御発振器105から出力されたクロック信号Foの位相を比較し、該位相差に応じて位相比較器102からアップ信号UPa又はダウン信号DNaを生成し、ループフィルタ104で平滑化した電圧で電圧制御発振器105の制御を行う。図9は、このような位相比較を行っているときのタイミングチャートを示しており、図9から分かるように、クロック信号Foの立ち上がりエッジがデータ信号DATAの中央にくるように位相が調整される。
特開2002−359555号公報 特開2003−244115号公報
図10は、図8の電圧制御発振器105の内部構成例を示した図である。
図10において、電圧制御発振器105の入力端にはループフィルタ104から入力された制御電圧VCOINが入力され、バイアス回路111は、入力された制御電圧VCOINから、リングオシレータ112を形成する各バッファを構成するそれぞれのPチャネル型トランジスタ及びNチャネル型トランジスタに対して、Pチャネル型トランジスタ制御用の電圧PC及びNチャネル型トランジスタ制御用の電圧NCをそれぞれ生成して、リングオシレータ112の電流を制御する。したがって、制御電圧VCOINがバイアス回路111に入力されてリングオシレータ112の電流を制御することにより、リングオシレータ112の発振周波数faを制御することができる。図11にバイアス回路111の内部回路例を示す。
図12は、制御電圧VCOINとリングオシレータ112の発振周波数faとの関係例を示した図である。
通常、電圧制御発振器105は、プロセスパラメータ、電源電圧、温度等が変動した場合においても、所望の周波数で発振できるように設計される必要がある。したがって、図12において、制御電圧VCOINの変動に対して発振周波数faの変化が大きいFastと、制御電圧VCOINの変動に対して発振周波数faの変化が小さいSlowで示したようなワーストケースにおいても、リングオシレータ112が所望の周波数で発振するようにしなければならない。このため、制御電圧VCOINの変化量に対するリングオシレータ112の発振周波数faの変化量を大きくして電圧制御発振器105のゲインを大きくする必要があり、その結果、図12のような特性となる。
従来回路の場合、周波数引き込み時と位相比較時で同じ制御電圧VCOINを使用しているため、いずれの場合においてもワーストケースを考慮した電圧制御発振器105の設計を行う必要があり、電圧制御発振器105のゲインが大きくなる。しかし、電圧制御発振器105のゲインを大きくすると、外部からのノイズに弱くなるという問題が生じる。また、外部からのデータ信号DATAに対する位相同期を行う場合は、データ信号DATAの周波数変動にクロック信号Foの位相を追従させる必要があり、PLLとしての応答性を早くしなければならなかった。このため、ループフィルタLPFのカットオフ周波数が高くなり、制御電圧VCOINに対する雑音成分が除去しにくくなるという問題があった。
また、電圧制御発振器105自体のゲインが大きいので、制御電圧VCOINの微小な変化に対してもクロック信号Foの周波数が変動し、ジッタ発生の要因になることで受信精度の品質の劣化につながる可能性があった。
また、近年のシリアルインタフェースの転送レートはシリアルATA規格の第1世代で1.5Gbps、第2世代では3.0Gbps、PCI−Expressでは2.5Gbpsと高速化している。このような高速アプリケーションでは、ジッタ成分のある外部からのデータ信号DATAに対して同期化するために、クロックデータリカバリ回路の読み出し精度が非常に重要になっている。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、周波数調整と位相調整を常時並行して行い、位相比較時の電圧制御発振器のゲインを小さく設計することができると共に、位相同期のためのPLLの応答性も速く設計することができ、外部の温度変動や電源電圧変動が起こった場合でも周波数比較側の電圧調整で対応することができるクロックデータリカバリ回路を得ることを目的とする。
この発明に係るクロックデータリカバリ回路は、シリアル伝送されたデータ信号DATAからデータを抽出するためのクロック信号CLKを生成して出力するクロックデータリカバリ回路において、
入力された第1制御電圧及び第2制御電圧によって発振動作が制御され、前記クロック信号CLKを生成して出力する電圧制御発振回路部と、
入力された信号を平滑して前記第1制御電圧を生成し該電圧制御発振回路部に出力する平滑回路部と、
