JP4482020B2 - トルクコンバータのブレード構造及びトルクコンバータのブレード構造の製造方法 - Google Patents

トルクコンバータのブレード構造及びトルクコンバータのブレード構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、トルクコンバータのブレード構造及びトルクコンバータのブレード構造の製造方法に関するものである。
トルクコンバータは、流体を介した動力伝達のためシェルに複数の羽根状の部材(ブレード)を備えている。従来、シェルへのブレードの取り付けは、ブレード一枚ずつ行われていたため作業時間が増加していた。
このような課題に対して、一枚の鋼板を加工することにより、複数のブレードを一体に連結したブレード部材を成形するブレード部材の成型方法(特許文献1参照。)がある。
特開平09−042413号公報
しかしながら、特許文献1に記載のようなブレード部材では、長方形状の部材を、一端の折り曲げ量と他端の折り曲げ量とを調整することにより形成されるが、この工程は例えば予め決められた所定量だけ鋼板の連結部を曲げるようにコンピュータ制御されたロボットにより行われるため、複雑な曲げ工程をブレード一つ一つに対して行う必要があり、作業効率は高くない。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、プレス加工等により、複数のブレードを一体としたブレード構造を、容易かつ迅速な方法によって形成することができるトルクコンバータのブレード構造を提供することを目的とする。
本発明の一実施態様によると、環状のシェル部材の内壁に複数のブレードがシェル部材の周方向に所定間隔をおいて装着されるトルクコンバータのブレード構造において、平面薄板から、周方向に並べられた複数のブレードと、ブレードを連結する円環状の第1の連結部と、第1の連結部より径方向中心側でブレードを連結する円環状の第2の連結部と、を備える第1の形状を打ち抜き、ブレードを第1の連結部と第2の連結部との間で湾曲させ、湾曲されたブレードを第1の連結部と第2の連結部とに対して所定の角度となるように傾斜させると共に、第1の連結部を平面薄板の水平面に対して傾斜させ、複数のブレート間の距離を変更すると共に、第1の形状を径方向に縮小させることにより形成され、前記第1の連結部は、前記ブレードを連結する変位可能な第1の調整部と、隣接する前記第1の調整部を互いに連結する第1の弧部と備え、前記第1の調整部は、前記ブレードと前記第1の弧部とを連結する第1の枝部及び第2の枝部を備え、前記第1の調整部は、前記第1の枝部と前記第2の枝部とを周方向に重ならせると共に、前記第1の弧部を周方向に傾斜させることで、隣接する前記ブレード間の距離を調節することを特徴とする
本発明によると、ブレードを第1の連結部と第2の連結部とに対して所定の角度となるように傾斜させると共に、第1の連結部を平面薄板の水平面に対して傾斜させ、第1の枝部と第2の枝部とを周方向に重ならせると共に、第1の弧部を周方向に傾斜させることで、隣接する前記ブレード間の距離を調節することによって、複数のブレート間の距離を変更することにより、第1連結部と第2連結部とに連結され、複数のブレードが一体となったブレード構造を形成するので、ブレードを容易かつ迅速に形成でき、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態のトルクコンバータの構成について図1を用いて説明する。トルクコンバータ1は、車両のエンジンと自動変速機との間に配設される流体継手である。
本実施形態のトルクコンバータ1は、図示しないエンジンからの回転が伝達されるフロントカバー2と、フロントカバー2に取り付けられフロントカバー2と一体に回転するリヤカバー3と、リヤカバー3の内壁に設けられたポンプインペラ4と、ポンプインペラ4と向かい合って配置されるタービンランナ5と、タービンランナ5の回転を図示しない自動変速機に伝達するアウトプットシャフト6と、を備える。
タービンランナ5は、略環状のタービンシェル(シェル部材)10と、タービンシェル10に接合するブレード構造11と、を備える。
ここで、ブレード構造11について、図2を用いて説明する。
ブレード構造11は、その全体が略円環状の形状を備え、その円環状の周方向に、ブレード12が周方向に所定の間隔で配設されている。
ブレード構造11は、周方向に配設された複数枚のブレード12と、タービンシェル10の内壁に接合し、第1調整部20を介してブレード12に連結する環状の第1連結部14と、第1連結部14よりもタービンシェル10の径方向中心側でタービンシェル10の内壁に接合し、第2調整部18を介してブレード12に連結する環状の第2連結部16と、を備える。
