JP4483704B2 - ウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドア開口周縁に設けられるウエザストリップであって、特に中空状のシール部を有するウエザストリップに関するものである。
一般に、自動車等の車両のドア開口周縁にはウエザストリップが設けられる。ウエザストリップは、ドア開口周縁のフランジに対し嵌め込まれることによって保持される断面略U字状のトリム部と、該トリム部から突出して設けられた中空状のシール部とを備えている。そして、ドア閉時には、ドアの縁部にシール部が圧接されることによって、ドアと車両本体との間がシールされる。かかるウエザストリップは、その大部分が押出成形法により成形されている。
上記ウエザストリップをドア開口周縁に取付けるにあたり、コーナー部はドア開口周縁のコーナー形状に対応して湾曲させられて装着される。ところが、ドア開口周縁のコーナー部、特に曲がり角度がきつい箇所(角度がより小さく、鋭角状に曲げられる箇所)に対応したコーナー部においては、シール部がつぶれ変形し、見切り線(シール部の外周縁線とトリム部の外周縁線)が2重に現れてしまう等といった不具合が発生するおそれがある。これに対し、シール部の付根部に基部(厚肉部)を設けて剛性を高め、当該シール部のつぶれ変形を抑制するウエザストリップもある。例えば、図14に示すように、ウエザストリップ50の外周側、すなわちウエザストリップ50のコーナー部を成形する際において曲げ変形量がより大きくなる側におけるシール部51とトリム部52の車外側側壁部53との連接部において、シール部51よりも剛性を持つトリム部52から基部(厚肉部)54を延出形成している(例えば、特許文献1参照。)。
一方、端末部に関しては、当該端末部がセンタピラー等のドア開口周縁の縦縁部60(図16参照)において、前記縦縁部60と当該縦縁部60を覆うガーニッシュ等の内装部材61(図16参照)との間の隙間に挿入される。そのため、当該端末部にはつぶし加工を施す。当該つぶし加工は、一般にシール部51の端末開口から接着剤を注入してシール部51とトリム部52(車外側側壁部53)との対峙面に塗布してから、シール部51をトリム部52側へ押し潰して前記接着剤により接着する。
特開2004−237900号公報
しかしながら、上記ウエザストリップ50ではシール部51の一般部より基部54の剛性が高いため、端末部において上記つぶし加工を施すと、図15に示すように基部54がシール部51の一般部に追従して変形せず、シール部51の略中央部だけが凹んでしまい、シール部51の外壁面に凹み55ができてしまう。この状態で、図16に示すようにウエザストリップ50の端末部を内装部材61に挿入すると、内装部材61外に出ている部分においても上記凹み55が見えてしまい、見栄えが悪くなるおそれがある。特にシール部51の外壁面は目に付きやすく、外観品質の低下を招くおそれがある。
これに対し、端末部において基部54を切取ってシール部51とトリム部52とを接着する方法や、シール部51内へパッド等を挿入し凹み55ができないようにする方法や、端末部だけを型成形により成形する方法等も考えられるが、これらの方法は非常に手間がかかり製造コストが増加してしまうおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ウエザストリップの端末加工時に当該端末部付近において凹みが形成されることを抑制し、外観品質の向上を図ることのできるウエザストリップを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と
前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
長手方向全域が押出成形により成形され、
長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ肉寄せして傾倒させた状態で、前記第1連接部より前記連結部側の部位において当該シール部と前記トリム部の壁部とをクリップによって持固定し
前記クリップは、前記トリム部の内壁面に当接状態とされる第1片部と、前記シール部の外壁面に当接状態とされる第2片部と、前記第1及び第2片部を連結する基片部とから構成され、
前記第1片部を前記端末部側から前記トリム部の内周側に挿入し、前記第2片部を前記シール部の外壁面に対向させた上で、前記第1片部と前記第2片部とをかしめ、前記端末部における前記シール部と前記トリム部とを挟持させ、
前記第1片部及び第2片部のうち少なくとも一方の先端部から他方の先端部側に向って延びる爪部を備えたことを特徴とするウエザストリップ。
上記手段1によれば、ウエザストリップの端末加工時にシール部を押し潰すようなつぶし加工を行わなくとも、ドア開口周縁の縦縁部と内装部材との間の隙間に挿入することができる程度に端末部におけるシール部の高さを低くできる。このため、シール部の一般部の厚みより厚肉の基部を備えたウエザストリップの端末加工時に、当該端末部付近において、シール部の略中央部といった比較的目に付きやすい部分に凹みが形成されることを抑制し、外観品質の向上を図ることができる。さらに、シール部内への接着剤の塗布作業、上記基部の切取り作業、シール部内へのパッドの挿入作業、端末部の型成形等が不要となり、製造コストの増加を抑制することができる。
