JP2013195935A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013195935A
JP2013195935A JP2012065709A JP2012065709A JP2013195935A JP 2013195935 A JP2013195935 A JP 2013195935A JP 2012065709 A JP2012065709 A JP 2012065709A JP 2012065709 A JP2012065709 A JP 2012065709A JP 2013195935 A JP2013195935 A JP 2013195935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developer
holding member
developing sleeve
image
developing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012065709A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutomo Ishii
康友 石井
Makoto Sugano
誠 菅野
Yuji Sakota
裕司 迫田
Kiyoto Horii
清人 堀井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2012065709A priority Critical patent/JP2013195935A/ja
Priority to US13/561,936 priority patent/US8805249B2/en
Priority to CN201210374751.0A priority patent/CN103324061B/zh
Publication of JP2013195935A publication Critical patent/JP2013195935A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0142Structure of complete machines
    • G03G15/0147Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member
    • G03G15/0152Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member onto which the monocolour toner images are superposed before common transfer from the recording member
    • G03G15/0173Structure of complete machines using a single reusable electrographic recording member onto which the monocolour toner images are superposed before common transfer from the recording member plural rotations of recording member to produce multicoloured copy, e.g. rotating set of developing units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • G03G15/0812Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller characterised by the developer regulating means, e.g. structure of doctor blade
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0921Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Magnetic Brush Developing In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】現像後の像保持部材の幅方向の中央部の現像量が両端部の現像量に比べて多くなるのを抑制する。
【解決手段】画像形成装置10は、感光体62と、現像スリーブ106Bと、現像スリーブ106Bの内側に設けられたマグネットロール106Aと、現像剤層の厚みを規制するトリマー108と、を有している。そして、搬送極S2及びトリマー108は、現像スリーブ106Bの鉛直方向の撓み量が水平方向の撓み量以上となる位置に現像剤Gが溜まるように配置されている。ここで、現像スリーブ106Bは、水平方向の撓みが抑えられているので、現像スリーブ106Bの中央部が感光体62へ近づくことが抑制される。これにより、現像後の感光体62において、幅方向の中央部が両端部に比べて現像量が多くなるのを抑制することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1の画像形成装置は、マグネットローラと、マグネットローラを内部に備え外周面に現像剤を保持する非磁性体のスリーブと、を含む現像ローラを有している。そして、スリーブの周囲のハウジングには、マグネットローラに及ぼす撓みを抑制するための磁性金属部材が設けられている。
特開2008−225316号公報
本発明は、現像後の像保持部材の幅方向の中央部の現像量が両端部の現像量に比べて多くなるのを抑制することができる画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置は、潜像を外周面に保持する像保持部材と、筒状に形成されて両端部が回転可能に支持され、前記像保持部材に対して水平方向に対向配置され、磁性粒子を含む現像剤を外周面に保持し、周方向に回転する現像剤保持部材と、前記現像剤保持部材の内側で前記現像剤保持部材の回転中心位置よりも鉛直方向の上側に設けられ、複数の磁極が前記現像剤保持部材の周方向に沿って配置された磁力発生部の1つの該磁極を構成し、回転する前記現像剤保持部材に現像剤を搬送させる搬送極と、前記現像剤保持部材の回転方向における前記搬送極から前記像保持部材までの間で前記現像剤保持部材と対向して設けられ、前記現像剤保持部材の外周面の現像剤層の厚みを規制し、前記現像剤保持部材が回転したとき、前記現像剤保持部材の鉛直方向の撓み量が水平方向の撓み量以上となる位置に現像剤が溜まるように配置された現像剤規制部材と、を有する。
本発明の請求項2に係る画像形成装置は、前記現像剤規制部材の先端部が、水平方向において、前記現像剤保持部材の回転中心位置よりも前記像保持部材側に配置されている。
本発明の請求項3に係る画像形成装置は、前記現像剤保持部材の周方向における前記搬送極と前記現像剤規制部材との間で且つ前記現像剤保持部材と対向する位置には、現像剤の溜まり部の形状を規制する溜まり部規制部材が設けられている。