ブレード12と第1連結部14と第2連結部16とは、詳しくは後述するが、一枚の金属プレートから構成される。
第1連結部14は、ブレード12を連結する第1調整部20と、隣接するこの第1調整部20を互いに連結する円弧状の第1弧部19と、を備える。
第1調整部20は、図5において後述するように、第1枝部22と第2枝部23とから構成されている。この第1枝部22及び第2枝部23が、成型工程において、周方向に折り畳まれることによって、ブレード12間の距離を調節すると共に、第1連結部14の径を調節する。
また、第2連結部16は、ブレード12を連結する第2調整部18と、隣接するこの第2調整部18を互いに連結する円弧状の第2弧部21と、を備える。第2調整部18は、第1調整部20と同様に、第3枝部24と第4枝部25とから構成されている。この第3枝部24及び第4枝部25が、成型工程において、周方向に折り畳まれることによって、ブレード12間の距離を調節すると共に、第2連結部16の径を調節する。
なお、ブレード12は、タービンシェル10に設けた溝に嵌着される突起部17(図4参照)を備える。ブレード12は、トルクコンバータ1において流体に所望する流れを作り出すような形状に湾曲し、さらにタービンシェル10に対して所定角度を有して取り付けられる。突起部17が溝に嵌着されると、タービンシェル10の径方向、周方向におけるブレード12の位置が決まり、隣接するブレード12は所定間隔をおいて配設される。つまり、突起部17はタービンシェル10に対するブレード12の位置を決める。
ブレード構造11は、第1連結部14と第2連結部16とがタービンシェル10に溶接され、突起部17によって位置決めされたブレード12とタービンシェル10とがろう接合される。
なお、第1連結部14及び第2連結部16と、タービンシェル10との接合、ブレード12とタービンシェル10との接合は、上記方法に限られるものではなく、トルクコンバータ1の性能を保持して、ブレード構造11をタービンシェル10に接合できるものであればよい。
以上のように、ブレード12が、第1調整部20及び第2調整部18を介して、第1連結部14及び第2連結部16と一体としたブレード構造11を構成するので、複数のブレード12を同時に取り付けることができると共に、ブレード構造11をタービンシェルに取り付ける際に、タービンシェル10の溝に対するブレード12の位置決めを容易に行うことができる。
次に、ブレード構造11の成型工程について、図3から図8を用いて説明する。
図3は、ブレード構造11の成型工程を示すフローチャートである。図4から図8は、各工程におけるブレード構造11の正面図及び断面図を示す。
まず、ステップS100において、抜き工程を行う。この工程では一枚の平面薄板の金属プレートをプレスによって打ち抜く。この工程により、第1連結部14、第2連結部16、ブレード12等を備えた平板状の部材(第1の形状)が形成される(図4参照)。
なお、この図4(a)に示すように、この平板状の部材は、径方向中心側から、円環状の第2連結部16、周方向に所定の間隔で並べられたブレード12及び円環状の第1連結部14を備える。
また、この図4(a)に示すように、第1調整部20は、ブレード構造11の径方向外側に略「く」の字形状に開口した形状を備える。また、第2調整部18は、ブレード構造11の径方向中心側に略「く」の字形状に開口した形状を備える。
図5は、この第1調整部20及び第2調整部18のより詳細な正面図である。図5(a)は、図4の丸Aで囲まれた部分の拡大図であり、図5(b)は、図4の丸Bで囲まれた部分の拡大図である。
図5(a)に示すように、第1調整部20は、第1枝部22と第2枝部23とから構成される。第1調整部20は、この第1枝部22及び第2枝部23により径方向外側に略「く」の字形状に開口した形状を備える。なお、第1調整部20において、第1枝部22は、第1連結部14の時計回り左側に、第2枝部23は、第1連結部14の時計回り右側に、それぞれ備えられる。
また、図5(b)に示すように、第2調整部18は、第3枝部24と第4枝部25とから構成される。第2調整部18は、この第3枝部23及び第4枝部24により径方向内側に略「く」の字形状に開口した形状を備える。なお、第2調整部18において、第3枝部24は、第2連結部16の時計回り左側に、第4枝部25は、第2連結部16の時計回り右側に、それぞれ備えられる。
後述する第2曲げ工程において、第1調整部20は、第1枝部22と第2枝部23とが重なり合うように折り曲げ加工され、第2調整部18は、第3枝部24と第4枝部25とが重なり合うように折り曲げ加工される。
そして第3曲げ工程において、第1枝部22と第2枝部23とが密着するように折り曲げ加工され、第3枝部24と第4枝部25とが密着するように折り曲げ加工される。
