JP4482202B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は現像装置、およびこの現像装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ファクシミリ、プリンタ、あるいは複写機などの画像形成装置における感光体ドラムの外周面に形成された静電潜像を現像する現像装置として、現像スリーブとマグネットローラとを組合せて磁性トナーを用いて現像を行うものがある。
【0003】
この現像装置は、図6および図7に示すように外周面に磁性トナーTを担持し回転されて磁性トナーTを搬送する現像スリーブ1と、円周方向に並べて配置された複数の磁極2aを有し且つ現像スリーブ1の内側に配置され回転されて現像スリーブ1に担持された磁性トナーTを感光体ドラム3の外周面における現像部位へ移動させるマグネットローラ2とを具備している。なお、図6は従来の現像装置における現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図、図7は現像スリーブと感光体ドラムとの間におけるトナーの移動を示す説明図である。
【0004】
現像スリーブ1はその中心軸線O1が感光体ドラム3の中心軸線O3に対して同じ高さで且つ平行となるように配設されている。マグネットローラ2はその中心軸線O2が現像スリーブ1の中心軸線O1上に位置するように配設されている。これら現像スリーブ1、マグネットローラ2および感光体ドラム3は図示しない装置本体の内部に配設されている。すなわち、現像スリーブ1とマグネットローラ2が図示矢印方向へ回転すると、装置本体に溜められた磁性トナーTは現像スリーブ1の外周面に乗って感光体ドラム3の外周面における現像部位(現像スリーブ1と感光体ドラム3の各中心軸線を結ぶ水平な線上)へ移動されて、感光体ドラム3の外周面に形成された静電潜像を現像する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この現像装置には次に述べる問題がある。
従来の現像装置では、現像スリーブ1とマグネットローラ2とが同一中心軸線上に配設され、言換えれば現像スリーブ1とマグネットローラ2とが同一中心軸線上で回転するようになっている。
【0006】
ところで、感光体ドラム3における静電潜像を現像する部位では、静電潜像の電位と現像スリーブ1に印加する現像バイアスの電位との間における電位差により生ずる電界と、マグネットローラ2により発生する磁界があり、この領域では電界が磁性トナーに対して感光体ドラム3の静電潜像へ向けて飛翔させる力を作用させるとともに、磁界が磁性トナーに対してマグネットローラ2へ向けて拘束する力を作用させる。ここで、感光体ドラム3における現像部位では、回転するマグネットローラ2により磁界が交番することになり、磁性トナーTは感光体ドラム3における静電潜像と現像スリーブ1との間の空間部を往復移動する。
【0007】
一般的にマグネットローラ2の半径は感光体ドラム3の半径に比較して小さく、マグネットローラ2外周面の曲率が感光体ドラム3に比較して大きい。このため、現像スリーブ1の外周面が、感光体ドラム3における現像部位(現像スリーブ1と感光体ドラム3の各中心軸線を結ぶ水平な線上に位置する部位)を通過して現像部位に対して回転方向下流側に移動すると、曲率の大きいマグネットローラ2では感光体ドラム3の静電潜像に対する磁力が急激に減少する。これにより感光体ドラム3における静電潜像と現像スリーブ1との間における磁性トナーの往復移動が弱小となる。そうすると、図7に示すように感光体ドラム3と現像スリーブ1との間の空間部で往復移動していた磁性トナーTが浮遊するようになり、この浮遊する磁性トナーTが電界の力によりへ引かれて移動し感光体ドラム3の外周面に付着する。このため、現像部位を通過した感光体ドラム3の外周面に磁性トナーTが付着して画像形成に悪影響を与えることがあり、特に感光体ドラム3の外周面の黒ベタ領域における未露光部に付着する事態、いわゆる尾引き現象が発生していた。
【0008】
本発明は、感光体ドラムの現像部位に対して回転方向下流側でトナーが感光体ドラムの外周面に移動して付着する事態の発生を防止して良好な画像形成に寄与する現像装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、本発明は、この現像装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置は、感光体ドラムの外周面に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する画像形成装置において、前記感光体ドラムと、前記感光体ドラムと対向する位置に設けられ、外周面に磁性トナーを担持し前記感光体ドラムの回転方向とは反対方向に回転されて前記磁性トナーを搬送する現像スリーブと、円周方向に並べて配置された複数の磁極を有し且つ前記現像スリーブの内側にこれと平行に配置され、前記感光体ドラムの回転方向とは反対方向に回転されて前記現像スリーブに担持された前記磁性トナーを感光体ドラムの外周面における現像部位へ移動させるマグネットローラと、を具備し、このマグネットローラの中心軸線が、前記現像スリーブの中心軸線を通る垂直線よりも前記感光体ドラムに近い位置で、前記現像スリーブの中心軸線と前記感光体ドラムの現像部位とを結ぶ線に対して前記現像スリーブの回転方向下流側に位置していることを特徴とする。