所定の基準クロック信号Frと前記クロック信号CLKとの周波数比較を行い、該比較結果に応じた電圧を生成して前記平滑回路部に出力する周波数比較回路部と、
前記データ信号DATAと前記クロック信号CLKとの位相比較を行い、該比較結果に応じた電圧を生成して前記平滑回路部に出力する位相比較回路部と、
前記平滑回路部からの第1制御電圧が所定の電圧になるように生成した前記第2制御電圧を前記電圧制御発振回路部に出力する第2制御電圧生成回路部と、
を備え、
前記周波数比較回路部及び位相比較回路部は、前記クロック信号CLKが所定の周波数になったか否かを示す外部からの制御信号FLOCKに応じて排他的に作動し、
前記電圧制御発振回路部は、
複数のバッファがリング状に接続されて形成されたリングオシレータを有し、前記クロック信号CLKを生成して出力するリングオシレータ部と、
前記第1制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの少なくとも1つのバッファに対してのみ前記第1制御電圧に応じた第1バイアス電流が流れるように制御する第1バイアス回路部と、
前記第2制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの他のバッファに対してのみ前記第2制御電圧に応じた第2バイアス電流が流れるように制御する第2バイアス回路部と、
を備えるものである。
また、前記第2制御電圧生成回路部は、クロック信号CLKの変動に対する第2制御電圧の応答性が、第1制御電圧の応答性よりも遅くなるように形成されるようにした。
また、前記電圧制御発振回路部は、第1制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数の変動率が、第2制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数の変動率よりも小さくなるように形成されるようにした。
具体的には、前記第2制御電圧生成回路部は、一方の入力端に入力された第1制御電圧が他方の入力端に入力された所定の電圧になるように負帰還をかけて第2制御電圧を生成し前記電圧制御発振回路部に出力する演算増幅器からなるようにした。
一方、前記電圧制御発振回路部は、第1制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率が、前記データ信号DATAの周波数変動に対して追従するように設定されると共に、第2制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率が、外部の温度変動、電源電圧変動又はプロセスパラメータに対して補償するように設定されるようにした。
また、本発明の電圧制御発振回路は、入力された第1制御電圧及び第2制御電圧によって発振動作が制御され、クロック信号CLKを生成して出力する電圧制御発振回路において、
複数のバッファがリング状に接続されて形成されたリングオシレータを有し、前記クロック信号CLKを生成して出力するリングオシレータ部と、
前記第1制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータ部の少なくとも1つのバッファに対してのみ前記第1制御電圧に応じた第1バイアス電流が流れるように制御する第1バイアス回路部と、
前記第2制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの他のバッファに対してのみ前記第2制御電圧に応じた第2バイアス電流が流れるように制御する第2バイアス回路部と、
を備えるものである。
本発明のクロックデータリカバリ回路によれば、第1制御電圧と第2制御電圧を用いて電圧制御発振回路部で生成されるクロック信号CLKの周波数を制御することにより、温度や電源電圧の外部変動が生じても電圧制御発振回路部の動作点を最適化することができるため、周波数調整と位相調整を常時並行して行い、位相比較時の電圧制御発振器のゲインを小さく設計することができると共に、位相同期のためのPLLの応答性も速く設計することができ、外部の温度変動や電圧変動が起こった場合でも周波数比較側の電圧調整で対応することができ、動作の安定化を図ることができる。
また、第1制御電圧側のループ帯域を早く設定すると共に、第2制御電圧側のループ帯域を遅く設定することによって、周波数変動やジッタ成分を持った外部からのデータ信号に対して、電圧制御発振回路部から出力されるクロック信号CLKの位相を追従させることができる。