ステップS101では第1曲げ工程を行う。この工程では金型を用いてブレード12をプレスすることで、ブレード12を湾曲させて所定の形状に成型する(図6参照)。この工程によって、タービンシェル10にブレード構造11を取り付けた際のブレード12の形状がほぼ形成される。
図6(b)に示すように、この工程では、平板状の部材の鉛直方向下側から上側に向けて隆起させるように各ブレード12を湾曲させる。
なお、このステップS101の第1曲げ工程によって、ブレード構造11が径方向に若干縮小されるが、第1調整部20及び第2調整部18のくの字形状が若干変位することにより、第1連結部14及び第2連結部16が全体として変形することなく円環状に保たれる。
ステップS102では第2曲げ工程を行う。この工程では金型を用いてブレード構造11をプレスし、ステップS101によって成型したブレード12を第1連結部14及び第2連結部16に対して回転させて、各ブレード12をブレード構造11の周方向に対して傾斜させる(図7参照)。この工程により、タービンシェル10にブレード構造11を取り付けた場合のタービンシェル10に対するブレード12の角度が決定される。
この第2曲げ工程において、第1調整部20及び第2調整部18が、ブレード12が回転されると共に、周方向に対して所定の角度をもって折り曲げられる。
図8及び図9は、この第2曲げ工程によって加工された第1連結部14及び第2連結部16の状態を具体的に説明した図である。
なお、図8(a)は、第2曲げ工程におけるブレード構造11の正面図を示す。図8(b)は、第1視点(VIEW A)から第1連結部14を水平方向に観察した側面図であり、図8(c)は、第2視点(VIEW B)から第2連結部16を水平方向に観察した側面図である。また、図9は、第3視点(DETAIL E)から、第1連結部14の第1調整部20付近を観察した斜視図である。
図8(b)に示すように、第1調整部20は、前述の第2曲げ工程により、ブレード12の傾斜と同じ角度(ブレード構造11の水平面に対して反時計回りに右上がりの傾斜)によって折り曲げ加工される。このとき、第1枝部22と第2枝部23とが変位されて、ブレード12の傾斜と同じ角度によって折り曲げられる。
そして、前述の第2曲げ工程により、第1連結部14の第1弧部19は、ブレード構造11の水平面に対して反時計回りに右上がりの傾斜によって折り曲げ加工される。
より具体的には、第1調整部20において、第1枝部22が、第2枝部23の下側に重なるように折り曲げ加工される。第1連結部14において、第1調整部20周辺では、この重なり部分によって、第1連結部14が周方向に短縮される。
このとき、図9に示すように、第1調整部2において、各ブレード12がブレード構造11の水平面に対して所定の角度に折り曲げられると共に、第1枝部22が第2枝部23の下側となるように折り曲げ加工される。なお、この状態では、第1枝部22と第2枝部23とは若干の間隔が存在する。
このように、第1弧部19及び第1調整部20が、ブレード構造11の水平面に対して所定の傾斜によって折り曲げ加工されると共に、第1調整部20において第1枝部22及び第2枝部23が重なるように曲げ加工されることによって、第1連結部14が周方向及び径方向に短縮される。
また、図8(c)に示すように、第2調整部18は、前述の第2曲げ工程によりにより、ブレード12の傾斜と同じ角度(ブレード構造11の水平面に対して時計回りに左上がりの傾斜)によって折り曲げ加工される。このとき、第3枝部24と第4枝部25とを変位させて、ブレード12の傾斜と同じ角度によって折り曲げられる。
そして、前述の第2曲げ工程により、第2連結部16の第2弧部21は、ブレード構造11の水平面に対して時計回りに左上がりの傾斜によって折り曲げ加工される。
より具体的には、第2調整部18において、第3枝部24が、第4枝部25の下側に重なるように折り曲げ加工される。第2連結部16において、第2調整部18周辺では、この重なり部分によって、第2連結部16が周方向に短縮される。
このように、第2弧部21及び第2調整部18が、ブレード構造11の水平面に対して所定の傾斜によって折り曲げ加工されると共に、第2調整部18において第3枝部24及び第4枝部35が重なるように曲げ加工されることによって、第2連結部16が周方向及び径方向に短縮される。
この第2曲げ工程によって、第1連結部14及び第2連結部16が周方向に所望の径に調整(短縮)されると共に、各ブレード12間の距離が所望の距離に調整(短縮)される。この所望の径及び所望の距離は、第1弧部19及び第2弧部21の傾斜、第1調整部20及び第2調整部18における各枝部の重なり部分の幅を調節することにより得られる。
