JP4482321B2 - Mg−Cu複合材料の製造方法 - Google Patents

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本発明は、水素吸蔵合金をはじめとする機能材料に適用可能なMg−Cu複合材料の製造方法及びMg−Cu複合材料よりなる水素吸蔵合金に関する。
近年、環境への影響が大きい化石燃料に代わるクリーンなエネルギー源として水素が注目されている。水素は通常の環境下では気体であり、強い爆発性を有するために、安全に水素を貯蔵し利用するための媒体が必要となる。
かかる媒体として、Mgは、自重の最大7.6wt%もの水素を吸蔵する特性を有するために、次世代の水素吸蔵材として期待されている。しかしながらMg単体においてはその水素との化合物が熱力学的に安定であり、300℃以下の温度域での水素排出特性に問題がある。そのため、Mgをベースとして、水素化物を不安定化するための処理を施した材料が各種開発・研究されている。
Mg基水素吸蔵合金における水素化物の不安定化の方策として、主に(1)触媒機能を有する元素との合金化、(2)ナノ組織の導入、の二つの観点から種々の研究開発が行われてきた。
しかしながら、(1)に用いられる合金化手法としては、溶解法やメカニカルアロイング、燃焼合成法は高い蒸気圧をもつMgを溶解しなければならず、凝固時点での組成制御が困難である。また溶解時のMgの酸化を抑制するためにはSF6などの不活性雰囲気下で溶解する必要があるが、SF6は温室化の原因物質であり、環境への悪影響が懸念される。
また、触媒成分としての実績が知られているNiやCuなどの元素とMgが構成する2元系においては、状態図からみると液相からの冷却・凝固による単相化合物の合成は不可能であることが知られている。
(2)は従来の製造手法として(イ)粉末プロセスと、(ロ)蒸着やスパッタリングによる積層プロセス、が挙げられるが、(イ)は原料が粉末に限定され、ArやSF6などの不活性雰囲気下で長時間ミリングを行う必要がある。また(ロ)は大規模、かつ高真空を保つことのできる製造装置を必要とし、製造される積層体の量は極めて少ない。
更に(1)(2)で挙げた手法はいずれもいわゆるバッチプロセスであり、本質的に連続化が困難な手法である。
"The Reactionof Hydrogen with Alloys of Magnesium and Copper", by J. J. Reilly and R. H. Wiswall, Jr., Inorg. Chem., 6[13] (1967), pp.2220-2223. "Calorimetricand X-ray Analysis of the Intermediate Phase Formation in Cu/Mg Multilayers", by J. Rodriguez-Viejo, M. Gonzalez-Silveiraand M. T. Clavaguera-Mora, J. Appl. Phys.., 93[8] (2003), pp. 4447-4453.
本発明は、水素吸蔵合金等に用いられるMg−Cu複合材料を容易かつ安定して製造しうる方法提供しようとするものである。
本発明は、Mg及びCuを含有するMg−Cu複合材料を製造する方法であって、
Mg板とCu板とを積層してなる積層板りなる中間体を作製する中間体作製工程と、
該中間体に塑性加工を複数回施してMgを含むMg層とCuを含むCu層とが複数層交互に積層してなるMg−Cu積層体を作製する塑性加工工程とを有し、
上記塑性加工工程の後に上記Mg−Cu積層体を水素雰囲気下で250℃〜350℃の温度範囲に保持して水素の吸蔵放出反応を行わせることにより、Mg2Cu及びMgCu2を生成する水素化反応工程を追加することを特徴とするMg−Cu複合材料の製造方法にある(請求項1)。
本発明の製造方法においては、少なくとも上記中間体作製工程と上記塑性加工工程とを行う。上記中間体作製工程においては、上記積層体りなる中間体を作製する。この中間体を予め形成した上で上記塑性加工工程を施すことにより、上記Mg−Cu積層体の作製が可能となる。
上記塑性加工工程においては、上記中間体に対して塑性加工を複数回施す。これにより、上記中間体に含まれるMgを主体とする層とCuを主体とする層とが微細な層に加工されながら一体化し、上記Mg−Cu積層体が得られる。このとき、本発明においては、塑性加工を採用しているので、例えば蒸着法やスパッタリング等のような高真空の密閉空間を必要とせず、工業的量産を容易に行うことができる。