また、本手段では、シール部のうちの連結部側へ傾倒した端末とトリム部とを固定手段で固定している。このため、ウエザストリップの端末部においてもシール部内の中空部を残存させ、シール部の外壁面の凸状を維持することができる。従って、端末部付近において、シール部の略中央部分に凹みが形成されることをより確実に抑制し、外観品質の向上を図ることができる。
もちろん、ウエザストリップのコーナー部を成形する際に曲げ変形量がより大きくなる側のシール部の付け根部において上記基部を設け、その厚みを比較的厚くすることにより、コーナー部を成形する際におけるシール部のつぶれ変形を防止することができる。なお、後述する本願の基部の基端部とは、車外側側壁の外面に対応する位置(図3におけるBの位置)、すなわち、側壁のトリム部における内面から側壁の肉厚分だけ離れた位置での部位を示す。また、後述する基端部の厚みは図3においてW1で表わされるものであり、突出長はhで表わされ、基部の先端部の厚みはW2で表わされる。また、シール部の厚みはTで表わされる。
た、本手段に記載のクリップを採用することで、第1片部を容易にトリム部の内周側に挿入することができ、作業効率の向上を図ることができる。加えて、第1片部をトリム部の内周側に挿入した後でかしめるといった構成を採用することで、挟持する対象となる部分の形状に合わせて第1及び第2片部をかしめる(変形させる)ことができる。従って、クリップによる挟持状態をより確実に維持することができる。
また、爪部を備えることで、クリップを爪部においてトリム部及びシール部にくい込ませることができる。従って、トリム部とシール部とをより強固に固定することができる。
手段車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と、
前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
長手方向全域が押出成形により成形され、
長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ肉寄せして傾倒させた状態で、前記第1連接部より前記連結部側の部位において当該シール部と前記トリム部の壁部とをクリップによって挟持固定し、
前記クリップは、前記トリム部の内壁面に当接状態とされる第1片部と、前記シール部の外壁面に当接状態とされる第2片部と、前記第1及び第2片部を連結する基片部とから構成され、
前記第1片部を前記端末部側から前記トリム部の内周側に挿入し、前記第2片部を前記シール部の外壁面に対向させた上で、前記第1片部と前記第2片部とをかしめ、前記端末部における前記シール部と前記トリム部とを挟持させ、
前記第1片部は、その先端側に前記車外側側壁部の内壁面に当接する第1当接面と、前記連結部の内壁面に当接する第2当接面とを具備することを特徴とするウエザストリップ。
連結部と車外側側壁部とのコーナー部において例えば幅の広いクリップを設けるような場合には、片部がコーナー部に追従して変形せずに、片部とコーナー部とが確実に当接しない、ひいては、クリップの挟持力が弱まってしまうといったおそれがある。その点、本手段によれば、第1片部において、車外側側壁部に対応させて設けた第1当接面と、連結部に対応させて設けた第2当接面とが設けられている。このように、挟持部と被挟持部とを面当接させることで確実な挟持状態を形成することができる。
手段.少なくとも前記第1片部の先端側に開口するスリットを形成することで、前記第1当接面と第2当接面とを第1分割片と第2分割片とから構成したことを特徴とする手段に記載のウエザストリップ。
上記手段によれば、スリットを形成することで容易に分割片を形成することができ、結果として上記手段の作用効果を容易に得ることができる。また、各分割片が離間して個別に変形することができることから、第1片部とコーナー部とをより密着させて、クリップの挟持状態をより確実に保持することができる。
手段.前記シール部の固定状態においても、前記端末部における前記シール部内が中空状となり、かつ、前記シール部の外壁面が凸状となるようにしたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のウエザストリップ。
上記手段によれば、クリップで固定した部分と固定していない部分とで、シール部の高低差が少なくなる。つまりシール部の外壁面が滑らかに変化しており、外観品質の向上を図ることができる。
手段.前記基部は、前記シール部より剛性を有する前記トリム部の車外側側壁部から車外側へ向けて延出形成され、
前記車外側側壁部の延出方向に沿った厚みを、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより大きくしたものであることを特徴とする手段1乃至のいずれかに記載のウエザストリップ。
上記手段によれば、上記基部がシール部の素材と同じ素材で成形されている場合に比べて剛性がより高くなり、コーナー部を成形する際におけるシール部のつぶれ変形を防止する効果がより高くなる
手段.車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と、