なお、第1調整部20及び第2調整部18は、必ずしも二つの枝部により構成される必要はなく、ブレード12の傾斜と同じ角度によってプレス加工により折り曲げ加工できるものであれば、どのような形状でもよい。例えば、第1連結部14及び第2連結部16が、枝部を有しない円環状の形状であってもよい。
また、第1調整部20及び第2調整部18のみを折り曲げ加工して、第1弧部19及び第2弧部21を傾斜させなくてもよい。
ステップS103では、第3曲げ工程を行う。この工程ではプレス等の加工によって、第1連結部14と第2連結部16とを周方向に縮小する。
具体的には、第1調整部20において、重ね合わせられた第1枝部22及び第2枝部23がより密着するようにプレス加工する。同様に、第2調整部18において、重ね合わせられた第3枝部24及び第4枝部25がより密着するようにプレス加工する。
図10は、この第3曲げ工程によって加工された第1連結部14及び第2連結部16の状態を具体的に説明した図である。
なお、図10(a)は、第2曲げ工程におけるブレード構造11の正面図を示す。図10(b)は、第1視点(VIEW A)から第1連結部14を水平方向に観察した側面図であり、図10(c)は、第2視点(VIEW B)から第2連結部16を水平方向に観察した側面図である。
図10(b)に示すように、第1調整部20において、重ね合わせられた第1枝部22及び第2枝部23が、より密着するようにプレス加工される。同様に、第2調整部18において、重ね合わせられた第3枝部24及び第4枝部25が、より密着するようにプレス加工される(図10(c))。
このようにすることによって、第1連結部14及び第2連結部16が周方向により縮小されると共に、隣接するブレード12間の距離が縮小される(図10(a))。
このようにして成型されたブレード構造11は、ブレード12の突起部17がタービンシェル10の溝にかしめられて、タービンシェル10に対して位置決めされ、ろう付け、または溶接によりタービンシェル10に装着される。
なお、図10(b)及び(c)に示すように、第1連結部14及び第2連結部16は、周方向に所定の傾斜による若干の段差を備えている。そのため、タービンシェル10の内面に、この段差に対応するような凹凸を予め加工しておくことが好適である。
以上の工程によって、一枚の平面薄板から、タービンシェル10に容易に取り付けることができるブレード構造11を成型することができる。
本発明の実施形態の効果について説明する。
この実施形態ではブレード12を、第1調整部20を介して第1連結部14に連結し、第2調整部18を介して第2連結部16に連結し、ブレード12を一体に連結するブレード構造11とする。これによって、複数のブレード12をタービンシェル10に同時に取り付けることができ、作業時間が大幅に短縮される。また、ブレード構造11をタービンシェル10に取り付ける際に、タービンシェル10に設けた溝の位置とブレード12の位置とを容易に合わせることができ、ブレード構造11をタービンシェル10に取り付ける際の作業効率を向上させることができる。
また、第1連結部14は、第1調整部20と第1弧部19とを備え、第1調整部20において、第1枝部22と第2枝部23とが重なり合うように折り畳み加工されると共に、第1弧部19が、ブレード構造11の水平面に対して所定の傾斜を持つように加工される。同様に、第2連結部16は、第2調整部18と第2弧部21とを備え、第2調整部18において、第3枝部24と第4枝部25とが重なり合うように折り畳み加工されると共に、第2弧部21が、ブレード構造11の水平面に対して所定の傾斜を持つように加工される。従って、プレス加工のみによって、ブレード構造11の径を縮小すると共に、隣接するブレード12の距離を縮小することができる。
また、ブレード12は、ブレード12がタービンシェル10と当接する面から突出し、タービンシェル10に設けた溝に嵌着する突起部17を設ける。これにより、ブレード構造11をタービンシェル10に取り付ける際に、突起部17を溝に嵌着させることで、タービンシェル10に対するブレード12の位置決めを行うことができる。そのため、容易にブレード構造11をタービンシェル10に取り付けることができ、作業効率を向上させることができる。
なお、前述の実施形態では、タービンシェル10にブレード構造11を取り付ける例について説明したが、インペラシェル(リヤカバー3)に取り付けるブレードについて、前述のブレード構造11を適用してもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態のトルクコンバータを示す概略構成図である。 (a)本発明の実施形態のブレード構造のポンプインペラから見た場合の正面図である。(b)ブレード構造の断面図である。 本発明の実施形態のブレード構造の成型工程を示すフローチャートである。 (a)本発明の実施形態のブレード構造の正面図である。(b)断面図である。 (a)本発明の実施形態の第1連結部の詳細図である。(b)第2連結部の詳細図である。 (a)本発明の実施形態のブレード構造の正面図である。(b)断面図である。 (a)本発明の実施形態のブレード構造の正面図である。(b)断面図である。 (a)本発明の実施形態のブレード構造の正面図である。(b)側面図である。(c)側面図である。 本発明の実施形態のブレード構造の第1連結部の詳細図である。 (a)本発明の実施形態のブレード構造の正面図である。(b)側面図である。(c)側面図である。