そして、本発明においては、上記塑性加工工程で実質的な工程を終了してMg−Cu積層体そのものを上記Mg−Cu複合材料とすることもできるし、後述するごとくさらに別の工程を加えることにより、上記Mg−Cu積層体の構成を変化させたMg−Cu複合材料を得ることもできる。
いずれにしても、本発明の製造方法によれば、上記中間体作製工程と上記塑性加工工程との組み合わせによって、上記Mg−Cu積層体を安定して合理的に製造することができるので、従来のようなバッチプロセスではなく、工業的に量産することが可能となる。それ故、上記Mg−Cu積層体の製造コストの低減をも図ることができる。
本発明の製造方法における上記中間体作製工程は、上記Mg板Cu板主原料として用いる。ここで、上記Mg板は、Mgを主体として含有する金属よりなる板状材料である。Mg含有量は、好ましくは90%以上がよく、特に純Mgと呼ばれる範囲が好ましい。また同様に、上記Cu板は、Cuを主体として含有する金属よりなる板状材料である。Cu含有量は、好ましくは99%以上がよく、特に純Cuと呼ばれる範囲が好ましい。そして、Mg板、所期の目的を阻害しないMg以外の元素を含み、また、Cu板、所期の目的を阻害しないCu以外の元素を含むことは許容される。
また、上記塑性加工工程において得られるMg−Cu積層体を構成する上記Mg層は上記Mg板塑性変形して得られたMgを含む層である。また上記Cu層は上記Cu板塑性変形して得られたCuを含む層である。そしてMg層あるいはCu層がMgあるいはCu以外の元素を含むことも許容されることは勿論である。
また、上記塑性加工工程は冷間圧延により行うことが好ましい(請求項2)。冷間圧延は、量産方法として確立された方法であり、より安定して上記塑性加工工程を実施することができる。そして、圧延加工の特長を生かして、組織の微細化を容易に実現することができる。
また、上記冷間圧延を複数回繰り返すに当たっては、圧延された上記中間体を長手方向において複数に分断あるいは折り曲げて積層することが好ましい。これにより、得られるMg−Cu積層体におけるMg層とCu層との積層数を容易に増加させることができる。
また、上記冷間圧延は、上記中間体を一対の保護板に挟持した状態で行う間接圧延法により行うことが好ましい
この場合には、上記保護板の存在によって、上記中間体に圧延ロールから付与される応力を分散させることができ、圧延性を向上させることができる。
また、上記塑性加工工程では、複数の塑性加工の間に、上記中間体を温度100℃〜150℃に保持する低温焼鈍工程を行うことが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記中間体の加工硬化を上記低温焼鈍によって緩和することができ、塑性加工の繰り返しをよりスムーズに行うことができる。
上記低温焼鈍の温度が100℃未満の場合には加工硬化を緩和する効果が殆ど得られず、また、150℃を超える場合には、上記中間体の組織において再結晶が生じるおそれがある。
また、上記Mg−Cu積層体は、上記Mg層と上記Cu層との積層ピッチが1μm未満であることが好ましい(請求項4)。すなわち、上記積層ピッチがナノメートルオーダーであることが好ましい。この場合には、Mgの特性をCuにより補う効果を高めることができる。上記積層ピッチが1μmを超える場合には微細積層構造による作用効果が十分に発揮されないという問題がある。一方、上記積層ピッチの下限値は特に制限はないが、工業生産における限界によって、0.01μm以下とすることは困難である。
また上記塑性加工工程の後に、上記Mg−Cu積層体を水素雰囲気下で250℃〜350℃の温度範囲に保持して水素の吸蔵放出反応を行わせることにより、Mg2Cu及びMgCu2を生成する水素化反応工程を追加するこの場合には、上記水素化反応工程の追加によって、化合物化に伴うMg2Cuの生成、ならびに水素化反応に伴うMg2Cuの解離によるMgCu2の生成がなされる。そのため、上記Mg−Cu複合材料がMg2Cu及びMgCu2を含む微細組織の存在によって、水素との反応性の向上を図ることができる。
また、上記水素雰囲気としては、最大で5MPa程度までの、99.99%以上の水素ガス雰囲気とすることが好ましい。
また、上記水素化反応工程の温度範囲は、上記のごとく250℃〜350℃とする。250℃未満の場合には、Mg−Cu積層体の水素吸蔵放出が進行せず、一方、350℃を超える場合には、得られるMg−Cu複合材料を水素吸蔵合金として用いた場合に低温での水素吸蔵放出特性が悪化するという問題がある。
以上のように、本発明の製造方法では、上記中間体を圧延機等の一般的な塑性加工機材で可能であり、蒸着やスパッタリング等のような高真空の密閉空間を必要としない。
またMgとCuの比率は各々のモル体積から初期積層厚比、あるいは初期混合比率を決めることで制御可能である。