また、第1制御電圧の変動に対する電圧制御発振回路部からのクロック信号CLKの周波数の変動率は、第2制御電圧の変動に対する電圧制御発振回路部からのクロック信号の周波数の変動率よりも十分に小さくなるようにすることにより、ジッタ成分の低減を図ることができる。
また、第1制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率を、前記データ信号DATAの周波数変動に対して追従するように設定すると共に、第2制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率を、外部の温度変動、電源電圧変動又はプロセスパラメータに対して補償するように設定するようにした。このことから、更に一層、動作の安定化を図ることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるクロックデータリカバリ回路を使用したシステムの構成例を示した図である。
差動レシーバ1は、高速な差動シリアルデータ信号R+,R−が外部から入力され、該差動シリアルデータ信号R+,R−をディジタルデータ信号に変換する。低・中速のインタフェースでは、入力されるデータ信号と同期したクロック信号も外部から並行して入力されてくるため、LSI内部でそれらの信号を用いて処理すればよかった。しかし、高速になるとデータ信号とクロック信号との間のスキューによって誤動作を起こしてしまうため、図1に示すような、LSI内部でデータ信号から該データ信号に同期したクロック信号を再生するクロックデータリカバリ方式が用いられている。
図1において、外部から入力された微小振幅の差動シリアルデータ信号R+,R−を差動レシーバ1で受信し、クロックデータリカバリ回路2は、差動レシーバ1から出力されたディジタルのデータ信号DATAに同期したクロック信号CLKを生成して出力する。制御回路3は、クロックデータリカバリ回路2から出力されたクロック信号CLKをモニタしてクロックデータリカバリ回路2の動作制御を行う。また、クロックデータリカバリ回路2には、クロックデータリカバリ回路2が動作し始めたときに使用する所定の周波数の基準クロック信号Frが入力されている。
図2は、図1のクロックデータリカバリ回路2の内部構成例を示した図である。
図2において、クロックデータリカバリ回路2は、位相周波数比較器PFD、位相比較器PD、チャージポンプ回路CP1,CP2、ループフィルタLPF、電圧制御発振器VCO、演算増幅器AMP及び分周器11を備えている。なお、位相周波数比較器PFD、チャージポンプ回路CP1及び分周器11は周波数比較回路部を、位相比較器PD及びチャージポンプ回路CP2は位相比較回路部を、ループフィルタLPFは平滑回路部をそれぞれなす。また、電圧制御発振器VCOは電圧制御発振回路部を、演算増幅器AMPは第2制御電圧生成回路部をそれぞれなす。
分周器11は、電圧制御発振器VCOからの出力クロック信号CLKを1/N(Nは、N>0の整数)に分周して信号Fvを生成し位相周波数比較器PFDに出力する。
また、位相周波数比較器PFDには基準クロック信号Frが入力され、位相周波数比較器PFDは、入力される制御信号FLOCKに応じて基準クロック信号Frと信号Fvの位相及び周波数の比較をそれぞれ行い、チャージポンプ回路CP1は、ループフィルタLPFに出力する電圧を該比較結果に応じて上昇又は低下させる。一方、位相比較器PDにはデータ信号DATAが入力され、位相比較器PDは、入力される制御信号FLOCKに応じてデータ信号DATAと出力クロック信号CLKとの位相比較を行い、チャージポンプ回路CP2は、ループフィルタLPFに出力する電圧を該比較結果に応じて上昇又は低下させる。
例えば、位相周波数比較器PFDは、基準クロック信号Frと分周器11の出力信号Fvの立ち上がりエッジを比較し、基準クロック信号Frの立ち上がりエッジの方が分周器11の出力信号Fvの立ち上がりエッジよりも先に入力された場合、分周器11の出力信号Fvの立ち上がりエッジが入力されるまでの間、所定のアップ信号UP1、例えばハイレベルのアップ信号UP1を出力する。また、位相周波数比較器PFDは、分周器11の出力信号Fvの立ち上がりエッジの方が基準クロック信号Frの立ち上がりエッジよりも先に入力された場合、基準クロック信号Frの立ち上がりエッジが入力されるまでの間、所定のダウン信号DN1、例えばハイレベルのダウン信号DN1を出力する。