請求項1の発明は、現像剤保持部材の水平方向の撓み量が鉛直方向の撓み量よりも大きくなる位置に現像剤が溜まるように配置された現像剤規制部材を有する構成に比べて、現像後の像保持部材の幅方向の中央部の現像量が両端部の現像量に比べて多くなるのを抑制することができる。
請求項2の発明は、現像剤規制部材の先端部が、水平方向において、現像剤保持部材の回転中心位置よりも像保持部材から離れる側に配置されている構成に比べて、現像剤保持部材の水平方向の撓み量をより小さくすることができる。
請求項3の発明は、現像剤の溜まり部の形状を規制する部材を設けていない構成に比べて、現像剤の溜まり量が最も多くなる部位の管理を容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成図である。 本発明の実施形態に係る画像形成ユニットの構成図である。 本発明の実施形態に係る現像装置の構成図である。 (A)本発明の実施形態に係るマグネットロールと現像剤との引付力によって現像スリーブが感光体側へ移動する状態を示す模式図である。(B)本発明の実施形態に係る感光体と現像スリーブとの間隔が現像スリーブの両端部と中央部とで異なることを示す模式図である。 (A)本発明の実施形態に係る現像スリーブ上の周方向の同じ位置で現像剤量を増加させる実験の模式図である。(B)本発明の実施形態に係る現像スリーブ上の周方向の同じ位置で保持する現像剤量を変化させたときの現像スリーブの中央部、端部の変位を示すグラフである。 本発明の実施形態に係るトリマー及び溜まり部規制部材110の配置を示す模式図である。 (A)、(B)本発明の実施形態に係るトリマーの配置を変更したときの現像スリーブに作用する力を示す模式図である。 (A)本発明の現像スリーブの外形を示す模式図である。(B)本発明の実施形態に係る現像スリーブの周方向で現像剤を保持する位置を変えたときの現像スリーブの軸方向位置に対する現像スリーブの変位量を示すグラフである。(C)本発明の実施形態に係る現像スリーブの周方向で現像剤を保持する位置を変えたときの現像スリーブの軸方向位置に対する画像濃度の変化を示すグラフである。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例について説明する。
(全体構成)
図1には、実施形態の一例としての画像形成装置10が示されている。画像形成装置10は、上下方向(矢印Y方向)の下側から上側へ向けて、記録媒体の一例としての記録用紙Pが収容される用紙収容部12と、用紙収容部12の上に設けられ用紙収容部12から供給される記録用紙Pに画像形成を行う画像形成部14と、画像形成部14の上に設けられ読取原稿GNを読み取る原稿読取部16と、画像形成部14内に設けられ画像形成装置10の各部の動作を制御する制御部20と、を含んで構成されている。なお、以後の説明では、画像形成装置10の装置本体10Aの上下方向(鉛直方向)をY方向、水平方向をX方向、画像形成装置10を正面視したときの手前側から奥側に向かう奥行き方向をZ方向と記載する。
用紙収容部12は、サイズの異なる記録用紙Pが収容される第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26が設けられている。第1収容部22、第2収容部24、及び第3収容部26には、収容された記録用紙Pを画像形成装置10内に設けられた搬送路28に送り出す送り出しロール32が設けられている。そして、搬送路28における送り出しロール32よりも下流側には、記録用紙Pを一枚ずつ搬送するそれぞれ一対の搬送ロール34及び搬送ロール36が設けられている。また、搬送路28における記録用紙Pの搬送方向で搬送ロール36よりも下流側には、記録用紙Pを一旦停止させるとともに、決められたタイミングで後述する二次転写位置QB(図2参照)へ送り出す位置合せロール38が設けられている。
搬送路28の上流側部分(搬送ロール36が設けられている部位)は、画像形成装置10の正面視において、Y方向に向けて用紙収容部12の左側から画像形成部14の左側下部まで直線状に設けられている。また、搬送路28の下流側部分は、画像形成部14の左側下部から画像形成部14の右側面に設けられた排紙部15まで設けられている。さらに、搬送路28には、記録用紙Pの両面に画像形成を行うために記録用紙Pが搬送及び反転される両面搬送路29が接続されている。
両面搬送路29は、画像形成装置10の正面視において、搬送路28と両面搬送路29との切り替えを行う第1切替部材31と、画像形成部14の右側下部から用紙収容部12の右側までY方向(図示の下向きが−Y、上向きが+Y)に直線状に設けられた反転部33と、反転部33に搬送された記録用紙Pの後端が進入するとともにX方向における図示の左側に搬送される搬送部37と、反転部33と搬送部37との切り替えを行う第2切替部材35と、を有している。そして、反転部33には、一対の搬送ロール42が間隔をあけて複数箇所に設けられており、搬送部37には、一対の搬送ロール44が間隔をあけて複数箇所に設けられている。なお、反転部33の上部には、反転部33に搬送された記録用紙Pが、両面の画像形成を行わずに単に反転のみされる場合に搬送される搬送路41が設けられている。そして、搬送路41の他端は、排紙部15に接続されている。
第1切替部材31は、三角柱状の部材であり、駆動手段(図示省略)によって先端部が搬送路28又は両面搬送路29のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。同様に、第2切替部材35は、三角柱状の部材であり、図示しない駆動手段によって先端部が反転部33又は搬送部37のいずれか一方に移動されることで、記録用紙Pの搬送方向を切り替えるようになっている。
搬送部37の下流側端部は、搬送路28の上流側部分にある複数の搬送ロール36のうち、一番下流側にある搬送ロール36の手前側(上流側)に案内部材(図示省略)により接続されている。また、画像形成部14の左側面には、折り畳み式の手差給紙部46が設けられており、手差給紙部46から搬送ロール48により送り込まれる記録用紙Pの搬送経路47が、搬送路28における位置合せロール38よりも手前側(上流側)に接続されている。
原稿読取部16は、読取原稿GNを1枚ずつ自動で搬送する原稿搬送装置52と、原稿搬送装置52の下側に配置され1枚の読取原稿GNが載せられるプラテンガラス54と、原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿GN又はプラテンガラス54に載せられた読取原稿GNを読み取る原稿読取装置56とが設けられている。
原稿搬送装置52は、一対の搬送ロール53が複数配置された自動搬送路55を有しており、自動搬送路55の一部は記録用紙Pがプラテンガラス54上を通るように配置されている。また、原稿読取装置56は、プラテンガラス54の左端部下方に静止した状態で原稿搬送装置52によって搬送された読取原稿GNを読み取り、又はX方向に移動しながらプラテンガラス54に載せられた読取原稿GNを読み取るようになっている。
一方、画像形成部14は、記録用紙P上にトナー画像(現像剤像)を形成する画像形成ユニット50を有している。画像形成ユニット50は、後述する感光体62、帯電部64、露光装置66、現像ユニット90、中間転写ベルト68、及びクリーニングユニット73を含んで構成されている。