符号の説明
1 トルクコンバータ
5 タービンランナ
10 タービンシェル(シェル部材)
11 ブレード構造
12 ブレード
13 第1枝部
14 第1連結部
15 第2枝部
16 第2連結部
17 突起部
18 第2調整部
19 第1弧部
20 第1調整部
21 第2弧部

Claims (5)

  1. 環状のシェル部材の内壁に複数のブレードが前記シェル部材の周方向に所定間隔をおいて装着されるトルクコンバータのブレード構造において、
    平面薄板から、周方向に並べられた前記複数のブレードと、前記ブレードを連結する円環状の第1の連結部と、前記第1の連結部より径方向中心側で前記ブレードを連結する円環状の第2の連結部と、を備える第1の形状を打ち抜き、
    前記ブレードを前記第1の連結部と前記第2の連結部との間で湾曲させ、
    前記湾曲されたブレードを前記第1の連結部と前記第2の連結部とに対して所定の角度となるように傾斜させると共に、前記第1の連結部を前記平面薄板の水平面に対して傾斜させることで、前記複数のブレート間の距離を変更すると共に、前記第1の形状を径方向に縮小させることにより形成され
    前記第1の連結部は、前記ブレードを連結する変位可能な第1の調整部と、隣接する前記第1の調整部を互いに連結する第1の弧部と備え、
    前記第1の調整部は、前記ブレードと前記第1の弧部とを連結する第1の枝部及び第2の枝部を備え、
    前記第1の調整部は、前記第1の枝部と前記第2の枝部とを周方向に重ならせると共に、前記第1の弧部を周方向に傾斜させることで、隣接する前記ブレード間の距離を調節することを特徴とするトルクコンバータのブレード構造。
  2. 前記第2の連結部は、前記ブレードを連結する変位可能な第2の調整部と、隣接する前記第2の調整部を互いに連結する第2の弧部と備え、
    前記第2の調整部は、前記ブレードと前記第2の弧部とを連結する第3の枝部及び第4の枝部を備え、
    前記第2の調整部は、前記第3の枝部と前記第4の枝部とを周方向に重ならせると共に、前記第2の弧部を周方向に傾斜させることで、隣接する前記ブレード間の距離を調節することを特徴とする請求項1に記載のトルクコンバータのブレード構造。
  3. 前記第1の調整部は、前記第1の枝部と前記第2の枝部とにより径方向外側に開口した略くの字形状を備えることを特徴とする請求項2に記載のトルクコンバータのブレード構造。
  4. 前記第2の調整部は、前記第3の枝部と前記第4の枝部とにより径方向内側に開口した略くの字形状であることを特徴とする請求項2又は3に記載のトルクコンバータのブレード構造。
  5. 環状のシェル部材の内壁に複数のブレードが前記シェル部材の周方向に所定間隔をおいて装着されるトルクコンバータのブレード構造の製造方法において、
    平面薄板から、周方向に並べられた前記複数のブレードと、前記ブレードを連結するとと共に、前記ブレードと前記第1の弧部とを連結する第1の枝部及び第2の枝部を備えた、変位可能な第1の調整部と、隣接する前記第1の調整部を互いに連結する第1の弧部とを備える円環状の第1の連結部と、前記第1の連結部より径方向中心側で前記ブレードを連結すると共に、前記ブレードと前記第2の弧部とを連結する第3の枝部及び第4の枝部を備えた、変位可能な第2の調整部と、隣接する前記第2の調整部を互いに連結する第2の弧部とを備える円環状の第2の連結部と、を備える第1の形状を打ち抜く抜き工程と、
    前記ブレードを前記第1の連結部と前記第2の連結部との間で湾曲させ、前記湾曲されたブレードを前記第1の連結部と前記第2の連結部とに対して所定の角度となるように傾斜させ、前記第1の枝部と前記第2の枝部とを周方向に重ならせ、前記第1の弧部を前記平面薄板の水平面に対して傾斜させ、前記第3の枝部と前記第4の枝部とを周方向に重ならせると共に、前記第2の弧部を前記平面薄板の水平面に対して傾斜させることで、前記複数のブレート間の距離を変更すると共に、前記第1の形状を径方向に縮小させる曲げ工程と、を備えることを特徴とするトルクコンバータのブレード構造の製造方法。
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