位相比較器PDは、外部からのランダムなシリアルデータをディジタル化したデータ信号DATAと電圧制御発振器VCOからの出力クロック信号CLKの位相を比較し、該位相差に応じてアップ信号UP2又はダウン信号DN2を生成しループフィルタLPFに出力する。図3は、このような位相比較を行っているときのタイミングチャートを示しており、図3から分かるように、出力クロック信号CLKの立ち上がりエッジがデータ信号DATAの中央にくるように位相が調整される。
ループフィルタLPFは、入力された電圧を平滑して電圧制御発振器VCO及び演算増幅器AMPの一方の入力端にそれぞれ出力する。演算増幅器AMPの他方の入力端には所定の電圧、例えば電源電圧VCCの1/2の電圧が入力されており、演算増幅器AMPの出力端は電圧制御発振器VCOに接続されている。電圧制御発振器VCOから出力された出力クロック信号CLKは、位相比較器PD及び分周器11にそれぞれ入力され、分周器11で分周されて信号Fvが生成される。
このような構成において、周波数比較用のループと位相比較用のループが存在し、周波数引き込み時と位相比較時で切り替えを行う。電圧制御発振器VCOの制御電圧が第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2の2系統存在し、第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2によって電圧制御発振器VCOの発振周波数Faを調整する。また、第1制御電圧VCOIN1の電圧がVCC/2になるように第2制御電圧VCOIN2を演算増幅器AMPで負帰還をかけて調整するようにしている。
ここで、図2のクロックデータリカバリ回路2の動作を具体例を用いてもう少し詳細に説明する。
最初にクロックデータリカバリ回路2が動作し始めたとき、位相周波数比較器PFD側が排他的にアクティブになり、電圧制御発振器VCOの出力クロック信号CLKが所望の周波数になるよう引き込み動作を行う。
制御回路3は、出力クロック信号CLKが所望の周波数になるまでは、制御信号FLOCKをローレベルにし、外部からの基準クロック信号Frとループバックして戻ってきた信号Fvの位相と周波数を比較する。その差に応じて位相周波数比較器PFDからアップ信号UP1又はダウン信号DN1を生成し、ループフィルタLPFで平滑化した電圧で電圧制御発振器VCOの制御を行う。電圧制御発振器VCOは、ループフィルタLPFで平滑化して得られた第1制御電圧VCOIN1と、演算増幅器AMPを用いて生成された第2制御電圧VCOIN2の各電圧に応じて発振周波数Faの調整を行う。
制御回路3が、電圧制御発振器VCOの出力クロック信号CLKが所望の周波数になったことを検出すると、制御信号FLOCKをローレベルからハイレベルに立ち上げ、位相比較器PDが排他的にアクティブとなって、出力クロック信号CLKに対するデータ信号DATAとの位相同期動作を行う。位相比較器PDは、外部からのランダムなシリアルデータをディジタル化したデータ信号DATAと電圧制御発振器VCOからの出力クロック信号CLKとの位相を比較し、該位相差に応じてアップ信号UP2又はダウン信号DN2を生成する。該アップ信号UP2及びダウン信号DN2をループフィルタLPFで平滑化して得られた第1制御電圧VCOIN1と、第1制御電圧VCOIN1から演算増幅器AMPを用いて生成する第2制御電圧VCOIN2のそれぞれの電圧を制御することで、電圧制御発振器VCOから出力される出力クロック信号CLKの位相を調整する。
位相比較時において、電圧制御発振器VCOからの出力クロック信号CLKを、データ信号DATAに対して同期させる必要があるが、周波数変動やジッタ成分を持ったデータ信号DATAが入力されることから、クロックデータリカバリ回路2をそれに追従できる構成にする必要がある。本発明の構成では、出力クロック信号CLKの位相を調整するための電圧が第1制御電圧VCOIN1であり、そのループ帯域が高くなるように設計することで、データ信号DATAの変動に対して高速に追従することができる。また、電源電圧や温度等の外部変動が生じた場合には、演算増幅器AMPの出力電圧を調整することで対応する。演算増幅器AMPは、第1制御電圧VCOIN1がVCC/2になるよう負帰還をかけて出力電圧である第2制御電圧VCOIN2を調整する。演算増幅器AMPを介した負帰還ループの応答性は、前記位相比較用のループ帯域より十分に遅くなるように設定することで、データ信号DATAとの追従性には影響を及ぼさないようにしている。