画像形成部14における装置本体10Aの中央には、円筒状の像保持部材の一例としての感光体62が設けられている。感光体62は、駆動手段(図示省略)によって矢印+R方向(図示の時計回り方向)に回転すると共に光照射によって形成される静電潜像を外周面に保持するようになっている。また、感光体62の上側で且つ感光体62の外周面と対向する位置には、一例として、感光体62の外周面(表面)を帯電するコロトロン方式の帯電部64が設けられている。
感光体62の回転方向における帯電部64よりも下流側で且つ現像ユニット90よりも上流側であり、感光体62の外周面と対向する位置には、露光装置66が設けられている。露光装置66は、図示しない半導体レーザ、f−θレンズ、ポリゴンミラー、結像レンズ、及び複数のミラーを有している。そして、露光装置66は、画像信号に基づき半導体レーザから出射されたレーザ光を、ポリゴンミラーで偏向走査し、帯電部64により帯電された感光体62の外周面に照射(露光)して静電潜像を形成するようになっている。なお、露光装置66は、レーザ光をポリゴンミラーで偏向走査する方式に限らず、LED(Light Emitting Diode)方式であってもよい。
感光体62の回転方向で露光装置66の露光光が照射される部位よりも下流側の部位と対向する位置には、感光体62の外周面に形成された静電潜像を決められた色のトナーで現像して可視化させる回転切り替え式の現像ユニット90が設けられている。なお、現像ユニット90の詳細については後述する。
一方、図2に示すように、感光体62の回転方向で現像ユニット90よりも下流側であり且つ感光体62の下側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像が転写される中間転写ベルト68が設けられている。中間転写ベルト68は、無端状であり、制御部20(図1参照)により回転駆動される駆動ロール61、中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する複数の搬送ロール63、中間転写ベルト68に張力を付与するための張力付与ロール65、及び後述する二次転写位置QBにおいて中間転写ベルト68の裏面に接触して従動回転する補助ロール69に巻き掛けられている。そして、中間転写ベルト68は、駆動ロール61が回転することにより、矢印−R方向(図示の反時計回り方向)に周回移動するようになっている。
また、中間転写ベルト68を挟んで感光体62側とは反対側には、感光体62の外周面に形成されたトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写させる一次転写ロール67が設けられている。一次転写ロール67は、感光体62と中間転写ベルト68とが接触する位置(これを一次転写位置QAとする)から中間転写ベルト68の移動方向下流側に離れた位置で、中間転写ベルト68の裏面に接触している。そして、一次転写ロール67は、電源(図示省略)から通電されることにより、接地されている感光体62との電位差で感光体62のトナー画像を中間転写ベルト68に一次転写するようになっている。
さらに、中間転写ベルト68を挟んで補助ロール69側とは反対側には、中間転写ベルト68上に一次転写されたトナー画像を記録用紙Pに二次転写させる二次転写ロール71が設けられている。そして、二次転写ロール71と補助ロール69との間が、記録用紙Pへトナー画像を転写する二次転写位置QBとされている。二次転写ロール71は、接地されると共に中間転写ベルト68の表面に接触しており、電源(図示省略)から通電された補助ロール69と、二次転写ロール71との電位差で、中間転写ベルト68のトナー画像を記録用紙Pに二次転写するようになっている。なお、二次転写位置QBは、前述の搬送路28(図1参照)の途中に設定されている。
また、中間転写ベルト68を挟んで駆動ロール61側とは反対側には、中間転写ベルト68の二次転写後の残留トナーを回収する(清掃する)清掃装置の一例としてのクリーニングブレード59が設けられている。
さらに、中間転写ベルト68の周囲で張力付与ロール65と対向する位置には、中間転写ベルト68の表面に付されたマーク(図示省略)を検知することで中間転写ベルト68上の予め定めた基準位置を検出し、画像形成処理の開始タイミングの基準となる位置検出信号を出力する位置検出センサ83が設けられている。位置検出センサ83は、中間転写ベルト68に向けて光を照射すると共にマークの表面で反射された光を受光することで、中間転写ベルト68の移動位置を検出するようになっている。
一方、感光体62の回転方向で一次転写ロール67よりも下流側には、中間転写ベルト68に一次転写されずに感光体62の表面に残留した残留トナー等を清掃するクリーニングユニット73が設けられている。クリーニングユニット73は、感光体62表面に接触するクリーニングブレード86及びブラシロール88により残留トナーを回収する構成となっている。
また、感光体62の回転方向でクリーニングユニット73の上流側(一次転写ロール67よりも下流側)には、感光体62の外周面に一次転写後に残留したトナーの除電を行う第1除電ユニット81が設けられている。さらに、感光体62の回転方向でクリーニングユニット73の下流側(帯電部64よりも上流側)には、クリーニング後の感光体62の外周面の残留電荷を除去する第2除電ユニット75が設けられている。
図1に示すように、記録用紙Pの搬送方向における二次転写ロール71よりも下流側には、二次転写ロール71によってトナー画像が転写された記録用紙Pにトナー画像を定着させる定着装置80が設けられている。定着装置80は、内部に熱源を有する加熱ロール82と、加熱ロール82へ向けて記録用紙Pを加圧する加圧ロール84とを有している。また、記録用紙Pの搬送方向で定着装置80よりも下流側には、排紙部15又は反転部33へ向けて記録用紙Pを搬送する搬送ロール39が設けられている。
さらに、原稿読取装置56の下側で現像ユニット90よりも上側には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナーを収容するトナーカートリッジ78Y、78M、78C、78K、78E、78FがX方向に並んで交換可能に設けられている。
次に、画像形成装置10における画像形成工程について説明する。
図1に示すように、画像形成装置10が作動すると、画像処理装置(図示省略)又は外部から、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各色の画像データが露光装置66に順次出力される。このとき、一例として、現像ユニット90は、後述する現像装置100Y(図2参照)が感光体62の外周面と対向するように回転して保持されている。
続いて、露光装置66から画像データに応じて出射された光は、帯電部64により帯電された感光体62の外周面を露光し、感光体62の外周面には、イエローの画像データに対応した静電潜像が形成される。更に、感光体62の外周面に形成された静電潜像は、現像装置100Yによってイエローのトナー画像として現像される。そして、感光体62の外周面のイエローのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68に転写される。