前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
長手方向全域が押出成形により成形され、
長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ傾倒させた状態で当該シール部と前記リップ部の基端部とを、前記シール部及び前記リップ部の基端部を貫通するピン又は略コ字状をなすステープルにより固定し
前記シール部の固定状態においても、前記端末部における前記シール部内が中空状となり、かつ、前記シール部の外壁面が凸状となるようにし、
前記基部は、前記シール部より剛性を有する前記トリム部の車外側側壁部から車外側へ向けて延出形成され、
前記車外側側壁部の延出方向に沿った厚みを、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより大きくしたものであることを特徴とするウエザストリップ。
上記手段によれば、連結部側へ傾倒したシール部とリップ部の基端部をピン又は略コ字状をなすステープルで固定することで、上記手段1と同様の作用効果が奏される
た、上記ステープルをウエザストリップの端末から先方に突出させない構成を採用することができる。このため、ウエザストリップの端末部を前記縦縁部と前記内装部材との間の隙間に挿入する際に、固定手段によってボディが傷付けられてしまうといったおそれを抑制することができる。また、市販のステープルを採用する場合、新たにクリップや固定治具を製作する手間が省けるとともに、コストの増加を抑制することができる。なお、一対の突出部の両方をシール部及びトリム部に貫通させ、その先端部を屈曲させる場合、ステープルの留付状態のより一層の安定化を図ることができる。
また、固定した部分と固定していない部分とで、シール部の高低差が少なくなる。つまりシール部の外壁面が滑らかに変化しており、外観品質の向上を図ることができる。
また、上記基部がシール部の素材と同じ素材で成形されている場合に比べて剛性がより高くなり、コーナー部を成形する際におけるシール部のつぶれ変形を防止する効果がより高くなる。
以下に、一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両としての自動車1の側方にはドア2が開閉可能に設けられ、ドア2に対応するボディ側のドア開口3周縁にはウエザストリップ4が装着されている。図2に示すように、本実施の形態のウエザストリップ4は、全て押出成形法によって成形されている。
図3に示すように、ウエザストリップ4はトリム部5及びシール部6を備えている。
トリム部5は、車内側側壁部11、車外側側壁部12及び両側壁11,12を連結する断面湾曲形状をなす連結部13を備えており、全体として断面略U字状をなす。トリム部5は、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合)ソリッドゴムによって構成されており、その内部には金属製のインサート14が埋設されている。
車外側側壁部12の内面(車内側面)にはトリム部5の内側(車内側)に向かって延びる複数の保持リップ部15が一体形成され、車内側側壁部11の内面(車外側面)にはトリム部5の内側(車外側)に向かって延びる保持リップ部16が一体形成されている。連結部13には後述する内装部材としての第1ピラーガーニッシュ41の端部を覆うリップ部としてのカバーリップ18が一体形成されている。
また、ドア開口3周縁には、前記ボディのインナパネル21及びアウタパネル22が接合されることによりフランジ23が形成されており、このフランジ23にトリム部5が嵌め込まれることにより、ウエザストリップ4がドア開口3周縁に保持される。
一方、シール部6は、前記車外側側壁部12の車外側に設けられ、EPDMスポンジゴムによって中空状に構成されている。そして、ドア2閉時には、シール部6にドア2の周縁が圧接されることで、ドア2と自動車1のボディとの間がシールされる。
ここでシール部6及び車外側側壁部12の構成についてより詳しく説明する。車外側側壁部12の車外側面(図3のB及びその延長線参照)には、前記連結部13と車外側側壁部12の境界部近傍において第1基部24が車外側に向けて延出形成され、車外側側壁部12の先端部において第2基部25が車外側へ向けて延出形成されている。なお、第2基部25が本実施の形態における基部に相当する。
シール部6は、断面略D字状に構成され、一方が第1基部24の先端部に連接され、他方が第2基部25の先端部に連接されている。そして、シール部6全体が、車外側側壁部12に沿った方向に対して、第2基部25の位置より第1基部24側すなわちウエザストリップ4の内周側に位置している。従って、第1基部24との連接部が本実施の形態における第1連接部に相当し、第2基部25との連接部が第2連接部に相当する。
第2基部25は、全体としてその基端部Bの厚みW1が先端部の厚みW2より厚くなった断面略台形状をなし、その外側面が車外側側壁部12の先端部から車外側に向かうにつれウエザストリップ4の内周側へ向かうように傾斜した断面略円弧状に形成され、シール部6の中空部26に面した側面が車外側側壁部12の車外側表面より連続するように断面略円弧状に形成されている。また、第2基部25近傍におけるシール部6の外側面は、第2基部25の外側面と連続するように、車外側に向かうにつれウエザストリップ4の内周側へ向かうように傾斜している。