電源電圧変動や温度変動は、高速に変化することがないことから、演算増幅器AMPを用いた負帰還の応答性が十分に遅くなるように設定しても問題はない。したがって、まずは外部データの位相に同期するために、第1制御電圧VCOIN1の電圧調整を行う。
例えば、電圧制御発振器VCOの出力クロック信号CLKの位相がデータ信号DATAよりも遅れた場合、位相比較器PDからのアップ信号UP2側の電圧が大きくなり、第1制御電圧VCOIN1の電圧がVCC/2よりも高くなる。しかし、このとき、ゆっくりした応答性で演算増幅器AMPから出力された第2制御電圧VCOIN2が高くなるようにする。
第2制御電圧VCOIN2の電圧を上昇させることで電圧制御発振器VCOの発振周波数Faが上昇し、出力クロック信号CLKの位相が進み、位相比較器PDからのダウン信号DN2側の電圧が大きくなる。このため、第1制御電圧VCOIN1の電圧が低下してVCC/2になるまで第2制御電圧VCOIN2の制御を行う。温度や電源電圧の変動に対する動作も同じである。最初は第1制御電圧VCOIN1の電圧で調整を行い、その後は演算増幅器AMPを用いて第1制御電圧VCOIN1がVCC/2になるように第2制御電圧VCOIN2の電圧を調整する。周波数引き込み時においても、比較する基準となるものが外部からの基準クロック信号Frで位相周波数比較器PFDを用いるという違いはあるが、第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2を制御する方法は、データ信号DATAに出力クロック信号CLKの位相を合わせるように調整するときと同じである。
次に、図4は、図2の電圧制御発振器VCOの内部構成例を示した図である。
図4において、電圧制御発振器VCOは、差動型のバッファBU1〜BU5をリング状に接続してなる差動型のリングオシレータ15と、入力された第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2をリングオシレータ15の電流制御信号に変換するバイアス回路16と、コンパレータ17とで構成されている。なお、リングオシレータ15及びコンパレータ17はリングオシレータ部をなす。
バイアス回路16は、入力された第1制御電圧VCOIN1から電流制御信号PC1及びNC1をそれぞれ生成してバッファBU1に出力すると共に、入力された第2制御電圧VCOIN2から電流制御信号PC2及びNC2をそれぞれ生成してバッファBU2〜BU5にそれぞれ出力し、リングオシレータ15の発振周波数Faを調整する。
電流制御信号PC1及びNC1で制御されるバッファBU1は、データ信号DATAに追従するための位相制御用であり、電流制御信号PC2及びNC2で制御されるバッファBU2〜BU5は、電圧や温度等の外部変動に対する周波数制御用となる。なお、リングオシレータ15を構成する各バッファの内、少なくとも1つのバッファに対する制御を電流制御信号PC1及びNC1で行い、残りのバッファに対する制御を電流制御信号PC2及びNC2で行うようにすればよい。
図5は、バイアス回路16の回路例を示した図である。
図5において、バイアス回路16は、入力された第1制御電圧VCOIN1に応じた電流制御信号PC1及びNC1を生成してバッファBU1にそれぞれ出力する第1バイアス回路部21と、入力された第2制御電圧VCOIN2に応じた電流制御信号PC2及びNC2を生成してバッファBU2〜BU5にそれぞれ出力する第2バイアス回路部22とで構成されている。
第1バイアス回路部21は、PMOSトランジスタQP1,QP2、NMOSトランジスタQN1〜QN3及び抵抗R1,R2で構成されている。PMOSトランジスタQP1及びQP2はカレントミラー回路を形成しており、各ソースは電源電圧VCCに接続され、各ゲートは接続されてPMOSトランジスタQP1のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタQP1のドレインと接地電圧との間には、NMOSトランジスタQN1と抵抗R1との直列回路、及び抵抗R2とNMOSトランジスタQN2との直列回路が並列に接続されている。NMOSトランジスタQN1のゲートに第1制御電圧VCOIN1が入力され、PMOSトランジスタQP1、NMOSトランジスタQN1及び抵抗R2の接続部から電流制御信号PC1が出力される。また、PMOSトランジスタQP2のドレインと接地電圧との間にはNMOSトランジスタQN3が接続され、NMOSトランジスタQN3において、ゲートとドレインが接続され、該接続部から電流制御信号NC1が出力される。