続いて、図2に示すように、現像ユニット90が矢印+R方向に60°回転され、現像装置100Mが感光体62の外周面と対向する。そして、帯電、露光、現像の各工程が行われ、感光体62の外周面のマゼンタのトナー画像は、一次転写ロール67によって中間転写ベルト68のイエローのトナー画像上に転写される。同様にして、シアン(C)、ブラック(K)、更に色設定に応じて第1特別色(E)、第2特別色(F)のトナー画像が中間転写ベルト68上に順次多重転写される。
一方、図1に示すように、用紙収容部12から送り出され、搬送路28を搬送されてきた記録用紙Pは、位置合わせロール38により、中間転写ベルト68への各トナー画像の多重転写とタイミングを合わせて二次転写位置QB(図2参照)に搬送される。そして、中間転写ベルト68上に多重転写されたトナー画像は、二次転写位置QBに搬送されてきた記録用紙P上に二次転写ロール71によって二次転写される。
続いて、トナー画像が転写された記録用紙Pは、定着装置80に向けて矢印A方向(図示の右方向)に搬送される。そして、定着装置80では、トナー画像が加熱ロール82及び加圧ロール84によって加熱、加圧されることで記録用紙Pに定着される。さらに、トナー画像が定着された記録用紙Pは、一例として、排紙部15に排出される。
なお、記録用紙Pの両面に画像を形成する場合は、定着装置80で表面に画像定着を行った後、記録用紙Pを矢印−Y方向に沿って反転部33に送り込むとともに、矢印+Y方向に沿って送り出すことで、記録用紙Pの先端と後端を入れ替える。そして、記録用紙Pを搬送部37によって矢印B方向(図示の左方向)に搬送し、更に搬送路28に送り込んで、記録用紙Pの裏面の画像形成及び定着を行う。
(要部構成)
次に、現像ユニット90及び現像装置100について説明する。
図2に示すように、現像ユニット90は、一例として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)、第1特別色(E)、第2特別色(F)の各トナー色にそれぞれ対応する現像装置100Y、100M、100C、100K、100E、100Fが、周方向に(図示の反時計回り方向にこの順番で)並んで配置されている。そして、現像ユニット90は、モータ(図示省略)によって中心角で60°ずつ回転することで、現像処理を行う現像装置100Y、100M、100C、100K、100E、100Fが切り替えられ、感光体62の外周面と対向するようになっている。
なお、現像装置100Y、100M、100C、100K、100E、100Fは、使用する現像剤(トナー)を除いて同様の構成となっているため、ここでは現像装置100Yを現像装置100として説明し、他の現像装置100M、100C、100K、100E、100Fについては説明を省略する。また、Y、M、C、Kの4色の画像形成を行う場合は、現像装置100E、100Fを使用しないため、現像装置100Kから現像装置100Yへの回転角度が180°となる。
図3に示すように、現像装置100は、現像剤Gが収容されたハウジング102と、現像ロール106と、現像ロール106の外周面に保持された現像剤Gの層(現像剤層)の厚みを規制する現像剤規制部材の一例としてのトリマー108と、現像剤Gを現像ロール106に供給する第1オーガ109と、第1オーガ109とともに現像剤Gを循環搬送する第2オーガ111と、現像剤Gの溜まり部の形状を規制する溜まり部規制部材110と、を有している。
現像剤Gは、一例として、負極性に帯電する帯電粒子の一例としてのトナーTと、正極性に帯電する磁性粒子の一例としての磁性キャリアCAと、を含む2成分現像剤で構成されている。そして、現像剤Gは、ハウジング102内で、第1オーガ109及び第2オーガ111を覆う高さまで貯留されている。なお、後述する現像スリーブ106Bの外周面に保持されている現像剤Gの量を現像剤量といい、現像剤Gによる現像後に感光体62の外周面に保持されているトナー量を現像量という。
ハウジング102は、容器本体103と、容器本体103の上部を塞ぐカバー部材104とを含んで構成されている。また、ハウジング102は、現像ロール106が収容される現像ロール室122と、現像ロール室122のY方向下側に設けられた第1攪拌室123と、X方向で第1攪拌室123に隣接する第2攪拌室124と、を有している。
容器本体103は、Z方向に見て、Y方向下側に凸となるようにX方向の2箇所で湾曲した底壁103Aと、底壁103AのX方向における左端部でY方向に延びる側壁103Bと、底壁103AのX方向における右端部に立設された側壁103Cと、底壁103Aの中央部に立設され第1攪拌室123と第2攪拌室124とを仕切る仕切壁103Dと、を含んで構成されている。なお、側壁103BのY方向上端部は、現像ロール106のY方向下側に配置されており、この上端部には、X方向左側へ向けて張り出した張出部103Eが形成されている。
カバー部材104は、第2攪拌室124上に配置される上壁104Aと、上壁104AのX方向左端部から左斜め上方へ延びて現像ロール室122を覆う湾曲壁104Bと、湾曲壁104BのX方向左端部から現像ロール106へ向けて傾斜した傾斜壁104Cと、傾斜壁104CのY方向下端部から現像ロール106の周方向に沿って張り出した張出部104Dと、上壁104AのX方向右端部からY方向下側に延びて容器本体103に嵌め込まれる嵌合部104Eと、を有している。さらに、カバー部材104の湾曲壁104Bの内側には、トリマー108及び溜まり部規制部材110が取り付けられるブラケット114が設けられている。
ブラケット114は、仕切壁103DのY方向上端部付近からY方向に向けて延びる鉛直部114Aと、鉛直部114AのY方向上端部から左斜め上方へ延びる傾斜部114Bと、傾斜部114BのX方向左端部から左斜め下方へ延びる上壁部114Cと、を有している。そして、上壁部114CのX方向左端部には、トリマー108のY方向上端部が取り付けられている。さらに、現像ロール室122内で、傾斜部114B、上壁部114C、及びトリマー108で囲まれた領域には、溜まり部規制部材110が固定されている。
現像ロール室122には、現像ロール106が設けられている。現像ロール106は、Z方向を軸方向とする円柱状に形成され容器本体103にシャフト106Cを介して固定支持された磁力発生部の一例としてのマグネットロール106Aと、円筒状に形成されマグネットロール106Aの外側で軸方向両端部が回転可能に支持された現像剤保持部材の一例としての現像スリーブ106Bと、を有している。即ち、マグネットロール106Aは、現像スリーブ106Bの内側に配置されている。
マグネットロール106Aは、外周面(周方向)に沿って複数の磁極が設けられており、詳細には、Z方向に見て、右斜め下側から反時計回り方向に現像剤Gを引き付けるピックアップ極N2、現像剤Gを回転する現像スリーブ106Bに搬送させる搬送極S2、トリマー108と対向する層形成極N1、感光体62と対向する現像極S1、現像剤Gを現像スリーブ106Bから離脱(剥離)させるピックオフ極N3が設けられている。なお、層形成極N1から現像極S1及び搬送極S2へ向けて、ピックアップ極N2から搬送極S2へ向けて、ピックオフ極N3から現像極S1へ向けて磁力線が生じているが、図示を省略している。