なお、本実施の形態では、車外側側壁部12に沿った第2基部25の厚みW1,W2は、その基端部Bにおいて厚みW1が約7mm、先端部において厚みW2が約3mmとなっている。また、第2基部25の基端部から先端部までの突出長hは約3.5mmとなっている。また、第2基部25の断面積は約17.5平方ミリメートルとなっている。なお、前記基端部Bの厚みW1は、車外側側壁部12におけるその先端部から連結部13との境界部までの長さ約14mmの約2分の1の大きさとなっている。
また、シール部6の厚みTは、一般部すなわち第1基部24から第2基部25やや手前付近までの範囲(ドア2の周縁と圧接する部分及びその近傍を含む)において、約1.2mmとなっている。
なお、上記第2基部25の厚み、突出長及び断面積は、ウエザストリップ4のコーナー部における曲げ変形量、ドア2閉時におけるシール部6の撓み荷重、シール性、及び、ドア2の閉まり性等の関連性を考慮した値となっている。もちろん、シール部6の厚み(T)との関連性や、第2基部25の各部の厚み(W1,W2)、突出長(h)及び断面積の関連性も考慮されており、例えばシール部6の厚みが変われば第2基部25の厚みもより適切な値に変化させ、突出長(h)が変われば第2基部25の各部の厚み(W1,W2)をより適切な値に変化させる。
次に、縦縁部としてのセンタピラー40に沿うウエザストリップ4の端末部4b付近の構成について図4,5を参照して詳細に説明する。センタピラー40の所定位置より上部においては車内側が内装部材としての第1ピラーガーニッシュ41によって被覆されている。また、下部においては、ドア開口3周縁内側が、センタピラー40の車内側から車外側にかけて設けられた内装部材としての第2ピラーガーニッシュ42によって被覆されている。そして、センタピラー40と第2ピラーガーニッシュ42との間の隙間にウエザストリップ4の端末部4bが挿入されている。
センタピラー40側の端末部4bは、センタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入しやすいように加工が施されている。より詳しくは、シール部6を連結部13側へ肉寄せして傾倒させた状態で、トリム部5とシール部6とを固定手段としてのクリップCにより挟持して固定している。
図6に示すように、クリップCは、トリム部5の内壁面に当接状態とされる第1片部C1と、シール部6の外壁面に当接状態とされる第2片部C2と、第1及び第2片部C1,C2を連結する基片部CBとを備えており、全体として断面略U字状をなしている。また、クリップCは、第1片部C1及び第2片部C2の先端縁からクリップCの内周側に延びる爪部CCを備えている。そして、第1片部C1を端末部4b側からトリム部5の内周側に挿入し、第2片部C2をシール部6の外壁面と対向させた上で、第1片部C1と第2片部C2とをかしめることで、端末部4bにおけるトリム部5とシール部6とを挟持させている。
特に、本実施形態では、図5に示すように、シール部6のうち連結部13側へ肉寄せして傾倒させられることで第1基部24よりも連結部13側に位置した部位とトリム部5の内壁面とをクリップCによって挟持固定している。このため、端末部4bにおけるシール部6内の中空部26は残存する。そして、シール部6の外壁面が凸状を維持している。なお、本実施の形態では、クリップCはステンレスにより構成されているが、例えば、鉄等に亜鉛メッキを施したものやアルミニウム等の錆びにくい金属や、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂の素材を採用することもできる。
以上詳述したように、ウエザストリップ4の端末加工時にシール部6を押し潰すようなつぶし加工を行わなくとも、ドア開口3周縁のセンタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入することができる程度に端末部4bにおけるシール部6の高さを低くできる。このため、シール部6の一般部の厚みTより厚肉の第2基部25を備えたウエザストリップ4の端末加工時に、当該端末部4b付近において、シール部6の略中央部といった比較的目に付きやすい部分に凹みが形成されることを抑制し、外観品質の向上を図ることができる。さらに、シール部6内への接着剤の塗布作業、上記第2基部25の切取り作業、シール部6内へのパッドの挿入作業、端末部4b付近の型成形等が不要となり、製造コストの増加を抑制することができる。
また、固定手段としてのクリップCを使用しているため、接着剤を使用した場合のように、シール部6内へ接着剤を塗布する作業や、接着剤が乾くまで仮留めしておく作業といった手間のかかる作業を行う必要がなく、作業の簡素化を図り、生産性の向上を図ることができる。
また、シール部6の固定状態においても、端末部4bにおけるシール部6内の中空部26は残存し、シール部6の外壁面が凸状を維持しているため、クリップCにより固定した部分と固定していない部分とで、シール部6の高低差が少なくなる。つまりシール部6の外壁面が図4に示すように滑らかに変化しており、外観品質の向上を図ることができる。