また、得られるMg−Cu積層体の組織の微細度は塑性加工の条件、及び上記低温焼鈍を採用する場合にはその回数等で制御可能である。
本発明の水素吸蔵合金は、上記のごとく、中間体作製工程及び塑性加工工程とを行って上記Mg−Cu積層体を作製した後、これに上記拡散工程又は上記水素化反応工程を追加して作製されている。そのため、上記水素吸蔵合金は、基本的に微細な層状組織となっており、かつ、Mg2Cu、もしくはMg2Cu及びMgCu2を含有している。それ故、Mg2Cu、もしくはMg2Cu及びMgCu2の含有による効果を、非常に有効に発揮させることができ、優れた性能の水素吸蔵合金となる。
なお、上記水素吸蔵合金は、実質的にMg2Cu、もしくはMg2Cu及びMgCu2のみよりなる構成及び、さらにMg、Cuの一方又は双方を含有する構成をとることができる。
(実施例1)
本発明の実施例に係る水素吸蔵合金及びその製造方法につき、図1〜図7を用いて説明する。
本例では、Mg及びCuを含有するMg−Cu複合材料5よりなる水素吸蔵合金を作製する。本例の製造方法は、図1に示すごとく、Mg板1とCu板2とを積層してなる積層板よりなる中間体3を作製する中間体作製工程と、中間体3に塑性加工を複数回施してMgを含むMg層41とCuを含むCu層42とが複数層交互に積層してなるMg−Cu積層体4を作製する塑性加工工程とを有する。
本例では、上記塑性加工工程は冷間圧延により行った。より具体的には、上記中間体3を一対の保護板9に挟持した状態で行う間接圧延法により行った。
また、上記塑性加工工程では、複数の塑性加工の間に、中間体3を温度100℃に1時間保持する低温焼鈍工程を行った。
また、上記塑性加工工程の後には、Mg−Cu積層体4を水素雰囲気下で温度300℃に24時間保持して水素の吸蔵放出反応を行わせる水素化反応工程を追加した。
以下、さらに詳説する。
まず、市販Mgインゴット(純度99wt%)より5mm厚の薄板を切り出し、温間圧延、冷間圧延の各過程を経て、40μm厚さのMg箔を多数枚作製し、これをMg板1とした。
また、Cu板2としては、市販のCu箔(純度99.99wt%、厚み20μm)を準備した。
次いで、Mg板1とCu板2をそれぞれ長方形(2×3cm)に切り出したものを、Mg、Cu、Mg、Cu…のように交互に積層し、ステンレス板よりなる一対の保護板9に挟んで油圧プレス(700kgf/cm3)にて積層方向に圧力を付与して接合し、これを中間体3とした(中間体作製工程)。なお、本例では、積層したMgとCuのモル比は、ほぼ1:1とした。
次に、上記積層体よりなる中間体3を、上記2枚の保護板9に挟んだまま、2ロール圧延機81にて初期厚の半分まで圧延する。圧延後の中間体3を、保護板9から分離させて半分に折りたたみ、再度保護板9に挟んで圧延をする。この過程を約40回反復し、Mg−Cu積層体4を作製した(塑性加工工程)。また、本例では、上記圧延を約20回反復した時点で、温度100℃に1時間保持する低温焼鈍を熱処理装置81により実施し、加工硬化を緩和させた。
作製したMg−Cu積層体4の断面形状を図2に示すと共に、図3及び図4にSEM写真に示す。図2において白っぽい部分であって、図3及び図4において黒っぽい部分がMg層41であり、図2において黒っぽい部分であって図3及び図4において白っぽい部分がCu層42である。これら図2〜図4より知られるごとく、Mg−Cu積層体4は、Mg層41とCu層42が交互に積層した状態の組織を有しており、各層の層間隔P(図2)は、およそ80〜800nmの範囲にあり、1μm未満のナノメートルオーダーであった。
次に、Mg−Cu積層体4に水素化反応工程を加える。
本例では、熱処理装置83を用い、99.99999%H2雰囲気で、圧力が3.3MPaという条件の水素雰囲気中において、Mg−Cu積層体4を300℃に24時間保持して、拡散・水素化熱処理を行った。
熱処理後の試料を真空引きして水素を脱離した後にX線回折を行い、リートベルト解析により相同定・定量化を行った結果を図5に示す。同図は、横軸にX線回折における2θ/deg.を、縦軸に強度/任意単位(Intensity/arb.unit)をとり、Mg、MgCu2、Cu、Mg2Cuの各回折パターンは、同図中に短い縦線の印で示してある。同図より知られるごとく、熱処理後のMg−Cu複合材料6は、金属Mgがほとんど含まれておらず、Mg2Cuとの解離によるMgCu2、および金属Cuで構成されていることがわかる。
このように、本例では、機械加工と、溶解に比して低い温度域での熱処理を行うだけで合金化を行うために、他の方法では避けがたい合金の汚染、特に酸化と組成偏倚が非常に少ない。つまり高純度合金を、特別な高真空を実現するような設備を用いることなしに作製することが可能である。