【0012】
本発明の構成によれば、感光体ドラムにおける現像部位に対して下流側における磁性トナーに対して、マグネットローラから現像スリーブへの大きな帰還力を作用させて、この磁性トナーが感光体ドラムへ移動して付着することを抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1ないし図3を参照して説明する。
【0015】
図1は本発明の現像装置を搭載した例えばプリンタとして用いられる画像形成装置の概略的構成を示す断面図である。
【0016】
図1において11は画像形成装置本体で、この装置本体11の上面部には記録紙排出部12が設けられている。13は記録紙を積層して収容する記録紙カセット、14は記録紙カセット13に収容された記録紙を繰出す繰出しローラ、15は感光体ドラム、16は感光体ドラム15の外周面を帯電する帯電装置、17は感光体ドラム15の外周面を露光して静電潜像を形成する露光装置、18は感光体ドラム15の外周面の静電潜像が形成された部分にトナーを供給付着させて現像を行いトナー像を形成する現像装置、19は感光体ドラム15に形成されたトナー像を記録紙カセット13から繰出されて搬送されてきた記録紙に転写する転写装置、20は記録紙に転写されたトナー像を定着する定着装置である。定着装置20を通過した記録紙は記録紙排出部12において装置本体11の外側へ排出される。
【0017】
この現像装置は図1に示すように感光体ドラム15と対応する長さを有する装置本体21を備え、この装置本体21は感光体ドラム15に対向してこれと平行に並べて設けられている。装置本体21は上面開放部に着脱可能に装着したトナーカートリッジ22から内部へ磁性トナーTを投入して溜めるようになっており、内部には溜めた磁性トナーTを攪拌する攪拌器23が設けてある。また、装置本体21における水平に配設された感光体ドラム15と対面する側部は長さ方向に沿い水平に開放部が形成され、この開放部には現像スリーブ25とマグネットローラ26とが組合せて感光体ドラム15の軸方向に沿って設けてある。現像スリーブ25は非磁性材料からなる円筒体で、感光体ドラム15に比して小さい所定の半径と同じ長さを有している。マグネットローラ26は現像スリーブ25に対して小さい所定の半径を有するもので、その内部には図3に示すように異なる複数の磁極27が円周方向に交互に並べて設けてある。すなわち、N極の磁極27とS極の磁極27が円周方向に並べて設けてある。
【0018】
図中24は現像スリーブ25の上側に位置して現像装置18に設けられたトナー層形成用のブレードである。
【0019】
図2は現像装置における現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図、図3は現像スリーブと感光体ドラムとの間における磁性トナーを示す説明図である。
【0020】
そして、装置本体21の開放部において、現像スリーブ25は、その中心軸線O1が感光体ドラム15の中心軸線O3と同じ高さの水平位置であって中心軸線O3に対して平行となる位置に配置され、両方の端部が中心軸線O1上で図示しない軸受により回転自在に支持されている。すなわち、現像スリーブ25は中心軸線O1を回転軸線として回転するように設けられている。
【0021】
ここで、現像スリーブ25の中心軸線01と感光体ドラム15の中心軸線03とを結ぶ直線は水平な線となり、この水平な線において感光体ドラム15の外周面と対向する現像スリーブ25の外周面の箇所は、現像スリーブ25から感光体ドラム15へ磁性トナーTを供給移動して感光体ドラム15の外周面における静電潜像をトナー像にする現像部位である。
【0022】