ここで、マグネットロール106AをZ方向(軸方向)に見たとき、上側の位置を12時、下側の位置を6時として、各磁極の位置を説明する。一例として、ピックアップ極N2は、5時方向に配置されており、現像剤Gを現像スリーブ106B側へ引き付ける。搬送極S2は、2時方向に配置されており、現像剤Gを引き付けて回転する現像スリーブ106Bの外周面に保持させる。層形成極N1は、トリマー108の先端部(Y方向下端部)と対向して11時方向に配置されており、複数の磁性キャリアCAを穂立ちさせた状態で現像スリーブ106Bの外周面に保持させる。
現像極S1は、感光体62(図2参照)の外周面と対向して9時方向に配置されている。ピックオフ極N3は、7時方向に配置されており、感光体62(図2参照)への現像が終了して残った現像剤Gに対して現像スリーブ106Bから離間する方向の磁界を生じさせ、ピックアップ極N2とピックオフ極N3との間で現像剤Gを現像スリーブ106B上から剥離させる。
現像スリーブ106Bは、Z方向の両端部に、該両端部を塞ぐキャップ状の支持部材(図示省略)が取り付けられている。この支持部材は、Z方向に見て環状に形成されており、内側にZ方向を軸方向とするベアリング(図示省略)が固定されている。そして、ベアリングにシャフト106Cが挿入されることで、現像スリーブ106Bの両端部が支持され、マグネットロール106Aに対して現像スリーブ106Bが周方向に回転可能となっている。
また、現像スリーブ106Bの一端の支持部材にはギヤ(図示省略)が取り付けられており、モータ(図示省略)により駆動可能となっている。なお、現像スリーブ106Bは、張出部103Eと張出部104Dとの間で感光体62(図2参照)側へ露出されている。そして、現像スリーブ106Bは、感光体62に対してX方向(水平方向)に対向配置され、現像剤Gを外周面に保持し、周方向に回転するようになっている。
一方、第1攪拌室123には、現像剤Gを攪拌しながら搬送する第1オーガ109が配置されている。第1オーガ109は、Z方向に沿って配置された回転軸109Aの外周にらせん状の翼部109Bが形成されている。また、第1オーガ109は、現像スリーブ106Bの回転方向におけるトリマー108よりも上流側で現像スリーブ106B(ピックアップ極N2)と対向配置され、現像スリーブ106Bと回転軸方向が揃えられ、翼部109Bを回転して現像剤Gを回転軸方向に搬送するとともに現像スリーブ106Bに現像剤Gを供給するようになっている。
また、第2攪拌室124には、現像剤Gを攪拌しながら搬送する第2オーガ111が配置されている。第2オーガ111は、Z方向に沿って配置された回転軸111Aの外周にらせん状の翼部111Bが形成されている。そして、第1オーガ109と第2オーガ111が互いに逆方向に回転することにより、第1攪拌室123及び第2攪拌室124の現像剤Gが互いに逆方向に搬送され循環する。
第1攪拌室123内の現像剤Gは、ピックアップ極N2及び搬送極S2によって現像スリーブ106B上に保持された状態で、現像スリーブ106Bの+R方向の回転により搬送される。そして、現像スリーブ106B上に保持された現像剤Gは、現像スリーブ106Bの外周面とトリマー108の先端部(Y方向下端部)との間へ進入することで層の厚みが規制され、感光体62(図2参照)と対向する現像領域に搬送される。
トリマー108は、Z方向を長手方向とする板状の部材であり、現像スリーブ106Bの回転方向における搬送極S2から感光体62(図2参照)までの間で、現像スリーブ106Bの外周面と対向配置されるとともに、先端部(Y方向下端部)が基端部よりもX方向へ傾いた状態で配置されている。そして、トリマー108は、短手方向を傾いた方向とするとともに先端部をシャフト106C側へ向けて配置されている。即ち、トリマー108は、Y方向において現像スリーブ106Bよりも上側(現像スリーブ106Bの回転中心位置Oよりも上側)に配置されており、現像スリーブ106Bを介して層形成極N1と対向配置され、現像スリーブ106Bの外周面上に保持される現像剤層の厚みを規制するようになっている。
溜まり部規制部材110は、傾斜部114B、上壁部114C、及びトリマー108と接触して、現像スリーブ106BよりもY方向上側に取り付けられたブロック体で構成されている。また、Z方向に見て、溜まり部規制部材110には、Y方向下端部(現像スリーブ106Bと対向する部位)がY方向に山型に窪んだ規制部110Aが形成されている。なお、規制部110AのY方向に最も窪んだ部位を最深部110Bという。また、溜まり部規制部材110は、Z方向の各位置における断面形状が同じになっている。さらに、溜まり部規制部材110は、現像スリーブ106Bの回転方向における規制部110Aの上流側端部から斜め上方(上端がY方向に対してX方向側へ傾斜する方向)に広がる面で構成された堰止部110Cが形成されている。堰止部110Cの傾斜角度は、一例として、堰止部110Cで堰き止められた現像剤G´(図6参照)の頂点GAが、X方向に対する角度が45°以上90°以下に配置されるように設定されている。
次に、トリマー108及び規制部110Aの配置について説明する。
まず、本実施形態に対する比較例として、現像剤Gを水平方向に多く溜まるように保持した場合について説明する。
図4(A)に示すように、現像スリーブ106Bの回転中心位置Oを通りX方向へ延びる中心線をKとする。そして、現像剤Gは、現像スリーブ106Bに対して感光体62側とは反対側で山形に保持されており、保持された現像剤Gの山の頂点を点GAとする。ここで、一例として、現像剤Gの山の頂点GAが中心線K上に配置されるように、現像剤Gが現像スリーブ106Bの外周面に保持されているものとする。
なお、図4(A)では、停止(静止)状態で且つ現像剤Gが現像スリーブ106Bに保持されていない状態におけるマグネットロール106A及び現像スリーブ106Bの位置が破線で示されている。そして、後述する撓んだ後のマグネットロール106A及び現像スリーブ106Bの位置が実線で示されている。また、以後の説明では、X、Y、Z方向とは反対方向を−X、−Y、−Z方向という。
図4(B)に示すように、(図4(A)の状態で)現像スリーブ106Bを回転させると、現像スリーブ106Bの外周面と感光体62の外周面との間隔は、現像スリーブ106Bの−Z方向中央部でd1、−Z方向端部(Z方向端部も同様)でd2となり、d1<d2となることが分かっている。即ち、現像スリーブ106Bは、支持されていない中央部が感光体62側へ撓み、感光体62との間隔(d1)が狭くなっている。この状態で画像形成装置10(図1参照)による画像形成が行われると、記録用紙Pの幅方向(Z方向)中央部のトナーが両端部に比べて過多となり、中央部の画像濃度が両端部の画像濃度よりも高くなる。
次に、現像スリーブ106BのZ方向中央部が撓むメカニズムについて説明する。
図4(A)に示すように、マグネットロール106A及び現像剤Gは、双方とも磁性を有しているため、マグネットロール106AにX方向の引付力F1が作用し、ともに引き付け合う。そして、現像スリーブ106Bは、マグネットロール106Aと現像剤Gが近づく(マグネットロール106AがX方向に距離Δda変位する)ことにより、現像剤Gから径方向に押付力F2を受ける。
現像剤Gは中心線K上にある頂点GAを中心に山形に保持されているので、現像スリーブ106Bに作用する押付力は、中心線K上が最も大きくなる(これを押付力F3とする)。これにより、現像スリーブ106Bは、水平方向で感光体62に近づく(現像スリーブ106Bが−X方向に距離Δdb変位する)。