(実施例2)
本例では、実施例1の製造方法におけるMgとCuのモル比のみをMg:Cu=2:1に変更し、その他は上記と同様の手順で作製したMg−Cu複合材料(試料E)を準備し、その水素吸蔵放出特性を評価した。また、比較のために、Mg:Cu=2:1となるように、Mg原料とCu原料とを溶解して凝固させる溶製法により作製した試料Cも準備し、同様に評価した。
評価としては、各試料を、それぞれSUS316L製容器(容積3.5ml)内に約0.3g入れ、温度200℃でジーベルツ法によるPCT特性評価を行った。この場合の圧力変化は、最大圧力3.3MPaと最小圧力1.3Pa以下との間を2往復変化させる条件とした。
結果を図6に示す。同図は、横軸にH/M、つまり、合金を構成する原子数に対する吸蔵水素原子数の割合を、縦軸に試料容器内の平衡状態における水素圧力(Pressure/MPa)をとったものである。
同図より知られるごとく、本発明の実施例である試料Eは、200℃という低温にもかかわらず、水素の吸蔵放出反応を進行させたことがわかる。一方、比較品としての試料Cは、200℃という低温状態においては、水素圧力を変化させても、殆ど水素の吸蔵放出反応を示さなかった(なお、図示は省略するが、試料Cでも、温度を約300℃以上程度に上げれば水素の吸蔵放出反応をすることは知られている)。
この結果から、本例の試料Eは、従来の溶製法により作製した水素吸蔵合金(試料C)では不可能な低温での水素吸蔵放出反応を行うことができる優れた水素吸蔵合金であることがわかる。
さらに、本例では、上記試料Eを用い、上記と同様の方法により、温度180℃でジーベルツ法によるPCT特性評価(最大圧力3.3MPa)を2回行った。1回目(try1)については、装置の関係上、途中で中止した。2回目(try2)は、最大圧力3.3MPaと最小圧力0.01MPaとの間の圧力変化を2往復させる条件とした。
結果を図7に示す。
同図より知られるごとく、試料Eは、温度180℃という低温においても、水素の吸蔵放出反応を行うことができる。ただし、その安定性は、温度200℃の場合よりも若干低下しているようである。
このように、本発明の実施例である試料Eでは、Mgの水素化物であるMgH2が熱力学的に安定である低温の温度領域においても、水素の吸蔵・排出反応が進行していることがわかる。これは化合物相を形成するMgとCuが汚染の少ない状態で微細に積層・混合され、また組成偏倚を来さない低い温度で化合物化が行われたことによるものであると考えられる。
実施例1における、Mg−Cu複合材料の製造工程を示す説明図。 実施例1における、Mg−Cu積層体の組織状態を示す説明図。 実施例1における、Mg−Cu積層体の組織状態を示す図面代用SEM写真(倍率=約1000倍)。 実施例1における、Mg−Cu積層体の組織状態を示す図面代用SEM写真(倍率=約80000倍)。 実施例1における、Mg−Cu複合材料のX線回折チャートを示す説明図。 実施例2における、試料E及び試料Cのジーベルツ法によるPCT特性評価結果(温度200℃)を示す説明図。 実施例2における、試料Eのジーベルツ法によるPCT特性評価結果(温度180℃)を示す説明図。
符号の説明
1 Mg板
2 Cu板
3 中間体
4 Mg−Cu積層体
41 Mg層
42 Cu層
5 Mg−Cu複合材料
9 保護板

Claims (4)

  1. Mg及びCuを含有するMg−Cu複合材料を製造する方法であって、
    Mg板とCu板とを積層してなる積層板りなる中間体を作製する中間体作製工程と、
    該中間体に塑性加工を複数回施してMgを含むMg層とCuを含むCu層とが複数層交互に積層してなるMg−Cu積層体を作製する塑性加工工程とを有し、
    上記塑性加工工程の後に上記Mg−Cu積層体を水素雰囲気下で250℃〜350℃の温度範囲に保持して水素の吸蔵放出反応を行わせることにより、Mg2Cu及びMgCu2を生成する水素化反応工程を追加することを特徴とするMg−Cu複合材料の製造方法。
  2. 請求項1において、上記塑性加工工程は冷間圧延により行うことを特徴とするMg−Cu複合材料の製造方法。
  3. 請求項1又は2において、上記塑性加工工程では、複数の塑性加工の間に、上記中間体を温度100℃〜150℃に保持する低温焼鈍工程を行うことを特徴とするMg−Cu複合材料の製造方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記Mg−Cu積層体は、上記Mg層と上記Cu層との積層ピッチが1μm未満であることを特徴とするMg−Cu複合材料の製造方法。
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