マグネットローラ26は現像スリーブ25の内部に配設される。すなわち、マグネットローラ26は、その中心軸線O2が、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3とを結ぶ水平線(現像位置)より下側に位置し、さらに現像スリーブ25の中心軸線O1を通る垂直線より感光体ドラム15に近い位置に位置している。すなわち、マグネットローラ26の中心軸線O2が、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側に位置している。マグネットローラ26は両方の端部が中心軸線O2上で図示しない軸受により回転自在に支持されている。すなわち、マグネットローラ26は中心軸線O2を中心軸線として回転するように設けられている。例えば、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の回転軸線O3とを結ぶ線と、現像スリーブ25の中心軸線O1とマグネットローラ26の中心軸線O2とを結ぶ線とがなす角度θがO°<θ≦60°をなすようにマグネットローラ26を偏心させる。
【0023】
なお、現像スリーブ25およびマグネットローラ26は画像形成装置本体11に設けた図示しない回転駆動装置により回転力を附与されて回転される。
【0024】
このように構成された現像装置の作動について説明する。現像スリーブ25とマグネットローラ26は夫々図示矢印で示す同じ方向へ回転される。装置本体21の内部に溜められた磁性トナーTは現像スリーブ25の回転により現像スリーブ25の外周面に載って搬送され、ブレード24により均一な層厚に規制された後に、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線03とを結ぶ直線上で感光体ドラム15における現像部位へ移動されて付着する。磁性トナーTはブレード23を通過することにより摩擦帯電される。マグネットローラ26の回転に伴い、現像スリーブの中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線03とを結ぶ直線上における現像部位でマグネットローラ26のN極およびS極の各磁極27と、磁力の弱い各磁極27の間の部分が交互に通過する。
【0025】
ここで、感光体ドラム15の外周面における静電潜像の電位と、現像スリーブ25に印加される現像バイアス電圧との電位差により生ずる電界から、摩擦帯電された磁性トナーTが受ける力をF電界とし、マグネットローラ26の磁極27により着磁した磁性トナーTが受け力をF磁界とする。これにより現像部位においてマグネットローラ26の各磁極27が通過すると、F電界<F磁界となり、磁性トナーTに対して現像スリーブ25へ帰還させる帰還力が働く。現像部位においてマグネットローラ26における各磁極27の間の部分が通過すると、F電界>F磁界となり、磁性トナーTに対して感光体ドラム15の静電潜像へ飛翔させる飛翔させる力が働く。これにより回転するマグネットローラ26により磁界が交番することになり、磁性トナーTは感光体ドラム15における静電潜像と現像スリーブ25との間の空間部を往復移動する。
【0026】
ここで、マグネットローラ26の半径は感光体ドラム15の半径に比較して小さく、外周面の曲率が大きい。このため、現像スリーブ25の外周面が、感光体ドラム15における現像部位(現像スリーブ25と感光体ドラム15の各中心軸線O1、O3上に位置する部位)を通過して現像部位に対して回転方向下流側(転写装置19側)に移動すると、曲率の大きいマグネットローラ26では感光体ドラム15の静電潜像に対する磁力が急激に減少する。これにより感光体ドラム15と現像スリーブ25との間における磁性トナーTの往復移動が弱小となる。
【0027】
そこで、この実施の形態では、マグネットローラ26を、その中心軸線O2が、現像スリーブ35の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3とを結ぶ水平線より下側に位置し、さらに現像スリーブ35の中心軸線O1を通る垂直線より感光体ドラム15に近い位置に位置するように設けている。すなわち、マグネットローラ26は、その中心軸線O2が、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側(転写装置19側)に位置するように設けている。
【0028】
このため、マグネットローラ26の半径が一定であることを前提として、そのマグネットローラ26を中心軸線O2が現像スリーブ25の中心軸線O1と同じ位置にして配設した場合に比較して、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側において、マグネットローラ26の外周面が現像スリーブ25の内周壁に大変接近した状態となる。従って、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側において、マグネットローラ26の各磁極27の磁界が磁性トナーTに対して現像スリーブ25へ帰還させるように作用する帰還力が、マグネットローラ26の各磁極27が現像部位を通過する時の帰還力に対して低下する度合いが大変小さく、マグネットローラ26の各磁極27が現像部位を通過する時と同様に大きな帰還力を維持することができる。これによりマグネットローラ26が現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側において、現像スリーブ25と感光体ドラム15との間の空間部に存在する磁性トナーTに対して依然として強い帰還力を作用させ、マグネットローラ26を中心軸線O2が現像スリーブ25の中心軸線O1と同じ位置にして配設した場合に比較して、この磁性トナーTが感光体ドラム15の電界により感光体ドラム15の外周面に付着する現象を大幅に低減できる。