ここで、現像スリーブ106Bは、Z方向両端部がハウジング102(図3参照)に支持されているが、中央部は支持されていないので、距離Δda、Δdbは、中央部が両端部よりも長くなる。このようにして、図4(B)に示すように、現像スリーブ106Bの中央部が両端部よりも感光体62側へ撓むと考えられる。
このメカニズムを検証するため、現像スリーブ106Bを停止させた状態で、現像スリーブ106Bに保持させる量を変える実験を行った。詳細には、図5(A)に示すように、トリマー108を短手方向がY方向に沿うように直立させ、現像剤Gを頂点GAがX方向に対するY方向への傾斜角度θ=45°の線上となるように現像スリーブ106Bに保持させた状態で、現像剤Gの保持量を変えたときの現像スリーブ106BのX方向及びY方向の変位を確認した。なお、現像剤Gの保持量は、0g(無し)、300g、360gの3通りで行った。また、現像スリーブ106Bの変位は、レーザ変位計を用いて測定した。
図5(B)に示すように、現像剤Gが無しの場合は、現像スリーブ106B(図5(A)参照)のZ方向中央部と端部で差は見られず、ほぼ原点位置(X、Y)=(0、0)となった。なお、データは現像スリーブ106Bの一端部で測定し、他端部の測定は省略している。
また、現像剤Gが300gの場合は、中央部の方が端部よりも原点位置から遠く離れ、感光体62(図5(A)参照)に近い側へ変位した。同様に、現像剤Gが360gの場合は、中央部の方が端部よりも原点位置から遠く離れ、感光体62に近い側へ変位した。さらに、現像剤Gが300gの場合と360gの場合とを比べると、360gの場合の方が300gの場合に比べて原点よりも遠くへ変位し、且つ現像スリーブ106Bの撓み(変位)方向は、X方向に対するY方向の角度がほぼ45°となる方向に沿っていることが分かった。即ち、図5(A)において、現像剤Gの溜まりに対する現像スリーブ106Bの撓み(変位)が最も大きくなる方向は、現像剤Gの溜まりの頂点GAと、現像スリーブ106Bの回転中心位置Oとを結ぶ直線方向となることが分かった。
このように、現像スリーブ106Bは、現像スリーブ106Bの回転中心位置Oに対して現像剤Gの溜まりの頂点GA側とは反対側へ撓むため、現像スリーブ106Bの水平方向の撓み量を鉛直方向の撓み量よりも小さくするには、現像剤Gの溜まりの頂点GAが、現像スリーブ106Bの回転方向で中心角45°以上の位置となるようにトリマー108の配置を設定すればよいと考えた。そして、回転中心位置Oを通る鉛直線上に現像剤Gの溜まりの頂点GAが配置されるように、トリマー108を配置することにした。
この検討結果に基づいて、図6に示すように、本実施形態の現像装置100では、トリマー108の先端部108Aが、X方向(水平方向)において、現像スリーブ106Bの回転中心位置Oよりも感光体62側に配置されている。そして、トリマー108は、Y方向に対して−X方向側へ角度θA(一例として、0≦θA≦45°)で傾いている。また、溜まり部規制部材110は、現像スリーブ106Bの回転方向における搬送極S2とトリマー108との間で、且つ現像スリーブ106Bと対向する位置に設けられている。
さらに、溜まり部規制部材110の規制部110Aは、最深部110Bが他の部位に比べてY方向で最も上側に位置するように配置されている。即ち、現像スリーブ106Bが回転したとき、搬送極S2の磁力で引き付けられる現像剤G(図示省略)が現像スリーブ106Bを押し付けるときの押付力の鉛直成分の分力が、水平成分の分力よりも大きくなるように、搬送極S2及びトリマー108が配置されている。
(作用)
次に、本実施形態の作用について説明する。
図3に示す画像形成装置10(現像装置100)において、第1オーガ109及び第2オーガ111が回転することにより、ハウジング102に収容された現像剤Gが攪拌されながら循環して搬送される。そして、第1攪拌室123に搬送された現像剤Gは、ピックアップ極N2及び搬送極S2の磁力により現像スリーブ106Bへ供給され、現像スリーブ106Bの外周面に保持される。そして、現像スリーブ106Bの外周面の現像剤Gは、現像スリーブ106Bの回転によって搬送され、トリマー108によって層の厚みが規制される。
ここで、図7(A)に示すように、現像スリーブ106B、トリマー108、及び溜まり部規制部材110で囲まれた空間である現像剤溜まり室127に溜まった現像剤Gは、規制部110Aの窪み状態に合わせて形状が山形に整えられる。さらに、現像剤溜まり室127に溜まった現像剤Gの頂点GAは、現像スリーブ106Bの回転中心位置OのY方向上方近く(最深部110B付近)に位置する。そして、現像剤Gが現像スリーブ106Bを押し付ける押付力FA(現像スリーブ106Bに作用する負荷)の方向が、鉛直方向(下向き)に近くなる。
これにより、押付力FAを分解して得られる水平成分の分力FBは、鉛直成分の分力FCに比べて小さくなり、現像スリーブ106Bは、支持されていない中央部が鉛直方向に撓んだ状態で回転する。即ち、現像スリーブ106Bは、水平方向の撓み量ΔX1が鉛直方向の撓み量ΔY1よりも小さい状態で回転する。
このように、画像形成装置10では、現像スリーブ106Bに作用する水平成分の負荷が抑えられているので、現像スリーブ106Bの中央部が感光体62へ近づくことが抑制される。そして、画像形成装置10では、感光体62の軸方向(Z方向)において、感光体62と現像スリーブ106Bとの間隔が、中央部と両端部で差が生じにくくなるので、現像後の感光体62の幅方向(Z方向)の中央部が両端部に比べて現像量(トナー量)が多くなることが抑制される。
なお、図6に示すように、溜まり部規制部材110の規制部110Aに進入する現像剤Gの量が多いとき、堰止部110Cによって堰き止められた現像剤Gは二点鎖線のG´(現像剤G´とする)で示すように山形となり、現像剤G´の方が現像剤溜まり室127に溜まる現像剤Gよりも溜まり量が多くなる場合がある。ここで、堰止部110Cに堰き止められた現像剤G´は、堰止部110Cの傾斜角度に応じて、頂点GAの位置がX方向に対して45°以上90°以下の範囲に収まるように溜まるので、現像剤G´が現像スリーブ106Bを押し付ける押付力FA(図7(A)参照)の方向が、鉛直方向(下向き)に近くなる。即ち、溜まり部規制部材110は、規制部110Aだけでなく、堰止部110Cにおいても、現像剤Gの溜まり量が最も多くなる部位を管理している。
また、図7(A)に示すように、画像形成装置10では、トリマー108が現像スリーブ106Bの回転中心位置Oよりも鉛直方向の上側に配置されているため、現像剤Gが、現像スリーブ106B上に保持される(落下が抑制される)。
さらに、画像形成装置10では、トリマー108の先端部108Aが、X方向において、現像スリーブ106Bの回転中心位置Oよりも感光体62側に配置されているため、現像剤Gが現像スリーブ106B上に載った状態で溜まる。これにより、現像剤Gが落下しにくくなり、現像剤Gを溜め易くなる。そして、現像剤Gが溜まり易くなることから、鉛直成分FCが、現像剤Gの落下により低下することが抑制される。
加えて、画像形成装置10では、溜まり部規制部材110が設けられているため、溜まる現像剤の頂点GA(頂部)の位置が、溜まり部規制部材110の取付位置、規制部110A(最深部110B)及び堰止部110Cの形状を変えることで自由に設定される。これにより、現像剤Gの付着量が最も多くなる頂点GAの位置(部位)の管理が容易となる。