一方、第2バイアス回路部22は、PMOSトランジスタQP11,QP12、NMOSトランジスタQN11〜QN13及び抵抗R11,R12で構成されている。PMOSトランジスタQP11及びQP12はカレントミラー回路を形成しており、各ソースは電源電圧VCCに接続され、各ゲートは接続されてPMOSトランジスタQP11のドレインに接続されている。
PMOSトランジスタQP11のドレインと接地電圧との間には、NMOSトランジスタQN11と抵抗R11との直列回路、及び抵抗R12とNMOSトランジスタQN12との直列回路が並列に接続されている。NMOSトランジスタQN11のゲートには第2制御電圧VCOIN2が入力され、PMOSトランジスタQP11、NMOSトランジスタQN11及び抵抗R12の接続部から電流制御信号PC2が出力される。
また、PMOSトランジスタQP12のドレインと接地電圧との間にはNMOSトランジスタQN13が接続され、NMOSトランジスタQN13において、ゲートとドレインが接続され、該接続部から電流制御信号NC2が出力される。
ここで、NMOSトランジスタQN2及びQN12の各ゲートには、スリープ信号SLがそれぞれ入力されており、低消費電力動作モードであるスリープ動作時等において、第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2がそれぞれ0Vになったときに所定の周波数の出力クロック信号CLKが出力されるようにしている。
第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2に対する電圧制御発振器VCOの周波数特性例を図6及び図7に示す。図6では、第1制御電圧VCOIN1がVCC/2である場合において、Fastは電圧制御発振器VCOのゲインが最大のときを、Typは電圧制御発振器VCOのゲインが標準的な値であるときを、Slowは電圧制御発振器VCOのゲインが最小のときをそれぞれ示している。また、図7では、第2制御電圧VCOIN2の変化に応じた特性の変化を示している。
図6及び図7から分かるように、第1制御電圧VCOIN1及び第2制御電圧VCOIN2において、制御電圧が大きくなると出力クロック信号CLKの周波数Faが高くなるが、第1制御電圧VCOIN1の場合は、外部からの信号の位相変動に対応するための周波数可変範囲があることが最低限必要な条件となり、第2制御電圧VCOIN2の場合は、外部の電圧・温度変動に対して発振周波数Faを補償するように設計する必要がある。したがって、第1制御電圧VCOIN1に対する電圧制御発振器VCOのゲインを小さくすることができ、温度や電圧の外部条件が変動しても第2制御電圧VCOIN2で動作点を調整することができるため、ジッタ成分の少ない安定した動作を行うクロックデータリカバリ回路を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態におけるクロックデータリカバリ回路を使用したシステムの構成例を示した図である。 図1のクロックデータリカバリ回路2の内部構成例を示した図である。 図2のクロックデータリカバリ回路2における位相比較を行っているときのタイミングチャートである。 図2の電圧制御発振器VCOの内部構成例を示した図である。 図4のバイアス回路16の回路例を示した図である。 第2制御電圧VCOIN2に対する電圧制御発振器VCOの周波数特性の例を示した図である。 第1制御電圧VCOIN1に対する電圧制御発振器VCOの周波数特性の例を示した図である。 クロックデータリカバリ回路の従来例を示したブロック図である。 図8のクロックデータリカバリ回路100における位相比較を行っているときのタイミングチャートである。 図8の電圧制御発振器105の内部構成例を示した図である。 図10のバイアス回路111の内部回路例を示した図である。 制御電圧VCOINに対する電圧制御発振器105の周波数特性の例を示した図である。
符号の説明
1 差動レシーバ
2 クロックデータリカバリ回路
3 制御回路
11 分周器
15 リングオシレータ
16 バイアス回路
17 コンパレータ
21 第1バイアス回路部
22 第2バイアス回路部
VCO 電圧制御発振器
PFD 位相周波数比較器
PD 位相比較器
CP1,CP2 チャージポンプ回路
LPF ループフィルタ
AMP 演算増幅器
BU1〜BU5 バッファ

Claims (6)