また、第1片部C1をトリム部5の内周側に挿入した後でかしめるクリップCを採用することで、第1片部C1を容易にトリム部5の内周側に挿入することができ、作業効率の向上を図ることができる。さらに、挟持する対象となる部分の形状に合わせて第1及び第2片部C1,C2をかしめる(変形させる)ことができる。従って、クリップCによる挟持状態をより確実に維持することができる。
加えて、クリップCが爪部CCを備えることで、クリップCを爪部CCにおいてトリム部5及びシール部6にくい込ませることができる。従って、トリム部5とシール部6とをより強固に固定することができる。
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、(サイドフロント)ドア2に対応するボディ側のドア開口3周縁に設けられるウエザストリップ4について具体化しているが、リヤドア、バックドア、ラッゲージドア(トランクリッド)、ルーフドア(スライディングルーフパネル)等の他のドアの開口周縁に設けられるウエザストリップについて適用することも可能である。
(b)第2基部25の基端部Bにおける厚みW1は、上記実施の形態に限られるものではなく、少なくともシール部6の一般部の厚みTより大きければよい。但し、第2基部25に所定の剛性を持たせ、ウエザストリップ4のコーナー部を成形する際におけるシール部6の曲げ変形量を小さくすることを考慮すると、第2基部25の基端部Bにおける厚みW1が、シール部6の一般部の厚みTの2倍以上となることが望ましい。さらに、ウエザストリップ4のコーナー部における曲げ変形量、ドア2閉時におけるシール部6の撓み荷重、シール性、及び、ドア2の閉まり性等の関連性、シール部6の厚みTとの関連性や、第2基部25の各部の厚みW1,W2、突出長h及び断面積の関連性を考慮すると、第2基部25の基端部Bにおける厚みW1を、シール部6の一般部の厚みTの2倍以上6倍以下とすることがより望ましい。また、例えば第2基部25の車外側の側面及び中空部26側の側面のうち少なくとも一側面と、車外側側壁部12の側面とが略直角に交わるように構成した場合には、第2基部25の基端部Bにおける厚みW1がシール部6の一般部の厚みTの2倍以上4倍以下となることがより好ましい。
また、上記同様の理由で、第2基部25の基端部Bにおける厚みW1を、車外側側壁部12におけるその先端部から連結部13との境界部までの長さの4分の1以上とすることが望ましく、さらには前記長さの4分の1以上2分の1以下とすることがより望ましい。また、上記同様に第2基部25の側面と、車外側側壁部12の側面とが略直角に交わっている場合には、シール部6の一般部の厚みTの4分の1以上3分の1以下となることがより好ましい。
(c)第2基部25の先端部における厚みW2は、上記実施の形態に限られるものではなく、少なくともシール部6の一般部の厚みTより大きければよい。さらに、上記(b)で述べた同様の理由から、第2基部25の先端部における厚みW2を、シール部6の一般部の厚みTの2倍以上とすることが望ましく、さらにはシール部6の一般部の厚みTの2倍以上3倍以下とすることがより望ましい。
(d)第2基部25の基端部Bから先端部までの突出長hは、上記実施の形態に限られるものではなく、少なくともシール部6の一般部の厚みTより大きければよい。さらに、上記(b)で述べた同様の理由から、第2基部25の突出長hを、シール部6の一般部の厚みTの2倍以上とすることが望ましく、さらにはシール部6の一般部の厚みTの2倍以上4倍以下とすることがより望ましい。
(e)第2基部25の断面積は、上記実施の形態に限られるものではなく、上記(b)で述べた同様の理由から、少なくともシール部6の一般部の厚みTを2乗した面積の4倍以上となることが望ましく、さらにはシール部6の一般部の厚みTを2乗した面積の4倍以上14倍以下となることがより望ましい。また、上述したように第2基部25の側面と、車外側側壁部12の側面とが略直角に交わっている場合には、シール部6の一般部の厚みを2乗した面積の4倍以上10倍以下となることがより好ましい。
(f)上記実施形態では、ウエザストリップ4を構成する素材としてEPDMを例示しているが、IR(イソプレンゴム)、CR(クロロプレンゴム)等の他のゴム材料を用いてもよい。また、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等のゴム状弾性を有する他の弾性材料により構成してもよい。
(g)上記実施形態では、センタピラー40側に配設されるウエザストリップ4の端末部4bにおいてのみ、クリップCによる端末加工が施されているが、もちろん反対側の端末部において同様の端末加工を施してもよい。
(h)上記実施形態におけるクリップCの形状は特に限定されるものではなく、例えば断面コ字状、断面く字状に構成してもよい。
(i)上記実施形態では、第1片部C1をトリム部5の内周側に挿入した後にクリップCをかしめることでトリム部5とシール部6とを挟持固定しているが、特にこのような構成に限定されるものではない。