ここで、比較例として、図4(A)に示すように、現像剤Gの山の頂点GAが中心線K上にあるときの現像スリーブ106Bの−X方向の変位量と、本実施形態として、図7(A)に示すように、頂点GAが回転中心位置Oの鉛直方向上側近くにあるときの現像スリーブ106Bの−X方向の変位量とをレーザ変位計で測定した。なお、図8(A)に示すように、現像スリーブ106BのZ方向の長さをL1としている。
その結果、図8(B)に示すように、変位量Δd1<Δd2<Δd3として、比較例のグラフG2では、端部の変位量Δd1に対して中央部の変位量がΔd3であったのに対し、本実施形態のグラフG1では、端部の変位量Δd1に対して中央部の変位量がΔd2であった。即ち、頂点GAが回転中心位置Oの鉛直方向上側近くにある本実施形態の方が、頂点GAが水平方向の中心線K上にある比較例に比べて、Z方向中央部の変位量と両端部の変位量との差が小さいことが確認された。
続いて、現像剤Gの山の頂点GAが水平方向に配置されている比較例の現像装置を用いて画像形成したときの画像濃度と、本実施形態の現像装置100(図7(A)参照)を用いて画像形成したときの画像濃度を測定した。なお、画像濃度の測定は、一例として、X−Rite社製:X−Rite404で行った。
その結果、図8(C)に示すように、画像濃度D1<D2<D3として、比較例のグラフG4では、端部の画像濃度D1に対して中央部の画像濃度がD3であったのに対し、本実施形態のグラフG1では、端部の画像濃度D1に対して中央部の画像濃度がD2であった。即ち、頂点GAが回転中心位置Oの鉛直方向上側近くにある本実施形態の方が、頂点GAが水平方向の中心線K上にある比較例に比べて、Z方向中央部の画像濃度と両端部の画像濃度との差が小さいことが確認された。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されない。
図7(B)に示すように、X方向を0°として、トリマー108の傾斜角度θBを45°<θB<90°の範囲で設定し、且つ現像剤Gの頂点GAのX方向に対する配置角度θCを45°≦θC<90°の範囲で設定してもよい。θC=45°の場合は、現像スリーブ106Bへの押付力FDの作用方向が45°方向となり、水平成分の分力FE=鉛直成分の分力FFとなるので、水平成分の分力FEが鉛直成分の分力FFよりも大きくなることはない。即ち、現像スリーブ106Bは、水平方向の撓み量ΔX2が鉛直方向の撓み量ΔY2以下の状態で回転する。
また、溜まり部規制部材110の規制部110Aの形状は、湾曲面であってもよい。さらに、溜まり部規制部材110は、ブロック状のものだけでなく、板状のものであってもよい。
10 画像形成装置
62 感光体(像保持部材の一例)
106A マグネットロール(磁力発生部の一例)
106B 現像スリーブ(現像剤保持部材の一例)
108 トリマー(現像剤規制部材の一例)
110 溜まり部規制部材
CA 磁性キャリア(磁性粒子の一例)
G 現像剤
S2 搬送極

Claims (3)

  1. 潜像を外周面に保持する像保持部材と、
    筒状に形成されて両端部が回転可能に支持され、前記像保持部材に対して水平方向に対向配置され、磁性粒子を含む現像剤を外周面に保持し、周方向に回転する現像剤保持部材と、
    前記現像剤保持部材の内側で前記現像剤保持部材の回転中心位置よりも鉛直方向の上側に設けられ、複数の磁極が前記現像剤保持部材の周方向に沿って配置された磁力発生部の1つの該磁極を構成し、回転する前記現像剤保持部材に現像剤を搬送させる搬送極と、
    前記現像剤保持部材の回転方向における前記搬送極から前記像保持部材までの間で前記現像剤保持部材と対向して設けられ、前記現像剤保持部材の外周面の現像剤層の厚みを規制し、前記現像剤保持部材が回転したとき、前記現像剤保持部材の鉛直方向の撓み量が水平方向の撓み量以上となる位置に現像剤が溜まるように配置された現像剤規制部材と、
    を有する画像形成装置。
  2. 前記現像剤規制部材の先端部が、水平方向において、前記現像剤保持部材の回転中心位置よりも前記像保持部材側に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像剤保持部材の周方向における前記搬送極と前記現像剤規制部材との間で且つ前記現像剤保持部材と対向する位置には、現像剤の溜まり部の形状を規制する溜まり部規制部材が設けられている請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
JP2012065709A 2012-03-22 2012-03-22 画像形成装置 Pending JP2013195935A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065709A JP2013195935A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成装置
US13/561,936 US8805249B2 (en) 2012-03-22 2012-07-30 Image forming apparatus
CN201210374751.0A CN103324061B (zh) 2012-03-22 2012-09-27 图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012065709A JP2013195935A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013195935A true JP2013195935A (ja) 2013-09-30

Family

ID=49192885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012065709A Pending JP2013195935A (ja) 2012-03-22 2012-03-22 画像形成装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8805249B2 (ja)
JP (1) JP2013195935A (ja)
CN (1) CN103324061B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092604A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置
CN104849981B (zh) * 2014-02-18 2019-11-22 佳能株式会社 显影装置
US20170068186A1 (en) * 2015-09-07 2017-03-09 Canon Kabushiki Kaisha Developing apparatus, process cartridge, and image forming apparatus