【0029】
このようにこの実施の形態では、マグネットローラ26の中心軸線O2が、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側に位置しているので、感光体ドラム15と現像スリーブ15との現像部位に対して下流側で発生する浮遊トナーに対して、マグネットローラ26から現像スリーブ25の大きな帰還力を作用させて、この磁性トナーTが感光体ドラム15へ移動して付着することを防止でき、良好な画像形成に寄与できる。
【0030】
表1は、マグネットローラ26を現像スリーブ25に対して偏心して配設し、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の回転軸線O3とを結ぶ線と、現像スリーブ25の中心軸線O1とマグネットローラ26の中心軸線O2とを結ぶ線とがなす角度θを種々変更させて、画像記録後の画像における尾引きの状態を評価した結果を示している。これによると現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の回転軸線O3とを結ぶ線と、現像スリーブ25の中心軸線O1とマグネットローラ26の中心軸線O2とを結ぶ線とがなす角度θが0°<θ≦60°をなすようにマグネットローラ26を偏心させた場合に良好な画像記録が行われたことが判った。好ましくは20°<θ≦60°が良いことが判った。従って、この範囲でマグネットローラ26を偏心させて設けることが良いことが判る。
【0031】
【表1】
【0032】
そして、この実施の形態の画像形成装置は、感光体ドラム15における現像部位に対して下流側で発生する浮遊した磁性トナーが感光体ドラム15の外周面に移動して付着する事態の発生を防止して良好な画像形成に寄与する優れた現像装置を備えた装置となる。
【0033】
図4および図5は現像装置18における他実施の形態を示すもので、図4は現像装置における現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図、図5は現像スリーブと感光体ドラムとの間における磁性トナーの移動状態を示す説明図である。図4および図5において図2および図3と同じ分部は同じ符号を付して示している。
【0034】
なお、現像スリーブ25の中心軸線O1とマグネットローラ26の中心軸線O2は同軸線上にある。
【0035】
すなわち、この実施の形態では、マグネットローラ26の半径をrmm、前記感光体ドラム15の半径をRmm、マグネットローラ26の磁極の磁力をGgaussとした場合、これらをG・(r/R)≧350の関係になるように設定したものである。すなわち、マグネットローラ26の各磁極27の磁界が磁性トナーTに対して現像スリーブ25へ帰還させる帰還力がマグネットローラ26の各磁極27が現像部位を通過する時と同様に大きな値に維持できるように、感光体ドラム15の半径Rに近づけてマグネットローラ26の半径Rを大きくしている。
【0036】
このため、従来に比較して、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側において、マグネットローラ26の外周面が感光体ドラム15の外周面に接近した状態となる。従って、現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側(転写装置19側)において、マグネットローラ26の各磁極27の磁界が磁性トナーTに対して現像スリーブ25へ帰還させるように作用する帰還力が、マグネットローラ26の各磁極27現像部位を通過する時の帰還力に対して低下する度合が大変小さくグネットローラ26の各磁極27が現像部位を通過する時と同様に大きな帰還力を維持することができる。これによりマグネットローラ26が現像スリーブ25の中心軸線O1と感光体ドラム15の中心軸線O3(現像部位)とを結ぶ線に対して現像スリーブ25の回転方向下流側において、現像スリーブ25と感光体ドラム15との間の空間部に存在する磁性トナーTに対して依然として強い帰還力を作用させ、従来に比較して磁性トナーTが感光体ドラム15の電界により感光体ドラム15の外周面に付着することを大幅に低減できる。
【0037】