例えば、図7(a)に示すように、第1片部CA1及び第2片部CA2の略先端部同士が略当接状態となるクリップCAを採用してもよい。当該クリップCAを採用する場合には、第1及び第2片部CA1,CA2の略先端部を離間させるようにして応力をかけつつ、第1片部CA1を端末部4b側からトリム部5の内周側に挿入し、第2片部CA2をシール部6の外壁面に対向させたところで応力を解除してクリップCAの弾性力により端末部4bにおけるシール部5とトリム部6とを挟持させることとなる。この場合、クリップCAの弾性力を利用してトリム部5とシール部6とを挟持固定するため、挿入した後のかしめ加工等の作業を省略することができ、作業効率の向上を図ることができる。
この場合、クリップCAの素材としては、バネ鋼や合成樹脂等のバネ弾性を有する素材が望ましい。
(j)上記実施形態における爪部CCの形状や大きさ等は特に限定されるものではない。例えば、図7(b)に示すように、第1及び第2片部C1,C2の先端縁の略中央部に先細り状の(先端の尖った)爪部CCを設けてもよい。また、爪部CCを省略してもよい。
(k)上記実施形態において、第1片部C1が、その先端側に車外側側壁部12の内壁面に当接する第1当接面と、連結部13の内壁面に当接する第2当接面とを具備するよう構成してもよい。例えば、図8(a)に示すように、第1片部C1に折り目をつけることで第1当接面CS1と第2当接面CS2とを形成してもよい。このように、挟持部と被挟持部とを個別に対応させることでそれぞれ面当接させることができ、クリップCによる挟持状態をより確実に維持することができる。
(l)また、図8(b)及び図9に示すように、第1片部C1の先端側に開口するスリットを形成することで、上記(k)に記載の第1当接面と第2当接面とを第1分割片CP1と第2分割片CP2とから構成してもよい。この場合、スリットを形成することで容易に分割片(当接面)を形成することができ、結果として上記(k)の作用効果を容易に得ることができる。また、各分割片CP1,CP2が離間して個別に変形することができることから、第1片部C1とトリム部5のコーナー部とをより密着させて、クリップCの挟持状態をより確実に保持することができる。
(m)上記実施形態におけるクリップCに代えて、ステープル状のクリップ(以下、単にステープルSCと称する)で端末部4bにおけるトリム部5とシール部6とを固定してもよい。より詳しく説明すると、図10、図11に示すように、ステープルSCは、略直線状の基軸部SC1と、当該基軸部SC1の両端部から基軸部SC1と直交する方向に延びる一対の突出部SC2とを備え、全体として略コ字状をなしている。そして、一対の突出部SC2をシール部6の外壁面側からシール部6及びトリム部5に貫通させた上で、その先端部を屈曲させる。このとき、屈曲された突出部SC2の先端部がトリム部5の内壁面に当接するとともに、基軸部SC1がシール部6の外壁面に当接することとなり、当該屈曲された突出部SC2の先端部と基軸部SC1とで、トリム部5の内壁面とシール部6の外壁面とが挟持される。このように、クリップCに代えてステープルSCを採用する場合においても上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、留付状態にあるステープルSCを、端末部4bから先方に突出させることなく(図10参照)、さらに、基軸部SC1をシール部6の外壁面より没入させ、突出部SC2の屈曲された先端部をトリム部5の内壁面より没入させることとするのが望ましい(図11参照)。これら各構成を採用することにより、ステープルSCがウエザストリップ4の端末或いは表面から突出しなくなる。このため、ウエザストリップ4の端末部4bをセンタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入する際に、ステープルSCによってボディ(例えば、センターピラー40や第2ピラーガーニッシュ42等)が傷付けられてしまうといったおそれを防止することができる。また、ステープルSCによってボディに傷が付く心配がなくなることから、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、ステープルSCの留付けに際しては、図示しない留付手段としてのステープラ等が用いられ、作業者は留付け位置を合わせた後に握る操作を行うだけでステープルSCを上記のように留付けることができる。これにより、作業効率を著しく向上させることができる。また、市販のステープル及びステープラを採用する場合、新たにクリップ等を製作する手間が省けるとともに、コストの増加を抑制することができる。
なお、同図に示すように、ステープルSCは、基軸部SC1がドアウエザストリップ4の長手方向に沿って延在するようにして留付けられることとしてもよい。この場合、留付状態のより一層の安定化を図ることができる。
(n)また、上記実施形態では特に言及しなかったが、インサート14のうちウエザストリップ4の端末部4bから露出する部位を除去してもよい。より詳しくは、図10に示すように、トリム部5の長手方向に沿って埋設されたインサート14は、例えば、略平行に配設された複数の短冊状の骨片部141と、連結部13内に位置し各骨片部141同士を連結する連骨部142とを備えている。また、骨片部141は、連結部13内に略直線状に埋設された底壁辺143と、両側壁部11、12内にそれぞれ略直線状に埋設された一対の側壁辺144とを具備している。そして、連結部13において端末部4b側に開口する切欠き部29を形成することで連骨部142を切断した後、当該端末部4bから露出状態にある骨片部141を端末部4bから抜き取って除去する。これにより、端末部4bからインサート14が露出することがなくなる。結果として、ウエザストリップ4の端末部4bをセンタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入する際に、インサート14によってボディが傷つけられてしまうといったおそれを回避することができる。