US10545428B2 (en) * 2017-05-29 2020-01-28 Canon Kabushiki Kaisha Method of fixing regulating blade and development device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151978A (ja) * 1986-12-15 1988-06-24 Canon Inc 現像剤搬送装置
JP2004101930A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010175945A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Sharp Corp 現像装置とこれを用いる画像形成装置
JP2012014086A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4482202B2 (ja) * 2000-07-12 2010-06-16 東芝テック株式会社 画像形成装置
JP2004094235A (ja) 2002-08-09 2004-03-25 Canon Inc 現像装置及びそれを用いたプロセスカートリッジ
JP2004198539A (ja) 2002-12-16 2004-07-15 Ricoh Co Ltd 現像装置、画像形成装置及びプロセスカートリッジ
JP2007334182A (ja) 2006-06-19 2007-12-27 Ricoh Co Ltd 現像剤担持体と現像装置とプロセスカートリッジおよび画像形成装置
US7953352B2 (en) * 2006-08-30 2011-05-31 Eastman Kodak Company Movable metering skive for a development station of a reproduction apparatus
JP2008225316A (ja) 2007-03-15 2008-09-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、プロセスカートリッジ及び、画像形成装置
US8290409B2 (en) * 2009-03-31 2012-10-16 Eastman Kodak Company Developer station for an electrographic printer having reduced developer agitation
JP2011048105A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Sharp Corp 現像装置およびそれを備えた画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63151978A (ja) * 1986-12-15 1988-06-24 Canon Inc 現像剤搬送装置
JP2004101930A (ja) * 2002-09-10 2004-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010175945A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Sharp Corp 現像装置とこれを用いる画像形成装置
JP2012014086A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Konica Minolta Business Technologies Inc 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN103324061B (zh) 2019-05-28
US8805249B2 (en) 2014-08-12
CN103324061A (zh) 2013-09-25
US20130251415A1 (en) 2013-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9341986B2 (en) Developing device, image forming apparatus, and process cartridge
JP2009258620A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2016109950A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2013195935A (ja) 画像形成装置
JP6102601B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP6102572B2 (ja) 現像装置、組立体及び画像形成装置
JP5979638B2 (ja) 画像形成装置
EP0869403A2 (en) Developing device
US8744322B2 (en) Developing device and image forming apparatus
JP2009009022A (ja) 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
JP5880002B2 (ja) 帯電装置、画像形成装置
US10895827B2 (en) Developer conveyor having three blades
JP5987363B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置
US8965251B2 (en) Powder container and image forming apparatus
JP2017227704A (ja) 画像形成装置、画像形成ユニット
JP6611073B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置
JP2011053477A (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置、現像剤交換方法
JP2010217762A (ja) 現像装置及び画像形成装置
JP2011137922A (ja) 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5533017B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2011137925A (ja) 光走査装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2020134768A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2013195709A (ja) 画像形成装置
JP5277613B2 (ja) 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP5945947B2 (ja) 現像装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151013

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160419