このようにこの実施の形態では、マグネットローラ26の半径と感光体ドラム15の半径とマグネットローラ26の磁極の磁力とをある特定の関係に設定することにより、感光体ドラム15と現像スリーブ15との現像部位に対して下流側で発生する浮遊トナーに対して、マグネットローラ26から現像スリーブ25の大きな帰還力を作用させて、この磁性トナーTが感光体ドラム15へ移動して付着することを防止でき、良好な画像形成に寄与できる。
【0038】
表2は、マグネットローラ26の直径を種々変更させて、画像記録後の画像における尾引きの状態を評価した結果を示している。これによるとマグネットローラ26の半径をrmm、前記感光体ドラム15の半径をRmm、マグネットローラ26の磁極の磁力をGgaussとした場合、これらをG・(r/R)≧350の関係になるように設定した場合に良好な画像記録が行われたことが判る。好ましくはG・(r/R)≧400が良い。
【0039】
【表2】
【0040】
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。例えば前述した実施の形態に示した2個の形態を組合せても良い。
【0041】
【発明の効果】
請求項1の発明の現像装置によれば、マグネットローラの中心軸線が、現像スリーブの中心軸線と感光体ドラムの現像部位とを結ぶ線に対して現像スリーブの回転方向下流側に位置しているので、感光体ドラムと現像スリーブとの現像部位に対して下流側で浮遊する磁性トナーに対して、マグネットローラから現像スリーブへの大きな帰還力を作用させて、この磁性トナーが感光体ドラムへ移動して付着することを防止でき良好な画像形成に寄与できる。
【0042】
請求項2の発明の現像装置によれば、マグネットローラの半径と感光体ドラムの半径とマグネットローラの磁極の磁力とをある特定の関係に設定することにより、感光体ドラムと現像スリーブとの現像部位に対して下流側で浮遊する磁性トナーに対して、マグネットローラから現像スリーブへの大きな帰還力を作用させて、この磁性トナーが感光体ドラムへ移動して付着することを防止でき良好な画像形成に寄与できる。
【0043】
請求項3の発明によれば、感光体ドラムと現像スリーブとの現像部位に対して下流側で発生する浮遊トナーが感光体ドラムの外周面に移動して付着する事態の発生を防止して良好な画像形成を得ることができる優れた現像装置を備えた画像形成装置を得ることができるとともに、浮遊したトナーによって画像形成装置内部が汚れることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における画像形成装置の概略的構成を示す断面図。
【図2】同実施の形態における現像装置の現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図。
【図3】同実施の形態における現像装置の現像スリーブと感光体ドラムとの間における磁性トナーの動きを示す説明図。
【図4】同実施の形態における現像装置の現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図。
【図5】同実施の形態における現像装置の現像スリーブと感光体ドラムとの間における磁性トナーの動きを示す説明図。
【図6】従来の形態における現像装置の現像スリーブおよびマグネットローラと感光体ドラムを示す説明図。
【図7】従来の形態における現像装置の現像スリーブと感光体ドラムとの間における磁性トナーの動きを示す正面図。
【符号の説明】
11…画像形成装置本体、
13…現像装置、
15…感光体ドラム、
21…現像装置本体、
24…ブレード、
25…現像スリーブ、
26…マグネットローラ、
T…磁性トナー。
Claims (1)
- 感光体ドラムの外周面に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する画像形成装置において、
前記感光体ドラムと、
前記感光体ドラムと対向する位置に設けられ、外周面に磁性トナーを担持し前記感光体ドラムの回転方向とは反対方向に回転されて前記磁性トナーを搬送する現像スリーブと、
円周方向に並べて配置された複数の磁極を有し且つ前記現像スリーブの内側にこれと平行に配置され、前記感光体ドラムの回転方向とは反対方向に回転されて前記現像スリーブに担持された前記磁性トナーを感光体ドラムの外周面における現像部位へ移動させるマグネットローラと、
を具備し、
このマグネットローラの中心軸線が、前記現像スリーブの中心軸線を通る垂直線よりも前記感光体ドラムに近い位置で、前記現像スリーブの中心軸線と前記感光体ドラムの中心軸線とを結ぶ線に対して前記現像スリーブの回転方向下流側に位置していることを特徴とする画像形成装置。
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