また、上記(m)のステープルSCをインサート14よりも硬質の素材により構成し、ステープルSCの留付状態においては、突出部SC2がインサート14の骨片部141を貫通する構成を採用してもよい。この場合、ウエザストリップ4の端末部4bをセンタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入する際に、ステープルSCによって固定されたトリム部5及びシール部6が変形したり位置ずれしたりしてしまうといった事態を防止することができる。結果として、作業性の向上を図ることができる。
(o)上記(n)の切欠き部29を形成する構成を採用する場合、図12に示すように、クリップCの基片部CBを切欠き部29内に位置させてもよい。この場合、クリップC(基片部CB)がウエザストリップ4の端末部4bから先方に突出しなくなる。このため、ウエザストリップ4の端末部4bをセンタピラー40とピラーガーニッシュ42との隙間に挿入する際に、クリップCによってボディが傷付けられてしまうといったおそれを抑制することができる。
(p)上記(m)のステープルSCを採用する場合、端末部4bにおけるトリム部5とカバーリップ18の基端部とを固定してもよい。より詳しく説明すると、図13に示すように、一対の突出部SC2をシール部6の外壁面側からシール部6及びカバーリップ18の基端部に貫通させた上で、その先端部を屈曲させる。このように、トリム部5とカバーリップ18の基端部とを固定する場合においても上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
(q)また、上記(p)に記載のように、端末部4bにおけるトリム部5とカバーリップ18の基端部とを固定する場合には、図示しないピンを用いて固定してもよい。例えば、当該ピンを、軸部と拡径状の頭部とから構成し、軸部をシール部6の外壁面側からシール部6及びカバーリップ18の基端部に貫通させることで、トリム部5とカバーリップ18の基端部とを固定してもよい。さらに、ピンを、軸部及び頭部よりなる挿入片と、軸部の先端部に固着(例えば嵌着)する固着片との一対で構成してもよい。この場合、挿入片の軸部をシール部6の外壁面側からシール部6及びカバーリップ18の基端部に貫通させた上で、その先端部に対して固着片を嵌着させる。このように、ピンを用いてトリム部5とカバーリップ18の基端部とを固定する場合においても上記実施形態と同様の作用効果が得られる。なお、ピンを軸部及び頭部のみで構成し、前記固着片を用いずに固定する場合、シール部6及びカバーリップ18の基端部を貫通した軸部の先端部を屈曲させたり、拡開させたりすることで、ピンの留付状態のより一層の安定化(抜け防止)を図ることができる。
(r)上記実施形態では、トリム部5より延出形成された第2基部25の先端にシール部6が連接されたウエザストリップ4について具体化しているが、これに限らず、第2基部25に代えて、シール部6自身の付根部が厚肉となった基部を備えたウエザストリップに具体化してもよい。
自動車を示す斜視図である。 一実施の形態におけるウエザストリップを示す正面図である。 ウエザストリップを示す図2のJ−J線断面図である。 センタピラーに沿うウエザストリップの端末部付近の構造を示す図である。 ウエザストリップを示す図2のK−K線断面図である。 クリップを示す斜視図である。 別の実施形態におけるクリップを示す斜視図である。 別の実施形態におけるクリップを示す斜視図である。 別の実施形態におけるウエザストリップを示す断面図である。 別の実施形態におけるウエザストリップを示す部分斜視図である。 図10のL−L線断面図である。 別の実施形態におけるウエザストリップを示す断面図である。 別の実施形態におけるウエザストリップを示す断面図である。 従来のウエザストリップを示す断面図である。 従来のウエザストリップの端末部につぶし加工を施した図である。 センタピラーに沿う従来のウエザストリップの端末部付近の構造を示す図である。
1…車両としての自動車、2…ドア、3…ドア開口、4…ウエザストリップ、4b…端末部、5…トリム部、6…シール部、11…車内側側壁部、12…車外側側壁部、13…連結部、18…カバーリップ、24…第1基部、25…基部としての第2基部、40…縦縁部としてのセンタピラー、42…内装部材としての第2ピラーガーニッシュ、C…固定手段としてのクリップ、C1…第1片部、C2…第2片部、CB…基片部、CC…爪部。

Claims (6)

  1. 車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
    長手方向全域が押出成形により成形され、
    長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