  1. シリアル伝送されたデータ信号DATAからデータを抽出するためのクロック信号CLKを生成して出力するクロックデータリカバリ回路において、
    入力された第1制御電圧及び第2制御電圧によって発振動作が制御され、前記クロック信号CLKを生成して出力する電圧制御発振回路部と、
    入力された信号を平滑して前記第1制御電圧を生成し該電圧制御発振回路部に出力する平滑回路部と、
    所定の基準クロック信号Frと前記クロック信号CLKとの周波数比較を行い、該比較結果に応じた電圧を生成して前記平滑回路部に出力する周波数比較回路部と、
    前記データ信号DATAと前記クロック信号CLKとの位相比較を行い、該比較結果に応じた電圧を生成して前記平滑回路部に出力する位相比較回路部と、
    前記平滑回路部からの第1制御電圧が所定の電圧になるように生成した前記第2制御電圧を前記電圧制御発振回路部に出力する第2制御電圧生成回路部と、
    を備え、
    前記周波数比較回路部及び位相比較回路部は、前記クロック信号CLKが所定の周波数になったか否かを示す外部からの制御信号FLOCKに応じて排他的に作動し、
    前記電圧制御発振回路部は、
    複数のバッファがリング状に接続されて形成されたリングオシレータを有し、前記クロック信号CLKを生成して出力するリングオシレータ部と、
    前記第1制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの少なくとも1つのバッファに対してのみ前記第1制御電圧に応じた第1バイアス電流が流れるように制御する第1バイアス回路部と、
    前記第2制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの他のバッファに対してのみ前記第2制御電圧に応じた第2バイアス電流が流れるように制御する第2バイアス回路部と、
    を備えることを特徴とするクロックデータリカバリ回路。
  2. 前記第2制御電圧生成回路部は、クロック信号CLKの変動に対する第2制御電圧の応答性が、第1制御電圧の応答性よりも遅くなるように形成されることを特徴とする請求項1記載のクロックデータリカバリ回路。
  3. 前記電圧制御発振回路部は、第1制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数の変動率が、第2制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数の変動率よりも小さくなるように形成されることを特徴とする請求項1又は2記載のクロックデータリカバリ回路。
  4. 前記第2制御電圧生成回路部は、一方の入力端に入力された第1制御電圧が他方の入力端に入力された所定の電圧になるように負帰還をかけて第2制御電圧を生成し前記電圧制御発振回路部に出力する演算増幅器からなることを特徴とする請求項1、2又は3記載のクロックデータリカバリ回路。
  5. 前記電圧制御発振回路部は、第1制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率が、前記データ信号DATAの周波数変動に対して追従するように設定されると共に、第2制御電圧の変動に対するクロック信号CLKの周波数変動率が、外部の温度変動、電源電圧変動又はプロセスパラメータに対して補償するように設定されることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のクロックデータリカバリ回路。
  6. 入力された第1制御電圧及び第2制御電圧によって発振動作が制御され、クロック信号CLKを生成して出力する電圧制御発振回路において、
    複数のバッファがリング状に接続されて形成されたリングオシレータを有し、前記クロック信号CLKを生成して出力するリングオシレータ部と、
    前記第1制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータ部の少なくとも1つのバッファに対してのみ前記第1制御電圧に応じた第1バイアス電流が流れるように制御する第1バイアス回路部と、
    前記第2制御電圧を電流に変換して、該リングオシレータの他のバッファに対してのみ前記第2制御電圧に応じた第2バイアス電流が流れるように制御する第2バイアス回路部と、
    を備えることを特徴とする電圧制御発振回路。
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