    前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
    前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ肉寄せして傾倒させた状態で、前記第1連接部より前記連結部側の部位において当該シール部と前記トリム部の壁部とをクリップによって挟持固定し
    前記クリップは、前記トリム部の内壁面に当接状態とされる第1片部と、前記シール部の外壁面に当接状態とされる第2片部と、前記第1及び第2片部を連結する基片部とから構成され、
    前記第1片部を前記端末部側から前記トリム部の内周側に挿入し、前記第2片部を前記シール部の外壁面に対向させた上で、前記第1片部と前記第2片部とをかしめ、前記端末部における前記シール部と前記トリム部とを挟持させ、
    前記第1片部及び第2片部のうち少なくとも一方の先端部から他方の先端部側に向って延びる爪部を備えたことを特徴とするウエザストリップ。
  2. 車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
    長手方向全域が押出成形により成形され、
    長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
    前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
    前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ肉寄せして傾倒させた状態で、前記第1連接部より前記連結部側の部位において当該シール部と前記トリム部の壁部とをクリップによって挟持固定し
    前記クリップは、前記トリム部の内壁面に当接状態とされる第1片部と、前記シール部の外壁面に当接状態とされる第2片部と、前記第1及び第2片部を連結する基片部とから構成され、
    前記第1片部を前記端末部側から前記トリム部の内周側に挿入し、前記第2片部を前記シール部の外壁面に対向させた上で、前記第1片部と前記第2片部とをかしめ、前記端末部における前記シール部と前記トリム部とを挟持させ、
    前記第1片部は、その先端側に前記車外側側壁部の内壁面に当接する第1当接面と、前記連結部の内壁面に当接する第2当接面とを具備することを特徴とするウエザストリップ。
  3. 少なくとも前記第1片部の先端側に開口するスリットを形成することで、前記第1当接面と第2当接面とを第1分割片と第2分割片とから構成したことを特徴とする請求項に記載のウエザストリップ。
  4. 前記シール部の固定状態においても、前記端末部における前記シール部内が中空状となり、かつ、前記シール部の外壁面が凸状となるようにしたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のウエザストリップ。
  5. 前記基部は、前記シール部より剛性を有する前記トリム部の車外側側壁部から車外側へ向けて延出形成され、
    前記車外側側壁部の延出方向に沿った厚みを、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより大きくしたものであることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のウエザストリップ。
  6. 車両のドア開口周縁に装着され、車外側側壁部と車内側側壁部と、両側壁部を連結する連結部とからなる断面略U字状のトリム部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の略境界部に位置する第1連接部、並びに、当該第1連接部よりも前記車外側側壁部の先端側に位置する第2連接部において連接され、ドア閉時にドアの周縁に圧接される中空状のシール部と、
    前記連結部と前記車外側側壁部の境界部近傍から車内側へ延出形成されるリップ部とを備え、
    長手方向全域が押出成形により成形され、
    長さ方向の少なくとも一方の端末部が、前記ドア開口周縁の縦縁部において、前記縦縁部と当該縦縁部を覆う内装部材との間の隙間に挿入されるウエザストリップであって、
    前記第2連接部において、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより厚肉の基部を備え、
    前記長さ方向の少なくとも一方の端末部において、前記シール部を前記連結部側へ傾倒させた状態で当該シール部と前記リップ部の基端部とを、前記シール部及び前記リップ部の基端部を貫通するピン又は略コ字状をなすステープルにより固定し
    前記シール部の固定状態においても、前記端末部における前記シール部内が中空状となり、かつ、前記シール部の外壁面が凸状となるようにし、
    前記基部は、前記シール部より剛性を有する前記トリム部の車外側側壁部から車外側へ向けて延出形成され、
    前記車外側側壁部の延出方向に沿った厚みを、前記ドア周縁と圧接する部分における前記シール部の厚みより大きくしたものであることを特徴とするウエザストリップ。
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